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    元スレいろは「付き合ってください」 八幡「はぁ?」

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    101 :

    おつおつ
    いろはす...(´;ω;`)

    102 = 1 :

    翌日 昼休み
    八幡「……」モグモグ

    戸塚「八幡!」

    八幡「よっ」

    戸塚「うん、よっ」

    八幡(天使だ……)

    103 = 1 :

    戸塚「なんか久しぶりだね、ここで八幡が食べてるの」

    八幡「最近、忙しくてな」

    戸塚「そっかぁ……って八幡、あんまり食べてないね?」

    八幡「……えっ」

    戸塚「パンが2つも残ってるよ? 昼休みも結構時間経ってるのにまだ食べてないの?」

    八幡「……」

    戸塚「八幡?」

    八幡「いや、考え事しててな」

    戸塚「どうしたの?」

    八幡「大丈夫だ。大したことじゃないから」

    戸塚「そう……?」

    八幡「1つ食うか? テニスやったから腹減ってるだろ?」

    戸塚「いいの? ありがとう」

    戸塚「……」モグモク

    八幡「……」モグモグ

    戸塚「……八幡」

    八幡「ん?」

    戸塚「僕のこと頼ってね」

    八幡「……おう」

    104 = 34 :

    まあ遠まわしでなくもっとストレートにいくべきだよな
    サッカー部員に対しても八幡に対しても

    105 = 1 :

    放課後 奉仕部
    八幡「……」ペラペラ

    雪乃「……」

    由比ヶ浜「……ヒッキー」

    八幡「なんだよ?」

    由比ヶ浜「いろはちゃんと仲直りできた?」

    八幡「いや、会ってないし。それに仲直りとか、喧嘩した訳じゃないだろ」

    由比ヶ浜「違うの……?」

    八幡「ただ依頼が終わっただけだ。それ以上の事はなんもねえよ」

    由比ヶ浜「そっか……」

    106 = 1 :

    校門前
    八幡「……」



    八幡「さて、帰るか」

    107 = 1 :

    翌日 昼休み
    葉山「比企谷君、ちょっといいかな?」

    八幡「なんの用だ」

    葉山「昨日、うちの部員がいろはをデートを誘ったんだが、いろはがきっぱり断ってね」

    八幡「行きたくないなら、断るのは普通のことだろ」

    葉山「以前のいろはなら、行きたくない誘いでも当たり障りのないようにしてたよ」

    八幡「けど、そうすることで勘違いしたままの奴だっている。相手の為にも明確に断るのは、そう悪いことじゃないだろ」

    葉山「そうかもしれない。でも、いろはがはっきりと断るのは意外だったんだよ」

    葉山「だから、君の影響かなって思ってね」

    八幡「……俺は人に影響を与えるような人間じゃねえよ」

    葉山「そんなことないよ。君は、君が思ってる以上に周りに影響を与えてる。いい意味でも、悪い意味でもね」

    108 = 1 :

    八幡「もういいだろ。俺は行くぞ」

    葉山「引き留めてごめん。比企谷君、いろはのこと宜しく頼むよ」

    八幡「お前が面倒見てやれよ、喜ぶぞ」

    葉山「どうかな、今は君を頼ってると思うけどな」

    八幡「そんなこと、あるわけねえだろ」

    葉山「君は悪意には敏感だけど、好意には鈍いんだね」

    109 = 1 :

    放課後 校門前
    八幡「一色……」

    いろは「……」

    八幡「……部活終わったのか?」

    いろは「はい……」

    八幡「そうか」

    いろは「……お先に失礼します」

    八幡「……お疲れ」

    110 :

    葉山って八幡のこと
    ヒキタニ君→比企谷じゃなかった?

