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元スレP「風俗嬢に恋をした……」
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ブーブーエスでみんなと合流すると、予想通りみんな心配していた。
特に春香は、俺と社長がVサインをすると、泣きながら抱きついてきた。
ああ、みんな見てるぞ春香……
案の定、美希が騒ぎだし、千早がそれをなだめてくれた。
意外にも真美と亜美は、硬直したように動かなくなり、珍しく伊織が取り乱していた。
伊織「な、なっなな、なによ! どういう事よ!?」
やよい「わぁー。春香さんとプロデューサー、なかよしさんなんですねー」
中学生組では、やよいだけがいつもと変わらない調子だ。
特に春香は、俺と社長がVサインをすると、泣きながら抱きついてきた。
ああ、みんな見てるぞ春香……
案の定、美希が騒ぎだし、千早がそれをなだめてくれた。
意外にも真美と亜美は、硬直したように動かなくなり、珍しく伊織が取り乱していた。
伊織「な、なっなな、なによ! どういう事よ!?」
やよい「わぁー。春香さんとプロデューサー、なかよしさんなんですねー」
中学生組では、やよいだけがいつもと変わらない調子だ。
あずささんと貴音の年長組は、さすがに余裕なのか俺達を指さして何かを話している。
その一方で、雪歩が泣きじゃくり、真がなにやら慰めながら俺をジトーっと見ている。
すまん、真。
響はなにやら神妙な顔をしていたが、貴音とあずささんの話の輪に加わっていった。
ともあれ、俺達は961プロの責めを凌ぎきった。
しかしこれで全部、終わったわけではない。
俺にはまだ、やる事が残っているのだ。
その一方で、雪歩が泣きじゃくり、真がなにやら慰めながら俺をジトーっと見ている。
すまん、真。
響はなにやら神妙な顔をしていたが、貴音とあずささんの話の輪に加わっていった。
ともあれ、俺達は961プロの責めを凌ぎきった。
しかしこれで全部、終わったわけではない。
俺にはまだ、やる事が残っているのだ。
怒涛の記者会見から1週間後。
ハルカ「ふう、よいしょっと」
大きめのトランクを抱えて、道を歩くハルカ。
その横に、黒塗りのベンツが止まる。
ニコ「よう」
ハルカ「……なんですか? 借金は全部返したはずですよ」
ニコ「あー。わかってる、わかってる。故郷に帰るんだろ? 退職金と餞別代わりに空港まで送ってやるよ」
ハルカ「え? いいんですか!?」
ニコ「あぁ。トランク貸せよ」
ハルカ「嬉しいなあ、ベンツなんて乗るの初め……て」
P「やあ」
後部座席に乗ってきたハルカに、俺は挨拶をする。
ハルカ「……おります。おろして!」
P「ウチの高木社長が言ってたんだけどさ、この俺は業界では有名な敏腕プロデューサーなんだと」
ハルカ「……それが?」
ハルカ「ふう、よいしょっと」
大きめのトランクを抱えて、道を歩くハルカ。
その横に、黒塗りのベンツが止まる。
ニコ「よう」
ハルカ「……なんですか? 借金は全部返したはずですよ」
ニコ「あー。わかってる、わかってる。故郷に帰るんだろ? 退職金と餞別代わりに空港まで送ってやるよ」
ハルカ「え? いいんですか!?」
ニコ「あぁ。トランク貸せよ」
ハルカ「嬉しいなあ、ベンツなんて乗るの初め……て」
P「やあ」
後部座席に乗ってきたハルカに、俺は挨拶をする。
ハルカ「……おります。おろして!」
P「ウチの高木社長が言ってたんだけどさ、この俺は業界では有名な敏腕プロデューサーなんだと」
ハルカ「……それが?」
P「最近はアイドルでも、歌とダンスだけじゃなくて、演技力も必要なんだ。だからよくレッスンするし、現場でも本物を見てきている」
ハルカ「……そう」
P「その、業界でも有名な敏腕プロデューサーからしてみると、この間のハルカの演技はノーグッドというしかない。あの黒井社長も顔をしかめてたからな」
