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元スレP「風俗嬢に恋をした……」
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P「そ、それでだな、話を続けてもいいか?」
春香「デリカシー」
P「え?」
春香「もう少し待って下さい。今、私は幸福の余韻に浸っているんです」
P「……申し訳ないが、手短に頼む」
春香「はーい」
それから5分ほど、春香はニコニコしながらソファでゴロゴロと転がっていた。
春香「プロデューサーさん!」
P「もういいか?」
春香「千早ちゃんにだけ、報告のケータイしていいですか!?」
P「いや本当に申し訳ないが、それはナシの方向で」
なんだこのテンション?
さっきまで春香、怒って、泣いてたじゃないか。
正直、今のテンションはランクAになった時より上だ。
なあ、春香。それってアイドルとしてどうなの?
それに俺、春香が好きだったからとは言ったけど、今は正直春香とハルカどっちも好きなんだけど……
春香「デリカシー」
P「え?」
春香「もう少し待って下さい。今、私は幸福の余韻に浸っているんです」
P「……申し訳ないが、手短に頼む」
春香「はーい」
それから5分ほど、春香はニコニコしながらソファでゴロゴロと転がっていた。
春香「プロデューサーさん!」
P「もういいか?」
春香「千早ちゃんにだけ、報告のケータイしていいですか!?」
P「いや本当に申し訳ないが、それはナシの方向で」
なんだこのテンション?
さっきまで春香、怒って、泣いてたじゃないか。
正直、今のテンションはランクAになった時より上だ。
なあ、春香。それってアイドルとしてどうなの?
それに俺、春香が好きだったからとは言ったけど、今は正直春香とハルカどっちも好きなんだけど……
春香「あ! 私、大事な事を忘れていました」
P「え? なんだ?」
春香「私、プロデューサーさんにお返事していませんでした。ごめんなさい」
P「いや、もうなんとなく察したからいいよ」
春香「良くないですよ!」
……なんかもう、今日の春香にはついていけない……
俺の好きな娘って、こんな娘だっけ?
春香「リテイクでいきましょう! はい、プロデューサーさんどうぞ」
P「え?」
春香「もう一回、最初からどうぞプロデューサーさん」
これ……やらないと春香、怒るんだろうな……
春香に告白……ハルカの時を合わせるとこれで3回目か?
いやハルカの時のはノーカンか? あの時は気が楽だったし。
でもあれも……ああ! もうなんだかわからん!? 言えばいいんだろう!!
P「え? なんだ?」
春香「私、プロデューサーさんにお返事していませんでした。ごめんなさい」
P「いや、もうなんとなく察したからいいよ」
春香「良くないですよ!」
……なんかもう、今日の春香にはついていけない……
俺の好きな娘って、こんな娘だっけ?
春香「リテイクでいきましょう! はい、プロデューサーさんどうぞ」
P「え?」
春香「もう一回、最初からどうぞプロデューサーさん」
これ……やらないと春香、怒るんだろうな……
春香に告白……ハルカの時を合わせるとこれで3回目か?
いやハルカの時のはノーカンか? あの時は気が楽だったし。
でもあれも……ああ! もうなんだかわからん!? 言えばいいんだろう!!
P「春香、俺は前からお前が好きだった」
ハルカに言った時と同じ、またしても俺はびっくりした。
ハルカに同じ事を言った時は、気が楽になった。
だが今は、なぜだろう胸がいっぱいだ。
なぜだ?
自分でもわからない。
なぜだ?
春香「やっと……言ってくれたんですね」
そうだ、やっと言えた。
ああ、そうか。だから俺は胸がいっぱいになったんだ。
当たり前だが春香は、ハルカじゃない。
俺は言った。言えた……
春香に自分の気持ちを。
春香「プロデューサーさん。私も、ずっと大好きでした」
自然に俺たちは抱き合っていた。
俺の好きな娘って、こんな娘だっけ?
そう、これが俺の好きな天海春香だ。
ハルカに言った時と同じ、またしても俺はびっくりした。
ハルカに同じ事を言った時は、気が楽になった。
だが今は、なぜだろう胸がいっぱいだ。
なぜだ?
