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    元スレ京太郎「俺が彼氏で」和「私が彼女」

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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 1 :


    「……くんくん」

    京太郎「くんくんって、そんなベタな」
     
     とは言っても所詮は俺は男だし
     漫画みたいに女の子がとろぉん、なんてことがあるわけ

    「ふわぁ……とろぉん」

    京太郎「ええっ……?」

     何これ、和が麻雀打ってる時みたいになってんですけどぉ!?
     え? 俺の首元にそんな魔力あったのかよ!

    「これ、すごく……んぁ」

     スリスリと、和が鼻を俺の首に擦りつけてくる
     気持ちもいいが、それ以上にくすぐったい

    京太郎「っ、あひゃひゃ……和、それ、くすぐったい」

    「ん……ぺろぺろ」

    京太郎「おびゃぁっ!?」

    「んちゅ……ちゅぅずぅるるるっ」

    京太郎「っつぁぁぁぁ!?」
     
     舐められるどころかなんか吸われてるんだけど!?
     って、マジでこれくすぐったいし、気持ちいぃぃ!?

    京太郎「ちょ、すとっ、マジストップ! これやばい!」

    「ふぁっ」

     俺の首筋に思い切り吸い付いていたからか、俺が和を引き離すと
     銀の雫が和の口元からデロリと垂れる

    京太郎「……っ」

     その惚けた顔、口元から垂れる和の涎が妙にエロく……俺を興奮させた

    京太郎「和」

    「ふぇ……? んむぅ!?」

     俺はいてもたってもいられず、和の唇を奪った
     そして、和の垂らした唾液を舐めとるように……舌を和の口内へと推し進める

    「んむぅ……ちゅ、じゅるっ」

     生暖かく、柔らかな和の舌と俺の舌が触れ合う
     和の甘い吐息がダイレクトに俺の鼻腔を駆け上り、俺の脳内をふやかしていく

    京太郎「んぅ……じゅっ」

     和の口から溢れた唾液を吸い取りながら、俺は和の舌と絡む
     和も最初は驚いていた様子だったが、すぐに力を抜いて俺の動きに身をゆだねてくれている

     しばらくは、ピチャピチャとしたいやらしい水音だけは室内に響き

    「ぷはぁっ……んぁ、あむぅ」

     俺と和はお互いを強く抱きしめ合いながら、舌を絡ませ続けた

    152 :

    「くんくん」、「ペロペロ」をしゃべらすのはともかく、「とろぉん」はやめてくれwww
    笑ってしまうw

    153 = 1 :



    京太郎「あー……」

    「……」

     和と俺のフレンチキスデビューから、数十分後
     余りの気持ちよさに我を忘れ、理性を忘れ、俺達は盛大に午後の授業に出遅れてしまった

    京太郎「昼休み終わっちまったな」

    「……はい」

    京太郎「これは、危険だな」

    「はい。クセになったら、もう戻れない気がします」

    京太郎「……しばらく、封印しようか」

    「え?」

    京太郎「え?」

    「……少しくらいなら」

    京太郎「しっかりしろ和! これは麻薬と同じなんだ!」

    「はっ」

    京太郎「もし咲からのメールが無ければ、俺……多分、放課後まで続けていたかもしれない」

    「わ、私もゆーきからのメールが無ければ」

     なんて恐ろしいんだディープキスめ
     人生を狂わす禁断の魔力を秘めてやがる

    「……分かりました。でも、いつか絶対、その」

    京太郎「ああ。少しずつ、少しずつ刺激になれていこう」

     まだ付き合って二日なんだ
     焦ることはない
     
     じっくり、ゆっくりと進展すればいいんだ

    「そういえば、六限目まで……まだ数十分ありますね」

    京太郎「ああ、そうだな」

    「数十分も……ありますね」

    京太郎「ああ、めちゃくちゃ時間があるな」

    「……」

    京太郎「……」

    「ちゅー」

    京太郎「ちゅー」

     訂正
     やっぱディープキスはやめらんねぇ

    154 = 1 :