ハルカ「……」
P「俺は……俺はな、ハルカ……ハルカの嘘が全部わかったんだよ。記者会見の後、俺に言った事も全部嘘だって」
ハルカ「……ちがう」
P「俺の事、嫌いだったって言ったろ? 金づるだと思った、とも。あれも全部嘘だ」
ハルカ「ちがうちがう」
P「じゃあなんでハルカは、そんな嘘をついたのか?」
ハルカ「ちがうちがうちがう! 黙って、お願い!」
P「それはきっと俺に、ハルカに未練が残らないように。すっぱりと、俺がハルカと別れられるように……そうだろ?」
ハルカ「………………ちがう」
下を向いたハルカの目から、光ものがポトリと落ちた。
P「俺は、最低の男だ……」
ハルカ「……そう」
P「その、業界でも有名な敏腕プロデューサーからしてみると、この間のハルカの演技はノーグッドというしかない。あの黒井社長も顔をしかめてたからな」
ハルカ「……」
P「俺は……俺はな、ハルカ……ハルカの嘘が全部わかったんだよ。記者会見の後、俺に言った事も全部嘘だって」
ハルカ「……ちがう」
P「俺の事、嫌いだったって言ったろ? 金づるだと思った、とも。あれも全部嘘だ」
ハルカ「ちがうちがう」
P「じゃあなんでハルカは、そんな嘘をついたのか?」
ハルカ「ちがうちがうちがう! 黙って、お願い!」
P「それはきっと俺に、ハルカに未練が残らないように。すっぱりと、俺がハルカと別れられるように……そうだろ?」
ハルカ「………………ちがう」
下を向いたハルカの目から、光ものがポトリと落ちた。
P「俺は、最低の男だ……」
ハルカは濡れた瞳で、俺を見つめた。
P「ハルカと、プロデューサーとして自分を天秤にかけて、躊躇無くハルカを捨てた」
ハルカ「自分じゃなくて、私と自分の周りの人を天秤にかけた、って」
P「同じ事だ」
俺は自分の両手を見つめた。
P「あの時、ハルカの嘘に気がついて俺は泣きたくなったよ……恥ずかしさでな」
ハルカ「そんな……」
P「ハルカは俺のために、自分が悪者になっても構わないって思ってくれた。その為に嘘をついてくれた。それなのに俺はどうだ!?」
ハルカ「そんな……大層なものじゃないわ。ただ、私みたいな商売女がつきまとったら、あなたが……あなたの為にならないから」
P「俺は俺のために、ハルカを捨てた。なのにハルカは、それを知ってて俺を助けてくれた。俺のために嘘をついて悪者になってくれた」
ハルカ「だって……」
少しだけ戸惑い、ようやくハルカは言った。
ハルカ「あなたを……好きだから……
P「ハルカと、プロデューサーとして自分を天秤にかけて、躊躇無くハルカを捨てた」
ハルカ「自分じゃなくて、私と自分の周りの人を天秤にかけた、って」
P「同じ事だ」
俺は自分の両手を見つめた。
P「あの時、ハルカの嘘に気がついて俺は泣きたくなったよ……恥ずかしさでな」
ハルカ「そんな……」
P「ハルカは俺のために、自分が悪者になっても構わないって思ってくれた。その為に嘘をついてくれた。それなのに俺はどうだ!?」
ハルカ「そんな……大層なものじゃないわ。ただ、私みたいな商売女がつきまとったら、あなたが……あなたの為にならないから」
P「俺は俺のために、ハルカを捨てた。なのにハルカは、それを知ってて俺を助けてくれた。俺のために嘘をついて悪者になってくれた」
ハルカ「だって……」
少しだけ戸惑い、ようやくハルカは言った。
ハルカ「あなたを……好きだから……
ハルカ「あなたと会えて、嬉しかった。楽しかった。あなたが来てくれるのが待ち遠しかった」
少しだけ、ハルカは笑った。
ハルカ「でも、私なんかがあなたと結ばれちゃいけない。それに私は、あの娘の代理……ううん、身代わり」
P「春香、か」
ハルカ「最初に、あなたが来た時からわかっていた。この人が好きなのは天海春香、私は……ニセモノ」
P「でも!」
ハルカ「私の本名、覚えてる?」
P「……冬香、だろ?」
ハルカ「本物の春が来れば、冬は消える。私、なんとなくあなたがいつか自分の所へはこなくなり、本物の春を手に入れるって思ってた。わかってた」
