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元スレ鳴上「月光館学園か」有里「八十稲羽?」
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有里「僕じゃ頼りないかな?」
千枝「へ?」
有里「僕じゃ、里中さんを包んであげられないのかなって」
千枝「……もうちょっと、お互いを良く知ってからじゃ駄目?」
有里「じゃあ、これから里中さんの事、ちょっとずつ教えてよ。僕の事も少しずつ教えるから」
千枝「うん。じゃあ、あの、よろしく……ね」
>千枝は手を差し出してきた。
有里「よろしくね」
>手を握り返した。
>……緊張しているのか、少し汗をかいている。
有里「汗」
千枝「う、言わないでよ、そういう事はさ……」
>千枝と色々な話をした……。
>千枝と少し仲良くなったようだ。
>『No.11 剛毅 里中千枝』のランクが3になった。
有里「……こっちでも、強敵だな」
千枝「何か言った?」
有里「いや、何も。家まで送るよ」
>やはり彼の存在はメンバーの中でかなり大きいようだ。
>もしかすると、これから絆を深める上で少し障害になるかもしれない……。
>千枝を家まで送って、自分も帰った。
千枝「へ?」
有里「僕じゃ、里中さんを包んであげられないのかなって」
千枝「……もうちょっと、お互いを良く知ってからじゃ駄目?」
有里「じゃあ、これから里中さんの事、ちょっとずつ教えてよ。僕の事も少しずつ教えるから」
千枝「うん。じゃあ、あの、よろしく……ね」
>千枝は手を差し出してきた。
有里「よろしくね」
>手を握り返した。
>……緊張しているのか、少し汗をかいている。
有里「汗」
千枝「う、言わないでよ、そういう事はさ……」
>千枝と色々な話をした……。
>千枝と少し仲良くなったようだ。
>『No.11 剛毅 里中千枝』のランクが3になった。
有里「……こっちでも、強敵だな」
千枝「何か言った?」
有里「いや、何も。家まで送るよ」
>やはり彼の存在はメンバーの中でかなり大きいようだ。
>もしかすると、これから絆を深める上で少し障害になるかもしれない……。
>千枝を家まで送って、自分も帰った。
意識し始めたお互い。
しばらくは二人ともコミュ伸ばし。
二人が会うとどうなるのでしょう。
答えは霧の中?
本日分は今度こそ終わり。
では、また後日。
しばらくは二人ともコミュ伸ばし。
二人が会うとどうなるのでしょう。
答えは霧の中?
本日分は今度こそ終わり。
では、また後日。
鳴上はショタに手を出して、キタローは間男
なんてカオスだ マヨナカテレビも逃げ出すぜ
なんてカオスだ マヨナカテレビも逃げ出すぜ
番長は年下ならなんでもいいのか?www
そして冷静に同時進行とか言ってるキタローェ……
経験から気まずくなるの確定してるのに突っ込むって勇者すぎだろ
そして冷静に同時進行とか言ってるキタローェ……
経験から気まずくなるの確定してるのに突っ込むって勇者すぎだろ
このコミュの取り合いは正直不安になる展開だな
それぞれキャラ達に思い入れがあるから余計に
それぞれキャラ達に思い入れがあるから余計に
これだけ教えてほしいんだけど、P4キャラがキタローに恋したりキタロー>番長になったりする?
いやぁこのSS面白いですね!乙です!
という自演をしておいて。
今日明日は法事のため更新が難しいのですが、少し気になるレスがあったので外から。
えーペルソナ4女性陣が有里に恋するかどうか。
結論から言えばします。
といっても鳴上君の事を忘れたりする訳ではなく、これから有里が彼らにとってかけがえのない仲間になり、鳴上と同じくらい大きな存在になった時、恋に発展するかどうか…程度の話です。
有里の頑張りと、これからの展開次第でしょう。
逆に3女性陣が鳴上に…というパターンも勿論あります。
基本大筋以外は行き当たりばったりで書いてるので、どうなるかは自分でもわかりません。
あと天田と鳴上は健全な先輩後輩だろなんでショタ狙いとか言うんだよ笑っちゃったよ
という自演をしておいて。
今日明日は法事のため更新が難しいのですが、少し気になるレスがあったので外から。
えーペルソナ4女性陣が有里に恋するかどうか。
結論から言えばします。
といっても鳴上君の事を忘れたりする訳ではなく、これから有里が彼らにとってかけがえのない仲間になり、鳴上と同じくらい大きな存在になった時、恋に発展するかどうか…程度の話です。
有里の頑張りと、これからの展開次第でしょう。
逆に3女性陣が鳴上に…というパターンも勿論あります。
基本大筋以外は行き当たりばったりで書いてるので、どうなるかは自分でもわかりません。
あと天田と鳴上は健全な先輩後輩だろなんでショタ狙いとか言うんだよ笑っちゃったよ
>>210
あの・・・いきなりで悪いとは思いますが、そういう質問には答えないでくださいよ・・・
その辺の要素も込みで見てるんですから。
例えるなら推理小説でこれからの被害者を全員教えられてしまう位の酷さですよ
せめて
「鳴上君の事を忘れたりする訳ではなく、これから有里が彼らにとってかけがえのない仲間になる」
ぐらいで留めて欲しかったです。
あの・・・いきなりで悪いとは思いますが、そういう質問には答えないでくださいよ・・・
その辺の要素も込みで見てるんですから。
例えるなら推理小説でこれからの被害者を全員教えられてしまう位の酷さですよ
せめて
「鳴上君の事を忘れたりする訳ではなく、これから有里が彼らにとってかけがえのない仲間になる」
ぐらいで留めて欲しかったです。
>>211 っとー、またも申し訳ない。
書き方が悪かったと思うので弁明を。
先ほどのレスで最も重要なポイントは
