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元スレ八幡「艦娘?」 叢雲「うるさいわね」
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-木曜日-
-総武高校-
葉山「やけに欠席が多いな」
彩加「深海棲艦の艦砲射撃で自主避難してる人も多いみたいだよ」
葉山「そうか……」
彩加「沿岸部は立ち入り禁止になっちゃうのかな」
葉山「時間の問題だろうな」
八幡「なんでナチュラルにおまえがいるんだよ」
葉山「いいじゃないか」
八幡「よくねぇよ」
彩加「あはは……」
ザワザワ ヒソヒソ
八幡(明らかにクラスメイトにも不安や焦りが募っているな)
八幡(この事態になにも動かない新日本海軍に批判的な意見が増えてきているらしいしな)
八幡(実際は動きたくても動けないのか、動けるのに動かないのか……)
彩加「どうしたの八幡」
八幡「いや、なんでもない」
-総武高校-
葉山「やけに欠席が多いな」
彩加「深海棲艦の艦砲射撃で自主避難してる人も多いみたいだよ」
葉山「そうか……」
彩加「沿岸部は立ち入り禁止になっちゃうのかな」
葉山「時間の問題だろうな」
八幡「なんでナチュラルにおまえがいるんだよ」
葉山「いいじゃないか」
八幡「よくねぇよ」
彩加「あはは……」
ザワザワ ヒソヒソ
八幡(明らかにクラスメイトにも不安や焦りが募っているな)
八幡(この事態になにも動かない新日本海軍に批判的な意見が増えてきているらしいしな)
八幡(実際は動きたくても動けないのか、動けるのに動かないのか……)
彩加「どうしたの八幡」
八幡「いや、なんでもない」
-昼休み-
八幡「言っただろ、こうやって校内で話すのは控えたほうがいいって」
沙希「状況が状況でしょ」
八幡「んで、なんだよ」
沙希「アンタはどう思うの?」
八幡「いやなにが」
沙希「本部の対応だよ」
八幡「別に、戦力の温存という点からいったら妥当だろ」
八幡「まだ戦いに慣れてない状態で闇雲に深海棲艦を探すのは現実的じゃないだろ」
沙希「そうだけど、なにか……」
八幡(こいつの言いたいことはなんとなく分かる、でも俺もそれを言葉には表せない何かが引っかかる)
八幡「この話はこれで終わりだ、連絡は鎮守府の電話でやってくれよ」
沙希「……分かったよ」
八幡「じゃあな」
八幡(マッカン買ってあの場所に行くか)
八幡(……)ピッ ガコン
八幡(……)カシュッ ゴクゴク
八幡「はぁ……」
雪乃「随分と大きなため息ね、比企谷くん」
八幡「なんだ、雪ノ下」
雪乃「人と話すときはこっちを向くべきだと思うのだけれど」
八幡「……なんだよ」クルッ
八幡「自販機で飲み物を買いたいからどいてくださいってわけじゃないよな」
雪乃「あたり前でしょ」ハァ……
八幡「何か用か?」
雪乃「寒いわね」
八幡「……一月だからな」
雪乃「あなた、この距離でも油の匂いがするわよ」
八幡「え?」
雪乃「あと花火みたいな……火薬の匂いもするわ、そういうの、気をつけたほうがいいと思うのだけれど」
八幡「まじで」クンクン
雪乃「……じゃあ、私はこれで」スッ
八幡「おい、用があるんじゃなかったのかよ」
雪乃「別に、なんでもないわ」
八幡(何が言いたかったんだ雪ノ下……)
八幡(寒いな)ブルッ
八幡「言っただろ、こうやって校内で話すのは控えたほうがいいって」
沙希「状況が状況でしょ」
八幡「んで、なんだよ」
沙希「アンタはどう思うの?」
八幡「いやなにが」
沙希「本部の対応だよ」
八幡「別に、戦力の温存という点からいったら妥当だろ」
八幡「まだ戦いに慣れてない状態で闇雲に深海棲艦を探すのは現実的じゃないだろ」
沙希「そうだけど、なにか……」
八幡(こいつの言いたいことはなんとなく分かる、でも俺もそれを言葉には表せない何かが引っかかる)
八幡「この話はこれで終わりだ、連絡は鎮守府の電話でやってくれよ」
沙希「……分かったよ」
八幡「じゃあな」
八幡(マッカン買ってあの場所に行くか)
八幡(……)ピッ ガコン
