元スレ久「私は団体戦に出たいのよ!!」京太郎「俺には関係ない」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
おもちに憎悪するテルー
102 :
キャップキター!
小さい範囲で展開するかと思ってたけど、同学年とは絡むのか
これはゆみちんにも期待だな
104 :
キャップが清澄に転校すればいいじゃん(適当)
105 :
ワハハ・・・
106 :
清澄は照、久、みっぽ、かじゅ、外国人枠として菫が入れば完璧やね(ニッコリ)
107 :
>>104
これは……華菜ちゃんの清澄転校フラグ!
108 :
>>106
外人…枠…?
(麻雀で射殺をするような)人外枠ではなくて?
109 :
なんでや!人外枠は照がおるやろ!
111 :
戦犯枠は欲しいね、現3年生なら末原先輩か
112 = 106 :
末原戦犯は二位抜けしたやろ…!
なお、準決勝は
三年生ならちゃちゃのんもおるで
113 :
美人枠、ネタ枠、戦犯枠
三拍子揃ってる
菫さん、末原先輩どっちもいいね
114 :
現3年生枠は小鍛治健夜で決まり!
115 :
>>114
おはアラフォー
117 :
永遠の17歳、石戸霞さんもオーバーエイジ枠
118 :
>>117
むしろおもち的に本命だろ
地獄姉妹になった宮永姉妹にボコボコにされそうだが・・・
119 :
た、田中(今宮女子)と永森(東福寺)も3年ですよ…(震え)
あと、おもちの嫌いな京太郎なんていません。
120 = 1 :
俺は照を残してきた場所に戻ると、照は少し寂しそうに夕日を眺めている。
夕日の光に照らされる照の姿を見て、俺は静かに近づいて、そっと照の肩に手を置く。
急に肩に感触を感じた照はビクリと肩を震わせ、少し脅えたように振り返る。
振り返った先に俺の顔を確認すると、安心したような笑顔を浮かべた。
照「…京太郎」
京太郎「すまん。遅くなった」
照「大丈夫。京太郎は戻ってくるって言ったから、信じて待ってた」
京太郎「そ、そうか」
照「でも、30分はすぐじゃない」ムスッ
京太郎「いや、それは、うん。本当に悪かった」
京太郎「お詫びに何でもするから許してくれ」
ピクッ
照「…なんでも?」
京太郎「あ…」
京太郎「何でもって言ったけど、やっぱり…」
照「この期に及んでまた嘘をつくの?」
京太郎「うぐっ」
京太郎「わかったよ!!男、須賀京太郎に二言はない!!」
京太郎「何でも聞いてやらぁ!!」
照(…キス…してって言ったらしてくれる?)
照「……」////
照「それじゃあ…」
京太郎「な、なんだ!?」
121 :
キース!キース!
122 = 1 :
照「き…」ボソッ
京太郎「き?」
照「……」
照「…………」
照「…か、貸しにしておく」
照「す、凄い事を考えて、京太郎にやらせる…」
京太郎「凄い事って、あんまり無茶な事はやらせんなよ」
照「だ、大丈夫。これは私の覚悟の問題だから」
京太郎「覚悟が必要な事って、どんだけすげぇ事やらせる気なんだ?」
照「とにかく早く家に帰ろう。あまり遅いと家で麻雀する時間がなくなる」
京太郎「ちょ、今日、麻雀するのかよ!?」
照「京太郎が家に来るときは必ず麻雀をする。それが宮永家のルール」
京太郎「無茶苦茶なルールだな、おい」
照「気にしない」
123 :
長野出身、戒能良子(18)に期待
124 = 1 :
俺と照が照の家につく頃には少し暗くなりはじめ、時間も7時を回っていた。
今から麻雀すれば、早くても8時だ。
そうなったら、照の家で飯食わせてもらおう。
だって、俺の家はここから30分は歩くんだぜ。夜飯の時間が9時にずれ込むのは流石に勘弁してほしいからな。
照「ただいま」
咲「お姉ちゃん、お帰り」テテテテッ
京太郎「おっす、咲ちゃん」
咲「はわっ!!京ちゃん!!なんで!?」
照「麻雀をしに来てくれた」
京太郎「違うだろ」
照「違う事はない。麻雀はする」
京太郎「…とにかく入るぞ」
照「どうぞ」
咲「京ちゃん、こっちこっち!!」グイグイ
京太郎「咲ちゃんも何気に麻雀部屋に連れて行こうとしない」
125 = 1 :
照「咲、父さんは?」