「基本大筋以外は行き当たりばったりで書いてるので、どうなるかは自分でもわかりません」
の部分です。
まぁ、つまり、可能性としてあらゆるパターンが存在するけれど、現時点では未定という事になります。
事件の原因や解決策などは決定してから書いていますが、そこにいたるまでにどのキャラが重要な役割で、どのキャラがこう動いて、っていうのは考えてません。
勿論有里や鳴上がそれぞれ仲間達と打ち解けられるかどうかも含めて、自分にも不明です。
本来ならこういう質問は言葉を濁すのですが、原作があり、その原作で良い仲になったキャラもいるという事で、それ以外は見たくないという方もいると思います。
そういった点に配慮して返答する事にしました。
なので、実際ネタバレ要素は含まないようにしたつもりですが、そのようにするつもりであるとも取れる書き方だったのは落ち度だと思い、レスを重ねました。
書き方が悪かったと思うので弁明を。
先ほどのレスで最も重要なポイントは
「基本大筋以外は行き当たりばったりで書いてるので、どうなるかは自分でもわかりません」
の部分です。
まぁ、つまり、可能性としてあらゆるパターンが存在するけれど、現時点では未定という事になります。
事件の原因や解決策などは決定してから書いていますが、そこにいたるまでにどのキャラが重要な役割で、どのキャラがこう動いて、っていうのは考えてません。
勿論有里や鳴上がそれぞれ仲間達と打ち解けられるかどうかも含めて、自分にも不明です。
本来ならこういう質問は言葉を濁すのですが、原作があり、その原作で良い仲になったキャラもいるという事で、それ以外は見たくないという方もいると思います。
そういった点に配慮して返答する事にしました。
なので、実際ネタバレ要素は含まないようにしたつもりですが、そのようにするつもりであるとも取れる書き方だったのは落ち度だと思い、レスを重ねました。
この>>1…できる
さて、わずかな時間を見つけて投下。
かなり短いですが本日分。
かなり短いですが本日分。
【2012/4/16(月) 晴れ 堂島宅】
菜々子「湊お兄ちゃん、今日もお出かけ?」
有里「夕方からちょっと出かけようかなって思ってたけど?」
菜々子「そっか……じゃあ菜々子帰ってきたらちゃんとお留守番してるね」
有里「うん。じゃあいってらっしゃい」
>菜々子を見送った……。
有里「さて、と」
>少し、やり方を考える必要がある。
有里「まず、里中さんと仲良くなろう。ああいうタイプは月光館にはいなかったし……」
有里「彼の事は、また今度考えるとして。とにかく一人ずつ仲良くなっていこう」
>まだ焦るような段階では……メールだ。
『差出人:りせ
件名:ずるーい!
本文:昨日里中先輩とデートしたってほんと!?
ずるーい、りせも有里さんと遊びたーい』
>文の最後にハートの絵文字がぴこぴこと輝いている。
有里「……まぁ、いいか」
>りせに返信しよう。
【同日 夕方 商店街】
りせ「有里さーん、お待たせっ!」
有里「学校お疲れ様」
りせ「ありがとーございます!あ、でもりせちょっと怒ってるよ?」
有里「どうかしたの?」
りせ「有里さん、里中先輩とデートしたって?」
有里「デートっていうか、少し話をね」
りせ「商店街をぶらつきながら?」
有里「なんでりせが知ってるの?」
りせ「有里さんの事は何でもお見通しです!……なんちゃって、実は完二が見てたんだよね、昨日。今日たまたま聞いちゃって」
有里「ああ、それで……」
りせ「あたしの事ほっといてデートとか酷いですよぉ!」
有里「ごめんね。お詫びに今日は付き合おうと思って」
りせ「えへ、冗談ですけどね!でも付き合ってくれるならトコトン甘えちゃおうかな。じゃ、いきましょー!」
>りせに手を引っ張られてどこかへ連れて行かれた……。
【辰姫神社】
りせ「はいっとーちゃく!」
有里「ここ……神社?」
りせ「神社ですね」
有里「ええと、りせは神社に何か用があったの?」
りせ「ふっふっふ……有里さんは知らないでしょうけど、ここの神社はすごいんですよ?」
有里「おみくじで良いのを引くとお金が拾えるとか?」
りせ「え、なんですかそれ。いやそういうんじゃなくて!絵馬があるでしょ?」
有里「絵馬?……ああ、確かに」
>たくさんの絵馬が吊られている……。
りせ「ここに願い事を書いた絵馬をかけとくと、なんと!願いが叶うんですよ!」
有里「ほう」
りせ「なので、あたしと先輩の願い事をここに書いちゃおう!って事で連れてきました」
有里「願い事ね。りせは何を書くの?」
りせ「あたし?あたしはねー……内緒!」
有里「じゃあ後で絵馬見るね」
りせ「えっ!ずるい!それ反則ぅ!えーと……願い事は、有里さんともっと仲良くなれますように、だよ」
有里「僕と?」
りせ「うん、せっかく知り合えたんだもん。もっとずーっと仲良くなりたいなって」
有里「それなら絵馬なんかに書かずに僕に言えばいいのに」
りせ「気分の問題!そういう有里さんは何て書くんですか?」
有里「僕は決まってるかな。影時間が早くなくなりますように、だよ」
りせ「……ま、そうですよね!今はそれが一番大事だもんね」
有里「不満なら、僕もりせともっと仲良くなれますようにって書こうか?」
りせ「言わせた感すごいからいいですぅ。有里さんらしくって良いと思いますよ」
>二人で絵馬を書いた……。
有里「……?りせ、なんで二枚も」
りせ「ん?あれっ、あれってもしかしてキツネ?」
有里「キツネ?犬じゃなくて?」
りせ「あんな犬見たことないですよ。キツネっぽかったんだけどなー……で、えっと、呼びました?」
有里「……いや、なんでもない」
>りせと仲良くなった気がする。
>『No.17 星 久慈川りせ』のランクが3になった。
>……?
