私的良スレ書庫
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元スレ八幡「また俺の妹が小町じゃないんだが」
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>>251
ま、ヒロインにコマされてるけどね
ま、ヒロインにコマされてるけどね
アレな安価取った記憶あるがそれでもヒッキーはアレであって欲しい
なんだこれ凄く良い
響ちゃんと田中さんと先生も期待していいんですか
響ちゃんと田中さんと先生も期待していいんですか
生存報告だけ、待ってる人いたら待たせて悪いね
内容をある程度まとめてから書くから、もうちょいごめん
内容をある程度まとめてから書くから、もうちょいごめん
乙楽しみにしてるわ
それはそうと長くなるんだしトリ付けたほうがいいんじゃないか?
それはそうと長くなるんだしトリ付けたほうがいいんじゃないか?
=中多紗江編=
―登校中―
八幡「そろそろ着くぞ」
美也「えぇー」
八幡「いいから降りろ、見られるぞ」
美也「別にいいもーん」
八幡「まったく…」
八幡(高校生なら誰でも想像する夢シチュエーション、女子を自転車の後ろに乗せて登校、今俺はまさにそれを実行して
いる)
八幡(まぁ、妹なんだが)
八幡(いや、別にいいんだよ?美也かわいいし)
美也「あ、紗江ちゃんちの車だー」
八幡「友達か?」
美也「うん!」
八幡「なに、お前の友達は車で登校すんの、高1は免許取れねぇだろ」
美也「そうじゃなくて!」
八幡「じゃあどれだよ」
美也「紗江ちゃんち車で送り迎えしてもらってんだよー」
八幡「ほう、羨ましいな、よし美也、今すぐ仲良くなって俺を乗せてもらえるように頼んできなさい」
美也「何言ってんの?にぃにには自転車があるでしょ?」
八幡「バッカお前、車は自転車より楽なんだぞ」
美也「うわー、相変わらず凄いなー、あの車いくら位するんだろーねー」
八幡(何この子、全然聞いてない、それは精巧少女も傷ついちゃうよ)
美也「あれ、どうしたの?」
八幡「別にどうもしねぇよ、ほら、そろそろマジで降りろ、坂はさすがに乗せては走れん」
美也「わかったー、じゃあみゃーは校門から行くねー」
八幡「おう」
美也「それじゃ、にぃにありがとー」
八幡「んー」
八幡(かぁいいよ~、お持ち帰りぃ!…って、持って帰らなくても帰って来んじゃん、素晴らしすぎる)
―登校中―
八幡「そろそろ着くぞ」
美也「えぇー」
八幡「いいから降りろ、見られるぞ」
美也「別にいいもーん」
八幡「まったく…」
八幡(高校生なら誰でも想像する夢シチュエーション、女子を自転車の後ろに乗せて登校、今俺はまさにそれを実行して
いる)
八幡(まぁ、妹なんだが)
八幡(いや、別にいいんだよ?美也かわいいし)
美也「あ、紗江ちゃんちの車だー」
八幡「友達か?」
美也「うん!」
八幡「なに、お前の友達は車で登校すんの、高1は免許取れねぇだろ」
美也「そうじゃなくて!」
八幡「じゃあどれだよ」
美也「紗江ちゃんち車で送り迎えしてもらってんだよー」
八幡「ほう、羨ましいな、よし美也、今すぐ仲良くなって俺を乗せてもらえるように頼んできなさい」
美也「何言ってんの?にぃにには自転車があるでしょ?」
八幡「バッカお前、車は自転車より楽なんだぞ」
美也「うわー、相変わらず凄いなー、あの車いくら位するんだろーねー」
八幡(何この子、全然聞いてない、それは精巧少女も傷ついちゃうよ)
美也「あれ、どうしたの?」
八幡「別にどうもしねぇよ、ほら、そろそろマジで降りろ、坂はさすがに乗せては走れん」
美也「わかったー、じゃあみゃーは校門から行くねー」
八幡「おう」
美也「それじゃ、にぃにありがとー」
八幡「んー」
八幡(かぁいいよ~、お持ち帰りぃ!…って、持って帰らなくても帰って来んじゃん、素晴らしすぎる)
―昼休み―
八幡「…」
八幡(またパンかよ、そろそろ俺も弁当作ることを覚えたほうがいいかもしれん)
八幡(つーか、なんで美也の分の弁当はあんのに俺のは無いの?毎朝美也の弁当の隣にナチュラルに300円置いてあんだ
けど、あれどうなってんの?比企谷家のバグなの?)
八幡「…」
八幡(まぁ、別にいいけど、もうちょい置いてくれれば貯められるのに、300円だとギリギリ…というか、少し足りてない
気もするんだが、気のせい?いいえ、気のせいではありません)
八幡「…げ」
八幡(まーた群がってるよ…お前らどんだけ好きなの、パン)
八幡「…」
中多「…あっ…うっ…」
八幡「…」
中多「えーっと…」
八幡「…」
中多「…あぅ」
八幡「…」
八幡(なに、この子…って、この前の子じゃんかよ、まだ買えないのか)
中多「…あっ」
八幡「…え?」
中多「こっ…こっ…」
八幡「はい?」
中多「こんっ……」
八幡「…」
八幡(なになに、何がしたいの)
中多「こん…にちわ…」
八幡「あ?あぁ、こん…にちわ」
中多「うぅ…」
八幡「…」
八幡(えっ?なんだよその顔、俺が悪いの?)
八幡「…」
八幡(またパンかよ、そろそろ俺も弁当作ることを覚えたほうがいいかもしれん)
八幡(つーか、なんで美也の分の弁当はあんのに俺のは無いの?毎朝美也の弁当の隣にナチュラルに300円置いてあんだ
けど、あれどうなってんの?比企谷家のバグなの?)
八幡「…」
八幡(まぁ、別にいいけど、もうちょい置いてくれれば貯められるのに、300円だとギリギリ…というか、少し足りてない
気もするんだが、気のせい?いいえ、気のせいではありません)
八幡「…げ」
八幡(まーた群がってるよ…お前らどんだけ好きなの、パン)
八幡「…」
中多「…あっ…うっ…」
八幡「…」
中多「えーっと…」
八幡「…」
中多「…あぅ」
八幡「…」
八幡(なに、この子…って、この前の子じゃんかよ、まだ買えないのか)
中多「…あっ」
八幡「…え?」
中多「こっ…こっ…」
八幡「はい?」
中多「こんっ……」
八幡「…」
八幡(なになに、何がしたいの)
中多「こん…にちわ…」
八幡「あ?あぁ、こん…にちわ」
中多「うぅ…」
八幡「…」
八幡(えっ?なんだよその顔、俺が悪いの?)