自分でもわからない。
なぜだ?
春香「やっと……言ってくれたんですね」
そうだ、やっと言えた。
ああ、そうか。だから俺は胸がいっぱいになったんだ。
当たり前だが春香は、ハルカじゃない。
俺は言った。言えた……
春香に自分の気持ちを。
春香「プロデューサーさん。私も、ずっと大好きでした」
自然に俺たちは抱き合っていた。
俺の好きな娘って、こんな娘だっけ?
そう、これが俺の好きな天海春香だ。
うわ、墓穴掘った!
ども、風俗の人こと書き手です。
本日も、読んでいただいたりレスを本当にありがとうございました。
すごい嬉しいし、励みになります。原動力です。
本日は、ここで一旦止まります。
また是非是非、読んでやってください。
よろしくお願いいたします。
ども、風俗の人こと書き手です。
本日も、読んでいただいたりレスを本当にありがとうございました。
すごい嬉しいし、励みになります。原動力です。
本日は、ここで一旦止まります。
また是非是非、読んでやってください。
よろしくお願いいたします。
乙
SS読んでていつも思うけど
美希は恋愛がらみで主役じゃないSSでは大抵引き立て役として悲しい感じになってるなあwwwwww
こっちにおいで美希一緒に寝よう
しかし続きが気になってヤバイ
SS読んでていつも思うけど
美希は恋愛がらみで主役じゃないSSでは大抵引き立て役として悲しい感じになってるなあwwwwww
こっちにおいで美希一緒に寝よう
しかし続きが気になってヤバイ
もうハルカは忘れて春香ちゃんを幸せにしてあげるべきだと思います!
ポン引きの兄ちゃん乙!
続きを…生殺しだ…
ところで萩原組は出たけど、穴掘りマスターは出す予定なし?
続きを…生殺しだ…
ところで萩原組は出たけど、穴掘りマスターは出す予定なし?
風俗の人乙
Pはハルカにぞっこんで春香は代わりのようなものって考えてると思ったら、普通に好きだったのな
Pはハルカにぞっこんで春香は代わりのようなものって考えてると思ったら、普通に好きだったのな
ハルカ好きじゃなかったか?
まぁはるるんが幸せならそれでいいけど
まぁはるるんが幸せならそれでいいけど
ハルカはどうなるんだろうな・・・・・
ヤクザの娘と有名財閥の娘がアイドルにいるから後処分は大丈夫か・・・・
ヤクザの娘と有名財閥の娘がアイドルにいるから後処分は大丈夫か・・・・
長い時間が過ぎたような気がする。
俺と春香は、抱き合ったままだった。
どのくらい経ったろうか。俺はそっと、春香から離れた。
春香「プロデューサーさん?」
P「遅くなったな。今日はもう、ホテルを用意するからご両親に連絡を」
春香「! プロデューサーさん、それって……」
P「ん? あ、いや、違う違う。そういう事じゃない!」
春香「そ、そうですよ……ね。はい、わかりました」
なんとなく気まずいものを感じながら、俺はホテルに電話をかける。
春香に電話も代わってもらい、ご両親に説明をした。
そして、春香をホテルへと送り届けたる車中、これまでの経緯を春香に話した。
俺と春香は、抱き合ったままだった。
どのくらい経ったろうか。俺はそっと、春香から離れた。
春香「プロデューサーさん?」
P「遅くなったな。今日はもう、ホテルを用意するからご両親に連絡を」
春香「! プロデューサーさん、それって……」
P「ん? あ、いや、違う違う。そういう事じゃない!」
春香「そ、そうですよ……ね。はい、わかりました」
なんとなく気まずいものを感じながら、俺はホテルに電話をかける。
春香に電話も代わってもらい、ご両親に説明をした。
そして、春香をホテルへと送り届けたる車中、これまでの経緯を春香に話した。
春香は静かに聞いていてくれた。
怒ったりはしなかったが、時折ギュッと手を握る。
その仕草が、俺の胸をえぐった。
怒ってくれた方が、どれだけ気が楽か。
車をホテルの駐車場に止め、俺は春香をフロントに連れて行く。
