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元スレ京太郎「原村部長は仏頂面」和「はいはい」
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〈魑魅魍魎が跳梁跋扈〉
ワァァァァァァァァ
京太郎「というわけで、やってきました現地観戦」
和「誰向けの説明なんですかそれ」
咲「お姉ちゃんがんばれー!」
優希「照先輩がんばれー!」
久「テルテルがんばれー!」
和「そしてなにナチュラルに混じってるんですか竹井先輩っ!」
咲「しかもいつの間にか友だちになってる風だしっ!!」
京太郎「どこルートで俺らの隣席のチケット確保したんすか……」アタマカカエ
久「えっホントに聞きたい?」
一同「「「「遠慮しておきます」」」」
久「まこもこっち来てお姉さんの応援しなさいよ」
まこ「……」
優希「なんか普通にいた!」ガーン
咲「染谷先輩、どうしてここに?」
まこ「……久に」
優希「あ、もういいです」
咲「だいたいわかっちゃいました」
まこ「」シクシク
京太郎「なんで一人だけちょっと席離れてるんすか染谷先輩?」
まこ「ワシゃあ福路プロの敵を応援する気はない」
優希「福路先輩は今回一軍帯同してませんけど?」
まこ「それでもじゃっ」
久「まこの美穂子好きはガチだからねー」
咲「えっ」
和「ま、まさか染谷先輩///」ポッ
優希「なぜ顔を赤らめる」
まこ「紛らわしい言い方をするなダアホ! ガチのファンってぇだけじゃ!///」
久「清澄に入る頃にはもう、美穂子の隠れファンだったのよこの子」クックッ
京太郎「そうだったんすか?」
久「その一方で私なんて、中学時代美穂子に会ってたこととかさっぱり忘れてたんだけどねー」ケラケラ
京太郎「ひでえ」
咲「それにしたって、合同合宿とかインハイで宿舎一緒だった時もありましたけど」
優希「染谷先輩じぇんじぇんそんな素振りなかったじぇ?」
まこ「……」
久「咲。あなたが夏コミの会場でエレクトさ○る先生に偶然出会ってしまったらどういう行動をとる?」
咲「……テンパってなにも言えなくなります」
久「つまりそういうことよ。まこってばクールを装って内心ガチガチだったんだから」
まこ「っ///」
京太郎「そんなことより今女子大生の口からは聞きたくない固有名詞が出たような……(いや俺は大好きだけどね?)」
優希「例えとしては最低かつ最高に酷い部類だじぇ……」
和「理解している私たちもどうなんだという話ですが」
『試合しゅーーりょーーー!!』
京太郎「なーんて最低の会話してるうちに試合終わったぞオイ!」
和「横浜の勝ちですか。まあ普通ですね」
久「いやいやいや。怒涛の活躍だったわよ、咲のお姉さん」
まこ「見てみい。今日の横浜のリード分、宮永プロがほとんど一人で叩き出しとるぞ」
優希「昨日からの流れ+さっちゃん観戦補正かかったなありゃ」
咲「全力投球すぎて明日からが心配だなぁ……」
京太郎(補足説明。数日後長野を去った照さんは、妹分不足からか無事不調期に入りましたとさ)
京太郎「ま、なにはともあれ終わった終わった」
久「みんなはこの後どうするの?」
まこ「普通に考えればチケットの礼に顔を出すなり、外で待ち合わせするなりじゃな」
和「それなんですが、実は先ほど照さんから連絡がありまして」
咲「チームの先輩に捕まって、飲み会へ連行されたそうです」ガックリ
まこ「宮永プロは確か未成年じゃあなかったか?」
咲「はい。お姉ちゃん遅生まれだから、まだ19です」
まこ「……」
京太郎(スイーツだな)
優希(ああ、絶対甘味に釣られたな)
和「こちらが事前に約束をしていたわけでもありませんから。残念ですけどしょうがないですね」
久「それもそうね。じゃあみんな、私たちとご飯でも行かない?」
京太郎「お、先輩方の奢りですか」
優希「やったータダ飯だー!」
後輩「「「「「「やったー!!」」」」」」
まこ「この人数相手に奢れるかッ!! ちゅーかいたんか一二年生ども!!」
ワーワーギャーギャー
咲(……お姉ちゃんが飲み会に行ったってことは、もしかして)
咲(…………いや、まさか。いくら『あの人』でも、そこまで凶悪な星の下に生まれついたなんてことは)
咲(………………ないよね?)