中多「…あっ…あの…」
八幡「え?あぁ、なに」
中多「その…この前は…その…」
八幡「このまえ?…あぁ」
中多「その…ありがとう…ござい…ました」
八幡「いや、別にいいけど」
中多「その…」
八幡「…な、なぁ」
中多「…はぃ」
八幡(その語尾、マジで俺が悪いことしてるみたいじゃん)
八幡「空いてきたし、買ってきたら?」
中多「あ…はぃ」
八幡「…」
中多「じゃあ…」
八幡「お、おう、ぞれじゃあ」
中多「…」
八幡「…」
八幡(なんだったのよ、一体)
八幡(いや、礼言われたらこっちも悪い気しないが、あんなに緊張するくらいなら最後までスルーすればいいのに)
八幡(…っと、俺も買わないと)
八幡「あの…」
おばちゃん「あっ、ごめんねー、さっきの子で売り切れだよー」
八幡(なん…だと?)
おばちゃん「今日は普通にランチメニューから選んだらどうだい?」
八幡「あぁ。いや、席も空きがないんで」
八幡(というか、こんなとこで一人で食えないでしょ、なんだって周りがギャーギャーうるさい中一人で黙々と飯食わ
なきゃいけないの、…つーか、300円じゃ無理)
おばちゃん「そうかい?ごめんねー」
八幡「いえ、では」
八幡「…」
八幡(食えない時って、なぜかいつもの倍腹減るよな、ふざけ倒せよ)
中多「あ…あの」
八幡「…はい?」
八幡「え?あぁ、なに」
中多「その…この前は…その…」
八幡「このまえ?…あぁ」
中多「その…ありがとう…ござい…ました」
八幡「いや、別にいいけど」
中多「その…」
八幡「…な、なぁ」
中多「…はぃ」
八幡(その語尾、マジで俺が悪いことしてるみたいじゃん)
八幡「空いてきたし、買ってきたら?」
中多「あ…はぃ」
八幡「…」
中多「じゃあ…」
八幡「お、おう、ぞれじゃあ」
中多「…」
八幡「…」
八幡(なんだったのよ、一体)
八幡(いや、礼言われたらこっちも悪い気しないが、あんなに緊張するくらいなら最後までスルーすればいいのに)
八幡(…っと、俺も買わないと)
八幡「あの…」
おばちゃん「あっ、ごめんねー、さっきの子で売り切れだよー」
八幡(なん…だと?)
おばちゃん「今日は普通にランチメニューから選んだらどうだい?」
八幡「あぁ。いや、席も空きがないんで」
八幡(というか、こんなとこで一人で食えないでしょ、なんだって周りがギャーギャーうるさい中一人で黙々と飯食わ
なきゃいけないの、…つーか、300円じゃ無理)
おばちゃん「そうかい?ごめんねー」
八幡「いえ、では」
八幡「…」
八幡(食えない時って、なぜかいつもの倍腹減るよな、ふざけ倒せよ)
中多「あ…あの」
八幡「…はい?」
中多「えーっと…」
八幡「…あ、あのさ」
中多「…?」
八幡「別に、無理して話しかけなくていいよ」
中多「あ…ぅ…」
八幡「まぁ、それじゃ」
中多「…」
八幡「…」
八幡(よくわからん子だ、しかし育ちは良さそうだな、色んな意味で)
八幡「…」
美也「あれ、お兄ちゃん?」
八幡「…?おう、美也か」
美也「なにしてんの?」
八幡「パン買いに来たんだがな、売り切れてた」
美也「あれ、弁当は?」
八幡「俺の分はいっつもないんだ」
美也「え?なんで?」
八幡「わからん、かーちゃんに聞け」
美也「ふぅーん、って、お兄ちゃんと話してる場合じゃなかった」
八幡「そうかい」
美也「じゃあね」
八幡「んー」
美也「…っとぉ…あ!紗江ちゃんいたー!」
中多「あ、美也ちゃん」
美也「お昼買えたー?」
八幡(しょうがない、飲みもんで我慢するか)
八幡「…あ、あのさ」
中多「…?」
八幡「別に、無理して話しかけなくていいよ」
中多「あ…ぅ…」
八幡「まぁ、それじゃ」
中多「…」
八幡「…」
八幡(よくわからん子だ、しかし育ちは良さそうだな、色んな意味で)
八幡「…」
美也「あれ、お兄ちゃん?」
八幡「…?おう、美也か」
美也「なにしてんの?」
八幡「パン買いに来たんだがな、売り切れてた」
美也「あれ、弁当は?」
八幡「俺の分はいっつもないんだ」
美也「え?なんで?」
八幡「わからん、かーちゃんに聞け」
美也「ふぅーん、って、お兄ちゃんと話してる場合じゃなかった」
八幡「そうかい」
美也「じゃあね」
八幡「んー」
美也「…っとぉ…あ!紗江ちゃんいたー!」
中多「あ、美也ちゃん」
美也「お昼買えたー?」
八幡(しょうがない、飲みもんで我慢するか)
―夜―
八幡「…ごっそうさん」
美也「あれ?随分少ないね、お腹減ってたんじゃないの?」
八幡「いや、さっきまでは空いてたんだがな」
八幡(昼間あんだけ腹減ってたのに、いざ食べるってなると全然食う気にならないんだよなぁ、人体の不思議だ)
美也「変なにぃに」
八幡「そうかよ」
美也「…あ、そういえば」
八幡「なに、学校でもにぃにって呼ぶ気になったの」
美也「違うよっ!今日の昼紗江ちゃんといたでしょ」
八幡「え?そうなの?」
美也「みゃーが聞いてるんだよっ!」
八幡「えーっと…」
八幡(…って、考えるまでもなくあの子だろうな、つーか、昼だけじゃなくて今日通して話したのあの子だけだし)
八幡「まぁいたな、それがどうした」
美也「ううん、朝話してた車の子、あの子が紗江ちゃんなんだよー」
八幡「へー」
美也「それよりにぃに」
八幡「なんだよ」
美也「紗江ちゃんに何したの」
八幡「はぁ?」
美也「とぼけても美也にはわかるよ、紗江ちゃんなんか変な感じだったし、にぃにがみゃーのお兄ちゃんか聞かれたし」
八幡「いや、別になんもないけど」
美也「えー?絶対嘘だよー」
八幡「嘘も何も、ただこんにちわって言っただけだし」
八幡(あれ、これって会話と言わないんじゃ…はい、今日も平常運行で比企谷八幡がお送りしました)
美也「え、にぃにが知らない女の子と挨拶…」
八幡「あー、いや、実は知らないわけではなかったんだ」
美也「ん?どういうこと?」
八幡「…ごっそうさん」
美也「あれ?随分少ないね、お腹減ってたんじゃないの?」
八幡「いや、さっきまでは空いてたんだがな」
八幡(昼間あんだけ腹減ってたのに、いざ食べるってなると全然食う気にならないんだよなぁ、人体の不思議だ)
美也「変なにぃに」
八幡「そうかよ」
美也「…あ、そういえば」
八幡「なに、学校でもにぃにって呼ぶ気になったの」
美也「違うよっ!今日の昼紗江ちゃんといたでしょ」
八幡「え?そうなの?」
美也「みゃーが聞いてるんだよっ!」
八幡「えーっと…」
八幡(…って、考えるまでもなくあの子だろうな、つーか、昼だけじゃなくて今日通して話したのあの子だけだし)
八幡「まぁいたな、それがどうした」
美也「ううん、朝話してた車の子、あの子が紗江ちゃんなんだよー」
八幡「へー」
美也「それよりにぃに」
八幡「なんだよ」
美也「紗江ちゃんに何したの」
八幡「はぁ?」
美也「とぼけても美也にはわかるよ、紗江ちゃんなんか変な感じだったし、にぃにがみゃーのお兄ちゃんか聞かれたし」
八幡「いや、別になんもないけど」
美也「えー?絶対嘘だよー」
八幡「嘘も何も、ただこんにちわって言っただけだし」
八幡(あれ、これって会話と言わないんじゃ…はい、今日も平常運行で比企谷八幡がお送りしました)
美也「え、にぃにが知らない女の子と挨拶…」
八幡「あー、いや、実は知らないわけではなかったんだ」
美也「ん?どういうこと?」
/. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :`ヽ