P「じゃあ春香、明日は自分で来られるな?」
春香「あ、はい……」
P「また明日な」
春香「はい……明日」
別れ際、春香を抱きしめたい衝動にかられたが、さすがに自重した。
怒ったりはしなかったが、時折ギュッと手を握る。
その仕草が、俺の胸をえぐった。
怒ってくれた方が、どれだけ気が楽か。
車をホテルの駐車場に止め、俺は春香をフロントに連れて行く。
P「じゃあ春香、明日は自分で来られるな?」
春香「あ、はい……」
P「また明日な」
春香「はい……明日」
別れ際、春香を抱きしめたい衝動にかられたが、さすがに自重した。
千早「おはようございます」
P「おはよう、千早……って、どうした!? その目」
千早「寝不足です」
千早の目の下には、隈ができている。
P「だめじゃないか。歌中心の活動とは言っても、千早もアイドルなんだからな」
ジロリ。千早は俺を軽く睨む。
P「な、なんだ?」
千早「言うのが遅れましたが、よかったですね」
P「え?」
千早「春香から聞きました。いえ、聞かされました」
P「ええっ!?」
千早「3時過ぎまで、たっぷりと」
P「春香……」
長電話は春香の特技でもある。しかしあの後、そんな時刻まで千早と話していたとは。
いや、相手は千早だ。
おそらく春香は、一方的に話していたに違いない。
千早「プロデューサー」
P「な、なんだ?」
千早「嘘、つきましたね。私に」
P「おはよう、千早……って、どうした!? その目」
千早「寝不足です」
千早の目の下には、隈ができている。
P「だめじゃないか。歌中心の活動とは言っても、千早もアイドルなんだからな」
ジロリ。千早は俺を軽く睨む。
P「な、なんだ?」
千早「言うのが遅れましたが、よかったですね」
P「え?」
千早「春香から聞きました。いえ、聞かされました」
P「ええっ!?」
千早「3時過ぎまで、たっぷりと」
P「春香……」
長電話は春香の特技でもある。しかしあの後、そんな時刻まで千早と話していたとは。
いや、相手は千早だ。
おそらく春香は、一方的に話していたに違いない。
千早「プロデューサー」
P「な、なんだ?」
千早「嘘、つきましたね。私に」
P「ええっ!?」
千早「前に私が、プロデューサーは最終的には春香を選ぶと思っていたと言ったら、プロデューサーは『今はそんなこと考えていない』と言ってました」
P「た、確かにそうだけど」
千早「プロデューサーは、嘘つきです」
P「あの時と事情が変わったというか、これには訳が……」
千早「聞きたくありません」
P「あう」
千早「と言いたい所ですが、それはよほどの事情なんですね?」
P「そ、そうだ」
千早「……わかりました。それに、親友があれだけ喜んでいるんです。私も祝福します」
P「祝福って……別に結婚するわけじゃないぞ。それに、まだあんまり喋らないでくれ」
千早「結婚はしないんですよね? じゃあ、私にもまだ可能性はあるわけです」
P「え?」
千早「前に私が、プロデューサーは最終的には春香を選ぶと思っていたと言ったら、プロデューサーは『今はそんなこと考えていない』と言ってました」
P「た、確かにそうだけど」
千早「プロデューサーは、嘘つきです」
P「あの時と事情が変わったというか、これには訳が……」
千早「聞きたくありません」
P「あう」
千早「と言いたい所ですが、それはよほどの事情なんですね?」
P「そ、そうだ」
千早「……わかりました。それに、親友があれだけ喜んでいるんです。私も祝福します」
P「祝福って……別に結婚するわけじゃないぞ。それに、まだあんまり喋らないでくれ」
千早「結婚はしないんですよね? じゃあ、私にもまだ可能性はあるわけです」
P「え?」
千早「親友から恋人を取ったりはしません。でも、要らないと言われたら喜んでもらうかも知れません」
P「千早、それは……」
千早「ふふ。冗談ですよ。嘘をつかれたお返しです」
本当だろうか?