靖子「んっ、ごきゅ、ぷっはー!!」ゴトッ
靖子「んまい! 試合後のビールはやっぱうまいわー!」
【佐久フェレッターズ大将 藤田靖子】
はやり「靖子ちゃんってばメッ☆女の子がそんな飲み方しちゃダーメ♪」
はやり「お嫁さんにいけなくなっちゃうゾ?」
【大宮ハートビーツ副将 瑞原はやり(30)】
晴絵「瑞原さん……藤田(旧姓)プロはとっくにお嫁に行ってますよ」
晴絵「本来なら旦那さんの姓で呼ばなきゃいけないんでしょうけどね」
【伊達ホワイトホース先鋒 赤土晴絵】
咏「本人が仕事の時は今まで通りっつってんだからいーんじゃないですか?」
咏「あ、あと瑞原さんのそれは高度な自虐ネタなんですかねい? わっかんねーけど!」ケラケラ
【横浜ロードスターズ先鋒 三尋木咏】
はやり「……」ズーン
咏「やべ、想定の上を行くガチへこみした」
靖子「三尋木あんた、後で謝っときなさいよ」グビッ
咏「後ででいいのん?」
晴絵「この状態になるとしばらく周囲の音聞こえなくなるからね。あ、宮永さんお酒ちょーだい」
照「はいただいま……瑞原さんはなにかあったんですか?」トクトクトク
照「あ、そこの店員さん。チョコケーキください」
【横浜ロードスターズ中堅 宮永照】
晴絵「ありがとさん。なんかこないだ友だちの結婚式出たらしくてさ」グビッ
照「はあ。あ、店員さん抹茶アイスください」
咏「あー……やっちまったか」
靖子「キツイよねーうんうん。さすがにあの歳になるとさぁ」
晴絵「それがね、話はそこで終わりじゃないのよ。結婚式のために島根戻ったら、なんとその席で」
咏「その席で?」
晴絵「式挙げたのとは別の友だちが、1歳になるぐらいの赤ちゃん抱えてたんだって!」
咏「……わあお」
照「わあお。あ、クリームソーダください」
靖子「……ま、元気出してくださいよ。瑞原さんならいくらでもいい人見つかりますって」ポンポン
はやり「ぐふっ」
晴絵「今の追撃になってなかった?」
靖子「それじゃーこっからは瑞原さんを励ます会ということで! じゃんじゃん飲むぞー!」
照「あい」バクバクバクバク
晴絵(私もそろそろ人のこと笑えない歳なんだけどなぁ)
晴絵「……ま、今はいっか! とりあえず飲もー!」
咏「さんせー。あ、恭ちゃんもそんなとこいないでさ、こっち来て飲みなって~」
ワイワイガヤガヤ
恭子「……お断りします。未成年なんで」ポツーン
【横浜ロードスターズ控え 末原恭子】
咏「なんでい、付き合い悪いのー」ケラケラ
はやり「うー」ズーン
恭子(……なんで私ここにおんのやろ)サスリサスリ
恭子(いや、ほんまなんでやねん。なんで照のアホに付きおうてるとこういうことになんねん)
恭子(んでもってなんで三尋木さんが絡んでくんねん!)
恭子(アンタが絡むと大抵、ますますどうしようもないことになんねんで!)
