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元スレP「伊織か?」伊織「お兄様!?」
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その後の俺は一切弱気にならず、失敗しても笑えるように心がけた。
三人も調子を取り戻すどころか、トークやパフォーマンスもかなり上達していた。
次のオーディションでは、それぞれ別の企画のものを受けたが、全員通過した。
その通知を受けて、四人ではしゃいだものだった。
P「そうだ!お祝いにどっか行こう!」
とテンションの上がった俺が言い出し、現在ショッピングモールに出かけている。
P「何か食べに行こうか」
お祝いといえば、食事以外になかなか思いつかない俺である。
真「そうですね。あと記念なら形に残るものがいいな」
真美「まこちん、それいいね!」
アクセサリーか何かを想像したのか、ノリノリの真美。
アクセサリーか…何がいいかな?と俺も密かに考えていたりする。
とりあえずパンケーキの美味しいお店に入っていった。
三人も調子を取り戻すどころか、トークやパフォーマンスもかなり上達していた。
次のオーディションでは、それぞれ別の企画のものを受けたが、全員通過した。
その通知を受けて、四人ではしゃいだものだった。
P「そうだ!お祝いにどっか行こう!」
とテンションの上がった俺が言い出し、現在ショッピングモールに出かけている。
P「何か食べに行こうか」
お祝いといえば、食事以外になかなか思いつかない俺である。
真「そうですね。あと記念なら形に残るものがいいな」
真美「まこちん、それいいね!」
アクセサリーか何かを想像したのか、ノリノリの真美。
アクセサリーか…何がいいかな?と俺も密かに考えていたりする。
とりあえずパンケーキの美味しいお店に入っていった。
春香「私、ここ来てみたかったんですよ!」
P「じゃあ、好きなの選んでいいぞ。お祝いだから値段とかは気にすんなよ?」
真美「えー、いいの!?…じゃあじゃあ、どれにしよっかな!」
それぞれ注文を済ませる。
ちなみに俺はコーヒーだけ。
しばらくしてパンケーキが運ばれると、みんなの目はキラキラ輝く。
女の子は甘いもの好きなんだなぁ…としみじみ思うのだった。
俺はコーヒーを飲みつつ、みんなの幸せそうな顔を眺める。
春香「はい、プロデューサーさん!美味しいんで食べてみてください!」
春香が少し食べた後、俺にも一口大に切って差し出してくる。
P「お、ありがとう……あむっ……うん、美味しいね」
真「ボクもあげますよ。あーんってしてください!」
真美「真美のも!」
真も真美も続けてくれる。
これが幸せか…と適当なことを思うのだったが、周りからの視線が痛い。
ニヤニヤ見ている女性グループもいれば、怪しそうに見てくるカップルの客。
羨ましそうに、もとい嫉妬を露わにして見てくる男性スタッフ。
妙な視線を感じると、急にいろんなことを意識し始めてしまって、俺が口を付けたフォークを彼女たちが使ってるということさえ気になって仕方なくなってしまう。
逃げ出したい気分になったが、彼女たちの幸せそうな顔はそんな煩悩を消してくれるようでもあった。
P「じゃあ、好きなの選んでいいぞ。お祝いだから値段とかは気にすんなよ?」
真美「えー、いいの!?…じゃあじゃあ、どれにしよっかな!」
それぞれ注文を済ませる。
ちなみに俺はコーヒーだけ。
しばらくしてパンケーキが運ばれると、みんなの目はキラキラ輝く。
女の子は甘いもの好きなんだなぁ…としみじみ思うのだった。
俺はコーヒーを飲みつつ、みんなの幸せそうな顔を眺める。
春香「はい、プロデューサーさん!美味しいんで食べてみてください!」
春香が少し食べた後、俺にも一口大に切って差し出してくる。
P「お、ありがとう……あむっ……うん、美味しいね」
真「ボクもあげますよ。あーんってしてください!」
真美「真美のも!」
真も真美も続けてくれる。
これが幸せか…と適当なことを思うのだったが、周りからの視線が痛い。
ニヤニヤ見ている女性グループもいれば、怪しそうに見てくるカップルの客。
羨ましそうに、もとい嫉妬を露わにして見てくる男性スタッフ。
妙な視線を感じると、急にいろんなことを意識し始めてしまって、俺が口を付けたフォークを彼女たちが使ってるということさえ気になって仕方なくなってしまう。