どうも最近の千早は、よくわからない。
そうこうしているうちに、問題の人物がやって来た。
春香「おはようございまーす!」
やって来た春香は、まさに上機嫌。平素から明るく笑顔だが、今日はそれと比べてもレベルが違う感じだ。
小鳥「あら春香ちゃん、なにかいいことでもあったの?」
春香「いやーそれがですね」
プロデューサー「春香っ!!!」
俺は風よりも早く、春香の肩を掴んだ。
春香「私、プロ……」
P「大事な打ち合わせがある。行くぞっ!」
P「千早、それは……」
千早「ふふ。冗談ですよ。嘘をつかれたお返しです」
本当だろうか?
どうも最近の千早は、よくわからない。
そうこうしているうちに、問題の人物がやって来た。
春香「おはようございまーす!」
やって来た春香は、まさに上機嫌。平素から明るく笑顔だが、今日はそれと比べてもレベルが違う感じだ。
小鳥「あら春香ちゃん、なにかいいことでもあったの?」
春香「いやーそれがですね」
プロデューサー「春香っ!!!」
俺は風よりも早く、春香の肩を掴んだ。
春香「私、プロ……」
P「大事な打ち合わせがある。行くぞっ!」
春香「え? あ、プロデューサーさん!?」
俺は春香を連れ去ると、車に放り込んだ。
春香「ちょ、プロデューサーさん。乱暴ですよ。未来の妻に対して、なんという仕打ち!」
P「春香! 961プロとの一件が片付くまでは、まだ二人の事はあんまりみんなに話さないでくれ」
春香「えー」
P「いつまでも、じゃない。決戦は明後日の日曜だから」
春香「社長とプロデューサーさんの計画、ですね?」
P「ああ、これから説明する」
移動の車中、俺は春香に計画の説明をする。
春香「これは私の役割が重要ですね!」
P「できるか?」
春香「プロデューサーさん? できるか、っていうのは人を疑う言葉ですよ。この春香さんに任せて下さい!!」
……そこはかない不安がよぎる。
俺は春香を連れ去ると、車に放り込んだ。
春香「ちょ、プロデューサーさん。乱暴ですよ。未来の妻に対して、なんという仕打ち!」
P「春香! 961プロとの一件が片付くまでは、まだ二人の事はあんまりみんなに話さないでくれ」
春香「えー」
P「いつまでも、じゃない。決戦は明後日の日曜だから」
春香「社長とプロデューサーさんの計画、ですね?」
P「ああ、これから説明する」
移動の車中、俺は春香に計画の説明をする。
春香「これは私の役割が重要ですね!」
P「できるか?」
春香「プロデューサーさん? できるか、っていうのは人を疑う言葉ですよ。この春香さんに任せて下さい!!」
……そこはかない不安がよぎる。
春香の仕事を終え、事務所に戻ると雪歩が近づいてきた。
雪歩「あの、プロデューサー。ちょっと……いいですか?」
P「ん? なんだ?」
雪歩「それが、私のお母さんがプロデューサーにいつもお世話になっているから、一言お礼が言いたいって言ってるんですぅ」
P「え? 雪歩のお母さんが?」
とっさに思い浮かんだのは、いつぞや会った雪歩の父親だ。
あのお父さんの、奥さんか……
雪歩はたぶん、母親似なんだろう。
そういえば知らなかったとはいえ、随分と迷惑をかけていたんだった。
P「待ってくれ。確か今週の予定は……」
雪歩「あ、あの、プロデューサー」
P「え?」
雪歩「お母さんは、プロデューサーさんもお忙しいでしょうから電話でかまわないって言ってました」
雪歩「あの、プロデューサー。ちょっと……いいですか?」
P「ん? なんだ?」
雪歩「それが、私のお母さんがプロデューサーにいつもお世話になっているから、一言お礼が言いたいって言ってるんですぅ」
P「え? 雪歩のお母さんが?」
とっさに思い浮かんだのは、いつぞや会った雪歩の父親だ。
あのお父さんの、奥さんか……
雪歩はたぶん、母親似なんだろう。
そういえば知らなかったとはいえ、随分と迷惑をかけていたんだった。
P「待ってくれ。確か今週の予定は……」
雪歩「あ、あの、プロデューサー」
P「え?」
雪歩「お母さんは、プロデューサーさんもお忙しいでしょうから電話でかまわないって言ってました」
P「そんなことでいいのか? 折角ならちゃんと会って……俺だってお礼が言いたいし」