P「そんなのは、ただの偶然だ」
ハルカ「ああもう、なんて言えばあなたにわかってもらえるの!? あなたはそういう人だから……こうなりそうだから、ヘタな嘘までついたのに!」
P「俺が言いたいのはな、ハルカ」
ハルカ「……なに?」
少しだけ、ハルカは笑った。
ハルカ「でも、私なんかがあなたと結ばれちゃいけない。それに私は、あの娘の代理……ううん、身代わり」
P「春香、か」
ハルカ「最初に、あなたが来た時からわかっていた。この人が好きなのは天海春香、私は……ニセモノ」
P「でも!」
ハルカ「私の本名、覚えてる?」
P「……冬香、だろ?」
ハルカ「本物の春が来れば、冬は消える。私、なんとなくあなたがいつか自分の所へはこなくなり、本物の春を手に入れるって思ってた。わかってた」
P「そんなのは、ただの偶然だ」
ハルカ「ああもう、なんて言えばあなたにわかってもらえるの!? あなたはそういう人だから……こうなりそうだから、ヘタな嘘までついたのに!」
P「俺が言いたいのはな、ハルカ」
ハルカ「……なに?」
P「俺は765プロを、プロデューサーを辞めない」
ハルカ「! 良かった」
P「でもハルカをこのまま行かせたくはなかった。ちゃんとお詫びがしたかった」
ハルカ「……うん」
P「俺はハルカとはもう会わない。でもそれは、ハルカが風俗嬢だとかそういうことじゃない」
ハルカ「元、風俗嬢ね」
またハルカが笑った。
P「嫌いになったわけでもない」
ハルカ「うん」
P「俺は今まで周りが見えていなかった。だから色んな人に迷惑をかけた。それに一人前のプロデューサー気取りをしていたが、それもまだまだだった」
ハルカ「それで?」
P「当面は仕事に打ち込むよ。春香には悪いが、少なくとも事務所のみんなを全員Sランクにするぐらいまではな」
ハルカ「……そんなのできるの? それにいつまでかかるか」
P「そのぐらいがやりがいがある」
ハルカ「天海春香ちゃん、納得して待ってくれるの?」
P「まあ、どうかはわからないが、今は仕事優先にするとは伝えた」
ハルカ「……ちょっとかわいそうね。春香ちゃんも、あなたも」
P「だからそれで、ハルカに対する罪滅ぼしとしてくれ」
ハルカ「なんだか私のせいみたいになっちゃってるけど、私の事は気にしないでね。故郷に帰って真面目に暮らすわ」
ハルカ「! 良かった」
P「でもハルカをこのまま行かせたくはなかった。ちゃんとお詫びがしたかった」
ハルカ「……うん」
P「俺はハルカとはもう会わない。でもそれは、ハルカが風俗嬢だとかそういうことじゃない」
ハルカ「元、風俗嬢ね」
またハルカが笑った。
P「嫌いになったわけでもない」
ハルカ「うん」
P「俺は今まで周りが見えていなかった。だから色んな人に迷惑をかけた。それに一人前のプロデューサー気取りをしていたが、それもまだまだだった」
ハルカ「それで?」
P「当面は仕事に打ち込むよ。春香には悪いが、少なくとも事務所のみんなを全員Sランクにするぐらいまではな」
ハルカ「……そんなのできるの? それにいつまでかかるか」
P「そのぐらいがやりがいがある」
ハルカ「天海春香ちゃん、納得して待ってくれるの?」
P「まあ、どうかはわからないが、今は仕事優先にするとは伝えた」
ハルカ「……ちょっとかわいそうね。春香ちゃんも、あなたも」
P「だからそれで、ハルカに対する罪滅ぼしとしてくれ」
ハルカ「なんだか私のせいみたいになっちゃってるけど、私の事は気にしないでね。故郷に帰って真面目に暮らすわ」
いつもありがとうございます。書き手です。
本日は、一旦ここで止まります。
今日も読んでいただいたり、レスをいただき、感謝感激です。
ではまた、明日。
本日は、一旦ここで止まります。
今日も読んでいただいたり、レスをいただき、感謝感激です。
ではまた、明日。
オリキャラがここまで出てきて面白くて叩かれもしないSSは珍しいよな
乙
乙
乙
クライマックスだなぁ
