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    元スレ八幡「兄妹揃って765プロ…そういえば奉仕部も」小町「いぇいっ!」

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    101 = 99 :

    小町「え?うーんと、なんでも無いでおじゃるよー!」

    八幡「さいですか」

    さようでございますか妹様。

    小町「あ、でもね?」

    八幡「はいはい」

    小町「さっき怒ってくれたのは~…小町的にものすっごくポイント高かったよっ」

    不意に頬に柔らかな感触。

    八幡「はいはい。ん………ん?」

    やよい「き、兄妹でもそれはダメかなーって!」

    雪歩「あわわわわ妹って、妹ってぇぇ」

    小町「えっへっへ、ファースト頬キスはお兄ちゃんだからね~。責任とってね~。からの逃走!!」

    八幡「」

    やよい「うっうー!止まらないと撃つですー!!」

    雪歩「待ちなさいですぅ!」

    小町「ふぉっふぉっふぉっ、小町は簡単には捕まりませんよ~」

    人差し指を立てて両手を銃にみたてるやよいとスコップを双剣風に持って走る雪歩の後ろ姿を、呆然と見送る俺は、多分こう呟いたんだと思う。

    八幡「………俺の妹がこんなに可愛い筈が……ある」


    「そこにいるのは八幡ではないかッ!」

    102 = 99 :

    八幡「空気を読めこのゴミカスラノベ作家が」

    俺の青春ラブコメの幕開けを台無しにしやがっ……妹って、ラブコメ対象にしていいんですかね総理大臣さん。

    義輝「ぅぐはぁぬっ!……ふ、ふふふ八幡ッ!この新作設定原稿を読めば今の我の代名詞の中のその余計な言葉は取れるであろう!!」

    八幡「成る程、ゴミカスになるのか」

    義輝「ぅぐはぁぬっ!!そっちで無いのだが…ッ」

    八幡「じゃ、俺これから予定あるから。次からは完成原稿持って来いな…なぁに、所詮ラノベなんて内容よりは絵だ。設定痛いとかぶっちゃけゴミとか言いたいわけじゃないから」

    義輝「八幡!八幡!?」


    やよい「八幡刑事!はんにんを捕まえて来ましたーっ!」

    雪歩「あはは…」

    小町「捕まっちゃいましたー」

    今日はなんてツいて無いんだろうな。
    昨日の俺は放課後何やってたんだよ!!雪ノ下とか材木座とかの面倒みとけよ!!!

    …仕事してたな。

    103 = 99 :

    材木座「は、八幡?そこな美しいおなご達は誰なのかね?我に紹介してくれてもよかろう」

    八幡「話しかけるな触るな見るな。俺の天使達には指一本触れさせない」

    それ以上手をワキワキさせて近づこうものなら、身体で憶えた撃墜のセカンドブリットで迎撃するぞ?あぁん?

    材木座「むぅ……むぅぅぅっ!?八幡の妹君と…765プロの高槻やよいたんと萩原雪歩たんではないかッ!!!何故こんな所で八幡と一緒におるのだッッッ!!!」

    チッ、気づきやがったか。
    言っちゃアレだがやよいも雪歩もまだまだそれ程有名じゃないはずなんだが…この前某番組にも出てたしさすがに分かるか。

    雪歩「ふぇぅ!?」

    やよい「うー?」

    八幡「お前等、先に逃げろこいつは変質者だ。俺が抑えて置くからこの先の公園で合流するぞ」

    雪歩「は、はいですぅ!」

    やよい「小町ちゃん早く逃げなきゃー!」

    小町「えぇー……あー、うん。面倒だし先に行くよお兄ちゃーん」

    八幡「おう」



    義輝「何故…何故だ八幡…我が765ファンと言うことは知っているであろう…」

    104 = 99 :

