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    元スレミカサ「クイズエレンについての500のこと?」

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    151 :

    >>136>>144も落ち着け

    152 :

    コテ外したら?

    153 :

    まだかなー
    コーラまだかなー

    154 :

    続き頼む

    155 :

    途中までしか読んでないけどミカサが最下位っぽいことは分かる

    156 :

    続き待ってます

    157 :

    アルミン『第402問!ミカサ、アニ、サシャ、クリスタ、この中でいいお母さんになりそうなのは?』

    ミカサ「これはエレンが現状で私を妻としてどれだけ認めているかが分かる問題。ので、答えは……」

    クリスタ「そうなのかな?」ニコニコ

    ミカサ「どういうこと、クリスタ?」

    クリスタ「だって、今までの解答から考えると、エレンがミカサと答えるとは思えないよ」

    ミカサ「そんなことはない。エレンには私が必要なはず」

    クリスタ「ミカサ……本当は分かってるんでしょ?」

    ミカサ「何を?」

    クリスタ「エレンがミカサをどう思ってるかだよ」

    ミカサ「……私は何度も言ったはず。ので、クリスタの言っていることの意味が分からない」

    クリスタ「そっか。なら言っちゃうけど、エレンは確かにミカサのことを大切に思ってるよ。でも、それはあくまで家族としてで、女性的な観点からは見てないと思うの……」

    ミカサ「?」

    クリスタ「分からないふりしてもダメ。この400問の間にミカサも気づいてるはずだよ。そういう質問の時はミカサが選ばれたことはないって」

    ミカサ「そ、それは!?」

    クリスタ「ミカサ、この訓練の本質を見失わないで。今のミカサは自分の欲望を答えにしようとしただけだよ。エレンの気持ちも考えないで」

    ミカサ「ち、違う!私は……」

    クリスタ「ちゃんと現実に目を向けようよ。ねっ、ミカサ」ニコッ

    ミカサ「そんな……やはり世界は残酷……なの?」ガクッ

    クリスタ「ふふふ……」

    アニ「……以外な展開だね」

    サシャ「ですね。まさか、ミカサがクリスタに言いくるめられるなんて」

    アニ「まぁ、ミカサの自業自得でしょ」

    サシャ「クリスタをあんなにしたのはミカサですからね」

    アニ「そういうこと」

    ~解答オープン~

    ミカサ【私】

    アニ【クリスタ】

    サシャ【クリスタ】

    クリスタ【アニ】

    158 = 1 :

    クリスタ「アニとサシャは私だと思ってくれたんだ」

    サシャ「はい、クリスタは優しいのでいいお母さんになると思ったんですけど……」

    クリスタ「けど?」ニコッ

    サシャ「い、いえ!クリスタはいいお母さんになります!」

    アニ「クリスタは何で私なんだい?もしかして、嫌味のつもり?」

    クリスタ「そんなことないよ。アニって本当は優しいから、いいお母さんになりそうだなって思っただけだよ」ニコッ

    アニ「……そう」

    サシャ「今のクリスタの言葉は素直に受け止められませんね」

    アニ「まぁね……」

    ミカサ「私はエレンを信じている……私はエレンを信じている……」ブツブツ

    クリスタ「ミカサはまだ認めないんだね……」

    サシャ「何か痛々しくてミカサを見れないんですけど……」

    アニ「面倒なことになる前に、早く終わって欲しいよ……」

    159 = 1 :

