横島ってかなり魅力的なキャラだと思うんだ

横島の万能性は欲しい、別に文珠くれとは言わないから

京太郎「（さて、配牌はっと）」

　ドラ9p

　234m　22378899s　99p　東　

京太郎「……」

ハギヨシ「（おや、ドラの対子とは）」

京太郎「んー……」

　9p

ハギヨシ「えっ？」ｷｮﾄﾝ

？「……？」

純「いきなりドラかよ！」

京太郎「いやー」

透華「余裕ですわね！」

京太郎「あはは……」

ハギヨシ「（須賀君……？）」

　そしてその後

京太郎「9ｐ」ﾀﾝ

純「へっ？」

京太郎「あっ、また来た……9p」ﾀﾝ

智紀「」

京太郎「東」ﾀﾝ

透華「？？？」

京太郎「あ、東来ちゃった」ﾀﾝ

ハギヨシ「」

京太郎「もっかい東来た……」ﾀﾝ

五人「」

京太郎「あーあ、持っておけばよかったなードラ」

　なんてことがあり

京太郎「ツモ！　鳴きのタンヤオ、平和です！」ﾔｯﾀｰ

？「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

京太郎「よーし、最初に和了れたぞー！」ﾜｰｲ


　結局、その局はみんなが呆気に取られている間に京太郎が制した

ノーセンス過ぎる………

鳴いたら平和はつかないんじゃ？

役覚えてない初心者ならよくあること。

>>505
喰いピンで30符てことじゃない？

と思ったけどツモか

京太郎「何点だ？　えーっと」ﾋｰﾌｰ

？「鳴きでは平和は付きませんよ」

京太郎「え？」

透華「……」

京太郎「タンヤオ、のみ？」

ハギヨシ「残念ながら」

京太郎「喰いタンのみは……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

？「決めていなかったなら、アリでいいのではないかと」

京太郎「あー、よかったー！」ﾎｯ


純「演技か？」

智紀「さぁ？」

透華「油断させる気ですわね、のどっちの弟子がこんな程度のはずが……」


　などと誤解は深まり


透華「ロンですわ」ﾀﾝ

　次の局は正気を取り戻した透華が制す
　当たったのは京太郎ではなないが、流石の満貫である

純「ちくしょー」

透華「甘いですわね」ﾎﾎﾎ

　ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

透華「次はアナタから直撃を頂きますわ！」

京太郎「負けませんよー」

　そして、三局目

京太郎「んー」

　2234m　2245s　222p　発発

ハギヨシ「！？」

　飛び出す
　再びとてつもないでかい手の予感

京太郎「……」

　しかしこのヘタレはすかさず
　思っていもいない行動を取る


京太郎「あ、チー」

　234s　ｶｯ！！

ハギヨシ「えぇっ！？」


　思わずハギヨシがツッコミを入れるレベルであったという


京太郎「（発があるしさっさとあがろーっと）」ﾑﾌﾌﾌ

？「……」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁｯ

早い時期で格上に勝てる可能性が出てくるし城之内がいいなあ

死ぬ前に陰陽道を極めて火の精霊をゲットしよう
そうすれば京ちゃんの雀力は125万まで上げられるはず

この分じゃヤムチャになるのも難しそうだな…
あと、ヤムチャはヘタレじゃないからな。器用貧乏でツキがないだけだから

ノドーカさんは何をやっているんだ？(震え声)