    八幡「お前の目が危なかったのと面倒臭かったからだ。それ以外に理由は無い」

    義輝「ぬ、ぐ……そもそもなにゆえ貴様と行動しているのだ!プロデューサーでもあるまい!!」

    八幡「いや俺プロデューサーだし。見習いだけど」

    義輝「なん、だと…」

    アッサリと斬り捨ててやった。



    やよい「うっうー!八幡さん来ましたー!」

    雪歩「おかえりなさ…変質者さんも一緒ですぅ!?」

    八幡「いやースマンスマン、こいつお前達のファンらしくてな。普通はプライベートだから御法度なんだが…口封じとNoタッチを条件にサインだけしてやってくれねーか」

    本当はその他にも条件は付けたんだがここでは言うまい。

    雪歩「そういうことでしたら…」

    やよい「今度こそ上手に書きますーっ!」

    105 = 99 :

    義輝「か、家宝にしますっありっありがとうございます!」

    八幡「おい素が出てるぞ材木座」

    やよい「内緒ですよー?約束ですーっ」

    義輝「はいぃ!」



    八幡「さてもう夕方な訳だがこれからどうするよ。家には確実に俺達が居るよな」

    会っちまったらどうなるか分からん。
    特にもう1人の俺自身と会ったりしたら尚更厄介だ。

    雪歩「丁度この近くに私達アイドルや芸能人が御用達のホテルがありますぅ」

    小町「おぉー!ついに小町も本格的にアイドルっぽくなって来たーっ!!」

    八幡「じゃあそこにしとくか。パパラッチとか居たらマズイからお前達が入って10分位したら俺も入るようにする。ロビーで待っててくれ」

    やよい「こっちですよーっ」

    106 = 99 :

    ──────────
    ───────

    八幡「そろそろ10分か」



    小町「お兄ちゃんこっちー」

    八幡「おう、チェックインしてくるから待っとけな」

    小町「はーい」



    八幡「すいません、部屋をお願いしたいのですが」

    「失礼ですが名刺等お持ちでしょうか。当ホテルでは芸能人や著名人御用達となっておりまして、登録の無い方に身分証明となるものをご提示頂いております」

    おっと俺が一見さんだと思って怪しんでるな受付のお姉さん。
    持っているんだなこれが。コレがッ俺のッ身分証明だッッッ!!!

    八幡「こういう者です」

    「765プロダクション所属プロデューサー 比企谷八幡様…ですね、問い合わせ致しますが大丈夫でしょうか」

    八幡(大丈夫か?…いや、小鳥さんが出れば大丈夫じゃね?あの人そこんとこ抜けてるし……)

    八幡「はい、大丈夫です」

    「暫くそちらのソファでお待ちください」

    ここからは賭けだ。

    107 = 99 :

    A「おー?やよいちゃんに雪歩ちゃんじゃない?久しぶりじゃーん」

    B「何、今日泊まり?」

    やよい「お、お久しぶりですー…」

    雪歩「こ、こんばんわですぅ…」

    八幡「…」

    やよい達の目の前に現れたおちゃらけた2人の男。何処かで見たような見なかったような…。
    そういえば今のブレイク芸人だったような気がする。トリオだったんじゃなかったか?

    それにしては2人の様子がおかしい。

    小町「わーわーお兄ちゃん!この人達知ってるよー!(小声」

    八幡「ちょっと様子がおかしい。お前はトイレにでも行ってろ、終わったら電話するから(小声」

    小町「えー…わかった…」


    A「この前の番組楽しかったねーまた共演しようねーよしよし」

    やよい「あはは…よろしくお願いしますー」

    B「よっこらしょっと、隣失礼するねー?」

    雪歩「ふぁ、はぃぃ」

    B「緊張しちゃってかーわいい。ほれほれー頬っぺた柔らかいね」

    雪歩「やややめてくださいぃぃ」

    108 = 99 :

    A「それよりどうよ?これから俺達と飯でも」

    やよい「えっと…あはははー」

    雪歩「よ、予約してあるんですぅ…ひゃぁっ⁉︎」

    B「つれないなぁ雪歩ちゃーん、予約なんていいじゃん俺達と行」


    八幡「オイ、そこで何やってる」


    B「あ?何だお前」

    雪歩「ひき、比企谷さぁん…」

    A「なんだよオトコ連れか?ガキの分際でアイドル2人も連れ込んで良いご身分ですねぇ」

    八幡「馬鹿じゃねぇの?プロデューサーだプロデューサー(見習いだけど)」

    っていうか素顔の芸人ってこんなもんなのかよ。知りたくもなかったし軽く引くぞ。

    B「んだよプロデューサーごときが芸能人の事に口出してんじゃねー」

    A「つーか歳上には敬語使えよ。分かったらさっさとどっか行けや」

    八幡「……そうはいきやがらないんですよねコレが。ウチの2人共嫌がってんでしょうが。……しかもそこの細いの、お前さっき雪歩の尻触りやがりましたよな。セクハラで訴えんぞ糞が」