>陽介からメールだ。
【2012/4/16(月) 晴れ 巌戸台分寮】
>GWの事を美鶴に相談しよう。
鳴上「桐条さん、ちょっと良いですか?」
美鶴「……なんだ」
鳴上「あの……からかったのは本当に申し訳ないと……」
美鶴「っ、ああ、それはもういい。で、何か用か?」
鳴上「ええと、GWってありますよね。その間、前に住んでた町に遊びに行こうかと思ってるんです」
美鶴「この大変な時に遊びに……いや、そうだな。それもいいかもしれないな」
鳴上「単に遊びに行くわけじゃなくて、仲間から話とか聞いてこれたらいいなって事で」
美鶴「なるほど、合理的だ。ここにいるだけではわからない情報も手に入るわけか。良いだろう、行ってきなさい」
鳴上「本当ですか?ありがとうございます!」
美鶴「そもそも善意で協力してもらっているんだ、君の生活をこれ以上拘束する権利は無いよ。楽しんでくるといい」
鳴上「はい、じゃあGWには寮を空けますね」
美鶴「だが、一つ条件がある」
鳴上「条件、ですか?」
美鶴「……言いたくは無いが、君には前科がある。また一人で何かしないとも限らない」
鳴上「……今回は、そのつもりはありませんが」
美鶴「それと、こちらと勝手が違う可能性があるからな。……そんな顔をするな、単に心配なだけだ」
鳴上「つまり、この寮の誰かを連れて行けと?」
美鶴「ああ。私から推薦する人物を一人。それから君の好きに一人選出して三人で旅行だ。友人と水入らずと行きたい所だろうが……すまないな」
鳴上「いえ、今が非常時だっていうのはわかってますから。それに、新しい仲間を紹介もしたいですし」
美鶴「そう言ってくれると心が痛まずに済むな。では、条件付だが許可を出そう。そろそろ学校に行かないと遅れるぞ」
鳴上「ありがとうございます!じゃ、行ってきます」
>GWに八十稲羽に帰れることになった!
>連れて行くメンバーを決めなければ……。
>それと、陽介に連絡を入れておこう。
とりあえずここまで。
夜中になればまた少し時間が出来るかもしれませんが、恐らくは……なので短いですがご容赦を。
というわけで、本日分は以上。
また後日。
夜中になればまた少し時間が出来るかもしれませんが、恐らくは……なので短いですがご容赦を。
というわけで、本日分は以上。
また後日。
そうか!
この読んでてモヤモヤする気持ちはNTRだったのかwwwww
なるほどなー。
この読んでてモヤモヤする気持ちはNTRだったのかwwwww
なるほどなー。
もし、俺が女だったらこんな人(キタロー)とお近づきになりたくないww
怖いww
怖いww
荒れて来たな、こういう展開は何度も体験した
このスレも終わりか…
このスレも終わりか…
まあNTR勘弁って気持ちはわかります。ので上述のようなレスをしておきました。
そこまで酷いものは出ないと思いますが、それに近い感覚を味わうかもしれません。
方向性として、FESに近い感じになるので、多数派に支持されるとはいかないかもしれないなと思っています。
みんな人間で、いろんな判断をする可能性がある。という事を念頭に置いて書いてます。
さて、そんなわけで本式に投下。
本日分その2。
そこまで酷いものは出ないと思いますが、それに近い感覚を味わうかもしれません。
方向性として、FESに近い感じになるので、多数派に支持されるとはいかないかもしれないなと思っています。
みんな人間で、いろんな判断をする可能性がある。という事を念頭に置いて書いてます。
さて、そんなわけで本式に投下。
本日分その2。
【同日 夕方 堂島宅前】
『差出人:陽介
件名:速報
本文:GW、相棒が帰ってくる事が確定!向こうの友達も何人か連れてくるってよ!』
有里「……ややこしくなってきたな」
>何だか、他のメンバーとの間に少し壁を感じ始めた。
>これ以上仲良くなる事が難しい気がする。
菜々子「お帰りなさい!菜々子お留守番してたよ!」
有里「お疲れさま。誰か来たりした?」
菜々子「……お客さんは来なかったよ。湊お兄ちゃん、何か困ってるの?」
有里「ん?ちょっとね」
菜々子「そーなんだ……」
>菜々子は心配そうにこっちを見ている……。
有里「ちょっと、お友達と仲良くなりたいんだけど、中々上手く行かなくて」
菜々子「お友達と仲良くできないの?」
有里「いろいろ試してるんだけどね」
>何か違和感を感じる……。
菜々子「寂しい?大丈夫?」
有里「大丈夫、なんとかしてみせるから」
>……?