ってか関係なくて大変申し訳ないんだけど、田舎おでんって確か相当レアな区分だよな
名前しか聞いたことなかったけど始めてみた
クライマックスだなぁ
ってか関係なくて大変申し訳ないんだけど、田舎おでんって確か相当レアな区分だよな
名前しか聞いたことなかったけど始めてみた
P「故郷でみててくれ、765プロの活躍を」
ハルカ「わかった。あなたが元気でいるしるしだと思うことにするわ」
俺たちは、少しだけためらったが抱き合った。
おそらくハルカと会う事はもうない。
俺はハルカを見習おう。
事務所のみんなの為に、自分自身をもなげうつあの姿勢を。心の強さを。
だからしばらく恋はしない。
春香には確かに悪いと思うけれど、春香にだってトップアイドルという夢がある。
その夢を叶えるまでは、我慢してもらおう。
ニコ「これで万事終わりか」
P「ああ。悪かったな、協力してもらって」
空港でハルカを下ろすと、俺とあのニコニコ顔の男は缶コーヒーで祝杯をあげた。
ハルカの未来が輝かしいものでありますように、と。
ニコ「また店に来た時は、ブッたまげたがな。それに今回の一件、高くつくぜ」
P「? いくらだ?」
ニコ「金じゃねえ。じき、わかる……」
P「?」
ハルカ「わかった。あなたが元気でいるしるしだと思うことにするわ」
俺たちは、少しだけためらったが抱き合った。
おそらくハルカと会う事はもうない。
俺はハルカを見習おう。
事務所のみんなの為に、自分自身をもなげうつあの姿勢を。心の強さを。
だからしばらく恋はしない。
春香には確かに悪いと思うけれど、春香にだってトップアイドルという夢がある。
その夢を叶えるまでは、我慢してもらおう。
ニコ「これで万事終わりか」
P「ああ。悪かったな、協力してもらって」
空港でハルカを下ろすと、俺とあのニコニコ顔の男は缶コーヒーで祝杯をあげた。
ハルカの未来が輝かしいものでありますように、と。
ニコ「また店に来た時は、ブッたまげたがな。それに今回の一件、高くつくぜ」
P「? いくらだ?」
ニコ「金じゃねえ。じき、わかる……」
P「?」
美希「やっぱり春香はすごいの! えらいの!」
貴音「まこと、度量が広いのです」
春香「え? いや、ははは。そうかなー」
伊織「なに照れてんのよ。私には信じられないわ! 両思いになった相手から、好きだった相手にお別れを言いに行っていいかって聞かれて、OK出すなんて」
春香「プロデューサーさん、お別れも言えずに会わないって前に決めて、それが辛かったみたいだから……」
あずさ「まあ~春香ちゃんは優しいわね~」
千早「そうでしょうか?」
真美「おお→! 千早お姉ちゃんは、異議ありですかな!?」
千早「私だったら、前に好きだった女性に会いに行かせたりはしないわね」
春香「ううー……やっぱ私、はやまったかなー……」
小鳥「それをわざわざ春香ちゃんに許可を取るのが、プロデューサーさんの無神経な所よね」
あずさ「男なら、黙って行くのも優しさよね~」
春香「まあデリカシーが無いのは、もう全然わかってたんですけど……」
亜美「それって『やけぼっくい』? に火がつくフラグだよね→」
春香「うう……」
律子「ちょっと亜美! そんな言葉どこで覚えたのよ!!」
小鳥「ピヨちゃんだYO」
律子「小鳥さん!!」
小鳥「こ、恋の手ほどきだピヨ」
貴音「まこと、度量が広いのです」
春香「え? いや、ははは。そうかなー」
伊織「なに照れてんのよ。私には信じられないわ! 両思いになった相手から、好きだった相手にお別れを言いに行っていいかって聞かれて、OK出すなんて」
春香「プロデューサーさん、お別れも言えずに会わないって前に決めて、それが辛かったみたいだから……」
あずさ「まあ~春香ちゃんは優しいわね~」
千早「そうでしょうか?」
真美「おお→! 千早お姉ちゃんは、異議ありですかな!?」
千早「私だったら、前に好きだった女性に会いに行かせたりはしないわね」
春香「ううー……やっぱ私、はやまったかなー……」
