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元スレP「うちって961プロより黒くないか?」
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P「で、どうすればいいんだ?」
伊織「さっき言った通り、いわゆる上部団体の政治活動等は私は否定的だわ。」
伊織「この会社の、従業員で企業内組合を結成しましょう。」
律子「少し調べてきたんだけど……」
律子「特にどこかに提出する書類というのはないのね。」
伊織「そうね、法人格を得ないならね。結成したら会社に通達して交渉に入るのだけれど……」
伊織「これも机上で学んだ知識でしか知らないわ。」
律子「まずは仲間づくり、少人数から……とあったのだけれど……」
小鳥「全員……いますね……」
伊織「一応聞くわ、ここに居る人間で私たちの待遇の改善のために一緒に立ち上がってくれる人は?」
伊織「さっき言った通り、いわゆる上部団体の政治活動等は私は否定的だわ。」
伊織「この会社の、従業員で企業内組合を結成しましょう。」
律子「少し調べてきたんだけど……」
律子「特にどこかに提出する書類というのはないのね。」
伊織「そうね、法人格を得ないならね。結成したら会社に通達して交渉に入るのだけれど……」
伊織「これも机上で学んだ知識でしか知らないわ。」
律子「まずは仲間づくり、少人数から……とあったのだけれど……」
小鳥「全員……いますね……」
伊織「一応聞くわ、ここに居る人間で私たちの待遇の改善のために一緒に立ち上がってくれる人は?」
>>1は社労士なん?
>>1は社労士なん?
千早「高槻さんのためになるなら私はやるわ。」ノ
春香「さすがに現実を知っちゃうと……ね。」ノ
貴音「響も家族の食事代等、色々かかるのでしょう?」ノ
響「そうだな、ハム蔵やいぬ美を養わなければならないからな。」ノ
真「ボク自身はいいんだけど……プロデューサーがちょっと……」ノ
雪歩「ウチの社員の人たちの仕事量とかと比べても……」ノ
亜美「なんだかわかんないけど→」ノ
真美「みんな乗るなら乗るしかないっしょ!」ノ
あずさ「わ、私も……あの……もう少し……その……」ノ
やよい「わ、私は伊織ちゃんの事信じます!」ノ
伊織「あとは……」
春香「さすがに現実を知っちゃうと……ね。」ノ
貴音「響も家族の食事代等、色々かかるのでしょう?」ノ
響「そうだな、ハム蔵やいぬ美を養わなければならないからな。」ノ
真「ボク自身はいいんだけど……プロデューサーがちょっと……」ノ
雪歩「ウチの社員の人たちの仕事量とかと比べても……」ノ
亜美「なんだかわかんないけど→」ノ
真美「みんな乗るなら乗るしかないっしょ!」ノ
あずさ「わ、私も……あの……もう少し……その……」ノ
やよい「わ、私は伊織ちゃんの事信じます!」ノ
伊織「あとは……」
>>53
しがない中小企業の弱小労組の幹部です。
一応上部団体でも役付ですが、作中の伊織と同様政治活動には否定的です。
ちなみに当社は労使協調で社長が協力的なので揉める事やブラックな事はないです。
…今の会社は。
しがない中小企業の弱小労組の幹部です。
一応上部団体でも役付ですが、作中の伊織と同様政治活動には否定的です。
ちなみに当社は労使協調で社長が協力的なので揉める事やブラックな事はないです。
…今の会社は。
ムクリ
美希「んーzzzミキもでこちゃんは信じてるから、別にいいの……」パタッ
真美「ま、また寝ちゃったよ……」
伊織「っていうかでこちゃん言うな!」
P「全員……か」
律子「会社に気付かれる前……以前に全員が仲間になりましたね」
伊織「結成前に会社での不満や要求をまとめるんだけど……」
千早「そんなの決まっているわ!(高槻さんへの)不当な評価よ!」
