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元スレ久「私は団体戦に出たいのよ!!」京太郎「俺には関係ない」
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照「じゃあ、麻雀でその日1位をたくさん取った部員が雀牌を掃除する人を決めるって言うのはどう?」
久「異議あり。私が1位を取れば宮永さんか須賀君の二択だけど、宮永さんか須賀君が勝った場合は私の一択になるから、私の掃除の回数が増えるわ」
京太郎「何でそうなるんだよ?俺はどっちに掃除させても構わないぞ」
久「まあ、須賀君はそうかもしれないけど…」
照「大丈夫。京太郎にえこひいきはしない」
久「本当かしら?」ニヤニヤ
照「本当」
照「だって毎日、京太郎と竹井さんの二人を交互に選ぶから」
久「へ、へえ~、宮永さんは私から毎日トップを取れるつもりなんだ?」
照「つもりじゃない。確実に取る」
久「中学でどれだけやってたかしらないけど、よほど自信があるみたいね」
照「小学校、中学校では家族麻雀以外は打ってない」
京太郎「何、言ってるんだ。俺とも打ってるだろ」
照「…京太郎はわ、私の、家族みたいなもの。だから、家族麻雀に含まれる」////
京太郎(まあ、世話の焼ける妹みたいな感じだもんな、照って)
照(…なんか違う事考えられてる気がする)
久「異議あり。私が1位を取れば宮永さんか須賀君の二択だけど、宮永さんか須賀君が勝った場合は私の一択になるから、私の掃除の回数が増えるわ」
京太郎「何でそうなるんだよ?俺はどっちに掃除させても構わないぞ」
久「まあ、須賀君はそうかもしれないけど…」
照「大丈夫。京太郎にえこひいきはしない」
久「本当かしら?」ニヤニヤ
照「本当」
照「だって毎日、京太郎と竹井さんの二人を交互に選ぶから」
久「へ、へえ~、宮永さんは私から毎日トップを取れるつもりなんだ?」
照「つもりじゃない。確実に取る」
久「中学でどれだけやってたかしらないけど、よほど自信があるみたいね」
照「小学校、中学校では家族麻雀以外は打ってない」
京太郎「何、言ってるんだ。俺とも打ってるだろ」
照「…京太郎はわ、私の、家族みたいなもの。だから、家族麻雀に含まれる」////
京太郎(まあ、世話の焼ける妹みたいな感じだもんな、照って)
照(…なんか違う事考えられてる気がする)
俺には見えないが、照と竹井の間で火花のようなものが散っているんだろう。
照も(教室の休み時間と比較して)珍しく饒舌になってるし、竹井も照に馴染んでる。
麻雀部に入部した事で色々といい兆候になってきてる気はする。
久「それじゃあ、勝負する?」
照「かまわない」
京太郎「お前ら、盛り上がるのはいいけど、まず手伝ってくれ」
久「あ…、うん」
照「……」コクッ
照も(教室の休み時間と比較して)珍しく饒舌になってるし、竹井も照に馴染んでる。
麻雀部に入部した事で色々といい兆候になってきてる気はする。
久「それじゃあ、勝負する?」
照「かまわない」
京太郎「お前ら、盛り上がるのはいいけど、まず手伝ってくれ」
久「あ…、うん」
照「……」コクッ
三人で椅子に座りながら雀牌を拭いていく。
照や竹井は慣れた手つきで雀牌をつかむが、手入れははあまり手馴れていない。
そりゃ、そうだ。
雀牌の手入れなんて、普通の人はあまりやらない。
俺は慣れてるけどな。
久「そういえばさー」キュッキュッ
京太郎「んー?」キュキュ
照「…どうした?」キュッキュッ
久「なんで、麻雀部に入る気になってくれたの?」キュッキュッ
久「宮永さんはともかく、須賀君は入部するのを嫌がってたようにも思えるんだけど?」キュッキュッ
京太郎「照の麻雀部の入部は照が決めた事。俺が入部したのは放課後が暇だったからだ」キュキュ
久「あれだけ私の事をボロクソに罵っても、暇なら入部するんだ?」キュッキュッ
京太郎「あれはお前が悪い」キュキュ
久「なんで私が悪いのよ!?」
京太郎「俺を利用して照を入部させる方向に持ってこうとしただろ?」キュキュ
久「…う」