雪歩「い、いえ! 電話で十分ですぅ」
そういえば雪歩はまだ、俺が父親ともう面識がある事を知らないんだった。
きっと、実家に俺が来ると驚くと思っているんだろうな。
P「でも電話でいいなら、事務所なり俺のケータイなりにかけてくれればいいんだぞ。番号だって知ってるだろ」
雪歩「お母さんが、事務所は仕事の場所だから仕事以外の電話は余程の事がないとしない、って」
P「へえ。なかなか堅いんだな」
雪歩「お母さんは、そういうところ厳しいんですぅ。それでケータイも相手の『いい』って許しを得ないのに、勝手に番号とか教えたりしちゃいけません、って」
雪歩「い、いえ! 電話で十分ですぅ」
そういえば雪歩はまだ、俺が父親ともう面識がある事を知らないんだった。
きっと、実家に俺が来ると驚くと思っているんだろうな。
P「でも電話でいいなら、事務所なり俺のケータイなりにかけてくれればいいんだぞ。番号だって知ってるだろ」
雪歩「お母さんが、事務所は仕事の場所だから仕事以外の電話は余程の事がないとしない、って」
P「へえ。なかなか堅いんだな」
雪歩「お母さんは、そういうところ厳しいんですぅ。それでケータイも相手の『いい』って許しを得ないのに、勝手に番号とか教えたりしちゃいけません、って」
P「ああそうか。それで、俺に教えてもいいかって聞きにきたわけだな?」
雪歩「そうなんですぅ。プロデューサーの番号を、お母さんに教えてもいいですか?」
P「ああ。むしろこちらから、お電話しないといけないかもな。最近はお父さんも、芸能活動を止めろとは言わないんだろ?」
雪歩「はい。でも応援もしてくれないんですけど……」
そんなことはないぞ、雪歩。
雪歩が変わったことで、あのお弟子さんも喜んでいた。
お父さんも、内緒で俺を助けてくれていた。
それもこれもみんな、雪歩を応援しているからだ。
P「雪歩」
雪歩「は、はい?」
P「お父さんに、俺がお礼を言っていたと伝えてくれないか? お母さんへは、電話がかかってきたら言うから」
雪歩「お父さんに、ですか……」
少し戸惑う雪歩。
雪歩「そうなんですぅ。プロデューサーの番号を、お母さんに教えてもいいですか?」
P「ああ。むしろこちらから、お電話しないといけないかもな。最近はお父さんも、芸能活動を止めろとは言わないんだろ?」
雪歩「はい。でも応援もしてくれないんですけど……」
そんなことはないぞ、雪歩。
雪歩が変わったことで、あのお弟子さんも喜んでいた。
お父さんも、内緒で俺を助けてくれていた。
それもこれもみんな、雪歩を応援しているからだ。
P「雪歩」
雪歩「は、はい?」
P「お父さんに、俺がお礼を言っていたと伝えてくれないか? お母さんへは、電話がかかってきたら言うから」
雪歩「お父さんに、ですか……」
少し戸惑う雪歩。
P「頼むよ。こうして雪歩のプロデュースができるのも、お父さんのおかげなんだから」
雪歩「え?」
P「お父さんが、芸能活動を許してくれているから、な」
雪歩は頷いて、ニッコリ笑った。
彼女の笑顔は、見る人を優しくホッとさせる。
雪歩「わかりました」
そしてその日の夜、自宅に戻った頃に俺のケータイが鳴った。
発信先は、見知らぬ番号。
P「雪歩のお母さんか」
俺はケータイに出た。
しかし相手は雪歩の母親では無かった。
雪歩「え?」
P「お父さんが、芸能活動を許してくれているから、な」
雪歩は頷いて、ニッコリ笑った。
彼女の笑顔は、見る人を優しくホッとさせる。
雪歩「わかりました」
そしてその日の夜、自宅に戻った頃に俺のケータイが鳴った。
発信先は、見知らぬ番号。
P「雪歩のお母さんか」
俺はケータイに出た。
しかし相手は雪歩の母親では無かった。
本日は、一旦ここで止まります。
いつも読んで下さる方には、感謝。
レスに感激です。
本当にありがとうございます。
気がつけば、1週間も続いており、自分でもびっくりです。
いつも読んで下さる方には、感謝。
レスに感激です。
本当にありがとうございます。
気がつけば、1週間も続いており、自分でもびっくりです。
この黒井社長は帝愛グループの地下施設で強制労働するべき!