美希「んーzzzミキもでこちゃんは信じてるから、別にいいの……」パタッ
真美「ま、また寝ちゃったよ……」
伊織「っていうかでこちゃん言うな!」
P「全員……か」
律子「会社に気付かれる前……以前に全員が仲間になりましたね」
伊織「結成前に会社での不満や要求をまとめるんだけど……」
千早「そんなの決まっているわ!(高槻さんへの)不当な評価よ!」
真「正直仕事については……」
春香「内容に不満とかはないんだよねー」
千早「もう少し歌の仕事を……と言う気持ちはありますが」
あずさ「律子さんやプロデューサーが、時間等考えて仕事取ってくれていますから」
P「お前たちの労働時間に関しては、業界の慣例と言うか……」
律子「クライアント側でも、若年のタレントを深夜遅くまで拘束は嫌がりますからね」
P「映画等の撮影ロケーションが絡む時ぐらいだな……」
伊織「アイドルに関しての要求は、仕事に対する正当な対価……ね」
春香「内容に不満とかはないんだよねー」
千早「もう少し歌の仕事を……と言う気持ちはありますが」
あずさ「律子さんやプロデューサーが、時間等考えて仕事取ってくれていますから」
P「お前たちの労働時間に関しては、業界の慣例と言うか……」
律子「クライアント側でも、若年のタレントを深夜遅くまで拘束は嫌がりますからね」
P「映画等の撮影ロケーションが絡む時ぐらいだな……」
伊織「アイドルに関しての要求は、仕事に対する正当な対価……ね」
響「あとはプロデューサー達もだぞ」
あずさ「こんなに残業して頑張っているのですから……」
雪歩「ウチでも残業代はちゃんと出してますぅ……」
伊織「プロデューサー達の会社との契約内容がわからないとなんとも言えないわ」
P「すまん、本当に無頓着で……」
律子「やりたい仕事をさせてもらえるだけで舞い上がっていたから……」
伊織「じゃ、内容の確認と正常化ね」
伊織「その前に、会社役員などの立場だと労働組合法で組合員にはなれないのだけれど……」
あずさ「こんなに残業して頑張っているのですから……」
雪歩「ウチでも残業代はちゃんと出してますぅ……」
伊織「プロデューサー達の会社との契約内容がわからないとなんとも言えないわ」
P「すまん、本当に無頓着で……」
律子「やりたい仕事をさせてもらえるだけで舞い上がっていたから……」
伊織「じゃ、内容の確認と正常化ね」
伊織「その前に、会社役員などの立場だと労働組合法で組合員にはなれないのだけれど……」
労組法第2条
この法律で「労働組合」とは、労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体をいう。但し、左の各号の1に該当するものは、この限りではない。
役員、雇入解雇昇進又は異動に関して直接の権限を持つ監督的地位にある労働者、使用者の労働関係についての計画と方針とに関する機密の事項に接し、そのためにその職務上の義務と責任とが当該労働組合の組合員としての誠意と責任とにてい触する監督的地位にある労働者その他使用者の利益を代表する者の参加を許すもの
団体の運営のための経費の支出につき使用者の経理上の援助を受けるもの。但し、労働者が労働時間中に時間又は賃金を失うことなく使用者と協議し、又は交渉することを使用者が許すことを妨げるものではなく、且つ、厚生資金又は経済上の不幸若しくは災厄を防止し、若しくは救済するための支出に実際に用いられる福利その他の基金に対する使用者の寄付及び最小限の広さの事務所の供与を除くものとする。
共済事業その他福利事業のみを目的とするもの
主として政治運動又は社会運動を目的とするもの
この法律で「労働組合」とは、労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体をいう。但し、左の各号の1に該当するものは、この限りではない。
