私的良スレ書庫
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元スレ男「イジメで地下倉庫に閉じ込められてる間に学校にテロリストが……」
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───
3階 空き教室
教祖「…………」
女「……」
度重なる銃声。
何が起こっているのか分からない状況。
この事態に、教祖と女は部屋で大人しくしていた。
教祖「………」チラ
女「………」
女が体育座りをする。
健康的なふともも、白いうなじ、ふっくらとした胸元。
そして、小動物のように小刻みに震える姿が、教祖の視線を釘付けにする。
教祖「…………」ジー
女「……ぅ」
教祖「………」ジー
女「うぅぅ………」ブルッ…
教祖「………」ジー
教祖「………」ニヤニヤ
───
───
男「はぁ、はぁ……」
男は3階に降りると、まずは西の階段の踊り場へ向かった。
男「はぁ……はぁ……」
踊り場に着くと、リュックから酢酸の入ったビンを取り出す。
男「よいしょ……」
そして、ビンのフタを開け、中身を少し床に撒く。
キュポ ビチャビチャ…
男「っ!?」
やはり、臭いが凄まじい。
男「だっ、脱出!」
男は急いで3階へと駆け戻った。
男「はぁ……たったあんだけなのに……酢の強烈な酸っぱい臭いが……」
そう言いながら、もう片方の東側の踊り場にも向かう。
そして、
男「………」
キュポ ビチャビチャ…
同じように、少し床に撒くと、急いでその場を離れる。
男「はぁ……これで、何とか……」
廊下に戻り、一息つく。
男「少し……休もうかな……」
男「……いや、もう少し……もう少しがんばろう……」
のそのそと歩き出す。
そして男が入ったのは、3階、美術室。
学校:───
───
南校舎 1階 空き教室
隊長「………」
隊長「………」
3BO「隊長……」
隊長「何だ?」
3BO「あの……差し出がましいようですが、」
隊長「言ってみろ」
3BO「声明文……その、日本政府への独立宣言と資金請求は、行わないのですか?」
隊長「いや、行う」
3BO「しかし……そろそろ行なっても良いのでは? 勿論、警察がこちらへ来るリスクはありますが……」
隊長「警察が来たところで、こちらには人質がいる 問題は無い」
3BO「で、では……その、そろそろ警察とマスコミ各社に声明の電話をした方が……」
隊長「確かに、そのタイミングではある」
3BO「……?」
隊長「が、通報は、我々はしない」
3BO「?? ど、どういうことですか?」
隊長「奴がやる」
3BO「奴……」
3BO「あ、あいつ、ですか!? 今逃げ回ってる……」
隊長「そうだ 放っておいても、奴がやる」
3BO「はぁ……まあ、そりゃそうでしょうね……外に助けを求めるでしょう……」
3BO「でも、だからって、何で奴に任せるんですか? 我々がやった方が……」
隊長「警察の動向は、こちらで把握出来る」
そう言って隊長は、懐からやや大きい無線機の様な機械を取り出す。
3BO「受令機……!? そ、そんなものどうやって……」
隊長「使えるのは数日間ぐらいだろうな……いや、APRだのなんだの、最近は厄介になった……」
そう言って隊長は昔を懐かしむようにくつくつと笑った。
3BO「た、確かにそれで……まさか、基幹系も?」
隊長「ああ、一応、な」
3BO「………」
隊長「……奴は通報する。それは間違いない。」
隊長「が、子供が『学校にテロリストが来た』とだけ言って、警察に相手にされると思うか?」
3BO「いえ……まあ、そう本気にはしないでしょうね……」
隊長「ああ、だから奴は……警察に情報を与えざるを得ない」
3BO「情報?」
隊長「自分がテロリストについて知っていること、今自分がどういう状況か、」