    111 = 1 :

    比企谷家
    八幡「……」

    小町「お兄ちゃん……電気もつけないでどうしたの?」

    八幡「小町……話聞いてくれるか……?」

    小町「……いいよ。聞いてあげる」

    112 = 1 :

    >>110
    最初はヒキタニ呼びでしたけど、5巻辺りで比企谷くんって呼んでなかったでしたっけ?

    113 = 1 :

    八幡「……ていう事があってな」

    小町「お兄ちゃんは逃げてるだけだよね」

    小町「小町ちょっと怒ってるからね。自分の気持ちを隠すために小町を使うのは許さないよ」

    八幡「……すまん」

    小町「次はないからね」

    114 = 1 :

    小町「それで、どうやって一色さんと仲直りするかだけど」

    八幡「いや、仲直りしたいとか言ってないけど……」

    小町「はぁ……まだそんなこと言うの? じゃあ、どうしたいの?」

    八幡「自分でもよくわからん」

    小町「……お兄ちゃんはさ、拒絶されるのが怖いから、わからない振りをしてるんでしょ? 本当は一色さんと仲直りしたいんじゃないの?」

    小町「素直になりなよ。一色さんはお兄ちゃんの事を受け止めてくれるよ」

    八幡「会ったこともないのによく断言できるな」

    小町「女の勘てやつだよ!」

    八幡「信用できねえ……」

    小町「女の勘は結構当たるもんだよ?」

    115 :

    比企谷のときは君はつかないってこと
    ヒキタニ君or比企谷

    116 = 1 :

    小町「お兄ちゃんは、一色さんと一緒にいて楽しかったんでしょ?」

    八幡「……退屈ではなかったな」

    小町「面倒くさいなぁ……小町にならいいけど、一色さんには素直な気持ちを言うんだよ?」

    小町「お兄ちゃんの捻デレが誰にでも通用するわけじゃないんだからね」

    117 = 1 :

    >>115
    そうだったかも……
    申し訳ないです

    118 = 110 :

    細かいこと言って悪いな
    面白いから期待

    119 = 1 :

    翌日朝 比企谷家
    八幡「さてと……」

    小町「お、お兄ちゃん……? どうして制服着てるの……?」

    八幡「いや、学校行くんだよ」

    小町「今日は土曜日だよ? 学校休みじゃないの?」

    八幡「ちょっと用があってな」

    小町「えっ」

    八幡「なんだよ」

    小町「お兄ちゃんがこんなに早く行動に移すなんて信じられない……」

    八幡「……行ってくる」

    120 = 1 :

    >>118
    いえいえ、指摘いただいて助かります!
    でも、このあと、もう一度だけ葉山が比企谷くん呼びします。いまから修正だとおかしくなっちゃうんで……すみません。

    121 = 1 :

    グラウンド
    戸部「あれー? ヒキタニくんじゃん。どしたん?」

    八幡「……一色いないか?」

    葉山「いろはなら生徒会室に行ったよ」

    八幡「わかった。練習中、悪かったな」

    葉山「休憩中だったし大丈夫だよ」

    八幡「そうか……じゃあ、行くわ」

    葉山「比企谷君」

    八幡「なんだよ」

    葉山「いろはのこと、宜しく頼むよ」

    八幡「……ああ、善処する」

    122 = 1 :

    ちょっと抜けます。

    123 :

    自分、脱いでいいっすか?

    124 = 1 :

    生徒会室
    八幡「一色いるか?」

    いろは「……どうしたんですか? 今日は土曜日ですよ」

    八幡「……礼を言いにきた」

    いろは「えっ?」

    八幡「3日間だけだったけど、お前と一緒にいて楽しかったよ」

    八幡「ありがとう」

    125 = 1 :

    おまわりさん、>>123この人です

    126 = 1 :

    いろは「……突然なんですか」

    八幡「ちゃんと言えてなかったからな」

    いろは「わたしが妹さんに似てるから楽しかったんですよね? 先輩はシスコンみたいですし」

    八幡「……本当はお前と妹を重ねてなかったんだ」

    いろは「……じゃあなんであんなこと言ったんですか?」

    八幡「あのときはそう思ってたんだ」

    八幡「……でも本当は、お前だから優しくできたんだ。お前と一緒だから楽しかったんだよ」

    127 = 1 :