声優的には主人公キャラは強い奴が多いんだけどな。あとツッコミ役

　こうして、京太郎は周りのレベルからは意味不明の行動を取りまくった
　そのせいか、普段ならなんてこのない相手であるハズの京太郎に苦戦する透華

京太郎「リーピンツモ！」ﾜｰｲ

透華「なぜ、なぜ高めを待たずに……理解不能ですわ……」ｸﾞｯﾀﾘ

純「面白い打ち方すんなぁ」ﾊﾊﾊ

智紀「お調子者？」

　だがそんなイレギュラーも次第に飲み込まれはじめ
　ようやく慣れだした三人相手にはそううまくことが運ばない

透華「ロンですわ！！」

京太郎「うげー！」

　そして南三局
　とうとう京太郎の点棒はかなり数を減らしていた

京太郎「あと三千点しかねぇ」

透華「情けないですわね、降参してもよろしくてよ」ﾑﾌﾌ

京太郎「そうだよなぁ……トビなんてださいし」

透華「跪きなさい。そしてのどっちではなく私に忠誠を誓いなさい」ﾌﾌﾌ

？「……ﾁｯ」

透華「ん？」ｷｮﾛｷｮﾛ

？「……」

京太郎「……」

　勝てる見込みなんて無い
　透華との点棒の差は5万点近くもある

　勝つには三倍満以上を直撃させなければ不可能

京太郎「やっぱ、無理だよなぁ……俺が勝つなんて」

ハギヨシ「須賀君……」

透華「では私の勝――」


京太郎「でも、さ」


透華「え？」

棚志テガマル目指そう

>>516
途中から闇堕ちしそうなんですが……しかも試合の内容がワンパターン化

京太郎「なんでかな、負けたくないって……思うんです」

透華「？」

京太郎「そりゃ、自分でも才能無いってことも分かるし……運も無くて頭も悪い」

？「……」

京太郎「強くなりたいって、強く打ちたいって思っても……勇気が出てこない」

　どうしても逃げ道を作りたくなる
　勝負して負けるのがいやだから

　あの時逃げておけば、そう後悔するのが嫌だから

　本当は……戦いたいのに

京太郎「どうしてだ？　和やみんなの前なら、オレ……戦えるのに！　なんで……！」

？「真の勇気とは……打算なきものですよ」

京太郎「えっ？」

？「相手の強さによって出したり引っ込めたりするものは本当の勇気じゃありません」

京太郎「の、ノドーカさん……！」

透華「アナタ、一体？」

？「まだ点棒は残っていますよ。その胸に、勇気のかけらが一粒でも残っているなら――」

京太郎「……」ｸﾞｯ

？「やることは、決まってるでしょう？」

京太郎「……そう、だ」ｸﾞｯ

　例え、100点棒しかなくなっても
　点棒がある限り、俺はまだ負けていない

京太郎「俺、バカだ」

　ヤムチャを脱却するんじゃなかったのか？
　その為にここに来たハズだろうが！！

　なのに、俺はビビって……挙句に女々しく言い訳までして

　自分のことばっかり考えて、逃げ回ってばかりいて

京太郎「（そうだ、咲も和も、優希も、染谷先輩も、部長も！）」

　いままでずっと、勝てないかもしれない相手と！
　本気で戦い続けてきたんだ！

京太郎「（それを羨ましがってばかりで……！！）」ｷｯ

透華「（目の色が変わった？）」ｿﾞｸｯ

純「（いやーな予感）」

智紀「（同感）」


ハギヨシ「（須賀君……）」

やば、主人公みたい

咲さんはその例に当てはまらないような

＼抗うか、この太陽王に！／

でも負けちゃうから結局寝取られるんでしょ？(ゲス顔)

最初の方では城之内が人気だったのに
現時点ではポップ優勢か

京太郎「（俺の、ラス親……！）」ｺﾞｺﾞｺﾞｯ

　ｻﾞﾜｯ

透華「（この、感じ――！？）」

純「的中、か」

智紀「嘘、だと思いたいけど」

京太郎「（頼む、俺に力を貸してくれ！！）」ｶｯ！


　（？？？　発動）



　――ﾋﾟｼｨｰﾝ――


衣「……ん？」ﾋﾟｸｯ


照「……」ﾁﾗｯ


淡「むっ？」ﾋﾟｸﾝ


小蒔「なんでしょうか……このざわめきは」


咲「京……ちゃん？」




～～ｱﾗﾌｫｰﾊﾟﾚｽ～～


？？「……ふふふ」

？「（なんでニヤニヤしてんのかわっかんねー）」




　――ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ――


京太郎「……」ｶｯ

　1m　119s　99ｐ　南北白白中中中　発　
　
ハギヨシ「（なっ……！？）」

京太郎「（是が非でも、一矢報いる！！）」ｺﾞｯ

　ﾀﾝｯ

透華「（なんですの、この胸騒ぎは――！？）」

アラフォーパレスって・・・・・・実家だろうが

これは熱い展開

>>525
すこやんが実家に人呼ぶような奴だと思ってんの？

>>525
三尋木プロと実家でなにやってんだろ？

すこやんマッマの手料理食ってるんやろ(適当)

>>525
超えちゃいけないライン考えろよ

落ちぶれるだけ落ちぶれて変な方向に突き抜けるのも一つの道ではないだろうか
あの矢車さんのように

>>531
そもそも京太郎に落ちぶれるだけのステータス無いだろ！
後そっち方面だとヘルカイザーという前例があるし

こりゃあのどっ…謎のメイドさん、ノドーカのフラグが若干上がってもいんじゃね(小声)

