のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,963人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。

    元スレ京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」

    SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 京太郎 + - + - 清澄 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    901 : 以下、名無しにか - 2015/03/27(金) 06:51:48.00 ID:OD0usR1SO (-8,+6,-2)
    902 : 以下、名無しにか - 2015/03/28(土) 07:59:45.75 ID:lRCLfXkY0 (-23,-11,-3)
    保守
    903 : 以下、名無しにか - 2015/03/30(月) 05:57:37.22 ID:aHw8VaBn0 (-23,-11,-3)
    保守
    904 : 以下、名無しにか - 2015/03/30(月) 21:14:34.42 ID:anNMFlBL0 (+25,+29,-2)
    一気読みした
    ちょーおもしろいよー
    905 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:29:44.15 ID:YMuAwDgCo (+33,+29,-24)
    こんばんわ
    >>904
    ありがとうございます。励みになります

    最近更新頻度下がってきて申し訳ないです
    てか2スレ目見えてきてるし。こんなに続くとは思わなんだ
    このスレで臨海編がちょうど収まるかな?どうかな?

    投下します
    906 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:30:55.47 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-149)
    マホ「ツモ! 3000・6000です!」

    京太郎「出たな、東場の」



    東二局
    親:メガン・ダヴァン


    ムロ「親っ被りィ……」

    ダヴァン(これはユーキの、でスカ)

    ダヴァン(ヴァリエーション豊かで面白いデス)


    ダヴァン(もっと見ていたいですケド……。ここからは私の親ですノデ)

    京太郎(くるか……)


    京太郎(お互いテンパイしたら3巡目以降に和了る、だっけ?)

    京太郎(ダヴァンさん自身にしろ相手にしろ、かならず決着がつく)

    京太郎(ここは速度よりも良形で構えるスタイルで……!)
    907 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:32:37.82 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-192)
    ムロ(テンパった。でも、まだ高い手狙えそう)

    ダヴァン(張りましタネ? ……デハ)

    ダヴァン「リーチ」


    ダヴァン(決闘!)

    京太郎(ダヴァンさんの他にも誰か張ってるって事、だよな)

    京太郎(……ここはベタオリしとく)

    ダヴァン「ロン!」

    ムロ「うっ」

    京太郎(3巡目……)

    優希「きっちりだったな」

    ダヴァン「そうでスネ。どうやらいい流れのようデス」



    東二局 1本場


    マホ「ポン」
    /(⑤)(⑤)⑤

    京太郎「うおっ赤2とか」

    マホ「チー」
    /二三四

    ムロ(ドラ2つあるし、喰いタン?)
    908 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:33:21.78 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-195)
    ダヴァン(スピードで勝負というわけでスカ。しかし、すでに私の準備は整っていマス!)

    ダヴァン(決闘!)


    マホ「ポン!」

    カシャッ

    ムロ(また?)

    ダヴァン(!? テンパイが崩レタ)

    京太郎(3副露……)

    ダヴァン(鳴イタ? 何故、躱わすタメ? ……いえ、それトモ)

    ダヴァン(この鳴キハ……!)


    3巡後

    マホ「……」チャッ

    ダヴァン(再度テンパイ。3副露してから3巡目……これデハ)

    ムロ(これ、決勝の副将戦であったのと同じなら……)

    ダヴァン(決闘を仕掛けても間に合わナイ……!?)


    マホ「ツモ! タンヤオ・赤2、1000・2000です!」
    909 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:34:01.43 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-180)
    東三局
    親:夢乃マホ


    ダヴァン(驚きまシタ……。いや、それヨリ)

    ダヴァン(格下の相手と思い込んでいたようデス。リスペクトが足りませンネ……)

    ダヴァン(龍門渕透華のためにとっておきたかったのですが)

    ムロ「……!」ビクッ

    ダヴァン(一度ダケ……)


    ズズ


    ダヴァン「ツモ! 4000・8000!」

    マホ「あう!」

    ムロ(今の……)

    優希「使ってよかったのか?」

    ダヴァン「ええ、なかなか侮れない相手のようなノデ」


    優希「おお、世界レベルのお墨付きだじぇ!」

    マホ「えへへ」

    ムロ「……」
    910 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:34:56.90 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-181)
    南二局
    親:メガン・ダヴァン


    マホ「ポン!」
    /東東東

    ダヴァン(また仕掛けてきましタネ)ピクン

    ムロ(え、客風を……っ!?)ゾクッ

    マホ「ポン!」
    /北北北

    京太郎(ん? ……あ)


    京太郎「チー!」

    京太郎(オレにはあいつらみたいに肌で感じるなんて出来ないけど)

    ムロ「くっ……」タンッ

    京太郎「ポン!」

    京太郎(その顔と副露でわかるぜ。このパターンはヤバイ……!)