逃げ出したい気分になったが、彼女たちの幸せそうな顔はそんな煩悩を消してくれるようでもあった。
春香「美味しかったです!ごちそうさまでした」
真「ありがとうございます、奢ってもらっちゃって…」
真美「ごちになりやす!」
真美のそれは何キャラか…。
P「まあ気にすることはないよ。それで形に残るものってどうする?」
真美「ここは定番のプリクラ!」
春香「それいいね!」
P「俺、プリクラとかいうのやったこと無いんだが…」
三人は信じられないものを見るような目で俺を見てきた。
真「本当ですか?」
春香「じゃあ今日が初プリクラってことですね!」
プリクラはどうやら決定らしい。
P「そのプリクラってどこにあるの?」
真美「ゲーセンとかにあるよー」
P「そのゲーセンとかいうのも行ったことない…」
三人は未確認生物を見るかのような目で俺を見てきた。
ちなみに未確認生物を見た人の目を俺は知らない。
春香「とにかく行きましょう!」
そうしてノリノリの三人に案内される
真「ありがとうございます、奢ってもらっちゃって…」
真美「ごちになりやす!」
真美のそれは何キャラか…。
P「まあ気にすることはないよ。それで形に残るものってどうする?」
真美「ここは定番のプリクラ!」
春香「それいいね!」
P「俺、プリクラとかいうのやったこと無いんだが…」
三人は信じられないものを見るような目で俺を見てきた。
真「本当ですか?」
春香「じゃあ今日が初プリクラってことですね!」
プリクラはどうやら決定らしい。
P「そのプリクラってどこにあるの?」
真美「ゲーセンとかにあるよー」
P「そのゲーセンとかいうのも行ったことない…」
三人は未確認生物を見るかのような目で俺を見てきた。
ちなみに未確認生物を見た人の目を俺は知らない。
春香「とにかく行きましょう!」
そうしてノリノリの三人に案内される
来る途中、ショッピングモール内には様々な服屋、雑貨屋があった。
服なんかどうだろうと提案したが、衣装があるからお揃いを買う必要がないらしい。
あれこれ話をしてるうちに目的のゲーセンとやらに着く。
あれこれと機会が置かれていて、騒音がすごい。
ゲーム機がたくさん置いてあって、ゲームセンターを略したものなのか…。
一つ知識が増えた。
プリクラとかいうのはこの箱型の機械で、写真を撮って、それを加工すると、シールになって出てくるらしい。
女の子はここへ来るなり、そりゃもうテンションは最高潮だ。
数回シャッターを切られる。
裏にある画面で落書きをするらしいのだが、ついていけなくて困った。
春香「プロデューサーさんも書きましょう!」
おいおい、それは無茶ってもんだぜ…。
と思ったが、閃いた。
写真を一枚選んで『目指せトップアイドル!』と書いた。
みんなに見られてる中で書くのは恥ずかしかったが、三人とも優しく笑ってくれたから、まあいいか。
服なんかどうだろうと提案したが、衣装があるからお揃いを買う必要がないらしい。
あれこれ話をしてるうちに目的のゲーセンとやらに着く。
あれこれと機会が置かれていて、騒音がすごい。
ゲーム機がたくさん置いてあって、ゲームセンターを略したものなのか…。
一つ知識が増えた。
プリクラとかいうのはこの箱型の機械で、写真を撮って、それを加工すると、シールになって出てくるらしい。
女の子はここへ来るなり、そりゃもうテンションは最高潮だ。
数回シャッターを切られる。
裏にある画面で落書きをするらしいのだが、ついていけなくて困った。
春香「プロデューサーさんも書きましょう!」
おいおい、それは無茶ってもんだぜ…。
と思ったが、閃いた。
写真を一枚選んで『目指せトップアイドル!』と書いた。
みんなに見られてる中で書くのは恥ずかしかったが、三人とも優しく笑ってくれたから、まあいいか。
ぽんと写真が出てくる。
P「なにこれ。俺、怖い…」
特に目が加工されていて自分が自分じゃないみたいだ。
呟くと、三人とも笑っていた。
その後、そのままゲームをして遊ぶ。
画面に向かって銃を撃つゲームをしたり、エアホッケーをしたり…。
ダンスのゲームにうちのアイドルの曲が入ってたのを見て嬉しくなった。
多分、社長か小鳥さんが許可を出したのだろう。
P「うーん!久しぶりにこんなに遊んだなぁ!」
真「それにしてもプロデューサーがゲーセン知らなかったのは驚きでした…」
春香「やっぱりいいとこの息子さんって感じですね…」
P「あはは…恥ずかしい話だな」
真美「…これからどこ行くの?」
最年少の真美は遊び足りないのか、元気が有り余ってるようだ。