照「…本当?」
久「……」
久「バレてたんだ…」
京太郎「普通に考えればあれだけ個人戦より団体戦って言ってた竹井が俺に興味を示すのがおかしいだろ」キュキュ
久「そうよねー。ごめんね」
照「……」ホッ
照や竹井は慣れた手つきで雀牌をつかむが、手入れははあまり手馴れていない。
そりゃ、そうだ。
雀牌の手入れなんて、普通の人はあまりやらない。
俺は慣れてるけどな。
久「そういえばさー」キュッキュッ
京太郎「んー?」キュキュ
照「…どうした?」キュッキュッ
久「なんで、麻雀部に入る気になってくれたの?」キュッキュッ
久「宮永さんはともかく、須賀君は入部するのを嫌がってたようにも思えるんだけど?」キュッキュッ
京太郎「照の麻雀部の入部は照が決めた事。俺が入部したのは放課後が暇だったからだ」キュキュ
久「あれだけ私の事をボロクソに罵っても、暇なら入部するんだ?」キュッキュッ
京太郎「あれはお前が悪い」キュキュ
久「なんで私が悪いのよ!?」
京太郎「俺を利用して照を入部させる方向に持ってこうとしただろ?」キュキュ
久「…う」
照「…本当?」
久「……」
久「バレてたんだ…」
京太郎「普通に考えればあれだけ個人戦より団体戦って言ってた竹井が俺に興味を示すのがおかしいだろ」キュキュ
久「そうよねー。ごめんね」
照「……」ホッ
京太郎「俺を利用して照を篭絡しようとしたそのやり方に腹が立ったが、あの時は俺も言い過ぎた」キュキュ
照「そうだったんだ…」
久「あー、…うん。…それは、本当にごめん」
照「いや、理由がわかれば気にしない」
照(京太郎に興味があって迫ったわけじゃないなら、全然いい)
京太郎「ところで二人とも…」キュキュ
照「なに?」
久「どうしたの?」
京太郎「手が止まってるぞ。口だけじゃなくて手も動かせ」
照「京太郎は小姑」
久「意外に細かい男ね、須賀君って」
久「そんなんじゃ宮永さんに嫌われちゃうわよ?」
照「ななな、なんで、私が!?」アセアセ
京太郎「別にどうでもいいから」キュキュ
照「よくない!京太郎に嫌われるのは困る」
京太郎「安心しろ。嫌わないから残りの雀牌も拭いてくれ」キュキュ
照「…うん」////コクッ
久(宮永さんは須賀君を完全に意識してるけど、須賀君はどうなのかしら?態度には出てないけど…)
京太郎「ほら、竹井も手を動かす」キュキュ
久「しょうがないわね」
京太郎「文句を言ってんじゃねぇ」キュキュ
照「そうだったんだ…」
久「あー、…うん。…それは、本当にごめん」
照「いや、理由がわかれば気にしない」
照(京太郎に興味があって迫ったわけじゃないなら、全然いい)
京太郎「ところで二人とも…」キュキュ
照「なに?」
久「どうしたの?」
京太郎「手が止まってるぞ。口だけじゃなくて手も動かせ」
照「京太郎は小姑」
久「意外に細かい男ね、須賀君って」
久「そんなんじゃ宮永さんに嫌われちゃうわよ?」
照「ななな、なんで、私が!?」アセアセ
京太郎「別にどうでもいいから」キュキュ
照「よくない!京太郎に嫌われるのは困る」
京太郎「安心しろ。嫌わないから残りの雀牌も拭いてくれ」キュキュ
照「…うん」////コクッ
久(宮永さんは須賀君を完全に意識してるけど、須賀君はどうなのかしら?態度には出てないけど…)
京太郎「ほら、竹井も手を動かす」キュキュ
久「しょうがないわね」
京太郎「文句を言ってんじゃねぇ」キュキュ
雀牌の手入れを終えた俺は部室を見渡し、入り口と反対側の大きな窓を開ける。
入り口の扉を開けていれば風が通り抜けて、気持ちいいんだろうな。
京太郎「へえ。ここからだといい眺めだな」
京太郎「それにベランダっぽくなってるし、雨の降ってない日は外でもくつろげるな」
久「気に入ってくれて何よりだわ」
久「これであと3人…か」
京太郎「麻雀部に入ってくれそうな奴の当てはあるのか」
久「あったらとっくの昔に入れてるけどね」
京太郎「そりゃあそうか」
久「帰宅部で麻雀やりそうな子を片っ端から勧誘した方がいいかな?」
京太郎「それは構わないが、今日みたいなやり方はするなよ」