    ダヴァン「ポン」

    ダヴァン(急いだ方がよさそうでスネ。よし、テンパイ……決闘デス!)

    京太郎「……」

    キイィィン
    911 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:35:46.19 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-198)
    京太郎「ツモ! 300・500……ふう、間に合った」

    ダヴァン「ナニ……?」

    マホ「あうぅ」

    優希「役満惜しかったなー」

    ダヴァン(私の決闘に応じないなンテ……)



    南四局 オーラス
    親:須賀京太郎


    ダヴァン(清澄、予想以上デス。これは出し惜しみすべきではナイ? ならば、もういチド……)

    マホ「あれ? もしかして……」


    マホ「ダヴァンさん、テンパイしてますか?」

    ダヴァン「!」


    ムロ(マホ……)

    マホ「リーチです!」

    ダヴァン「ほう、いいでスネ! それでは……通らばリーチデス!」

    ダヴァン(決闘!)
    912 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:36:59.43 ID:YMuAwDgCo (+65,+30,-215)
    対局結果
    1位 ダヴァン「イチバーン!」
    2位 マホ「に、にばーん!」
    3位 京太郎「終始ふり回されちゃった感じかねぇ」
    4位 ムロ「……このメンツじゃあ、しょうがないよね」


    ダヴァン「世界レベルを見せつける事ができまシタ」

    優希「ギリギリだったけどな」

    マホ「うぅ……マホもうちょっとでトップとれそうでした」

    ムロ「惜しかったね」

    京太郎「それでも今日は結構手強かったぞ?」

    マホ「え、そ、そうですか?」


    優希「そうだじょ、なかなか見ごたえある対局だったじぇ!」

    ダヴァン「私も、全力を出させてもらいましタヨ」

    マホ「わぁ!」


    優希「でも、チョンボ癖は致命的だじぇ」

    ムロ「地力も伸ばさないとな」

    京太郎「手牌の善し悪しが顔に出るのも直さないと」

    マホ「うわぁん!?」
    913 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:37:53.94 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-162)
    数時間後


    京太郎「そろそろ駅行くか? 今出ればいい時間かもしれない」

    ムロ「あ、もうそんな時間ですか?」

    優希「よし!」チャキ

    ダヴァン「すぐ行きましょう今行きましょうさぁ行きましョウ!」

    ムロ「じゃあパパっと片づけちゃいますね」



    京太郎「よーし、忘れ物は無いか?」

    優希「バッチシだじぇ!」

    ダヴァン「No prob!」

    ムロ「遅くなるけど、ちゃんと家に連絡した?」

    マホ「はい、大丈夫です」

    優希「うおお、タコスラーメンが私を呼んでるじぇ!」

    京太郎「はいはい、じゃあ鍵閉めるぞー」


    優希「しばらく歩きだじぇ。それにしてもこの道、懐かしいじぇ」

    京太郎「まだ長野出てって数ヶ月だろ」
    914 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:39:25.18 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-161)
    優希「でもでも、体感時間的にもっと長く離れてた気がするじょ?」

    京太郎「ああ、子供って時間を長く感じるっていうもんな」

    優希「なにをー!?」


    マホ「マホ、今でも優希先輩が東京に行っちゃったって実感ありません」

    優希「まぁ、学年ってか学校違うしな」

    マホ「マホが高校生になっても、優希先輩とは一緒に居られないんですね……」

    ムロ「マホ……」

    優希「そうだな。でも、進学したらすぐ会えるじょ?」

    マホ「え?」


    優希「全国高校麻雀選手権! 高校生になって最初の全国大会だじぇ!」


    マホ「インターハイですかぁ!?」

    優希「おうよ! 夏になったら東京国際フォーラムで私と握手!」

    京太郎「戦隊ヒーローか、お前は」

    優希「まず来年、お前も来るんだじょ?」


    京太郎「おう」

    優希「ムロも。清澄のニューカマー、期待してるじぇ!」

    ムロ「わ、私が……私も全国に?」
    915 : 以下、名無しにか - 2015/04/01(水) 23:39:47.95 ID:WPLu9H8To (+14,+16,-1)
    面白い
    916 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:40:05.51 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-165)
    優希「東京で待ってるじぇ?」

