元スレ提督「甘えん坊」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
251 :
これまたなかなかな甘さ…
252 :
この狼は飢えてない
253 :
なんで飛鷹型が1人も出ないんだ?ん?
254 :
やっぱ足柄は可愛いなあ
256 :
待ってました!
257 = 1 :
ぐぬぬ……!
規制かかったりかからなかったり一体何なんですかー。
このままだと毎日更新が無理そうなので、土日大量更新にシフトします。
楽しみにしていた方、すみません。
何もかもBBQ規制が悪いのです。こんちくしょー。
それではまたー。
258 = 1 :
>>256
もう本当にすみません。
259 :
待ってるよ
260 :
スマホとかの携帯回線がBBQとか公開プロクシ扱いされるようになったっぽい?
261 :
ここ規制あったのか
262 :
だってここ一応本家と同じ規制どうのこうの
264 :
このスレじゃなくてお前の人生が終わってるのはわかった
265 :
来い!
266 = 1 :
よっし! 書き込めた!
いつまた規制くらうか分からないので早々に投下します!
3人だけですいません!
267 :
やったぜ。
あくしてくださいオナシャス!
268 = 1 :
比叡の場合 2
269 = 1 :
比叡「…………すぅ……すぅ……」
提督(………………)
鎮守府、執務室。
普段は俺専用の机と椅子を奥にして、手前にはテーブルを挟んでソファを二つ置いているのだが、今この部屋にはそれらのものは一切見当たらない。
床一面に畳が敷かれ、それらの家具の代わりに座布団や卓袱台、桐箪笥などが鎮座している。
いわゆる模様替えというやつだ。担当したのが鳳翔さんらしいのだが、この部屋を見たときはそのことにひどく納得したものだ。
環境が変わっても俺がやることは変わらない。
……ただ、この状態はいささか窮屈だった。
比叡「しれぇー…………むにゃ……」
座布団に胡座をかく俺の背中に、覆い被さるようにして密着している比叡。その顎は俺の肩に置かれ、時折呟かれる寝言と漏れる吐息が、俺の鼓動を加速させる…………というわけではない。
そもそも、寝言ですらないのだから。
提督「……比叡、何故寝たふりをする?」
比叡「…………ね、ねてますよー……むにゃむにゃ」
提督「……寝てる奴はそんなこと言わないぞ」
比叡「じゃ、じゃあ寝てませんよっ……すぅすぅ」
提督(そういう意味じゃない)
比叡が寝たふりをしているという事は寝息があまりにも規則正しかったのですぐに気付いた。問題は何故そんなことをするのかという点だったが、考えてみても皆目見当が付かない。
……まぁ比叡のやることはいつだって突拍子のないことばかりだ。今回も深い理由は無いに違いない。
……それにしても仕事がしにくい。
せめて座布団を枕にして畳に寝てほしいものだ。
提督「眠たいのなら横になっていいぞ。勤務中ではあるが許可する」
比叡「…………………………」
提督「……どうして黙る」
比叡「…………す、すぅすぅ……」
提督「……おい」
何度諭しても一向に離れない比叡。
そうしてついに諦めた俺は、そのまま仕事を続けることにするのだった。
比叡(………………)
比叡(司令の背中、あったかいです……)
比叡(………………えへへ♪)
270 = 1 :
瑞鳳の場合
271 = 1 :
瑞鳳「提督ぅ……仕事しようよぉ……」
提督「とは言われてもな……」
ちゃぶ台に頬杖をついてため息を吐く。
それに呼応するかのように同じくため息を吐いた瑞鳳が、目を伏せ畳に寝転がる。ゴロゴロと転がりながらうなり声をあげるその姿は、なかなかに面白い。
瑞鳳「うぅー……うぅー……」
瑞鳳「………………暇っ」
提督「仕事が無いのは良いことだろう?」
瑞鳳「提督は早く片付け過ぎなのよっ。私が来る前に全部終わらせちゃうなんてひどいじゃないっ」
提督「えぇー……」
提督(そもそも遅れてきたのはお前だろうに……)
あえて口には出さず、心の中で呟くだけに留めておく。仕事をしないのは困りものだが、仕事をしたがりすぎるのもこれはこれで困るものなのだと初めて知った。
俺の膝元まで転がってきた瑞鳳が上目遣いでこちらを見つめる。明らかに非難の色を宿しているが、八つ当たりもいいところだった。
瑞鳳「──────うにゅー……」
提督「…………おぉ」
瑞鳳「むきゅぅー……」
提督「……ふむふむ」
瑞鳳「えぅー……」
瑞鳳「へぇいふぉふー……」
その頬をつまみ、左右に引っ張る。
何となくで起こしてみた行動だったのだが、これが案外はまった。もちもちとした感触と瑞鳳の面白い顔に心が癒される。
ついつい何度も弄ってしまったが、抗議の声が挙がらないところを考えると、瑞鳳もそこまで嫌では無いのかもしれない。
しばらく堪能してから手を離すと、その頬は朱に染まっていた。弄っていないところまで赤くなっているのは一体どういうことだろうか?