P「じゃあ、さっき言ってた形に残る記念品でも買いに行こっか」
春香「じゃあそこの雑貨屋さんから見ていきましょう!」
真美だけでなく、春香や真も元気だった。
P「なにこれ。俺、怖い…」
特に目が加工されていて自分が自分じゃないみたいだ。
呟くと、三人とも笑っていた。
その後、そのままゲームをして遊ぶ。
画面に向かって銃を撃つゲームをしたり、エアホッケーをしたり…。
ダンスのゲームにうちのアイドルの曲が入ってたのを見て嬉しくなった。
多分、社長か小鳥さんが許可を出したのだろう。
P「うーん!久しぶりにこんなに遊んだなぁ!」
真「それにしてもプロデューサーがゲーセン知らなかったのは驚きでした…」
春香「やっぱりいいとこの息子さんって感じですね…」
P「あはは…恥ずかしい話だな」
真美「…これからどこ行くの?」
最年少の真美は遊び足りないのか、元気が有り余ってるようだ。
P「じゃあ、さっき言ってた形に残る記念品でも買いに行こっか」
春香「じゃあそこの雑貨屋さんから見ていきましょう!」
真美だけでなく、春香や真も元気だった。
P「じゃあ、三人でじっくり話し合って決めるんだぞ。なんたって記念だからな」
はーい、と返事をして先に行く三人。
俺は彼女たちを見守るということもせず、先にレジで会計を済ませる。
店を出て待っていると彼女たちもやってくる。
真「お待たせしましたプロデューサー!」
春香「私たちからこれ、プレゼントです!」
小さめの箱、指輪でも入ってそうだったが、違った。
アイドルのA?…それに天使をかたどったような…。
CとGというアルファベットも浮かび上がってくる。
どういう意味があるかはわからないが…。
これはピンバッジか…?
春香「実はこれオーダーメイドなんです!」
真美「どう…?かわいいっしょ!」
P「オーダーメイドって、いつから?」
真美「一週間くらい前から?」
一週間前って、まだオーディション合格してない時だ。
はーい、と返事をして先に行く三人。
俺は彼女たちを見守るということもせず、先にレジで会計を済ませる。
店を出て待っていると彼女たちもやってくる。
真「お待たせしましたプロデューサー!」
春香「私たちからこれ、プレゼントです!」
小さめの箱、指輪でも入ってそうだったが、違った。
アイドルのA?…それに天使をかたどったような…。
CとGというアルファベットも浮かび上がってくる。
どういう意味があるかはわからないが…。
これはピンバッジか…?
春香「実はこれオーダーメイドなんです!」
真美「どう…?かわいいっしょ!」
P「オーダーメイドって、いつから?」
真美「一週間くらい前から?」
一週間前って、まだオーディション合格してない時だ。
真「まあ、オーディションに合格したのも、お祝いにここに来たのも偶然ですけどね」
P「そうだったのか、不思議な偶然だな」
春香「まるで運命みたいですよね!」
ぱしっと手を合わせて表情を輝かせる春香。
P「それじゃ、俺からもプレゼント」
こちらは細長いケースが三つ、それぞれに渡す。
真美「開けてもいい?」
P「いいよ」
真「…わぁ」
春香「ネックレス…」
春香、真、真美にそれぞれ違う装飾のネックレスを渡した。
違う装飾と言っても、ネックレスの先に付いているマークが違うだけで、あとは同じだ。
ちなみに春香は太陽、真は三日月、真美は星、と俺のイメージで選んでいる。
春香「ありがとうございます!」
三人とも気に入ってくれたみたいで良かった。
早速つけてほしいと頼まれて、またしても周りの視線を受けながら三人にそのネックレスをつけてあげた。
P「そうだったのか、不思議な偶然だな」
春香「まるで運命みたいですよね!」
ぱしっと手を合わせて表情を輝かせる春香。
P「それじゃ、俺からもプレゼント」
こちらは細長いケースが三つ、それぞれに渡す。
真美「開けてもいい?」
P「いいよ」
真「…わぁ」
春香「ネックレス…」
春香、真、真美にそれぞれ違う装飾のネックレスを渡した。
違う装飾と言っても、ネックレスの先に付いているマークが違うだけで、あとは同じだ。
ちなみに春香は太陽、真は三日月、真美は星、と俺のイメージで選んでいる。
春香「ありがとうございます!」
三人とも気に入ってくれたみたいで良かった。
早速つけてほしいと頼まれて、またしても周りの視線を受けながら三人にそのネックレスをつけてあげた。
春香「…どうですか?」
P「似合ってるよ…。まあ俺が選んだし当然だ」
