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    元スレ小町「は、八幡!」

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    354 = 350 :

    >>350はきっと>>349に言ったのさwwwwww

    356 :

    こんなにひどい自演は久々に見た

    357 :

    自分の事なのにきっととか

    358 :

    草生やせばいいってもんじゃないな

    360 = 350 :

    い、いぢめないで…

    361 :

    ID変わるまで黙ってろよ

    362 :

    >>360
    とりあえず腹筋でもすれば?

    363 :

    やっはろー!1です

    少しですが投下します!

    364 = 1 :

    通学路

    八幡(今更だけど、自転車まだ学校に置きっぱだった……とっとと回収しないと)

    雪乃「……」ギュー

    八幡「おい雪ノ下、腕から離れろ」

    八幡(自転車さえあればこいつを振り切れるのに……はあ)

    雪乃「なぜかしら?」

    八幡「いやそこに理由を求めるなよ。常識的に考えて離れろ」

    雪乃「あなたに常識を語られたくないのだけれど……なぜ私には注意して小町さんには何も言わないのかしら」

    小町「……」ギュー

    八幡「小町はいいんだよ。小町なんだから」

    小町「///」

    雪乃「ならば私も私なのだから」

    八幡「だめだ」

    雪乃「……昨日どこかの誰かが疲労困憊だった私を置いていったせいで一人で上手く歩けないのだけれど」

    八幡「くっ、それを言われると……」

    雪乃「だからあなたに抱きつくのは私の正当な権利なのよ」

    八幡「いや待て、それなら車で送ってもらうなりなんなりあるだろ。つーかそもそもどうやってうちに来た」

    雪乃「チッ」

    八幡「おい……あ、小町学校着いたぞ」

    小町「……八幡」

    八幡「どうした」

    小町「……今日帰ったら話あるから」

    八幡「…………はい」

    小町「雪乃さん」

    雪乃「なにかしら?」

    小町「負けませんからね!それじゃ!」トタタッ

    雪乃「ふふ、望むところよ」

    365 = 1 :

    八幡「ほんと帰りてぇ……」

    八幡(……っていうかここまで来ると知り合いに見つかりそうだ)

    ユキノシタサンジャネ ウワホントダ ウデクンデルゼ

    八幡(……すでに見つかってる気もするが大丈夫。あいつらは会話をしたこともないただのクラスメイトだ。だから大丈夫。大丈夫……なのか?)

    八幡「雪ノ下、いい加減離れろ。めんどうな噂になっちまう」

    雪乃「そんなもの勝手に噂させておけばいいじゃない」

    八幡(仕方ない、昨日と同じように全力で逃げるか……)

    雪乃「……」ギュー

    八幡(腕を振りほどくために、なにかに意識を向けさせないと……)

    八幡「あ!あんなところにパンさんのぬいぐるみが!」

    八幡(嘘だけど!)

    雪乃「……」ギュー

    八幡(無反応……だと……!?)

    八幡「ゆ、雪ノ下?パンさんだぞ?好きなんじゃないのか?」

    雪乃「ええ、パンさんのことは好きよ。大好きよ」

    八幡「ならなんで……」

    雪乃「パンさんよりも、あなたがいいのよ」ギュッ

    八幡「…………そ、そうか」サッ

    雪乃「そうよ……どうしたのかしら?急に顔を背けて」

    八幡「なんでもねえよ」

    八幡(こ、こんな顔見せられるか……)カオマッカ

    366 :

    甘々やないか!(歓喜)

    367 :

    なんという破壊力…

    370 :

    今日も少しなんですが、投下します

    371 :

    待ってました!

    372 = 1 :

    教室

    八幡「……」ガラガラ

    クラス全員「…………」シーン

    八幡(学校一の美少女がぼっちと腕組んで登校すりゃ、こうなるだろうな……)テクテク

    八幡「はあ……」

    戸塚「おはよう八幡……大丈夫?」

    八幡「おはよう戸塚!俺ならいつでも大丈夫だぜ!」

    八幡(戸塚と話してる時はな!)

    戸塚「そっか、良かった」

    八幡「心配してくれてありがとうな」

    戸塚「うん……あ、あとね、その……」モジモジ

    八幡「どうした?」

    戸塚「ゆ、雪ノ下さんとのこと、僕は応援してるから!」

    八幡「は?」

    戸塚「それだけ!じゃあまた後で!」

    八幡「え、ちょ、ま」

    八幡(教室の外に走っていった……さすがテニス部、足が速い。あれじゃ追いつけねぇ……戸塚、勘違いしないでくれ!俺はお前一筋だ!)