恭子(雲の上のトッププロたち。私ごとき一軍半では話しかけるのもおこがましい相手)
恭子(なんでそんな人らの集まりに私みたいなんが混じって)
恭子(その上牌のお姉さん(30)の背中さする羽目になっとんねん!)←でも自発的に始めた
はやり「あーいい、そこいいよ、もうちょっと上シクヨロ」
恭子(ああ、今日も今日とて胃薬が手放せない……普通の飲み会させてーや……)キリキリ
晴絵「そういえば席一つ空いてるね。誰か来るの?」
靖子「いや、私はなにも聞いてませんけど」
咏「……」ニヤリ
恭子(……なんだろうこの懐かしくもおぞましい感覚は)ブルッ
咏「ま、ま、ま! 空いてる分には構わないっしょ。さ、じゃんじゃん食ってじゃんじゃん」
ガラッ
郁乃「じゃ~ん! 呼ばれなくても飛びててじゃじゃんじゃ~ん! いくのんやで~♪」
【姫松高校監督 赤阪郁乃】
恭子「ぶふうううううううっっっっ!!!???」
郁乃「あっ末原ちゃんやん。ほんまに奇遇やなぁ、懐かしのいくのんやで~?」
恭子「なっ、ななななん、なんなんなん、なんでここに」ワナワナ
咏「あれ? 恩師との感動の再会をサプライズ演出したつもりだったんだけどねい」
恭子「」
咏「粋な計らいだと思ったんだけどなー喜んでもらえると思ったんだけどなー(棒)」
恭子「アンタの仕業かこの愉快犯っっ!!!」
郁乃「す~え~は~ら~ちゅわ~~ん♪」
恭子「寄んな触んな近寄んな息を吹きかけんなやこのド畜生ぉぉぉぉぉ!!!!!」
咏「仲良きことは美しき哉、ってか! あっはっはっは!!」ケラケラ
恭子「アンタの施した魔改造のせいで私は……私はなぁ……!!」
郁乃「ええやんそんな昔のことぉ。宮永妹ちゃんにやって無事勝てたんやし~」
恭子「じゃかあしゃあああああああっっ!!!!」
咏「ぎゃっはっはっはっは!! いいぞもっとやれー!」ケラケラケラ
ワーワーギャーギャー
靖子(かわいそうに……)
晴絵(かわいそうに……)
はやり(結婚したい……)
照(アイスおいひい)パク
カン!
はい、一旦ここまでとしておきましょう
テルテルもそうだけど末原先輩も主人公の素質ありますね
よって次回も末原先輩受難編です
ご一読ありがとうございました
テルテルもそうだけど末原先輩も主人公の素質ありますね
よって次回も末原先輩受難編です
ご一読ありがとうございました
おつおつ!
末原さんに不幸が似合う理由は、その不幸を乗り越えられるメンタルの強さがあるから説を主張してみる
末原さんに不幸が似合う理由は、その不幸を乗り越えられるメンタルの強さがあるから説を主張してみる
乙!
てっきりテルーが京太郎を次期マネージャーとして自慢してえらいことになるとかだと思ってた
末原さんは不憫かわいい
てっきりテルーが京太郎を次期マネージャーとして自慢してえらいことになるとかだと思ってた
末原さんは不憫かわいい
ふと思ったが、京太郎が正式採用されて安定した収入を期待できるようになったら、恋人としてはダメだったが結婚相手として見た場合は咲和タコスからの評価はどうなるだろう
〈そこに愛はあるか〉
咏「恭ちゃん恭ちゃん、お酌したげるねん」トクトク
恭子「あ、これはどうもご丁寧に……未成年やっちゅーとんやろがい! 飲まれへんわ! フライデーされたらむしろアンタのプロ人生が終わるでアホンダラぁぁっ!!!」
咏「あっはっはっは!!」ケラケラ
恭子「笑いごととちゃうわこの狂人がッ!!」
晴絵「藤田さん、最近どうよ? 旦那さんと仲良くやってる?」
靖子「悪くないとは思いますけど。アレとの付き合いもいい加減長いし、結婚したからって劇的ななにかがあるわけでもないですよ?」
はやり「……そんなこと言って裏ではイチャついてるんでしょそーなんでしょ」ヒック
照「恭子恭子、お腹減った」
恭子「おのれで勝手に頼んどけガキやあるまいし! ちゅーかさっきまで普通に注文しとったやろ!」
照「お菓子食べたい。けどメニューにない」(´・ω・`)
恭子「コンビニでもなんでもええから行ってこいやこのポンコツぅ! ほれ繋ぎのポッキー!」
照「わーい」
靖子「母校の調子どうです?」
晴絵「今年はねー……本人たちの前では言わんけど、厳しいだろうなぁ」