真「出た…プロデューサーの自信過剰」
P「過剰じゃねえって…。ちゃんとしたセンスはある方だと自負してる」
真美「ねえねえ、真美は?」
P「うん、よく似合っててちょっと大人っぽく見えるな」
真美「大人っ!えへへ…」
きっとこの日の彼女たちの笑顔は忘れないんだろうな。
日もじきに沈んできた頃、俺の運転する車内では三人の寝息が静かに聞こえていた。
P「遊び疲れたのか…」
彼女たちはぐっすりだ。
フロントミラーを見てみると仲良く寄り添って眠っている。
ここ一ヶ月ほどで、三人はずいぶん絆を深めたみたいだ。
P「ユニットの件も次の日に話してみるか…」
ちょうど楽曲も制作したところだし、新しい衣装も可愛くかつクールなものになっている。
俺はその衣装を身にまとい、ライブをしている姿を想像する。
たまらなくワクワクする。
その瞬間のために俺は今を生きてるに違いないとすら思える。
P「似合ってるよ…。まあ俺が選んだし当然だ」
真「出た…プロデューサーの自信過剰」
P「過剰じゃねえって…。ちゃんとしたセンスはある方だと自負してる」
真美「ねえねえ、真美は?」
P「うん、よく似合っててちょっと大人っぽく見えるな」
真美「大人っ!えへへ…」
きっとこの日の彼女たちの笑顔は忘れないんだろうな。
日もじきに沈んできた頃、俺の運転する車内では三人の寝息が静かに聞こえていた。
P「遊び疲れたのか…」
彼女たちはぐっすりだ。
フロントミラーを見てみると仲良く寄り添って眠っている。
ここ一ヶ月ほどで、三人はずいぶん絆を深めたみたいだ。
P「ユニットの件も次の日に話してみるか…」
ちょうど楽曲も制作したところだし、新しい衣装も可愛くかつクールなものになっている。
俺はその衣装を身にまとい、ライブをしている姿を想像する。
たまらなくワクワクする。
その瞬間のために俺は今を生きてるに違いないとすら思える。
春香「…楽しそうですね」
P「うわっ…!起きてたのか…」
春香「はい、ついさっき起きました。そうしたらプロデューサーさんが楽しそうだったので…」
P「春香は今日楽しかった?」
春香「もちろんです。一生忘れないと思えるくらいには…」
春香は優しい表情で隣の真美と真を交互に見る。
P「そうか、俺もそう思ってた。だから楽しそうだったんだろうな…」
春香「はい、それはもうニヤニヤと恐ろしいくらいに…」
P「それ、ただの変質者じゃないか?」
春香は、冗談ですよ、と言って控えめに笑った。
P「もう真美の家に着くから起こしてくれないか?」
春香「えー、こんなに気持ちよさそうに寝てるのに可哀想ですよ…」
P「うーん、じゃあ着いたらでいいよ」
そうして5分くらいですぐに着いてしまう。
P「うわっ…!起きてたのか…」
春香「はい、ついさっき起きました。そうしたらプロデューサーさんが楽しそうだったので…」
P「春香は今日楽しかった?」
春香「もちろんです。一生忘れないと思えるくらいには…」
春香は優しい表情で隣の真美と真を交互に見る。
P「そうか、俺もそう思ってた。だから楽しそうだったんだろうな…」
春香「はい、それはもうニヤニヤと恐ろしいくらいに…」
P「それ、ただの変質者じゃないか?」
春香は、冗談ですよ、と言って控えめに笑った。
P「もう真美の家に着くから起こしてくれないか?」
春香「えー、こんなに気持ちよさそうに寝てるのに可哀想ですよ…」
P「うーん、じゃあ着いたらでいいよ」
そうして5分くらいですぐに着いてしまう。
春香「真美んちって結構大きいんですね…」
親がお医者様だからね。
P「真美、着いたよ」
後部座席に振り返り真美に伝えるが、うぅん、とうめくだけでしっかりと覚醒しない。
P「しょうがない…」
俺はいったん運転席から降りると、双海家の呼び鈴を押す。
送ってきたという旨を伝え、真美を連れに戻る。
P「真美ー…お母様が迎えにいらっしゃってるよ」
真美「うーん、ママが…?」
P「うん。もうお家の前だから起きて…」
真美「うぅん…眠い……」
あらら…。
なかなか動こうとしない。
眠気が勝ってしまっている。
親がお医者様だからね。
P「真美、着いたよ」
後部座席に振り返り真美に伝えるが、うぅん、とうめくだけでしっかりと覚醒しない。
P「しょうがない…」
俺はいったん運転席から降りると、双海家の呼び鈴を押す。
送ってきたという旨を伝え、真美を連れに戻る。
P「真美ー…お母様が迎えにいらっしゃってるよ」
真美「うーん、ママが…?」
P「うん。もうお家の前だから起きて…」