役員、雇入解雇昇進又は異動に関して直接の権限を持つ監督的地位にある労働者、使用者の労働関係についての計画と方針とに関する機密の事項に接し、そのためにその職務上の義務と責任とが当該労働組合の組合員としての誠意と責任とにてい触する監督的地位にある労働者その他使用者の利益を代表する者の参加を許すもの
団体の運営のための経費の支出につき使用者の経理上の援助を受けるもの。但し、労働者が労働時間中に時間又は賃金を失うことなく使用者と協議し、又は交渉することを使用者が許すことを妨げるものではなく、且つ、厚生資金又は経済上の不幸若しくは災厄を防止し、若しくは救済するための支出に実際に用いられる福利その他の基金に対する使用者の寄付及び最小限の広さの事務所の供与を除くものとする。
共済事業その他福利事業のみを目的とするもの
主として政治運動又は社会運動を目的とするもの
伊織「話を聞いている限り、人事権は持ってないと判断できると思うわ」
小鳥「会社の決算などの情報も社長のみが知りえる立場よ」
伊織「このことからプロデューサーたちの組合加盟は認められると考えられるわ」
伊織「次は規約作りね」
律子「労組法第5条第2項に定める法廷記載事項9項目を盛り込んだ規約を作る……ね」
伊織「書面作成はあとからまとめてやりましょう」
律子「役員の選出……とあるけれど」
伊織「組合員の直接無記名投票で決定されなければならないわ」
P「ちょうど全員いるが……」
小鳥「紙や筆記具ならありますよ」
小鳥「会社の決算などの情報も社長のみが知りえる立場よ」
伊織「このことからプロデューサーたちの組合加盟は認められると考えられるわ」
伊織「次は規約作りね」
律子「労組法第5条第2項に定める法廷記載事項9項目を盛り込んだ規約を作る……ね」
伊織「書面作成はあとからまとめてやりましょう」
律子「役員の選出……とあるけれど」
伊織「組合員の直接無記名投票で決定されなければならないわ」
P「ちょうど全員いるが……」
小鳥「紙や筆記具ならありますよ」
春香「役員って?何人?」
亜美「生徒会役員ってかっちょいいよね→」
真美「いおりんって学校で生徒会役員もやっているんでしょ?」
律子「えーっと、役員については……」
執行委員長、副執行委員長、書記長、会計、執行委員、会計監査
伊織「これだけしか人数がいないのよ、だから…」
執行委員長1名 副執行委員長1名 書記長1名 会計監査2名
伊織「三役と会計監査でいいんじゃないかしら?」
律子「立候補をとる?」
響「ここまできたら伊織しかいないと思うぞ」
真「そうだね……」
貴音「これがりぃだあというものなのでしょうか……」
亜美「生徒会役員ってかっちょいいよね→」
真美「いおりんって学校で生徒会役員もやっているんでしょ?」
律子「えーっと、役員については……」
執行委員長、副執行委員長、書記長、会計、執行委員、会計監査
伊織「これだけしか人数がいないのよ、だから…」
執行委員長1名 副執行委員長1名 書記長1名 会計監査2名
伊織「三役と会計監査でいいんじゃないかしら?」
律子「立候補をとる?」
響「ここまできたら伊織しかいないと思うぞ」
真「そうだね……」
貴音「これがりぃだあというものなのでしょうか……」
春香「伊織と律子さんとプロデューサーさんじゃダメなの?」
雪歩「あ、あの……じゃあ……」
執行委員長 水瀬伊織
副執行委員長 P
書記長 秋月律子
会計監査 音無小鳥
真「会計監査二人?」
伊織「みんなから組合費を徴収して活動するのよ、不明な使途があったら困るわ。」
律子「だから監査役は複数人……ね」
雪歩「あ、あの……じゃあ……」
執行委員長 水瀬伊織
副執行委員長 P
書記長 秋月律子
会計監査 音無小鳥
真「会計監査二人?」