まあ、どうせコンクリートで固められて海に流されるかもしれないが・・・・・
まあ、どうせコンクリートで固められて海に流されるかもしれないが・・・・・
?「あの、もしもし?」
P「はい。失礼ですが、雪歩の……ん?」
?「あの、私……」
P「……ハルカ? ハルカか!?」
?「はい……そうです」
電話の相手はハルカだった。
なんで? いや、それにどうして俺の番号を知っているんだ?
ハルカ「どうしてもお話がしたくて……でも最近、プロデューサーさんお店に来てくれないから、私どうしようかと思って」
俺はティンときた。あの店のニコニコ顔の男、彼に相談したんだろう。
そして彼は、雪歩の父親に話を持って行った。おそらくそんな所だろう。
P「なんとなくわかった。それと……店に行かなくなった事は、悪いと思っている」
ハルカ「……それはいいです」
ちっとも『いい』とは思っていない、そんな口調でハルカは言った。
ハルカ「私は商売女ですから」
P「そんな言い方、しないでくれ。少なくとも俺は……」
ハルカ「ごめんなさい。こんな話をするために、電話をしたんじゃないです。ここ数日、変なお客さんが何回か来て……」
P「変な客?」
ハルカ「どうやらプロデューサーさんが、私の所に来たのかを探っているみたいなんです。ごまかしておきましたけど」
一瞬俺は、戦慄した。
P「はい。失礼ですが、雪歩の……ん?」
?「あの、私……」
P「……ハルカ? ハルカか!?」
?「はい……そうです」
電話の相手はハルカだった。
なんで? いや、それにどうして俺の番号を知っているんだ?
ハルカ「どうしてもお話がしたくて……でも最近、プロデューサーさんお店に来てくれないから、私どうしようかと思って」
俺はティンときた。あの店のニコニコ顔の男、彼に相談したんだろう。
そして彼は、雪歩の父親に話を持って行った。おそらくそんな所だろう。
P「なんとなくわかった。それと……店に行かなくなった事は、悪いと思っている」
ハルカ「……それはいいです」
ちっとも『いい』とは思っていない、そんな口調でハルカは言った。
ハルカ「私は商売女ですから」
P「そんな言い方、しないでくれ。少なくとも俺は……」
ハルカ「ごめんなさい。こんな話をするために、電話をしたんじゃないです。ここ数日、変なお客さんが何回か来て……」
P「変な客?」
ハルカ「どうやらプロデューサーさんが、私の所に来たのかを探っているみたいなんです。ごまかしておきましたけど」
一瞬俺は、戦慄した。
社長の計画は、まだ961プロ側がハルカの存在を特定できていない事を前提にしている。
例のゲラには、画像が掲載されていなかった事から、俺達は961プロ側は流失した映像そのものは入手していないか、していても掲載できる画質のものでは無かったと推測している。
もしもここで、961プロ側がハルカを見つけたのなら、今回の計画は瓦解する。
ハルカ「それで良かった、んですよね?」
P「あ、ああ。ありがとう」
ハルカ「……もう」
P「え?」
ハルカ「もう、ウチの店には……来て、くれない……んですか?」
P「……ハルカ」
ハルカ「はい?」
P「言うなって言われたけど、俺はハルカに惚れていた。
ハルカ「……」
P「最初は春香に似ているから、その代わりみたいに思っていたけど、やっぱりハルカは春香じゃない」
ハルカ「……そうですね」
P「ハルカといると、楽しかった」
ハルカ「……はい」
P「でももう、会えない」
ハルカ「……」
P「俺は知らない間に、色んな人に迷惑や心配をかけていた。ハルカと会う事で、だ」
ハルカ「……」