はやり「……既婚の友だちが顧問やってます」ヒック
郁乃「末原ちゃん末原ちゃん♪」
恭子「……」
郁乃「末原ちゃーん?」
恭子「……」
郁乃「末原ちゃんやーい。無視は寂しいわ、いくのん泣いてまうでー?」
恭子「……」
郁乃「なんやしょうのない子やなぁ。この春ついに編集が完了した『末原ちゃんマル秘改造記録集』をようつべにうpする許可もらおうと思てはるばる来たのに」
恭子「おんどれロクな死に方せんぞこんド畜生があああああっっっ!!!!」
はやり「いいなって思った人はだいたい既婚なんだよね……」ヒック
晴絵「あーわかる。マジわかる」グビグビ
靖子(ノーコメント)グビッ
咏「でっひゃっひゃっひゃ!! 今日も恭ちゃんはからかい甲斐があるなーえりちゃんとおんなじくらいあるなー今日ちゃんだけになー、なんつって!」ケラケラ
照「恭子、レジ行ったら10円足りなかったら貸して。お店の人待たせちゃってるの」
郁乃「最近頑張ってるらしいやん末原ちゅわぁん♪ どや、ここらで一発再改造を施して一気に一軍定着を狙うっちゅーんは?」ワキワキ
恭子「……」ピキピキ
靖子「……そろそろ助け舟出します?」
晴絵「>そっとしておこう」
はやり「私たちで手に負えるレベルの嵐じゃないと思うなー」
はやり「でもあの子、末原恭子ちゃんだったっけ? 咏ちゃんに気に入られてるってことは……」
靖子「将来性あるってことなんですかね?」
晴絵「……」
はやり「うーん。インハイでは宮永の咲ちゃんに一度完勝したくらいで、後は目立った実績なかったとおもうんだけどな?」
靖子「本人は大学進学するつもりだったらしいですしね。プロ志望出したのもダメ元だったとか聞きましたよ」
はやり「晴絵ちゃんはどう思う?」
晴絵「……なんていうか」
靖子「なんていうか?」
晴絵「親近感湧くよね、あの子見てると」
はやり「うん?」
靖子「ああ、わかるような気はする」
晴絵「親近感だとちょっと違うかな。親しみやすいというか、理解しやすいというか。そんな感じですよ」
はやり「あー、うんうん。それならわかるよ☆」
晴絵「どこまでも常人なんですよね、あの子は。悪く言ってしまえば凡人なんです」
晴絵「プロの世界には一般人が理解できないような怪物が、ままいますよね」
靖子「瑞原さんとかね」
はやり「……アイドルであることを抜きにしても、私にその肩書きはちょっと重いかな★」
晴絵「はは……でもあの末原って子は、どこまでいっても凡人です」
晴絵「誰だろうと、半分ニワカだろうと理解できる」
晴絵「あの子の麻雀を、そしてその瞬間瞬間の、考え方というか、想いというか、そういうものを」
晴絵「末原恭子はどこまでいっても人々の『理解が及ぶ』常人で」
晴絵「そして――常人のまま、狂人の領域に踏み込もうとしている」
靖子「へえ?」
晴絵「どう表現していいか、ホント難しいんですけどね」
晴絵「彼女自身の立脚している場所が、そのまま天才たちの世界、ってわけでは決してないんですよ」
晴絵「天才たちのテリトリーのど真ん中に、ポツンと『末原恭子』色の領地が孤立してる、って言えばいいのかな」
靖子(よく考えなくても最悪の状況だな、それ)タラリ
はやり「それってもしかして、さ」
晴絵「はい」
はやり「恭子ちゃんが、天才ちゃんたちの中に割り込んだんじゃあなくて……」
晴絵「そう。天才たちが、図らずもあの子を取り囲んだんですよ」
靖子「……この場合『謀られて』と言うべきじゃないですかね? 誰にとは言わんけど」
照「もぐもぐもぐもぐ」
恭子「……腹ぁくちたか?」
照「ん」コクリ
恭子「そらよかった」グッタリ
咏「ぎょーざしゅーまいてばからあげ、うへ、うへへ……ぐぴーすぴー」
恭子「こっちは酔わせて潰して、っと。問題は……」
郁乃「あーあーこれなんかええわなぁ、なあ懐かしいやろ末原ちゃぁん♪ どや、思いっきり引き伸ばしてこの店の軒先に飾ってもらうっちゅうんは! 新生末原ちゃん伝説の第一歩としてほどよい退廃具合やで~にゃははははは!!!!」ゲラゲラ
恭子「問題はこいつや……ッ!!」アタマカカエ
ワーワーギャーギャー
はやり「……」
靖子「……」