八幡(……)カシュッ ゴクゴク
八幡「はぁ……」
雪乃「随分と大きなため息ね、比企谷くん」
八幡「なんだ、雪ノ下」
雪乃「人と話すときはこっちを向くべきだと思うのだけれど」
八幡「……なんだよ」クルッ
八幡「自販機で飲み物を買いたいからどいてくださいってわけじゃないよな」
雪乃「あたり前でしょ」ハァ……
八幡「何か用か?」
雪乃「寒いわね」
八幡「……一月だからな」
雪乃「あなた、この距離でも油の匂いがするわよ」
八幡「え?」
雪乃「あと花火みたいな……火薬の匂いもするわ、そういうの、気をつけたほうがいいと思うのだけれど」
八幡「まじで」クンクン
雪乃「……じゃあ、私はこれで」スッ
八幡「おい、用があるんじゃなかったのかよ」
雪乃「別に、なんでもないわ」
八幡(何が言いたかったんだ雪ノ下……)
八幡(寒いな)ブルッ
-放課後-
-鎮守府-
八幡「無理」
瑞鶴「ダメ」
八幡「いや、無理に決まってんだろ」
瑞鶴「無理でも嫌でもやるの」
八幡「なんだよエアボーン訓練って」
瑞鶴「パラシュートで降下するのよ」
八幡「知ってる、いやだからなんでその訓練がいるんだよ」
瑞鶴「マニュアルに書いてあるからでしょ」
八幡「基礎訓練とか適当にちょろまかしたし、いいだろ」
瑞鶴「しっかりやらないとダメ」
八幡「おい、絶対に面白がってんだろ」
瑞鶴「そんなことないって」ニヤッ
八幡「やらねぇよ」
瑞鶴「だーめ! 提督さんなまっちゃうよ!」
八幡「そんな、死ぬかもしれないことをやるぐらいだったら鈍る方がいいぞ」
瑞鶴「いーいーかーらー」ズイッ
八幡「まじでやめてください」ズズズ……
-鎮守府-
八幡「無理」
瑞鶴「ダメ」
八幡「いや、無理に決まってんだろ」
瑞鶴「無理でも嫌でもやるの」
八幡「なんだよエアボーン訓練って」
瑞鶴「パラシュートで降下するのよ」
八幡「知ってる、いやだからなんでその訓練がいるんだよ」
瑞鶴「マニュアルに書いてあるからでしょ」
八幡「基礎訓練とか適当にちょろまかしたし、いいだろ」
瑞鶴「しっかりやらないとダメ」
八幡「おい、絶対に面白がってんだろ」
瑞鶴「そんなことないって」ニヤッ
八幡「やらねぇよ」
瑞鶴「だーめ! 提督さんなまっちゃうよ!」
八幡「そんな、死ぬかもしれないことをやるぐらいだったら鈍る方がいいぞ」
瑞鶴「いーいーかーらー」ズイッ
八幡「まじでやめてください」ズズズ……
八幡「おまえ、訓練つっても教える人がいないだろ」
瑞鶴「大丈夫、このマニュアル通りにやればいいって、私も昼間にやってみたし」
八幡「無理に決まってんだろ……、それに場所もないだろ」
瑞鶴「目の前にあるじゃん」
八幡「海かよ……」
瑞鶴「うん」
八幡「普通に死ぬだろ」
瑞鶴「大丈夫だって、このために新開発された超防水性保温スーツがあるから」
八幡「胡散臭すぎる……」
瑞鶴「瑞鶴の実証済みだよ」
八幡「試したのかよ……」
瑞鶴「うん、というわけで早く行くよ、提督さん」ガシッ
八幡「おいやめろ!」
瑞鶴「ちなみに上空までは九七式艦上攻撃機でいくから、三人乗り出し」
八幡「死ぬ、死ぬから! こんな一月にしかも上空とかどれだけ寒いか分かってるよな!? しかもそこから降下するんだぞ!」
瑞鶴「だからスーツがあるんでしょ」グイッ
八幡「まじでやめろ!」
瑞鶴「瑞鶴も一緒に飛ぶから、ポイントにつく前までにマニュアル読んどいてよ」
八幡「冗談ですよね?」
瑞鶴「島風ちゃん、ちょっと手伝って欲しいんだけど――」
瑞鶴「大丈夫、このマニュアル通りにやればいいって、私も昼間にやってみたし」
八幡「無理に決まってんだろ……、それに場所もないだろ」
瑞鶴「目の前にあるじゃん」
八幡「海かよ……」
瑞鶴「うん」
八幡「普通に死ぬだろ」
瑞鶴「大丈夫だって、このために新開発された超防水性保温スーツがあるから」
八幡「胡散臭すぎる……」
瑞鶴「瑞鶴の実証済みだよ」
八幡「試したのかよ……」
瑞鶴「うん、というわけで早く行くよ、提督さん」ガシッ
八幡「おいやめろ!」
瑞鶴「ちなみに上空までは九七式艦上攻撃機でいくから、三人乗り出し」