真美「うぅん…眠い……」
あらら…。
なかなか動こうとしない。
眠気が勝ってしまっている。
そう思ったが、真美は俺に両手を出してきた。
真美「にぃちゃん…」
どう見ても抱っこしてくれのジェスチャーだ。
いつもは真美から要求しないと思うんだけど、それほど眠いらしい。
P「わかった。…よっ」
ぐいっと力を入れて持ち上げる。
真美の方も自然に抱きついてきて、ちょうど俺の肩の位置に顔を乗せている。
「すみません。わざわざ…」
P「このくらい構いませんよ…。むしろもうちょっと迷惑かけてもらっても構いません」
「うふふ…。頼もしいわ」
亜美「兄ちゃんやっほー!」
P「よお、真美を届けに来た」
亜美「………兄ちゃんちょっと待って」
P「?どうした?」
すぐに亜美はスマホを持ってきて、カシャリと鳴らす。
真美「にぃちゃん…」
どう見ても抱っこしてくれのジェスチャーだ。
いつもは真美から要求しないと思うんだけど、それほど眠いらしい。
P「わかった。…よっ」
ぐいっと力を入れて持ち上げる。
真美の方も自然に抱きついてきて、ちょうど俺の肩の位置に顔を乗せている。
「すみません。わざわざ…」
P「このくらい構いませんよ…。むしろもうちょっと迷惑かけてもらっても構いません」
「うふふ…。頼もしいわ」
亜美「兄ちゃんやっほー!」
P「よお、真美を届けに来た」
亜美「………兄ちゃんちょっと待って」
P「?どうした?」
すぐに亜美はスマホを持ってきて、カシャリと鳴らす。
真美「…うぅん、亜美?………!!」
亜美「いえーい!スキャンダル現場激写!」
いやいや、亜美よ。それはシャレにならんぞ…。
P「亜美ー…それは絶対他の人に見せんなよな…」
真美「兄ちゃん!今すぐ下ろして!」
P「え?どうした?」
急に慌てふためく姉の真美。
身内どうしでもスキャンダルってからかわれるのが嫌なのかな?
俺は真美をすぐに下ろす。
真美「…」
顔は真っ赤で俺の方をチラッと上目づかいで見るが、目を合わせるとすぐに視線を落としてしまった。
ついには振り向き、俺に背を見せる。
真美「今日はありがと…」
小さい声でそう聞こえた。
「まあまあ…」
真美のお母様は口に手をあて上品な笑顔を見せる。
亜美「いえーい!スキャンダル現場激写!」
いやいや、亜美よ。それはシャレにならんぞ…。
P「亜美ー…それは絶対他の人に見せんなよな…」
真美「兄ちゃん!今すぐ下ろして!」
P「え?どうした?」
急に慌てふためく姉の真美。
身内どうしでもスキャンダルってからかわれるのが嫌なのかな?
俺は真美をすぐに下ろす。
真美「…」
顔は真っ赤で俺の方をチラッと上目づかいで見るが、目を合わせるとすぐに視線を落としてしまった。
ついには振り向き、俺に背を見せる。
真美「今日はありがと…」
小さい声でそう聞こえた。
「まあまあ…」
真美のお母様は口に手をあて上品な笑顔を見せる。
亜美はお宝写真をゲットしたとばかりに喜んでた。
真美「亜美!あとで消してよね!」
亜美「やだよー」
「今日は娘を遊びに連れてってくださってありがとうございました」
P「いえ、私こそ娘さんを連れ出す許可をいただきありがとうございます」
「パパも信頼してるみたいなので任せてもいいかしらって…真美も楽しみにしていたので…」
P「そうでしたか、ご期待に添えるようにこれからも精進します」
「真面目で素敵な方ね…。今後もうちの娘たちをよろしくお願いします」
P「はい!…それでは失礼します」
真美「ばいばい兄ちゃん!」
P「おう、またな…」
運転席に戻る。
P「お待たせ、真はまだぐっすりか…」
春香「そうですね。次は真を送るんですよね?」
P「ああ、そっちの方が近いからな…」
それじゃあ行こうかと一言、車を出す。
真美「亜美!あとで消してよね!」
亜美「やだよー」
「今日は娘を遊びに連れてってくださってありがとうございました」
P「いえ、私こそ娘さんを連れ出す許可をいただきありがとうございます」
「パパも信頼してるみたいなので任せてもいいかしらって…真美も楽しみにしていたので…」
P「そうでしたか、ご期待に添えるようにこれからも精進します」
「真面目で素敵な方ね…。今後もうちの娘たちをよろしくお願いします」
P「はい!…それでは失礼します」
真美「ばいばい兄ちゃん!」
P「おう、またな…」
運転席に戻る。
P「お待たせ、真はまだぐっすりか…」
春香「そうですね。次は真を送るんですよね?」
P「ああ、そっちの方が近いからな…」