疑問を浮かべる俺に対し、瑞鳳が先んじて口を開く。
瑞鳳「…………終わり?」
提督「…………ほぅ」
瑞鳳「きゃー♪」
再び手を伸ばす俺と、黄色い悲鳴をあげつつ微笑む瑞鳳。
後になってこのことを振り返ったお互いが、この時のテンションのあまりの高さに羞恥を味わうハメになるのだが、この時の俺達はそんなことなど知る由もなかったのである。
……まぁ楽しかったので良しとしよう。
272 = 1 :
北上の場合 2
273 = 1 :
北上「────北上、帰投しましたよー」
北上「ってことで、どーん」
提督「おふっ!?」
提督「……き、北上……! お前な……!」
北上「んー……、提督ってなんか安心するよねー♪」
部屋に入ってきて早々に俺に飛びついてきた北上。
座布団に胡座をかいて油断していた俺は、為す術もなく畳へと押し倒される。これは不味いと思ってすぐさま引き離そうとしたのだが、北上は俺の体に巻き付くようにしてしがみついており、力を入れてみても微動だにしなかった。
仕方なく観念してされるがままになる。
北上は猫のように俺の胸元に額を擦り付けていた。
提督「……楽しいかそれ?」
北上「んー、楽しくは無いかも。…………でもほら、マーキング的な?」
提督「余計分からん」
北上「分からなくてもいーよ。ふふーん♪」
提督「はぁ……」
提督「そのままでかまわない。報告しろ」
北上「りょうかーい」
無線で大体の内容は知っているのだが、それでもやはり実際に見た者の証言とは大事だ。
あれこれと質問をしつつ、報告を聞いていく。
こういった小さな事の積み重ねによってこの鎮守府は支えられてると言ってもいい。流石の北上も報告中はふざけようとはしなかった。
報告をし終えた北上がニヤリと笑う。
北上「──────で、どうでしょー?」
提督「……今回もお疲れだったな」
北上「それで?」
提督「…………次も期待しているぞ」
北上「それでそれで?」
提督「……………………」
提督「MVPのご褒美は何が良い?」
北上「んー、待ってましたっ」
────言わせるつもり満々だったくせに。
心の中でそう呟き、ため息を吐く。
しかしまぁMVPというのは実際ご褒美を出していいくらいの働きぶりだ。多少の融通くらいはしてやらないとむしろ罰が当たる。
提督「で、どうする?」
北上「しばらくこのままでよろしくー」
そして他の艦娘達よりも安く済むのもありがたい。
見られるとあらぬ誤解をされるという点だけがネックだが、その点を差し引いても十分にお釣りが来る。
…………ちなみに俺自身そんなに悪くない気持ちだというのは北上には内緒のことである。
提督「……撫でるか?」
北上「良きに計らってー」
北上「────────ふふふーん♪」
上機嫌になり鼻歌の音も大きくなる。
そうしてしばらくの間、俺と北上は共に抱き合いながらの時間を過ごすのだった。
274 = 1 :
投下終了。
土日に投下しますといいましたが、規制で投下出来ませんでした。すいません。
規制かかったりかからなかったりよくわからないので、これからは書き込めた時に逐次投下します。よろしくお願いします。
それではまた。
279 :
乙乙
づほちゃんかわかわ
281 :
鈴谷投下ー。
282 = 1 :
鈴谷の場合
283 = 1 :
鈴谷「──────提督ー!」
鈴谷「間宮さんからアイス貰ってきたよー!」
ドタドタと慌ただしい足音に続いて、扉が勢いよく開け放たれる。立っていたのは満面の笑みと共に両手にアイスを携えた鈴谷。
仕事に集中していて気付かなかったが、ふと壁にかけられた時計に目をやってみると、時計の針は何時の間にか三時を指していた。
休憩を入れるのには丁度いい。
提督「そうか、なら休憩にするか」
鈴谷「疲れたときには甘いものだよねー♪」
