元スレ咲「あの女……京ちゃんをとるなんて許せない……」
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101 :
>>94
うお!
なるほど……なんか鳥肌立ったわ
良い意味で
102 :
やはり東横が最強じゃったか……
103 :
>>74がたて読みで、3 ももが好き
104 = 76 :
スレタイの咲ちゃんが蚊帳の外になっちゃった件
105 :
咲ちゃんは初めからモモが居る事に気付いていて「あの女」はモモを指してた可能性が微レ存
106 :
京太郎(とりあえずあの人に清澄の部屋がどこか聞くか)
京太郎「すいませーん」
モモ「ひっ……ひぃぃぃ!?」
京太郎「は!?」
モモ「え……あ、あなた……私が見えるんっすか?」
京太郎「それってどういう……」
まこ「女の子の悲鳴が聞こえたぞ!」ドタドタ
久「って、須賀君!?」
優希「じぇじぇ、あそこにいるのは犬と鶴賀の消える人だじぇ!」
美穂子「ま、まさか……あなた東横さんにセクハラしたんですか!?」
一「これだから男は……」
和「前々から私の胸に視線がいってて、いつかやらかすとは思っていましたけれど……」
咲「最低だよ京ちゃん!」
京太郎「い、いやこれは……」
純「問答無用!この変態!」ドゴォ
京太郎「ぐぼぁ!」バタッ
107 :
合宿所 モモの部屋
京太郎「いってー……」ヒリヒリ
モモ「私のせいで申し訳ないっす」氷嚢押し当て
京太郎「いいよ別に。どうせ俺はすぐにセクハラする変態野郎だと思われてるんだからな」
モモ「拗ねないで欲しいっす。ほら、アメちゃんあげるっす」
京太郎「俺は子供か!……あと今思い出したよ。確か鶴賀の消える一年生……」
モモ「東横桃子っす。モモでいいっすよ」
京太郎「そうか。俺は須賀京太郎だ」
モモ「じゃあ京くんって呼ぶっす」
モモ「さっきは私を見つけれる人が、まさか蒲原先輩以外にいるとは思わなくて、驚いて大声出しちゃって……」
京太郎「そんな日常に差し障るレベルなのか?その能力」
モモ「昔から影が薄くて、大声を出したり踊ったりしないと、誰かに見つけてもらえない日々だったっす……」
モモ「けれど……そんな私を見つけてくれて、麻雀の世界に私を連れてきてくれたのが、加治木ゆみ先輩」
モモ「先輩には感謝してもしきれないっすよ」
京太郎「そっか……よかったじゃないか」
モモ「はい。でも、京くんにも私も見つけてもらって、結構嬉しかったっすよ?」
モモ「なんで見えたんっすかね?」
京太郎「俺にもわからないよ」
京太郎(多分ここに来る直前、黒髪巨乳のAVを見てたからだな)
モモ「昔から誰にも見つけて貰えなかったから……同年代の男の子の友達ができて凄く嬉しいっす」
モモ「これからもよろしくお願いっす。京くん」
京太郎「俺もおもちの大きい女の子が友達になってくれて嬉しいよ(俺の方こそよろしくな。モモ)」
モモ「……」
京太郎「あ……」
モモ「ふん!」氷嚢でぶん殴り
京太郎「ぐほぉ!」
108 = 107 :
数週間後
モモ「その後、京くんとはたまにメールで会話したりする仲になったっす」
モモ「独白終わり」
ゆみ「誰と話してるんだ?モモ」
モモ「気にしないでください。部室に着いたっすよ」ガララ
佳織「あ、加治木先輩お疲れ様です」
ゆみ「ああ」
モモ「私もいるっすよー」ヒョコ
佳織「え……?」ビクッ
モモ「?」
佳織「えっと、その……」
佳織「誰、ですか?」
.