    結衣「八幡!」

    八幡「チェンジで」

    373 = 1 :

    結衣「は?チェンジ?」

    八幡「ああ、悪い。なんでもない」

    結衣「変なの」

    八幡「うるせ、それで何?お前も嵐を呼びに来たのか?」

    結衣「何言ってんの?あ、あたしはその……昨日のことを……」

    八幡「……ああ」

    結衣「変なことしてごめんね?なんか昨日のあたしおかしかったみたい」

    八幡「テンションが上がって黒歴史を作るなんざ、誰でも一度は通る道なんだから。気にすんな」

    結衣「ありがと……それと!」

    八幡「まだなんかあんの?」

    結衣「今朝のあれ!あれなに!」

    八幡「あーうん、本当なんだったんだろうな」

    結衣「そんな他人事みたいに……」

    八幡「あれについては本気で忘れてくれ。お前が想像してるようなことは起きてないから、もう本当に忘れてください」

    結衣「な、なんでそんなに必死だし……」

    八幡「……朝から小町の機嫌は悪くなるし、視線集めまくるし、お前みたいに勘違いするやつが多いし……戸塚にも勘違いされ……たし……うぅっ……戸塚ぁ……」

    結衣「なんかごめん……」

    八幡「とにかく、もう忘れてくれ……」

    結衣「うん……」

    八幡「ほら三浦が呼んでるぞ、行ってやれ」

    結衣「それじゃ、また部室でね」

    八幡「おう」

    結衣「今日は急に抱きついたりしないから安心してね!」トタタ

    クラス全員「…………」ザワザワ

    三浦「…………」ギロッ

    八幡(なんで爆弾落としていくんだあの馬鹿は……)

    374 :

    よぉ、>>1の兄ちゃん、もう終わりか?

    375 :

    >>374はい、今日の分はこれだけです……
    明日は休日なんで多く投下出来ると思います

    それでは、おやすみなさい

    376 :

    乙乙
    明日期待しとるぞー

    377 :

    おつ
    明日が楽しみだwktk

    378 :

    おつ
    明日が楽しみです

    379 :

    昼休み

    八幡(やっと昼休みか……俺は一人で食べるのが好きだ。だからあいつらの誰かに話しかけられる前にとっとと……)

    結衣「八幡!お弁当作ってきたから二人で食べよう!」

    八幡(はい一番やばい死亡フラグ立ちましたー)

    八幡「……三浦たちはいいのかよ」

    結衣「うん!頑張ってって応援してくれた」

    八幡「そうか、それじゃあ俺は購買に行くから」

    結衣「ちょっと!なんで普通に行こうとしてるの!?」

    八幡「いやお前の弁当食べたくないし」

    結衣「そんなはっきり言わなくても……」

    八幡「はっきり言わなきゃ命が危ないだろ」

    結衣「ちゃんと味見したから!家族皆で!」

    八幡「なに被害者増やしてるんだよ……」 

    結衣「被害者って決めつけるなし!ねー食べようよー」

    八幡「えー」

    川崎「ねえ」

    八幡「……お前もなの?」

    380 = 1 :

    川崎「うん、ほら作ってきた」

    八幡「ならもう二人で食えばいいんじゃないか?」

    結衣「それ意味ないじゃん!ほらあんまり話してると食べる時間なくなっちゃうよ!」

    八幡「こいつに当たり前のこと注意されるとなんか傷つくんだよな……」

    結衣「それどういう意味!?」

    八幡「そのまんまの意味だけど」

    結衣「うー!」

    ヒキタニクンチョーヒドイ サンマタカケテルノニエラソウ

    八幡(俺はいつの間に三股かけてる設定になってるんだよ……)

    八幡「はあ……三人でならいいぞ」

    川崎「……まあ、あたしはそれでもいいけど」

    結衣「あたしも!」

    八幡「じゃ、とっとと屋上行くか」

    結衣「え?この天気で屋上行くの?」

    八幡「は?この天気って、今日は晴天──」

    ザー ピカッゴロゴロ!

    八幡「──だったはずなのに……」

    川崎「いつの間に……」

    結衣「二人が寝てる間に降ってきて、ちょっとずつひどくなっていってたよ」

    八幡「じゃあどこで……」

    雪乃「部室で食べればいいじゃない」

    八幡「」

    結衣「」

    川崎「」

    381 :

    八幡よ、爆発しやがれ!

    382 = 1 :

    八幡「どっから出てきた」

    雪乃「前の入り口からだけれど?」

    八幡……まあそうだろうけど……」

    雪乃「全く……由比ヶ浜さんに急用が出来たというから、今日は八幡を誘いにくれば…… 」

    結衣「ご、ごめん……」

    雪乃「気にしていないから大丈夫よ、別に騙されたわけでもないのだし。それよりも食べる場所がないのでしょう?」

    八幡「でもいいのか?部室はお前の唯一の心安らげる場所なんだろ?」

    雪乃「なぜ私がそこまで部室に思い入れを持っていると思っているのかしらて」

    結衣「それよりほら!ご飯食べに行こうよ!」

    八幡「お前どんだけ飯食べたいんだよ」

    結衣「……おなか減ったんだもん」

    雪乃「そうね。空腹は最高のスパイスだけれど、度を超せばただの拷問だもの。早く行きましょう」

    結衣「レッツゴー!」

    川崎「ん、分かった」

    八幡「………………はあ」



    戸塚「八幡……頑張ってね」

    383 :