ちゃぶ台の上に散らばっている書類をまとめて端に寄せる俺と、部屋の隅に積まれた座布団を引き出して俺の対面へと腰を降ろす鈴谷。
そして俺が片付けを済ませた頃には、すでに鈴谷はスプーンを用いてアイスをその口に運んでいた。
鈴谷「んー、美味しー♪」
提督「鈴谷のはバニラか?」
鈴谷「うん! ……提督、こっちの方が良かった?」
提督「……いや、このチョコで構わない」
鈴谷がスプーンをくわえたまま、こてん、と首を傾げる。俺は別に問題ない、と返したつもりだったのだが、鈴谷の目つきが険しくなった。
そうして無言でアイスを俺に差し出してくる。
提督「……どうした?」
鈴谷「提督、バニラの方が良いんでしょ? 見れば分かるよ。てゆーかバレバレ?」
提督「…………顔に出したつもりは無かったんだがな」
鈴谷「提督のことなら手に取るように分かるに決まってるじゃーん♪」
提督「……そうか?」
そう言って、「食べかけでごめんねー」と鈴谷がケラケラ笑う。鈴谷が良いのなら、と思った俺は交換に応じることにした。
まだ一切口を付けていないチョコアイスを鈴谷へと差し出す。
鈴谷「──────んあー……」
提督「……何のまねだ?」
差し出したアイスには目もくれず、鈴谷がその小さく可愛らしい口を開けながらこちらを見る。
……いや、何を求めているのかは分かるのだが。
提督(…………まぁ交換してもらった身だしな)
提督(多少の我が儘は許してやるか)
スプーンでアイスを掬い、鈴谷の目の前へと差し出す。
差し出された鈴谷が、目を丸くした。
提督「ほら、あーん」
鈴谷「──────ふぇ?」
284 = 1 :
鈴谷「────な、ななななっ!?」
鈴谷「えっ、ちょっ、なんでっ!? なんでそーなるの!?」
瞬く間にその顔を朱に染めた鈴谷が、素早くその身体を退かせた。
その予想外の反応に、俺はスプーンを差し出した状態のままで固まる。
目線があっちこっちに泳いでいる、明らかに混乱の最中にいるであろう鈴谷と、俺の目が合った。
提督「……違ったか?」
鈴谷「い、いや、間違ってないけど! 間違ってはないけどぉ…………!」
鈴谷「…………いつもの提督ならそんなことしないじゃーん……」
鈴谷「なんでなんで……! こ、心の準備とか……! …………うぅ……!」
頭を抱えながらうんうんと唸り始める鈴谷。
見ている分にはかなり愉快なのだが、腕を上げた状態でこのままなのは正直辛い。
意を決し、口を開く。
提督「……で、食べないのか?」
鈴谷「──────────っ」
ピタリ、と動きが止まる。
そのまま数秒停止した後、鈴谷は目を伏せて恥ずかしそうにしながら、俺の方を向いた。
鈴谷「…………食べ、る……うん……」
提督「そうか。なら早くしろ」
提督「すでに溶け始めてきてるからな」
鈴谷「わ、分かってるってば!」
鈴谷「…………あぅ……えっと、その……」
提督「…………はぁ」
提督「…………ほら、あーん」
鈴谷「あ、あーん…………」
鈴谷「────あむっ」
鈴谷「────────」
提督「…………どうだ?」
鈴谷「…………………………」
鈴谷「…………なんかよく分かんない」
再度目を伏せ、鈴谷はボソボソと呟いた。
鈴谷「だからその……もう一回……いい?」
────その日俺は、結局アイスを口にすることが出来ず終いになるのだった。
285 = 1 :
それではまた。
286 :
乙~
すずやんは肝心なところでウブいのがいいです(迫真)
288 :
やはり>>1の鈴谷は至高
289 :
鈴谷かわいい
291 = 1 :
よし、3人投下します。
他ので手を抜いてる訳じゃないんですけど、やっぱり力を入れちゃうんですよね。
具体的には鳳翔さん、鈴谷、夕立、時雨、あきつ丸に。
292 = 1 :
大和の場合
293 = 1 :
提督「──────んっ……」
提督(頭が痛い……。飲み過ぎたか?)