伊織「みんなから組合費を徴収して活動するのよ、不明な使途があったら困るわ。」
律子「だから監査役は複数人……ね」
やよい「伊織ちゃん達はそんな事しないよ!」
伊織「みんなのお金を預かるとはそういう事よ」
千早「あ、あの……私がやるわ」
春香「千早ちゃんが?」
千早「私も高槻さんやみんなの為になる事がしたいの」
千早「私が今歌えるのは……みんなのおかげだもの……」
あずさ「……じゃあ決をとりましょうか?これでいい人ー?」
ノノノノノノノノノ
伊織「みんなのお金を預かるとはそういう事よ」
千早「あ、あの……私がやるわ」
春香「千早ちゃんが?」
千早「私も高槻さんやみんなの為になる事がしたいの」
千早「私が今歌えるのは……みんなのおかげだもの……」
あずさ「……じゃあ決をとりましょうか?これでいい人ー?」
ノノノノノノノノノ
あずさ「役員の人以外全員挙手で決定……でいいわね?」
伊織「あとは事務所の場所ね…新堂!」
新堂「はっ、こちらに」
P「うわぁ!ビックリした!」
伊織「事情は把握したわね?」
新堂「はい、皆様の組合の事務所として水瀬の持ちビルの一室を手配しております」
P「事務所?」
伊織「組合の活動は仕事とは別、活動する場所も基本的に別よ」
伊織「あとは事務所の場所ね…新堂!」
新堂「はっ、こちらに」
P「うわぁ!ビックリした!」
伊織「事情は把握したわね?」
新堂「はい、皆様の組合の事務所として水瀬の持ちビルの一室を手配しております」
P「事務所?」
伊織「組合の活動は仕事とは別、活動する場所も基本的に別よ」
新堂「水瀬の労働組合は会社が提供と言う形で、ビルの一室を使っております」
律子「会社が最低限の場所を提供するのを妨げるものではない…だっけ?」
伊織「そうね、もちろん活動する時間も勤務外が基本よ」
新堂「水瀬グループでは申し出があった場合、許可しておりますが世間ではかなり特異なのです」
伊織「さて、何度も言うけど私はやよいが……みんなが正当な評価を受けていないことを許せないの」
伊織「別に765プロを潰そうとか対決姿勢をとるつもりはないわ」
伊織「ウチのように労使協調でお互い歩み寄ることが重要だと思っている」
伊織「……御用組合がどうのって批判もあるけれどね」
伊織「それは置いておいて、あんたたちの頑張りを無駄にはさせない」
伊織「全てを……任せて頂戴」
律子「会社が最低限の場所を提供するのを妨げるものではない…だっけ?」
伊織「そうね、もちろん活動する時間も勤務外が基本よ」
新堂「水瀬グループでは申し出があった場合、許可しておりますが世間ではかなり特異なのです」
伊織「さて、何度も言うけど私はやよいが……みんなが正当な評価を受けていないことを許せないの」
伊織「別に765プロを潰そうとか対決姿勢をとるつもりはないわ」
伊織「ウチのように労使協調でお互い歩み寄ることが重要だと思っている」
伊織「……御用組合がどうのって批判もあるけれどね」
伊織「それは置いておいて、あんたたちの頑張りを無駄にはさせない」
伊織「全てを……任せて頂戴」
―――
伊織「それにしても……まさか労働者側の立場で知識が役に立つなんてね」
新堂「世の中わからないものですな」
伊織「今回はお祖父様とお父様に感謝しないとね」
新堂「車はどちらに回しましょうか?」
伊織「やれる準備はしておきたいわね……」
新堂「かしこまりました」
伊織「それにしても……まさか労働者側の立場で知識が役に立つなんてね」
新堂「世の中わからないものですな」
伊織「今回はお祖父様とお父様に感謝しないとね」
新堂「車はどちらに回しましょうか?」
伊織「やれる準備はしておきたいわね……」
新堂「かしこまりました」
―――数日後
律子「さて、今日はなんとか私と伊織のスケジュールを空けたわけなんだけど……」
伊織「私とあんたで組合の結成通知……公然化を行うわ」