109 = 107 :
モモ「……!!」
ゆみ「おい妹尾、ふざけるな!モモはその手の冗談が……」
佳織「あ、そ、そうです!ごめんなさい!モモ……モモ。東横……も、桃子ちゃん。うん。ごめんなさい」
ゆみ「妹尾……?」
モモ「……気にしてないっすよ。かおりん先輩」
佳織「ごめんね、モモちゃん。冗談だから」
佳織「本当に、冗談だから……」
モモ(先輩、方向は合ってるけど、微妙に私に目の焦点が合ってないっす)
ゆみ「モモ……?」
モモ「なんでもないっすよ先輩。私は気にしてませんから」
モモ「むっきー先輩か蒲原先輩がくるまで三麻でもするっすよ」
ゆみ「あ、ああ……」
110 = 107 :
モモ(その日をきっかけに、私の周りの状況は一変したっす)
智美「ゆみちん遅いなー」ワハハ
睦月「東京までの遠征の申請が長引いてるんですかね」パチ
佳織「智美ちゃんがやるんじゃないんだね……」パチ
モモ「不思議っすねー」パチ
智美「不思議だなー」ワハハ
モモ「先輩、それロンっすよ」
智美「おお!!くそー、まくられた」
モモ「私の一位で終わりっすね」
ゆみ「ただいま」ガララ
智美「お、丁度ゆみちんが帰ってきたぞ」
ゆみ「四人で麻雀をしていたのか?」
睦月「はい。丁度 半荘終わったところです……あれ?」
佳織「そういえば私と睦月ちゃんと智美ちゃん……あと一人、誰と打ってたんだっけ?」
智美「わからないぞー。不思議だなー」ワハハ
モモ「……」
ゆみ「……」
鶴賀学園 屋上
ゆみ「そうか……居ても違和感は持たれないが、誰にも気づいて貰えないし、誰もモモの事を覚えていないか」
モモ「はい……。親すらも私の事を忘れてるみたいで、ご飯を作っても誰の分だっけ?って頭を傾げてるくらいっす」
モモ「まるで怖い話によくある、気がついたら一人増えてたけど誰も知らないし覚えてない子供みたいっす」
ゆみ「……」
モモ「もう私の事を視えて覚えてるのは、ゆみ先輩くらいっすよ」
モモ「県団体戦に個人戦。ステルス能力を使いすぎたせいで暴走してしまったみたいっすね」
ゆみ「……すまないモモ。私が麻雀に誘ったりしなければ、こんなことには……」
モモ「いいんですよ。先輩がいなかったら、誰にも見つけてもらえず、ただ孤独に生きる人生だったから」
モモ「だから、こんな事になっても、私は幸せでしたよ」
ゆみ「モモ……ありがとう」
ゆみ「私は部室に戻るが……辛かったら、その……」
モモ「いえ、いいんっす。みんなが楽しそうに麻雀をしてるところを見てるだけで、私は幸せっすから」
ゆみ「そうか……ん?モモ?」
モモ「?」
ゆみ「……いや、なんでもない」
モモ「どうしたんっすか?」
ゆみ「いや、なんでもない。……そう、なんでもないんだ」
111 = 107 :
翌日 部室
モモ「(ガララ)あ、先輩一人みたいっすね」
ゆみ「……」ブツブツ
モモ「先輩?」
ゆみ「……そこにいるんだろうモモ。出てきてくれ」
モモ「私はここにいるっすよ先輩」
ゆみ「早く私に姿を見せてくれモモ。ふざけてないで早く。なにか喋ってくれ」
モモ「せんぱい……?」
ゆみ「モモ。頼むから私の前にでてきてくれ。いるんだろう?頼むから……モモ……」
モモ「……先輩。もう私の姿が見えてないし、声も聞こえないんですね……」
ゆみ「モモ……私の前から居なくならないでくれ……」
モモ「……先輩」