頭を襲う鈍痛に引っ張られ、意識が徐々に戻ってくる。ガンガンと鳴り響くような痛みに目も開けられないが、それのおかげで思考の方は落ち着きを取り戻しつつあった。
目を閉じ、暗闇に視界を預けたまま、途切れ途切れになっている記憶を繋げていく。
提督(俺の部屋、のはず……えーと)
提督(……昨日は良いお酒が手に入ったということで飲める奴らで集まって飲んだんだったな)
提督(それで途中で歯止めが利かなくなって、俺も相当やばかったから巻き込まれないように早めに退散して……)
提督(いや待て)
提督(俺だけじゃない。俺ともう一人居た。そいつと一緒にあの場を抜け出して……)
大和「んんっ……」
提督「……お前だったか」
誰かが身をよじったかのような振動が、俺にかけられている布団を通して伝わり、さらに正面から聞こえてきたその声に、俺はようやく目を開けた。
飛び込んでくる凛々しさのある端正な顔立ち。
キリッとしていてなおかつ優しさをも含んでいるその瞳は、今はまぶたによって閉ざされており、薄い桃色に彩られたその艶やかな唇からは、小さく寝息がこぼれている。
戦艦大和。
うちの鎮守府のエースが、そこにいた。
大和「──────んぅ……」
大和「……てい、とく?」
文字通り俺の目の前にいる大和がうっすらとまぶたを上げ、疑問の声をあげる。
慌てた俺は何を言えばよいかまったく分からず、そのまま固まってしまう。
そんな俺をよそに、大和が口を開いた。
大和「提督……♪」
提督「なっ……!?」
大和「ふふっ、提督は温かいですね……」
背後に腕を回され、強く抱きしめられる。
大和との間に感じる柔らかい感触が、さらに俺の思考の混乱を加速させた。
提督「は、離せっ」
大和「……嫌です」
ムスッとした表情で答える大和。
これが寝起きだからなのか、それとも昨日の酔いがまだ残っているからなのか。その真偽のほどは分からない。
とにかく抜け出そうと力を入れてみるが、ビクともしなかった。
大和「ふふっ♪」
提督(……もう好きにしてくれ)
それどころか俺が身をよじることが楽しいのか、笑みを深め力を強める大和。ふんわりと漂ってくる甘い匂いに頭がクラクラしそうになる。
結局、しばらくして俺は抵抗を止めた。
そしてそのさらに数十分後、大和が顔を真っ赤にしながら慌てて謝り倒すその時まで、俺は様々な誘惑に耐えることとなるのだった。
294 = 1 :
瑞鳳の場合 2
295 = 1 :
瑞鳳「────どう?」
提督「……中々」
瑞鳳「えへへ、でしょー?」
日が高く上がった真っ昼間。
食事を終え執務室に戻ってきた俺と瑞鳳は、まだ仕事をする時間には早いということもあり、お遊びに興じていた。
お遊び、といっても何ということはない。
ただ俺が瑞鳳の体を引っ張ったり撫でたり揉んだりするだけである。言葉だけで捉えると相当アレだが、疚しさは一切無い。
先日俺に頬を引っ張られた際にその感覚が癖になった瑞鳳の欲求を満たし、俺はその柔らかい肌触りに癒やされるという、まさにwin-winの関係なのである。
重ねて言うが疚しさは無い。全くもって健全だ。
提督「……そろそろいいか?」
瑞鳳「うん」
瑞鳳「やっぱり耳たぶじゃ物足りないわねぇ……」
提督「やっぱりこれが一番か」
瑞鳳「ひょうひょう、ほれほれー♪」
頬を引っ張られながらも、蕩けた表情を見せる瑞鳳。手の平や二の腕、ふくらはぎや太ももなども試してみたが、やはりこれが一番らしい。
左右に引っ張り、手の平で押し、円を描くようにこねる。そのたびに瑞鳳の口の端から息が漏れた。
しばらくしてから手を離す。