律子「えーと……社長に組合の役員名と当面の要求事項を伝えるのね?」
伊織「そうよ、状況次第だけどある程度話が出来ればいいわね」
律子「……じゃあ、行くわよ?」
コンコン
律子「社長、よろしいですか?」
高木「うむ、入りたまえ」
律子「失礼します」
高木「水瀬君も一緒か、どうしたんだね?改まって」
律子「さて、今日はなんとか私と伊織のスケジュールを空けたわけなんだけど……」
伊織「私とあんたで組合の結成通知……公然化を行うわ」
律子「えーと……社長に組合の役員名と当面の要求事項を伝えるのね?」
伊織「そうよ、状況次第だけどある程度話が出来ればいいわね」
律子「……じゃあ、行くわよ?」
コンコン
律子「社長、よろしいですか?」
高木「うむ、入りたまえ」
律子「失礼します」
高木「水瀬君も一緒か、どうしたんだね?改まって」
伊織「高木順二郎社長、私たちはここに765プロダクション労働組合の結成を宣言するわ」
高木「……!?な、なにぃ?」
律子「執行部体制と規約はこちらの書面の通りになります」
高木「ぜ、全員だと……!?」
律子「はい」
高木「こ、この恩知らずが!私が今まで面倒を見てきたというのを仇で返すか!」
伊織「社長……なにも私たちは会社を取り潰してやろうってわけじゃないわ」
伊織「ただ、みんなに正当な報酬を支払って欲しいだけよ」
高木「……!?な、なにぃ?」
律子「執行部体制と規約はこちらの書面の通りになります」
高木「ぜ、全員だと……!?」
律子「はい」
高木「こ、この恩知らずが!私が今まで面倒を見てきたというのを仇で返すか!」
伊織「社長……なにも私たちは会社を取り潰してやろうってわけじゃないわ」
伊織「ただ、みんなに正当な報酬を支払って欲しいだけよ」
もし高木社長が「な~んちゃってwwww」みたいな展開になってしまったら……
高木(……よりによって水瀬君か、あいつのことだ……娘にも色々叩き込んでいるだろう)
高木「な、なんの事かね?」
伊織「時間があるなら交渉の場についていただきたいのだけれど?」
律子「社長の予定は私どもも把握していませんので」
高木(くっ……このままだといかんな)
高木「あいにく所用があってね……○月○日に改めて場を設けようではないか」
伊織「わかったわ」
律子「○曜日……こちらも都合がつきそうです」
高木「で、では後日、すまんが私は席を外すよ」
バタン
律子「これでいいの?」
伊織「多分どっかで準備なりするでしょうね、でもいいのよ」
高木「な、なんの事かね?」
伊織「時間があるなら交渉の場についていただきたいのだけれど?」
律子「社長の予定は私どもも把握していませんので」
高木(くっ……このままだといかんな)
高木「あいにく所用があってね……○月○日に改めて場を設けようではないか」
伊織「わかったわ」
律子「○曜日……こちらも都合がつきそうです」
高木「で、では後日、すまんが私は席を外すよ」
バタン
律子「これでいいの?」
伊織「多分どっかで準備なりするでしょうね、でもいいのよ」
―――
高木「石川社長はいるかい?」
石川「あら、高木社長。直接訪ねてくるなんて珍しいわね、何の用?」
高木「実はな……」
・・・・・・
石川「あなた、いくらなんでもそれは酷すぎるわ」
高木「そ、そうだろうか?」
石川「私から言えることはなにもないわ、帰って頂戴」
高木「あ、いやその……」
バタン
高木「……こうなったら」
高木「石川社長はいるかい?」
石川「あら、高木社長。直接訪ねてくるなんて珍しいわね、何の用?」
高木「実はな……」
・・・・・・
石川「あなた、いくらなんでもそれは酷すぎるわ」
高木「そ、そうだろうか?」
石川「私から言えることはなにもないわ、帰って頂戴」
高木「あ、いやその……」
バタン
高木「……こうなったら」
―――