    戸塚ああああああ

    384 = 1 :

    部室

    川崎「初めて来た」

    結衣「そっか、サキサキはここに来たことないんだっけ」

    川崎「サキサキ言うな」

    雪乃「ほら八幡。あなたのためにお弁当を作ってきたわ。味わって食べなさい」

    八幡「……ちょっと待て。由比ヶ浜も沙希も弁当作ってきてるんだよな?」

    川崎「ああ」

    結衣「うん!」

    八幡(三人分……そんなに食べられないと素直に言えれば楽だろうが、目をキラキラさせてるこいつらの前で言える気がしない……くっ、覚悟を決めるしかないのか……頑張れ俺!)

    385 :

    きたーwww

    386 = 376 :

    材木座に弁当喰わせりゃいいな
    材木座かもーん

    387 :

    戸塚「僕もお弁当作って来たんだけどな……」

    388 :

    >>387
    これで

    389 :

    >>387
    これ八幡は三人平気でほっといて飛び付くだろwww

    ・・・八幡のクラスメイト達の心情が気になるww

    390 = 1 :

    >>387それにすれば良かった……

    391 = 1 :

    結衣「はい、これあたしの分!」

    八幡(卵焼きやウインナーといった一般的なおかずとご飯の入った、見た目は割と普通の弁当だ。ご飯の上にある歪んだハートマークの中に海苔で八幡と書いてあるのが唯一普通じゃないところか。文字も歪んでいてギリギリ「八幡」と読めるレベルなのだが、その分努力が見て取れるのでなんか少しウルッとくる)

    川崎「あたしの」

    八幡(こいつの弁当は小さいハンバーグや唐揚げ、それに野菜といったバランスが重視されている。ご飯の上にはさすがというべきか、歪みの少ないハートマークの上にこれまた海苔で文字が書かれている……のだが)

    川崎「/////」

    八幡(そんな顔真っ赤にするならLOVEなんて書くなよ……俺までちょっと恥ずかしいじゃねえか)

    雪乃「私の分よ」

    八幡「……おい」

    雪乃「なにかしら」

    八幡「これはなんだ?」

    雪乃「ただのお弁当では面白くないと思って、最近よく聞く「キャラ弁」というものに挑戦してみたのよ。個人的には上手くいったと思うのだけれど……」

    八幡「ああ、上手い超上手い。だがな……」

    雪乃「なにかしら」

    八幡「なんで俺とお前が腕組んでる図のキャラ弁なんだよ!」

    392 = 1 :

    雪乃「なにか問題があるかしら?」

    八幡「大ありだ。なんで今朝のを再現したようになってるんだよ。しかも本人もびっくりするくらい絵がリアルで正直怖いんだけど」

    雪乃「今朝のを再現したお弁当ではなくて、お弁当の絵を今朝再現したのよ。それに絵がリアルな理由は……愛の力、とでも言うのかしら」

    八幡「愛の力って……」

    雪乃「あなたのことを考えて作ったらそうなったのだから、愛の力以外のなにものでもないわ」

    結衣「ね、ねえ?そろそろ食べない?」

    雪乃「そうね。早く私が彼に食べられるところを見たいもの」

    八幡「おい」

    結衣「そ、それじゃ食べよっか!いただきまーす!」

    川崎「……いただきます」

    雪乃「いただきます」

    八幡「い、いただきます」

    八幡(さて、どれから食べるか……)

    結衣雪乃川崎「……」ジー

    八幡「食べづらいからそんなに見るな」

    結衣雪乃川崎「気にしないで」ジー

    八幡(……こんなに見られると最初に誰のを食べるか決めるのさえ怖い……どうしよう)

    結衣「……八幡」

    八幡「ん?」

    結衣「あ、あーん///」

    雪乃川崎「!」

    393 = 1 :

    今日はここまでです!

    394 :

    おつ
    つうか焦らすの好き過ぎ

    395 :


    続きも期待

    396 :

    ゆきのんかわいい

    397 :

    焦らしすぎぃ!

    398 :

    やっはろー!1です

    投下していきます!

    399 = 1 :

    八幡「な、なにしてんの?」

    結衣「なにって……あーんしてるの。ほら早く口開けて」

    八幡(ふむ……恥ずかしいがこれは好都合かもしれん。これを理由に由比ヶ浜のから食べてしまえばいいんだから)

    八幡「あ、あーん」パクッ

    結衣「どう……かな?」

    八幡「おお、食べられる」

    結衣「感想が失礼すぎるんだけど!」 

    八幡「いやちょっと本気で感動してるんだよ。まさかお前が普通に食べられる料理を作ってくるなんて……」

    結衣「もう!」

    川崎「諦めなよ。こいつは人を素直に褒められないんだから」

    結衣「捻デレだもんね……」

    八幡「それ定着させようとするのやめろ」


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