晴絵「……」
照「? なんの話してたんですか?」トコトコ
靖子(さてはこいつ食うだけ食って暇になったな)
晴絵「なに、大したことじゃあないよ。凡人を喰った天才と、天才を狩った凡人が出会った時、どんな化学反応が起こるのか」
はやり「その行く末が楽しみだなぁ、っていうだけの話かな♪」
照「……なるほど」
靖子「若人どもの行く末といえば、各々方自分のチームの若手はどんな感じです?」
はやり「ハートビーツは将来安泰♪ 照ちゃんの同級生で有望な子がいるよ☆」
照「えっと、大宮といえば福路さんですか?」
靖子「いいですよね、福路。魔物と呼ばれた連中がプロで力を発揮できないまま終わることもある中、安定して成績を残してる」
照「私も高校時代に当たったことがあります。堅実で隙のない、いい雀士です」
晴絵「なにより、伸びしろがたっぷり残ってるのがいい。確かに将来有望だわ、あの子は」
はやり「付け加えるならルックスも抜群! そしてそれ以上に性格が美人!」
はやり「『牌のお姉さん』を継いでもらうならあの子かな」ボソッ
靖子(さすがにそろそろバトンタッチしたいんだろうな……)
はやり「でもすでに彼氏がいるって噂があるんだよね……」ズーン
晴絵「マジすか」
はやり「それも超絶イケメンかつ高身長で家事万能さらにはさる由緒正しき名家に仕えるパーフェクト執事さんだっていう噂がまことしやかに」ズズーン
靖子(……あれ、なんかそれ)
照(……どっかで聞いたことあるような)
晴絵「は、ハートビーツには他にもいい若手がいますよね! ね、瑞原さん!」アセアセ
はやり「……晴絵ちゃんの教え子さんも、ただいま二軍で猛特訓中だったかな」
晴絵「身内自慢になっちゃいましたけど……どうです瑞原さん、あの子は。通用しそうですか?」
はやり「それはー、晴絵ちゃんの方がよくわかってるんじゃないかな?」
靖子「赤土さんは雀士を見る目があるものね」クツクツ
照「ん」コクリ
晴絵「私としちゃあ第三者の意見も聞きたいんですけどね……」
はやり「それじゃあはやりは晴絵ちゃんと同意見♪」
靖子「右に同じく。で、赤土さんの見解は?」
晴絵「……やれやれ。灼に限って通用しないわけがないでしょう」
晴絵「なにしろ――この私の愛弟子なんだから」ニヤリ
靖子「はっはっは、こりゃいいわ! で、肝心の自チームはどうなんです?」
晴絵「んー。宮永さんと同世代繋がりで、ってことならウチには竜華がいるかな」
照「ああ、清水谷さん」
晴絵「あの子なんでか知らないけど阿知賀びいきなんだよねー。その縁で結構仲良くしてんのね」
照「プロに入ってから壁に当たってる、って噂で聞きましたけど……」
晴絵「正確にいえば、『当たってた』かな」
照「それじゃあ……?」
晴絵「ん。大阪に残った親友が、大学で私の教え子と一緒になったらしくてさ」
晴絵「それで、なんていうか……燃え上がるものがあったみたいなんだよね」
はやり「いい話だねー」ニコニコ
晴絵「……いい話ならよかったのになー」ゲッソリ
三人「「「?」」」
晴絵「ま、ウチのへ……げふんげふん若手の話はこんなところで。佐久はどうよ?」
靖子「フェレッターズでここ一、二年のうちに入った高卒というと……」ウーン
照(そこを縛る意味ってあるのかな)
靖子「あ、いたいた。奈良から来た小走っていうのがいたわ」ポン
晴絵「おおっと。晩成のエースですか」
はやり「なんだか晴絵ちゃんに縁のある子ばっかだね☆」
晴絵「縁があるというほどでも……でもいい雀士ではありましたよ。対応力がある」
晴絵「阿知賀の松実妹の能力を、公式戦で初お披露目したのが小走相手でしてね」
照「アレは、初めて見たら面食らうと思います、誰でも」
晴絵「でしょ? だってのに、初見であそこまで食い下がられるとは思わなかったっつーの」
晴絵「小走やえ。まぎれもなく全国レベルの雀士だったわ」
はやり「でも、そこから先のレベルで戦うための、なにか一つ尖った武器がない……ってところかな?」
靖子「ご名答。現状、そのあたりで燻ってる感がありますね……」
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