黒井「で、私のところに来たというわけか」
高木「う、うむ。お前に相談というのはなんなんだがな……」
黒井「私からも言えることはなにもない」
高木「く、黒井!」
黒井「私は事務所を大きくするために色々な手を使った」
高木「よく知っているよ」
黒井「だからこそ会社がひっくり返されることの無い様、最低限のラインは守ってきた」
高木「またまた御冗談を」
黒井「冗談で言うか!貴様、最低時給くらいは守らんでどうする!」
黒井「で、私のところに来たというわけか」
高木「う、うむ。お前に相談というのはなんなんだがな……」
黒井「私からも言えることはなにもない」
高木「く、黒井!」
黒井「私は事務所を大きくするために色々な手を使った」
高木「よく知っているよ」
黒井「だからこそ会社がひっくり返されることの無い様、最低限のラインは守ってきた」
高木「またまた御冗談を」
黒井「冗談で言うか!貴様、最低時給くらいは守らんでどうする!」
外には厳しく中にはやさしい
なんだ、黒井社長っていいやつじゃん!(錯覚)
なんだ、黒井社長っていいやつじゃん!(錯覚)
高木「いやーあのー……」
黒井「ウチでも所属アイドル以外の従業員は、最低時給に残業代深夜手当等は支払っている」
高木「ぐ、ぐぬぅ……」
黒井「……所属アイドルとは業務請負契約で、マネージメント料2/3を取っているが」
黒井「その分私が泥をかぶって仕事を取って回している」
黒井「……私がこのまま労基に垂れ込めば、さすがに悪質すぎて貴様は終わりだな」
高木「そ、そんな……」
黒井「それもまた一興だが……こんな仲でも縁は縁だ、聞かなかったことにしておいてやる」
黒井「ウチでも所属アイドル以外の従業員は、最低時給に残業代深夜手当等は支払っている」
高木「ぐ、ぐぬぅ……」
黒井「……所属アイドルとは業務請負契約で、マネージメント料2/3を取っているが」
黒井「その分私が泥をかぶって仕事を取って回している」
黒井「……私がこのまま労基に垂れ込めば、さすがに悪質すぎて貴様は終わりだな」
高木「そ、そんな……」
黒井「それもまた一興だが……こんな仲でも縁は縁だ、聞かなかったことにしておいてやる」
高木「……」
黒井「765プロが潰れた暁には、ウチで奴らの面倒を見てやってもいいぞ?ハーハッハッハッ!」
黒井「とは言え……」
高木「!?」
黒井「悪縁も縁、このまま貴様が潰れてもつまらん」
黒井「多少くらいならアドバイスしてやらんでもない」
高木「ほ、本当か?」
黒井「ふん、まず交渉ではだな……」
黒井「765プロが潰れた暁には、ウチで奴らの面倒を見てやってもいいぞ?ハーハッハッハッ!」
黒井「とは言え……」
高木「!?」
黒井「悪縁も縁、このまま貴様が潰れてもつまらん」
黒井「多少くらいならアドバイスしてやらんでもない」
高木「ほ、本当か?」
黒井「ふん、まず交渉ではだな……」
アニメでは単なるクズだけどゲームじゃコミカルなおっさん
SPだと毎回オーディション呼んでくれるし
SPだと毎回オーディション呼んでくれるし
―――団体交渉当日
律子「それでは……本日は交渉の場を設けてくださり、誠にありがとうございます」
高木「あ、ああ……」
伊織「さっそくだけど本題に入らせてもらうわ、まずは……」
律子(伊織はどう切り出すのかしら?)
律子「それでは……本日は交渉の場を設けてくださり、誠にありがとうございます」
高木「あ、ああ……」
伊織「さっそくだけど本題に入らせてもらうわ、まずは……」
律子(伊織はどう切り出すのかしら?)
雇用契約の確認
労基法違反状態の賃金について
労基法違反状態の労働時間について
労基法違反状態の賃金について
労基法違反状態の労働時間について
>>1の投下速度が早い!(賞賛)
>>86
実はⅣみたいにいいヤツなのか?
実はⅣみたいにいいヤツなのか?