    A「……どっちが立場が上か分かってねぇみたいだな。えぇオイ!」

    やよい「八幡さん!?」

    天使のキッスを食らった反対側の頬を衝撃が撃ち抜いた。多分殴られたんだろう。

    八幡「…ぃってぇ……」

    そして過程がどうであれこの問題、俺の勝ちに決まりだ。
    後は程々に殴られたら気絶するか…。

    B「おっとお前が手を出したら問題だぜ?どこぞのプロダクションのプロデューサーが芸能人に手を挙げたって明日の朝刊にドーンだ」

    109 = 99 :

    雪歩「酷いですぅ!こんな、こんなの!」

    やよい「やめてくださいー!」

    ゆきぽ『ぽー!!』

    やよ『うー!!』

    B「はいはい可愛いお人形と雪歩ちゃん達はこっちで座ってようねー」

    オイそれ以上はマジで触んな…ってかホテルマンとか居ないわけ?こいつ等止めろよ…。

    A「俺学生時代ボクシングやっててよ、プロ目指そうと思ったくらいなんだよ…なっ!」

    八幡「ふっぐ……、なんだよ落ちこぼれたのかよ。そのエピTVで言えば売れるんじゃねーの?(笑)」

    A「[ピーーー]!」

    あ、あー無理無理。次は無理だわ。
    多分次で意識ぶっ飛ぶ。
    マジで今日はついてねーな本当。


    「そこまでよ」

    八幡「…?」

    扉を開けて入って来たのはでこっぱち。
    あのでこっぱちが何でこんなとこにいるわけよ?

    伊織「やるじゃないの、見直したわよ」

    八幡「そりゃどーも……あと頼むわ」

    これでなんとかなんだろ、とか言った直後辺りで俺は意識を手放した。

    110 = 99 :





    むしゃくしゃしてやった。
    後悔はしていない。

    それではまた夜にでも。

    111 :

    構わん。おつ

    112 :

    流石にアレだわ

    113 :



    >>103
    > それ以上手をワキワキさせて近づこうものなら、身体で憶えた撃墜のセカンドブリットで迎撃するぞ?あぁん?

    細かくてすまないが撃墜ではなく撃滅なのです

    114 :

    八幡「おかしい」

    目が覚めて第一声がそれだったようだ。

    小町「あ、目が覚めた。何が?」

    八幡「俺の人生はこんなドラマ主人公チックじゃない。町人Cくらいがちょうどいいんだよ俺としては。そしたらこんな痛い思いをしなくてもいいのに…」

    バイオレンスでドラマティックな日常よりも程よくナチュラルな日常を送りたいのが心情。
    顔も身体もどこもかしこも痛みを伴う日常なんてアニメ主人公に任せとけばいいんだよ。

    小町「また変な感性を…確かに2時間前のアレはちょっとアレだったね」

    八幡「2時間も寝てたのか……アレだろ?」

    小町「うん、アレだね」

    アレだ。

    八幡「ところであの腐れ芸人共はどうなった?後、フロントのお姉さんに持って貰ってた俺のスマホは?」

    小町「あの人達は警備員さんに摘み出された後に真っ黒な車に連れて行かれたよ。ケータイは……はいどうぞ」

    八幡「真っ黒な車…?まぁいいや、どうせ俺の勝ちだ」

    小町「?」

    ペンは剣より強し曰く、スマホは拳より強し。俺が再生をタップすると俺がひたすらボコボコにされている映像が流れた。

    小町「撮ってもらってたの…?」

    八幡「おうよ、これが俺の戦い方だ。汚かろうがなんだろうが勝てばいい。ハナから真っ向勝負なんてしない。そんな力も無いしな」

    これぞ智将・比企谷八幡の策。
    策士は策を泳いでこそ輝く。溺れちまったら何の意味もないからな。

    小町「………お兄ちゃんってバカだよね?負けたのはお兄ちゃんだよ?」

    八幡「え」

    115 = 112 :

    皮肉かなにか?