    エレン『いいお母さん……か』

    アルミン『エレン……』

    エレン『そんな顔すんなって。これも訓練……』

    アルミン『違うんだ、エレン!』

    エレン『えっ?』

    アルミン『確かにこれは訓練ってことなんだけど、僕は……君に嘘をついているんだ』

    エレン『はっ?どういうことだよ、アルミン!?』

    アルミン『今は……言えない。でも、この500問の質問が終われば僕は君に全てを話し、謝罪するよ。だから、今は何も聞かずに、質問に答えて欲しい』

    エレン『……分かった。アルミンがそう言うなら、今は黙って質問にだけ答える』

    アルミン『エレン……』

    エレン『だけど、終わってたらちゃんと説明しろよ!』

    アルミン『うん、約束するよ』

    エレン『それじゃ、ええっと……いいお母さんになりそうなのはだったな?』

    アルミン『ミカサ、アニ、サシャ、クリスタの中でね』

    エレン『まぁ、その4人の中だったらミカサだろ』

    ミカサ「!?」

    アルミン『どうしてだい?』

    エレン『ミカサは家族として一緒に暮らしてた時、母さんの手伝いをよくしてたからな。イメージがしやすいんだよ』

    アルミン『なるほどね。だから、エレンの母親像と被るミカサってわけか』

    エレン『あぁ、他の3人のことは訓練兵になってからしか知らないしな』

    アルミン『共同生活とはいえ、そういった部分は見えにくいかもね』

    エレン『まぁ、ミカサはここでの生活でも、俺を必要以上に心配してくるけどな。あいつの心配性は母さん以上だよ』

    アルミン『ははは、確かにミカサのエレンへの接し方は子供を心配する母親って感じだよね』

    エレン『からかうなよ、アルミン。俺だって気にしてるんだからな』

    アルミン『ごめんごめん。でも、自分を大切に思ってくれる人がいることは幸せなことだよ』

    エレン『分かってるよ。とにかく、そんなところも含めて、ミカサは母さんと似てるんだよ。一緒にいて俺のことを気にかけて、心配して……それで、優しい感じが……』

    アルミン『いいお母さんって感じ?』

    エレン『俺の思うな。まぁ、ずっと一緒にいる俺が言うんだ、間違いないとは思うけどな』

    アルミン『ふふっ、エレンも何だかんだ言って、ミカサのことをちゃんと見てるんだね』

    エレン『そ、そんなんじゃないっての!』

    ~ミカサ正解~

    ミカサ「私はエレンを信じていた。でも、少しでも迷ってしまった自分が恥ずかしい」

    クリスタ「ち、違うよ!今のも家族としてミカサを見てただけで……」

    ミカサ「クリスタ無駄。もう、あなたの戯れ言に惑わされない。エレンは私を見ていてくれた。それが真実」

    クリスタ「で、でも……」

    ミカサ「私はエレンのそばにいたいだけ……ただ、それだけだということを再認識した。ので、もう何も迷うことはない」キリッ

    クリスタ「ぐぬぬ……次こそは……」

    サシャ「何とかミカサが復活しましたね」

    アニ「それより、このクリスタ本気でどうにかした方がいい気がしてきたよ……」

    サシャ「同感です……」

    160 = 1 :

    レスありがとうございます。

    更新遅くてすみません。
    今後は出来るだけ、早くなるように頑張ります。

    161 :

    たじろぐ闇スタがかわいい。

    162 :



    アニ、アルミンの印象でも聞いておくか

    163 :

    クリスタが付け焼き刃だからか黒くなりきれんなww

    164 :

    乙乙膝枕つきで耳掃除してもらうなら誰がいいかとか、買い物行くなら誰と~とか聞いてほしいね

    165 :

    黒スタがかわいい

    166 :

    ジャン関連のことはどっかで聞いて欲しくはあるな

    167 :

    終始ニヤニヤしてる俺きめえ

    ただサシャ好きの俺としてはサシャ関連の質問か回答欲しいな
    フェードアウトしてて泣きそうになる

    168 :

    アルミン『第452問!エレンが将来、子供につけたい名前は?』

    エレン『はぁ?んなもん、考えたことねぇよ』

    アルミン『まぁまぁ、とりあえず考えてみてよ』

    ミカサ「私とエレンの愛の結晶。きっと可愛い子……」ハァハア

    サシャ「というか、こんな問題正解出来るわけないじゃないですか!?」

    ミカサ「そんなことはない。エレンのことを理解していればどんな問題でも正解を導き出せるはず」

    サシャ「とは言っても、名前なんて男女で違いますし、選択肢もほぼ無限にありますよ……」

    ~解答オープン~

    ミカサ【ミカン】

    アニ【アレン】

    サシャ【ポテト】

    クリスタ【エレトリア】

    169 = 1 :