八幡「死ぬ、死ぬから! こんな一月にしかも上空とかどれだけ寒いか分かってるよな!? しかもそこから降下するんだぞ!」
瑞鶴「だからスーツがあるんでしょ」グイッ
八幡「まじでやめろ!」
瑞鶴「瑞鶴も一緒に飛ぶから、ポイントにつく前までにマニュアル読んどいてよ」
八幡「冗談ですよね?」
瑞鶴「島風ちゃん、ちょっと手伝って欲しいんだけど――」
-4時間後-
八幡「 」
叢雲「どうしたのあれ」
夕張「なんか瑞鶴さんにいろいろと振り回されたそうだよ」
瑞鶴「アハハ、だ、大丈夫提督さん?」
翔鶴「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! こら! 瑞鶴も謝りなさい!」
金剛「テイトクぅー!」ギュッ
八幡「や、やめろ、苦しい」
鳳翔「暖かいものを作ってきますね」
島風「おー……」ツンツン
曙「こんなことでだらしないわね」
八幡(まじで死ぬかと思った)
八幡「 」
叢雲「どうしたのあれ」
夕張「なんか瑞鶴さんにいろいろと振り回されたそうだよ」
瑞鶴「アハハ、だ、大丈夫提督さん?」
翔鶴「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! こら! 瑞鶴も謝りなさい!」
金剛「テイトクぅー!」ギュッ
八幡「や、やめろ、苦しい」
鳳翔「暖かいものを作ってきますね」
島風「おー……」ツンツン
曙「こんなことでだらしないわね」
八幡(まじで死ぬかと思った)
-食堂-
鳳翔「今日は鍋にさせてもらいました」
鈴谷「おぉ~!」
熊野「任務から帰ってきて冷えていたので嬉しいですわ」
榛名「榛名、感激です!」
瑞鶴「て、提督さんのよそってあげる」スッ
八幡「いやもう気にするな」
瑞鶴「提督さんは許してくれても、ちょっと私もやりすぎたなって思ってるからいいの」コトッ
鈴谷「なにかあったの?」
望月「さあ?」
初雪「美味しい」
夕張「それが――」ゴニョゴニョ
鈴谷「なるほど~」
不知火「それは災難でしたね」
曙「だらしないだけよ」
翔鶴「もう、瑞鶴ったら……」
金剛「瑞鶴のことは許してほしいネー」
翔鶴「金剛さんが言うなら……」
榛名「はい、どうぞ」コトッ
翔鶴「ありがとうございます」スッ
島風「熱いっ!」
夕張「慌てて食べないの」
鳳翔「今日は鍋にさせてもらいました」
鈴谷「おぉ~!」
熊野「任務から帰ってきて冷えていたので嬉しいですわ」
榛名「榛名、感激です!」
瑞鶴「て、提督さんのよそってあげる」スッ
八幡「いやもう気にするな」
瑞鶴「提督さんは許してくれても、ちょっと私もやりすぎたなって思ってるからいいの」コトッ
鈴谷「なにかあったの?」
望月「さあ?」
初雪「美味しい」
夕張「それが――」ゴニョゴニョ
鈴谷「なるほど~」
不知火「それは災難でしたね」
曙「だらしないだけよ」
翔鶴「もう、瑞鶴ったら……」
金剛「瑞鶴のことは許してほしいネー」
翔鶴「金剛さんが言うなら……」
榛名「はい、どうぞ」コトッ
翔鶴「ありがとうございます」スッ
島風「熱いっ!」
夕張「慌てて食べないの」
-夜-
八幡(うわっ、まだこんなにあるのかよ)カキカキ
八幡(この時のボーキサイトの消費が……)カキカキ
瑞鶴「提督さん」ガチャッ
八幡「ノックしろノック」
瑞鶴「……」トントントン
八幡(3回ノックか……)
八幡「だからおせぇよ」
瑞鶴「いいじゃない」
八幡「よくねぇよ、それで」
瑞鶴「手伝おうかなって」
八幡「気にするなって言っただろ」
瑞鶴「違う違う、私が手伝いたいなって思っただけだから」
八幡「一人でできる」
瑞鶴「そんなに邪険に扱わないでよ」
八幡「扱ってない」カキカキ
瑞鶴「コーヒー入れてあげる」ピラッ
八幡「いや、いいから」
瑞鶴「ほら、この書類ってこの前、私がボーキサイト増やして欲しいって言った時の」
八幡「必要分を記入してその理由書くだけだからな」
瑞鶴「任せて」カキカキ
八幡「おい」
瑞鶴「……」カキカキ
八幡「はぁ……」カキカキ
トントントン
八幡「……どうぞ」
翔鶴「コーヒー、入れてあげますね」