     怒涛のキス天国を終え、授業に戻り
     先生からの説教を受けて、そのまま授業を終えて

     放課後に部室に着いて早々、和がこんなことを切り出してきた

    「そういえば、明日はお休みですね」

    京太郎「ん? あぁ、そうだな」

     学生にとってはありがたい土日休みだ
     でも、俺からすると和と会えなくなるという最悪の……

    「あの、もし須賀君がよければなんですが」

    京太郎「?」

    「……つ、付き合って最初の休日ですし」

    京太郎「! あぁ、そうか!」

     今まで恋人がいなかったから分からなかったが
     彼女がいるなら休日の過ごし方がまるっと変わるんだ!

    京太郎「……デート、するか?」

    「……は、はいっ! 是非!」

     とまぁ、こういう経緯で俺と和は初デートをすることになった
     つってもデートなんてしたことがないし
     どうリードすりゃいいかも検討がつかない

     あぁ、俺の初デートはどうなっちまうんだろうか

    155 = 1 :


     おわり
     全然イチャイチャしてないからタイトル詐欺になりそうで怖かったりー

    156 = 145 :


    これで全然いちゃついてないとか…
    バカップルの初デートがとても楽しみです

    157 :

    甘すぎるけどのどっち成績下がるぞ……
    あ、勉強会とかやっちゃって困難(父親)を乗り越えて余計にいちゃいちゃするフラグか……
    おつ

    158 :

    世界線が少しずれるだけで咲ちゃんが刃物持つから怖い世界だぜ……

    159 = 152 :

    おつおつー
    これでイチャイチャしてないってどういうことなの……

    >>158
    咲ちゃんが葉物持つ?(難聴)
    料理中かな?

    160 :

    乙です
    キスのし過ぎ?で成績が下がる→一緒に勉強をしよう→保健体育(実技)
    こうなるですねわかります

    161 :

    おつおつ
    キスにはまっちゃうのどっちかわわ

    162 :

    あれだけ外見も内面も可愛く作られたキャラのはずなのにこういう普通の女の子として可愛いssが新鮮だというのは面白い
    作品柄というか先行してた風潮ゆえというか

    164 :

    なぜ京和SSはすぐエロくなるのか?

    165 :

    のどっちがエロいからね、しかたないね

    166 :

    あのおっぱいが惑わせるんや……
    しかしこっちの心にダメージが結構くるな

    167 :

    やっぱり淫乱ピンクじゃないか!

    168 :

    乙です。おかしいなブラックがいつの間にかマックスコーヒーになってやがる

    169 = 168 :

    おつおつー、
    おかしいなブラックがいつの間にかマックスコーヒーになってやがる

    170 = 168 :

    連投になってたスマン

    171 :


     久しぶりに更新しますが、覚えている人いるかしら
     デート回なんて、まともにデートしたこと無いんで適当でもいいんじゃないかな

    172 :

    イッチガキタデー

    173 :

    来たか

    174 :



     デート
     これまで彼女が出来たことの無い俺にとって、これほどに魔力の篭った言葉があるだろうか

     しかも相手は学校一の美少女、みんなのアイドル原村和だ

    京太郎「うぉぉぉぉっ……」

     改めて実感する
     俺が、あの和の彼氏なんだと

     あの柔らかな唇を何度も奪い、あの大きな胸ごと体を抱き寄せる
     その権利を持つのが、俺だけだなんて

    京太郎「正直、もう頭がフットーしそうだぜ」

     授業をサボってのキス
     まだ付き合って二日なのに、あんなに進んじまっていいのかな

    京太郎「しかも明日はデート……」

     もしかして、もしかすると
     イケるのか? ヤレるのか?

     いやいやいや、まだ早すぎるだろ!

    京太郎「でも、和もまんざらじゃ……しかし」

     うんうん唸っても仕方ないことなんだが
     どうにも高校生の多感な時期に、和という彼女の存在は大きすぎる

    京太郎「……一応、保険だ保険」

     俺は机の上の財布をポケットに突っ込み、部屋から出る
     このまま外出し、向かうのは薬局

     買うのはその――まぁ、アレだアレ
     一応、何があるかわからないし

    175 = 1 :


     デート
     これまで彼氏が出来たことの無い私にとって、これほどに魔力の篭った言葉があったでしょうか?