    サシャ「ミカサとアニは、何か欲望の垣間見える解答ですね」

    ミカサ「ミカン……私とエレンの愛の結晶に相応しい素晴らしい名前。ので、これ以外は考えられない」

    アニ「……///」

    サシャ「でも、クリスタは意外ですね。名前に欲望を込めなくていいんですか?」

    クリスタ「当たり前だよ。エレンとの大事な子供に自分の欲望を押しつけるなんて出来ないよ」

    サシャ「これまた、今のクリスタからは意外な意見です」

    クリスタ「むしろ、そんなことする人にエレンと子供を作る資格なんてないって私は思うよ」ニコッ

    ミカサ・アニ「!?」

    サシャ「……それでも、自然にエレンと自分の子供で想像してるところが怖いですよ……」

    クリスタ「サシャは、何でその名前なの?」

    サシャ「何か響きが美味しそうだからです!」

    クリスタ「美味しそうって……サシャ、子供は食べ物じゃないんだよ」

    サシャ「分かってますよ!私を何だと思ってるんですか!?」

    アニ「あんたが変なこと言うからだろ……」

    サシャ「そ、そうでしたね。ははは……」アセアセ

    170 = 1 :

    アルミン『何かいい名前は思いついたかい?』

    エレン『全然、浮かばねぇよ……』

    アルミン『ははは……この質問はやっぱ答え難かったか。とりあえず、適当でもいいから答えてよ』

    エレン『……』

    アルミン『エレン?』

    エレン『……決めた!』

    アルミン『思いついたのかい?』

    エレン『いや、そうじゃねぇんだけど、この質問の答えは決めたぜ』

    アルミン『どういうこと?』

    エレン『俺には夢がある。巨人を倒して、外の世界を自由に旅するっていうでっかい夢が。子供にも、今みたいな窮屈な世界じゃなくて、そんな自由で広い世界を生きて欲しいんだ。だから、まずは俺がその世界を手に入れてやる!そして、その自由な世界に相応しい名前を子供にはつけたいって思うんだ。だから、今の段階では質問の答えは未定だ』

    アルミン『素敵な考えだと思うよ、エレン』

    エレン『ほ、本当か!?』

    アルミン『うん、少なくとも僕はそう感じる』

    エレン『ありがとう、アルミン。まぁでも、名前は俺だけで決めるもんでもねぇしな。俺の……その……将来の奥さんとも話し合うよ……///』

    アルミン『ふふっ、そうだね、それがいいよ』

    ~全員不正解~

    4人「……」

    サシャ「これじゃ、ちゃんと考えた私たちが恥ずかしいですね。まぁ、私はそこまでないですけど……」

    アニ「……///」プルプルッ

    サシャ「あぁ、アニはやっぱり恥ずかし乙女状態ですか……」

    ミカサ「エレンの考えは理解した。ので、巨人を世界から駆逐した後に、改めてミカンと名付けよう」

    サシャ「ははは……ミカサはいつも通りですね」

    クリスタ「……///」

    サシャ「……何でクリスタが照れてるんですか?名前には欲望込めなかったでしょ?」

    クリスタ「えっ?だってエレンが将来の奥さん(クリスタ)と考えるって言うから……」

    サシャ「クリスタがミカサみたいになってますよ……」

    ミカサ「クリスタ、それはあなたの勘違い。エレンは将来の奥さん(ミカサ)と、言っていた」

    クリスタ「違うよ!将来の奥さん(クリスタ)って聞こえたもん!」

    アニ「……///」プルプルッ

    サシャ「私、何だか頭が痛くなってきましたよ……」

    171 :

    クリスタェ……

    172 :

    アニが可愛い

    173 :

    クリスタ本名使うなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    174 :

    ぶっちゃけアレンが一番いい名前な気が

    175 = 171 :

    アレンはまともな名前だからな

    176 :

    エレトリアはなんか高貴な感じだな

    177 :

    結婚相手分からない状態だとアルミンかカルラの名前からもじるのがありそう。

    178 :

    本名ばれてないからな
    クリスタ…恐ろしい子…!