瑞鶴「翔鶴姉!」
八幡「……どうぞご勝手に」
八幡(うわっ、まだこんなにあるのかよ)カキカキ
八幡(この時のボーキサイトの消費が……)カキカキ
瑞鶴「提督さん」ガチャッ
八幡「ノックしろノック」
瑞鶴「……」トントントン
八幡(3回ノックか……)
八幡「だからおせぇよ」
瑞鶴「いいじゃない」
八幡「よくねぇよ、それで」
瑞鶴「手伝おうかなって」
八幡「気にするなって言っただろ」
瑞鶴「違う違う、私が手伝いたいなって思っただけだから」
八幡「一人でできる」
瑞鶴「そんなに邪険に扱わないでよ」
八幡「扱ってない」カキカキ
瑞鶴「コーヒー入れてあげる」ピラッ
八幡「いや、いいから」
瑞鶴「ほら、この書類ってこの前、私がボーキサイト増やして欲しいって言った時の」
八幡「必要分を記入してその理由書くだけだからな」
瑞鶴「任せて」カキカキ
八幡「おい」
瑞鶴「……」カキカキ
八幡「はぁ……」カキカキ
トントントン
八幡「……どうぞ」
翔鶴「コーヒー、入れてあげますね」
瑞鶴「翔鶴姉!」
八幡「……どうぞご勝手に」
-金曜日-
-鎮守府-
鈴谷「いやぁ~、海から行ったほうが鈴谷的には楽しかったんだけどなぁ」
八幡「楽しくねぇよ、朝から疲れるだけだろ」
鈴谷「そんなことないってー」
八幡「あるから」
鈴谷「……」
八幡「……どうした、地下道に入らないのか?」
鈴谷「ん~……なんだろー」
八幡「なんだよ」
鈴谷「よくわかんないけど、なんか海が騒がしい?」
八幡「曖昧すぎだろ」
鈴谷「んー、もういいや、はやくいこー」グイッ
八幡「おいこら、引っ張るな」
-鎮守府-
鈴谷「いやぁ~、海から行ったほうが鈴谷的には楽しかったんだけどなぁ」
八幡「楽しくねぇよ、朝から疲れるだけだろ」
鈴谷「そんなことないってー」
八幡「あるから」
鈴谷「……」
八幡「……どうした、地下道に入らないのか?」
鈴谷「ん~……なんだろー」
八幡「なんだよ」
鈴谷「よくわかんないけど、なんか海が騒がしい?」
八幡「曖昧すぎだろ」
鈴谷「んー、もういいや、はやくいこー」グイッ
八幡「おいこら、引っ張るな」
-総武高校-
彩加「おはよう、八幡」
八幡「おう」
彩加「昨日より人少なくなってない?」
八幡「そうかもな」
彩加「八幡、僕達のところは大丈夫だよね」
八幡「どうだろうな……」
彩加「近くには新日本海軍の基地もあるって聞いたよ」
八幡「……それなら大丈夫かもな」
ガラッ
平塚「HR始めるぞー」
ザワザワ
平塚「やけに少ないな……、えー、お前たちが知っている通り、深海棲艦による艦砲射撃が多発している」
平塚「もしもの事があるのかもしれない、それに対する避難行動の紙を今から配るぞ」
八幡「……」
八幡(なんかムカムカするな、自分が防げる人間なのに未然に防げないからか? 本部の対応に不満があるからか? ……分かんねぇな)
川崎「……」
彩加「おはよう、八幡」
八幡「おう」
彩加「昨日より人少なくなってない?」
八幡「そうかもな」
彩加「八幡、僕達のところは大丈夫だよね」
八幡「どうだろうな……」
彩加「近くには新日本海軍の基地もあるって聞いたよ」
八幡「……それなら大丈夫かもな」
ガラッ
平塚「HR始めるぞー」
ザワザワ
平塚「やけに少ないな……、えー、お前たちが知っている通り、深海棲艦による艦砲射撃が多発している」
平塚「もしもの事があるのかもしれない、それに対する避難行動の紙を今から配るぞ」
八幡「……」
八幡(なんかムカムカするな、自分が防げる人間なのに未然に防げないからか? 本部の対応に不満があるからか? ……分かんねぇな)
川崎「……」
-昼休み-
八幡「ん……」ゴクゴク
八幡「はぁ……」
八幡(ため息多いな)
いろは「先輩、疲れてますね~」
八幡「なんだよ」
いろは「私もジュースを買いに来たんですよ」
八幡「ん、そうか、じゃあな」スッ
いろは「せんぱぁーい、待ってくださいよー」
八幡「あざとい」
いろは「なんだかんだ言って待ってくれますね」
八幡「行くわ」
いろは「冗談ですって」グイッ
八幡(おいこら掴むな、このビッチ! ときめいてしまうだろ)