P「許してくれ。俺はハルカと、その人達を天秤にかけた。そしてその人達を選んだんだ」
ハルカ「……そう、なんですか」
P「嫌いになったわけじゃない。だけど、俺はハルカを選べない」
例のゲラには、画像が掲載されていなかった事から、俺達は961プロ側は流失した映像そのものは入手していないか、していても掲載できる画質のものでは無かったと推測している。
もしもここで、961プロ側がハルカを見つけたのなら、今回の計画は瓦解する。
ハルカ「それで良かった、んですよね?」
P「あ、ああ。ありがとう」
ハルカ「……もう」
P「え?」
ハルカ「もう、ウチの店には……来て、くれない……んですか?」
P「……ハルカ」
ハルカ「はい?」
P「言うなって言われたけど、俺はハルカに惚れていた。
ハルカ「……」
P「最初は春香に似ているから、その代わりみたいに思っていたけど、やっぱりハルカは春香じゃない」
ハルカ「……そうですね」
P「ハルカといると、楽しかった」
ハルカ「……はい」
P「でももう、会えない」
ハルカ「……」
P「俺は知らない間に、色んな人に迷惑や心配をかけていた。ハルカと会う事で、だ」
ハルカ「……」
P「許してくれ。俺はハルカと、その人達を天秤にかけた。そしてその人達を選んだんだ」
ハルカ「……そう、なんですか」
P「嫌いになったわけじゃない。だけど、俺はハルカを選べない」
嫌いじゃないけど選べないと言ってあげるべきなのか
嫌いと言ってあげるべきなのか
童貞の俺には分からない
嫌いと言ってあげるべきなのか
童貞の俺には分からない
しばらくハルカは黙っていた。
ハルカ「……さっき、私に惚れていた、って言いましたね」
P「……ああ」
ハルカ「……嬉しかったです」
P「……すまない」
ハルカ「謝らないでください。その言葉、忘れません」
P「……そうか」
ハルカ「色々と決心もつきました」
P「決心?」
ハルカ「まず借金を返し終わったら、お店を辞めようと思って」
P「借金?」
ハルカ「あれ? 好きで私がああいうお仕事、してると思ってました?」
P「いや、そうだよな」
ハルカ「返せるメド、つきそうなんです」
P「そうか。良かったな」
ハルカ「プロデューサーさんがもう来ないなら、あの店にいてもしかたないし」
P「……すまない」
ハルカ「もう、冗談ですよ。私なんかに惚れたりしたらダメです。私は夢を売りました。いい夢でしたか?」
P「ああ、最高だった」
ハルカ「よかった」
ケータイの向こうから聞こえるハルカの声は、涙声だった。
ハルカ「それじゃあプロデューサーさん、また……」
P「ああ」
なんとなく奇妙な感覚にとらわれながら、俺はケータイをしまい。またすぐに取り出す。
P「……春香か? いや、もう家に着いたかと思ってな。ああ、うん……」
つくづく俺は軽率だ。
ちょっと声が聞きたかっただけだが、結局その日俺は春香の長電話に2時間つきあわされた……
ハルカ「……さっき、私に惚れていた、って言いましたね」
P「……ああ」
ハルカ「……嬉しかったです」
P「……すまない」
ハルカ「謝らないでください。その言葉、忘れません」
P「……そうか」
ハルカ「色々と決心もつきました」
P「決心?」
ハルカ「まず借金を返し終わったら、お店を辞めようと思って」
P「借金?」
ハルカ「あれ? 好きで私がああいうお仕事、してると思ってました?」
P「いや、そうだよな」
ハルカ「返せるメド、つきそうなんです」
P「そうか。良かったな」
ハルカ「プロデューサーさんがもう来ないなら、あの店にいてもしかたないし」
P「……すまない」
ハルカ「もう、冗談ですよ。私なんかに惚れたりしたらダメです。私は夢を売りました。いい夢でしたか?」