    116 :

    小町「ヒント、理由が知りたければ隣のベットを良く見てください」

    八幡「?…やよいと雪歩が仲良く寝てんな。ちょっとカメラ取って、寝顔天使……」

    ソレは確かに俺の敗北を示すものだった。
    俺は負けたのか。
    そんな馬鹿な。

    八幡「まさかあいつらが乱暴したんじゃ…!」

    小町「こンの……バカ!!」

    八幡「ぶべらッ!?」

    なんで俺はビンタされたんですか。俺頑張ったよ?柄にもなく、膝ガクガクするのを抑えてお前達守ろうとしたんだぜ?

    小町「気づけよ鈍感!」

    八幡「どぅふッ!?ちょ手加減し」

    小町「小町達がお兄ちゃんをボコボコにされてて心配しない訳ないじゃんか!じゃないと泣かないよ!!」

    八幡「……ごめん」

    小町「ふえぇぇぇぇぇぇぇん」



    伊織「あーあ、また泣かせたわね」

    八幡「伊織か」

    泣き疲れて寝息を立て始めた小町に毛布をかけていると、両手一杯にジュースを持った伊織が部屋に入って来た。

    伊織「にひひっ、伊織ちゃんの奢りよ。感謝しなさい」

    八幡「お、サンキュ…わたたっ」

    伊織「それくらい簡単にキャッチしなさいよね……」

    117 = 116 :

    八幡「ところでどうして伊織がこんなとこに居るんだ?」

    伊織「私、アンタ達と同じファミレスでしかも食事してたのよ」

    八幡「それで?」

    伊織「それでって……アンタ達がお店の中で騒ぐわ走り回るわ挙句の果てにアイドル3人とアンタがホテルに入るわで心配になったのよ。それで外から様子を伺ってたら殴り合いを始めるわ………なんなのかしら」

    伊織(お店で大声であんな事言うなんて信じられないわ!この変態!!…って罵ってやろうかと思ったけど今は無理ね)

    八幡「……とりあえずやよいと雪歩が目を覚ましたら土下座して飯買ってくるわ。それまでゆきぽとやよと遊ん」

    ゆきぽ『ぷぅいぃぃぃぃ!』

    やよ『う゛っうー!』

    八幡「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!?待ってくれ!違うんだ、悪気は…」

    ゆきぽ『ぷえー!!』

    やよ『うー!!』

    八幡「ふぇぇ…」

    伊織「……2人共出て行っちゃったわよ」

    八幡「超絶怒られた…ゆきぽとやよ、めちゃくちゃ怖いんだけど本当に…」

    118 :

    ちょくちょくIdが変わるおかしい

    119 :

    鶏付けとけばOK

    120 :

    おつ

    121 :

    ぷちたちが可愛い

    122 :

    >>105
    >八幡「さてもう夕方な訳だがこれからどうするよ。家には確実に俺達が居るよな」

    >会っちまったらどうなるか分からん。
    特にもう1人の俺自身と会ったりしたら尚更厄介だ。

    これどういうことだ?
    八幡が二人いる?

    123 :

    >>122
    >>48

    124 :

    おもっくそ説明されてることが解らない程度にしか読んでない癖に質問するほど内容が気になるもんなんかね

    125 :

    >>122
    例えばオマエが昨日の夜10時から今の今までこのスレに張り付いていたとする。
    そして今、よぅし見終わったぞぉと思ったら突然昨日の夜10時の自宅にタイムトラベルしてしまった。
    そしたら、ちょうどこのスレに張り付き始める自分と鉢合わせるだろ?

    126 :

    >>125
    わかりやすい!!

    127 :

    ゆきのんがアイドルになりたいって言ったら姉はどんな反応するのかな?

