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    元スレ男「王女助けたらどえらいことになってしまった」

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    101 = 1 :

    剣士「そして北の国の魔物は、北の国の人々は襲わないように強力な魔法が施されているので、最果てにも人が住んでいると言われているよ」

    「はえーさすが博識っすね」

    剣士「そりゃあ、そういうものを目指すなら知識ぐらいはね。もちろん剣技も負けないよ。そういえば君はどういったスタイルで戦うんだい?」

    「えっと……機械?」

    剣士「なるほど、それは新しいスタイルだね。守護者は今まで魔法か剣かの2択だったからね。物理で飛び道具を持って戦えるのは貴重な戦力になると思う」

    「とはいっても戦いは素人で……E級魔物でもヘトヘトなんですよねぇ」

    剣士「仕方ないよ。そんなすぐに魔物と渡り合えるなんてことはありえない。それに俺も剣を扱っている鍛錬者は魔翌力を秘めて戦っている。君も魔法の使い方を上手く取り入れて戦えば、今よりももっともっと力を付けることが出来ると思う」

    「魔法っすか……剣でも魔法が必要なんですね」

    剣士「そうだね。上級魔物は秘めている魔翌力が強すぎるから、とても堅いんだ。それを打ち破るには魔翌力ってのは必須かもしれないね」

    「わかりました! ありがとうございます」

    剣士「まぁ、訓練することがあれば是非誘ってね。じゃあ」

    「すげぇ……」

    102 = 1 :


    【食堂】

    (なるほど魔法を使って力を高めるのか……そんなん教えてくれなかったぞ女騎士)

    食堂の「ほいよおまたせ、とんかつ定食大盛り」

    「うまそー! いただきます」

    魔術師「とんかつ!!!!」

    「うおっ、とつぜん!?」

    魔術師「……あのぅ……ひときれ……ほしいかなぁって、ぎぶみーって」

    103 = 1 :

    「た……頼めばいいんじゃないかな?」

    魔術師「たのむ? いやぁ、あにきこわい」

    食堂の「怖いってなんだよ! ていうか、魔術師ちゃんはうちの店の食材食べきるからなぁ……基本は注文断っているんだよねぇ」

    「そうなんだ……ってあぁぁぁぁ! 全部食べられた!!」

    魔術師「はれ? きがつけばぜんぶたべちゃった……ごめん!!」

    「仕方ない……それは俺の自腹ってことで、すんませんそれ払うんでもう一個ください」

    魔術師「えっ…」

    「つーわけでもういいよ。次のは食べないでね」

    魔術師「ありがとーあらぶゆー」

    「飯だけで愛を語るな!」

    104 = 1 :

    【……】

    魔術師「まほーのつかいかたー?」

    「うん。魔法を使うには洗礼が必要なのは知っているんだけど、魔翌力自体を操る方法が知りたいんだけどね」

    魔術師「むずかしい~ね~。わたしはせんれいもうけてないんだよ~」

    「洗礼を受けていない……!?」

    魔術師「うん~。こうなんか~ふわ~としたらできるようになったんだよね~」

    「へ……へぇ」

    魔術師「だからきみも、ふんぬーとちからをいれたらできるよ! ゆーきゃんいっと!」

    (ふんぬーじゃ筋肉しか入らない気がするけど)

    105 = 1 :

    魔術師「じゃあいっしょにまほーのれんしゅーしよー!」

    「今から!?」

    魔術師「あしたはー?」

    「土曜日だから学校は休み」

    魔術師「おーけーれっつごー」ガシッ

    「ちょっとどこいくのー!?」

    魔術師「わたしのへやーるーむ」

    106 = 1 :

    【魔術師のへやーるーむ】

    (連れ込まれた……不気味なものがちらほら見えるが、それ以外は普通の女の子の部屋)

    魔術師「よーし、じゃあこのほんよんで!」

    「それは…何?」

    魔術師「だれでも始めれる魔法の使い方」

    「……(そんなの書店で見たことないぞ)」

    魔術師「それみおわったらいってね~つぎはまだまだほんがいっぱいあるからー」

    「多っ!?」

    107 = 1 :