【夜】
美奈子「こんばんわ」
有里「ああ、君か……こんばんわ」
美奈子「今日は元気無いね」
有里「何か引っかかる事があってね……」
美奈子「仲間との事?」
有里「だと思う」
美奈子「忘れてることがあるんじゃないかなぁ」
有里「忘れてること……?」
美奈子「灯台下暗し、って言うでしょ?初歩的な事を見落としてるとか」
有里「そう……なのかな」
美奈子「自分で上手くやっているつもりの時ほど、肝心なことを忘れているものだよ」
有里「……」
美奈子「納得いかない?……次までに、答え合わせしておいてね」
有里「忘れている、こと……?」
【同日 昼 月光館学園】
鳥海「えーと、そろそろ全員書けたねー?回収するよー?」
>生徒達がプリントを提出していく……。
鳥海「ありゃ、鳴上くんはまだ書けてないか」
鳴上「すみません、すぐ……」
鳥海「あー、焦んなくていいよ。この紙はただの調査票だけど、人生考えるって大事だから。まぁ書けなかったら放課後残ってもらうけどねー」
鳴上「はい……じゃあ、放課後に提出します」
鳥海「はいよ。しっかり考えなさい」
男子「鳴上、まだ書けて無かったのな」
鳴上「ああ。お前は何て書いた?」
男子「とりあえず進学かなー。就職っつっても就職先も無いし。バイトしながら大学通って、その間に決めるよ」
鳴上「とりあえず、保留ってとこか」
男子「ま、そういう感じ。だってさ、人生決めろったって無理だろ?俺らちょっと前まで小学生だったんだぜ?」
鳴上「先の事なんて考え始めたの、つい最近だもんな」
男子「そーそー。これからさ、大人になった頭でじっくり考える時間作るためにも大学だな」
鳴上「……しっかり考えてるんだな」
男子「適当だよ適当。みんなそんなもんだと思うぜ」
鳴上「そうか……」
男子「……ま、先生の言うとおり、じっくり考えてもいいと思うぜ。本決定までまだ時間あるしさ」
鳴上「ああ、そうするよ」
【放課後 職員室】
鳴上「すみません、先生。時間がかかってしまって」
鳥海「はい、受け取りました。……進学、するの?」
鳴上「ええ、とりあえずそうしようかと」
鳥海「教師としては、とりあえずーなんて理由は認め辛いなー」
鳴上「まだ本決定では無いですし、本当にとりあえずって感じなんですけど」
鳥海「わかってるって。まぁ悩むよね。とにかく進学しとけば、まだ考える時間は作れる。そうでしょ?」
鳴上「俺、やりたい事とかあんまり思いつかなくて……」
鳥海「そうだねー、最近の学生は皆そんなもんでしょ。やりたい事やらせてもらえる世の中でもないしね」
鳴上「先生は、教師になりたくてなったんですか?」
鳥海「ないしょ。あ、そうだ。何ならその調子で周りの人に聞いてみればいいんじゃない?面白い話聞けるかもよ」
鳴上「なるほど……そうですね。聞いてみます」
鳥海「とりあえず今日は帰ってよし。またね」
>職員室を後にした……。
鳴上「進路、か……事件以外にもこんな強敵がいるとは……」
>進路の事……誰に聞こうか……。
【巌戸台分寮】
美鶴「君か、おかえり」
鳴上「あ、ただいま……」
美鶴「……?どうした、そんなに眉間に皺を寄せて」
鳴上「あ、そんな顔してます?」
美鶴「ああ。何に悩んでいるか知らないが、相談なら乗るぞ?」
鳴上「それが、進路の事でして……」
美鶴「……なるほど、時期だな。なるべく早くに決定してしまう事が望ましいか。ならこの寮には先輩達が沢山いる。話を聞くといい」
鳴上「先生にもそう言われたんで、そうしようかと。ところで、桐条さんはどうだったんですか?」
美鶴「私か?……いや、私の話はいいだろう。ああ、それと真田には聞くな。恐らくはおかしな方向の話になるから」
鳴上「ああ……それは、なんとなく」
美鶴「そうだな、ゆかりや山岸なら真面目に聞いてくれるだろう」
鳴上「そうですね、そうします。じゃあ、失礼します」
>さて、どちらに話を聞こう。
>悩んでいると、三階から誰かが降りてきた。
風花「あれ?鳴上君どうしたの?階段の前で……うわ、眉間に皺が……」
鳴上「ああ、山岸さん。よかった、ちょっと話いいですか」
風花「お話?いいけど……」
鳴上「立ち話も何ですんでどこか……」
風花「じゃあ、またお部屋にお邪魔してもいいかな?」
鳴上「ああ、どうぞ」
【自室】
鳴上「じゃあ、また椅子を……」
風花「あ、私ベッドでいいよ。鳴上君、椅子使って」
鳴上「一応上座があっちなんでどうぞ」
風花「この部屋、上座とかあるんだね……じゃあ、失礼して。ところで、お話って何?」
鳴上「今日、学校で進路希望調査っていうのを書いたんですよ。それで、俺、やりたい事とか思いつかないなって思って」
風花「あー、三年だもんね。遅いくらいか。でも、そういう事なら私の話ってあんまり参考にならないかも」
鳴上「どういうわけですか?」
風花「私、今は大学に通ってるんだけど……やりたい事があるわけじゃないんだ」
鳴上「あ、やりたい事を探す為の時間稼ぎみたいな」
風花「っていうんでも無いんだけどね。やりたい事がいくつかあって、それが決められなくて……迷ってる内に、期限が来ちゃって」
鳴上「とにかく進学って事にした?」