    128 :

    あねのんならしばらく見ないうちに日高舞の再来と化してそう

    129 :

    伊織「あんな無茶するから、自業自得よ」

    八幡「だって普通の殴り合いじゃ立場的にも物理的にも勝てないもーん」

    伊織「最高にカッコ悪いわね…」

    八幡「うっせ。勝てばいいんだよ勝てば……」

    まぁ負けましたけど。

    伊織「…ところで」

    八幡「あん?」

    伊織「その、ファミレスで……私の事言ってたじゃ…ない?」

    八幡「あー?」

    『────だから俺は、そんなあいつが嫌いじゃない』

    八幡「あーーいやそのア、アレだからな?さ俺は仮にもプロデューサーとしてだな」

    何で思い出したんだよ俺!そういうのはラノベ主人公の役目だっつってんだろ!!

    伊織「そ、そそうよね!あは。あはははは!」

    八幡「あはははは!」


    「……」

    「……」

    130 = 1 :

    真横から2人分の視線を感じた。
    押し殺してしまいそうな重さの視線ではあるものの、何を言いたいのかは分からないこともなかった。

    だけどハズレてたら俺はまたただの勘違い野郎の烙印を押されることになるので。

    八幡「お、おぉ。おはよう」

    あえて触れないことにした。
    流石は俺。マジKY(空気読める)系男子。

    雪歩「…」

    やよい「…」

    おや?

    八幡「……お、おはようございます…?」

    雪歩「…やよいちゃん、お腹減らない?」

    やよい「…そういえばこのホテルのレストランのハンバーグは美味しかったなーって」

    八幡「えっ、あ、あれ?」

    雪歩「じゃあ食べに行こっか」

    やよい「楽しみですー」

    やよいと雪歩はおて手を繋ぎ、2人仲良くそのまま出て行ってしまった。

    八幡「なん、だと…」

    俺の声は届いていなかったのか無視されてしまったのか。信じたくはないが恐らく後者だったのだろう。死にたくなってきた。

    131 :

    伊織「あちゃー。相当怒ってるわ」

    八幡「困った奴等だなぁまったく」

    もう俺にできることなんて一つしかないじゃないか。ははは。

    伊織「……なによそれ」

    八幡「え?……縄?」

    伊織「……なにしてるの?」

    八幡「ちょっと首を吊りたい気分になってな」

    伊織「バカじゃないの!やめなさい!!」

    八幡「うおぉぉおぉ離せぇぇえぇぇ!!俺はもうだめだ、いつまでもお前達を見守ってるから離してくれぇぇぇぇ!!!!」

    願わくば俺の墓にお前達のCDを備えてくれ!!

    伊織「この……、ッうさちゃんパンチ!!」

    八幡「このまま頬ずりしたくなるくらい、驚きの、柔らかさ…!だがそんな癒し程度じゃ俺は止められ」

    カチリ、と。
    何かのスイッチのような機械音が、最後に聞こえた気がした。

    八幡「なあばばbbbbbbbbbb‼︎⁉︎」

    伊織「……スタンガン内蔵型よ。もちろん自衛の為のね」

    八幡「そ…んな、バカな……」

    132 = 1 :

    伊織「……やっと気絶したわね」

    伊織(このまま2人で居るのもいいけどやよいと雪歩のことも気になるし…)

    伊織「2人で居るのがいいわけないでしょうがこの変態!!」

    八幡「」

    伊織「つ、ついつい蹴っちゃったわ……はしたない。とりあえず2人を探しに…だから2人とか言わない!!!」

    八幡「」

    伊織「やよいと雪歩と…ぷちを探してくるわ。気絶してるのに何度も蹴ってしまってごめんあそばせ、にひひっ」



    八幡「」



    八幡「」






    やよい「うー……」

    雪歩「……はぁ」

    やよ『うー』

    ゆきぽ『ぽえー』

    133 :

    伊織ひでえw

    134 :

    身体張って守ったのにこの仕打ち

    135 :