    179 :

    サシャ子供食っちまうなwwww

    180 :

    アルミン『ついにここまできたね』

    エレン『あぁ、質問に答えるだけでも、500問もあると疲れるもんだな……』

    アルミン『ふふっ、でもこれで最後の質問だよ』

    エレン『よし、来い!アルミン!』

    アルミン『それじゃ、第500問!ミカサ、アニ、サシャ、クリスタこの4人の中で結婚したいのは?』

    4人「!?」

    サシャ「最後の最後でこの質問ですか……嫌な予感しかしません」

    ミカサ「なぜ?これは最後に相応しい素晴らしい問題」

    クリスタ「ミカサは自信満々だね……不正解なのに」

    ミカサ「それはどういう意味?」ゴゴゴゴ

    クリスタ「そのまんまの意味だよ」ニコッ

    ミカサ「クリスタ、あまり調子に乗らない方がいい。痛い目に遭うのはあなた」

    クリスタ「そんなことないよ。だって、私は正解するから」

    サシャ「あぁ、解答を聞く前からギスギスしてますよ……」

    アニ「……///」カキカキ

    サシャ「アニはアニで自分の世界に入り込んでますね……」

    ~解答オープン~

    ミカサ【私】

    アニ【私】

    サシャ【私】

    クリスタ【私】

    181 = 1 :

    クリスタ「サシャも、達観してたわりにはちゃっかりしてるんだね」

    サシャ「はい、一応、私も流れに乗るべきかと思いまして」

    ミカサ「みんながどう思おうが勝手。でも、エレンが私と一緒にいたがってるのは明白」

    アニ「そう思うのこそ、あんたの勝手だけど、御託は結果が出てからにすれば?」

    ミカサ「女狐……最後まで私の邪魔をするつもり?でも、私はこの問題で世界が美しいことを証明する」

    アニ「ふんっ……」

    エレン『結婚か~』

    アルミン『エレンはそういうこと考えたことないの?』

    エレン『そうだな。今はそれよりもやることがあるしな』

    アルミン『確かにそうだね。でも、将来のエレン自身の幸せのためにも一度、考えてみたら?』

    エレン『とは言っても、選択肢を絞ってんじゃねぇか』

    アルミン『ははは……まぁ、これはあくまで仮にだから、本当にこの4人の中から結婚相手を決めるわけじゃないよ』

    エレン『あぁ、何か訓練としての意図があるって言ってたな』

    アルミン『う、うん。そうなんだ。ちょうど4人は性格のタイプが違う感じだし、今までにも似たような質問があっただろう?そこら辺から考えてみてよ』

    エレン『う~ん……』

    182 = 1 :

    アルミン『エレンはそれぞれのことをどう思ってるの?』

    エレン『そうだな……まずミカサは、俺のことを一番に考えてるってのは分かる。でも、あいつはもっと自分のことも考えるべきだ。というか、正直あんなに付きまとわれると、鬱陶しい』

    ミカサ「!?」

    エレン『アニは……何考えてるのか分からないな。基本的におっかないんだけど、たまに優しかったりもするし……でも、あんま感情が表情に出ないからな。やっぱ恐いわ』

    アニ「!?」

    エレン『サシャは、食い意地が張りすぎだな。食べることは大事だと思うがあそこまでいくと、ちょっとな……』

    サシャ「!?」

    エレン『クリスタか……優しくていい奴なんだろうけど……まだ、あんまり関わったことがないから正直、分からねぇ』

    クリスタ「!?」

    アルミン『ははは……なかなか面白い評価だね……』

    エレン『そうか?でも、こうやって冷静に考えると……俺、この4人とは今のところ結婚出来ねぇよ』

    アルミン『それが、エレンの答え……でいいのかな?』

    エレン『あぁ、俺はこの4人とは結婚出来ねぇ!』

    ~全員不正解~

    4人「……」

    ミカサ「この世界はやはり残酷……そして、美し……くもない」ガクッ

    アニ「……次の対人格闘の時間が楽しみだね」ボキボキッ

    サシャ「エレン、酷いです。食べてる姿が可愛いと言っときながら……」グスン

    クリスタ「これは夢……これは夢……これは夢……」ボソボソ

    183 = 1 :

    レスありがとうございます。
    後は、エピローグ部分を更新して、終了の予定です。

    184 :

    クリスタの身長的に背が高い人と結婚すると犯罪臭がする

    185 :

