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    元スレ提督「赤城が飯を食わなくなった!?」

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    51 = 46 :

    >>49
    ありがとう、マジでありがとう

    52 :

    これはもう、拒食症待ったなし

    53 = 1 :


    カチャ…

    赤城「いただきます……」

    加賀「なっ! あ、赤城さん!? たった、それだけですか!?」

    赤城「えぇ……」

    加賀「そ、それでは体力が……」

    赤城「大丈夫です……はい、大丈夫ですから……」パキッ

    赤城「……」モグ…モグ…

    加賀「……」

    56 = 1 :


    <弓道場>


    赤城「……」ギリギリ

    ヒュン!

    妖精「少しハズれたね」ストンッ

    赤城(流石に、少し辛い……でも)


    霧島『一航戦のww誇りww』

    金剛『むしろ埃デースww』


    赤城「黙りなさい!」

    赤城(私は……)ギリギリ

    ヒュン!

    妖精「ど真ん中。お見事」ストンッ

    赤城(煩悩には負けない!)

    57 = 1 :


    提督「赤城」

    赤城「あ、提督。それに加賀さんに鳳翔さんも」

    提督「すまんな練習中に」

    赤城「いえ。しかしどうしたんですか?」

    提督「……最近、食ってないらしいが」

    赤城「燃費が良いに越したことはないはずです」

    鳳翔「それはそうですが……」

    加賀「あの量ではかなり辛いはずですが」

    赤城「問題ありません。今日も快調です」

    提督「いや、そんな筈はないだろう。空母が駆逐艦と同じ燃費で動ける訳がない」

    赤城「現に今、私は問題なく稼働しています」

    鳳翔「今は問題なくても、いずれ出てくるかもしれませんよ」

    赤城「失礼します。長良さん達と走り込みの約束があるので」

    提督「お、おい……」

    スタスタ……

    加賀「赤城さん……」

    58 = 1 :


    <夜・提督執務室>


    提督「結局、詳しい事は分からず終いか」

    鳳翔「後でまた聞いてみても、『そうする事にした』という事しか……」

    提督「取り付く島も無いな……」

    加賀「食事量もそうですが……最近の赤城さんは、様子も変です」

    提督「様子?」

    加賀「赤城さんは、いつも心の底から幸せそうに食事をします」

    加賀「今は幸せどころか……」

    加賀「何かに、怯えていた様な……?」

    59 :

    女性が食事制限なんて理由はほぼ一つしかないんだから気づいてあげようよ提督ぅ……

    60 = 28 :

    女性が無理な減量をして生理が止まったら骨折しやすくなる
    これ豆な

    61 = 1 :


    <二日後・昼前・鎮守府内グラウンド>


    赤城「ほっほっ……」タッタッタッ

    長良「赤城、さん」タッタッタッ

    赤城「どう、しました?」タッタッタッ

    五十鈴「最近、食事をあまり摂ってないと、聞きます」タッタッタッ

    名取「大丈夫、なんですか?」タッタッタッ

    赤城「平気、ですよ」タッタッタッ

    赤城「消費を絞れれば、鎮守府も楽になりますから」タッタッタッ

    62 = 1 :


    <シャワー室>


    ジャァァァァ……

    高雄「それはそうかもしれませんが……」

    摩耶「幾らなんでも、無理があるんじゃあ……」

    赤城「空母は、ただでさえ補給の難しいボーキサイトを大量に消耗します」

    赤城「そちらはどうにもなりませんが、他なら締めようもあります」

    鳥海「いきなり無理な事をすると、体に障りますよ?」

    愛宕「そんなにも絞る必要がある様には見えませんし……」

    63 = 1 :


    <更衣室>


    赤城「私は、情けない姿を晒したくはないんです」


    加賀『バカは貴女です』

    飛龍『何でこんな事に……』

    『こんなのが私達のリーダーだなんて……』


    (赤城ビジョン)「まだ肥満体赤城」


    赤城「誰にも、もう二度と……」

    四人「……」













    「痩せ気味赤城」

    64 :

    劣悪燃費のイメージが強くて全く手をつけず5-2で慌てた俺提督には耳が痛い話

    マラソン選手のように痩せ細る赤城さんか…

    65 :

    直すの難しいやろな~、風呂の鏡で自分がイケメンに見える状態と一緒なんだよなきっと………

    66 = 28 :

    もし体調を考慮されて出撃させてもらえなくなったとき、赤城の脳裏に浮かぶ原因は…

    67 = 5 :

    もう最後にくる"鏡「」"が怖い

    68 = 1 :


    <更に数日後・昼・食堂の行列>


    赤城「……」フラー

    赤城(……お腹が……いや、こんなところで、諦める訳には……)

    金剛「ヘーイ赤城!」

    赤城「金剛、さん……」

    比叡「たまには、お昼ご一緒しませんか?」

    赤城「……良いですね。ぜひ」

    榛名「少し、やつれて見えますが……」

    赤城「そう、ですか?」

    霧島「えぇ。本当に平気なんですか?」

    赤城「はい。赤城は大丈夫です! なんて……」

    69 :

    もう完璧に摂食障害やんけ

    70 = 1 :


    鳳翔「次の方~……あっ、赤城さん……」

    赤城「……空母盛り大、中華……ハッ!?」



    赤城「っあっ!! ぅあっ!!」アタマブンブンブンブン!!