     しかも相手は部活のみんなが好意を寄せる、あの須賀君

    「うっ……うぁ……はぅぁぁぁ」

     改めて実感する
     私が、あの須賀君の彼女なのだと

     自分の唇を何度も奪われ、あのたくましい胸ごと体を抱き寄せられる
     その権利を持つのが、私だけだなんて

    「正直、もう頭がフットーしそうです……」

     授業にも出ずに部室でキス
     まだ付き合って二日目なのに、あんなに進んでしまっていいのでしょうか?

    「しかも明日はデート……」

     もしかして、もしかすると私は須賀君にいやらしい女の子だと思われてしまったのでは?
     そうなると須賀君は明日、私との、その……関係を、期待しているかもしれないわけで

     いえ、いえいえ! いくらなんでも早すぎます!

    「でも、私もまんざらじゃ……それに、咲さんから借りた小説では、当たり前のように、その」

     モジモジとしていても仕方ないことくらいは分かります
     それに、須賀君は男の子ですから……そういう、期待をしていてもおかしくありませんよね

    「……一応、保険です保険」

     私は机の上のお財布をカバンにいれて、部屋から出ました
     このまま外出して、向かうのは薬局です

    「和? こんな時間に外出か?」

    「ひゃっ!?」

     玄関先に父がいました
     いつもより早い帰宅に、私は思わず驚いて声を上げてしまいます

    「ん?」

    「い、いえ。ちょっと、薬局に」

    「それなら車で送ろう」

    「だだだだ、大丈夫です!」

    「そうか? あまり遅くならないように気をつけなさい」

    「はい! では行ってきます!」

     買うのはその――アレなので
     父に同伴して貰うわけにはいきません

     そもそも、そんなところを見られでもしたら……

    「うぅ……」

     顔から火が出そうになるのを堪え、私は薬局へと向かいました

    176 :

    のどっちはエロい知ってる

    177 = 1 :



     夜時の薬局は独特の雰囲気があると思う

    京太郎「さーて」

     俺はまず自動ドアを抜けて飲み物が置いてあるコーナーへ進む
     直接あの棚に向かうのは、それが目的で来たみたいで恥ずかしいからな

    京太郎「ふぅー、やっぱり薬局は安いなぁ」

     なんて誰も聞いていないだろう独り言をブツブツ呟きながら足を進める
     前に一度見た時は確か、あの辺だったっけ

    京太郎「(お、あそこか)」

     適当にペプシのペットボトルを手にして、俺はゆっくりとその棚へと歩み寄っていく
     決して大きくは無いその陳列棚には、意外にも数多くの種類の品物が並んでいる

    京太郎「ふんふふ~ん♪」

     自然に、自然に……怪しまれないように距離を詰める

    京太郎「あー、そういやオヤジにシェービングクリーム頼まれてったっけー」

     またもや誰も聞いていないセリフを吐いて、俺は極自然にしゃがみこむ
     ここからは素早く、迅速に全てを終わらせる!

    京太郎「(ど、どれだ!? どれがいいんだ!?)」

     さっと一瞥して、種類を把握する
     
     普通っぽいのに、極薄タイプ、なんか女性が喜びそうなデザインの箱に入ったタイプ
     もしかしてこれ、味付きなのか!?

    京太郎「(味!? 味ってなんだよ!? ゴム越しにフェラとかすんの!? 普通フェラって直じゃないのか!?)」※童貞並みの発想

     でも女の子は味とか匂い付きの方が喜びそうじゃね?
     だけどそういうの選ぶと、「うわ、コイツってこういうの慣れてんの?」みたいに思われそうだし
     
     俺は和だけだから、和に変に勘ぐられたくないんだよなぁ
     だからって薄いタイプはすぐに敗れちゃいそうだし
     さすがにそれは一番危惧すべきだよな?
     でも折角和とヤるなら気持ちよくしたいし……ていうかゴム越しと生の違いなんてわかんねーし!