    ムロ「でも、私なんか……」


    ダヴァン「オヤ? もしかして、あの屋台でスカ……!?」

    京太郎「ああ、アレですね」

    優希「なに!? おお、アレはまさしく! うおおぉぉぉ!」

    ダダダッ

    京太郎「転ぶなよー」


    優希「オヤジ、来たじぇー!」

    店主「ん? 優希ちゃんじゃねぇか、帰ってたのか。しばらくぶりだなぁ」

    優希「お久しぶりだじぇ。では早速……タコスラーメンを頼む!」

    ダヴァン「私もタコスラーメンをお願いしマス!」

    京太郎「じゃ、オレもせっかくなんでタコスラーメンで」

    ムロ「私も同じく」

    マホ「マホもタコスラーメンお願いします」


    店主「あいよ! タコス5人前ね!」


    優希「楽しみだじぇ~」

    ダヴァン「そうでスネ」
    917 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:40:50.73 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-294)
    ダヴァン(匂いから察するに、普段は醤油ラーメンを出しているハズ……)

    ダヴァン(という事はスープは魚介、それと鶏ガラが予想されマス)

    ダヴァン(それで一体どうやってタコスの味を再現するのでしょウカ?)


    店主「ちょーっと待っててよ!」

    ゴト

    ダヴァン「!? ……ア、アレハ?」

    ダヴァン(別に鍋を取り出シタ?)

    店主「よっと」

    ダヴァン(どうやら中身はスープ……いや、もっと濃い、タレのようでスガ……なるホド)

    ダヴァン(アレにタコスラーメン専用のかえしが入ってるとみて間違いないでスネ)


    店主「ほいさ」



    ダヴァン(鶏ガラのダシと合わさって……こ、この匂イハ!?)

    優希「おお! うまそうな匂いがしてきたじょー!」


    店主「ほっ!」

    チャッチャッ

    ダヴァン(麺を湯切りして、具をトッピングして……オオ!)

    店主「はい、お待ち!」
    918 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:41:33.90 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-308)
    優希「キター! いっただきまーっす!」ズズー

    京太郎「って、早ぇよ!?」

    マホ「いただきます!」

    ムロ「いただきます。ふーっふーっ」

    ダヴァン「ユーキはいつも食べっぷりがいいでスネ。……サテ」


    ダヴァン(まずはスープ。気になってしょうがナイ)

    ダヴァン(少し白く濁っていて、この香り。やはり牛骨でスカ……!)

    ダヴァン(嗅ぎなれた定番の鶏ガラに牛の独特の匂いが顔をのぞかセル)

    ダヴァン(アッサリしているようでコクのある、甘い匂い)


    ダヴァン「いただきマス……ズズ」

    ダヴァン(ホウ……)

    ダヴァン(白系の割にはさっぱりとした口に入りやすいスープ)

    ダヴァン(ダシとかえしが絶妙な割合で配合されていまスネ)


    ダヴァン(それでは、お待ちかねの麺にいきましョウ)
    919 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:42:16.51 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-310)
    ダヴァン(麺は細麺ストレート)

    ダヴァン「ズズーッ」

    ダヴァン(いいでスネ!)モグモグ


    ダヴァン(豚骨とも、鶏白湯とも違うコク……)

    ダヴァン「はふ、はむ」

    ダヴァン(そして独特の牛の匂いがクセにナル)


    マホ「タコスラーメンおいしいです!」

    優希「んっんっプハァ、ふぃー。どうだメグ?」

    ダヴァン「ええ、これはスゴク美味しいでスネ」


    ダヴァン(……おっと、つい食べすぎてしまった。ペース配分が乱れるところでシタ)

    ダヴァン(トッピングはレタス、チーズ、そして挽肉。見た目にはコレがタコスをアピールしていマス)

    ダヴァン(正直タコスラーメンというよりタコス風ラーメンですが、屋台の設備を考えたら上出来と言えまスネ)


    ダヴァン(では、タコミートの山を崩して、まずはスープといっしョニ……)
    920 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:43:01.27 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,+0)
    ダヴァン「ズズ……」

    ダヴァン(じわっと辛味が広ガル……。味付けはシンプルに塩とスパイスだけでしょウカ)