八幡「なんだよ……」
いろは「ちょっと、手伝って欲しいことがあるんですが~」
八幡「断る」
いろは「内容ぐらい聞いてくださいよー」
八幡「なんだよ……」
いろは「避難行動の紙、もらったじゃないですか」
八幡「深海棲艦のか」
いろは「それで、生徒会の方でも避難経路の確認とか、書類整理とかやらないといけないんですよ」
八幡「それを手伝えってか?」
いろは「この時間だけでいいので……」ウルッ
八幡「あざとい」
いろは「そんなぁ……」
八幡「……少しだけな」
いろは「先輩、ありがとうございます~」
八幡「ん……」ゴクゴク
八幡「はぁ……」
八幡(ため息多いな)
いろは「先輩、疲れてますね~」
八幡「なんだよ」
いろは「私もジュースを買いに来たんですよ」
八幡「ん、そうか、じゃあな」スッ
いろは「せんぱぁーい、待ってくださいよー」
八幡「あざとい」
いろは「なんだかんだ言って待ってくれますね」
八幡「行くわ」
いろは「冗談ですって」グイッ
八幡(おいこら掴むな、このビッチ! ときめいてしまうだろ)
八幡「なんだよ……」
いろは「ちょっと、手伝って欲しいことがあるんですが~」
八幡「断る」
いろは「内容ぐらい聞いてくださいよー」
八幡「なんだよ……」
いろは「避難行動の紙、もらったじゃないですか」
八幡「深海棲艦のか」
いろは「それで、生徒会の方でも避難経路の確認とか、書類整理とかやらないといけないんですよ」
八幡「それを手伝えってか?」
いろは「この時間だけでいいので……」ウルッ
八幡「あざとい」
いろは「そんなぁ……」
八幡「……少しだけな」
いろは「先輩、ありがとうございます~」
-生徒会室-
八幡「……」カキカキ
八幡「……」ペラッ
いろは「ほえー……」
八幡「なんだよ」
いろは「先輩、めちゃくちゃ仕事早いじゃないですか」
八幡「そうか?」
いろは「前はそんな感じしなかったような、あんまり便りにはしてなかったんですが……」
八幡「おい」カキカキ
いろは「冗談ですよー」
八幡(毎日やってるからな……)
八幡「そろそろ行くか」
いろは「そうですね」
八幡「ふぅ……」バサッ
いろは「ありがとうございました、先輩」
八幡「ん」
八幡「……」カキカキ
八幡「……」ペラッ
いろは「ほえー……」
八幡「なんだよ」
いろは「先輩、めちゃくちゃ仕事早いじゃないですか」
八幡「そうか?」
いろは「前はそんな感じしなかったような、あんまり便りにはしてなかったんですが……」
八幡「おい」カキカキ
いろは「冗談ですよー」
八幡(毎日やってるからな……)
八幡「そろそろ行くか」
いろは「そうですね」
八幡「ふぅ……」バサッ
いろは「ありがとうございました、先輩」
八幡「ん」
-教室-
八幡(まだ10分ぐらい時間あるか)
ガラッ
沙希「は? 意味分かんない」
相模「だーかーら、川崎さんは新日本海軍の関係者って聞いてんの」
沙希「だからなんで」
相模「これ、みんなにメールが回ってきたの」
八幡(どういうことだ?)
結衣「ヒッキー」タタッ
八幡「なにこれ、どうなってんの」
結衣「こんなメールがみんなに回ってきたの」
八幡「えっ、俺は来てないけど」
結衣「だってヒッキー、回ってくるほど……」
八幡「うるせぇ、それより見せてくれ」
結衣「あ、うん」スッ
『総武高校2年、川崎沙希が新日本海軍で勤務しているっぽいよ! ↓にあるURLはその証拠の写真』
八幡「なんだこの迷惑メールみたいな書き方……」
結衣「URL、押していいよ」
八幡「ん……」スッ
八幡「……っ」
八幡(鎮守府の正門から出た時の写真か……、隠し撮り……いったい誰が)
結衣「そのことで、さがみんが……」
八幡「そうか」
結衣「さがみんのおばあちゃんの住んでるところも深海棲艦の被害にあったみたいでさ……」
八幡(……なるほどな)
八幡(まだ10分ぐらい時間あるか)
ガラッ
沙希「は? 意味分かんない」
相模「だーかーら、川崎さんは新日本海軍の関係者って聞いてんの」
沙希「だからなんで」
相模「これ、みんなにメールが回ってきたの」
八幡(どういうことだ?)