    雪歩「……やよいちゃん、ハンバーグ来てるよ」

    やよい「いただきますー…」

    やよ『うー?』

    ゆきぽ『ぷいー…』



    伊織「……」

    雪歩「い、伊織ちゃん!いつからそこに座ってたの⁉︎」

    伊織「……さっきから居たわよ。少なくともハンバーグが届くよりも前からね」

    やよい「お、おかしいなー…全然気づかなかったよ!」

    伊織「そんなに落ち込むくらいなら最初からあんな態度を取らなければいいじゃない」

    雪歩「だって…心配したんだもん」

    伊織「あんた達の為に身体張っただけでしょ。今更言うのもなんだけど、少しくらいは優しくしてあげなさいな」

    やよい「そ、それは分かってるよ……」

    伊織「……はぁ、言いたかったのはそれだけ。私はあいつのところに戻るわ」

    伊織(錯乱したとはいえ蹴っちゃったし…あぁぁぁなんであんな事したのよ私のバカ!)

    雪歩「!」

    やよい「!」

    136 :

    「「伊織ちゃん!」」

    伊織「……なに?」

    雪歩「私、負けないから」

    やよい「私も負けないもん!」

    伊織「…にひひっ、上等よ」



    伊織(とは言ったものの…床に放置して来たんだったわ……風邪なんて引いてないでしょうね)

    雪歩「伊織ちゃん?入らないの?」

    伊織「え?あ、あぁ開けるわよ」

    やよい「な、なんでか緊張するなーって」

    伊織「今更緊張……するわね。………えぇいもう開けるわよ!」


    小町「お兄ちゃん…あんな事言ってごめんね…でも本当は大好きだか」

    伊織「…」

    小町「あっ」

    伊織「……」


    雪歩「伊織ちゃん?どうして閉めたの?」

    伊織「…私疲れてるのかしら。気絶してる兄に妹が口づけしようとしてる甘美で危険な香りのする光景を目の当たりにした気がするのよ」

    やよい「?」

    雪歩「?」

    伊織「……なんでもないわ。多分ちゃんと開ければ元の世界に繋がる筈よね、よいしょっと」


    八幡「」

    小町「ぐ、zzZ」

    伊織「……うん。こっちが本当の世界ね」

    137 :

    都内でもやっぱり千葉出身は千葉出身なんやね

    138 = 1 :

    雪歩「比企谷さん、まだ寝てるんですかぁ?」

    やよい「そうみたいですー」

    伊織「仕方ないわね。ほら、起きなさい」

    八幡「あbbbbbbbbb!?」

    雪歩「!?」

    やよい「ビリビリですー!」



    八幡「……ハッ!ここは一体…?」

    139 = 1 :

    雪歩「い、伊織ちゃん、流石にそれは…」

    伊織「いいのよ。これは標準装備だから」

    八幡「標準でビリビリさせんじゃねぇよ。死んじゃったらどうすんだよ」

    死因が年下女子中学生のスタンガンによる感電死とか嫌だっつーの。
    小町に看取られて死んでみせる。

    伊織「やっと目を覚ましたわね」

    八幡「それもお前がビリビリさせて気絶したんだろうが」

    伊織「首吊ろうとしてたじゃない」

    やよい「首を!?…八幡さん、死んじゃうんですかー…?」

    雪歩「ふぇ…私のせいですぅ…ふぇぇ」

    やよ『びゃー!』

    ゆきぽ『ぷえー!』

    八幡「お、お前達のせいじゃないさー!HAHAHaジョークだよジョーク!メキシカンジョーク!」

    小町「あーあ。また泣かせたー」

    八幡「起きてたんならこの状況をどうにかしてくれ!」

    この際お前に頼る他無い!期待してるぞマイスイートシスター!!

    小町「うーん…小町、遊園地行きたいんだけど」

    八幡「えぇ…だるっ…まぁいいや。それでいこうか」

    商談成立。

    140 = 1 :

    小町「はいはーい!女子諸君は廊下に集合ですよ~!」

    八幡「えっ、俺は?」

    小町「お兄ちゃんはちょっとそこに座ってなさい。反論は無し」

    八幡「あ、はい」

    威圧する勢いで俺を指指した後、小町はその場全員(俺除く)を廊下に連れ出した。井戸端会議でも始めるのだろうか。
    …ていうかハブられた。実の妹に。

    八幡「縄…」


    小町「ただいまー」

    八幡「戦線はどんな感じだ」

    小町「皆許してくれるそーです大佐!」

    雪歩「仕方ないですねぇ」

    やよい「えっへん!許してあげますー!」

    やよ『うっうー!』

    ゆきぽ『ぽえー!』

    八幡「さすがは俺の妹だわ。最高」

    だけどなんで皆こっちを”草食動物を見るライオンみたいな目”で見てんの?