翌日
智美「ゆみちん、なんか今朝から浮かない顔をしてるなー」
ゆみ「……かもしれないな」
ゆみ「今朝からなんだか、胸に穴が空いた気分なんだ……。大切な物を忘れてしまったような……とてもとても大切なものを」
ゆみ「私は忘れてしまった自分に腹ただしいし、何を忘れたかわからない事が悲しい……!」ギリッ
モモ「……先輩。ありがとうっす」
112 = 107 :
数日後 街中
モモ「……私はまた一人ぼっちすっね」
モモ「……いいよ。一人ぼっちは慣れてるっす」
モモ「ゆみ先輩に忘れられたのは寂しいけど……でも、いっそ何もかも忘れてもらえれば、また元気な先輩の姿が見れるっす」
モモ「はは……。私は忘れられた方がいいんですね」
京太郎「あ、と……モモ?」
モモ「ひっ……ひぃぃぃ!?」
京太郎「うわ、このパターンは!!」
シーン
京太郎「……?人混みなのに、誰も反応しない?」
モモ「あれ、京くん……?」
京太郎「モモ、だよな。どうしたんだ?」
モモ「京くん、私の姿が見えるんっすか……?」
京太郎「何言ってんだよ。前も見えただろ?」
モモ「そ、そうっすけど……でも……」
京太郎「?」
113 = 107 :
公園
京太郎「そうか……ステルス能力の暴走で、誰からの記憶にも残らなくなったのか」
モモ「そうっす。ゆみ先輩も、最後の最後まで私を覚えていたけれど……もう……」
京太郎「モモ……」
モモ「はは……。それでも京くんには私が見えるんっすね。相変わらず謎っす」
京太郎(……最近、毎晩妄想のモモで抜いてたからかもしれない。って言ったらブチ切れられるかな)
京太郎(このおもちの存在感は男にとっては無視できないからな)
京太郎「あ、おもちで思い出した」
モモ「おもち?」
京太郎「ゲフンゲフン。うちの部活に来てみないか?」
モモ「どういうことっすか?」
京太郎「ほら、和にはモモの姿が見えてただろう?だから、和ならモモの姿が見えるかもしれないからさ」
モモ「おお、京くんにしてはナイスアイデアっす!」
京太郎「京くんにしてはってなんだよ。この」グリグリ
モモ「痛いっす~!」
モモ「……」
京太郎「……モモ?」
モモ「……やっぱり、一人は嫌っす」
モモ「誰かとこうやってお話しするのは、楽しいっす」
モモ「一人は、嫌っすよ……うっ……えぐっ……」
モモ「うわぁぁぁぁん!!」
京太郎「モモ……」
……
モモ「見苦しいところをお見せしたっす」
京太郎「気にするな。辛い時には泣いていいんだ」
モモ「京くん……ありがとう」
114 = 107 :
翌日 清澄
京太郎「おはようございます」ガララ
モモ「失礼するっす」
和「おはようございます。須賀君」
京太郎「和だけか。なあ和、俺の隣に女の子が見えないか?」
和「は……?須賀君、とうとう彼女欲しさをこじらせて妄想の彼女を作り出しんですか?」
京太郎「和、これは真面目な話なんだ」
和「……すいません。けれど本当に、私には誰も見えないんです」
京太郎「そうか……。なあ、県大会の決勝でお前と対戦した人は覚えてるか?」
和「誰一人覚えてませんよ。どんな相手でも私はいつも通りに全力を尽くすだけですから」
モモ「ちょっとその答えは酷いっすね……」
京太郎「そういう奴なんだ和は……悪気は無いんだ。許してやってくれ」
和(本当に頭がおかしくなったんでしょうか?)