結衣「ヒッキー」タタッ
八幡「なにこれ、どうなってんの」
結衣「こんなメールがみんなに回ってきたの」
八幡「えっ、俺は来てないけど」
結衣「だってヒッキー、回ってくるほど……」
八幡「うるせぇ、それより見せてくれ」
結衣「あ、うん」スッ
『総武高校2年、川崎沙希が新日本海軍で勤務しているっぽいよ! ↓にあるURLはその証拠の写真』
八幡「なんだこの迷惑メールみたいな書き方……」
結衣「URL、押していいよ」
八幡「ん……」スッ
八幡「……っ」
八幡(鎮守府の正門から出た時の写真か……、隠し撮り……いったい誰が)
結衣「そのことで、さがみんが……」
八幡「そうか」
結衣「さがみんのおばあちゃんの住んでるところも深海棲艦の被害にあったみたいでさ……」
八幡(……なるほどな)
相模「それで、どうなの?」
沙希「違うから」
相模「でもこの写真はどうなの?」
相模「艦娘ってやつを指揮してるんでしょ?」
沙希「……」
相模「ふぅん、なにも言い返さないんだ」
沙希「だから、違うって言ってんでしょ」
相模「今の状況、わかってるよね?」
沙希「なにが」
相模「深海棲艦が無差別に攻撃してきてるのになんでアンタたちはなにもしないわけ?」
沙希「は?」
相模「深海棲艦を撃退するために創られた組織って言うわりには何かしている風には見えないけど」
ザワザワ タシカニ ナンダナンダ
沙希「てかさ、さっきから違うって言ってんでしょ」イライラ
女子1「か、川崎さん、ほんとなの?」
女子2「ホントなの?」
沙希「は? アンタらそんなの信じるわけ?」
ザワザワ シャシンガ コレッテアブナインジャナイノ
結衣「なんか嫌な空気かも」
八幡(普通だったら信じないだろ)
八幡(度重なる深海棲艦による被害で不安と緊張で蓄積されたストレスから疑心暗鬼になっているな……)
沙希「違うから」
相模「でもこの写真はどうなの?」
相模「艦娘ってやつを指揮してるんでしょ?」
沙希「……」
相模「ふぅん、なにも言い返さないんだ」
沙希「だから、違うって言ってんでしょ」
相模「今の状況、わかってるよね?」
沙希「なにが」
相模「深海棲艦が無差別に攻撃してきてるのになんでアンタたちはなにもしないわけ?」
沙希「は?」
相模「深海棲艦を撃退するために創られた組織って言うわりには何かしている風には見えないけど」
ザワザワ タシカニ ナンダナンダ
沙希「てかさ、さっきから違うって言ってんでしょ」イライラ
女子1「か、川崎さん、ほんとなの?」
女子2「ホントなの?」
沙希「は? アンタらそんなの信じるわけ?」
ザワザワ シャシンガ コレッテアブナインジャナイノ
結衣「なんか嫌な空気かも」
八幡(普通だったら信じないだろ)
八幡(度重なる深海棲艦による被害で不安と緊張で蓄積されたストレスから疑心暗鬼になっているな……)
相模「結局は自分だけよければいいとか思ってんでしょ?」
沙希「いい加減にしなよアンタ」
姫奈「ちょっと嫌な空気だね……」
優美子「……」
葉山「2人ともやめてくれないか」
相模「隼人くんはどう思ってるの?」
葉山「俺は……このメールの真意は分からない、でもそういう問い詰め方は良くないと思う」
沙希「違うから」
沙希「合成写真かなんかでしょ」
女子3「あの、私さ、川崎さんが前に電車で家とは違う方向の駅に降りるのを何度かみたことあるんだけど」
女子4「う、うん、新日本海軍の基地があるってところの近くにある駅だった……」
相模「ふーん」
沙希「……っ」ギロッ
女子3「っ」ビクッ
相模「ちょっとー、図星だからっていじめるのやめてくんない?」
沙希「そういうつもりじゃないけど」
葉山「やめろ、2人とも……」
八幡(みんな仲良くの解決策を考える葉山に宥めることはできないだろな)
相模「川崎さんはいいよねぇ、艦娘だっけ? 兵器がいつも隣で守ってくれそうでさ」
沙希「それ、どういう意味」ギロッ
沙希「いい加減にしなよアンタ」
姫奈「ちょっと嫌な空気だね……」
優美子「……」