とろん、とした目つきに変わった瑞鳳が、こちらを見つめていた。
提督「もうそろそろ仕事の時間だな……」
瑞鳳「そ、そうね……」
瑞鳳「それじゃあ次で最後にしよ?」
提督「頬か?」
瑞鳳「えっと、その…………ここで」
そう言って恥ずかしそうに服の裾を捲る瑞鳳。健康的な肌色をしたお腹が、俺の視界に姿を見せる。
ちらりと見えたおへそに、何故か唾を飲んでしまった。
確認の意を込めて、瑞鳳へと視線を向ける。
提督「……あー…………瑞鳳?」
瑞鳳「…………だめ?」
────その後どうしたのか。
それは俺と瑞鳳二人だけの秘密である。
296 = 1 :
鳥海の場合
297 = 1 :
ストレスの対処法は人それぞれだ。
好きな物を食べるというやつもいれば、ひたすらに体を動かすというやつもいるし、酒を浴びるほどに飲むというやつもいれば、とにかく寝るというやつもいる。
…………さて、それを踏まえた上で俺はどうやってストレスを解消するのか。
答えは簡単。『可愛いものを見る』である。
かといってぬいぐるみなどの少女チックなものが好きだというわけではない。俺が好きなのはカルガモの親子とかの見ていて微笑ましいと思うものだ。
しかしこの鎮守府では、それらのものを見るのには一切縁がない。
ではどうやってこの鎮守府でそういったものを見て、ストレスを解消するのか。
それもまた、単純な答えである。
…………ギャップって、可愛いよね。
298 = 1 :
鳥海「し、司令官さん……あの、その……」
提督「どうした鳥海? 具合でも悪いのか?」
鳥海「い、いえっ。体調はむしろ良いくらいですっ」
提督「なら問題ないな」
鳥海「うぅっ…………!」
座布団の上に胡座をかき、その俺の胡座の上に鳥海を座らせる。左手は抱きしめるようにお腹へと回し、右手は撫でるためにその頭に置かれているため、鳥海は動きようがなく俺のなすがままにされている。
俺の視界からでは肩の辺りがほんのりと赤くなっているということしか分からない。だがしかし、その顔は朱に染まっていると見て間違いないだろう。じっとしているのが恥ずかしいのか、体がせわしなく揺れているのがその証拠だ。可愛い奴め。
鳥海「わ、私の計算では……こんなこと……!」
提督「止めるか?」
鳥海「………………」
鳥海「そ、その……データが多いに越したことはありませんよね……?」
提督「そうだな。悪いがもう少し付き合ってくれ」
鳥海「は、はいっ」
俺だって毎回こうなるというわけではない。こうなるのは積もりに積もったストレスが爆発したときだけで、ここの鎮守府の奴らは何回かそれを見たことがあるという事もあり、比較的大人しく従ってくれる。何ともありがたいことだ。初めて爆発させた時は提督が偽物とすり替わっていると言われたくらいだから、めざましい進歩といえるだろう。
そして毎回自分の行動を思い出して後悔することになるというのが分かりきったパターンと化しているのだが、今の俺は気にすることもなくただただ鳥海の反応を楽しむことに精を出すのだった。
鳥海(う、噂には聞いていましたけど……)
鳥海(いつもの司令官さんと違ってこれはこれで……)
鳥海「……良いものですね」
提督「何か言ったか?」
鳥海「な、何も言ってませんっ! はいっ!」
299 = 1 :
投下終了。
今更ながらタイトルに後悔。
こんなタイトルじゃなかったらR-18展開に片足突っ込めたのに……。
それではまた。
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