夕方
京太郎「結局咲にも見えなかったか……」
モモ「むしろあの人は京くんしか見えてない感じでしたけどね」
京太郎「……?」
モモ「この先は自分で考えるっすよ」
京太郎「よくわからん。……すまないな、モモ。力になれなくて」
モモ「……いいんです。むしろ、私を視て話してくれるだけで、私は幸せっすから」
京太郎「そっか……あれ?」
モモ「……」
京太郎「モモ?……あ、いや。なんでもない」
モモ「……この兆候は知ってるっすよ」
モモ「ゆみ先輩も、私の事が見えなくなる前、今みたいな反応をしたっす」
モモ「正直に言ってください。今、京くんはどうなったっすか?」
京太郎「……モモの姿が、薄くなったように見えたんだ」
モモ「……そうっすか」
京太郎「気にするなよ。どうせ太陽の逆光で見えなかっただけだよ」
モモ「……京くん。私がいる方向はそっちじゃないっすよ」
京太郎「!!」
115 = 107 :
モモ「……もう、ほとんど見えてないんっすね。多分、明日の朝には、私の事を忘れてるっす」
京太郎「……そんな事はわからない。俺は絶対に忘れない。忘れるつもりは絶対……」
モモ「やめてください!」
京太郎「!!」
モモ「ゆみ先輩は、私が見えなくなって必死に探してた……忘れた後にも、私を忘れた事に苦しんでた」
モモ「そうやって私の事で苦しむくらいなら……私の事なんて綺麗さっぱり忘れて、私が初めからいなかったように生活した方が……」
モモ「私なんて居なかった方がよかったんだ!」
京太郎「ふざけるな!!」
モモ「!!」
京太郎「いない方がよかったなんて言うなよ……」
京太郎「例え失って悲しんでも、その楽しかった時間は、本物なんだ。後で辛い思いをしても、楽しかった思いを否定はしたくない」
京太郎「その時間は俺の大切なものだ。だからモモも、自分を否定しないでくれ」
モモ「京くん……」
京太郎「それに、女の子に今にも泣きそうな顔をされて、放っておけるわけないだろ」
モモ「……はは。そうやってすぐカッコつけて、京くんは馬鹿っす」
京太郎「覚えておけ。男はみんな馬鹿なのさ」
モモ「……ふふっ。ありがとう、京くん」
モモ「でも、現実問題として、きっと京くんは明日になれば私の事を忘れちゃうっすよ?」
モモ「いつかは忘れる。そこに……例外は無いっす」
京太郎「……ああ。正直言うと、モモの体は陽炎のようにぼやけてるし、声も少し途切れてる」
京太郎「けど、きっと思い出してみせる」
モモ「え……?」
京太郎「例え何年かかっても……ひょんな事から、思い出すかもしれない」
京太郎「モモの事を忘れなかった人はいない。けれど、時間が経っても絶対思い出せないなんて事も言い切れないはずだ」
京太郎「これならどうだ?」
モモ「京くん……!」
モモ「約束っすよ……何ヶ月経っても、何年経っても……きっと私を見つけるっす」
京太郎「ああ。約束だ」
モモ「ずっと、待ってるっすよ……。ねぇ京くん」
京太郎「ん?」
モモ「今晩、京くんの家に泊まってもいいっすか?」
モモ「京くんが寝て、忘れちゃうその最後の時まで……一緒にいたいっす」
京太郎「ああ。お安い御用だ」
116 = 107 :
深夜 京太郎の部屋
京太郎「それじゃあ、DVDで映画でも観るか」
モモ「バットマンっすか?私も見たことあるっす。ビギンズとダークナイトを」
京太郎「ちっちっち。これはそれより十年以上前、ティムバートン監督の作ったバットマンだ」
京太郎「ダークナイトと同じくジョーカーが出てくるけど、全然別物だぜ?」
モモ「ほうほう」
メガネノアイテヲナグレルカ?ブフォ!