    さて、クズアルミン始末しとかないとな

    186 :

    てっきり子供の名前にはカルラがくるかと思ってたけどそうでもなかったな

    187 :

    エレン終了のお知らせ

    188 :

    逆に言えば結婚無理な理由直せば……となるとクリスタ有利すぎるな

    189 :

    よく考えたらエレンもクリスタの本名知らないよな
    結局残念な人しかいねえ

    190 :

    乙、この後血の雨がふるな

    アニきゃわわ

    191 :

    ~クイズ終了~

    クリスタ「これで、エレンへの質問は終了だよね?」

    アニ「じゃない。疲れたよ、まったく……」

    サシャ「私はお腹が空きました……」

    ミカサ「この後は私たちはどうするべき?」

    アニ「さぁ。アルミンから指示があるんじゃない?」

    サシャ「そういえば、結果が1位なら夕食にお肉が出るんでした!私としたことが忘れていましたよ!」

    ミカサ「サシャ、1位は私」

    サシャ「そんなの分からないじゃないですか!?」

    クリスタ「途中から数えてなかったもんね……」

    アニ「500問もあったんだ。仕方ないよ」

    アルミン『お疲れ様、エレン』

    エレン『アルミンもな。で、これから俺はどうすればいいんだ?この訓練のことをちゃんと説明してくれるんだろ?』

    アルミン『そうだね……それじゃ、言葉で説明するよりもこっちの方が速いと思うから、ついてきてくれるかな?』

    エレン『あぁ、分かった』

    サシャ「あっ、エレンたちが席を立ちましたよ」

    クリスタ「こっちに来るのかな?」

    アニ「そうじゃない?説明するって言ってたしね」

    ミカサ「エレンに会える……」

    192 = 1 :

    ガラッ

    アルミン「ここだよ……」

    エレン「この部屋に何かあるのか?」

    ミカサ「エレン!」ダッ

    エレン「うおっ、ミカサ!?何でお前が……」

    クリスタ「エレン、お疲れ様」

    エレン「クリスタ!?それに……アニとサシャまで……」

    アニ「私がいたら、悪いのかい?」

    エレン「そんなこと言ってないだろ。あれっ?でも、この4人って……」

    アルミン「気づいたみたいだね、エレン……」

    エレン「質問によく出てた4人だよな。でも、どういうことだ?」

    アルミン「それはね、あれを見てくれないかな」

    エレン「はっ?何かあるの……か!?」

    アルミン「君がさっきまでいた場所が映っているだろ?あれは特殊な技術を用いてあそことここを繋いでいるんだ」

    エレン「えっ……」

    アルミン「つまり、さっきまでの質疑応答は全て見られていたってことさ」

    エレン「はっ?えっ……はっ!?」

    アルミン「ごめんね、エレン。如何なる質問にも冷静に答えるだけの訓練ってのは嘘だったんだ。本当はエレンとの質疑応答をクイズ形式にして、ここにいる4人がエレンが何と答えるか考えていたんだ」

    エレン「何だよそれ……それじゃ、あれも、これも……」

    アルミン「みんな聞かれてたってことになるね」

    エレン「ははは……」

    アルミン「僕も最初は初の試みで、どんな結果になるのかワクワクしてたよ。でも、直向きに質問に答えるエレンを見ていたら……罪悪感が生まれてきたんだ。一応、訓練のためとはいえ、君を騙す形になって本当にすまないと思ってる」

    エレン「……」

    アルミン「エレン?」

    エレン「……」

    ミカサ「アルミン、今は何を言っても無駄。エレンは状況を理解できずに呆けている」

    アルミン「……」

    ミカサ「ので、この間にクイズの結果を発表するべき。その後に私が責任を持ってエレンを介抱する」

    アルミン「……分かったよ。今はこの訓練を終わらせることを優先しよう。僕も正式な謝罪は後にする」

    ミカサ「それが賢明。さぁ、早く結果を!今すぐ結果を!」

    アルミン「焦らないでミカサ。それじゃ、結果を発表するよ……」

    ~正解数発表~

    ミカサ【234】

    アニ【94】

    サシャ【125】

    クリスタ【103】

    193 = 1 :