    「ガンガンガンガンガン!!」

    周囲「!?」ビクッ!

    赤城「煩悩なんかに……煩悩なんかに!!」ブンブンブン

    金剛「ちょ、ちょっと! 落ち着くデース! どうしたんデスか!?」

    赤城「……はっ……な、何でも、ないですよ……」ニコォ

    周囲「!!?」ゾクゥ

    赤城「……駆逐盛り小で中華Bセットを……」ヨロヨロ

    鳳翔「は、はひぃぃぃ……」ナミダメ

    71 = 32 :

    早く何とかしろよ!それでも提督かよ!

    72 = 1 :


    <提督執務室>


    ドタドタドタ!!

    バタンッ!!

    金剛「テートクー!!!」ナミダメ

    比叡「ひぇぇっ!! ひぇぇぇぇええっ!!」ガチナキ

    榛名「大丈夫じゃないです! 絶対大丈夫じゃないです!!」ナミダメ

    霧島「今すぐ! 今すぐ何とかしないと!!」ナミダメ

    提督「待て待て待て!! 何事だ!」


    ~~~霧島説明中~~~


    比叡「明らかに尋常じゃなかったです……」

    金剛「もう怖くて怖くて……テートクゥ、どうにかならないんデスカー……?」

    提督「こっちとしてもどうにかしてやりたいんだが、本人が頑なにあの姿勢を曲げようとしなくてな……」

    比叡「もう無理矢理にでも食べさせるしかないんじゃあ……?」

    提督「そうするしかないか。できれば避けたかったが……今どこにいる?」

    霧島「今日は……今、演習中のはずです!」

    提督「今からでも中止させるぞ! 指令室へ行く!」

    73 = 41 :

    これは駆逐艦が間近で見てしまったら漏らしてしまう

    74 = 28 :

    嘔吐癖がないだけましだな…

    75 = 1 :


    <鎮守府前海域・演習場>


    扶桑「赤城、本当に大丈夫なの?」

    山城「何だかフラフラしてるけど……」

    赤城「そう? 気のせい、ですよ」ヨロヨロ

    扶桑「もう今にも深海棲艦化しそうな勢いよ……?」

    加賀「やっぱり、戻って食事を摂った方が……」

    吹雪「やっぱり空母が駆逐艦のご飯だけなんて無茶ですよ」

    叢雲「もう不気味な位痩せてきてるわ。ダイエットならもう十分でしょ」

    赤城「そんな訳……まだ、まだまだ……」

    赤城「あれ……わた……し……」フラッ








    ドシャッ

    76 = 1 :


    加賀「赤城さんっ!?」

    扶桑「赤城!?」

    吹雪「いやぁぁぁぁああっ!!!」

    叢雲「ちょっと!! しっかりしなさいよ!!」

    提督『演習中の艦隊、聞こえるか!? 今すぐ中止して帰還しろ! そして赤城を食堂へ連行するんだ!』

    吹雪「司令官!? 今赤城さんが倒れて……扶桑さんが曳航を!」

    提督『クソッ、遅かったか!!』

    提督『じゃあ一号ドックを解放する! すぐにそっちへ運び込め!』

    扶桑「了解!」

    加賀「…………」

    77 = 1 :


    <ドック>


    明石「人間で言う、栄養失調に近い状態ですね」

    吹雪「赤城さん……」

    提督「よもやこんな事になるとは……」

    明石「こんなの、初めて見ます……って、加賀さん!?」

    加賀「あぁっ! がぁっ!」アタマブンブンブン!!

    「ガンガンガン!!」

    扶桑「ちょっと! やめなさい!」ガシッ

    山城「落ち着いて!」グイッ

    加賀「もっと……もっと早く気付いていれば……」

    加賀「機会は、幾らでも、あったのに!!」

    叢雲「それを言ったら私達全員もよ! 明らかに異常だったのに見過ごしてたんだから!」

    明石「とにかく、起きたら食事を摂らせましょう」

    明石「幸い、本当に最悪な事態には至っていません。食べれば数日で良くなる筈です」

    78 = 31 :

    >>74
    なあにこの後すぐに来るさ
    拒食が治りゃ反動で食っては吐く過食に移行するのは目に見えてらぁ

    79 :

    >>74
    胃液で歯もボロボロはさすがにきついぜ・・・

    80 = 1 :


    <夕飯時過ぎ・ドック>


    赤城「……え……あれ、ここは……?」

    加賀「気が付いた!? 提督!」

    提督「わかってる! 明石!! 明石来てくれ!!」

    明石「はいっ!! 赤城さん、気が付いたんですね!」

    赤城「どうして……こんな所に……確か演習中に……」

    明石「倒れて運ばれて来たんですよ。原因は急激かつ無茶な食事制限です」

    加賀「幸いまだ手遅れの一歩手前で済んでいます。今すぐ食事を!」

    提督「いや、先に何でこんな無茶をやったか、理由を言って貰おう」

    赤城「は、はい……」

    81 = 1 :