3BO「……」
隊長「今後どうするつもりか……、これはまた、警察側が指示する場合もある」
3BO「……」
隊長「それらの情報は、我々には有用だ」
隊長「奴自らが、喋るのだ」
隊長「それが、我々に役立つ情報を与えてくれる」
隊長「ネズミ狩りの、な」
───
───
美術室
男「えっと……美術室って言ったら、やっぱり絵の具だよな……」
ゴソゴソ
男「どこだ……」ゴソゴソ
男(ゴミならそこら中にあるのに……)ゴソゴソ
男(ビニール袋に、輪ゴムに、なんやかんや……)ゴソゴソ
男(リュックに入れるまでもないな……ポケットで十分)ゴソゴソ
男「お、あった」
男「黒い絵の具……」ヒョイ
男「これは、このままじゃ使えないな……」
男「空いたペットボトルに…」ギュポ
男「絵の具を全部絞り出して……」ニュルルル…
男「水をたっぷり入れて……」ジョボボ…
男「振る!!」ジャッカ ジャッパ ジャッカ
男「ふぅ……これはリュックに入れとこう……」ゴソゴソ
男「他に何か無いかな……」
男「しかし……流しの周り汚ねぇな……」
男「筆……中身の無い絵の具……バケツ……」
男「お、これは……流しの洗剤か……」
男「学校にある奴と種類違うな……先生が個人的に買ってんのかな……」
男「入れてくか……」ゴソゴソ
男「って、大分リュックが手狭になってきたぞ……」
男「薬品、ペットボトル、メトロノーム、文房具……」
男「かさばるもんばっかり入れてるからな……はぁ……」
男「赤い絵の具かペンキも入れたかったけど……」チラ
男「しょうがない、いいや、どうせ同じだし……」
男はそう言うと、棚から赤いペンキ缶を掴み、美術室の出口へ向かった。
───
3階 廊下
男「よい」
男「しょっ!」
男が、持っていたペンキをぶち撒ける。
廊下の真ん中に赤い水溜りが出来た。
男「ふぅ…… あ、でも……」
男「……どうしよう……1階に降りる、か……?」
男「いや……時間はある、よな? まだ大丈夫だよな?」
男「……少し、休憩しよう」
男「あ、そうだ……休憩がてら通報しとくか……」
男「えっと……」ピッ ピッ
───
今日はここまで。
乙ですー。
やることはやってても時々休憩を考えちゃう男君マジヘタレww
まぁ、時々休憩入れないといざって時動けないってのもあるし、休憩に回せるだけの時間的余裕があると考えてるってことなんだろうけど。
やることはやってても時々休憩を考えちゃう男君マジヘタレww
まぁ、時々休憩入れないといざって時動けないってのもあるし、休憩に回せるだけの時間的余裕があると考えてるってことなんだろうけど。
>>405を訂正(補足)します
隊長「そうだ 放っておいても、奴がやる」
3BO「はぁ……まあ、そりゃそうでしょうね……外に助けを求めるでしょう……」
3BO「でも、だからって、何で奴に任せるんですか? 我々がやった方が……」
隊長「警察の動向は、こちらで把握出来る」
そう言って隊長は、懐からやや大きい無線機の様な機械を取り出す。
3BO「受令機……!?」
隊長「ああ……どうにか手に入れたよ」
3BO「ほ、本物ですか?」
隊長「ああ……しかし、使えるのは数日間ぐらいだろうな……いや、APRだのなんだの、最近は厄介になった……」
そう言って隊長は昔を懐かしむようにくつくつと笑った。
3BO「確かに……それさえあれば警察の無線も傍受出来ますね……。 まさか、基幹系も?」
隊長「ああ、一応、な」
3BO「………」
隊長「……奴は通報する。それは間違いない。」
隊長「が、子供が『学校にテロリストが来た』とだけ言って、警察に相手にされると思うか?」
3BO「いえ……まあ、そう本気にはしないでしょうね……」
隊長「ああ、だから奴は……警察に情報を与えざるを得ない」
3BO「情報?」
隊長「警察に信じてもらう為には、詳しく説明するしかない」