    アルミン「……という結果だよ。よかったね、ミカサ。この訓練の成績トップだよ」

    ミカサ「当然の結果。エレンのことは私が世界で一番理解している。しかし、半分も正解できなかった自分が情けない」

    クリスタ「ぐぬぬ……」

    アニ「……ふんっ」

    サシャ「あぁ……私のお肉が……」

    ミカサ「これであなたたちも理解したはず。あなたたちはエレンのことを全然知らないということを」

    クリスタ「い、今から知ってくんだよ!」

    ミカサ「その必要はない。ので、今後はエレンに近づかないで欲しい」

    アニ「何であんたがそれを決めるんだい?エレンと親しくなるかは自分で決めるよ」

    ミカサ「エレンはそんなことを望んでいないはず」

    アニ「それを決めるのはエレン自身、ミカサじゃない」

    クリスタ「そ、そうだよ!エレンは私と仲良くなりたいって言ってたし」

    ミカサ「女狐共め……成績下位分際で調子に乗らない方がいい」

    アニ・クリスタ「!?」

    クリスタ「わ、私よりアニの方が下だもん!今、エレンから一番遠いのはアニだよ」

    アニ「クリスタ……喧嘩売ってるつもりかい?」

    クリスタ「あっ、本当のことだから悔しいんだ?」ニコッ

    アニ「くっ……」プイッ

    ミカサ「私からすればどちらも同じ。ので、勝手に2人は醜い争いを続ければいい」

    サシャ「うぅ……お肉……お肉……」シクシク

    194 = 1 :

    アルミン「ははは……嫌な空気になっちゃったね」

    ミカサ「アルミン、成績最下位には懲罰があると言っていたはず。ので、この卑しい女狐を早く罰して欲しい」

    アニ「!?」

    クリスタ「そういえば、そんなこと言ってたね」

    アルミン「そうだね。最下位のアニには懲罰が課せられるよ」

    アニ「はぁ……仕方ないね。で、懲罰ってのは何なんだい?」

    アルミン「それはね……この訓練は訓練兵同士が互いを知るためのものだからさ……」

    ミカサ「アルミン、回りくどい言い方は要らない。早くこの女狐を地獄に……」

    アルミン「いや、その……だからさ……」

    ミカサ「どうしたの?」

    アルミン「この空気の中言いにくいんだけど……アニには懲罰として、問題の提供者と今後1ヶ月、殆どの行動を共にしてもらうよ」

    アニ「?」

    アルミン「つまり、アニはエレンのことを全然理解出来てなかった。だから、今後1ヶ月エレンと殆どの行動を共にすることで、エレンのことをもっと知るってのが懲罰だよ!」

    アニ「!?」

    ミカサ「アルミン!?それはおかしい!そんなことは許されない!」

    クリスタ「そ、そうだよ!そんなの……そんなのむしろご褒美だよ……」モジモジ

    アルミン「まぁ、2人の言いたいことも分かるけど、これは始めから決まってたんだ」

    ミカサ「それなら最初に言って欲しい。そうだと知っていれば私は……」

    アルミン「そうなりそうだから内容は伏せたんだよ……」

    アニ「し、仕方ないね。あんな色情魔と1ヶ月も行動を共にしないといけないとか嫌だけど、懲罰ならちゃんと受けないと///」ウキウキ

    ミカサ「アニ、そんなに嫌なら私が代わってあげよう。無理はよくない」

    アニ「白々しいよ、ミカサ。本当は代わって欲しいんでしょ?」

    ミカサ「そう。なので懲罰を代わって、アニ」

    アニ「嫌だね」ドャァ

    ミカサ「女狐ェェェ!!」ゴゴゴゴ

    クリスタ「ア、アルミン!」

    アルミン「どうしたの、クリスタ?」

    クリスタ「実は私、不正してたの。みんなの解答を何回か盗み見ちゃって……」

    アルミン「えっ?」

    クリスタ「私の正解数は不当なの。だから、本当の最下位は私。懲罰は私が受けるべきなの!」

    アルミン「えっと……はは、ははは……」

    クリスタ「アルミン、笑ってごまかさないで!私は真剣だよ!」プンプン

    アルミン「そんなこと言われてもな……」

    ミカサ「アルミン、実は私も不正をしていた。ので、懲罰は私が受けるべき」

    クリスタ「ミカサ!真似しないでよ!」

    ミカサ「真似ではない。事実を述べている」

    アニ「1ヶ月かぁ……///」ウキウキ

    サシャ「お肉……お肉……」シクシク

    アルミン「もう、誰か助けてよ……」

    195 = 1 :