咲「リビングでテレビ見てるよ」
照「夜御飯は?」
咲「お姉ちゃんが帰ってきてから、出前を頼むって言ってたよ」
照「また出前…」
咲「父さんは今日はお寿司が食べたい気分だって言ってた」
照「…そうだ。京太郎は何が食べたい?」
京太郎「俺?俺は食えるならなんでもいいよ。まあ、しいて言うなら丼物がいいかな。カツ丼とか天丼とか」
照「咲。今日はお寿司じゃなくて丼物にするから」
京太郎「え?」
咲「わかったよ、お姉ちゃん!!じゃあ私は親子丼にするね」
照「私はうな重。父さんは玉子丼でいいから」
咲「じゃあ、いつもの所に電話しておくね」
照「お願い」
京太郎(何気に親父さんの扱いが悲惨だよな、この家)
126 = 1 :
照は制服を着替えに、咲ちゃんは夜飯の出前の電話をかけに、麻雀部屋から出て行った。
俺は扉から一番遠い席に座ると、照たちと入れ替わるように照の父親が麻雀部屋に入ってきた。
照の父「おや、京太郎君。平日に来るなんて珍しいね」
京太郎「まあ、少し咲きちゃんとしたい話があったんで」
照の父「ふぅん。京太郎君は照よりも咲の方がよかったのかな?」
京太郎「言おうとしてる言葉の意図は何となくわかりますが、そういうのじゃないですよ」
照の父「なんだ、残念だね。まあ、京太郎君なら照と咲、どっちでも構わないんだが」
照の父「あ、両方は駄目だよ?倫理的に」
京太郎「喋ってる内容がおかしいですよ、親父さん」
照の父「親父さんって他人行儀な呼び方をしなくてもいいんだよ、京太郎君」
照の父「父さんとか、パパとか、娘さんを僕にくださいとか」
京太郎「何もかもおかしいです、親父さん」
127 = 1 :
照の父親とよくわからない会話をしていると、私服に着替えた照と、電話を終えた咲ちゃんが戻ってきた。
照の私服は少しサイズの大きい赤いTシャツと、ローライズの短パンジーンズ。
咲ちゃんはピンクのスウェットシャツに赤いスカート。
照「京太郎。おまたせ」
咲「京ちゃん!!今日も麻雀するの?」
京太郎「まあ、照も乗り気だし、夜御飯も食わしてくれるみたいだし、1局は打ってくよ」
咲「やった。京ちゃんと麻雀ができるよ」
照の父「父さん、見たいテレビがあるんだけど」
照「録画して見ればいい」
咲「それより麻雀しよ、麻雀」
京太郎「ん、ああ」
照の父「ぐすん」
照「さて…」
京太郎「ん?」
咲「どうしたの、お姉ちゃん?座らないと麻雀できないよ」
照「……」
照「宮永家恒例賭博麻雀大会ーっ。どんどんぱふぱふー(棒)」
京太郎「は?」
咲「え!?賭博って…ひょっとしてお小遣い賭けるの?私、それはやだよ」
照「母さんがいなくなってから金銭賭博は禁止してるので、お小遣いは賭けません」
128 = 1 :
照「賭けるのは京太郎とデートする権利です」
咲「え!?」
照の父「なん…だと!?」
京太郎「何、言ってるんだ?お前は」
照「今回の麻雀、3回の合計でトータルトップの人は京太郎とデートが出来ます」
咲「お姉ちゃん、ずるいよ!!それだといっつも1位とってるお姉ちゃんが京ちゃんとデートできるだけだよね?」
照「だったら咲も本気で来ればいい。今日はそのための麻雀だから」
咲「でも…」チラッ
京太郎「ん?」
照「大丈夫。京太郎も咲の本気を見たがってるから、問題ない」
照「いつものようなプレイだと、お姉ちゃんが京太郎とデートする。遊園地とか映画館とか行く」
京太郎「マジで何言ってるんだ、お前」
照の父「そうか。照と咲のどっちかが総合トップなら京太郎君とデートできるのか」
照の父「じゃあ、父さんが優勝したらどうなるのかな?」
照「父さんが京太郎とデートできる」
京太郎「なんてひでぇ罰ゲームだ」
照「安心していい。宮永家は京太郎の事が大好きだから。父さんも例外じゃない」
京太郎「安心できる要素は一つもない。むしろ、色んな意味で不安だ」
京太郎「あと、照のお袋さんには俺めっちゃ嫌われてるけどな」
照「それは…ごめん」
京太郎「謝らなくていいよ。気にしてないし」
照の父「そうか、京太郎君とデートか。まあ、悪くないな」
京太郎「いや、それはマジで勘弁してください」
129 = 1 :