/. : : : : //.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ハ: : : : : : : :',
.:/__/. : :/ :/.:\/ :/.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :`7. : : .:.:i:,イ:.:/i`X´/ :// |.:|:.: :i : : 、i この感じ、比企谷くんね
/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ / !_厶: :|: : : :
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ` ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ
. :{{ ゝ|: : : l| ー ' 丁下ヌイ.: :/!:/ __人,、__________
: :ヾ、 ヽ|: : : l| 弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : :`ー‐|: : : l| ' {:.|
:.:.: : :.:/ :|: : l: | _ } |
: : / /. : |: : l: | ´’ 人|
: / / : : ;|: : l: |> . イ: i: |
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 ̄` ̄ .!: : !:.| /.: : : : : ://. : :|: :li:.|
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/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ / !_厶: :|: : : :
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ` ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ
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: :ヾ、 ヽ|: : : l| 弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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:.:.: : :.:/ :|: : l: | _ } |
: : / /. : |: : l: | ´’ 人|
: / / : : ;|: : l: |> . イ: i: |
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 ̄` ̄ .!: : !:.| /.: : : : : ://. : :|: :li:.|
ヒッキィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!
八幡「なんか、ちょっと前にパン売った」
美也「はぁ?ますます意味がわかんないよ」
八幡「俺が買ったパンが最後で、なんか捨てられた子犬みたいな目で見られたから、一つな」
美也「へぇ~、にぃに、やるねっ」
八幡「だろ?そう思ったら明日から俺の弁当作ってくれ、そんな苦労しなくて済む」
美也「もう、あんなかわいい子と話せたんだからよかったでしょ?」
八幡「それで腹が膨れればな」
美也「もう、にぃには…」
八幡「んだよ」
美也「ううん、にぃにっぽいなーって」
八幡「そうか」
美也「でも紗江ちゃんすごいよねー」
八幡「あ?あぁ、金持ちなんだっけか、…というか、そんな金持ちなのになんでやっすいパン狙ってんだよ、普通に
学食でいいだろうに」
美也「それはね、紗江ちゃんは甘いものが好きなんだよ」
八幡「あっそ、大変だな」
八幡(でもこの前あげたの、確かクロワッサンサンドだった気がするんだが、アンパンの方がよかったか)
八幡(…なんで俺がこんなこと考えてんだよ)
美也「興味なさそー…って!だから違うってば!」
八幡「美也、疲れるだろ、もう寝なさい」
美也「にぃにのせいでしょ」
八幡「…で?」
美也「あぁ、そうだよっ!あのナイスバディーだよっ!」
八幡「え?あぁ、そうね」
美也「あっ、にぃに、照れてんの~?」
八幡「なんでだよ、手にはいらん物想像する必要もないだろ」
美也「そういうものなのかなぁ~」
八幡「そうだ、それにもう会わんだろ」
美也「そうかなぁ…」
八幡「それだけか」
美也「え?あ、まぁね」
八幡「それじゃ、俺は風呂入るから」
美也「うん」
八幡「…」
八幡(まぁ、実際豊満なバストであった)
美也「はぁ?ますます意味がわかんないよ」
八幡「俺が買ったパンが最後で、なんか捨てられた子犬みたいな目で見られたから、一つな」
美也「へぇ~、にぃに、やるねっ」
八幡「だろ?そう思ったら明日から俺の弁当作ってくれ、そんな苦労しなくて済む」
美也「もう、あんなかわいい子と話せたんだからよかったでしょ?」
八幡「それで腹が膨れればな」
美也「もう、にぃには…」
八幡「んだよ」
美也「ううん、にぃにっぽいなーって」
八幡「そうか」
美也「でも紗江ちゃんすごいよねー」
八幡「あ?あぁ、金持ちなんだっけか、…というか、そんな金持ちなのになんでやっすいパン狙ってんだよ、普通に
学食でいいだろうに」
美也「それはね、紗江ちゃんは甘いものが好きなんだよ」
八幡「あっそ、大変だな」
八幡(でもこの前あげたの、確かクロワッサンサンドだった気がするんだが、アンパンの方がよかったか)
八幡(…なんで俺がこんなこと考えてんだよ)
美也「興味なさそー…って!だから違うってば!」
八幡「美也、疲れるだろ、もう寝なさい」
美也「にぃにのせいでしょ」
八幡「…で?」
美也「あぁ、そうだよっ!あのナイスバディーだよっ!」
八幡「え?あぁ、そうね」
美也「あっ、にぃに、照れてんの~?」
八幡「なんでだよ、手にはいらん物想像する必要もないだろ」
美也「そういうものなのかなぁ~」
八幡「そうだ、それにもう会わんだろ」
美也「そうかなぁ…」
八幡「それだけか」
美也「え?あ、まぁね」
八幡「それじゃ、俺は風呂入るから」
美也「うん」
八幡「…」
八幡(まぁ、実際豊満なバストであった)
―翌日―
八幡「…」
美也「あれ、どうしたの?」
八幡「…なんで今日も乗ってんだよ」
美也「にぃに、今さらなに言ってんの?もう結構来てるよ?」
八幡「まぁ、それはそうなんだが」
美也「あー、楽ちんだなー」
八幡「そうか」
八幡(俺は後ろ乗ったことないんだよ、なんせ乗せてくれる友達がいないからな)
八幡(まぁ、美也だからいいけど)
八幡(と言うか、俺以外の後ろに美也が乗るなんぞ許さん、絶対に許さんぞ)
美也「にぃに、なんか震えてない?」
八幡「え?あぁ、いや、なんでもない」
美也「…?」
八幡(おっと、想像だけでヘイトがテンションゲージぶっちぎってしまった)
八幡(これだけでこんなパワーが生まれるんだ、本当にあったら…ん?)