    ダヴァン(ビーフの味が一段と強くなった、噛むほどに肉汁が出てきマス)


    ダヴァン「フゥ……!」

    京太郎「あっちー!」

    マホ「タコス辛いのに箸が止まりません」

    ムロ「私にはちょうどいい辛さ」

    ダヴァン「スパイスが食欲を増進させマス」

    優希「うむ! これならいくらでも食べれるじぇ! オヤジ、おかわり!」

    店主「あいよ!」

    ムロ「早っ!?」

    京太郎「お前はタコが付いてりゃなんでもよさそうだけどな……」


    ダヴァン「フフ、私もこれくらいにして、かっこむとしまスカ!」ズズー

    優希「おっと、私も負けてられないじぇ!」

    京太郎「別に大食い早食いしてるわけじゃねぇから」

    マホ「優希先輩、いい食べっぷりです!」

    ムロ「そうだね。私達は自分のペースで食べようか」
    921 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:43:52.12 ID:YMuAwDgCo (+65,+30,-283)
    1時間後 駅 構内


    優希「……まだちょっと苦しいじょ」

    京太郎「替え玉5つも頼むからだよ」サスサス

    ムロ「マホはさっき家に着いたそうです」

    京太郎「そっか。しっかし、さみぃな……」

    ムロ「なにか、あったかい飲み物でも買ってきましょうか?」

    京太郎「わりぃ、頼むわ」

    ダヴァン「私も行きましョウ」


    ダヴァン「それにしても、ヒロコはマホのお母さんみたいでスネ」

    ムロ「えっそうですか? ……そうかもしれません」

    ムロ「マホ、少し抜けてるところがあって、ホント私が居ないとダメダメで」

    ダヴァン「ほほえましいでスネ」

    ムロ「麻雀でも、いつまでたってもチョンボするの直らなくて。ずっと面倒見てたんです。けど……」

    ダヴァン「ケド?」


    ムロ「そんなマホが先輩達を相手に活躍してるの見てると、羨ましいような悔しいような複雑な感情が出てきちゃって」

    ムロ「なんで、私には……」

    ダヴァン「その気持ちはよく分かりマス。自分より下にいた相手に上回られた時、劣等感を持ってしまうのは仕方のない事デス」

    ムロ「……」
    922 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:44:46.56 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,+0)
    ダヴァン「結局、そういう時は自分が変わらなきゃいけないんデス」

    ムロ「……そうなんですけどね」


    ダヴァン「ヒロコの場合、一度先輩と後輩という関係を無くしてみてはいかがでスカ?」

    ムロ「え?」

    ダヴァン「マホを対等な相手として認める事から始めてはどうでしョウ」

    ムロ「対等な相手……」


    ダヴァン「正面から向き合えば、きっとリスペクトが生まれまるはずでスヨ」

    ムロ「マホが……うーん」

    ダヴァン「難しいでスカ? 私も常に心がけている事ですが、逆に言えば意識しないとできナイ」

    ダヴァン「ついつい調子に乗ったりしてしまいマス」


    ダヴァン「どんな時でも正々堂々としていたいものデス」

    ムロ「ダヴァンさんは私達に対しても真剣に打ってくれました」

    ムロ「私なんか、メンタルも麻雀もまだまだ未熟で……」


    ムロ「……相手を認めるのって難しいですね」

    ダヴァン「ハイ」

    ムロ「なんか、愚痴聞いてもらっちゃって、ありがとうございます。ちょっと恥ずかしい事言っちゃった……」

    ムロ「どうしたら真っ直ぐに相手と向き合えるんでしょうか。ダヴァンさんは、どうやって?」
    923 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:45:37.22 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,+0)
    ダヴァン「そうでスネ。やはり正々堂々、全力で勝負する事ですカネ」

    ムロ「おお、カッコイイ」

    ダヴァン「実は、それにはカッコよくない理由があったりシテ」

    ムロ「え?」


    ダヴァン「私は、昔から素で運が無クテ……。何かに頼ってないといけなかったんデス」

    ダヴァン「アナタ達の言う、オカルトと呼ばれるモノとか、ケンカトカ」

    ムロ(ケンカって……)