    いろは「……そんなの信じられないですよ」

    八幡「お前と会わなくなってから、昼飯は美味くねえし、帰りなんて無意識の内にお前を探してるんだ」

    八幡「自分でも気付かないうちに、お前と一緒にいる事が楽しみになってたんだ」

    いろは「……たった3日間でそんなになるなんて、先輩はちょろすぎますよ」

    八幡「かもな」

    128 = 1 :

    いろは「今日の先輩はおかしいです。やけに素直だし……」

    八幡「まぁ、たまには素直に気持ちを伝えるのも悪くねえだろ」

    いろは「……なら、わたしも素直になります」

    八幡「おう……?」

    いろは「先輩は顔はそこそこいいけど、ヤバイ目してるから台無しだし」

    いろは「性格なんて捻ねくれてるし、ときどき意識高い系みたいなよくわかんないこと言うし」

    八幡「素直すぎだから……」

    いろは「でも、わたしにとっては優しい、頼りになる先輩なんです」

    いろは「そして……わたしの……」

    いろは「わたしの、大事な人です」

    八幡「……そうか」

    いろは「……先輩、顔真っ赤ですよ?」

    八幡「お前もだろ」プイッ

    129 = 1 :

    >>128
    一部訂正


    いろは「今日の先輩はおかしいです。やけに素直だし……」

    八幡「まぁ、たまには素直に気持ちを伝えるのも悪くねえだろ」

    いろは「……なら、わたしも素直になります」

    八幡「おう……?」

    いろは「先輩は顔はそこそこいいけど、ヤバイ目してるから台無しだし」

    いろは「性格なんて捻ねくれてるし、ときどき意識高い系みたいなよくわかんないこと言うし」

    八幡「素直すぎだから……」

    いろは「でも、わたしにとっては、優しくて頼りになる先輩なんです」

    いろは「そして……わたしの……」

    いろは「わたしの、大事な人です」

    八幡「……そうか」

    いろは「……先輩、顔真っ赤ですよ?」

    八幡「お前もだろ」プイッ

    130 = 1 :

    八幡「……なぁ」

    いろは「はい?」

    八幡「これからは演技とかそういうのじゃなくてよ……」

    いろは「は、はい……」

    八幡「お、俺と……」

    いろは「……」ゴクリ

    八幡「一緒に帰ったり、飯食ったりしてくれないか?」

    いろは「……は?」

    132 = 1 :

    月曜日 放課後 奉仕部
    いろは「先輩、遅いですよ」

    八幡「ああ、悪い……えっ」

    八幡「……お前、なんでここにいるの?」

    いろは「由比ヶ浜先輩と雪ノ下先輩に、今回のことを報告しに来たんですよ」

    由比ヶ浜「ヒッキー、いろはちゃんと仲直りできて良かったね!」

    雪乃「一色さん、この男に脅迫されたのなら、無理せず相談するのよ?」

    八幡「脅迫って……普通に話しただけだぞ」

    雪乃「あら、話せるなんて優秀じゃない」

    八幡「俺を猿扱いするな」

    133 :

    流石八幡期待を裏切らないwwwwww

    134 = 1 :

    由比ヶ浜「どんな話をしたの?」

    いろは「先輩が許して欲しいって泣きながらお願いしてきたんですよ。なので、仕方なく許してあげたんです」

    由比ヶ浜「えっ……ヒッキーが泣いてたの……?」

    八幡「いや、泣いてないから」

    いろは「顔は真っ赤でしたけどね」

    八幡「……それはお前もだろ」

    135 = 1 :