美也「あ、紗江ちゃんちの車だね」
八幡「そうだな」
美也「なんで止まってんだろ」
八幡「知るか」
美也「あ、紗江ちゃん降りてきた」
八幡「お前も友達と行ったほうがいいだろ、降りろ」
美也「なに言ってんの?にぃにも行くんだよ」
八幡「え?なんで」
美也「昨日もう会わないとか言ってたからみゃーはそれを打ち破りたいんだよ!」
八幡「俺はいいよ、つーか、友達の兄貴が平気面してその場にいるとかおかしいだろ」
美也「いいから!早くして!」
八幡「えぇ?だから」
美也「お兄ちゃん?」
八幡「…わかったよ」
八幡(これは腑に落ちない、つーか妹よ、お兄ちゃんちょっと怖かったよ)
八幡「…」
美也「あれ、どうしたの?」
八幡「…なんで今日も乗ってんだよ」
美也「にぃに、今さらなに言ってんの?もう結構来てるよ?」
八幡「まぁ、それはそうなんだが」
美也「あー、楽ちんだなー」
八幡「そうか」
八幡(俺は後ろ乗ったことないんだよ、なんせ乗せてくれる友達がいないからな)
八幡(まぁ、美也だからいいけど)
八幡(と言うか、俺以外の後ろに美也が乗るなんぞ許さん、絶対に許さんぞ)
美也「にぃに、なんか震えてない?」
八幡「え?あぁ、いや、なんでもない」
美也「…?」
八幡(おっと、想像だけでヘイトがテンションゲージぶっちぎってしまった)
八幡(これだけでこんなパワーが生まれるんだ、本当にあったら…ん?)
美也「あ、紗江ちゃんちの車だね」
八幡「そうだな」
美也「なんで止まってんだろ」
八幡「知るか」
美也「あ、紗江ちゃん降りてきた」
八幡「お前も友達と行ったほうがいいだろ、降りろ」
美也「なに言ってんの?にぃにも行くんだよ」
八幡「え?なんで」
美也「昨日もう会わないとか言ってたからみゃーはそれを打ち破りたいんだよ!」
八幡「俺はいいよ、つーか、友達の兄貴が平気面してその場にいるとかおかしいだろ」
美也「いいから!早くして!」
八幡「えぇ?だから」
美也「お兄ちゃん?」
八幡「…わかったよ」
八幡(これは腑に落ちない、つーか妹よ、お兄ちゃんちょっと怖かったよ)
美也「紗江ちゃーん!」
中多「あ、美也ちゃん」
美也「おはよー!今日は坂の上まで行かないの?」
中多「うん、もう道も覚えたし、一人でも行けるから」
美也「そっか、なら明日から電車?」
中多「ううん、バスかなぁ」
美也「ホント?それじゃあ明日からはバス停からみゃーと一緒に行こうねっ!」
中多「うん、ありがとう、美也ちゃん」
美也「あたりまえだよ~」
八幡「…」
八幡(俺、100%いらないよね、これ)
美也「あ、そうそう」
中多「…?」
美也「昨日の昼、紗江ちゃんウチのお兄ちゃんになにか言いたそうだったからさ」
中多「え?あ…」
八幡「…」
中多「あの…」
美也「ほらお兄ちゃん?挨拶は?」
八幡「あぁ、…おはよう」
中多「おはよう、ございます」
八幡「…うん」
美也「なんでお兄ちゃんはそうなのかなーもー…紗江ちゃん、ごめんね?」
中多「ううん、私がいけないから」
美也「あぁ!紗江ちゃんにこんなこと言わせるなんて!お兄ちゃんサイテー!」
八幡(あ、やばい、美也に嫌われちゃう)
八幡「…えーっと、なんだ」
中多「…?」
八幡「なんか言いたいことがあるなら、聞くけど」
八幡(どうした俺、マジで)
中多「あ、美也ちゃん」
美也「おはよー!今日は坂の上まで行かないの?」
中多「うん、もう道も覚えたし、一人でも行けるから」
美也「そっか、なら明日から電車?」
中多「ううん、バスかなぁ」
美也「ホント?それじゃあ明日からはバス停からみゃーと一緒に行こうねっ!」
中多「うん、ありがとう、美也ちゃん」
美也「あたりまえだよ~」
八幡「…」
八幡(俺、100%いらないよね、これ)
美也「あ、そうそう」
中多「…?」
美也「昨日の昼、紗江ちゃんウチのお兄ちゃんになにか言いたそうだったからさ」
中多「え?あ…」
八幡「…」
中多「あの…」
美也「ほらお兄ちゃん?挨拶は?」
八幡「あぁ、…おはよう」
中多「おはよう、ございます」
八幡「…うん」
美也「なんでお兄ちゃんはそうなのかなーもー…紗江ちゃん、ごめんね?」
中多「ううん、私がいけないから」
美也「あぁ!紗江ちゃんにこんなこと言わせるなんて!お兄ちゃんサイテー!」
八幡(あ、やばい、美也に嫌われちゃう)
八幡「…えーっと、なんだ」
中多「…?」
八幡「なんか言いたいことがあるなら、聞くけど」
八幡(どうした俺、マジで)
中多「あ、その」
八幡「…?」
中多「この前は、あ、ありがとうございました!」
八幡「え?いやそれ昨日聞いたけど」
中多「…ちゃんとお礼、言いたくて」
八幡「あぁ、そう」
美也「お兄ちゃん」
八幡「どういたしまして」
中多「それと…」
八幡(なに、まだなんかあんの)
中多「昨日、私がパン買っちゃって…」
八幡「え、いや、それ別にあんたが悪いわけじゃないでしょ」
中多「でも、私が先輩と話ちゃったから」
八幡「そんなことない、どうせ売れ残りだし、期待してなかった」
中多「そう…ですか」
八幡「ん」
中多「…」
八幡「…」
美也「あーっ!もうにぃに!」
八幡「なんだよ、別に今のは俺悪く無いだろ」
八幡(つーか最初から悪くない気がするんだが、と言うか呼び方)
美也「だから女の子にモテないんでしょ!?」
八幡「いや、関係…」
八幡(あるか)
美也「紗江ちゃん、こんなしょうもないお兄ちゃんだけど、よろしくしてあげてくれる?」
中多「うん、こちらこそ、最初に助けて、貰ったし…」
美也「そっかぁ!よかったねぇ、お兄ちゃん」
八幡「あ?まぁ、そうかもな」
中多「え?」
八幡「…なに」
中多「い、いえ!なにも…」
八幡「あ、そう」
美也「それじゃあ、学校いこーっ!」
八幡「したら、俺先に行くから」
美也「ダメでしょ?一緒に行くの!紗江ちゃんもいいよね?」
中多「うん、大丈夫」
八幡「…ほれ、遅れるぞ」
八幡「…?」