それじゃあ行こうかと一言、車を出す。
走行中はうちのアイドルの曲を流している。
春香「このCDって作ったんですか?」
P「そうだよ。響と貴音の新曲もある」
春香「今度発売のソロのやつですよね!」
P「ああ、お前たちが最初に出したやつ。みんなは重版を出したが、律子のはないんだよね」
律子のCDは今となってはレアである。
高価というわけではないが…。
しばらくして春香の曲だ。
春香「あー、なんか自分で聞くと恥ずかしいですね…」
P「最初は確かにな…。テレビもそうだが、何度も聞いたり見たりしてれば慣れるぞ」
そんなこんなで、真のお家に到着する。
P「真、起きてるか?」
真「うーん………ふあ、おはようございます…プロデューサー…」
P「真んち着いたぞ」
真「送っていただいてありがとうございます…」
P「ちゃんと立てる?」
真「当たり前ですよ」
すくっと起き上がり、車から出る真。
真「じゃあまた明日ですね」
P「おう、そうだな」
お疲れ様ですと言って家に帰る真。
後は春香を送るだけである。
春香「このCDって作ったんですか?」
P「そうだよ。響と貴音の新曲もある」
春香「今度発売のソロのやつですよね!」
P「ああ、お前たちが最初に出したやつ。みんなは重版を出したが、律子のはないんだよね」
律子のCDは今となってはレアである。
高価というわけではないが…。
しばらくして春香の曲だ。
春香「あー、なんか自分で聞くと恥ずかしいですね…」
P「最初は確かにな…。テレビもそうだが、何度も聞いたり見たりしてれば慣れるぞ」
そんなこんなで、真のお家に到着する。
P「真、起きてるか?」
真「うーん………ふあ、おはようございます…プロデューサー…」
P「真んち着いたぞ」
真「送っていただいてありがとうございます…」
P「ちゃんと立てる?」
真「当たり前ですよ」
すくっと起き上がり、車から出る真。
真「じゃあまた明日ですね」
P「おう、そうだな」
お疲れ様ですと言って家に帰る真。
後は春香を送るだけである。
春香「プロデューサーさんは、私たちと遊びに行くの、あまり気が進まないかと思ってました」
P「そうだな。遊びに行くという名目じゃ確かに気は進まない。俺が遊びたくてもね」
春香「…お祝いだからですか?」
P「まあ、そういうことになるな」
春香「私、765プロのメンバーと出かけるの好きなんです」
P「いいことじゃないか…」
春香「その中にはプロデューサーさんも含まれています」
P「へえ、嬉しいね」
春香「だから、あまり気にせず遊びたいです…」
これは春香なりの気遣いなのか、それとも本心なのかわからなかった。
P「春香はアイドルなんだ」
春香「はい」
P「アイドルが特定の男と遊んでいたらファンのみんなは嫌なんだ」
春香「…ファンのみんなも理解してくれると思います」
P「そうだな。遊びに行くという名目じゃ確かに気は進まない。俺が遊びたくてもね」
春香「…お祝いだからですか?」
P「まあ、そういうことになるな」
春香「私、765プロのメンバーと出かけるの好きなんです」
P「いいことじゃないか…」
春香「その中にはプロデューサーさんも含まれています」
P「へえ、嬉しいね」
春香「だから、あまり気にせず遊びたいです…」
これは春香なりの気遣いなのか、それとも本心なのかわからなかった。
P「春香はアイドルなんだ」
春香「はい」
P「アイドルが特定の男と遊んでいたらファンのみんなは嫌なんだ」
春香「…ファンのみんなも理解してくれると思います」
P「マリア様は分かるか?」
春香「?…キリストの…?」
P「そう。キリストの母マリアは福音書において処女であったとされるんだ」
春香「それがどういう…?」
P「周りに男性の気配が無いってことだ」
春香「…」
P「アイドルってのは偶像って意味だ。聖母マリアのように崇められる存在さ」
春香「つまり、私も聖母マリアのような存在であると…?」
P「そういうことだ。アイドルであり続ける限りな…」
春香「だから、頻繁に遊ぶのはNGで、恋愛ももちろんNGってことですか?」
P「そう」
完全にこじつけだ。
しかし、こう理屈っぽく言っておかなければ、嫌な思いをした時では遅いのだ。
春香「でも私は…」
P「もちろん春香は一人の人間だし、生き方は自由だよ。けれどね、アイドルを続けるってことはそういうことなんだ。世間に顔が知られる上で多少縛られることもあるんだよ」
春香「…生きづらい世の中ですね」
P「ああ、生きづらい世の中だ」