久「わかったてるわ。須賀君にへそ曲げられたら、宮永さんにも影響が出そうだしね」
京太郎「まあ、あいつとは中学からずっと一緒だったからな」
久(んー、なんか反応が薄いなぁ。須賀君が宮永さんの事をどう思ってるのか、気になるなぁ)
入り口の扉を開けていれば風が通り抜けて、気持ちいいんだろうな。
京太郎「へえ。ここからだといい眺めだな」
京太郎「それにベランダっぽくなってるし、雨の降ってない日は外でもくつろげるな」
久「気に入ってくれて何よりだわ」
久「これであと3人…か」
京太郎「麻雀部に入ってくれそうな奴の当てはあるのか」
久「あったらとっくの昔に入れてるけどね」
京太郎「そりゃあそうか」
久「帰宅部で麻雀やりそうな子を片っ端から勧誘した方がいいかな?」
京太郎「それは構わないが、今日みたいなやり方はするなよ」
久「わかったてるわ。須賀君にへそ曲げられたら、宮永さんにも影響が出そうだしね」
京太郎「まあ、あいつとは中学からずっと一緒だったからな」
久(んー、なんか反応が薄いなぁ。須賀君が宮永さんの事をどう思ってるのか、気になるなぁ)
京太郎「とりあえず出来ればあと1人はほしいな」
久「え?足りないのは3人なんだけど?」
京太郎「そうじゃなくて」
照「あと1人いれば麻雀が打てる。三麻は全国大会で採用されていないから」
久「そういえばそうね…。このままじゃ練習も出来ないのよね」
京太郎「……」
照「……」
照「…練習だけなら、1人心当たりはある」
久「練習だけ?入部はしてくれないの?」
照「入部は無理。まだ中学2年だから」
京太郎「それって…」
照「咲なら大丈夫。私と京太郎でお願いすれば、ここにも来てくれるはず」
久「…咲、さん?」
京太郎「宮永咲。照の妹でとりあえず俺より強い事は保証できる」
照「咲は強い」
久「宮永さんの妹で、宮永咲ちゃん…か」
久「え?足りないのは3人なんだけど?」
京太郎「そうじゃなくて」
照「あと1人いれば麻雀が打てる。三麻は全国大会で採用されていないから」
久「そういえばそうね…。このままじゃ練習も出来ないのよね」
京太郎「……」
照「……」
照「…練習だけなら、1人心当たりはある」
久「練習だけ?入部はしてくれないの?」
照「入部は無理。まだ中学2年だから」
京太郎「それって…」
照「咲なら大丈夫。私と京太郎でお願いすれば、ここにも来てくれるはず」
久「…咲、さん?」
京太郎「宮永咲。照の妹でとりあえず俺より強い事は保証できる」
照「咲は強い」
久「宮永さんの妹で、宮永咲ちゃん…か」
照「今日はもう遅い。事情を説明して、咲は明日連れてくる」
京太郎「照。俺も今日はお前ん家行くわ。事情を一緒に説明した方がいいだろ」
照「……」コクッ
久「そうね、妹さんの件はお願いしていいかしら。部員探しは私が続けてやるけど、すぐに揃うわけじゃないしね」
照「……」コクッ
京太郎「照。俺も今日はお前ん家行くわ。事情を一緒に説明した方がいいだろ」
照「……」コクッ
久「そうね、妹さんの件はお願いしていいかしら。部員探しは私が続けてやるけど、すぐに揃うわけじゃないしね」
照「……」コクッ
>>68→大沼プロの複雑な多角関係……胸熱
>>57
京太郎「俺の麻雀に常識は通用しねぇ」
京太郎「俺の麻雀に常識は通用しねぇ」
>>68-69
お、男の三角関係… ま、まぁ、恋愛は人それぞれだし…(震え声)
お、男の三角関係… ま、まぁ、恋愛は人それぞれだし…(震え声)
>>71
『三元物質』で三元牌が集まるとかかな
『三元物質』で三元牌が集まるとかかな
麻雀部を後にした俺と照は照の家に向かっていた。
部活に入った事で帰宅時間が遅くなり、俺と照は珍しく帰宅中に夕日を見ることになった。
照「京太郎。夕日が綺麗」
京太郎「何言ってるんだ、照の方が綺麗だよ」
照「京太郎…そんな風に言われると…恥ずかしい」
京太郎「恥ずかしい事なんか何にもないだろ。事実なんだし」
照「京太郎…」
京太郎「照…」グイッ
照「あ…」
照(あ、あ、…京太郎の顔が近づいて、目を閉じて、…このままじゃキスされる…)ギュッ
照「……」
照「…………」
照「………………」
照(まだ?)