    エレン「……ちく……ゃる」

    アルミン「エレン!?もう、大丈夫かい?」

    エレン「ぉ……んく……くして……」

    アルミン「エ、エレン!?」

    エレン「お前ら全員駆逐してやる!!」ギギギギ

    5人「!?」

    アルミン「エレン!?どうしたのさ!?」

    エレン「みんなで俺を辱しめやがって!全員駆逐してやるって言ってんだよ!」

    アルミン「落ち着くんだ、エレン!」

    エレン「うるせぇ!お前らが……お前らが……」ジワッ

    ミカサ「エレン……泣いてるの?」

    エレン「泣いてねぇ!」

    アルミン「エレン、今回のことは本当に悪かったって思ってる。でも、これも訓練だったんだ!」

    エレン「知らねぇよ、そんなこと!そのせいで俺はみんなの前で……前で……///」

    クリスタ「エレン」ヒョコ

    エレン「ク、クリスタ!?何だよ……」

    クリスタ「あのね……エレンは私のことギュッと抱きしめてみたいんだよね?してもいいよ……私も、エレンと仲良くなりたいし」

    エレン「う、うわぁ~~///」ダッ

    アニ「待ちな」ガバッ ギュー

    エレン「ア、アニ!?何すんだ!?いてぇよ!」

    アニ「あんたが逃げようとするからだろ?私は懲罰として、1ヶ月あんたと行動を共にしないといけないんでね。勝手なことしないでくれる?」

    エレン「知らねぇよ!離せよ、アニ!」

    アニ「そういえば、あんた私がこうやって押さえ込んでると、変な気分になるんだって?とんだ、変態だね」

    エレン「ッ!?///」ジタバタ

    アニ「ほら、どうなの?変な気分になるのかい?」ギュー

    エレン「べ、別になんねぇよ///」

    アニ「本当?」ギュー

    エレン「や、やめろよアニ!な、何か当たってるから!」

    アニ「当ててるんだよ」ニヤッ

    エレン「……///」

    アニ「やっぱり、変な気分になってるんだね。いやらしいね、あんたは」

    エレン「ッ!?///」ジタバタ

    196 = 1 :

    アニ「暴れても無駄だよ。綺麗に決まってるから力づくでは外せない」

    ミカサ「……アニ、今すぐにエレンを解放して。さもなければ削ぐ」

    アニ「解放しても削ぐつもりなんでしょ?」

    ミカサ「聞かれるまでもない。削ぐに決まっている」

    アニ「じゃあ、無理だね」ギュー

    エレン「……///」

    ミカサ「エレン……今すぐにその女を殺して、身体を引き剥がして、その汚いところから解放してあげる。だから、もう少し待ってて……」

    アニ「あんた私を何だと思っているんだい……」

    ミカサ「汚らわしい女狐に決まっている!」ダッ

    アニ「おっと!下手に動かない方がいいよ……大事なエレンを傷つけたくないのなら」ギュー

    エレン「い、いてぇよ、アニ!」ジタバタ

    ミカサ「!?」

    アニ「エレンは人質でもあるわけ。助けたかったら、大人しく指をくわえて見てな」ギュー

    エレン「……///」

    197 = 1 :

