元スレアリサ「会いたかったよ、当麻くん」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 1 :
~ 12時 とある高校 ~
青ピ「やっと昼休みやで」
上条「あれ? 土御門は?」
青ピ「購買に行ったんちゃう?」
上条「そういえば昨日俺の部屋に夕食を求めに来てたな」
青ピ「舞夏ちゃんも忙しいみたいやらかな。カミやんは相変わらず弁当なんやね」
上条「ああ」
上条(本当はアリサの手作り弁当だと叫びたいけど、面倒くさいことになりそうだからやめておこう)パカッ
上条「」
青ピ「な、なんやその可愛らしい弁当はっ!?」
上条「あ、えっと……」
202 = 1 :
上条(確かに可愛らしい。もの凄い可愛らしい)
青ピ「しかもタコさんウインナーも入ってるし。カミやん、どないしたん?」
上条「こ、これは……」
青ピ「いつものカミやんの弁当やない。まさか……」
上条「」ギクッ
青ピ「カミやん、乙男にっ!?」
上条「」ガクッ
青ピ「よく見るとお弁当箱にくまのパーさん描かれてるし……」
上条「……そ、そうなんだよ。上条さん、最近可愛いのにはまっててな……」
203 = 1 :
青ピ「そうなんや。まあ、趣味は人それぞれだからええんやない?」
上条「あ、あははは……」
土御門「にゃー、コッペパンが売り切れだったぜい」
青ピ「あ、土御門君。カミやんが乙男になったもうた」
土御門「カミやんが?」
上条「……」
土御門「……なるほどな」ニヤッ
上条(こいつ気付きやがったな……)
青ピ「何がなるほどなんや?」
土御門「何でもないぜい。カミやん、一口貰ってもいいかにゃー?」
上条「駄目だ!!」
土御門「ちぇ、カミやんのケチ」ニヤニヤ
204 = 1 :
~ シャットアウラの職場 ~
シャットアウラ(全員外に行ったな。よし)ガサガサ
シャットアウラ「今日は何が入っているのか楽しみだ」パカッ
シャットアウラ「ハンバーグが入ってる……」ジーン
部下「やべ、財布忘れちゃった」ガチャ
シャットアウラ「あっ……」
部下「あ、隊長。弁当だったんですね。とても可愛らしい弁当っすね」ニコッ
シャットアウラ「」
部下「意外だな。隊長がこんな可愛らしい弁当作るなんて。今度俺にも作ってくださいよ……ってのは冗談です。それじゃ」
ギー バタン
シャットアウラ「」
シャットアウラ(……み、見られてしまった……)
シャットアウラ(私のイメージが……)
205 = 1 :
~ とある高校 ~
上条(やばい。もの凄い美味しいぞ)バクバク
上条(アリサって女子力凄いな)モグモグ
青ピ「美味しそうやな……」
土御門「俺達のパンとは大違いだにゃー」
青ピ「こら、ボクのは手作りパンやで。購買で買ったパンと一緒にされるのは心外や!」
土御門「売れ残りのパンのくせによく言うぜい」
青ピ「喧嘩売ってんのかオマエ!?」
上条(これが毎日食べられるのか)ホワーン
姫神「ぬぬ」ピクッ
吹寄「どうしたの?」
姫神「彼に。新しい女の気配が」
206 = 1 :
~ 放課後 ~
上条「さて、帰るか」
土御門「カミやん、一緒に帰ろうぜい」
上条「ああ」
・
・
・
土御門「どうだ、歌姫の手作り弁当は?」テクテク
上条「最高だよ」テクテク
土御門「それはなによりだぜい。まあ、舞夏の弁当には負けると思うけどにゃー」
上条「ぬかしてろ」
土御門「それにしても本当にいい子だにゃー」
207 = 1 :
上条「アリサのことか?」
土御門「そうだにゃー。彼女でもないのに毎日お弁当を作ってくれるんだぜい?」
上条「……そうだよな。本当にアリサはいい子……って何で毎日作ってくれることまで知ってるんだ!?」
土御門「それは内緒だぜい」
上条「……まあ、いいか。お前には借りがあるからな」
土御門「借り?」
上条「アリサにID発行がされたり、奨学金が振り込まれたりされたのはお前の仕業なんだろ?」
土御門「……なんのことかにゃー?」
上条「ありがとな、土御門」
土御門「……だから俺は何も知らないぜい?」
上条「……そうか。土御門じゃなかったのか……」
土御門「そうだにゃー」
上条「それは残念だ。アリサの面倒を見てくれた恩人にすき焼きをご馳走しようと思ったんだけどな……」
208 = 1 :
土御門「……っ!?」
上条「仕方ない。上条さんとインデックスの二人で美味しく頂くしかないな……」
土御門「俺だにゃー! 全部俺の仕業ですたい!!」
上条「……素直にそう言えばいいものを……」
土御門「た、多角スパイは自分の所業を隠すもんだぜい」
上条「いやいや、今回はバレバレだったから」
土御門「ち、俺としたことが……」
上条(IDの送り主の名でばれないと思ってたのか?)