風花「そう。あれって、夏くらいにはもう決めとかないと駄目なんだよね。先生たちもそのくらいから色々手続きとかするみたいだし」
鳴上「夏ですか……」
風花「私はね、機械いじりが趣味で……」
鳴上「あ、何か意外ですね」
風花「変かな?」
鳴上「いえ、そういうわけじゃ」
風花「その方面かなって思ったんだけど、そういう仕事ってやっぱり男性が多くて。求人が少なかったんだよね」
鳴上「エンジニアとかだと女性には厳しいんですかね」
風花「そうみたい。で、もう一つの趣味が料理で、そっちの方面に進もうと思ったんだけど」
鳴上「あ、それはなんていうか、らしいです」
風花「そう?ありがと。でも、そっちは踏ん切りつかなくて……機械いじりはこれでもちょっとしたものだと思ってるんだけど」
鳴上「自信が無かったんですか?」
風花「うん。今でこそ趣味って言ってるんだけど、昔はほんっとに苦手でね……それもあって、中々決められなくて」
鳴上「今は、どうしようと思ってるんですか?」
風花「やっぱり、料理かなって思ってる。今は、普通の文系大学に通ってるんだけど。卒業したら調理師免許でも取ろうかなって」
鳴上「決まったんですね」
風花「うん。やっぱり好きなことしたいし、ね。鳴上君の趣味って何?」
鳴上「趣味ですか……釣りとかならしますけど」
風花「うーん、中々仕事にし辛い趣味だね……。そういうのだと難しいよね」
鳴上「でも、やっぱりやりたい事をやろうっていうのは凄くなんていうか、励ましになりました。ありがとうございます」
風花「そう?なら良かった。ごめんね、いい話できなくて」
鳴上「いえ、本当に……いつか、料理食べさせてくださいよ。俺も少し料理するんで興味あります」
風花「うん、いつかね。約束。じゃ、私はこれで」
>風花に一礼して別れた。
>風花と少し仲良くなった気がする。
>『No.02 女教皇 山岸風花』のランクが3になった。
【2012/4/17(火) 晴れ 夕方 ジュネス内フードコート】
陽介「よっ!どうしたよ、俺だけ呼び出したりして」
有里「悪いね、陽介。少し話がしたくて」
陽介「何、悩み事か?相談乗るぜ」
有里「実はそうなんだ」
陽介「あれ、マジなの?この前悩みなら俺にゃ相談しねーっつってたから冗談かと」
有里「マジなんだ。真剣に聞いて欲しいんだけど」
陽介「おう、マジなんだったら俺もマジで聞くぜ」
有里「僕の事、どう思う?」
陽介「あぁ?……そういうのは、ちょっと」
有里「どうして?真剣な相談なんだ」
陽介「うわぁ、身を乗り出すな!そ、そーゆーのは完二の担当だろが!」
有里「完二君が?人を見るのが得意とかなのかな」
陽介「え?ああ、あのー……あれか?俺の事が好きとかそういうんじゃないのか?」
有里「好きだよ」
陽介「いや、友達としてとかじゃなくて、こう……ライクじゃなくてラブみたいな?」
有里「陽介、そういう趣味なの?」
陽介「前に違うっつったろーが!……なんだ、有里は俺らからどう見られてるか気になってたのか」
有里「まぁ、そうだね」
陽介「へっ、そんな事気にしてないような顔してなー。可愛いとこあんじゃん」
有里「真面目に聞いてるんだ」
陽介「あー、そうだなー。俺から見たって事でいいんだよな?」
有里「うん、陽介から見て僕はどういう人間に見える?」
陽介「……正直に言うぜ?」
有里「それを聞きたいんだ」
陽介「変なヤツ、って感じだな。正直言うと……たまーに引く瞬間あるぜ。なんつーか、人の事探ってるような気がしてさ」
有里「そう、か」
陽介「いや、落ち込むことねーよ?なんつーのかな。俺、馬鹿だから上手く言えねーんだけど、俺らの事仲間だと思ってんのかな?みたいな瞬間あるぜ」
陽介「良い印象ねーっつったけど、そりゃ普通に友達として見てるって話でさ……俺以外の奴らがどう思ってるかわかんねーけど、ちょっと薄気味悪いっつーか」
有里「……まぁ、そうだろうね」
陽介「悪いな、なんか、上手く言えねーや。ただ、お前面白いと思うんだよ。面白いと思うし、多分良いヤツなのもわかってる。けど、なんだろな……安心できないっつーの?何か、こっちの事伺ってる感じがしてさ」
有里「嫌われてるのかな」
陽介「いや、嫌いじゃねーよ?それは皆同じだと思う。むしろ好きなんだけど、一線あるっつーかさ……」
有里「そっか……」
陽介「……なんか、ごめんな?」
有里「いや、正直に言ってくれてありがとう。わざわざ呼びたてて悪かったね」
陽介「や、いいって。まぁ、俺もさ……そんなにすんなりこの街に馴染んだわけじゃねーんだ。だから、何となくわかるぜ、有里の気持ち」
有里「……じゃあ、また何かあったら相談に乗ってくれる?」
陽介「ああ、絶対な!その内馴染めると思うぜ、皆良いヤツらだしさ」
有里「ありがとう。……またね」
>陽介に悩みを少し打ち明けた。
>陽介と親密になった気がする。
>『No.19 太陽 花村陽介』のランクが3になった。
【同日 夜 堂島宅】
菜々子「お帰りなさい……遅かったね」
有里「うん……」
菜々子「お友達とまだ仲良くできてないの?」
有里「……」
菜々子「お兄ちゃんとは皆仲良しだったのに……」
有里「お兄ちゃん、か」
菜々子「どうかしたの?」