モモ「ほうほう。ダークナイトと違って、目的なんて無くただ殺してるとんでもないシリアルキラーっすね」
京太郎「ヒース・レジャー演じるダークナイトのジョーカーは怖がらせるヴィランだけど、このジャック・ニコルソン演じるジョーカーはただただ怖いヴィランなんだ」
京太郎「ジョークグッズで笑いながら殺してるところが、本当に何も理解できないし話し合うことができる気がしなくて怖い」
京太郎「それじゃあ、次は……ふぁぁ」
モモ「眠いんっすか?京くん」
京太郎「全然眠くないし!まだまだいけるぜ!」
京太郎「次はバットマンリターンズだ!」
……
モモ「ペンギン……。悲しいキャラっすね」
モモ「産まれてすぐに川に捨てられて……誰にも知られることなく、孤独に下水道で暮らして歪んでしまったヴィラン」
モモ「今の私も……同じかもしれないっす」
京太郎「……」
モモ「誰からも忘れられた孤独の存在。私も歪んで犯罪者にになるっすかね」
京太郎「……」
モモ「でも私は京くんがいつか見つけてくれるっす。だから、真っ当に生きていくっすよ」
京太郎「……ZZZ」
モモ「ふふ。こんな美少女を無視して、酷い人っすね」
京太郎「ZZZ」
モモ「さよならは言わないっす。だから、またね。京くん」
117 = 107 :
翌朝
京太郎「ん……ああ。映画見ながら寝たのか」
モモ「そうっすよ。風邪をひかないよう私が毛布をかけてあげたっす」
京太郎「……一人で、見てたのかな」
モモ「違うっすよ。長野一の美少女が一緒だったっす」フンス
京太郎「……なんだろう。大切な物を忘れてる気がする……」
京太郎「けど、なんでかな。悲しいけど、何か、希望がある気がする」
モモ「私もっすよ。京くん」
京太郎「ここで悲しんだら、あいつが泣いちゃうから……あいつって、誰だ?」
モモ「あなたの、大切なガールフレンドっす」
京太郎「まあいいか。朝ごはんを食べるか」
モモ「私はここでバックトゥザフューチャーを見ておくっす」
モモ「……早く私をみつけてくださいね。京くん」
118 = 107 :
清澄
京太郎(和のおっぱい大きいな……)
モモ「相変わらず京くんはおっぱいさんの胸に夢中っすね」
モモ「……私も悪くない大きさのハズなんっすけどねー」ムニュ
咲「京ちゃん、お昼食べよー」
京太郎「おう、レディースランチ頼むわ」
咲「またー?もうしょうがないなー」ニヘラ
モモ「む……」
モモ「やっぱりリンシャンさんは侮れないっすね」
優希「私も一緒に食べるじぇ!和ちゃんも一緒に行くじぇ!」
和「はい。ご一緒しますね」
咲(京ちゃんと二人きりだと思ったのに……まいっか)
京太郎(咲、少し頰が膨れてるな)
モモ(ちくわ大明神)
京太郎(誰だお前)
京太郎「……?なんだ今の」
咲「どうしたの京ちゃん?」
京太郎「……いや。なんでもない」
合同打ち上げ
モモ「京くん、おもち談義に花を咲かせてるっす」
モモ「……おもち関連でもいいから、私の事を思い出して欲しいっす」
モモ「ま、気長に待つっすよ」
119 = 107 :
モモ「……と思ってたら」
玄「好きです」
モモ「京くんが取られそうになってるっす……」
モモ「……まあ、はなから望み薄だったけと。この人がいなくても、幼馴染のリンシャンさんかいるっすから」
モモ「……彼女なんかできちゃったら、私の事なんて本当に忘れて、思い出す事も無くなっちゃうんっすかね……」
モモ「寂しいっす。……京くん」
京太郎「ごめんなさい」
モモ「……え?」
京太郎「思い出せないけど、俺には誰か、大切な人がいた気がするんです」
京太郎「きっと、俺はその人の事が好きでした」
モモ「……京、くん」
モモ「忘れて無かったっすね……。心の底には、私の事が少しだけ、残っていたんっすね……」
モモ「凄く、嬉しいっす……」
120 = 107 :
今に至る
京太郎「……玄さんかぁ。いい人だったな」
京太郎「綺麗な黒髪でおもちで、あんな人が彼女ならって夏休みの初めあたりからずっと妄想してたな」
京太郎「……あれ?俺が玄さんと出会ったのは全国大会の終わり……それじゃあ夏休みの初めあたりって……?」
京太郎「……そうだ……そうだ。さっき言った、忘れてしまった大切な人」
京太郎「……俺の、大好きな人」
京太郎「いた、ハズだ……。綺麗な黒髪と、おもちを持ってた……」
京太郎「泣かせたくないって、誓った人が……」