京太郎「ていうか、俺がトータルでトップの場合はどうなるんだ?」
照「ありえないけど一応説明すると、私と咲の二人と一緒にデートが出来ます」
咲「やったね、京ちゃん」
京太郎「いや、おかしいだろ」
照の父「ああ、確かにおかしい。そこにお父さんも加えてくれないと」
照「仕方がない。京太郎がトータルトップの場合は私と咲と父さんの三人と一緒にデートが出来ます」
咲「京ちゃん、お得だね」
京太郎「あれ?これを変だと感じる俺がおかしいのか?」
照「問題ない。適当に喋ってたけど、トータルトップは私と咲のどっちかになる」
照「父さんに京太郎のデート権を手に入れることは不可能だから」
照の父「くっ、そんな親不孝な娘に育てた覚えはないのに…。父さん、悲しいなぁ」
130 = 1 :
照「とにかく、咲。本気でこないと、お姉ちゃんが許さない」
照「本気を出さなかったら、京太郎とのデートでキ…」
照(さすがに麻雀でキスまで要求するのは良くないか。それに咲も京太郎とキスするとか言い出すと、それは私が困る)
照「腕を組んでもらう」
京太郎(腕を組むって、その程度じゃ脅しにもならないだろ)
咲「そんなの駄目だよ!!それなら私も本気出すよ!!」
咲「それで、京ちゃんとデートして、膝枕してもらうもん!!」
照「咲…!!なんて恐ろしい子…」
京太郎(なんていうか微笑ましい姉妹だな、お前ら)
照の父「じゃあ、父さんが京太郎君とデートしたらカップル専用ドリンクでも一緒に飲むとしよう」
照・咲「その手があった!!父さん、ずるい!!」
京太郎(ていうか、デートもドリンクも男同士でやる事じゃねぇ)
131 = 1 :
照「それじゃあ、まず最初の半荘を始める」
京太郎「おう…。って、最初の半荘?」
照「?今日は半荘3回するから」
京太郎「半荘3回もやったら10時くらいまでは時間が掛かるだろ。さすがにそんなに遅くまで照ん家にいるのは不味いだろ!?」
照「でも、1回だけだと咲の強さをわかってもらえない」
照「10回くらいは麻雀をやりたいけど、流石に明日も学校あるからそこまでは出来ない」
照「だから、3回」
京太郎「でもなぁ…10時まわると、俺が家につくのが11時前くらいだろ?それはちょっときついんだが」
照「ならうちに泊まっていけばいい。父さんの部屋に母さんのベッドがあるから、そこを使えばいい」
京太郎「今は使ってないとはいえ、女の人のベッドで寝るのは抵抗があるな」
照の父「なんなら、父さんのベッドで一緒に寝るかい?」
京太郎「却下で。とりあえずソファで寝させてください」
咲「じゃあ、今日は咲も京ちゃんと一緒に寝る!!」
京太郎「何言ってるんだよ、咲ちゃん。それはさすがによくないだろ」
照「ああ、よくない。最初に京太郎と一緒に寝るのは、この私だから」
咲「お姉ちゃん、ずるい!!」
京太郎「お前と寝るのはもっとよくないだろ」
照の父「じゃあ、最初は父さんが一緒に寝ようじゃないか」
京太郎「とりあえず、みんな黙れな?」
132 = 1 :
京太郎「とにかく、遅くなったら泊まらせてはもらうけど、寝るのは一人で寝かせてくれ。頼むから」
照「京太郎がそういうなら仕方がない」
咲「寝る前に色々とお話したかったけど、また今度にするね」
照「そうだな」
京太郎「おう。お喋りはまた今度な」
京太郎(まあ、照や咲ちゃんに限ってエッチな事は考えてないだろうが、さすがに照や咲ちゃんに近くで寝られたら俺の方が意識するからな)
照の父「父さんは母さんと別居してから身体が疼いて仕方がないんだが…」
京太郎(そんな事言われると怖くて眠れないだろ)
京太郎「そ、それじゃあ、麻雀をはじめるとするか」
照「……」コクッ
133 = 1 :
席順は俺、照、照の親父さん、咲ちゃんという順番で席決め等は特にしない。
照と咲ちゃんが俺の隣に座ろうとするので、宮永家の麻雀では自然にこういう席順になったのだ。
照と咲ちゃん、俺と照の親父さんが入れ替わる事はあっても、照や咲ちゃんが対面にくることはまずない。
まあ、どの席に座っても勝ち負けが変わるわけじゃないので、席はどこでもいいんだけど。
最初の半荘。