有里「なんでもない。気にしないで」
菜々子「湊お兄ちゃんもかっこいいし優しいのにどうして?」
有里「いろいろ工夫してみてるんだけどね」
菜々子「くふう?なんでお友達と仲良くするのに工夫がいるの?」
有里「まぁ、いろいろあって……」
>何かが引っかかる。
菜々子「へんなの。菜々子、お友達と遊ぶ時に工夫なんてしてないよ。一緒に楽しく遊べたらいいなって思ってるだけだもん」
陽介『こっちの事伺ってる感じがしてさ』
有里「あ」
菜々子「どうしたの?」
>菜々子はまた心配そうにこちらを見ている。
有里「ありがとう、菜々子。何か、わかったかも」
菜々子「ほんとに!?良かった、じゃあみんな仲良しだね!」
有里「これからは、ね」
>部屋に入った……。
有里「ふぅ……僕は馬鹿か」
有里「焦りか、慢心か、人としての大事な部分をすっかり忘れてたのか……」
有里「人は、駒じゃない。彼らは、僕の力を増す為の道具じゃない」
有里「下らない……誰が障害になってる、とかじゃない。僕自身の問題じゃないか」
有里「もう一度、自分の気持ちを見直せ……僕は、彼らとどうなりたい?」
>特捜隊の仲間達の顔が浮かぶ。
有里「……GW、か」
有里「陽介に、彼の連絡先を聞こう」
有里「いろいろ工夫してみてるんだけどね」
菜々子「くふう?なんでお友達と仲良くするのに工夫がいるの?」
有里「まぁ、いろいろあって……」
>何かが引っかかる。
菜々子「へんなの。菜々子、お友達と遊ぶ時に工夫なんてしてないよ。一緒に楽しく遊べたらいいなって思ってるだけだもん」
陽介『こっちの事伺ってる感じがしてさ』
有里「あ」
菜々子「どうしたの?」
>菜々子はまた心配そうにこちらを見ている。
有里「ありがとう、菜々子。何か、わかったかも」
菜々子「ほんとに!?良かった、じゃあみんな仲良しだね!」
有里「これからは、ね」
>部屋に入った……。
有里「ふぅ……僕は馬鹿か」
有里「焦りか、慢心か、人としての大事な部分をすっかり忘れてたのか……」
有里「人は、駒じゃない。彼らは、僕の力を増す為の道具じゃない」
有里「下らない……誰が障害になってる、とかじゃない。僕自身の問題じゃないか」
有里「もう一度、自分の気持ちを見直せ……僕は、彼らとどうなりたい?」
>特捜隊の仲間達の顔が浮かぶ。
有里「……GW、か」
有里「陽介に、彼の連絡先を聞こう」
というわけで昼のと合わせて一日分といった所でしょうか。
なんやかんやで上手く回り始めた鳴上。
ようやく絆の本当の深め方を思い出した有里。
そして長々とお待たせしました。
そろそろ、二人が出会います。
なんつって、予告っぽいことをしておいて今日はここまでです。
明日も投下できるかどうかわからないのですが、一応は毎日更新を目標にしているのでがんばってみます。
とにかく、また後日。
なんやかんやで上手く回り始めた鳴上。
ようやく絆の本当の深め方を思い出した有里。
そして長々とお待たせしました。
そろそろ、二人が出会います。
なんつって、予告っぽいことをしておいて今日はここまでです。
明日も投下できるかどうかわからないのですが、一応は毎日更新を目標にしているのでがんばってみます。
とにかく、また後日。
乙ー
まぁ人との関係性が力になって、尚且つそうやって力を稼がなきゃ死ぬって状況に置かれてたらそんな思考になるわな
まぁ人との関係性が力になって、尚且つそうやって力を稼がなきゃ死ぬって状況に置かれてたらそんな思考になるわな
菜々子の言葉が3をやってた俺の心を刺してきた・・・
でも 気 持 ち い い
でも 気 持 ち い い
なるほどなー
コミュを作業的に深めようとしてたのか
何か違和感有ったからスッキリした
コミュを作業的に深めようとしてたのか
何か違和感有ったからスッキリした
よかったこのままキタローが機械的に仲良くなろうとしてたら悲しかった
菜々子ちゃんマジ菜々子ちゃん
菜々子ちゃんマジ菜々子ちゃん
確かに3は絆の力で世界を救えたからどうしても力が必要って考えちゃうよなぁ 納得
3のキャラはほとんど両親や家族と問題があって、その分一人でどうこうしようとする事が多かった分、
無理に大人ぶろうとしたりして、結果皆の力があって先に進む事が出来た。
4のキャラは等身大で学生やってる分そう言う人達とは溝があるんだろうな
無理に大人ぶろうとしたりして、結果皆の力があって先に進む事が出来た。
4のキャラは等身大で学生やってる分そう言う人達とは溝があるんだろうな
よかったよかった
キタロー怖い、近づきたくない言ってゴメンネ
キタロー怖い、近づきたくない言ってゴメンネ
>>241
そう考えると4メンバーは恵まれすぎだな
そう考えると4メンバーは恵まれすぎだな
4はすげー仲間想いだし、ほぼ知らない奴のために命かけるしどこの聖人君子だよってレベル
4は街の危険は見過ごせねぇ!って感じの正統派主人公な流れだからな
3は急に力持ってよくわからん組織に引き込まれてっていう大半のキャラが巻き込まれ気味だし
3は急に力持ってよくわからん組織に引き込まれてっていう大半のキャラが巻き込まれ気味だし
法事終わった!うおおおおお!