    いろは「先輩、帰りなんですけど本屋寄りませんか?」

    八幡「本屋なら俺も行くつもりだったから、別に構わないぞ」

    由比ヶ浜「えっ」

    雪乃「……」

    八幡「なんだよ?」

    由比ヶ浜「ふ、二人で帰るの?」

    いろは「先輩に泣きながらお願いされたんですよ」

    八幡「だから、泣いてねえから」

    由比ヶ浜「お願いしたのは否定しないんだ……」

    136 = 1 :

    雪乃「……私も本屋に行く用事があるのだけれど」

    いろは「そうなんですか?」



    いろは「でも、今日は先輩と二人がいいので、また今度じゃダメですか?」

    由比ヶ浜「えっ」

    雪乃「えっ」

    いろは「すみません。そろそろ、生徒会に行かないと……」

    雪乃「一色さん、待っ……」

    いろは「でわ、失礼します」

    由比ヶ浜「行っちゃった……」

    雪乃「……」ジー

    由比ヶ浜「……」ジー

    八幡「俺を睨むな……俺は無実だ」

    137 :

    いろはす〜

    138 = 1 :

    校門前
    いろは「すみません。待たせちゃいました?」

    八幡「まぁ、10分ぐらいな」

    いろは「……」ベシ

    八幡「な、なんだよ」

    いろは「いま来たとこって返すべきだと何回言えば分かるんですか?」

    八幡「素直に言って、なにが悪いんだよ?」

    いろは「……先輩は正直になるところが間違ってるんですよ」

    139 = 1 :

    移動中
    いろは「先輩、手が寒いです……」

    八幡「手袋はどうしたんだよ?」

    いろは「忘れちゃって……」

    八幡「自販機で温かいやつ買ってやるから、もう少し我慢しろ」

    いろは「……先輩じゃ仕方ないか」

    八幡「なにがだよ」

    いろは「今のは黙って手を繋ぐのが正解ですよ?」

    八幡「そんな行動して、受け入れてもらえるのはイケメンに限るだろ」

    いろは「いやぁ……いくらイケメンでも好きじゃないなら、さすがに嫌ですよ」

    八幡「顔じゃないのか?」

    いろは「違いますよ。好きな人にされるのがいいんです」

    八幡「なるほどな」

    いろは「そもそも、好きな人以外と手を繋ぐとかありえませんよ」

    八幡「じゃあ、俺が手を繋ぐのは不正解じゃねえか」

    いろは「……先輩、殴っていいですか?」

    140 = 1 :

    いろは「ここまでくると、鈍いってよりもヘタレですね」

    八幡「なんでそうなるんだよ……」

    いろは「この前だって、最後の最後に一緒に帰ろうとかヘタレるし」

    いろは「もっとこう……男らしく言うべきじゃないですかね」

    八幡「なんだそれ……じゃあ、なんて言うのが正解だったんだよ?」

    いろは「わたしに言わせますか……ヘタレすぎますよ……」

    いろは「まぁ、先輩から言ってもらうのを待ってたら、一生待たないといけない気がしますから、私から言ってあげますよ」

    八幡「……?」

    いろは「先輩!」

    八幡「な、なんだよ」

    いろは「先輩のことが好きです!」

    いろは「わたしと……」






    いろは「付き合ってください!」


    END

    141 = 30 :

    えんだあああああああああ

    142 :

    乙乙

    143 :

    いやあああああぁああいああ!!!!

    144 = 1 :

    こんな駄文を読んでくださり、ありがとうございました!

    145 = 131 :

    おつお

    147 :

    乙です
    いろはす大勝利!

    148 :

    おつ
    俺もいろはち書こうかなぁ

    149 :

    今更だが、2人の時は比企谷だった希ガス

    150 = 31 :

    いろはすかわいい!
    あと比企谷呼びはちょっとマジな雰囲気の時だけじゃなかった?
    二人きりでも最初ヒキタニ君って言ってて、シリアスになった話の終わり頃は比企谷って言ったり


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