上条「それじゃシスコン軍曹、帰りにスーパー寄りたいんだが」
土御門「荷物持ちはこのシスコン軍曹に任せるんだにゃー!!」
209 = 1 :
少ないけど今回はここまで
また今度
210 :
乙。
じっくりと展開させていくね、先が気になる。
211 :
乙です。
次の投下楽しみだ。
212 :
乙
やっぱ最高だわ
213 :
乙
いいねェいいねェ最高だねェ
215 :
くっつくまでのこの空気感が最高だわ。次の更新も期待。
216 :
ホント見ててにやけてしまう
217 :
218 :
楽しみで春休みの宿題が進まない!!!!!\(^p^)/
220 = 217 :
>>219
今はサンドリヨン「だから死ぬな。私の安価のために」をやってる実はこのシリーズ2010年ぐらいからやってるかなりの長寿命シリーズだよ
221 = 217 :
やっべsageんの忘れてたすんません
222 :
この>>1・・・できるッ!
223 :
>>218
俺はこのスレとその他スレを見返しながらついさっき春休みの宿題終わったから本格的に参加してやる
224 :
映画見に行った後だと結構ほっこりする……
てか、シャットアウラさん乙女化しているだろwwwww
225 :
俺も昨日映画見てきた
やっと田舎でも公開されたww
>>223
羨ましい...
226 :
五和、アリサ、佐天が強すぎる
227 :
つづきがきになるぅぅぅ
228 :
確かに作者が二年間やっているあの人の点もあるが映画を見た後だとこれはいいもの
229 :
明日あたりに投下されるかな?
230 :
気になるな…
231 :
~ 18時上条宅 ~
禁書「すき焼き、すき焼き♪」
土御門「すき焼き、すき焼き♪」
上条「もう少しで出来るから大人しくまってろ……。げっ、豆腐買うの忘れた! コンビニ行って来るから留守番頼む!」
禁書「はーい」
土御門「了解だぜい」
・
・
・
禁書「ねぇ、もとはる」
土御門「なんだ?」
禁書「ありさに色々してくれてありがとうなんだよ」
土御門「インデックスも知ってたのかにゃー」
232 = 1 :
禁書「うん。とうまから聞いたんだよ」
土御門「お喋りな奴だぜい」
禁書「それよりもとはるは、ありさのこと知ってたんだね?」
土御門「ああ。俺も一応イギリス清教の一員だからにゃー」
禁書「とうまにも質問したんだけど、もとはるにも質問していいかな?」
土御門「俺でわかることなら答えるぜい」
禁書「ありさはもう大丈夫だよね? 魔術側から狙われることはないよね?」
土御門「……そうだにゃー。絶対とは言えないが魔術側と科学側が対立する火種にならなければ問題ないと思うぜい」
禁書「そっか」ホッ
土御門「まあ、今まで色々あったから心配するのも無理ないぜい」
233 = 1 :
禁書「うん。後ね……」
土御門「どうしたんだにゃー?」
禁書「ありさってもしかして……」
土御門「もしかして?」
禁書「……とうまのこと好きなのかな……?」
土御門「……」
禁書「この前遊んだ時から思ってたんだよ。ありさの様子がおかしいことに」
土御門「様子がおかしい?」
禁書「うん。とうまの近くにいるありさは、いつものありさじゃないんだよ」
土御門「……」
234 = 1 :
禁書「あ、別に悪い意味で言ってるわけじゃないんだよ!?」アセアセ
土御門「わかってる」
禁書「それにとうまにお弁当を作ってあげてるんだよ?」
土御門「今日の昼休み、随分美味しそうに食べていたんだにゃー」
禁書「私もありさのお弁当頂きたいんだよ……。じゃなくて統計するとね……」
土御門「そうだにゃー。鳴護アリサはカミやんのことが好きなんだろうぜい」
禁書「やっぱり!?」
土御門「カミやんは気付いてないけどにゃー」
禁書「とうまは鈍感だからね」
235 = 1 :
土御門「……それでインデックスはどうするんだ?」
禁書「私?」
土御門「」コクリ
禁書「私はありさととうまがくっついてくれたら嬉しいんだよ!!」
土御門「……嬉しい?」
禁書「うん。とうまもありさも大好きだからね。私の大好きな人同士が恋人になるなんて素敵かも」
土御門(インデックスは、カミやんに恋愛感情は抱いていなかったのかにゃー?)