中多「この前は、あ、ありがとうございました!」
八幡「え?いやそれ昨日聞いたけど」
中多「…ちゃんとお礼、言いたくて」
八幡「あぁ、そう」
美也「お兄ちゃん」
八幡「どういたしまして」
中多「それと…」
八幡(なに、まだなんかあんの)
中多「昨日、私がパン買っちゃって…」
八幡「え、いや、それ別にあんたが悪いわけじゃないでしょ」
中多「でも、私が先輩と話ちゃったから」
八幡「そんなことない、どうせ売れ残りだし、期待してなかった」
中多「そう…ですか」
八幡「ん」
中多「…」
八幡「…」
美也「あーっ!もうにぃに!」
八幡「なんだよ、別に今のは俺悪く無いだろ」
八幡(つーか最初から悪くない気がするんだが、と言うか呼び方)
美也「だから女の子にモテないんでしょ!?」
八幡「いや、関係…」
八幡(あるか)
美也「紗江ちゃん、こんなしょうもないお兄ちゃんだけど、よろしくしてあげてくれる?」
中多「うん、こちらこそ、最初に助けて、貰ったし…」
美也「そっかぁ!よかったねぇ、お兄ちゃん」
八幡「あ?まぁ、そうかもな」
中多「え?」
八幡「…なに」
中多「い、いえ!なにも…」
八幡「あ、そう」
美也「それじゃあ、学校いこーっ!」
八幡「したら、俺先に行くから」
美也「ダメでしょ?一緒に行くの!紗江ちゃんもいいよね?」
中多「うん、大丈夫」
八幡「…ほれ、遅れるぞ」
休憩
出会うまでが長い
あと酉ってつけたほうがいいのかしら、なんか気取ってるみたいで嫌なんだよな
出会うまでが長い
あと酉ってつけたほうがいいのかしら、なんか気取ってるみたいで嫌なんだよな
別につけたくなきゃつけなくていいんじゃない 乗っ取りの荒らし出るとメンドクサイだけで
そうなの?それは失言だった、すいません
ただまぁ、乗っ取られてもそのほうが面白ければいいと思うし、このままで行くよ
それじゃあ、次レスから↓
ただまぁ、乗っ取られてもそのほうが面白ければいいと思うし、このままで行くよ
それじゃあ、次レスから↓
ここは乗っとり禁止だし、同じ作者だって他SSと見比べたりできるんだぜ
一応つけとかないと成り済ましもあるからなあ
常時つけなくてもいいから一応いざというときに>>1だと識別できるように鳥決めとくだけでもいいんじゃない?
常時つけなくてもいいから一応いざというときに>>1だと識別できるように鳥決めとくだけでもいいんじゃない?
―昼休み―
八幡(今日はなぜか普通にパン買えた、ラッキー)
八幡「…」
八幡(さて、いつもどおりあの場所に…」
中多「きゃっ」
八幡「うおっ、すいません…って、あら」
中多「あ、こんにちわ…」
八幡「あぁ、こんにちわ」
中多「先輩、お昼…ですか?」
八幡「え?あぁ、まぁ」
中多「…」
八幡「…それじ」
八幡(…待て、ここでなにも言わなかったらまた美也に…)
八幡「あ、アンタも、パン買いにいくの」
中多「あ…はい」
八幡「そうか」
中多「あの…!」
八幡「ん?」
中多「名前…」
八幡「なまえ?」
中多「はい…私、中多、紗江です」
八幡「あぁ、すまんな」
中多「いえ、大丈夫です」
八幡「…」
中多「…」
八幡「多分、今日はまだ残ってるんじゃないの」
中多「そうですか…」
八幡「うん、それじゃあ」
中多「はい、失礼します」
八幡「はい」
八幡(…あれ、財布)
八幡「お、おい」
八幡(…行ってしまった)
八幡「…はぁ」
八幡(届けるしかないよな…)
八幡(今日はなぜか普通にパン買えた、ラッキー)
八幡「…」
八幡(さて、いつもどおりあの場所に…」
中多「きゃっ」
八幡「うおっ、すいません…って、あら」
中多「あ、こんにちわ…」
八幡「あぁ、こんにちわ」
中多「先輩、お昼…ですか?」
八幡「え?あぁ、まぁ」
中多「…」
八幡「…それじ」
八幡(…待て、ここでなにも言わなかったらまた美也に…)
八幡「あ、アンタも、パン買いにいくの」
中多「あ…はい」
八幡「そうか」
中多「あの…!」
八幡「ん?」
中多「名前…」
八幡「なまえ?」
中多「はい…私、中多、紗江です」
八幡「あぁ、すまんな」
中多「いえ、大丈夫です」
八幡「…」
中多「…」
八幡「多分、今日はまだ残ってるんじゃないの」
中多「そうですか…」
八幡「うん、それじゃあ」
中多「はい、失礼します」
八幡「はい」
八幡(…あれ、財布)
八幡「お、おい」
八幡(…行ってしまった)
八幡「…はぁ」
八幡(届けるしかないよな…)
中多「…あれ」
八幡「な、中多」
中多「あ、先輩」
八幡「落ちたぞ」
中多「あっ…ありがとうございます」
八幡「いや、多分ぶつかった時だし、俺のせいでもあるから」
中多「いえ、そんなことは…」
八幡「…パン、あったの」
中多「いえ、もう残ってませんでした」
八幡「そうか」
中多「…」
八幡「これ」
中多「…え?」
八幡「ぶつかったのの、お詫びと言うことで」
中多「いえ!そんな」
八幡「いらないの」
中多「…」
八幡「まぁ、それならいいけ」
中多「もらいます、お金は」
八幡「いや、お詫びだから」
中多「そう…ですか」
八幡「ん、それじゃ」
中多「あ…」
八幡「…」
八幡(…なんか、自分より喋らない奴といると、なぜか話さなければいけない気がして変な気を使ってしまう)
八幡(まぁ、いいか、変な理由もこじつけられたし、一方的なら恩の押し売りみたいになるけど、お互い様ってことで)
八幡(戦後だって、ご近所同士で助けあってたらしいし、たまにはいいだろ)
八幡「…」
八幡(さて、行くか)
八幡「な、中多」
中多「あ、先輩」
八幡「落ちたぞ」
中多「あっ…ありがとうございます」
八幡「いや、多分ぶつかった時だし、俺のせいでもあるから」
中多「いえ、そんなことは…」
八幡「…パン、あったの」
中多「いえ、もう残ってませんでした」
八幡「そうか」
中多「…」
八幡「これ」
中多「…え?」
八幡「ぶつかったのの、お詫びと言うことで」
中多「いえ!そんな」
八幡「いらないの」