    ダヴァン「ヒロコはこう思った事はありませンカ?」

    ムロ「なんですか?」


    ダヴァン「オカルトを持っているのはズルい、卑怯じゃないのかッテ……」

    ムロ「っ!?」


    ダヴァン「世の中、どうしても持つ者と持たざる者に分かれマス。勝負の世界ならなおさらデス」

    ムロ「それは……しょうがないじゃないですか」

    ダヴァン「きっかけは何であれ、持つ者になったらそれなりの気構えが必要になってきまシタ」

    ムロ「その、オカルトを使用するのが正々堂々?」

    ダヴァン「ハイ。ですが、それとほぼ同時に、私の打ち方は偏っていったんデス」

    ムロ「それは、悪い事なんですか?」
    924 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:46:43.03 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,+0)
    ダヴァン「ワカリマセン。でも、分かった事もありマス」


    ダヴァン「結局、オカルトは才能の一つなんデス」

    ダヴァン「絵が上手いとか歌が上手い、足が速いと一緒なんデス」

    ムロ「じゃあ、なんの才能も無い私って……」

    ダヴァン「大丈夫、それはまだ見つかっていないダケ」


    ダヴァン「オカルトが無いなら無いなりの打ち方がありマス」

    ダヴァン「身近な例で言うと、サトハなんかそうでスネ。ハオなんか日本でも中国式の麻雀を打っていマス」

    ダヴァン「ヒロコの近くはそういう人は居ませンカ?」

    ムロ「……居ます」

    ダヴァン「麻雀もソウ……色んな人が居て色んな打ち方がアル」

    ムロ「はい」


    ダヴァン「ヒロコにもヒロコの才能があるはずデス。アナタもそのうち持つ者になりまスヨ」

    ムロ「そうですかね?」

    ダヴァン「何もオカルトだけじゃナシ。勝負に勝ったらば、それで持つ者デス」
    925 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:47:40.74 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-308)
    ダヴァン「サトハの言葉ですが、何かの上に立つ者はその何かを背負っている、との事デス」

    ダヴァン「もし、ヒロコが学校や大会などで代表に選ばれた時は、この言葉を思いだしてくだサイ」

    ムロ「……はい」

    ダヴァン「私もようやく自分のオカルトの扱い方、というか向き合い方がわかってきたところですガネ」

    ダヴァン「すぐ逃げてしまいがちな性格は、なかなか変えられまセン……」



    優希「ああ~だいぶ楽になってきたじぇ」

    京太郎「しっかし、よくこのちっこい身体に収まるもんだ」

    ムロ「買ってきましたよー。優希先輩、大丈夫ですか?」

    優希「なんとか」

    京太郎「おっサンキュ」

    ダヴァン「ユーキ、動けまスカ?」

    優希「まだちょっと消化に時間かかりそうだじょ……」

    ダヴァン「しょうがないでスネ」

    優希「すまんな」


    ダヴァン「それでは暇つぶしに、ひとつ私も恥ずかしい話でもしまスカ」

    ムロ「?」
    926 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:48:25.01 ID:YMuAwDgCo (+114,+30,-268)
    ダヴァン「私が長野に来た理由デス」

    ムロ「ラーメンじゃないんですか?」

    ダヴァン「それもありますが、もう一つ」


    ダヴァン「龍門渕透華との再戦デス」


    京太郎「そういえば、2年前のインハイで龍門渕と臨海は対戦してましたね」

    ダヴァン「ええ、その年に私は龍門渕透華と戦ったんデス」

    ダヴァン「皆さんは見た事がありまスカ? 突如豹変する彼女のすがタヲ……」

    京太郎「治水ですか。何度か」

    ムロ「私も」


    ダヴァン「なら、話は早いでスネ。2年前の大会で私は彼女を恐れ、怯んでしまッタ」

    ダヴァン「本来なら真っ向から勝負を仕掛けるところなのに、他の高校をトバして逃げたんデス……」

    京太郎「あの状態の前で動けるんですか……」

    ムロ「それはそれで凄いですね」

    ダヴァン「しかし、今回は逃げまっセン!」
    927 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:49:14.74 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-117)
    優希「そ、その意気だじぇ……ふぅ」

    京太郎「もういいのか?」

    優希「うん、世話をかけたな。もう大丈夫だじぇ」



    帰り道


    京太郎「それじゃ、また来年だな」

    優希「うむ、よいお年を!」

    ダヴァン「私はユーキの家に泊まるので、ここまででスネ」

    ムロ「お二人とも、よいお年を」

    優希「京太郎、ムロ!」


    京太郎「ん?」

    ムロ「なんですか?」

    優希「私……待ってるからな」


    優希「来年、また一緒に遊ぶんだじぇ!」
    928 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:49:53.82 ID:YMuAwDgCo (+95,+30,-112)
    東京