というわけでなんとかでっち上げた本日分。
というわけでなんとかでっち上げた本日分。
【2012/4/17(火) 晴れ 巌戸台分寮】
>授業を終えて寮に帰って来た。
>進路の話をする為にゆかりを待とう。
鳴上「好きなことをする、か」
>自分のやりたい事を思い浮かべてみる……。
鳴上「さっぱりだ」
鳴上「あれ?じゃあ俺は空いた時間で何をしてたんだっけ」
>……友人達と遊んで、友人の悩みを聞いて、絵馬の願いごとをかなえて、知り合った大人達の悩みを解いて……。
鳴上「あ、あれ?」
鳴上「俺、自分の事何もやってない……?」
岳羽「ただいまー……って、鳴上君、そんな所で死にそうな顔してどうしたの?」
鳴上「あ、岳羽さん……ちょっとお時間いいですか?」
岳羽「可愛い後輩の頼みだしね。お姉さんなんでもやっちゃうよ?……なんて」
鳴上「あの、進路の話なんですけど」
岳羽「そっか。三年だもんね。どうするか決まったの?」
鳴上「決まらないから、先輩方の話を聞いて考えようと思って」
岳羽「なるほどね。で、何でそんなに顔してたの?」
鳴上「昨日、既に山岸さんに話を聞いてみたんです」
岳羽「あー、風花ってその辺しっかりしてそうだもんね。それで、どうだったの?」
鳴上「自分のやりたい事に向かうのが良いって」
岳羽「へぇ、そんな事言ったんだ。……らしいっちゃらしいね」
鳴上「それで、ちょっと考えてみたんですけど。俺、やりたい事って何も思いつかないんですよ」
岳羽「んー趣味とか、そういうの無いの?暇な日はこれ!みたいなさ」
鳴上「無いんですよ……俺、暇があったら他人の話聞くか他人のお願い聞くかしかしてなかったから」
岳羽「……なんか、どっかの誰かみたいね、それ。見覚えあるわ」
鳴上「改めて考えると、俺自分の欲っていうか、やりたい事って全然無くて……」
岳羽「なにそれ、どこの聖人君子よ……うーん、でも、楽しかった時とかさ、あるんじゃない?」
鳴上「仲間といる時は楽しかったです。けど、それってどうなんでしょう。俺自信の目的じゃないというか」
岳羽「確かに、友達と一緒にいたいっていうのはちょっと違うかもしれないねー。っていうか私もそこまでしっかり考えてるわけじゃないからなー」
鳴上「俺、やっぱり変なんでしょうか」
岳羽「君や私くらいの年齢でそこまで他人の事優先できる人っていないよ、やっぱり。良い事だと思うけど……そのせいで悩んじゃってるんだもんね」
鳴上「人生に目標が無いって気付いたら、酷い気分になりました。俺は……」
岳羽「進路の決定っていつまで?」
鳴上「多分、夏くらいには……一学期の終わり、くらいまでですね」
岳羽「まだちょっと時間あるじゃん。君のやりたい事探し、今からでも間に合うんじゃない?」
鳴上「俺の、やりたい事……」
岳羽「滅私奉公大いに結構だけど、たまには自分の事考えてもバチ当たんないと思うな。私なんか、いつも自分の事で手いっぱいだけど」
鳴上「……自分の事を考えるのが、こんなに難しいと思ってませんでした。他人の悩みならすぐにでも動けるんですけど」
岳羽「……ほんっと、どこまであの人に似てるんだか。それでいなくなっちゃった人もいるんだから」
鳴上「今、何か言いました?」
岳羽「ん?別に?とにかくさ、探してみようよ。自分の好きな事、やりたい事……きっと、すぐ見つかるよ。何かあったら付き合うしさ」
鳴上「そう、ですね。やってみようと思います。また悩んだら相談に乗ってくださいね」
岳羽「任せときなさいって。ほら、いつまでも辛気臭い顔してないの!」
鳴上「はい。ありがとうございました。……そういえば、興味本位で聞くんですけど」
岳羽「ん?どうかした?」
鳴上「岳羽さんって、料理とかしますか?」
岳羽「料理?あー。なんていうか、あんまり得意じゃない……かなー。どうして?」
鳴上「いや、山岸さんと話してる時に料理の話になりまして。寮内の他の人たちはどうなのかなって」
岳羽「あー、風花ね……ま、私はそんなに料理とかしないよ。なんかごめんね?」
鳴上「ああ、いえ。別に謝るような事じゃ……」
>ゆかりと話をした。
>ゆかりは自分に協力してくれるようだ……。
>『No.06 恋愛 岳羽ゆかり』のランクが3になった。