     ていうかゴムにもサイズあんのかよ!
     俺、自分のサイズ知らねぇし! 結構大きめだとは思うんだが……このメガビッグボーイくらいかな?

     いやいや、かといって実際に嵌めて緩かったらダサいし!
     ここは一度試着を……ってそんなのあるわけねぇだろぉぉぉぉ!

    京太郎「(ええいままよ! ここは適当に!!)」

     俺はもう思考を放棄し、適当に箱を掴もうと手を伸ばす
     
     だが、俺が掴んだのは冷たい箱の感触ではなく

    京太郎「え?」

     柔らかな手の感触
     これは、えっと?

    京太郎「……」

     チラと横を振り向く
     その手の持ち主は俺と同じように……こちらを、ゆっくりと見ようとしていた

    京太郎「……き、奇遇だな」

    「……あぅ」

    178 :

    何この似たもの夫婦ww

    179 :

    携帯は男のマナーだからな

    180 :

    シェービングクリーム買うのはアリだと思います
    後、五枚刃だとお肌に優しいし
    全部自分専用になると思うけど

    181 = 1 :


     夜時の薬局は独特の雰囲気があると思います

    「さて……」

     私はまず自動ドアを抜けて美容品が置いてあるコーナーへ進みます
     直接あの棚に向かうのは、それが目的で来たみたいで……恥ずかしいですから

    「ふぅ、やっぱり薬局は安いですね」

     なんて誰も聞いていないであろう独り言をブツブツと呟きながら足を進めます
     前に一度見た時は確か、あの辺だったような……

    「(あっ、あそこですね)」

     適当にシャンプーのボトルを手にして、私はゆっくりとその棚へと歩み寄っていきました
     決して大きくは無いその陳列棚には、意外にも数多くの種類の品物が並んでいるようです

    「ふ、ふんふふ~ん♪」

     自然に、自然に……怪しまれないように距離を詰めていきます

    「あ、あー! そういえば、父にシェービングクリーム頼まれていたんでしたー」

     またもや誰も聞いていないセリフを吐いて、私は極自然にしゃがみこみました
     ここからは素早く、迅速に全てを終わらせませんと!

    「(ど、どれですか!? どれがいいんでしょうか!?)」

     さっと一瞥して、種類を把握します
     
     スタンダードそうなものに、極薄タイプ、どこか女性が喜びそうなデザインの箱に入ったタイプ
     もしかしてこれ、味付きとかいう種類なんでしょうか?

    「(味!? 味ってなんでしょうか? え? もしかしてアレを咥えたりするんですか!?)」 ※生娘並みの発想

     そ、それなら味や匂い付きの方が嬉しいですけど……
     だけどそういうの選ぶと、「うわ、コイツってこういうの慣れてんの?」みたいに思われそうです
     
     わ、私には須賀君だけなんですだから、変に勘ぐられるようなことには……
     だからといって薄いタイプはすぐに敗れてしまいそうですし
     さすがにそれは一番危惧すべきですよね?

     でも最初は痛いといいますから、出来るだけ気持ちよく……というより、ゴム越しと生の違いなんてわかりません!

     そもそもゴムにもサイズがあるんですね
     私、須賀君のお、おちん……ちんの、サイズを知りませんから、どうすればいいんでしょう?

     身長や体格からして、結構大きめだとは思うんですが……このメガビッグボーイくらい、だったり?

     いやいや、かといって実際に嵌めて緩かったら須賀君に申し訳ありません
     ここは一度確認を……ってそんなこと出来ません!!!

    「(ええいままです! ここは適当に!!)」

     私はもう思考を放棄し、適当に箱を掴もうと手を伸ばしました
     
     しかし、私がが掴んだのは冷たい箱の感触ではなく

    「え?」

     力強い暖かな手の感触
     これは、ええっと?