隊長「自分がテロリストについて知っていること、今自分がどういう状況か、」
3BO「……」
隊長「今後どうするつもりか……、これはまた、警察側が指示する場合もある」
3BO「……」
隊長「とにかく奴は、必死に電話口でペラペラと情報を並べ立てるだろう」
隊長「その情報が、警察無線を駆け回る」
隊長「それを、盗聴する。」
3BO「なるほど……」
隊長「奴自らが、喋るのだ」
隊長「それが、我々に役立つ情報となる」
ミシ…と、隊長の手の中の受令機が軋んだ。
隊長「ネズミ狩りの、な」
───
ちなみに
3階 現在図
>>420
遅筆なので、遅いことは確かです
打ち切りもしょっちゅうなので…モチベを維持出来るよう頑張ります
隊長「そうだ 放っておいても、奴がやる」
3BO「はぁ……まあ、そりゃそうでしょうね……外に助けを求めるでしょう……」
3BO「でも、だからって、何で奴に任せるんですか? 我々がやった方が……」
隊長「警察の動向は、こちらで把握出来る」
そう言って隊長は、懐からやや大きい無線機の様な機械を取り出す。
3BO「受令機……!?」
隊長「ああ……どうにか手に入れたよ」
3BO「ほ、本物ですか?」
隊長「ああ……しかし、使えるのは数日間ぐらいだろうな……いや、APRだのなんだの、最近は厄介になった……」
そう言って隊長は昔を懐かしむようにくつくつと笑った。
3BO「確かに……それさえあれば警察の無線も傍受出来ますね……。 まさか、基幹系も?」
隊長「ああ、一応、な」
3BO「………」
隊長「……奴は通報する。それは間違いない。」
隊長「が、子供が『学校にテロリストが来た』とだけ言って、警察に相手にされると思うか?」
3BO「いえ……まあ、そう本気にはしないでしょうね……」
隊長「ああ、だから奴は……警察に情報を与えざるを得ない」
3BO「情報?」
隊長「警察に信じてもらう為には、詳しく説明するしかない」
隊長「自分がテロリストについて知っていること、今自分がどういう状況か、」
3BO「……」
隊長「今後どうするつもりか……、これはまた、警察側が指示する場合もある」
3BO「……」
隊長「とにかく奴は、必死に電話口でペラペラと情報を並べ立てるだろう」
隊長「その情報が、警察無線を駆け回る」
隊長「それを、盗聴する。」
3BO「なるほど……」
隊長「奴自らが、喋るのだ」
隊長「それが、我々に役立つ情報となる」
ミシ…と、隊長の手の中の受令機が軋んだ。
隊長「ネズミ狩りの、な」
───
ちなみに
3階 現在図
>>420
遅筆なので、遅いことは確かです
打ち切りもしょっちゅうなので…モチベを維持出来るよう頑張ります
>>429が臭い
支援
すげぇ面白いわ
時間かかってもいいから完結だけはしてくれ
すげぇ面白いわ
時間かかってもいいから完結だけはしてくれ
本当ここも民度落ちたよな
あと北海道、お前いい加減にsageを覚えろ
あと北海道、お前いい加減にsageを覚えろ
どこでも県名煽りはあるだろ
これだから関西はって何回言われたことか
これだから関西はって何回言われたことか
>>407の続き
───
南校舎 3階 空き教室
教祖「あ~~~~君は~~~~」
女「っ」ピク
教祖「少し~~~気の流れが~~~~悪いようだ~~~~」
女「……」
教祖「私が~~~~」
教祖「特別なマッサァジをしてあげよう~~~~ぉ~~~~」
女「い、いいです……」ビク、ビク
教祖「さあ、さあ~~~~~」ニヤァ
───
───
南校舎 3階 空き教室
教祖「あ~~~~君は~~~~」
女「っ」ピク
教祖「少し~~~気の流れが~~~~悪いようだ~~~~」
女「……」
教祖「私が~~~~」
教祖「特別なマッサァジをしてあげよう~~~~ぉ~~~~」
女「い、いいです……」ビク、ビク
教祖「さあ、さあ~~~~~」ニヤァ
───