小鳥「それをわざわざ春香ちゃんに許可を取るのが、プロデューサーさんの無神経な所よね」
あずさ「男なら、黙って行くのも優しさよね~」
春香「まあデリカシーが無いのは、もう全然わかってたんですけど……」
亜美「それって『やけぼっくい』? に火がつくフラグだよね→」
春香「うう……」
律子「ちょっと亜美! そんな言葉どこで覚えたのよ!!」
小鳥「ピヨちゃんだYO」
律子「小鳥さん!!」
小鳥「こ、恋の手ほどきだピヨ」
律子「自分の相手を見つけてからにしてください!」
小鳥「ピヨョォ……」
春香「な、なんか不安になってたきた……」
真「ま、まあまあ、大丈夫だよ春香。プロデューサー、今回の事でその人にお世話になったみたいだから。きっとそれだけだよ。ね、雪歩?」
雪歩「~♪ え? 真ちゃん、なにか言った?」
響「雪歩、今朝からちょっと変だぞ。なんか機嫌がいいのにどこか上の空で」
雪歩「そんなことないよ。いつも通りですぅ♪」
響「ちょっと、真!」
真「うん……絶対、なんかあったね。あれは」
美希「あはっ☆ 今日の事もえらいけど、春香は全員がSランクになるまでハニーは付き合わないって申し合わせも、オッケーしてるの」
伊織「え?」
雪歩「だからね、まだまだ私たちにもチャンスがあるんだよ?」
春香「え?」
千早「そうね。全員がランクSになるまでに、私もプロデューサーに自分をアピールしていくわ」
春香「いやいやいや。ちょ、ちょっと待って! 待ってみんな」
美希「ミキも、これからどんどん体当たりでアピールしていくのー!」
春香「あくまで待つのは私で、プロデューサーさんは、私の事が好きなんだよ!?」
伊織「まあ、今はそうかもね」
春香「伊織まで!?」
小鳥「ピヨョォ……」
春香「な、なんか不安になってたきた……」
真「ま、まあまあ、大丈夫だよ春香。プロデューサー、今回の事でその人にお世話になったみたいだから。きっとそれだけだよ。ね、雪歩?」
雪歩「~♪ え? 真ちゃん、なにか言った?」
響「雪歩、今朝からちょっと変だぞ。なんか機嫌がいいのにどこか上の空で」
雪歩「そんなことないよ。いつも通りですぅ♪」
響「ちょっと、真!」
真「うん……絶対、なんかあったね。あれは」
美希「あはっ☆ 今日の事もえらいけど、春香は全員がSランクになるまでハニーは付き合わないって申し合わせも、オッケーしてるの」
伊織「え?」
雪歩「だからね、まだまだ私たちにもチャンスがあるんだよ?」
春香「え?」
千早「そうね。全員がランクSになるまでに、私もプロデューサーに自分をアピールしていくわ」
春香「いやいやいや。ちょ、ちょっと待って! 待ってみんな」
美希「ミキも、これからどんどん体当たりでアピールしていくのー!」
春香「あくまで待つのは私で、プロデューサーさんは、私の事が好きなんだよ!?」
伊織「まあ、今はそうかもね」
春香「伊織まで!?」
伊織「けど、これからこの伊織ちゃんが更なる成長を遂げちゃったりしたら、春香には悪いけど……」
春香「えー!? み、みんな本気なの!?」
真「なんか燃えるね、そういうの! よーし、ボクも乙女パワーでがんばるぞ!」
真美「今はさ→はるるんにアドバンテージがあるけどさ→」
亜美「亜美達、将来性は期待できるしね→」
響「自分、完璧だしな!」
あずさ「あきらめないわよ~」
貴音「わたくしもです」
春香「そ、そんなあ……ゆ、雪歩……は?」
雪歩「昨日、お父さんとお母さんがあの男は見所がある。家族ぐるみでのおつきあいをしたい、雪歩もがんばれって」
春香「! お、親公認!? ていうか、雪歩のご両親、いつプロデューサーさんに会ったの?」
雪歩「私もそれは不思議なんだけど、でも会う機会があったってお父さんが……今度、家にご招待しなさいとも言われて」
春香「じ、自宅でご両親と会うの!?」
雪歩「うん。よくわかんないけど、なんかお父さん、固めの準備もしてるって……」
春香「えええええええ!?」