    【……】

    魔術師「やったーあたらしいまほうできたー! れっつとらい!!」

    「ここですんの!? ってまぶし!」パァァァァ

    魔術師「あれれ……? しっぱい?」

    「さぶぶぶぶぶ……体が……」

    魔術師「あ、まちがえてかけちゃった……どうやらーたいおんがさがるまほうみたいだ」

    「いや分からずにかけちゃだめでしょ……ブルル…」

    魔術師「えっと……えっと……と、とりあえずおふとんはいれー」

    「う……うぉ……」

    108 = 1 :

    魔術師「お布団かけるね……まだ寒い?」

    「全然関係ないぐらい寒い……」ガクブル

    魔術師「……こ…こうなったらわ…わたしも!」パァァァァ

    「えっ?」ガタガタ

    魔術師「ひぇぇぇぇぇぇ……さぶびびびいびびびび……」ガタガタ

    「なんで自分にもかけたんだよぉぉ!!」

    魔術師「そうしたら、おとこくんといっしょにふとんはいってあたためれるじゃないとおもって」ガクブル

    「その発想があったんなら、魔法をかける必要は無かったんじゃないですかねぇ?」

    魔術師「!! あ、……そうだった ときすでにおそし……ごーとぅーべっど」ガクブル

    「うぉ……!?」ガタガタ

    109 = 1 :

    魔術師「えへへ……ごめんねぇ……そーりーそーりーさぶびぃ……」ガクブル

    (本当ならこんな可愛い子と布団の中で温め合うとか幸せなことなんだと思うが、そんなことを考える暇がないぐらい寒い寒い寒い)ガクブル

    魔術師「ぜんぜんあったかくならないねぇ……どうやらおたがいたいおんさがっているから……いみがないみたいだぁぁ」

    「で……この魔法の効力は?」ガクブル

    魔術師「えっとね……朝まで……」ガクブル

    「」ガクブル

    魔術師「ごめんねぇ……ゆたんぽとかあればよかったんだけど……」

    「いや……部屋出て暖炉のとこにいけば……てか……もう体力が……」

    魔術師「みーとぅー」

    110 = 1 :






    「……エース君。部屋にいないと思ったら……魔術師ちゃんと……何しているのかなぁ?」

    「!!!!? こ……これにはわけがあって……てかなんでここに」ガクブル

    「寝込み襲うって言ってたのに……こんな仕打ちひどい」

    魔術師「おうじょさまーおふとんのなかにはいろーいっしょに」

    「これはそのな、事情があってだな……助けを呼んでもらっていいか?」

    111 = 1 :

    「きーっ でも入る」ガバッ

    「あったけー!!!!」
    魔術師「ん~~~」

    「ひっ」ゾッ

    「くそっ……王女……暖かい……助かる……」

    「さ……さわら……かんじ……んっ……どこさわってんの…つめたいっ…」

    魔術師「おうじょさま……あたたかい」

    「すまない…すまない…」

    「!! き、きゃあぁあぁあぁぁぁぁ……やっぱ布団出る!!」


    「王女……布団に出るのはいいから早く助けを呼んでくれぇぇぇ」ガクブル

    「…」コクリ

    王女は状況を一瞬で悟り、助けを早急に呼び出したとさ。

    112 = 1 :

    【翌日】

    「……とんでもない一日だった」クシュン

    騎士「不摂生だからこうなるんだ」

    「すびばべん。明らかに魔術師さんのせいだとおもいますが」

    騎士「風邪を治したら訓練は再開だからな。それまでは英気を養うんだな」

    「ありがとうございます……」

    騎士「ふん…」

    バタム

    113 = 1 :

