元スレ久「私は団体戦に出たいのよ!!」京太郎「俺には関係ない」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
351 = 1 :
今日はここまでです。
353 :
おつー
てるてるかわいい
355 :
おつかれさまです
咲ちゃんはどこで彷徨ってるのかな
356 :
うむ
357 :
続きはまだかね?
358 :
現状報告
最近は仕事が忙しくて帰りが遅いので全然書けません。
運がよければ明日。明日がなければ来週の火曜か水曜あたりに投下します。
359 :
待ってるよー
361 :
いつまでも待つぜ
362 :
乙
面白いよ
363 :
今日も仕事で遅くなりましたが、
少し進んだので少量ですが投下します。
364 = 1 :
京太郎「その前に電話をしてみるか。咲ちゃんのいる場所に目立つ建物とかがあれば探しやすいしな」ピッピッピッ
照「うん」
prrrr、prrrr、prrrr、……
久「…出ないわね」
京太郎「……」
照「…何か、あったのかもしれない」
京太郎「……」
京太郎「照と竹井は学校の周囲を探してくれ。俺は中学校に行って、咲ちゃんの足取りを何とか追ってみる」
照「京太郎…」
京太郎「心配するな。俺は迷子の宮永姉妹を見つけるエキスパートだぜ」
京太郎「咲ちゃんのこともすぐに見つけてやるよ」
照「…お願い」
京太郎「任せとけ」
久「それじゃあ、宮永さん、私たちも探しに行こう」
照「ああ」
365 = 1 :
俺は自転車に乗って、中学校へ向かう。
中学校に近づくにつれて、下校中の中学生達とすれ違う。
そんな中、俺の事に気づいた中学校の時の後輩たちが声をかけてくる。
DQN中坊三年「あ、須賀先輩。ちーっす」
真面目中坊二年「お久しぶりです、須賀先輩」
普通中坊二年「どうしたんです?須賀先輩、慌ててるみたいですけど」
不良中坊三年「困り事っすか?須賀先輩」
不良中坊一年「先輩、誰っすか?この高校生」
不良中坊三年「あー、お前ら一年が知らんのは無理もないか」
不良中坊三年「去年のうちの卒業生で、中学校抗争に終止符を打ってくれた伝説の須賀京太郎先輩だ」
不良中坊一年「こ、この人が!?」
不良中坊三年「ああ。俺らや他所中の奴らに争う事の虚しさと、おもちの素晴らしさを広め、『おもちに貴賎なし』の名言を残した須賀先輩だ」
不良中坊一年「すげぇ!!伝説の先輩が目の前に…」
DQN中坊三年「二、三年の男子生徒は殆どが須賀先輩の事を慕ってるぜ」
真面目中坊二年「おもちの伝道師。それが須賀先輩だ」
京太郎「やめれ、お前ら」
366 = 1 :
普通中坊二年「それで何か探してるみたいですけど、何かあったんですか?」
京太郎「……」キョロキョロ
京太郎「お前らの中に二年の咲ちゃ…、宮永咲って子がどこに歩いていったか、わかる奴はいるか?」
DQN中坊三年「すんません。その子の事はわかんねっす」
不良中坊三年「俺らもわからないっす」
真面目中坊二年「僕も見てませんね」
普通中坊二年「俺も見てないです」
京太郎「そうか。悪かったな、手間取らせて」
不良中坊三年「いえ!!そんな事ないです」
不良中坊三年「必要なら俺ら、集められる奴ら全員集めて、宮永咲って子を探させますけど?」
京太郎「いや、いい」
京太郎(さすがにただの迷子にそこまで大事にするわけにいかないしな)
美少女二年「キョータロー先輩」
京太郎「ん?」
367 = 1 :
美少女二年「サキーなら校門を出て、真っ直ぐ歩いていくのを見たけど」
京太郎「マジか?ありがとうな!!」
美少女二年「気にしなくていいよー。キョータロー先輩」
京太郎「それじゃ、もう一っ走り行くとするか」ギコギコ
368 = 1 :
美少女二年「よくわかんないけどキョータロー先輩にかまってもらえるサキーが羨ましーな」
美少女二年「そうだ。今度、サキーに仲介してもらって、キョータロー先輩を紹介してもらおっと」
不良中坊一年(男子だけじゃなく、学校で美少女と名高い先輩にも好かれてるなんて、須賀京太郎先輩は凄すぎる!!)
369 = 1 :
今日はここまでです。
明日はもっと投下できるようにがんばります。
370 :
乙
このあwa……美少女…一体何者なんだ…?
371 :
おつー
美少女二年……一体何星なんだ……?
372 :
おつー
aw…美少女二年はだれなんだろう
373 :
乙乙
375 :
まあ分かるがwiki張らんでも…
376 :
おつおつ!