伊織「アイドル含む各従業員の雇用契約の確認をさせてもらうわ」
高木「ああ、それなら……全員正社員雇用だ、素晴らしいだろう?」
伊織「それでは勤怠管理はどうなっているのかしら?」
高木「そ、それはフレックスタイムだよフレックス、ハハハ」
伊織「ふーん……じゃあフレックスタイムについての労使協定はなされているのかしら?」
高木「ハハ…は?」
高木「ああ、それなら……全員正社員雇用だ、素晴らしいだろう?」
伊織「それでは勤怠管理はどうなっているのかしら?」
高木「そ、それはフレックスタイムだよフレックス、ハハハ」
伊織「ふーん……じゃあフレックスタイムについての労使協定はなされているのかしら?」
高木「ハハ…は?」
伊織「それに満18歳未満はフレックスタイムを適用することは出来ないわ」
律子「勤務時間を割り振り出来るだけで、月の所定労働時間を超えた分の超過分未払いは違法ですね」
伊織「とりあえず確認だから次に行くわ、給与の算出方法は?」
高木「アイドルは基本給を抑えて、仕事に応じて歩合給をだな……」
伊織「ただの一度も貰ったことがないわね」
高木「だから仕事に応じてと言っているだろうが、君ィ……」
律子「勤務時間を割り振り出来るだけで、月の所定労働時間を超えた分の超過分未払いは違法ですね」
伊織「とりあえず確認だから次に行くわ、給与の算出方法は?」
高木「アイドルは基本給を抑えて、仕事に応じて歩合給をだな……」
伊織「ただの一度も貰ったことがないわね」
高木「だから仕事に応じてと言っているだろうが、君ィ……」
労組結成を知らされた最初のリアクションが恩知らずって…
クズ確定じゃないですかやだー
クズ確定じゃないですかやだー
律子「私たちはどうなっているんです?」
高木「君たちにはちゃんと基本給を払っているだろう?」
律子「東京都の最低賃金は869円(H25/10/19現在)私は最低賃金をクリアしていますが……」
伊織「月の労働時間を160時間の法定労働時間で計算した場合……ね、つまり……」
律子「プロデューサーはアウトですね」
高木「ぐ、ぐぬぬ」
伊織「それに殆ど休みなし、家にも帰れないほど残業させているわね」
高木「残業を強制した覚えはないのだがね」
伊織「している事は把握しているのね……ま、次よ」
高木「君たちにはちゃんと基本給を払っているだろう?」
律子「東京都の最低賃金は869円(H25/10/19現在)私は最低賃金をクリアしていますが……」
伊織「月の労働時間を160時間の法定労働時間で計算した場合……ね、つまり……」
律子「プロデューサーはアウトですね」
高木「ぐ、ぐぬぬ」
伊織「それに殆ど休みなし、家にも帰れないほど残業させているわね」
高木「残業を強制した覚えはないのだがね」
伊織「している事は把握しているのね……ま、次よ」
黒い社長はなんかよくわからないけど悪い事すると裏目に出ますからね!
律子「先ほどアイドルについては仕事に応じて歩合……と仰られましたが?」
高木「そうだ!仕事を頑張ったらだな……」
律子「ここ、1年以上予定表は真っ黒に埋まっておりますが?」
伊織「これで稼ぎが悪いとか言われても頭に来るわね、財務諸表を見せてくれるかしら?」
高木「……!?」
伊織「会社が経営の危機ならば仕方ないもの、私たちも無理は言わないわ」
律子「決算等経営の部分は私も小鳥さんもノータッチですから」
高木(水瀬君と律子君にごまかしは効かんか……)スッ
高木「そうだ!仕事を頑張ったらだな……」
律子「ここ、1年以上予定表は真っ黒に埋まっておりますが?」
伊織「これで稼ぎが悪いとか言われても頭に来るわね、財務諸表を見せてくれるかしら?」
高木「……!?」
伊織「会社が経営の危機ならば仕方ないもの、私たちも無理は言わないわ」
律子「決算等経営の部分は私も小鳥さんもノータッチですから」
高木(水瀬君と律子君にごまかしは効かんか……)スッ
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