    「……」

     チラと横を振り向きます
     その手の持ち主は私と同じように……こちらを、ゆっくりと見ようとしていました

    京太郎「……き、奇遇だな」

    「……あぅ」

    183 = 176 :

    二人ともヤル気満々ですね(ゲス顔)

    184 = 178 :

    まあでものどっちは適当とかそんなにあたらないでしょとか思うタイプじゃないだろうから自然だと思うな
    きっちり備えておくタイプだと思う
    ゴムなしで仮にやるとしても完璧に計算してやるだろうな

    185 = 1 :



    華菜「いらっしゃいだしー」

    京太郎「あの、これをください」

    華菜「ペプシ一点ー、シャンプー一点ー」

    「……」

    華菜「メガビッグボーイ一点ー、グラマラスバタフライ一点ー、バカップルが一組だしー」

    京太郎「……これで」

    華菜「……五百円のお釣りだしー、さっさと失せろリア充でもー」

    「あっ、ポイントカードあります」

    華菜「うぃーす」

    「……」

    華菜「レシートのお返……」

    ・京太郎「「捨ててください」」

    華菜「ありゃっしたーだしー、二度と来んなボケカスバカップルだしー」


    京太郎「……袋詰めは俺がやるよ」

    「いえ、私がやります」

    京太郎「そっか、ありがとう」

    「どういたしまして」

    京太郎「和はいいお嫁さんになるな」

    「もぅ、おだてないでください」

    京太郎「本音だよ」

    「だとしても、です」

    京太郎「あはは、ごめん。でも、まさか和がコレを買いに来るなんて」

    「だ、だって!私だって、その……須賀君の、彼女として」

    京太郎「あぁもう、和は可愛いなぁ」

    「だぁっ、だから須賀君っ……んむぅ、ちゅ」

    京太郎「ごめんな」

    「……頭、撫でてくれたら許してあげます」

    京太郎「うん。よしよし」

    「ふぁ……キスもいいですけど、私……こっちも」

    京太郎「俺はキスの方がいいな」

    「じゃあ……また、します?」

    京太郎「ああ。でも、帰り道でな」

    「はいっ」



    華菜「……」

    美穂子「あら華菜、そろそろ上がりよ?」

    華菜「……キャプテン、ゲロ吐いて……うぷっ、おろろろろっ」

    美穂子「華菜!? どうしたの!? 華菜!? 華菜ぁぁぁぁっ!!」

    華菜「ごぼぁぁぁっ!?」

    美穂子「いやぁぁぁぁぁぁっ!!!」

    186 = 178 :

    池田ァ!

    187 :

    池田がリア充に殺られた!

    188 = 1 :



     月明かりの下、星があまねく空を見上げながら俺達は手を繋ぎ歩いた

    京太郎「和」

    「はい」

    京太郎「好きだ」

    「私も好きです」

    京太郎「じゃあ世界一好きだ」

    「私は宇宙一です」

    京太郎「ホントに……?」

    「本当です」

    京太郎「じゃあキスしていい?」

    「んぅ、ちゅ……んぁ、んふ、もぅ、返事を聞く前に!」

    京太郎「嫌じゃないだろ?」

    「……」

    京太郎「あいたっ、足を踏むなよ」

    「須賀君は時々デリカシーがありませんね」

    京太郎「時々?」

    「すみません。いつも、の間違いでした」

    京太郎「正解」

    「だかうむぐっ……んぅちゅぅ、れろ、んぅ、ふぁ、すがくぅん」

     何度も、何度も何度も俺と和は唇を重ね合う
     そりゃもう、病気じゃないかってほどに

    「いくらなんでも、キスしすぎですよ」

    京太郎「そうかな? じゃあ」

    「っ、やぁ……首は、だめぇ、ですぅ」

     俺は和を抱き寄せてから、執拗に首筋にキスを浴びせる
     和は嫌がっている口ぶりだが、体は俺にピッタリとくっつけて、しっかりと俺のキスを感受している

    京太郎「可愛い彼女が、俺の為にあんな買い物してるなんて知ったら我慢出来ないよ」

    「私は、そんなつもりじゃ……ふぁ」

     トロンと、瞼が落ちてきた和
     これ以上やると俺の理性が持たない 

    京太郎「続きは、また今度な」

     俺は和を放すと、手を握り直す

    「……生殺しです」

     プクッと頬を膨らませて、和が俺を睨む
     んなこと言ったって、初体験が青姦なんてちと不味いし

    京太郎「焦らずゆっくりでいいじゃないか」

    「……はい。そうですね」

     きゅっと、和の手に力がこもる
     本当に可愛い彼女だよ、和

    189 = 1 :