禁書「……でも、とうまはどうなんだろ?」
土御門「カミやん?」
236 = 1 :
禁書「うん。ありさがとうまのことが好きでも、とうまもありさのこと好きじゃないと結ばれないんだよ?」
土御門「それはそうだにゃー」
禁書「もとはる、どうすればいいかな?」
土御門「……これは本人達に任せるしかないんじゃないかにゃー?」
禁書「私にお手伝い出来る事ない?」
土御門「気持ちはわかるがこういうのは第三者が介入しないほうがいいぜい?」
禁書「……そっか。わかったんだよ」
上条「ただいまでごんす」ガチャ
禁書「あ、おかえりなんだよ」
土御門(まあ、あんな寂しい顔をしたカミやんを見たのは初めてだったからにゃー)
土御門(脈ありっぽいがどうだかにゃー)
237 = 1 :
~ シャットアウラ宅 ~
アリサ「」ニマァー
シャットアウラ「さっきから顔が緩みすぎだ……」
アリサ「さっき当麻くんからメールが来たの」
シャットアウラ「上条当麻から?」
アリサ「お弁当美味しかった。明日もよろしくって」
シャットアウラ「なるほど。それで」
アリサ「えへへへ」
シャットアウラ(恋は病というべきか。歌手だった頃のアリサの面影が全くないな)
アリサ「明日は卵をハートマークにしちゃおうかな……。なんちゃって」ニコッ
238 = 1 :
シャットアウラ「まあ、楽しそうで何よりだ」
アリサ「うん。でも一つ困ってることがあってね……」
シャットアウラ「何か問題でも起きたのか?」
アリサ「暇な時間に曲作ってるんだけど、どうも歌詞が恋愛のしか思い浮かばなくて……」
シャットアウラ「駄目なのか?」
アリサ「うん。折角作曲出来ても歌詞が似たり寄ったりになっちゃうし」
シャットアウラ「そういうものなのか」
アリサ「ヘビメタも前ほど好きじゃなくなっちゃったし」
シャットアウラ「ヘビメタ!?」
239 = 1 :
アリサ「あれ言ってなかったっけ? 私ヘビメタ好きなんだ」
シャットアウラ「初耳だな……」
アリサ「カラオケでも歌うよ?」
シャットアウラ「想像が出来ん……」
アリサ「それじゃ今度皆でカラオケ行こうよ。シャットアウラちゃんも最近行ってないでしょ?」
シャットアウラ「皆というのは?」
アリサ「私とシャットアウラちゃんと当麻くんとインデックスちゃんの四人」
シャットアウラ「……遠慮する」
240 = 1 :
アリサ「……まだ当麻くんに会い辛いと思ってるの?」
シャットアウラ「当然だ!!」
アリサ「もうシャットアウラちゃんって結構引きずるタイプなんだね」
シャットアウラ「……」
アリサ「わかった。それじゃ二人で行こう。それならいいよね?」
シャットアウラ「……そうだな」
アリサ「約束だよ。次の休日は予定空けておいてね?」
シャットアウラ「わかった」
241 = 1 :
~ 20時半 上条宅 ~
土御門「ご馳走様でしたにゃー」
上条「おう。また明日」
禁書「もとはる、おやすみ」
土御門「おやすみだにゃー」
ギー バタン
上条「よし、インデックス風呂入ってこい」カチャ
禁書「了解なんだよ!」タタタッ
上条「さて、洗い物しないとな」
242 = 1 :
~ 翌日早朝 シャットアウラ宅前 ~
アリサ「」ソワソワ
上条「アリサ、おはよう」スタスタ
アリサ「あ、当麻くん。おはよう!」
上条「ほい、弁当箱」スッ
アリサ「はい。これ今日のお弁当」スッ
上条「ありがとう。これが学校での唯一の楽しみだよ」
アリサ「そ、そうなの?」ドキッ
上条「ああ。それにしてもアリサって料理上手なんだな」