岳羽「確かに、友達と一緒にいたいっていうのはちょっと違うかもしれないねー。っていうか私もそこまでしっかり考えてるわけじゃないからなー」
鳴上「俺、やっぱり変なんでしょうか」
岳羽「君や私くらいの年齢でそこまで他人の事優先できる人っていないよ、やっぱり。良い事だと思うけど……そのせいで悩んじゃってるんだもんね」
鳴上「人生に目標が無いって気付いたら、酷い気分になりました。俺は……」
岳羽「進路の決定っていつまで?」
鳴上「多分、夏くらいには……一学期の終わり、くらいまでですね」
岳羽「まだちょっと時間あるじゃん。君のやりたい事探し、今からでも間に合うんじゃない?」
鳴上「俺の、やりたい事……」
岳羽「滅私奉公大いに結構だけど、たまには自分の事考えてもバチ当たんないと思うな。私なんか、いつも自分の事で手いっぱいだけど」
鳴上「……自分の事を考えるのが、こんなに難しいと思ってませんでした。他人の悩みならすぐにでも動けるんですけど」
岳羽「……ほんっと、どこまであの人に似てるんだか。それでいなくなっちゃった人もいるんだから」
鳴上「今、何か言いました?」
岳羽「ん?別に?とにかくさ、探してみようよ。自分の好きな事、やりたい事……きっと、すぐ見つかるよ。何かあったら付き合うしさ」
鳴上「そう、ですね。やってみようと思います。また悩んだら相談に乗ってくださいね」
岳羽「任せときなさいって。ほら、いつまでも辛気臭い顔してないの!」
鳴上「はい。ありがとうございました。……そういえば、興味本位で聞くんですけど」
岳羽「ん?どうかした?」
鳴上「岳羽さんって、料理とかしますか?」
岳羽「料理?あー。なんていうか、あんまり得意じゃない……かなー。どうして?」
鳴上「いや、山岸さんと話してる時に料理の話になりまして。寮内の他の人たちはどうなのかなって」
岳羽「あー、風花ね……ま、私はそんなに料理とかしないよ。なんかごめんね?」
鳴上「ああ、いえ。別に謝るような事じゃ……」
>ゆかりと話をした。
>ゆかりは自分に協力してくれるようだ……。
>『No.06 恋愛 岳羽ゆかり』のランクが3になった。
【2012/4/18(水) 晴れ 巌戸台分寮】
>今日は凄く疲れた……。
>寮につくなり倒れこんでしまった。
アイギス「……」
鳴上「う、……ん?」
>やわらかい……。
アイギス「あ、そのままで」
鳴上「アイギス……さん?」
アイギス「大丈夫ですか?帰ってくるなり倒れたりして……」
鳴上「ああ、そういえば……いえ、全部の授業に全力で取り組んでたら疲れてしまって」
アイギス「真剣なのはいい事です。ですが、あまり根を詰めすぎると」
鳴上「ですね。体で覚えました。あの、ところでこの体勢は……?」
>アイギスの声は背後から聞こえる。
>そして、自分は右耳を下にして「膝」と思しき物体に頭を乗せている。
アイギス「お疲れのようでしたから……」
鳴上「ありがとうございます。……本当に、機械とは思えませんね」
アイギス「褒め言葉と受け取っていいでしょうか?」
鳴上「ええ、褒めてます」
アイギス「それならありがとうございます」
美鶴「ただい……鳴上、何をしている?」
鳴上「いえ、どうやら疲れすぎて倒れてしまったらしく、ご好意に甘えさせてもらっています」
美鶴「そうか。それはいいが、あまり天田を困らせるなよ」
鳴上「はい」
鳴上「ええっ?」
天田「あのー……」
鳴上「天田の膝だったのか」
天田「ええ。アイギスさんが『疲れた人には膝枕』だっていうもんで……」
鳴上「……まぁ、ありがとう。そろそろ起きるよ」
天田「はい。それじゃ先輩、お大事に」
>……。
>冗談を言えるような仲になった……と考えておこう。
鳴上「しかし冗談抜きで疲れた……自分の得意な事、好きな事を見つけるのも容易じゃないな」
鳴上「授業に全力を出しても特に手応えというか、確信にはいたらなかったし……」
鳴上「はぁ……」
>しばらく、寝よう……。
【深夜】
>Pipipi……。
>電話だ。
鳴上「あ……もしもし」
『あれ以来だね。こんばんわ』
鳴上「っお前……!」
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