中多「…」
八幡「まぁ、それならいいけ」
中多「もらいます、お金は」
八幡「いや、お詫びだから」
中多「そう…ですか」
八幡「ん、それじゃ」
中多「あ…」
八幡「…」
八幡(…なんか、自分より喋らない奴といると、なぜか話さなければいけない気がして変な気を使ってしまう)
八幡(まぁ、いいか、変な理由もこじつけられたし、一方的なら恩の押し売りみたいになるけど、お互い様ってことで)
八幡(戦後だって、ご近所同士で助けあってたらしいし、たまにはいいだろ)
八幡「…」
八幡(さて、行くか)
―放課後―
八幡(ファミレスにでも行って、勉強すっか)
八幡「…」
八幡「…あ」
中多「…」
八幡(なんでこんなとこにいるの、ジョセフも砂漠の真ん中でヤシの木にあたった時こんな気持ちだったんだろうな)
八幡「よお」
中多「あ、先輩」
八幡「なんか、よく会うな」
中多「は、はい」
八幡「どうしたの、そこ、中多んちなの」
中多「い、いえ、犬が」
八幡「はい?」
中多「繋がれてない犬が居て…」
八幡(ちょっと待て、ほんとにこんな奴がいるのかよ)
八幡「別の道から行けばいいだろ」
中多「でも、ここしかわからないので…」
八幡「…どこまで行けばわかる」
中多「このさきのファミレスまで行ければ…」
八幡「あぁ、そう、じゃあこっち」
中多「…?」
八幡「通れないんだろ?案内するから、明日からその道で帰れ」
中多「は、はい、ありがとう…ございます」
八幡「べ、別にいいよ」
八幡(なんかラブコメっぽいことしてるぜ、おい)
八幡(ファミレスにでも行って、勉強すっか)
八幡「…」
八幡「…あ」
中多「…」
八幡(なんでこんなとこにいるの、ジョセフも砂漠の真ん中でヤシの木にあたった時こんな気持ちだったんだろうな)
八幡「よお」
中多「あ、先輩」
八幡「なんか、よく会うな」
中多「は、はい」
八幡「どうしたの、そこ、中多んちなの」
中多「い、いえ、犬が」
八幡「はい?」
中多「繋がれてない犬が居て…」
八幡(ちょっと待て、ほんとにこんな奴がいるのかよ)
八幡「別の道から行けばいいだろ」
中多「でも、ここしかわからないので…」
八幡「…どこまで行けばわかる」
中多「このさきのファミレスまで行ければ…」
八幡「あぁ、そう、じゃあこっち」
中多「…?」
八幡「通れないんだろ?案内するから、明日からその道で帰れ」
中多「は、はい、ありがとう…ございます」
八幡「べ、別にいいよ」
八幡(なんかラブコメっぽいことしてるぜ、おい)
八幡「…」
中多「…」
八幡(前言撤回、なんにも話すことない、これじゃあラブもコメもねぇよ)
中多「…」
八幡「あ、こっち」
中多「はい…」
八幡「…」
中多「あの、先輩」
八幡「…ん?」
中多「ありがとう、ございます」
八幡「さっきも聞いた」
中多「すいません」
八幡「いや、そういう意味じゃなくてだな」
中多「…」
八幡(ヒッジョーに気まずいよ、なんとか沈黙打破しないと)
八幡(『美也の事』 『犬の事』 『学校生活について』 …って、なんかどっかで見たことある選択肢が現れたんだが)
八幡(あー、それじゃあ)
八幡「……美也とは、いつから友達なんだ?」
中多「あ、私は夏に転校してきて、美也ちゃんはたまたま同じクラスだったんです」
八幡「ほう」
中多「それで、うまく話せない私と仲良くしてくれて、あとはもう一人逢ちゃんって言う子も、友達になってくれました」
八幡「そうか、よかったな」
中多「はい」
八幡「前の学校と、ウチじゃなんか違うとこあるか?」
中多「はい、前の学校では、アルバイトが禁止だったんです」
八幡「それで?」
中多「なので、アルバイトを初めてみたいなって、思ってます」
八幡「そうか」
中多「先輩」
八幡「…?」
中多「少し、付き合ってもらえますか?」
八幡「え?」
中多「アルバイトしてみたいんですけど、お店がなかなか見つからなくて」
八幡「探すの、手伝えってことか」
中多「はい…美也ちゃんと逢ちゃんは、今日は居なかったので、他に知ってる人が…」
八幡「…あぁ、まぁいいけど」
中多「…!本当ですか!?」
八幡「え?あぁ、おう」
中多「あのっ、それじゃあ、お願いします」
八幡「はいよ」
中多「…」
八幡(前言撤回、なんにも話すことない、これじゃあラブもコメもねぇよ)
中多「…」
八幡「あ、こっち」
中多「はい…」
八幡「…」
中多「あの、先輩」
八幡「…ん?」
中多「ありがとう、ございます」
八幡「さっきも聞いた」
中多「すいません」
八幡「いや、そういう意味じゃなくてだな」
中多「…」
八幡(ヒッジョーに気まずいよ、なんとか沈黙打破しないと)
八幡(『美也の事』 『犬の事』 『学校生活について』 …って、なんかどっかで見たことある選択肢が現れたんだが)
八幡(あー、それじゃあ)
八幡「……美也とは、いつから友達なんだ?」
中多「あ、私は夏に転校してきて、美也ちゃんはたまたま同じクラスだったんです」
八幡「ほう」
中多「それで、うまく話せない私と仲良くしてくれて、あとはもう一人逢ちゃんって言う子も、友達になってくれました」
八幡「そうか、よかったな」
中多「はい」
八幡「前の学校と、ウチじゃなんか違うとこあるか?」
中多「はい、前の学校では、アルバイトが禁止だったんです」
八幡「それで?」
中多「なので、アルバイトを初めてみたいなって、思ってます」
八幡「そうか」
中多「先輩」
八幡「…?」
中多「少し、付き合ってもらえますか?」
八幡「え?」
中多「アルバイトしてみたいんですけど、お店がなかなか見つからなくて」
八幡「探すの、手伝えってことか」
中多「はい…美也ちゃんと逢ちゃんは、今日は居なかったので、他に知ってる人が…」
八幡「…あぁ、まぁいいけど」
中多「…!本当ですか!?」
八幡「え?あぁ、おう」
中多「あのっ、それじゃあ、お願いします」
八幡「はいよ」
八幡(…で)
中多「あの、先輩は何にしますか?」
