元スレ提督「もう一杯、もらえるかな」鳳翔「……はい」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
301 :
そろそろアルコール度数を糖度が上回りそうなんだが?(危機感)
303 :
>>300
お前それ龍驤じゃなくてまな板だよ…
304 :
吐いた砂糖はちゃんと>>1の頭かち割って戻しておけよ(ドババー
305 :
やっぱり甘いじゃないか(歓喜
乙
307 :
悩んでる内は親身になりたいと思うのに
惚気られた途端、はっ倒したくなるほど鬱陶しく感じるのはなんだろうな>龍驤
308 :
提督、保留にしてる割にはむちゃくちゃ乗り気じゃないですかやだー!
309 :
>>303
よーしお前ちょっと表出ろ
310 :
追いついたと思ったらシリアス死んでるじゃないですかー!
あとこれホントに微糖()なんですかね…
311 :
>>309ところで葛城をみてくれ。こいつをどう思う?
312 :
>>311
すごく...ビート板です....
313 :
まな板より柔らかそう
314 :
>>311
凄くスレンダーですね
315 :
>>311
着陸しやすそうですね!さすが正規空母葛城さんだ!
316 :
>>311
可愛いじゃないか
317 :
葛城「お前ら表出ろや」
318 :
瑞鶴(最近ちょっと寂しいかも…いやそんなことはなかった清々してる)
319 :
うるせえずいずいずっころばしすんぞ
320 :
葛城さんはスレンダーなモデル体型って言ってるだろ!いい加減にしろ!
321 :
姉二人がバインバイン過ぎて対比される分、余計目立つんだよなぁ。
322 :
>>300
は?(威圧)
>>308
保留してるのは鳳翔さんの方ですね
この提督は草食獣の皮を被った肉食です
……そんなんばっかりだな
>>310
シリアスは死んだ!もういない!
>>311
かわいい
323 :
〈古旦那〉
チーン
提督「……」
鳳翔「……」
提督「ありがとう。泉下の妻も喜んでいることだろう」ペコリ
鳳翔「いえ、いえ。ただお線香をさしあげただけですから……」ペコ
324 = 1 :
提督「……」ズズズ
鳳翔「……」ゴク
提督「ふう」
鳳翔「初めて上がらせていただきましたけれど……立派なお家ですね。奥様とも、ここで?」
提督「あまり長い夫婦生活ではなかったがね。それでも思い出は詰まっている」
鳳翔「そうですか」ニコ
325 = 1 :
提督「一時は引き払うことも考えたんだが……」
鳳翔「立ち去りがたいものが、おありでしたか……?」
提督「それも、あるにはある」ズズ
鳳翔「?」
提督「なにしろ、ローンがまだ10年以上残っていてね」ハァァ
鳳翔「奥様に代わって、私が怒ってもよろしいですか?」ニッコリ
提督「冗談! 冗談だ!」ワタワタ
326 = 1 :
アハハ ウフフ
提督「妻はできた女性だったが、妙に吝いところがあってなぁ」
鳳翔「倹約家のよき奥様ではありませんか」
提督「いやしかし、月の小遣いが一万というのはちょっと……」
鳳翔「なるほど……参考にさせていただきますね」
提督「ちょ」
カーカー
提督「おっと、もうこんな時間か」
鳳翔「あら。つい話が弾んでしまいましたね」
327 = 1 :
提督「……」
鳳翔「……」
シーン
提督「鳳翔くん」
鳳翔「はい」
提督「……」
鳳翔「……」
328 = 1 :
提督「冷蔵庫の……」
鳳翔「はい……はい?」パチクリ
提督「冷蔵庫の中身なんだがね。ほら、料理の練習を始めたろう?」
鳳翔「はい、そうですね」
提督「失敗してもいいように、材料をたっぷり買いこんだんだが。ちとそれが行き過ぎてしまって」
鳳翔「……」
提督「このままだと使い切る前に悪くしてしまう。さて、私はいったいどうするべきだろう?」
329 = 1 :
鳳翔「……」
提督「……」ズズ
鳳翔「よろしいん、ですか?」
提督「……」ズズズッ
鳳翔「……」
提督「よろしいもなにも」コトッ
提督「君さえよければ、いつでも寮から越してきてくれてかまわないんだよ」ニコ
鳳翔「///」
330 = 1 :
提督「ま、最後に選ぶのは君だ。じっくり考えてくれたまえ」ズズッ
鳳翔「……そういう態度は、下手に選択を強要するよりも性質が悪いと思いますよ」ジトー
提督「バレたか」ニヤ
鳳翔「奥様のお怒りを買わないかが心配です……」ハァ
提督「なに。古旦那の枕元に十何年も居座るほど、妻も暇ではないだろうさ」
鳳翔「わかりませんよ? 提督ったら、存外ズボラでいらっしゃるんですから。奥様も気が気じゃないはずです」
提督「ははは、これは一本取られた」
331 = 1 :
提督「では、そのズボラな古旦那のために、一つ夕餉など振る舞っていただけるとありがたい」
鳳翔「まあ、いけませんよ提督。自覚がおありなら、直すための努力をなさいませんと」メッ
提督「具体的には?」
鳳翔「この場でお料理教室でもいたしましょうか」
提督「……おお。初めての共同作業というやつか」ポン
鳳翔「もう……それでかまいませんからっ///」
艦!