    ミカサ「くっ……女狐ェェェ!あなたは調子に乗りすぎた。私が然るべき報いを与える」

    アニ「へぇ、どうやって?」

    ミカサ「サシャ」

    サシャ「お肉……お肉……な、何ですか、ミカサ?」

    ミカサ「私の賞品である、お肉を分けてあげる。ので、エレンからアニを引き剥がすのを手伝って欲しい」

    サシャ「ほ、本当ですか!?」

    ミカサ「本当。協力してくれる?」

    サシャ「もちろんですよ!で、何をすればいいんですか?」

    ミカサ「受け身をちゃんととって」ガシッ

    サシャ「へっ?ちょっと……ミ、ミカサ!?」アセアセ

    ミカサ「ふんっ!」ブンッ

    サシャ「のあぁぁぁぁ~~!!!」ヒューン

    アニ「!?」バッ

    サシャ「ふんぎゃ!」ドテッ

    アニ「サシャを投げつけるなんて……あんた正気かい?」

    ミカサ「了承は得た。そして、エレンからアニを引き剥がすことに成功した。ので、問題ない」

    エレン「い、今だ!」ダッ

    アニ「ちっ、しまった!」

    クリスタ「エ・レ・ン」ガシッ

    エレン「うわぁ、クリスタ!?背中に飛び乗るなよ!」

    クリスタ「気にしないで。ほら、早くしないとミカサとアニが追いかけてくるよ」ギュー

    エレン「気にするっての!背中にしがみつかれたら走りにくいだろ!?」

    クリスタ「大丈夫。私、馬術は得意だから」

    エレン「俺は馬じゃねぇよ!」

    クリスタ「細かいことは気にしないの。ほら、早く走って」ギュー

    エレン「くっ、今は気にしてる暇はねぇか……」ダッ

    198 = 1 :

    ミカサ「女狐2号ォォォ……やはり、女狐を2匹同時に相手にするのは厳しい……サシャ」

    サシャ「な、何ですか?もう、投げられるのはごめんですよ」

    ミカサ「……分かった。けど、私がエレンを捕まえるまでアニが近づかないようにしていて欲しい」

    サシャ「アニを相手に私がそんなこと出来るわけ……」

    ミカサ「出来たのなら、今日のお肉は全てあなたのものになる」

    サシャ「最大限努力します!」

    ミカサ「契約成立」

    サシャ「はい!ということで、アニ、邪魔させてもらいます!」

    アニ「サシャ、私のパン1週間でどうだい?」

    サシャ「パァァァン!はっ……しかし、ミカサとお肉の契約が……」

    アニ「お肉は今日の夕飯のみ。でも、パンは1週間3食だよ」

    サシャ「それは……魅力的ですね……」

    ミカサ「サシャ」ギロッ

    サシャ「ひっ、ミカサ……し、しかし……」

    アニ「サシャ、とりあえず走りながら考えたら?このままだったら、エレンに逃げられる」ダッ

    ミカサ「ちっ、悔しいけど同感。このままだったらエレンが、クリスタに汚される」ダッ

    サシャ「わ、分かりました」ダッ

    199 = 1 :

    アルミン「ははは……みんな行っちゃった……この場から逃げても根本的な解決にはならないよエレン……」

    「アルレルト訓練兵!」

    アルミン「キース教官!」

    キース「どうだった、今回の特別訓練は?」

    アルミン「はい、やはり文献に記されてた通り、危険を含む訓練内容だったと思われます」

    キース「うむ……書庫を整理していたら、見つかった文献に、過去に採用されていた特別訓練を記したものがあったので試してみたのだが……」

    アルミン「あまりに過酷なために封印された禁断の訓練、というだけあってイェーガー含め、参加者は精神……いや、心に大なり小なり異常をきたしたようです」

    キース「今後の訓練に支障は?」

    アルミン「私とブラウス訓練兵はそこまで影響はないかと。しかし、問題提供者のイェーガー、解答者のアッカーマン、レオンハート、レンズ訓練兵は……」

    キース「そうか……」

    アルミン「今回の結果から、今後の特別訓練の施行は見送るべきかと……」

    キース「検討しておく」

    アルミン「こちらが、詳しい訓練記録を記したものです」スッ

    キース「確かに受け取った」

    アルミン「それでは私は、イェーガー、その他4人が心配なのでこれで」

    キース「うむ、ご苦労だった、アルレルト」

    アルミン「はっ、失礼致します」ダッ

    キース「……」ペラペラ

    キース(グリシャ……今日、お前の息子が……大変な目に遭ったっぽい……)

    200 = 1 :

    以上で、完結です。

    読んでくださった方、意見をくださった方、ありがとうございました。
    また、意見をくださったのに採用出来なかった方は申し訳ありませんでした。


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