部活に入った事で帰宅時間が遅くなり、俺と照は珍しく帰宅中に夕日を見ることになった。
照「京太郎。夕日が綺麗」
京太郎「何言ってるんだ、照の方が綺麗だよ」
照「京太郎…そんな風に言われると…恥ずかしい」
京太郎「恥ずかしい事なんか何にもないだろ。事実なんだし」
照「京太郎…」
京太郎「照…」グイッ
照「あ…」
照(あ、あ、…京太郎の顔が近づいて、目を閉じて、…このままじゃキスされる…)ギュッ
照「……」
照「…………」
照「………………」
照(まだ?)
京太郎「照?おい、照」
照「……」
照「…は!?」
京太郎「どうしたんだ、さっきからボーっとして?」
照「……」
照「京太郎。夕日が綺麗」
京太郎「そうだな。夕日なんて久しぶりに見たよ」
京太郎「このサンライトはなんていうか、俺的に感慨深いものがあるな」
照「……」
照「…やっぱりそうだよね」ガックシ
京太郎「ん?」
照「なんでもない。京太郎はやっぱり京太郎」
京太郎「なんだそりゃ?」
照「……」
照「…は!?」
京太郎「どうしたんだ、さっきからボーっとして?」
照「……」
照「京太郎。夕日が綺麗」
京太郎「そうだな。夕日なんて久しぶりに見たよ」
京太郎「このサンライトはなんていうか、俺的に感慨深いものがあるな」
照「……」
照「…やっぱりそうだよね」ガックシ
京太郎「ん?」
照「なんでもない。京太郎はやっぱり京太郎」
京太郎「なんだそりゃ?」
京太郎「そういや、照は大会とか出るのか?」
照「人数が揃えば出られる」
京太郎「あー、そうじゃなくて、個人戦の方な」
照「…個人戦は別にどうでもいい」
京太郎「なんだ、出ないのか。照なら県大会くらいはいいとこいけそうな気もするんだけどな」
照「……」
照「京太郎が私の個人戦を見たいなら出る」
京太郎「まあ、それはお前の意志で決めろって…言いたいところだけど、俺は照がどこまでいけるのか見てみたいな」
照「だったら出る」
京太郎「正直、照はどのあたりまでなら通用すると思う?」
照「わからないけど、全国には魔物がいるという」
照「その人達次第だと思う」
照「人数が揃えば出られる」
京太郎「あー、そうじゃなくて、個人戦の方な」
照「…個人戦は別にどうでもいい」
京太郎「なんだ、出ないのか。照なら県大会くらいはいいとこいけそうな気もするんだけどな」
照「……」
照「京太郎が私の個人戦を見たいなら出る」
京太郎「まあ、それはお前の意志で決めろって…言いたいところだけど、俺は照がどこまでいけるのか見てみたいな」
照「だったら出る」
京太郎「正直、照はどのあたりまでなら通用すると思う?」
照「わからないけど、全国には魔物がいるという」
照「その人達次第だと思う」
京太郎「案外、照も魔物だったりしてな」
照「私は違う。麻雀に自信はあるが、普通に強いだけ」
京太郎「自分で強いって言っちゃうか、照は」
照「麻雀が強い人は相手を見れば、どのくらいの強さかわかるという。私も見れば相手の強さがわかる」
京太郎「マジか」
京太郎「俺は全然わからないんだが」
照「京太郎は麻雀が弱いから」クスッ
京太郎「俺の事はいいんだよ」
照「だから、私や咲が強いのも、竹井さんがそこそこ強いのもわかる」
京太郎「へえ」
照「そしてきっと県大会や全国大会は私が敵わないと思うような相手もきっといるはず」
京太郎「…そうだな」
京太郎「咲ちゃん以外に照と本気で麻雀出来る奴がいれば、きっと楽しいんだろうな」
照「でも…」
京太郎「でも?」
照「京太郎が強くなって私とずっと麻雀をやってくれれば、私はそれが一番楽しい」
京太郎「まあ、それは頑張るわ」
照「私は違う。麻雀に自信はあるが、普通に強いだけ」
京太郎「自分で強いって言っちゃうか、照は」