八幡「あ、いやなんでも」
中多「今日は、お昼にパンをもらったので、私が」
八幡「いや、いいよ別に」
中多「そう…ですか」
八幡「…じゃあ、コーヒー頼む」
中多「…!わかりました!」
八幡「…」
八幡(なんか、街にあったいかにもリア充向けの喫茶店に入った)
八幡(なんとなく予想はしていたが、店内は女子とカップルしかいない、なんかすっげぇ場違いな気がする)
中多「…」
八幡「…?注文しないの」
中多「あ…」
八幡「……あの、すいません」
店員「はい、ご注文ですか?」
八幡「ええ、コーヒーと…中多は?」
中多「あの、今日のケーキセットの紅茶で…」
八幡「じゃあ、それで」
店員「かしこまりましたー」
八幡「…ふぅ」
八幡(あー、怖かった)
中多「あの」
八幡「なんだ?」
中多「ありがとう、ございます」
八幡「いや、注文くらい」
八幡(つーか、お前そればっかじゃねぇか、言葉の価値さがるぞ)
中多「…ここの制服、かわいいですよね」
八幡「へ?あぁ、まぁいいんじゃないの」
中多「先輩もそう思いますか?」
八幡「まぁ、いかにも中多に似合いそうだと」
中多「あ、ありがとうございます」
八幡(またそれかよ)
中多「あの、先輩は何にしますか?」
八幡「あ、いやなんでも」
中多「今日は、お昼にパンをもらったので、私が」
八幡「いや、いいよ別に」
中多「そう…ですか」
八幡「…じゃあ、コーヒー頼む」
中多「…!わかりました!」
八幡「…」
八幡(なんか、街にあったいかにもリア充向けの喫茶店に入った)
八幡(なんとなく予想はしていたが、店内は女子とカップルしかいない、なんかすっげぇ場違いな気がする)
中多「…」
八幡「…?注文しないの」
中多「あ…」
八幡「……あの、すいません」
店員「はい、ご注文ですか?」
八幡「ええ、コーヒーと…中多は?」
中多「あの、今日のケーキセットの紅茶で…」
八幡「じゃあ、それで」
店員「かしこまりましたー」
八幡「…ふぅ」
八幡(あー、怖かった)
中多「あの」
八幡「なんだ?」
中多「ありがとう、ございます」
八幡「いや、注文くらい」
八幡(つーか、お前そればっかじゃねぇか、言葉の価値さがるぞ)
中多「…ここの制服、かわいいですよね」
八幡「へ?あぁ、まぁいいんじゃないの」
中多「先輩もそう思いますか?」
八幡「まぁ、いかにも中多に似合いそうだと」
中多「あ、ありがとうございます」
八幡(またそれかよ)
八幡「…しかし」
中多「…?」
八幡「あぁ、いや、別にそういう意味じゃないんだが」
中多「なんですか?」
八幡「そんな人見知りで、接客なんてできんのか?」
中多「あぅ…」
八幡(はは、何この子、かわいい)
八幡「責めるってわけじゃないが、接客は厳しいだろ」
中多「そう…ですよね」
八幡「…」
八幡(ちょっと、そんな顔されると困るんだが)
中多「…」
八幡「…まぁ、あれだな」
中多「なんですか?」
八幡「いや、俺の妹はあんなんだから、アイツに聞けばなんかいいアドバイスもらえるかもな」
中多「そう、ですね」
八幡「食い終わったら、ウチ来るか?美也多分いるし」
中多「…そう、ですね、お願いします」
八幡「ん、わかった」
店員「お待たせしました」
八幡「あ、ども」
中多「…ありがとう、ございます」
店員「いえいえ、それでは、ごゆっくり」
八幡「…それじゃ、いただきます」
中多「わ、私も、いただきます」
八幡「…」
中多「…あ、おいしいです」
八幡「よかったな」
中多「はいっ」
八幡「…」
八幡(ま、美也ならなんとかしてくれんだろ)
中多「…?」
八幡「あぁ、いや、別にそういう意味じゃないんだが」
中多「なんですか?」
八幡「そんな人見知りで、接客なんてできんのか?」
中多「あぅ…」
八幡(はは、何この子、かわいい)
八幡「責めるってわけじゃないが、接客は厳しいだろ」
中多「そう…ですよね」
八幡「…」
八幡(ちょっと、そんな顔されると困るんだが)
中多「…」
八幡「…まぁ、あれだな」
中多「なんですか?」
八幡「いや、俺の妹はあんなんだから、アイツに聞けばなんかいいアドバイスもらえるかもな」
中多「そう、ですね」
八幡「食い終わったら、ウチ来るか?美也多分いるし」
中多「…そう、ですね、お願いします」
八幡「ん、わかった」
店員「お待たせしました」
八幡「あ、ども」
中多「…ありがとう、ございます」
店員「いえいえ、それでは、ごゆっくり」
八幡「…それじゃ、いただきます」
中多「わ、私も、いただきます」
八幡「…」
中多「…あ、おいしいです」
八幡「よかったな」
中多「はいっ」
八幡「…」
八幡(ま、美也ならなんとかしてくれんだろ)
八幡(そう思っていた時期が、俺にもありました)
美也「ダメだね、にぃにも手伝うんだよ」
八幡「いや、だって俺に人付き合いの手伝いさせるとか、絶対におかしいだろ」
八幡(そんなん、メカ沢が機械に触ったことないのと同じレベルでおかしいわ、無理無理)
美也「だって、にぃにが言ったんでしょ?」
八幡「いや、それはそうだけどさ…」
中多「…すいません」
八幡「別に謝んなくても」
美也「みゃーはね?にぃに一人でやれって言ってるわけじゃないんだよ?手伝ってって言ってるの」
八幡「…ん」
美也「頼むよー、この通りっ!」
中多「あ…あの」
八幡「…?」
中多「お願いします、先輩」
八幡「ぐっ…」
美也「ほら、みゃーも紗江ちゃんもこんなに頼んでるんだよ?」
中多「先輩…」
八幡「……はぁ、わかったよ」
美也「ほんと!?やったね!紗江ちゃん!」
中多「う、うん、ありがとうございます、先輩っ」
八幡「あ、まぁ、別に暇だし、あんまあてにされても困るけど」
美也「美也はそのこころが嬉しいんだよ~」
八幡「そうかい」
美也「それじゃ!早速明日から特訓だね」
八幡「あぁ、まぁそうだな」
中多「よろしくおねがいします!」
八幡「よ、よろしく」
美也「…あ、いいこと思いついた」
八幡(え?)