    ~~~赤城説明中~~~


    赤城「……と、いう訳です……」

    提督「そうか……みんな、手、離すなよ」


    「分かってます!」ガシッ

    飛龍「落ち着いてってば!」ガシッ

    加賀「行かせて……行かせて! 何としても、思い知らせてやらねば……!!」グググ

    飛龍「駄目です!」

    「艦娘が一般人に暴力振るったなんて知られたら、ただじゃ済みませんよ!」

    加賀「暴力では、ないわ! 赤城さんと同じ苦しみを、味わわせるだけよ!」

    飛龍「それが暴力なんですって!」


    提督「念のために呼んでおいて良かった……」

    赤城「申し訳、ありません……グスッ……ご心配を……ヒグッ」

    提督「良いんだ。本当に最悪な事態だけは避けられたし……さぁ!」

    スッ

    提督「飯だ! 空母盛り大カレーライス! 食え! 今はそれだけだ!」

    赤城「ありがとう、ございます……パクッ」

    赤城「……うぐっ!」

    ゲホッ! ゴホッ! オェッ……

    82 = 49 :

    あ・・・

    83 = 41 :

    まあこれは拒食というより久々に沢山食べようとして胃が驚いたんだろうね

    84 :

    さすがの赤城さんもいきなりカレーはまずかったか

    85 :

    まー無理だよな
    とりあえず病院行きが普通

    86 = 1 :


    赤城「す、すみません……モグッ……ぐほっ!?」

    赤城「オェッ……そんな、どうして……」

    明石「まさか……拒食症……!?」

    提督「そんな馬鹿な! 艦娘が拒食症なんて聞いた事ないぞ!!」

    明石「相手が艦娘なので厳密には似た様な別物でしょうけど、でも症状はまさに……」

    提督「何という、事だ……」

    赤城「うっ……うぅっ……」

    87 = 52 :

    おい、胃が弱ってる相手にカレーは拙いでしょう!?
    せめておにぎりとお茶と沢庵くらいにしておきましょうよ…

    88 :

    空きっ腹にカレーはあかん。
    まずはお粥くらいから慣らしていかんと

    89 = 1 :


    <数日後・昼時・赤城の部屋>


    赤城(……カプセル三粒。これが、今の私の食事……)

    赤城(変に格好を付けようとして、その挙句がこの様……)

    赤城「……いただきます」

    ゴクッ

    赤城「……ご馳走様……」

    赤城「……………………」

    90 :

    やっぱりそうなるよな…

    91 = 79 :

    いっぱい食べる君が好き・・・

    92 = 1 :



    --
    ---

    加賀『赤城さんはオムライスですか? 珍しいですね』

    赤城『たまにはこういうのも、と思って。一口食べますか?』

    加賀『お言葉に甘えて。ではこちらからも……肉じゃがのじゃがいもです』

    赤城『ありがとうございます!』





    赤城『んん~~、上品な甘み……♪』トローン

    『あははっ、だらしない顔』

    飛龍『まぁ、”これ”は特別だからね。そういう自分も、あんな顔になってるよ、時々』

    加賀『気分が、高揚します……』トローン

    『嘘ぉ!? 恐るべし、間宮アイス……』





    鳳翔『いかがですか? 少し味付けを変えてみたのですが……』

    赤城『……とっても美味しいです! こっちの方が私好みですね』

    鳳翔『ありがとうございます! そう言って頂けると、頑張って調整した甲斐がありました』

    赤城『えっ?』

    鳳翔『実はこれ、赤城さん専用の献立なんです。いつも美味しそうに食べてくれるので、せめてそのお礼にと……』

    赤城『……』ブワッ

    鳳翔『えええっ!?』

    赤城『ありがとうございます……ありがとうございます!』

    鳳翔『そ、そんな! あぁっ、泣かないで!』

    ---
    --

    93 :

    回想が切ないな
    死ぬ前の走馬灯みたい

    94 = 1 :


    赤城「……………………」

    赤城「……っ……ぁぅっ……」

    赤城(この間までは……食べなくても動けていた。少なくともそう思えた)

    赤城(今では、全く力が出ない……実戦どころか、演習すらロクに出来ない始末)

    赤城(あの時、誰かに相談していれば……この事態は避けられたかもしれなかった……?)

    赤城(こんな、無様な事に、ならないで済んだかも、しれなかった……なのに……)

    赤城「……グスッ」

    赤城「ぁっ……うぁっ……」ポロポロ

    赤城「うぁぁっ……ぁぁぁぁぁっ…………」











    BAD END

    95 = 49 :

    え・・・ハッピーエンドありますよね

    96 :

    おい



    おい

    97 = 64 :

    えっ

    えっ !?

    99 :

    ハッピーエンドをををを

    100 :

    ハッピーエンドはよう


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