332 = 1 :
〈私のお月さま〉
ホーホー
提督「……」
鳳翔「……」
提督「雲一つない空、雨粒の落ちてこない夜。この季節にあっては珍しいことだね」
鳳翔「はい……」
333 = 1 :
提督「そんな夜に縁側へと腰掛けて、ただ無為に月を見上げるばかり」
鳳翔「……」
提督「良い夜だ」
鳳翔「はい」
提督「これで酒があるとなお良いんだが」
鳳翔「休肝日です」ニッコリ
提督「あ、うん……」
334 = 1 :
提督「美味しい夕食をありがとう。結局ほとんどが君の作品だったなぁ」
鳳翔「お礼なんて。いつもしていることですから」
提督「あの食卓を、誰かと二人で囲めた。それだけでも再三の謝儀に値する」
鳳翔「……」
提督「本当に、ありがとう」
鳳翔「はい……」ニコ
335 = 1 :
提督「雲間から覗く月も乙なものだったが」
鳳翔「はい」
提督「やはりお月さまはこう、夜空にでんと浮かんでいる方が映えるな。視覚的に」
鳳翔「それは……そうかもしれませんね。でも」
提督「うん?」
鳳翔「この広い夜空に、何年も何年もたった一人で。時には、寂しい――と。そう思うこともあるのではないでしょうか」
提督「……」
336 = 1 :
鳳翔「……」
提督「……」
鳳翔「おかしなことを、言ってしまいましたね。申し訳」
提督「すまないね」
鳳翔「ありま……え?」
提督「なにか言おう、なにか言おうとは思ったんだが。こう、文学的な返し方、というヤツが咄嗟に浮かばなかった……」
鳳翔「……まあ」クスクス
337 = 1 :
提督「ただ、まあ。寂しさを紛らわすものがない、というわけではないんじゃないかな」
鳳翔「と、言いますと?」
提督「……上を見上げれば、届かない星空が瞬いていて」
提督「横に視線を移せば、様々な形と色の雲が、一緒に漂ってくれる」
提督「足下を見やればたくさんの人がいる。そこから上ってくるのだっているぐらいだ」
提督「月の裏側には兎も棲むと言うしな。なんだ、こうして考えると、案外お月さまも楽しそうにやってるじゃないか?」
鳳翔「……はい。そうですね。きっとそうです」ニコ
提督「これで酒があれば」
鳳翔「」ニッコリ
提督「はい」
338 = 1 :
鳳翔「……」
提督「……」
ホーホー
鳳翔「提督」
提督「どうしたね」
鳳翔「もう少しだけ、そちらに行ってもよろしいですか?」
339 = 1 :
提督「……先刻も言ったがね。胸襟は、もう開いているつもりだ」
鳳翔「はい」
提督「あとは君の好きなように、好きなところまで来ていいんだよ」
鳳翔「では……失礼して」スッ
提督「……」
鳳翔「……」
提督「こぶし一つ分、かな」
鳳翔「はい……」
340 = 1 :
提督「ちょっと風が出てきたな」
鳳翔「はい」
提督「寒くはないかい? 中に入ろうか」
鳳翔「いいえ。もう少しだけ、このまま」
提督「そうか」
鳳翔「……もう少しだけ、このままで」
提督「……」
341 = 1 :
鳳翔「いついつまでと、はっきりしたお約束は、ごめんなさい、できません」
提督「ああ」
鳳翔「それでも、よろしければ。この遠くも近くもない、このままの距離で」
提督「うん」
鳳翔「もう少しだけ、待っていてくださいますか――私のお月さま?」
提督「……ああ、待っているよ。その時が来るのを、楽しみに」ニコ
鳳翔「……」ニコ
艦!
342 = 1 :
_______
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/ ,.. -‐‐- 、 \
}∠,..完__これ_ \ \
/.:.:.:./ \|\:.:.:.\\ ,
,′i:/n n\i:.:.:.:.i‘, }
. i:人| U U l:.:.:Λ:‘,/
<人( ,':.:./__):.∠ニZ
/:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} <しかしッ!!
{:.:.:‘,( ) ( )__L/´ /:.:.| キング・クリムゾン!!
人:.:.:.: (・x ・l ト--{〉 ノi:.:./ すでにッ!
`¨¨´| |___,.{ 、_,.ノ
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⊂ノ⊂ノ 」.|
当初はこの後小料理屋エンドまでやるつもりでしたが力尽……エラーによってリザルト画面が飛びました
精神的には一番大人、肉体的には一番子ども、そんな恋愛をしてるカップルでしたね
書いてる側は結構楽しかったです
次はシンプルなベタ甘やりたいですね
大鯨か天城かリットリオか、でも加古もかっこいいなぁ!
まあそのへんです
それでは今回も、ご愛読いただきありがとうございました
またいずれお会いしましょう
343 :
乙乙
氷砂糖蜂蜜メイプル黒蜜練乳がけ美味しいです
344 :
乙っした!
346 :
乙、鳳翔さんらしい、何とも優しい甘さだったな
348 :
乙でした!
いいなぁ、この雰囲気
349 :
乙っした
350 :
乙
またおなしゃす
みんなの評価 : ☆
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