    優希「そして約束通り、お前達は来てくれた」

    京太郎「おう!」

    ムロ「優希先輩……」


    優希「ムロ、よくぞここまで辿りついた!」


    ムロ「……うぅ」

    優希「成長したな。高遠原の、清澄の先輩として嬉しく思うじぇ」

    まこ「わしらの自慢の後輩じゃ」

    京太郎「ですね」

    ムロ「も、もう……」

    優希「照れんな照れんな、そーしーてー」



    優希「どうやらココも成長してるようだな!」モミモミィ

    ムロ「きゃ、あっやっあぁ、ち、ちょぉぉぉぉ!?」

    まこ「デリケートな部分じゃけぇ、優しくな」

    京太郎「そういう問題ですか……」
    929 : ◆pyIN0e - 2015/04/01(水) 23:54:36.76 ID:YMuAwDgCo (+91,+29,-44)
    今日はここまで
    >>915
    モチベ上がります

    亦野さんの能力って結構メタれる相手多い気がします
    ダヴァン無双の予定でしたが意外にマホがやってくれました
    930 : 以下、名無しにか - 2015/04/01(水) 23:59:10.85 ID:/DM8yTqfo (+24,+29,-15)
    乙でしたー

    のんびりがんばってください
    931 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 00:01:49.96 ID:mkEWFRE6o (-28,-16,-3)
    乙ー
    932 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 00:05:39.08 ID:+lj+8LBJo (-8,+6,-2)
    933 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 00:07:20.08 ID:IFECbaYkO (+24,+29,-8)
    乙です
    今日はがっつり飯テロありか
    次回も期待してます
    934 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 00:09:54.61 ID:DEx+0YtNo (-8,+6,-2)
    935 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 00:24:55.49 ID:WcdPfQ1xo (+19,+29,-7)

    飯の描写がやっぱうますぎる…
    936 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 05:10:07.97 ID:U+0aG8qho (-4,+10,-1)
    乙です
    937 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 06:02:02.96 ID:ql9h9SGco (+19,+29,-3)
    乙です
    熱くていいな
    938 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 07:39:46.34 ID:d16b5BgSO (+24,+29,-6)
    乙乙
    ぺったんこから成長してるってのが今回一番驚いた
    939 : 以下、名無しにか - 2015/04/02(木) 20:43:13.35 ID:mab958IGo (+24,+29,-15)

    デリケートな部分を優しく確認してるところを是非動画にしてうpして欲しいものだ……
    940 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 21:58:33.12 ID:5nv/hfxdo (+43,+30,-56)
    こんばんわ
    憧や淡がアレなんだからムロだってきっと……

    >>926
    まちがい
    京太郎「そういえば、2年前のインハイで龍門渕と臨海は対戦してましたね」
    ただしい
    京太郎「そういえば、去年のインハイで龍門渕と臨海は対戦してましたね」
    久しぶりに時空が歪んでた

    短め。投下します
    941 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:00:08.84 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,+0)
    ダヴァン「ハイ……ええ、そうデス。年明けの……日本時間で3日にはそちらに戻る予定デス」

    ネリー『ほんと? ネリー待ってるから、早く帰ってきてね!』

    ダヴァン「フフ、これはボーイングには頑張ってもらわないといけませンネ」


    ダヴァン「……ハイ、では良いおとシヲ」



    1年前 龍門渕邸


    ダヴァン「すみまセン。急に着信がきたノデ」

    智紀「かまわない」

    ダヴァン「それにしても、龍門渕透華はまだ目覚めないのでしょウカ? 少し心配デス」

    「うん。あの状態になると、しばらく眠っちゃって……」

    「いつもの事だから心配すんな」


    ダヴァン「天江衣はどうしまシタ?」

    「アイツも寝てるよ。まぁ、アイツの場合はこの時間いつも寝てるし、平常運転だ」

    ダヴァン「それは良かったデス。こんな夜遅くまで付き合ってくれて感謝してマス」

    「いえいえ、衣もすごく楽しんでましたよ」


    『モールは元旦朝9時から開店!』

    「それにしても、年末年始のテレビってつまんねーの」

    「特番とかスペシャルとか、普段から結構やってるしね」

    智紀「マンネリ」

    『新春セール! 3日まではお年玉キャンペーン実施中!』

    ダヴァン「……」
    942 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:00:54.48 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-229)
    ダヴァン「この、お年玉ってなんなんでスカ?」