照「麻雀が強い人は相手を見れば、どのくらいの強さかわかるという。私も見れば相手の強さがわかる」
京太郎「マジか」
京太郎「俺は全然わからないんだが」
照「京太郎は麻雀が弱いから」クスッ
京太郎「俺の事はいいんだよ」
照「だから、私や咲が強いのも、竹井さんがそこそこ強いのもわかる」
京太郎「へえ」
照「そしてきっと県大会や全国大会は私が敵わないと思うような相手もきっといるはず」
京太郎「…そうだな」
京太郎「咲ちゃん以外に照と本気で麻雀出来る奴がいれば、きっと楽しいんだろうな」
照「でも…」
京太郎「でも?」
照「京太郎が強くなって私とずっと麻雀をやってくれれば、私はそれが一番楽しい」
京太郎「まあ、それは頑張るわ」
京太郎「ん?」
照「どうしたの?京太郎」
京太郎「俺の鞄もって、ちょっとそこで待ってろ」
照「待って、京太郎。どこに行くの?」
京太郎「いいからここで待ってろ。すぐに戻ってくるから」
照「…うん」
タタタタッ
京太郎「……」
京太郎「おい、あんた達、何やってんだ?」
照「どうしたの?京太郎」
京太郎「俺の鞄もって、ちょっとそこで待ってろ」
照「待って、京太郎。どこに行くの?」
京太郎「いいからここで待ってろ。すぐに戻ってくるから」
照「…うん」
タタタタッ
京太郎「……」
京太郎「おい、あんた達、何やってんだ?」
俺が声を掛けたのはどこかの高校の女生徒4人。
正確には1人の女生徒を囲むように立ってる3人。
風越女子A「なに、あんた?」
風越女子B「ナンパなら他所に行ってくれない」
風越女子C「でも、ちょっとイケメンっぽくない?」
美穂子「…うっ」
京太郎「とりあえずその子を掴んでる手を放してやれよ」
風越女子A「はぁ?あんたには関係ないでしょ」グイッ
美穂子「あっ!!」
風越女子B「もしかして福路の彼氏君?」
風越女子C「福路ってウザイくせに男受けは良さそうよね。まあ、ウザイ女がいいって変わり者もいるのかもね」
京太郎「その子の事は知らないけど、よってたかって集団で苛めてるんじゃねーよ」
美穂子「……」
風越女子A「知らないなら、口出してこないでよ」
風越女子B「それにこれは虐めじゃなくて、生意気な後輩への教育的指導ってやつよ」
京太郎「指導するならもうちょっと優しくやってやれよ」
風越女子C「充分優しくしてるっての」
正確には1人の女生徒を囲むように立ってる3人。
風越女子A「なに、あんた?」
風越女子B「ナンパなら他所に行ってくれない」
風越女子C「でも、ちょっとイケメンっぽくない?」
美穂子「…うっ」
京太郎「とりあえずその子を掴んでる手を放してやれよ」
風越女子A「はぁ?あんたには関係ないでしょ」グイッ
美穂子「あっ!!」
風越女子B「もしかして福路の彼氏君?」
風越女子C「福路ってウザイくせに男受けは良さそうよね。まあ、ウザイ女がいいって変わり者もいるのかもね」
京太郎「その子の事は知らないけど、よってたかって集団で苛めてるんじゃねーよ」
美穂子「……」
風越女子A「知らないなら、口出してこないでよ」
風越女子B「それにこれは虐めじゃなくて、生意気な後輩への教育的指導ってやつよ」
京太郎「指導するならもうちょっと優しくやってやれよ」
風越女子C「充分優しくしてるっての」
風越女子A「とりあえずあんた、消えてくれない?無関係なやつにうちらの指導方針に口出してほしくないんだけど」ギリギリッ
美穂子「うあっ…」
京太郎「やめろって言ってんだろ!!」ガシッ
風越女子A「はっ!!あんた、女に手を上げるつもり?」
京太郎「そうしてほしいなら、今すぐにでも殴ってやるけど?」ギリギリギリッ
風越女子A「ぎゃあっ!!う、腕が…」
京太郎「……」パッ
ドサッ
風越女子B「ちょっと、大丈夫!?」
風越女子C「うわっ、掴まれた所が真っ赤になってる…」