    「では、また明日ですね」

    京太郎「ああ。待ち合わせは十一時に駅前で」

    「はいっ。緊張して、寝られるか心配です」

    京太郎「俺も同じだよ。ゾクゾクいっぱい、ワクワク召喚だよ」

    「ふふっ、お楽しみはこれからですよ」

     あぁ、その通りだ
     まだまだ始まったばかりだもんな、俺達の関係は

    京太郎「おやすみ、和」

    「んっ、ちゅ……んふふ、やっぱり今日はぐっすりと眠れそうです」

    京太郎「俺もそう思う」

    「では、おやすみなさい須賀君!」

    京太郎「気をつけてなー」

     見えなくなる最後の一瞬まで、和は俺に向かって手を振り続けていた
     ほんと、俺には勿体無い彼女だよ

    京太郎「……釣り合うように、ならないと」

     和に見る目がないなんて思わせない
     俺も、必ず結果を残せるような男に――なるんだ

    京太郎「頑張るよ、俺」

     だから、もうちょっとだけ待っていてくれよ

     

    190 = 1 :



    「ただいま戻りました」

     須賀君と別れてから、私は未だ夢心地のまま帰宅しました
     正直、須賀君と薬局で出会ったのは衝撃が大きかったですが
     それ以上に……お互いの気持ちが通じ合ったことが嬉しかったです

    「お帰り和」

    「はい」
     
     父は私を心配していたのでしょうか
     いつもなら書斎に篭っている時間なのに、リビングで本を読んでいました

    「買い物は済んだのか?」

    「ええ、まぁ」

     私は買い物袋の中身を見られないよう、後ろ手に隠しながら自室へ戻ろうとします
     ですが、父は不審そうに私を見ながら歩み寄ってきます

     な、何か気づかれるようなことをしたでしょうか!?

    「和、首元はどうしたんだ?」

    「え?」

     さっと手を当てて、近くの鏡で確認します
     そこには、さっき須賀君が付けたであろうキスの跡が……

    「ひゃぁぁっ!?」

    「……」

     須賀君に蕩かされたあまり、すっかり気を緩めてしまっていました
     どうしましょう、これは流石にバレて……

    「和、お前……」

    「……っ」




    「虫に刺されたのか」

    「え?」

    「後で薬を塗っておきなさい。放置すると跡が残ることもある」

    「あ、はい」

    「では私は書斎に戻る。夕飯の時間になったら呼んでくれ」

    「わ、分かりました」

     そう言い残して、父は足早に書斎に戻って行きました
     よく分かりませんが、どうやら危機は脱したようです

    「ふぅ……」

     父は厳格な人ですから、娘が夜に抜け出して彼氏に会っていたなどと思わないのでしょう
     お陰でどうにか命拾いしました

    「……いつか、話せるといいんですが」

     まずは母から説得した方が良さそう、ですね

    「ふふっ」 

     須賀君がいずれ、父に挨拶しに来る日
     お互いにどんな顔をするのか、今から楽しみです

    191 = 178 :

    京ちゃんガッチガチだろうなww

    192 = 1 :


     今日はここまで
     ゴールはどこでしょうかね

    193 = 178 :

    乙です

    194 = 187 :

    ゴールは…京太郎と和の子供がハーレムを作るとこまでかな?

    195 :

    乙!
    まってたよー!
    甘過ぎてヤバイよヤバイよー!

    196 :

    乙ですー

    滅茶苦茶ゲロ甘だね

    197 :

    おつおつー

    池田に同情するわ……

    198 :


    薬局でこれは気まずいと思ったらお互い全然気にしてなくてワロタ

    200 :

    原作で咲に顔赤らめまくってる和がノンケなのは違和感しかない


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