照の親ではじまった東1局は普段、あまり大きい動きを見せない咲ちゃんが俺からポンした牌をさらに嶺上開花であがった。
珍しい手で上がったなと、その時は思ったが、その認識はすぐに改められることになった。
次の親は照の親父さん。
照が3順目でツモのみという手で、親を即効で流す。
照は一度上がると、その後が手がつけられない状態になる。
照は安手で上がる事が多いが、だが、その後の連荘率がとにかく高いのだ。
そして、連荘してる間は高い手で上がってくることも少なくない。
だから、照が上がると、すぐに連荘を止めないと大変な事になるのだ。
だが、ここで今までの宮永家麻雀を思い出すと、照の連荘を一番多く止めていたのは咲ちゃんだった気がする。
俺は早い手作りが上手く行かない事が多く、なきまくって最後は役なしというグダグダな展開が多いが、その中でも浮いた牌を咲ちゃんが安手であがったりするのだ。
だが、今日の照はちょっと違う。
打牌を選ぶのに慎重になってるようにも見える。
咲ちゃんが強いと言ってるのが照なのだから、それはわかる気もするんだが、今の所、俺には咲ちゃんにその片鱗は全く見えない。
134 = 1 :
咲ちゃんの親も照が8順目で立直ツモであがり、俺の親も11順目に三色ドラ1で照の親父さんを直撃。
ここまでは完全に照のペースだ。
そして、南場の照の親。
さすがに親で連荘されるのは不味いから、俺も早上がりを目指そうとするが、配牌は良くない。いや、どっちかっていうと悪い。
そして、ここで上がったのはまたしても照。
七対子ドラ2で俺を直撃。残りの点棒がやばくなってきた。親ッパネや子の倍満直撃を食らうと、その場で終了だ。
だが、そんな心配を他所に照の親を流したのは咲ちゃんだった。
嶺上開花ツモのみという安手であっさりとあがった。
次の照の親父さんの親では、珍しく俺の配牌がよく、筒子がたくさん来ていた。
なきまくって混一聴牌までもっていき、咲ちゃんがカンした事で、さらに筒子のドラが増えた。
そして、久しぶりの俺のあがり。混一役牌ドラ5の倍満である。
京太郎「おっしゃ、来たぜ、倍満!!」
照「……」
照(咲に上手くやられてしまったか…)
咲(これで京ちゃんがとぶ心配はなくなったね。父さんは…まあとばしてもいいか)
135 = 1 :
最初の半荘。今は南2局がちょうど終わったところ。
俺は点を取り戻し、30000点くらいになったが、依然トップは36000点くらいの照。
咲ちゃんは23000点程度で、照の親父さんは最下位で11000点。
そして、あと残りは咲ちゃんの親と俺の親の2回だけ。
この親番でもう一度あがれれば宮永家麻雀で俺が初トップを取れるかもしれないと思うと、俄然やる気が出てきた。
あ、照や咲ちゃんとのデートは別にしてだ。
とりあえず俺の事が眼中にない宮永家の連中に目に物見せてやるぜ。
136 = 1 :
今日も短いですがここまでです。
あと、『照の父』って打とうとしたら『照の乳』って普通に出てきた。
自分のPCは相当にヤバイ。
137 :
お疲れさまです
やっぱ咲ちゃんぐうかわ
138 :
乙
とにかく宮永父が全部持っていって困るwwwwww
さてここから咲ちゃんがどう反撃するのか期待
139 :
乙
父ちゃんその気アリかよ・・・
どうしてこうなった
140 :
(きゅふふ)
141 :
おつー
咲ちゃん可愛いよ咲ちゃん
142 = 121 :
照の父って表記だと咲ちゃんが別の家の子みたいだろ!いいかげんにしろ!
143 :
とりあえず宮永父にすべきかと
144 :
その表記が壮大な伏線である可能性が微レ存?
145 :
かつてこんな和やかな宮永家を書いたssがあっただろうか…
146 :
乙
親父ェ…
147 :
鹿児島といい、父親キャラはハッチャケる傾向にあるな……
148 :
宮永父じゃダメなんですか……(震え声)
149 :
宮永父!そういうのもあるのか……乙です
150 :
宮永父×京太郎展開を大いに期待している(ニッコリ)
みんなの評価 : ☆
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