P「ああ、最高だった」
ハルカ「よかった」
ケータイの向こうから聞こえるハルカの声は、涙声だった。
ハルカ「それじゃあプロデューサーさん、また……」
P「ああ」
なんとなく奇妙な感覚にとらわれながら、俺はケータイをしまい。またすぐに取り出す。
P「……春香か? いや、もう家に着いたかと思ってな。ああ、うん……」
つくづく俺は軽率だ。
ちょっと声が聞きたかっただけだが、結局その日俺は春香の長電話に2時間つきあわされた……
今のうちに線香を買っておくか・・・・だれのための物かはわからないけど・・・・
まさか>>298に線香をあげることになるとはな…
計画の前日。ここで765プロは、もちうる力を結集した。
コネクション力をフルに活用し、ブーブーエスTVのセットを丸々と貸し切り、立ち入り禁止とした。
名目は、新企画のロケテス。極秘プロジェクトとのふれ込みだ。
ここで春香に、翌日放送の『生っすか!?サンデー』の出演部分を先撮りする。
そしてその生放送時、俺達は会見をひらく。
週刊誌発売より先に、その釈明。いや、961プロを告発するのだ。
春香が、そっくりさんとして例の記事がデタラメである、と。
本物の春香は、生っすかに出ている。その思いこみから、会見に出ている春香を本物とは誰も思わないだろう。それが狙いだ。
正直、手品とも呼べない単純な手で、賭けの要素も大きい。
春香「どうですか? プロデューサーさん」
演技力では春香は、かなりのものだ。
貴音、雪歩、と次いで伊織と並ぶ765プロの演技派だ。
P「ああ、ライブ感がよく出ている。さすがだ」
春香「いやー」
P「あのアドリブで転んだ所も、春香らしさが出ていた」
春香「あ、あれ、ほんとに転んじゃったんですけど……」
P「……まあいい。これで後は、明日に備えるだけだ」
春香「あはは。はい、明日は今日以上の演技をみせますよ」
P「千早と美希には、明日春香の不在とそれでもいるように振舞って欲しいと伝える」
春香「うまく……いきますよね」
不安は大きい。それでもやるしかないんだ。
P「うまくいくさ……」
コネクション力をフルに活用し、ブーブーエスTVのセットを丸々と貸し切り、立ち入り禁止とした。
名目は、新企画のロケテス。極秘プロジェクトとのふれ込みだ。
ここで春香に、翌日放送の『生っすか!?サンデー』の出演部分を先撮りする。
そしてその生放送時、俺達は会見をひらく。
週刊誌発売より先に、その釈明。いや、961プロを告発するのだ。
春香が、そっくりさんとして例の記事がデタラメである、と。
本物の春香は、生っすかに出ている。その思いこみから、会見に出ている春香を本物とは誰も思わないだろう。それが狙いだ。
正直、手品とも呼べない単純な手で、賭けの要素も大きい。
春香「どうですか? プロデューサーさん」
演技力では春香は、かなりのものだ。
貴音、雪歩、と次いで伊織と並ぶ765プロの演技派だ。
P「ああ、ライブ感がよく出ている。さすがだ」
春香「いやー」
P「あのアドリブで転んだ所も、春香らしさが出ていた」
春香「あ、あれ、ほんとに転んじゃったんですけど……」
P「……まあいい。これで後は、明日に備えるだけだ」
春香「あはは。はい、明日は今日以上の演技をみせますよ」
P「千早と美希には、明日春香の不在とそれでもいるように振舞って欲しいと伝える」
春香「うまく……いきますよね」
不安は大きい。それでもやるしかないんだ。
P「うまくいくさ……」
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