    「風邪になったのは久しぶりだなぁ……まぁ数時間体が冷えたら風邪ぐらいはひきますよねぇ……」ゴホゴホ

    「大丈夫ですか…?」看病セット持

    「あぁ……大丈夫ですよ、看病とかいいんで……」

    「駄目ですよ。ほら、頭を冷やさないと……」

    「やめて! もう冷たいのはいやだ!! ゲホゲホ」

    「流石に冷たいのは駄目ですね……。汗はかいてませんか?」

    「今はまだかいてませんよ。てか大丈夫ですよ……一国の王女が看病とか」

    「王女として国民の健康を見守ることは立派な責務です。それはもちろんエース君にもです。それにこういった看病したかったんです」

    「そうですか……」

    114 = 1 :

    「あと、そのおかゆを作ったので食べてください!」

    「本当ですか!?ありがとうございま……おかゆ?」

    「はい。厨房を借りて作ったんですよ……どうぞ」

    (なんなんだろう。この一族のお粥は黒いのだろうか。焦げではない。このお粥は別の暗黒物質が含まれている気がする)

    「食べれないですか? 起き上がれないのかな?」

    「え、あ……えーっと…ちょっとまだ食欲ないかなーって(あれを食べたら本格的に現場復帰はでき無さそうだ)」

    「駄目ですよ。きちんと食べないと……ふーふーしてあげますよ…それともお口で移しましょうか…?」

    「わかった普通に食べるから……あむ」

    「どうですか?」

    「……………」チーン

    「わーどうしたんですか? これでもかと漢方とか薬剤を入れたから大丈夫だと思ったのに」

    「」

    だが薬のおかげで苦しみから目覚めるときには風邪は治っていた。

    115 = 1 :

    【……数日後 食堂】

    「ふーん……飛空士なら誰もが欲しい飛空石、空賊に強奪される……ってか」

    魔術師「ひくうせきー?」

    「あぁ飛空石っていうのは魔石の一つで、飛行船の動力になる伝説の石と言われていて世界に限られた数しか無い石で、それを動力にした船は永遠の動力になるとのことらしい」

    魔術師「すごーい、ほしいね~」

    「おう、俺もいつかは空賊になるからな! そのためには飛空石を持って、超巨大な機械仕掛けの船を動かすんだ!」

    魔術師「でも、まほうできかいはうごかないんじゃないのー?」

    「そうなんだよなぁ……けっきょく動力は魔法に頼ってしまっているんだよなぁ。ガソリンはまだまだ頼りにならないし」

    116 = 1 :

    魔術師「でも、くうぞくはこっかはんぎゃくになるよー?」

    「それもそうなんだよなぁ。今の立ち位置だととても大変そうだ」

    魔術師「でも、おもしろそーだなー。こきょーにもいってみたいひこーせんでー」

    「そっか。故郷かぁ。魔術師ちゃんはどこが地元なの?」

    魔術師「みなみのくにー。かぽぞくが、わたしのうまれそだったばしょだもーん」

    (ということはこれは訛りということでいいのだろうか」


    騎士「エース、そろそろ訓練再開だ。その前に腕立て伏せ500回だ」

    「うぃっす……」

    117 = 1 :

    【訓練場】

    「そういえば魔翌力を意識して剣を振る練習もしていたんだったな。そこいらも視野に入れてみるか」

    騎士「なにを言っているんだ?」

    「あ、いえ…。そういえば聞いた話なんですが、剣を振るときに魔翌力を意識した方がいいと言われたんですが剣士さんに」

    騎士「あのやろう……余計なことを。確かにそうだが、まだ剣もろくに操れない素人に魔法を意識しても動きが鈍るだけだ」

    「そうなんですか……」

    騎士「魔翌力を剣に込めることよりも先ず、魔翌力そのものを自分自身の身体から引き出せれるようにしないとな」

    「なるほど」

    118 = 1 :

    騎士「仕方がない。そろそろその辺も教えてやってもいいかな」

    「うっす! 師匠!」

    騎士「師匠って……お前と歳は変わらないんだが」

    「へ……女騎士さん同い年なんすか?」

    騎士「そうだ。なんなら誕生日は私のほうが後だ」

    「……女騎士ちゃん……女騎士さん、練習行きましょう」

    騎士「結局、呼び名は変わらないのかよ……まぁいいが」

    119 = 1 :