京太郎「も……モモ」
京太郎「東横……桃子!」
モモ「……呼んだっすか。京くん」
京太郎「も、モモ……」
モモ「はい」
京太郎「モモ……なのか?」
モモ「そうっすよ」
京太郎「ずっと、俺の側にいてくれたんだな」
モモ「おっぱいで私の事を思い出すなんて……相変わらずっすね。京くん」
京太郎「ああ……悪かった」
モモ「いいっすよ……だって、ちゃんと私を見つけてくれたっすから」
京太郎「言ったろ?約束だって」
モモ「ふふ……相変わらずカッコつけ……うんう」
モモ「凄く、カッコいいっすよ。京くん……ありがとう……」グスッ
京太郎「泣くなよ……」グスッ
モモ「京くんこそ……泣いてるっすよ」
京太郎「これは男泣きだよ」
ギュッ
京太郎「やっと会えた……!もう、離さない!もう二度と見失わない!」
モモ「私もっす!もう……絶対に離れたくないっす!」
121 = 107 :
京太郎「モモ、好きだ。俺と付き合ってくれ」
モモ「答えなんてはなから決まってるっすよ……。喜んで!」
京太郎「モモ……」
モモ「京くん……」
穏乃「あれー、山菜取りに来てたら道端に出ちゃった」
京太郎「うおぅい!」
モモ「うわぁお!」
穏乃「あ、清澄の須賀京太郎君とモモさんだ」
京太郎「!?」
モモ「私の事……見えてるっすか?覚えてるっすか!?」
穏乃「そりゃあ準決勝の前々日に一緒に打って貰ったし……あれ、会話した記憶が全然ないや」
モモ「……その日は鶴賀のみんなの様子を見に行ってたから、どさくさに阿知賀の人たちとの麻雀に参加してたっすよ……もしかして」
京太郎「た、高鴨さん。モモの姿が見えるのか!?」
穏乃「何言ってるの須賀君。普通にそこに立ってるんだから見えないわけないじゃん」
憧「シズー、先に行きすぎ……あ、須賀君にモモさん。こんにちは」
モモ「こ、これは、まさか……!」
京太郎「元に戻ったんだ!!」
122 = 107 :
バンザーイ
穏乃「ねえアコ。あの二人は何してるの?」
憧「きっと長野は暑くて頭が少しやられたのよ。生暖かく見守ってあげなさい」
モモ「京くんの愛の力のお陰っす……!京くんが私を思い出したから、きっとみんなも……」
モモ「ありがとう、京くん!」
京太郎「ああ。モモ、これから2人で幸せになろうな」
モモ「勿論っす!」
チュッ
穏乃「わ、わぁー///」
憧「外でなんて大胆……///」
モモ「大好きっすよ。京くん!」
カンッ
123 :
乙 いい京モモだった
124 :
よかった
125 = 107 :
終わり。ちなみに俺が一番好きなキャラはモモではなく岩館揺杏
>>74の諸事情は、少し長めに設けて誰かにステルス選択肢を見抜いて欲しかった
選択肢以外無効は、選択肢以外を許容するとわざわざステルス選択肢を用意した意味が無くなるから
>>82-84のメ欄のヒントの意味は、かまいたちの夜で不思議なダンジョン編を出すには、とあるルートで縦読みをしないといけないから
>>74は文が不自然だしセリフ前の京太郎を京に略してるしで、かなりわかりやすかったかな?
126 = 76 :
よかったよかった乙
と、ところで咲さん救済ルートは……
127 = 78 :
乙
かまいたちとかはよくわからないけど適当に遡って片っ端から立て読みして見つけた
128 :
タイトルの誰かが泣いとるんやな
乙です
129 = 107 :
>>126
ごめん、モモに気合入れすぎてこの後からこれ以上の咲さん可愛いを書けない
またいつか京咲で別の感じで立てる
130 = 123 :
ここで咲さん救済ルート入れるとモモがメッチャ曇るって寸法よ!
131 :
乙
これじゃ他の√のモモが不憫すぎる
132 = 70 :
おつ
咲ちゃん√の話も待ってる
133 :
こうなるとは…!
よかったよ、乙
134 :
乙です。
今読み返してみたけど、確かに麻雀の時とか以外は会話に参加してるようで参加してなかったな。
135 :
やっぱりモモがナンバーワン!
136 :
モモがあまりにも不自然だと思ったら伏線だったか…わからんかったよ。乙
138 :
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417781302/
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