真美「おやおや→? これは、はるるんのアドバンテージもあやしくなってきましたぞ→」
春香「えー!? み、みんな本気なの!?」
真「なんか燃えるね、そういうの! よーし、ボクも乙女パワーでがんばるぞ!」
真美「今はさ→はるるんにアドバンテージがあるけどさ→」
亜美「亜美達、将来性は期待できるしね→」
響「自分、完璧だしな!」
あずさ「あきらめないわよ~」
貴音「わたくしもです」
春香「そ、そんなあ……ゆ、雪歩……は?」
雪歩「昨日、お父さんとお母さんがあの男は見所がある。家族ぐるみでのおつきあいをしたい、雪歩もがんばれって」
春香「! お、親公認!? ていうか、雪歩のご両親、いつプロデューサーさんに会ったの?」
雪歩「私もそれは不思議なんだけど、でも会う機会があったってお父さんが……今度、家にご招待しなさいとも言われて」
春香「じ、自宅でご両親と会うの!?」
雪歩「うん。よくわかんないけど、なんかお父さん、固めの準備もしてるって……」
春香「えええええええ!?」
真美「おやおや→? これは、はるるんのアドバンテージもあやしくなってきましたぞ→」
小鳥「律子さん、律子さん。この際私たちもどうです?」
律子「いいですね! この流れに、のっちゃいましょうか!」
春香「律子さんに小鳥さんまでー……もう、わかりました! いいです!! 私はプロデューサーさんを信じます!!! 絶対に一番好きなのはわたしなんだから。みんながランクSになっても、選ばれるのは私!」
亜美「おおっ! はるるん、言い切った!!」
春香「……と、思う」
真美「ありゃりゃ」
千早「ふふ、その意気よ。春香。じゃあアレいきましょうか」
春香「あれ……って、あれ?」
美希「ほらほらみんな円陣組むの」
あずさ「あらあら~」
律子「はい、じゃあ春香」
春香「ううう……なんか複雑だけど……765プロー!!! ファイト」
全員「「おーーーーーー!!!!!!」」
律子「いいですね! この流れに、のっちゃいましょうか!」
春香「律子さんに小鳥さんまでー……もう、わかりました! いいです!! 私はプロデューサーさんを信じます!!! 絶対に一番好きなのはわたしなんだから。みんながランクSになっても、選ばれるのは私!」
亜美「おおっ! はるるん、言い切った!!」
春香「……と、思う」
真美「ありゃりゃ」
千早「ふふ、その意気よ。春香。じゃあアレいきましょうか」
春香「あれ……って、あれ?」
美希「ほらほらみんな円陣組むの」
あずさ「あらあら~」
律子「はい、じゃあ春香」
春香「ううう……なんか複雑だけど……765プロー!!! ファイト」
全員「「おーーーーーー!!!!!!」」
修羅の場、と書いて修羅場。
事務所に戻ると、なぜか全員が俺に修羅のような猛アプローチをしかけてきた。
なんだこれ?
どうなってんだ春香。
ていうか、なんでむくれてんだ春香?
ちゃんとハルカに別れを告げに行くことは、許可とったよな?
事務所の全員がランクSになるまで、恋人にはならない事も。
俺、なにか間違ったか?
ん? なんだ、雪歩。
今度、雪歩の家に? ご両親が来いと言ってる? ははあ、あいつが言っていたのはこれか。わかった、次のオフにでも……
へ? みんなの実家へも?
いいけどさ……
それよりみんな、仕事は?
レッスンは?
ああ、今日も忙しくなりそうだ……
恋なんてする暇もない。
でも
でも以前とは違う。
ハルカに会う前とは違う。
俺は空虚じゃなくなった。
俺の胸の中の足りない所、それをハルカが埋めてくれた。
結べなかった俺たちの恋の欠片は、今も俺のここ、胸の中に詰まっている。
今はただ、ハルカもそうである事を願おう。
借金を返し、自由になったハルカ
どうか幸せに
幸せに、俺の恋した女性……
終わり
事務所に戻ると、なぜか全員が俺に修羅のような猛アプローチをしかけてきた。
なんだこれ?
どうなってんだ春香。
ていうか、なんでむくれてんだ春香?
ちゃんとハルカに別れを告げに行くことは、許可とったよな?