    【城を出た旧街道】

    騎士「今日はいつもと違うコースで修行だ」

    「ここは旧街道ですか」

    騎士「あぁ。ここはもともと、戦争の跡地だ。たくさんの国々と戦いをしその傷跡が残っている」

    「戦争っすか……通りで棄てられた機械とか色々ありますね」

    騎士「永遠に戦いが起きてはいけないと、国内の内乱全てに終わりを告げさせた旧国王は、この街を最期に力尽きた」

    「通りで、旧国王の名前が付いているんですね」

    騎士「今どきの若者、さるところ私達だが、そんな事実を忘れて今を生きてしまっている。だが、一歩足を踏み出せば至るところで戦いは続いている」

    「怖いものですね」

    騎士「この土地には強い魔翌力はもう残されていない。だから討伐隊の訓練の登竜門場所としても使われている。だが、一番弱い魔物は森の比ではない。大体、D辺りかな」

    「やるしかないっすね!」

    120 = 1 :

    騎士「武器だけは豊富そうだからな。いざという時は力を貸すが、出きるだけ自分の力でやれ。いいな?」

    「了解っす」

    騎士「お前も一応守護者だ。一日も早く使い物になってくれないと困る」

    【……】

    ズー「ギャオオオオ」

    「……なんかずいぶんとデカイバケモノが出てきたんですが……」

    騎士「ズーか。体力が大きいのと、攻撃翌力が高いが、動きが鈍いから、出来るだけ接近戦でダメージを与える必要があるな」

    「はい……てやぁぁぁ」ザシュ

    121 = 1 :

    ズー「…?」

    「かってぇぇぇ……相手にとってかすり傷かよ…」

    騎士「こういった時は生身だけでダガーは厳しいな。ガンブーストしてみたらどうだ?」

    「わっかりやした! その前に、おらっ、スモークボム!」

    ドォン

    ズー「!」クラヤミ

    「前が見えてないようだな! よっし、このまま翼のところにっ」

    ズバン!

    122 = 1 :

    「よっしゃ翼痛めてやった!」

    ズー「ギャオオオオオ!!」

    「聴くじゃねぇか!」

    騎士「よくやった。本来は暗闇魔法をかけて、隙を見て翼にサンダー系魔法を落とすのが定番だからな」

    「魔法使いいないじゃないですか…」

    騎士「私ぐらいにまでなれば、一撃で何をしなくとも倒せるがな。いいからさっさとトドメをさせ」

    「ほいよ!」

    123 = 1 :

    【……】

    「倒した……疲れた……」

    騎士「まぁ自分の力に頼ったところは評価する」

    「どもっす」

    騎士「ただ、私も魔法の力を頼っているところは多々ある。だが、それ以上に武器の扱い、素材や作り方にも大事な点がある」

    「なるほど」

    騎士「魔翌力も体力と同じく、全てなくなると死んでしまう。だからそこを全て考えて力を付けていくんだ」

    「ういっす」

    騎士「もう少し討伐したら、城に戻るぞ」

    「わかりやっした!」

    124 = 1 :

    今日はここまで。

    127 :

    あと良くあることだから言うけど
    sageじゃなくてsagaだからね。魔力。

    130 :

    復活したぞ

    131 :

    さぁ書きためを投下してくんろ

    134 :

    まってる
    まってるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉあげ

    135 :

    ノンケに片思いしてるレズキャラは少なくとも最初の方は嫉妬で邪魔キャラ化するのは何処の世界でも変わらないんだなぁ

    136 :

    >>135
    でもそういうキャラがだんだん主人公に惹かれて
    想いを寄せていた女の子よりも大きな存在になるシチュエーション




    大好きです

    140 :

    >>139
    上げんな

    142 :

    >>141
    はげんな

    144 :

    >>143
    もげんな

    146 :

    >>145
    調子に乗るな

    147 :

    なんだこれ

    148 :

    なんだろうなぁぁ

    149 :

    面白そう
    と思ったら投げ出した後だった

    150 :

    >>194
    構わんやっていいぜ


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