美也「ダメだね、にぃにも手伝うんだよ」
八幡「いや、だって俺に人付き合いの手伝いさせるとか、絶対におかしいだろ」
八幡(そんなん、メカ沢が機械に触ったことないのと同じレベルでおかしいわ、無理無理)
美也「だって、にぃにが言ったんでしょ?」
八幡「いや、それはそうだけどさ…」
中多「…すいません」
八幡「別に謝んなくても」
美也「みゃーはね?にぃに一人でやれって言ってるわけじゃないんだよ?手伝ってって言ってるの」
八幡「…ん」
美也「頼むよー、この通りっ!」
中多「あ…あの」
八幡「…?」
中多「お願いします、先輩」
八幡「ぐっ…」
美也「ほら、みゃーも紗江ちゃんもこんなに頼んでるんだよ?」
中多「先輩…」
八幡「……はぁ、わかったよ」
美也「ほんと!?やったね!紗江ちゃん!」
中多「う、うん、ありがとうございます、先輩っ」
八幡「あ、まぁ、別に暇だし、あんまあてにされても困るけど」
美也「美也はそのこころが嬉しいんだよ~」
八幡「そうかい」
美也「それじゃ!早速明日から特訓だね」
八幡「あぁ、まぁそうだな」
中多「よろしくおねがいします!」
八幡「よ、よろしく」
美也「…あ、いいこと思いついた」
八幡(え?)
美也「今さぁ、学園ドラマが流行ってるでしょ?」
八幡「そうなの」
八幡(テレビ見てないからわかんないけど)
中多「あ、私も知ってるよ」
美也「ほんと?あれ面白いよねー」
中多「うん、毎週欠かさず見てるよ」
美也「今週はさー」
八幡「いや、それはあとにしろよ」
美也「あ、そうだった」
八幡「…で、それがなに」
美也「ちょうどそのドラマに出てくる女の子が紗江ちゃんに似てるんだー」
八幡「…だから?」
美也「だから紗江ちゃんはにぃにを『先生』って呼ぶといいと思うんだよね~」
八幡「…ちょっとよくわかんない」
中多「み…美也ちゃん」
美也「ほら、紗江ちゃん、試しに」
中多「う…」
八幡「…」
中多「せ…先生」
八幡「ぐふぉっ…」
八幡(なんだ…この、破壊力は…というか中多、なんで普通に呼ぶんだよ)
美也「にぃに?」
中多「先生?どうしたんですか?」
八幡「あ、いや、なんでもない、そして中多、その呼び方は」
美也「じゃあ決定ねっ、にぃには紗江ちゃんのこと呼び捨てにしなきゃダメだよ?」
八幡「それはマジで勘弁してください」
美也「えー!」
八幡「いや、だって教師が生徒の名前呼んだら訴えられたみたいなニュースあったろ、だから」
美也「でもさぁ」
中多「美也ちゃん、大丈夫だから…」
美也「そう?ごめんね?にぃにがヘタレで」
中多「ううん」
八幡(それをやめさせる気があるなら、呼ぼ方も変えようや)
八幡「そうなの」
八幡(テレビ見てないからわかんないけど)
中多「あ、私も知ってるよ」
美也「ほんと?あれ面白いよねー」
中多「うん、毎週欠かさず見てるよ」
美也「今週はさー」
八幡「いや、それはあとにしろよ」
美也「あ、そうだった」
八幡「…で、それがなに」
美也「ちょうどそのドラマに出てくる女の子が紗江ちゃんに似てるんだー」
八幡「…だから?」
美也「だから紗江ちゃんはにぃにを『先生』って呼ぶといいと思うんだよね~」
八幡「…ちょっとよくわかんない」
中多「み…美也ちゃん」
美也「ほら、紗江ちゃん、試しに」
中多「う…」
八幡「…」
中多「せ…先生」
八幡「ぐふぉっ…」
八幡(なんだ…この、破壊力は…というか中多、なんで普通に呼ぶんだよ)
美也「にぃに?」
中多「先生?どうしたんですか?」
八幡「あ、いや、なんでもない、そして中多、その呼び方は」
美也「じゃあ決定ねっ、にぃには紗江ちゃんのこと呼び捨てにしなきゃダメだよ?」
八幡「それはマジで勘弁してください」
美也「えー!」
八幡「いや、だって教師が生徒の名前呼んだら訴えられたみたいなニュースあったろ、だから」
美也「でもさぁ」
中多「美也ちゃん、大丈夫だから…」
美也「そう?ごめんね?にぃにがヘタレで」
中多「ううん」
八幡(それをやめさせる気があるなら、呼ぼ方も変えようや)
今日はここまで、やっと話が始まったね
それじゃあ、見てくれた人、ありがとう、おつかれちゃーん
それじゃあ、見てくれた人、ありがとう、おつかれちゃーん
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