───
北校舎 3階 廊下
ピッ
男「……よし、通報完了……」
男「……」
男「そろそろ1階に降りて……」スッ
ガク…
男「っ!?」
男(うっ……足が、まだ……)
男(運動オンチなのに階段駆け上がったからなぁ……)
男「もうちょっと……休憩するか……」
男「………」
男(何だろう……)
男(………)
男(胸騒ぎが……)
男(………)
男(大丈夫、大丈夫……)
男(出来るだけのことはやってる……)
男(………はず。)
───
───
南校舎 1階 空き教室
隊長「………」
受令機(警察無線傍受装置)『─── ザッ ───』
隊長「……まだ情報は無し、か」
3BO「……奴、なかなか通報しませんね」
隊長「焦るな……奴は通報する、それは間違い無い」
隊長「奴がいかに、訓練を受けた者であろうと……」
隊長「通報することにデメリットは無いからな」
隊長「奴にとって警察は救いの味方であろうし、」
隊長「我々が外部……この場合は教団、から援軍を呼ぶことも防げる訳だからな」
3BO「なるほど……」
隊長「まあ、我々としては……教団に現状を知られる訳にはいかないがな」
3BO「……やはり、教団には連絡無しですか」
隊長「……今回の襲撃計画は、教団内でも反対は少なくなかった」
隊長「今のモタついた現状を知られれば、教団の内部分裂にも繋がりかねない」
3BO「………」
隊長「教団に連絡する訳にはいかんのだ。 だからこそ、」
隊長「我々で、ケリをつける」グッ
3BO「……」ゴクリ
隊長「我々で教祖をお守りし、奴を倒し、計画を完遂させる」
3BO「……はい!」
隊長「……とはいえ、決して油断はするな」
3BO「はい……」
隊長「奴の手口、相当訓練されている者と見ていい」
隊長「加えて、計画を実行する周到さ、勇敢さもあるだろう」
隊長「最も警戒すべきタイプの人間かもしれん」
3BO「なるほど……お、恐ろしい敵ですね……」
隊長「ああ、恐ろし……」
そう言い掛けて、隊長の脳裏に過去の記憶が蘇る。
懐かしい、久しく忘れかけていた記憶。
それは、まだ若かりし頃──
隊長(若)「……」
自衛隊に入隊したばかりで、右も左も分からなかった頃。
隊長(若)「……」
教官「お前ら良く聞け! 実戦は何が起こるか分からない! だからこそ! 常に最悪を想定して動け!」
隊員「「「「 はい!!! 」」」」
隊長(若)「は、はい!!」
教官「………」
教官「おい、お前」
隊長(若)「は、はいっ!」
教官「……最も恐ろしい敵とはどんな奴か、分かるか」
隊長(若)「も、もっとも恐ろしい敵、でありますかっ?」
教官「そうだ。何度も言わせるな。」
隊長(若)「は、はい、ええと……」
隊長(若)「まず、力の強い者だと思います!」
教官「それで?」
隊長(若)「へ?」
教官「それだけか?」
隊長(若)「え、ええと……あと、武器の扱いに長けた者、それと、頭のキレる者、それに……」
隊長(若)「知識が豊富で、仲間も多く、そして、勇敢な者! そのような人間が、最も恐ろしい敵だと思います!」
教官「………」
隊長(若)「……?」
教官「大間違いだ」
隊長(若)「っ!? え!?」
教官「お前らも良く聞いてろぉ!!」
教官「いいかぁ!! この世で最ッッとも恐ろしい人間ってやつァなぁ!!」
教官「臆病で!! 意気地無しで!! ノミの心臓みてェな奴だ!!」
隊長(若)「なっ……!?」
教官「しっかり肝に銘じてろ!!」
隊員「「「 はい! 」」」
隊長(若)「は、はい!」
教官「……おい、お前」
隊長(若)「っ…はい!」
教官「間違えた罰だ。 腕立て五百。」
隊長(若)「~~~っ はい!」
……長
長!
隊長!
3BO「隊長!」
隊長「っ……ん、」
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