しばらく沈黙するがすぐに春香の家まで着いた。
春香「?…キリストの…?」
P「そう。キリストの母マリアは福音書において処女であったとされるんだ」
春香「それがどういう…?」
P「周りに男性の気配が無いってことだ」
春香「…」
P「アイドルってのは偶像って意味だ。聖母マリアのように崇められる存在さ」
春香「つまり、私も聖母マリアのような存在であると…?」
P「そういうことだ。アイドルであり続ける限りな…」
春香「だから、頻繁に遊ぶのはNGで、恋愛ももちろんNGってことですか?」
P「そう」
完全にこじつけだ。
しかし、こう理屈っぽく言っておかなければ、嫌な思いをした時では遅いのだ。
春香「でも私は…」
P「もちろん春香は一人の人間だし、生き方は自由だよ。けれどね、アイドルを続けるってことはそういうことなんだ。世間に顔が知られる上で多少縛られることもあるんだよ」
春香「…生きづらい世の中ですね」
P「ああ、生きづらい世の中だ」
しばらく沈黙するがすぐに春香の家まで着いた。
家の前では春香の母親が出迎えてくれた。
「いつも娘がお世話になってます…」
P「いえ、こちらこそ」
「どうですか、春香は?」
春香「お母さん、恥ずかしいよ!」
P「はい、とても真面目に頑張っていて私まで元気をいただける理想のアイドルの一人です」
春香は俺の方を見ると顔を赤らめ、春香のお母様に強くしがみついた。
「まあ…。それを聞いて安心しました。今後も春香のことをよろしくお願いします」
P「はい、任せてください!」
俺は失礼しますと断り、その場を後にした。
「真面目でかっこいい人ね、春香?」
春香「え?いや、ずっと見てるし、かっこいいかどうかはわかんないよ」
「まあ、ずっと見てるなんて春香メロメロ?」
春香「ち、違う違う!もう一年以上プロデューサーやってるから見慣れてるってだけ!」
「そう。…じゃあ彼のこと好きじゃないの?」
春香「す、すす好きぃ!?…確かに嫌いじゃないけど!嫌いじゃないけど…」
母親に取り乱される春香は、耳まで真っ赤に染まっていた。
春香「………よくわかんない」
「そう。…まあ頑張りなさいな、アイドル」
春香「………うん」
母親というのは何でもかんでも知っているものなのだ。
「いつも娘がお世話になってます…」
P「いえ、こちらこそ」
「どうですか、春香は?」
春香「お母さん、恥ずかしいよ!」
P「はい、とても真面目に頑張っていて私まで元気をいただける理想のアイドルの一人です」
春香は俺の方を見ると顔を赤らめ、春香のお母様に強くしがみついた。
「まあ…。それを聞いて安心しました。今後も春香のことをよろしくお願いします」
P「はい、任せてください!」
俺は失礼しますと断り、その場を後にした。
「真面目でかっこいい人ね、春香?」
春香「え?いや、ずっと見てるし、かっこいいかどうかはわかんないよ」
「まあ、ずっと見てるなんて春香メロメロ?」
春香「ち、違う違う!もう一年以上プロデューサーやってるから見慣れてるってだけ!」
「そう。…じゃあ彼のこと好きじゃないの?」
春香「す、すす好きぃ!?…確かに嫌いじゃないけど!嫌いじゃないけど…」
母親に取り乱される春香は、耳まで真っ赤に染まっていた。
春香「………よくわかんない」
「そう。…まあ頑張りなさいな、アイドル」
春香「………うん」
母親というのは何でもかんでも知っているものなのだ。
はい、おちまいです。
最近は納得いくような話が書けてないというか、
まあインスピレーションが足りてないんですが…。
とにかく楽しんで読んで下されば幸いです。
ご感想ご質問等あればどうぞ!
それと皆さんレスありがとうございます!
最近は納得いくような話が書けてないというか、
まあインスピレーションが足りてないんですが…。
とにかく楽しんで読んで下されば幸いです。
ご感想ご質問等あればどうぞ!
それと皆さんレスありがとうございます!
始めてみてリアルタイムに遭遇した
これは見続けるしかないな!
これは見続けるしかないな!
双海母も天海母もキャラが似てるような…気のせい?>>1に聞きたいけど、このSSでPはいずれ水瀬家に呼ばれて父親や上の兄と対面して伊織含め全員揃い久しぶりの家族揃っての食事会みたいな展開っていずれあったりする?
もしないなら完結後のオマケでいいから書いてほしいなーって
もしないなら完結後のオマケでいいから書いてほしいなーって
皆さんレスありがとうございます!
嬉しいです!