377 :
乙
京太郎wwwwww
378 :
まだかなまだかなー
380 :
面白すぎかわいすぎ
381 :
てるてる待機
382 :
マーダー
383 :
もう一か月…
384 :
まってるよー
385 :
仕事場の人数が減って気力と時間が削られた
一ヶ月もあいてしまいましたが、とりあえず少量投下します
386 = 1 :
京太郎「……」ギコギコ
京太郎「……」ギコギコ
京太郎「…咲ちゃんが真っ直ぐ歩いてるならそろそろ見えてきてもおかしくないんだが…」ギコギコ
京太郎「多分、知らない間に曲がってるんだろうなぁ」ギコギコ
京太郎「……」ギコギコ
京太郎「もう一回、携帯に電話を入れてみるか」ギコギコ
ピッピッピッ
京太郎「……」ギコギコ
prrrr、prrrr、prrrr、……
京太郎「…出ない、か」
prrrr、pi
京太郎「!!」
387 = 1 :
京太郎「もしもし?」
『……』
京太郎「咲ちゃん?」
『…もしもし』
京太郎「え?」
京太郎(女の声だけど、咲ちゃんじゃない?)
『…ああ、この携帯電話の持ち主の知り合いか?』
京太郎「…誰ですか?」
『つい先ほどこの携帯電話を拾ったんだが』
『無断で電話に出るのは良くないと思ったが、見て見ぬ振りをするのもどうかと思ってな』
京太郎「…そうですか」
388 = 1 :
京太郎(咲ちゃんも放っとけないけど、咲ちゃんの携帯電話も放っておけないな)
京太郎「えっと…、それじゃあ、その携帯電話を引き取りに行きたいんですけど」
『今からか?それまでここで待てと言うのか?私も暇じゃないんだが』
京太郎「…そうですか、すいません。それなら近くの交番に預けてもらえますか?あとで本人と一緒に取りにいきますから」
『……』
京太郎「……」
『……』
京太郎「あ、あの?」
『…悪いが、この近くに交番はない』
『時間の無駄になるが仕方ない。私はここで待っているから、取りに来ればいい』
京太郎「はあ、わかりました。ちょっと今、本人と一緒にいないから、俺が取りに行きますね」
『わかった。ここは大通り近くの商店街の北側の出口付近だ』
京太郎「ここからだと自転車で5分くらいですかね」
『そうか。なら、早く取りに来てくれ』
京太郎「わかりました。すぐに行きます」ギコギコ
pi
京太郎「それにしてもここから大通り近くの商店街って、ガラの悪い連中の溜り場が多いし、大丈夫かな…咲ちゃん」ギコギコ
389 = 1 :
京太郎「……」ギコギコ
京太郎「北側の出口付近ってあのあたりだけど、電話を拾ってくれた人がどんな人なのか聞くのを忘れてたな」キョロキョロ
京太郎「とりあえず大人っぽい女の人の声だったけど、それらしい女性はいないな」
京太郎「…もう一度、電話をしてみるか?」
???「須賀…京太郎君」
京太郎「え?」クルッ
清澄女子A「……」ジッ
京太郎(あれ?この子、うちの学校の女生徒?)
清澄女子A(偶然拾った携帯電話のお陰でまた須賀君と話が出来るとは…)ジッ
清澄女子A(電話の待ち受け画面で須賀君と仲良く写ってた女の子のツーショットを見て、思わず電話じゃ苛立ってしまったが、まだ挽回できるはず…)ジッ
清澄女子A(でも、どう話しかけたらいいんだろう?)ジッ
京太郎(なんで俺、睨まれてるんだ?)
390 = 1 :
清澄女子A(とりあえず携帯電話を返して、喋るきっかけを作る…)
清澄女子A「……」スッ
京太郎「あ、咲ちゃんの携帯電話…」
清澄女子A「…そこで拾った」
京太郎「あ、君がさっきの電話の人か。でも、なんで携帯電話の通話相手が俺だってわかったんですか?」
清澄女子A「電話の着信履歴に『京ちゃん』と書かれていて、待ち受け画面に君と女の子が写っていたからな」
清澄女子A「君の事は知っていたし、多分『京ちゃん』が須賀京太郎なのだろうとすぐにわかった」
清澄女子A(君と私は去年のインターミドルの県予選のあの日に出会っている)
清澄女子A(君は忘れているかもしれないが、私は君の事もあの日の事も鮮明に覚えている)
京太郎「俺の事を知ってるって…?」
清澄女子A「…お、同じ学校の隣のクラスの男子で、君は色々と目立っているからな。知っていても不思議はないだろう」
京太郎「え?俺、そんなに目立ってる?」
清澄女子A「うちのクラスの女子連中は一時間目の君の活躍ぶりで話題が持ちきりだったぞ」
清澄女子A(私はあまりクラスメイトと馴染めていないから、その話題に参加したくても出来なかったがな)
京太郎「そうなのか。照れるな」
清澄女子A「そ、それじゃ、携帯電話の持ち主に返しておいてくれ」
京太郎「ああ、ありがとう」
清澄女子A(ああっ、しまった!!ここで携帯電話を返してしまったら、彼との会話も終わってしまう!!)