京太郎「次にこんな事してるの見かけたらこの程度じゃ済まさないぞ」ギロッ
風越女子A「ひいっ!!」ダダダダッ
風越女子C「あ、待ってよ!!」ダダダダッ
風越女子B「くそっ!!福路、あんた、明日も部室で待ってるからね」ダダダダッ
美穂子「……」
京太郎「……」
京太郎「大丈夫か?」
美穂子「すいません。…大丈夫です」
京太郎「なんか部活の先輩っぽかったけど、もしかして余計な事しちゃったか?」
美穂子「…いつもの事なので…も、問題…ない、です」ポロポロ
京太郎「な、おい!?なんで泣くんだよ、なんか俺、本当に不味い事やったのか!?」
美穂子「いえ、…私の事を、心配してくれる、人がいると、思ったら、…嬉しくて…」ポロポロ
京太郎「……」
美穂子「うあああああああん」ポロポロ
美穂子「うあっ…」
京太郎「やめろって言ってんだろ!!」ガシッ
風越女子A「はっ!!あんた、女に手を上げるつもり?」
京太郎「そうしてほしいなら、今すぐにでも殴ってやるけど?」ギリギリギリッ
風越女子A「ぎゃあっ!!う、腕が…」
京太郎「……」パッ
ドサッ
風越女子B「ちょっと、大丈夫!?」
風越女子C「うわっ、掴まれた所が真っ赤になってる…」
京太郎「次にこんな事してるの見かけたらこの程度じゃ済まさないぞ」ギロッ
風越女子A「ひいっ!!」ダダダダッ
風越女子C「あ、待ってよ!!」ダダダダッ
風越女子B「くそっ!!福路、あんた、明日も部室で待ってるからね」ダダダダッ
美穂子「……」
京太郎「……」
京太郎「大丈夫か?」
美穂子「すいません。…大丈夫です」
京太郎「なんか部活の先輩っぽかったけど、もしかして余計な事しちゃったか?」
美穂子「…いつもの事なので…も、問題…ない、です」ポロポロ
京太郎「な、おい!?なんで泣くんだよ、なんか俺、本当に不味い事やったのか!?」
美穂子「いえ、…私の事を、心配してくれる、人がいると、思ったら、…嬉しくて…」ポロポロ
京太郎「……」
美穂子「うあああああああん」ポロポロ
俺は見ず知らずの彼女が溜め込んできた感情を吐き出す姿を見て、思わずその小さな肩を抱き寄せた。
ビックリした彼女は俺の顔を見上げるが、俺が彼女の頭を優しく撫でると、彼女は少しの間、俺の胸の中でワンワンと泣き続けた。
しばらくすると落ち着いたのか、小さな嗚咽が途切れ、泣き止んだ。
そして、訪れた少し長い沈黙。
俺は彼女が落ち着いた事を確認すると、彼女の体をゆっくり離し、落ちている彼女の鞄を拾い上げる。
京太郎「ほらっ」
美穂子「ありがとうございます。…えっと」グスッ
京太郎「あ、俺は須賀京太郎。清澄高校の1年生だ」
京太郎(じっくり見るとこの人、かなり可愛いし、胸もでけぇな…)
美穂子「須賀京太郎さん。…私は風越女子1年の福路美穂子といいます」
京太郎「1年!?」
美穂子「はい。須賀さんと私、同じ学年なんですね」
京太郎(あの大きさで照や竹井と同じ1年だというのか!?てっきり年上だと思ったんだが…)
京太郎(それにしても…不公平だな、神様って)
美穂子「…須賀さん?」
京太郎「へ?」
美穂子「どうしたんですか、ボーっとして」
京太郎「いや、すまん。なんでもない」
ビックリした彼女は俺の顔を見上げるが、俺が彼女の頭を優しく撫でると、彼女は少しの間、俺の胸の中でワンワンと泣き続けた。
しばらくすると落ち着いたのか、小さな嗚咽が途切れ、泣き止んだ。
そして、訪れた少し長い沈黙。
俺は彼女が落ち着いた事を確認すると、彼女の体をゆっくり離し、落ちている彼女の鞄を拾い上げる。
京太郎「ほらっ」
美穂子「ありがとうございます。…えっと」グスッ
京太郎「あ、俺は須賀京太郎。清澄高校の1年生だ」
京太郎(じっくり見るとこの人、かなり可愛いし、胸もでけぇな…)