>>771
一つ目の方、母親は特にキャラ分けはせずといった感じです。
似ていたなら似ていたで私はいいんですけど、許せない方は頑張って別人だと思い込んでください。
二つ目の方はエンディングによって、そういう展開を作ろうかなと思ってます。
そういう要望があるようでしたら、本編に書かなかったとしてもサブで書こうと思います。
他にも完結したらですけど、
本編を補完する形や、エンディング後のアフターなんかも書けたらいいなと思ってます。
嬉しいです!
>>771
一つ目の方、母親は特にキャラ分けはせずといった感じです。
似ていたなら似ていたで私はいいんですけど、許せない方は頑張って別人だと思い込んでください。
二つ目の方はエンディングによって、そういう展開を作ろうかなと思ってます。
そういう要望があるようでしたら、本編に書かなかったとしてもサブで書こうと思います。
他にも完結したらですけど、
本編を補完する形や、エンディング後のアフターなんかも書けたらいいなと思ってます。
>エンディングによって、そういう展開を作ろうかなと思ってます。
ってことは伊織エンド(Pエンド?)になった場合に水瀬家で食事会みたいなことはあるのかな?
ついでにエンディングについてだけど、これは各アイドルエンドがあるの?
それとも女Pさん、麗華様伊織、ひかりの四人のみ存在?
ってことは伊織エンド(Pエンド?)になった場合に水瀬家で食事会みたいなことはあるのかな?
ついでにエンディングについてだけど、これは各アイドルエンドがあるの?
それとも女Pさん、麗華様伊織、ひかりの四人のみ存在?
>>773
そうですね。
とにかく、Pと水瀬家の場面は自分自身でもイメージできてるので
伊織エンドを書かなくても、別で書くつもりでいます。
事の発端は家族とのいざこざ(主に父親)なので…。
しばらくお待ちくださいませ。
新たな疑問の方は、特に支持されてる登場人物数名を予定してます。
ですので、皆様はお気軽にご要望を仰ってください。
それと、各エンディングを書き始めたあたりで随時報告します。
報告は、この人のエンディングを書いてます、書き終えました等の内容になると思います。
エンディングの話はまた後日します。
今はまだ分岐前の話がたくさんありますので、そちらを書き終えるのを優先します。
この説明で混乱させてしまったら申し訳ないです。
そうですね。
とにかく、Pと水瀬家の場面は自分自身でもイメージできてるので
伊織エンドを書かなくても、別で書くつもりでいます。
事の発端は家族とのいざこざ(主に父親)なので…。
しばらくお待ちくださいませ。
新たな疑問の方は、特に支持されてる登場人物数名を予定してます。
ですので、皆様はお気軽にご要望を仰ってください。
それと、各エンディングを書き始めたあたりで随時報告します。
報告は、この人のエンディングを書いてます、書き終えました等の内容になると思います。
エンディングの話はまた後日します。
今はまだ分岐前の話がたくさんありますので、そちらを書き終えるのを優先します。
この説明で混乱させてしまったら申し訳ないです。
>>777
アイドルはIだと皆気付いてても言わなかったのに…
アイドルはIだと皆気付いてても言わなかったのに…
>>779
引退ダメ ゼッタイ
引退ダメ ゼッタイ
報告です。
続きの方全然書けてなくて、
待たせるのも悪いのでいったんこのスレ落としたいです。
それで全部書き溜めたときに
別スレでリテイクとして一気に投下させてください。
勝手で申し訳ない……。
続きの方全然書けてなくて、
待たせるのも悪いのでいったんこのスレ落としたいです。
それで全部書き溜めたときに
別スレでリテイクとして一気に投下させてください。
勝手で申し訳ない……。
でもこの板最大二ヶ月は落ちないから多少はスレ放置しても大丈夫だと思うよ
生存報告を一ヶ月に一度してくれるならね
ちょっとずつでもいいから書けたら投下してほしいのが本音
ちょっとずつでもいいから書けたら投下してほしいのが本音
HTML化依頼スレで酉もない名無しがここともうひとつの方に依頼出してて
お粗末ななりすましだなと思ってたんだがアレひょっとして本人だったのか
本当に落とすつもりなら酉つけて依頼した方が運営の手間を省けるし
残すつもりなら依頼を撤回しといたほうがいいよ、と一応
お粗末ななりすましだなと思ってたんだがアレひょっとして本人だったのか
本当に落とすつもりなら酉つけて依頼した方が運営の手間を省けるし
残すつもりなら依頼を撤回しといたほうがいいよ、と一応
>>789
運営も悪質な依頼だとわかったらhtml化しない
運営も悪質な依頼だとわかったらhtml化しない
うーん微妙だ…本当に辞めるなら>>1は依頼出すと先に報告してくれるとは思うけど
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