葉山「2人ともやめてくれないか」
相模「隼人くんはどう思ってるの?」
葉山「俺は……このメールの真意は分からない、でもそういう問い詰め方は良くないと思う」
沙希「違うから」
沙希「合成写真かなんかでしょ」
女子3「あの、私さ、川崎さんが前に電車で家とは違う方向の駅に降りるのを何度かみたことあるんだけど」
女子4「う、うん、新日本海軍の基地があるってところの近くにある駅だった……」
相模「ふーん」
沙希「……っ」ギロッ
女子3「っ」ビクッ
相模「ちょっとー、図星だからっていじめるのやめてくんない?」
沙希「そういうつもりじゃないけど」
葉山「やめろ、2人とも……」
八幡(みんな仲良くの解決策を考える葉山に宥めることはできないだろな)
相模「川崎さんはいいよねぇ、艦娘だっけ? 兵器がいつも隣で守ってくれそうでさ」
沙希「それ、どういう意味」ギロッ
相模「そのままの意味だけど、怖くて戦えないんでしょ?」
沙希「はぁ? アンタさ何様のつもり?」
相模「ウチ達はこうやって怯えながら暮らしてるの、川崎さんは艦娘を盾にして暮らしてるんでしょ?」
沙希「……っ」ブチッ
青葉「まあまあまあ!! お二人共そのぐらいに!」
沙希「……」
相模「ちょっと、ウチは川崎さんと話してんだけど、どいてくれない?」
青葉「いやいやー、喧嘩はよくないかなって、思っちゃいまして!」
相模「あー……、てかさ、青葉さんってさ」
青葉「はい?」
八幡(まずい)
相模「転校してきたばっかなのに、川崎さんと仲いいよねー? なんかちょっとおかしくなーい?」
青葉「お、親が知り合いなんですよー。あはは」
相模「とか言ってさ、本当は青葉さんも関係者なんじゃない?」
タ、タシカニ マジカヨ
女子1「た、確かに、知り合いにしては仲が良すぎるような……」
女子3「だね……」
相模「もしかして、艦娘とかってわけじゃないよね?」
沙希「っ!」
青葉「……」
相模「あれ? 何その反応? えぇ……まじで艦娘のわけ?」
マジカヨ…… ザワザワ オイオイオイ
青葉「そんなわけないじゃないですかー!」
沙希「はぁ? アンタさ何様のつもり?」
相模「ウチ達はこうやって怯えながら暮らしてるの、川崎さんは艦娘を盾にして暮らしてるんでしょ?」
沙希「……っ」ブチッ
青葉「まあまあまあ!! お二人共そのぐらいに!」
沙希「……」
相模「ちょっと、ウチは川崎さんと話してんだけど、どいてくれない?」
青葉「いやいやー、喧嘩はよくないかなって、思っちゃいまして!」
相模「あー……、てかさ、青葉さんってさ」
青葉「はい?」
八幡(まずい)
相模「転校してきたばっかなのに、川崎さんと仲いいよねー? なんかちょっとおかしくなーい?」
青葉「お、親が知り合いなんですよー。あはは」
相模「とか言ってさ、本当は青葉さんも関係者なんじゃない?」
タ、タシカニ マジカヨ
女子1「た、確かに、知り合いにしては仲が良すぎるような……」
女子3「だね……」
相模「もしかして、艦娘とかってわけじゃないよね?」
沙希「っ!」
青葉「……」
相模「あれ? 何その反応? えぇ……まじで艦娘のわけ?」
マジカヨ…… ザワザワ オイオイオイ
青葉「そんなわけないじゃないですかー!」
女子2「……っ」ブルブル
八幡(……)チラッ
鈴谷「……っ」
八幡(目立った真似をするなよ)
相模「てかさ、もしかして鈴谷さんもそうなわけ?」
鈴谷「す、鈴谷?」
相模「だって、2人とも同じ時にきたし」
鈴谷「そんなわけないじゃーん」
相模「ふーん……、でも本当に艦娘だったら怖くない?」
相模「だって、ものすごく強いんでしょ? しかも人間じゃないし、 そんなものが同じ教室とかありえないよね」
沙希「いい加減にしなよ」ガシッ
相模「なに? なんで怒るの? 別に関係者じゃないんでしょ?」
沙希「……っ!」
姫奈「あ、青葉……」
青葉「いやいや、違いますってー!」
姫奈「う、うん……」
女子3「か、艦娘ってよくわかってないんでしょ……?」