美穂子「須賀京太郎さん。…私は風越女子1年の福路美穂子といいます」
京太郎「1年!?」
美穂子「はい。須賀さんと私、同じ学年なんですね」
京太郎(あの大きさで照や竹井と同じ1年だというのか!?てっきり年上だと思ったんだが…)
京太郎(それにしても…不公平だな、神様って)
美穂子「…須賀さん?」
京太郎「へ?」
美穂子「どうしたんですか、ボーっとして」
京太郎「いや、すまん。なんでもない」
京太郎「あ、…福路さん」
美穂子「な、なんですか?」
京太郎「右目、閉じてるけど大丈夫?」
美穂子「あ…これは、…大丈夫です」
美穂子「癖というか、こうしないと…」
美穂子(色の違う目を見られると、きっと気持ち悪がられるから…)
京太郎「右の瞼は開くんだな?本当に大丈夫か、少し確認した方がいいんじゃないか?」
美穂子「……」
美穂子「大丈夫です。本当に…」
京太郎「まあ、本人が言うなら大丈夫なのかもしれないけど」
美穂子「でも、心配してくれてありがとうございます…」
美穂子「な、なんですか?」
京太郎「右目、閉じてるけど大丈夫?」
美穂子「あ…これは、…大丈夫です」
美穂子「癖というか、こうしないと…」
美穂子(色の違う目を見られると、きっと気持ち悪がられるから…)
京太郎「右の瞼は開くんだな?本当に大丈夫か、少し確認した方がいいんじゃないか?」
美穂子「……」
美穂子「大丈夫です。本当に…」
京太郎「まあ、本人が言うなら大丈夫なのかもしれないけど」
美穂子「でも、心配してくれてありがとうございます…」
京太郎「だけど、余計な事して出しゃばったみたいで、本当にすまない」
美穂子「大丈夫です。…ウザがられるのには慣れてるので」
京太郎「いやいや、全然ウザくないだろ。つーか、むしろ可愛いだろ」
美穂子「か、可愛いって…わ、私の事ですか!?」
京太郎「ここにいるのは俺と福路さんだけだからな。さすがに壁や地面に向かって可愛いとかは思ったことないし」
美穂子「…そ、そうですよね」////
京太郎「でも、学校の先輩に苛められてるのはなんとかしないといけないよな」
美穂子「……」
京太郎「とりあえずは教師に相談だな。部活の顧問とかにも言った方がいいだろうな」
美穂子「…あ、あの、…」
京太郎「ん?」
美穂子「な、なんで、そんなに親身になってくれるんですか?」
美穂子「それも今日会ったばかりの私なんかに…」
京太郎「理由は無いけど、しいて言うなら、助けてやりたいと思ったから、だな」
京太郎「苛められてる奴を見て見ぬふりする薄情な人間に出来てないんだよ」
美穂子「大丈夫です。…ウザがられるのには慣れてるので」
京太郎「いやいや、全然ウザくないだろ。つーか、むしろ可愛いだろ」
美穂子「か、可愛いって…わ、私の事ですか!?」
京太郎「ここにいるのは俺と福路さんだけだからな。さすがに壁や地面に向かって可愛いとかは思ったことないし」
美穂子「…そ、そうですよね」////
京太郎「でも、学校の先輩に苛められてるのはなんとかしないといけないよな」
美穂子「……」
京太郎「とりあえずは教師に相談だな。部活の顧問とかにも言った方がいいだろうな」
美穂子「…あ、あの、…」
京太郎「ん?」
美穂子「な、なんで、そんなに親身になってくれるんですか?」
美穂子「それも今日会ったばかりの私なんかに…」
京太郎「理由は無いけど、しいて言うなら、助けてやりたいと思ったから、だな」
京太郎「苛められてる奴を見て見ぬふりする薄情な人間に出来てないんだよ」
美穂子「…その、ありがとう…ございます」
京太郎「例なんかいらないって。それより、携帯電話とか持ってるか?」
美穂子「え、ええ、一応、持ってます」
美穂子「使うのは苦手ですけど…」
京太郎「それじゃあ、コレ、俺の連絡先。困った事があればかけてきてくれ」