アリサ「そんなことないよ。一人暮らしが長かったから」
上条「それは上条さんも一緒だ。でもアリサの方が全然美味しいし」
243 :
アリサスレが同時に二つ更新とか俺得
244 = 1 :
アリサ「褒めすぎだよ///」
上条「上条さんは事実を言ってるまでですよ」
アリサ「あ、ありがとう」
アリサ(嬉しすぎて死んじゃいそう!!)プルプル
上条「それじゃいってくる」
アリサ「……う、うん。いってらっしゃい!」
上条「……」
アリサ「……どうしたの?」
上条「いや、昨日も思ったんだけどさ」
245 = 1 :
アリサ「……ん?」
上条「結婚生活ってこんな感じなのかな、って」
アリサ「は、はひっ!?」
上条「奥さんが手作り弁当作ってくれて、見送ってくれる的な!」
アリサ(け、けけけけけ結婚っ!?)
上条(……あれ? 俺何を言ってんだ……)ハッ
アリサ(当麻くんと私が結婚っ!?)
上条(やってしまった。こんなこと言ったらアリサが困って……)
アリサ(って何を考えてるの私は!!)ワシワシ
上条(……相当テンパってらっしゃる)
246 = 1 :
上条「あ、えっと変なこと言ってごめんな」
アリサ「う、ううん!!」
上条「それじゃ行ってきます」スタスタ
アリサ「い、いいいってらっしゃい、あなた」
上条「…………へ?」クルリ
アリサ「」
アリサ(ん~~~~~~!?)
アリサ(って私は何を言ってるのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!)
上条「え、えっと……」
247 = 243 :
ニヤニヤが止まらない
248 = 1 :
上条(今、あなたって言われたよな? あなたって……)ドクン
上条(な、何俺は鼓動が早くなってんだ!?)ドキドキ
上条(変なこと言った俺のノリに乗ってくれただけだろ! 落ち着け上条当麻!!)
アリサ「と、当麻くん……その……」
上条(ここはちゃんと返さないと。上条さんのコミュニケーション能力が試されているぞ!!)
上条「いってくるよ、お前」
アリサ「」
上条「それじゃ!」タタタッ
アリサ「」
アリサ(は、はうっ!?)ボンッ!!
アリサ(あ、朝から心臓に悪すぎるよ……)フラフラ バタリ
249 = 1 :
~ 30分後 ~
アリサ(もう……)
アリサ(当麻くんが変なこと言うから私までおかしくなっちゃったよ……)
アリサ(……ううん。当麻くんが変なこと言わなくても最近の私って……)
アリサ(下心なしで当麻くんを見られなくなってる!?)
アリサ「……はぁ、なんで当麻くんの前だと普段の私でいられなくなっちゃうんだろ……」
アリサ(まあ原因はわかってるんだけど)
アリサ「……」
アリサ(駄目。何にも手がつかないや。もう一度寝ようっと)
250 = 1 :
~ とある高校 ~
上条(はぁ、しかし朝は本当にドキマギした)
アリサ『いってらっしゃい、あなた』
上条「」ドキッ
上条(いかんいかん。あれは冗談なんだ。忘れろ上条当麻!!)
上条(……でも、アリサみたいな子にあんなこと言われたら意識しちまうよな……)
上条(ついこの間までグレムリンやら暗部やらで上条さん枯れてたからな。こんな風に女の子を意識するのって久しぶりかもしれない)
土御門「よう、カミやん」
上条「おう、土御門」
土御門「昨日はご馳走様だったぜい」
みんなの評価 : ★
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