女子4「ネットで実は深海棲艦だっていう人もいたよ……」
ヤバイダロ ナンデガッコウニキテンダヨ バケモノ……
相模「で、どうなの?」
沙希「……違うって言ってんでしょ」
八幡(……)チラッ
鈴谷「……っ」
八幡(目立った真似をするなよ)
相模「てかさ、もしかして鈴谷さんもそうなわけ?」
鈴谷「す、鈴谷?」
相模「だって、2人とも同じ時にきたし」
鈴谷「そんなわけないじゃーん」
相模「ふーん……、でも本当に艦娘だったら怖くない?」
相模「だって、ものすごく強いんでしょ? しかも人間じゃないし、 そんなものが同じ教室とかありえないよね」
沙希「いい加減にしなよ」ガシッ
相模「なに? なんで怒るの? 別に関係者じゃないんでしょ?」
沙希「……っ!」
姫奈「あ、青葉……」
青葉「いやいや、違いますってー!」
姫奈「う、うん……」
女子3「か、艦娘ってよくわかってないんでしょ……?」
女子4「ネットで実は深海棲艦だっていう人もいたよ……」
ヤバイダロ ナンデガッコウニキテンダヨ バケモノ……
相模「で、どうなの?」
沙希「……違うって言ってんでしょ」
乙
ヒッキー、相模を殴っていいぞ
展開が面白いからこの調子でたのむな
うーん良いね〜この清々しいまでのクズさ やっぱ相模はこうでなくっちゃ
さがみんはもっと変態だろ誰だこいつとか思ってしまった俺は某スレに相当毒されてる
八幡これ耐えられないだろ・・・
今回は考えるよりも先に体が動きそう
今回は考えるよりも先に体が動きそう
乙
いいね、相模らしいクズさに脳がしびれるわww
軍人・軍属の犯罪・非違行為を取り締まるのも憲兵だけど、軍人・軍属を保護するのも憲兵さんのお仕事なんだよなあ
軍機に関わることを吹聴したり周囲の人間を扇動するような行為は、もはや一般の司法警察の取締り対象ではなく、
強面の軍警察(憲兵隊)の管轄待ったなしやろww
いいね、相模らしいクズさに脳がしびれるわww
軍人・軍属の犯罪・非違行為を取り締まるのも憲兵だけど、軍人・軍属を保護するのも憲兵さんのお仕事なんだよなあ
軍機に関わることを吹聴したり周囲の人間を扇動するような行為は、もはや一般の司法警察の取締り対象ではなく、
強面の軍警察(憲兵隊)の管轄待ったなしやろww
八幡のことだから庇うんだろうけど青葉と鈴谷はどうするんかな、う~ん。
そもそも名前そのまんまだからそこからバレるだろと
でも興味ない一般人は艦の名前なんて大和とか長門とか超有名艦くらいしか知らなそうだから「あれ?アイツらの名前重巡洋艦と同じじゃね?」なんて言う奴はいないかw
そういえばこのクラスにはもう一人艦娘みたいな名前の奴がいましたねぇ...
でも興味ない一般人は艦の名前なんて大和とか長門とか超有名艦くらいしか知らなそうだから「あれ?アイツらの名前重巡洋艦と同じじゃね?」なんて言う奴はいないかw
そういえばこのクラスにはもう一人艦娘みたいな名前の奴がいましたねぇ...
むしろ、「相模、お前の方こそ艦娘じゃないか?」と反論してやればええねんww
日露戦争で鹵獲されたロシア帝国の戦艦で、後に帝国海軍に編入された戦艦・相模と同じ名前なんだよなあ
日露戦争で鹵獲されたロシア帝国の戦艦で、後に帝国海軍に編入された戦艦・相模と同じ名前なんだよなあ
言い出しっぺが怪しい理論だな、ムキになって聞き出そうとする相模が怪しい
実は相模が関係者なのにそれを隠すために他人に押し付けようとしてるとか
冷静に考えたら破綻してるけど、扇動はできそうだ
実は相模が関係者なのにそれを隠すために他人に押し付けようとしてるとか
冷静に考えたら破綻してるけど、扇動はできそうだ
つか写真誰が撮ったんだ?
クラスのアドレスを知りながらも八幡のアドレスを知らない・・・?
まさかhry
クラスのアドレスを知りながらも八幡のアドレスを知らない・・・?
まさかhry
みんなの評価 : ★★★×8
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