    「うーん。正月に子供にあげるおこづかい、みたいなものですかね」

    ダヴァン「おこづカイ……」

    智紀「昔はお供え物のおもちを子供にあげてたけど、今はお金をあげる」

    「ボーナスみたいなもんだな」

    ダヴァン「ボーナス……おカネ……ハッ!?」


    ネリー『え~、メグお正月は日本に居ないの?』

    ネリー『早く帰ってきてね。ネリー待ってるよ!』


    ダヴァン(まサカ……)


    透華「お待たせいたしましたわ」

    「透華! 起きて大丈夫なの?」

    透華「ええ、もう結構ですわ。それで、何のお話をしていたのかしら?」

    「ああ、ダヴァンがお年玉を知らないって言うからさ」

    透華「お年玉ですの?」
    943 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:02:03.35 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-312)
    ダヴァン「ハイ。まさか、日本にこんな風習があるなンテ……去年はアメリカに帰ってましたカラ」

    透華「といっても、アレは子供のもらうものですから」


    透華「普通、私達くらいの年齢ではもらいませんわ」

    ダヴァン「あ、そうなんでスカ……フゥ」

    「いや、お前毎年めっちゃ貰ってるじゃんかよ」

    ダヴァン「エッ」


    透華「あれは……受け取っておかないと色々と面倒なんですもの」

    透華「誰々から貰っただの貰ってないだのと……」

    透華「新年早々、見栄の張り合いに巻き込まないでほしいですわ」

    「あはは……」

    ダヴァン「差し支えなければ教えてほしいのでスガ……いくら程あげるものなんでしょウカ?」


    透華「といってもXXXXXXX円程しかたいただいておりませんわ」


    ダヴァン「ッ……!?」

    智紀「スケールが違う」

    「アッハッハッハ! 政治献金かよ!」

    「まぁ、透華のこれは例外中の例外だから、全然参考にはならな……ダヴァンさん?」
    944 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:02:46.48 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-137)



    ネリー「それでね、結局メグってば学校始まるまで帰ってこなかったんだよ?」

    京太郎「逃げたんだな……」

    ムロ「高飛び……」

    まこ「気持ちは分からんでもないがの」


    智葉「普段のお前を知っていれば、誰もが逃げ出すさ」

    ハオ「ですね」

    ネリー「あ、サトハ」



    昼 辻垣内邸


    智葉「すまないな、こんなものしか用意できなくて」

    ムロ「いえ、とんでもないです!」

    まこ「いきなり押しかけて、その上お昼ご飯もいただいてしもうて」

    京太郎「こちらこそすみません」

    智葉「貰いもので沢山あるから、遠慮せずに食べてくれ」

    ミョンファ「いただきます」

    優希「いただきまーす!」
    945 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:03:28.01 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-162)
    ネリー「素麺おいしいね」チュルー

    優希「これぞ日本の夏だじぇ」ズルルー

    智葉「まったく、お前はいつも突然やって来るな。おい、聞いてるのか」

    ネリー「もぐ、ん、聞いてるお」

    智葉「ああ、飲みこんでからしゃべろ」


    ハオ「すみません、ネギとってもらえますか?」

    京太郎「どうぞ」

    ムロ「私にも、生姜ください」

    京太郎「はいはい」


    まこ「ミョウガくれ」

    優希「大葉くれ」

    ミョンファ「オクラください」

    ネリー「トマトちょうだい」

    京太郎「もう自分でとって」


    智葉「ふむ、薬味の追加を持ってこようか」

    ハオ「ふぅ……ごちそうさま。智葉、私も手伝います。ついでにお茶を淹れましょう」

    智葉「そうか、頼む」
    946 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:04:28.43 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-199)
    ムロ「いやぁ、至れり尽くせりですねぇ」

    まこ「じゃのう。炎天下で待ちぼうけなんて、どうなる事かと思っとったが」

    優希「万事塞翁が馬ってやつだじぇ……ズズーッ」



    1時間前


    優希「さて、感動の再会もひとまず終えたところで」

    ムロ「ハァ、ハァ……辱められた……んっ……」


    優希「ミョンファ遅いなー」


    10分後

    ハオ「これ絶対寝てますよ」

    優希「一応、早めの予定で教えといたのに連絡すら入れないとは」

    ネリー「寝てたら予定の時間とか関係ないんじゃない?」


    10分後

    ネリー「ふわぁぁ……」

    優希「くっ……電話かけても反応ナシか!?」

    ムロ(電話に出んわ……つって)
    947 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:05:24.37 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-227)
    10分後