咲覚えてたのか

ハギヨシ「（これは、しかし――）」

？「……」

京太郎「……」

　ツモ　白

ハギヨシ「（手の内で白、中を暗刻で揃えた！？）」

京太郎「……」ﾀﾝ

ハギヨシ「（ですが、発までも揃えることは――）」

京太郎「……」

　ﾀﾝ　発

ハギヨシ「えっ？」

？「！！」

　なぜ、ここで発を切るのか
　それは後ろで見ている二人にはまるで理解出来なかった

　しかしその認識はすぐに改まることになる

純「おっと、それ貰い！」ﾎﾟﾝｯ

智紀「じゃあ切る」

　ﾀﾝｯ　発

ハギヨシ「（既に残り三枚とも握られていたのですね！？）」

　もし手の内の白と中に惑わされ、大三元にこだわっていれば……

ハギヨシ「（恐らく……）」

　この高い手が欲しい状況化で、この夢を捨てることがどれほどの一手か

ハギヨシ「（しかし、それでは負けを認めることに――！）」

　こんないい手は滅多に入らない
　ここで仮に上がれても、連荘を続けられるかどうか

京太郎「……」ｽｯ　

　ﾀﾝ

ハギヨシ「……？」
　
　京太郎の手が動く
　不要な字牌の整理、そして加えられていくツモ牌

　それらが描く、新たな奇跡

京太郎「カン」

　ﾀﾝｯ

ハギヨシ「（なぜｱﾝｶﾝを？　ドラ表示を増やすのが目的でしょうか？）」

京太郎「もういっこカン」
　
　1m　111s　999ｐ　　【白白白白　中中中中】ｱﾝｶﾝ

ハギヨシ「（す、四暗刻単騎！？）」

純「おわーこえー！！」

智紀「発を握ってなければ……」

透華「し、しかし快進撃もここまでですわね」ﾌﾌﾌ

　騒然とする場だが、発が握られていることを考え安堵する
　しかしその中で、戦慄を隠せないでいるのがハギヨシとノドーカである

ハギヨシ「須賀君、アナタは一体……？」

京太郎「数牌と字牌のバランスを……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ハギヨシ「須賀君？」

京太郎「全くの同じにして――打つ」ｸﾞｯ

透華「（嫌な予感がしますわ、早く和了って終わらせませんと）」ｽｯ

京太郎「……！！」

　それからの流れは、ほんの一瞬であった

透華「（リーチですわ！）」

　リーチをかけようと余り牌である1mに手を伸ばす透華
　そして、それを待っていたかのように……両手を牌に添え、倒そうとする京太郎

　予知か、あるいは確信か

　全てが決まろうとした瞬間のことだ


京太郎「ロ――」ﾌﾗｧｧ

？「須賀君っ！？」

京太郎「あ、れ……？」


　ﾊﾞﾀｧｧｧﾝ！　ｼﾞｬﾗﾗﾗﾗﾗ


透華「なっ！？」


　須賀京太郎は突然、前触れもなく


京太郎「……」


　気を失って倒れた

マリク戦みたいだな

負けるっていってもこういう感じになるわけね

こりゃあと一歩だわ

マリク戦の城之内みたい、脱ヤムチャ化の一歩だな

お願い、死なないで城之内！
あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの？
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから！


次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ！

？「やっぱり京ちゃ…京太郎の能力と言えばわたじゃないや、咲ちゃんとお揃いの領上開花しか考えられないよね！？」

メドローアに目が行きがちだけどポップの真価って個人的には喰らいベホマだったと思うんだよね
横島は栄光の手

　懐かしい夢を見た
　まだ、自分が咲達と普通に話していた頃の夢

　今は相手にもされない
　相手にもならない

　強くなりたい
　そして強くありたい

　そんな想いを噛み締めながら、眼を覚ます


　暗闇だった
　

　うっすらと見えるのは知らない天井
　心地よい感触は、高級そうなベッドによるものだ

京太郎「俺は……？」

透華「目が覚めまして？」

京太郎「おわっ！？」ﾋﾞｸｯ

　暗闇からの声掛けに、思わず飛びず去る
　よく目を凝らすと、ベッドの脇に透華が腰掛けていた

透華「今、灯りをつけますわ」ｶﾁｯ

京太郎「うぉっ！？　まぶっ！？」

　明るくなった部屋は、とても豪華な一室で
　とてもじゃないが、自分なんかとは一生縁のなさそうな見た目である

京太郎「あの、どうして俺……？」

透華「対局中に倒れましたのよ。具合はもうよろしくて？」

京太郎「え？　あ、はい……問題無いです」

　というか、対局ってどうなったんだっけ？
　南三局までは記憶にある

透華「……覚えていませんのね」

京太郎「はい。でも、俺負けちゃったみたいです」

透華「どうしてそう思いますの？」

京太郎「だって、全然スッキリしてないんですもん」

透華「……そう」ｽｯ

京太郎「龍門渕さん？」

透華「ハギヨシを呼んできますわ。もう遅いですし、送る準備も」

京太郎「いえ、そんな！　悪いですよ！」ｱｾｱｾ

透華「いいんですのよ。それと――」

京太郎「それと？」


　ｷﾞｨｨｯ


透華「透華、でいいですわ。京太郎様」ｸｽｯ

京太郎「え？」


　ﾊﾞﾀﾝｯ

城之内は実は代名詞的な手ないよな

>>545
サイコロ振ってるイメージしかないな

なんかサイコロみたいなのなかったっけ？

しかし透華のヒロイン力が爆上がりしてるな

城之内って言えばレッドアイズ
時の魔術師
鎖付きブーメラン

とかじゃないですかね……

この京太郎は副将キラーってことだな、理解した