事務所の全員がランクSになるまで、恋人にはならない事も。
俺、なにか間違ったか?
ん? なんだ、雪歩。
今度、雪歩の家に? ご両親が来いと言ってる? ははあ、あいつが言っていたのはこれか。わかった、次のオフにでも……
へ? みんなの実家へも?
いいけどさ……
それよりみんな、仕事は?
レッスンは?
ああ、今日も忙しくなりそうだ……
恋なんてする暇もない。
でも
でも以前とは違う。
ハルカに会う前とは違う。
俺は空虚じゃなくなった。
俺の胸の中の足りない所、それをハルカが埋めてくれた。
結べなかった俺たちの恋の欠片は、今も俺のここ、胸の中に詰まっている。
今はただ、ハルカもそうである事を願おう。
借金を返し、自由になったハルカ
どうか幸せに
幸せに、俺の恋した女性……
終わり
ありがとうございました。書き手です。
2週間近く続けてきましたこのSSですが、読んでくださったり、また感想や叱咤激励のレスをくださる皆様のおかげで終わりまで書く事ができました。楽しかったです。
本当にありがとうございます。
これから読み返し、誤字や間違った書き方をしている部分の訂正をしていこうと思っています。それが終わったらHtml化の申請をしようと思うのですが……それでいいんですよね? すみません、速報は初めてで。
ともあれ、このスレはもう少しこのまま行きます。書いている最中ではなかなかレスできませんでしたが、もしご意見やご感想をいただければこれ以上の幸せはありませんです。
次もまた、速報でSSをやろうと思っています。
とりあえず書きたいものはたくさんあって、冤罪もまだやりたいし、今回みたいな路線、また全然違う路線、能力バトル、クロスとか色々と考えているのですが、なににしよう……
なににせよこのスレ以外で、また見かけることがありましたら、その時もまた是非よろしくおねがいいたします。
2週間近く続けてきましたこのSSですが、読んでくださったり、また感想や叱咤激励のレスをくださる皆様のおかげで終わりまで書く事ができました。楽しかったです。
本当にありがとうございます。
これから読み返し、誤字や間違った書き方をしている部分の訂正をしていこうと思っています。それが終わったらHtml化の申請をしようと思うのですが……それでいいんですよね? すみません、速報は初めてで。
ともあれ、このスレはもう少しこのまま行きます。書いている最中ではなかなかレスできませんでしたが、もしご意見やご感想をいただければこれ以上の幸せはありませんです。
次もまた、速報でSSをやろうと思っています。
とりあえず書きたいものはたくさんあって、冤罪もまだやりたいし、今回みたいな路線、また全然違う路線、能力バトル、クロスとか色々と考えているのですが、なににしよう……
なににせよこのスレ以外で、また見かけることがありましたら、その時もまた是非よろしくおねがいいたします。
完走乙、綺麗に纏まっててすごく面白かった
しかし本家の春香さんなら間違いなく泣きじゃくってるな……
しかし本家の春香さんなら間違いなく泣きじゃくってるな……
これだけは言わせてくれ
初めから終りまで10回以上読ませてもらった
乙!
初めから終りまで10回以上読ませてもらった
乙!
ハルカは地元でまた借金付作って風俗落ちんのかなー
繰り返すって言うし
繰り返すって言うし
コレはかなり傑作
小説形式でも読みたいなー、終わり方が特に良かった
アイドル達が悲しい目にあわない代わりにオリキャラが全部被る形になっちゃったが
初登場の時点から上手い配置だったから、上手く纏まってるのがいいね
小説形式でも読みたいなー、終わり方が特に良かった
アイドル達が悲しい目にあわない代わりにオリキャラが全部被る形になっちゃったが
初登場の時点から上手い配置だったから、上手く纏まってるのがいいね
うわ、わずかな間にレスがいっぱい。
みんなが、乙と言ってくれる……なんか、泣きそう。
今夜は取って置きのアマレット開けて祝杯をあげるよ。
みんな、ありがとう(鼠_鼠)
みんなが、乙と言ってくれる……なんか、泣きそう。
今夜は取って置きのアマレット開けて祝杯をあげるよ。
みんな、ありがとう(鼠_鼠)
Janeだとずっと普通にサポートしてるから全く気にしてなかったわ
みんなの評価 : ★★
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