美穂子「…で、でも…」
京太郎「さっきの先輩とかが今日みたいな事してきたら、須賀京太郎が殴りにくるぞって脅しかけとけば、きっと福路さんを痛い目にあわせようなんて思わないよ」
美穂子「お、脅しですか?」
京太郎「まあ、あいつらの去り際にも脅しといたから大丈夫だとは思うけど」
美穂子「……」
京太郎「とりあえず、担任と顧問に相談したらいいと思う。あと、部活のキャプテンとか部長とか、そういう偉い人な」
京太郎「そういうポジションの人は部員が困ってたら助けてくれるから」
美穂子「…わかりました。頑張って相談してみます」
京太郎「おう、がんばれ」
美穂子「あ、そういえば私の電話番号を…」
京太郎(そういや、あれから結構時間たってるな。照もほっとけないし、戻るか)
京太郎「おっと、悪い。俺、急いで戻らないと」
美穂子「…あ」
京太郎「じゃあ、気をつけて帰るんだぞ」タタタタッ
京太郎「何かあったら電話してくれ。すぐに駆けつけるからな!!」タタタタッ
美穂子「……」
美穂子「…須賀…京太郎さん」////
京太郎「例なんかいらないって。それより、携帯電話とか持ってるか?」
美穂子「え、ええ、一応、持ってます」
美穂子「使うのは苦手ですけど…」
京太郎「それじゃあ、コレ、俺の連絡先。困った事があればかけてきてくれ」
美穂子「…で、でも…」
京太郎「さっきの先輩とかが今日みたいな事してきたら、須賀京太郎が殴りにくるぞって脅しかけとけば、きっと福路さんを痛い目にあわせようなんて思わないよ」
美穂子「お、脅しですか?」
京太郎「まあ、あいつらの去り際にも脅しといたから大丈夫だとは思うけど」
美穂子「……」
京太郎「とりあえず、担任と顧問に相談したらいいと思う。あと、部活のキャプテンとか部長とか、そういう偉い人な」
京太郎「そういうポジションの人は部員が困ってたら助けてくれるから」
美穂子「…わかりました。頑張って相談してみます」
京太郎「おう、がんばれ」
美穂子「あ、そういえば私の電話番号を…」
京太郎(そういや、あれから結構時間たってるな。照もほっとけないし、戻るか)
京太郎「おっと、悪い。俺、急いで戻らないと」
美穂子「…あ」
京太郎「じゃあ、気をつけて帰るんだぞ」タタタタッ
京太郎「何かあったら電話してくれ。すぐに駆けつけるからな!!」タタタタッ
美穂子「……」
美穂子「…須賀…京太郎さん」////
乙
照のストレスがマッハだなこれは
一年のうちに団体出れるのかそれとも三年まで無いのか
照のストレスがマッハだなこれは
一年のうちに団体出れるのかそれとも三年まで無いのか
思いっきり乙っ!!
これはキャプテンを清澄にスカウトするしかねーな
これはキャプテンを清澄にスカウトするしかねーな
乙!
そういやゆみとかも現時点では面子足りてないんだっけ?
原作三年の青田刈りのチャンスか! 池田やモモが悲惨なことになるがww
そういやゆみとかも現時点では面子足りてないんだっけ?
原作三年の青田刈りのチャンスか! 池田やモモが悲惨なことになるがww
まさかの風越展開
でも長野の3年生は数が少ない
照・久+美穂子・ゆみ・蒲原でようやく5人だもんな
でも長野の3年生は数が少ない
照・久+美穂子・ゆみ・蒲原でようやく5人だもんな
そういえば1年生の5月じゃ、まだかじゅは麻雀してないな・・・
たしか文化祭のときにカード麻雀にはまったんだったよね?
文化祭が何月か今分からないけど
たしか文化祭のときにカード麻雀にはまったんだったよね?
文化祭が何月か今分からないけど
強豪清澄になって風越も鶴賀もモンブチも吸収してしまえばいいじゃないの
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