391 = 1 :
京太郎「……」
京太郎「そういえば隣のクラスって事は君も1年生なんだな」
清澄女子A「…だったらなんだ?」
京太郎「いや、君みたいな可愛い子がいたなんて、全然気づかなくて。ははっ」
清澄女子A「…!!」
清澄女子A(可愛いって…私の事がか!?可愛いなんて初めて言われた!!)////
京太郎(あー、よくわからんが顔を真っ赤にして怒ってるっぽいな)
京太郎(見た目は大人っぽいから、同学年の照や竹井と比べると年上にしか見えないし、子供っぽく言われたのが嫌だったのか?)
京太郎「とりあえず、すまん」
清澄女子A「え?」
392 = 1 :
京太郎「……」
清澄女子A「……」
清澄女子A(とりあえず彼にとって私は知り合いの携帯電話を拾ってくれた『女生徒A』という程度の認識だから、会話が弾まないのは仕方ないか)
清澄女子A(こんな事ならもっと女子高生らしい会話を鍛えておけばよかった)
清澄女子A「じゃ、じゃあ、私は帰らせてもらうぞ」
京太郎「あ。えっと、改めて持ち主と一緒にお礼とか言いたいし、よければ名前とか聞かせてくれないか?」
清澄女子A「……」
京太郎「嫌なら無理にとはいわないけど」
清澄女子A「弘世…菫だ」
京太郎「弘世菫さんか。ありがとう、弘世さん」
菫「き、気にしなくていい」
393 :
なん…だと…?
394 = 1 :
京太郎(それにしても咲ちゃんはどこに行ったんだ?)
一太「おや、須賀君じゃないか。珍しいね、家の方向は違うのにこんな所で会うなんて」
友人A「な…、須賀の奴、弘世さんと一緒…だと?」
友人B「須賀ぁっ!!てめぇは宮永さんだけじゃ飽き足らず弘世さんにまで手ぇ出してんのかよ!?」
京太郎「は?」
友人A「この須賀野郎!!爆発しろ!!」
友人B「俺がもてないのはどう考えてもお前が悪い!!」
京太郎「何言ってんだ、お前らは」
京太郎「弘世さんは落し物を拾ってくれただけだ」
京太郎「そもそも会話したのも初めてだし、顔も名前も今日初めて知ったんだぞ」
菫「…!!」
菫(須賀君はやはり覚えてないのか?あの日の事を…)
395 = 1 :
友人A「なんだ、そういう事か」
友人B「どうも、弘世さん。俺、須賀君の親友で、友人Bっていいます。弘世さんのためなら何でもしますから」ズイッ
友人A「僕は須賀君の心の友で友人Aです。弘世さんの命令なら何でも聞きますから」ズイッ
菫「あ…、はあ」
京太郎「お前らって奴は…」
一太「……」
友人B「あれ?内木は何か言わなくていいのか?」
友人A「弘世さんと喋れる機会なんか滅多にないんだぞ」
一太「いや、だって僕、中学生以下にしか興味ないし」
京太郎「そ、そうっすか」
396 :
まさかの菫さん登場
397 = 1 :
咲「あ、京ちゃん!!」テテテッ
京太郎「って…、咲ちゃん!?」
咲「京ちゃんの学校が全然見つからないから、すっごい心配したんだよ」プクー
京太郎「…その言葉はソックリそのまま咲ちゃんに返すよ」
一太「どストライクぅっ!!」
咲「えっ!?」ビクゥッ
一太「初めまして、僕、須賀君とブラザーソウルをやってる内木一太っていいます。以後、お見知りおきを」ハァハァ
京太郎(冗談だと思ったけど、ガチでロリコンだったか…)
咲「…ぅぅっ、助けて京ちゃん…」ササッ
京太郎「悪いな、内木。咲ちゃんは人見知りだから、あんまり鼻息荒くして近寄らんでくれ」
京太郎「正直、咲ちゃんじゃなくても、今のお前は怖いから」
一太「つれない事言うなよ、ブラザー」
京太郎「誰がブラザーだ」
398 = 1 :
咲「きょ、京ちゃん。私、その、携帯電話をどこかで落としちゃったみたいで…」
京太郎「おう、それならここにある」
咲「あ。私の携帯電話!!京ちゃんが見つけてくれたの?」
咲「さすが京ちゃんだね」
京太郎「迷子のケータイを見つけたのは俺じゃねぇ。そこのお姉さんだ」
菫「……」
菫(近くで見ると小さくて可愛らしい子だな。この子は須賀君と一体、どういう関係なんだ?)
咲「あ…」
菫「あ…?」
咲「…ありがとうございます」ペコッ
菫「いや、気にしなくていい。偶然拾っただけだから」
友人A「優しい弘世さんも素敵だ」
友人B「謙虚な弘世さんも最高だ」
一太「笑顔の咲ちゃんが至高過ぎる」
京太郎「お前らって奴は…」
399 = 1 :
今日はここまでです
一応、年末にかけて暇になるらしいので近いうちに投下します
400 :
乙っす
待ち受け画面のツーショットは照とかな?
みんなの評価 : ☆
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