元スレ八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
551 :
良さげなSSに出逢った
552 :
待つのみ
555 :
解
556 :
来たかと思ったわ
557 :
どう転んでもハッピーエンド希望
559 :
全裸の俺はどうすれば良いんだ・・・
560 :
脱いだまま待ってろ
561 :
ややこしいからageるなっての
564 :
さげ
565 :
待ってます!!
566 :
まだかなー
567 :
期待してますぞ
569 :
もしかして時季を合わせて書くつもりなのかな?
雪乃の誕生日が1月だから
570 :
なにそのろまんちっくな話
どうせならクリスマスにどぴゅっとお願いしたいね
572 :
エタったかね
俺ガイルssがこういう状態から完結することほとんどないしな
573 :
>>572
本当にそうだよね
だいたいこのまま未完結で終了ってパターン多すぎ
574 :
完結さす気はあるって言ってるんだから信じようぜ
575 :
信じて待ち続け早3ヶ月
577 :
>>576
失せなさい
578 :
全裸待機しすぎて風邪引いた
579 :
もう12月になっちまったじゃねえかよはよおおおおお
580 :
ヤツはきっとくる
581 :
エタったんだろ
583 :
まだかなーまだかなー
584 :
八幡「はちみつちょーだい」
585 :
まーた同じスレか完結しないなら止めろゴミ
586 :
>>585
じゃあ見なけりゃええやんwwwwwwww
587 :
争いは止めるんだ俺は最後まで読みたいからはよ戻ってきてくれさい
588 :
大変長らくお待たせしました
つづき書いていきます
589 = 586 :
きたーーーーーーーーーー
>>587が催促して10分しか経ってないのにwwwwww
590 = 1 :
さすがに彼女もキス疲れしたのか、俺の頭を抱えている両腕を離した。
ようやく雪ノ下の唇から距離を取るも、感情を繋いだ透明な糸が、互いの舌先から編まれていた。
「はあっ……はぁ…………」
息が切れぎみながらも、恍惚な表情で俺から目を離さない。
高校時代からこんな顔を見せてくれるようだったら、部室で二人っきりのときに迷わず食ったのに。
女って、ハタチを超えたら変わるもんなんかな。
「……激しい、のよ」
「ばっか、それお前だからな!」
今度は、やれやれといった顔してきやがる。
ウザ可愛ぇ……くそぅ……
そんなことを考えてると突然、テーブルに置いてあった俺のスマホが鳴り出す。
「んぁ!?」
そら、いきなり鳴ったら驚くわ。心臓止まりかけた…………いやなぜだ八幡。
591 = 1 :
脅かしたことなどお構いなしに、着メロとバイブレーションはひたすら部屋に響きつづける。
な、なんだよこんな時に……。
焦燥と悶々とした気持ちで身体を起こしスマホを取ろうとする。
すると急に、袖が引っ張られる感覚が伝わった。
「うぉっ」
腕のほうへ目を向けると、そこには彼女の手の先が見える。
指で袖先を摘まみ、俺の動きを制止させていた。
なんだ、どうした?
そう問いかけようと視線を彼女の顔に移すと……
そこはかとなく寂しげで、どこか憂いな色を混ぜたような……
僅かながら見て取れるほどの、そんな目を浮かべて俺を見つめている。
592 = 1 :
彼女を見たとき、ふと幼かった頃の妹を思い出してしまった。
臆病になり、いまにも泣くのを我慢している……
そんないつかあった出来事。
それを彷彿とさせてしまう雪ノ下の表情。
なぜだ?
きっと彼女は、このムードを壊さないためにも第三者に構ってほしくないという思いがあるのかもしれない。
だからこそ、電話を取ろうとする俺を黙って引き止めたのだろう。
しかしそうであれば、いつものように無愛想な形相で止めるほうが雪ノ下らしい。
どうして今まで見せたこともない、そんな面持ちを浮かべる必要があるのかがよく解らない。
593 = 1 :
そう脳裏で考え込むうちに着信音はいつの間にか止んでいた。
「…………あっ」
彼女はハッと驚いたような表情ですぐさま袖先から手を離した。
ほんのり朱に染まった顔で目を逸らされる。
そんな仕草が可愛くて、ほんのり胸が締め付けられてしまう。
「っ………………」
「………………」
そうして訪れた沈黙。
体勢もお互いそのままで、どちらからとも声を発することがない。
この状況でどうしたらいいのか考えつかないまま、俺はただ俯くしかなかった。
無遠慮にただ刻々と時は経てゆくが、壁に掛かった時計の秒針がとてもゆっくり進んでいるように聞こえる。
594 = 1 :
思い出すなぁ。
それはまるで次の授業までの埋め合わせのために、休み時間に昼寝のフリを徹している時と同じくらいの遅さだ。
あれホントなかなか時間経たないんだよ……。
ちっとも眠くなくて、目を閉じてたらまぶたが疲れるほどパッチリお目覚め状態の時なんか特にな。
……なんて余計なことを考えることで気を紛らわせ、ようやく変な緊張感を取っ払った。
彼女に訊いておきたいことが出来たから。
そして一呼吸を起き、
「っ…………」
勢いよく、彼女に目を向け……
いや、目が合った。
「なあ、雪ノ――」
「ねえ、比企――」
ヴゥーーーーーーン
「!」
するとまたもや直ぐに、俺のスマホが着信音を立てながら振動しはじめた。
595 = 1 :
彼女と見つめあった状態がつづく。
ったく、なんでまたこんなタイミングで……。
さっきのこともあるので、音が止むのをただ待つことにした。
「…………出て」
「え?」
突然口を開いたのは雪ノ下だった。
「二度目の着信よ? 緊急な連絡かもしれないわ」
彼女の言うことは至極正論だった。
俺も実はさっきから着信が気になりまくって仕方がなかったのだ。
それに無視して何度も連絡が来るくらいなら、とっとと電話を取って用件を片しておきたい。
「……すまん、出るわ」
596 = 586 :
晩飯長い
597 :
また2ヶ月後とかじゃないですよね??
598 :
「もしもし……」
電話の相手は由比ヶ浜だった。
「ーーあ、もしもしヒッキー?」
彼女の声が、電話越しに聞こえてくる。
600 :
乙
頑張って>>1
応援してる
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