    …八幡怖いよ?

    141 :

    後は亜美真美を攻略するだけなのかそれとも高校生組を落とすのか?

    142 :

    P視点だとNTR感半端ねえ

    143 :

    >>142
    PじゃなくてP=自分に常に変換してる人たちの視点でしょ

    145 :

    ぷちますがベースの世界観だからNTR感は感じない
    りっちゃんは原作よりPにデレてるし

    146 :

    あずささんがPの正妻だったら後は別にいいよ

    147 :

    担当で住み分けすればええんちゃう?

    148 :

    小町「そうと決まればお兄ちゃん!」

    八幡「は、はい!」

    小町「5500円×の5人はおいくら!」

    突然どうしたんだ妹よ。俺は文系だぞ?
    …だがしかし、ここ3週間で身についた経理能力を舐めるなよッッ!!

    八幡「27500円だな」

    小町「お兄ちゃんのお財布の中身は!」

    八幡「……5千円?」

    小町「ATMの中には!」

    八幡「社長にせしめた迷惑料契約金諸々で200万。お年玉とか小遣いが残り2万?」

    小町「よ、予想以上に貰ってる……」

    八幡「社長泣いてた」

    小町「ん~まぁ結果オーライ!明日は遊ぶよっ!」

    雪歩「楽しみですぅ」

    やよい「今度は長介達も連れて行きたいですー!」

    ゆきぽ『ぽえー!』

    やよ『うっうー!』


    八幡「………ん?お前等どっか行くの?」

    149 = 148 :

    小町「どっかって…ディズ●ーランドに決まってるじゃん。お兄ちゃんの奢りで」

    八幡「へー」

    あーあのディズニーラン●ねー。そいつは楽しそうだ。しかも奢ってくれるんだろ?お兄ちゃんが。

    …俺が?

    八幡「……はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

    小町「お兄ちゃん、うるさい。もう夜中だよ」

    伊織「明日の朝8時から入園できるみたいだから7時30分には入り口前に居ないといけないわね」

    八幡「えっ待って、この人数分の入園料だの遊ぶ金だのを俺が持つの小町?」

    小町「お兄ちゃんが皆に許してもらう一つ目の条件がそれだったんだもん」

    八幡「一つ目…だと…⁉︎」

    小町「後は追い追い説明するから今日はもう寝ようよ。もう9時だよ」

    八幡「なんて理不尽な……」

    ちょっとまてよ小町。
    今、「寝ようよ」って言ったのか…?
    まさかアイドル達と同じ部屋で寝るフラグをサラッと立ててくれたのかマイシスターGJ部!!

    雪歩「隣に部屋をもうひとつ借りましたのでお先に失礼しますぅ」

    やよい「おやすみなさいですー」

    ですよねー。
    やるじゃん、ラブコメの神様。

    150 = 148 :

    小町「みんなおやすみなさーい、また明日~」

    伊織「小町?」

    小町「いや~、お隣は3人部屋みたいだし私はこっちでお兄ちゃんと寝ることにしとこうかなーって」

    やよい「!」

    雪歩「!」

    八幡「ここって2人部屋なんだな」

    まぁ兄妹だし間違いはなかろう。妥当な判断だな。

    伊織「……小町?ちょっと部屋の外に来なさい?」

    小町「?」





    小町「…ただいま……」

    八幡「どうした小町。お前に似合わず絶望しきった顔なんてしやがって」

    まるで俺みたいだぞ?

    小町「お、おに、お兄ちゃん?私隣の部屋でやよいちゃん達とゆきほさんと寝るよー……あはは」

    八幡「ふーん。でもベット足りないんじゃね?」

    伊織「そこは大丈夫よ。私がこっちで寝るから」

    八幡「」

    雪歩「伊織ちゃん!?」

    やよい「うー!どういうことかなーって!!」


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