    まこ「中国の麻雀は役が難しくてのう」

    ハオ「日本式に慣れている方からすればそうでしょうね」

    まこ「組合龍とかの。筋で組める役なんぞはカルチャーショック受けたわ」

    ハオ「こっちではありえないルールですからね」


    優希「くそう、出やがらねーじぇ……」

    ネリー「あつい……」

    京太郎「照りつけてきやがる……なぁ、場所変えないか? 日も上がってきたしさ」

    ムロ「この辺、どこか涼める場所ありませんか?」

    ネリー「あるよ」

    京太郎「それじゃあすぐに移動しようぜ」

    ネリー「ユーキ、ちょっと電話貸して?」

    優希「え? ホレ。って、ドコにかける気だ」


    ネリー「もしもし、サトハ? ネリーだよ」

    智葉『ん、なんだネリーか。どうした?』

    優希「おい」
    948 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:06:20.27 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-192)
    辻垣内邸


    智葉「よく来たな。歓迎する」

    優希「急でゴメンだじぇ、智葉先輩……」

    智葉「後輩の訪問を断りはしない。遠慮するな」

    優希「謝謝……謝謝、智葉先輩!」


    ネリー「来たよー」

    智葉「お前は少しは遠慮したらどうだ」

    ネリー「えー」

    ハオ「こんにちわ智葉。どうぞ、これを」

    智葉「わざわざすまないな。茶葉か?」

    ハオ「はい。日本茶です」


    智葉「ハオが日本茶とは珍しいな」

    ハオ「昨日、詳しい人達に出会って。せっかくなのでこの機会に手を広げようかと」

    智葉「そうか。後で淹れてみよう」

    優希「智葉先輩、清澄のみんなだ!」


    智葉「ああ、外は暑かったろう。まず入ってくれ」

    京太郎「おじゃましまーす」
    ムロ「おじゃましまーす」
    まこ「おじゃましまーす」
    949 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:07:17.67 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-183)
    同時刻 白糸台高校 麻雀部部室


    「じゃあ、そういうわけだから」

    「……」

    「……」

    誠子「……」


    「一人10万点持ちの1000点=1mmで100の位は繰り上げ、いいね?」


    誠子(咲が持ってきてくれたおみやげ、カステラは30cmが2本)

    誠子(虎姫の5人+宮永先輩の6人で割ると、一人10cmは食べられる……)

    (一切れ2cmだとして、一人当たり5切れ……普通ならね)

    (いくらお姉ちゃんでも、配牌5向聴の淡ちゃんと鳴いて速攻の亦野先輩相手じゃ分が悪いハズ……)


    尭深「ええっと……」

    「待っててね、尭深。まだナイフは入れないで……いや」


    「ナイフなんて必要、無い」


    ギギギー


    誠子「ちょ」
    「うぇ!?」
    「わわっ!」
    950 : ◆pyIN0e - 2015/04/08(水) 22:08:24.44 ID:5nv/hfxdo (+95,+30,-220)
    辻垣内邸 客間


    智葉「話には聞いていたが、部員3人とはな……」

    優希「……実はちょっと責任感じてるんだじぇ」

    まこ「何言うとるんじゃ」

    京太郎「お前が居たところで、入部希望者が増えてたか怪しいもんだぜ」

    優希「な、なんだとー!?」


    京太郎「それよりさ、優希がやりたい事やって、それで活躍できてる方がオレは嬉しいぜ」

    優希「え……そ、そう……なのか?」

    ムロ「そうですよ。こっちはこっちで任せといて下さい」

    まこ「じゃけぇ、心配せんでもええよ」

    優希「みんな……うぅ」


         「おやぁ? 寝坊して来てみれば」


    ハオ「明華」

    ミョンファ「身の上話に花が咲いていますか」

    優希「わわ……お、遅いじょ! ってゆうか、やっぱ寝てたな?」


    ミョンファ「すみません。一度起きたのですが、まだ目覚ましの時間じゃないからもったいなくって……」

    智葉「二度寝したな」

    ムロ「あるある」

    優希「そこは起きてろよ……」
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 京太郎 + - + - 清澄 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について