私的良スレ書庫
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元スレ男「イジメで地下倉庫に閉じ込められてる間に学校にテロリストが……」
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地の文が少ないと馬鹿が読みに来るから困る………
あ、NIPって低学歴の集まりでしたね(笑)
あ、NIPって低学歴の集まりでしたね(笑)
夏厨と自治厨と自称傍観者(この場合は俺)の罵り合いはブーメランの投げ合いと揶揄することもできる
>>1さんのSS大好きだからこれからも頑張って
>>948
真面目で頭のいい人間ほど宗教に狂いやすいって前に新聞で読んだことあるな。
周りから見れば電波入ってイカれてるように見えるけど本人はいたって本気、なんてのはよくある話。
あるいはとんでもない詐欺師かな?
上手いこと周りを宗教狂いさせて金せしめてやろうとしてるとか。
真面目で頭のいい人間ほど宗教に狂いやすいって前に新聞で読んだことあるな。
周りから見れば電波入ってイカれてるように見えるけど本人はいたって本気、なんてのはよくある話。
あるいはとんでもない詐欺師かな?
上手いこと周りを宗教狂いさせて金せしめてやろうとしてるとか。
隊長や周りにうまいことのっけられた形だけの教祖で
本人は何も考えてない
ってパターンかもよ
本人は何も考えてない
ってパターンかもよ
一気読みした
>>1乙
>>1乙
>>905の続き
───
首相官邸
官房長官「……"理想の国家"……」
総理「ああ……。 まあ、あくまで私の想像だがな」
官房長官「……ですがそれは、近く明らかになると思われます」
総理「どういうことだ?」
官房長官「今、正に内通者が教団施設内部に潜入中なのですが……」
総理「! そうか、そういえばそうだったな」
官房長官「事件直前の最後の通信で、『"隊長"の部屋の位置を突き止めた』と報告してきたんです」
総理「!」
総理「それなら………」
官房長官「はい……。 その"隊長"について、何か手掛かりを掴めば……」
総理「奴が"新国家建設を目指す理由"も分かる、という訳か」
官房長官「はい」
───
───
教団施設 深部
公安A「ふぅ……外じゃテロでお祭り騒ぎだからな……。 逆に警備が手薄になって助かったぜ」
公安A「っと、いかんいかん……本当は俺がテロを止めるべき役割だったんだ……」
公安A「うし、ここらで挽回しねーと……」
コツ、コツ、コツ…
公安A「ん、ここか」
目の前には、ドア。
そして、その鍵はいかにも堅牢そうな見た目をしている。
公安A「……なんつー厳重な作りだよ……素人のレベル超えてんぞ」
そうこぼしながら、青年は懐からピッキング道具を取り出す。
公安A「……お手並み拝見」ペロ…
───
───
南校舎 1階 廊下
隊長に呼び出された2AO(男)、1DO(女)が肩を並べて歩いている。
1DO「……」 トコ トコ トコ トコ
2AO「……」スタスタ スタスタ
1DO「ねぇ、ゆうちゃん」
2AO「っブッ!? ッだから! 任務中はその名前で呼ぶなッ!」
1DO「えー いいじゃーん」
2AO「ったく……」
1DO「あのさ」
2AO「何だよ」
1DO「キンチョーするね」
2AO「……ああ」
1DO「任務って、何だろね」
2AO「………」
2AO「多分、あれだろ…… 潜んでるヤツを、捕まえるか、[ピーーー]かするんだろ……」
1DO「そっか……そうだよね」
2AO「………」
1DO「………」
1DO「……私……」
1DO「殺したく、ないな……」
2AO「ッ!? お、おま…何、何言ってんだよ!」
1DO「だって……」
2AO「馬鹿っ! 隊長の命令だぞ……! それに、奴は……」
2AO「奴は……石田さん(スナイパー)を殺してるんだ!!」
1DO「………っ……」
1DO「……そっか……そうだよね…… ……うん……」
2AO「石田さんの……仇を取るんだ……」
1DO「うん……」
2AO「それに……」
2AO「教団の、為に」
1DO「……うん……」
───
───
ガコッ カチャ…
キィィィ…
公安A「っよし! 開いたっ……!」
コソコソ…
公安A「っとと……タイチョーさんのデスクは……」
公安A「! これか……!」
ガサゴソ バサバサ
公安A(どうでもいい書類やファイルしかねぇ……)
公安A「めぼしいもんは無い、か……」
公安A「はぁ……」
公安A「………」
公安A「チッ」 ドガッ
ガコ…
公安A「ん?」
公安A「………まさか……」 コンコン
コンコン…
公安A「! これ……二重底だ! 引き出しの底板に、隙間がある!」
公安A「考えやがったな……!」 ガタガタ
ガサゴソ カタッ
公安A「出た!」
公安A「……?」
公安A「これは………」
ガサ…
公安A「…………」
公安A「……手帳………?」
───
───
1DO「……ねぇ、ゆうちゃん」
2AO「だから……」
1DO「あたしね、この教団に入って……良かった、って思う」
2AO「………」
1DO「だって、ゆうちゃんにまた会えたから」
2AO「っ…… フン」
1DO「だって……ちっちゃい頃から、ずっと一緒だったのに……」
1DO「私が引っ越してからは、全然会えなかったんだもん」
2AO(引っ越し……中学卒業の時、だったな……)
2AO「………」
1DO「私ね、ゆうちゃんの家に、何度もお手紙書いたり電話したりしたんだよ?」
2AO「……」
1DO「……私が引っ越してすぐ、ゆうちゃんの家が火事にあって、ゆうちゃんの家も引っ越した…って、その時は知らなかったから……」
2AO「……」
1DO「それから、ずーっと音信不通……」
2AO「………」
1DO「……どうして、ゆうちゃんの方から連絡くれなかったの?」
2AO「…………」
2AO「俺さ」
2AO「お前も知っての通り……小坊の時からバカやって、先公に怒られてばっかりでさ……」
2AO「中学に上がってからも相変わらずでさ……むしろ悪いセンパイ達とつるむようになって……」
1DO「……」
2AO「……その、委員長とかしてて……勉強得意なお前とは……真反対の人間になっていって……」
1DO「……」
2AO「高校に上がってからは……札付きの不良になってた……」
1DO「……」
2AO「だから、その……引っ越し先で、進学校に通ってるお前とは、さ……」
1DO「……」
2AO「その……お前に絡んだら……お前に迷惑掛かるかな、って……」
1DO「……バカ。 ……ずっと待ってた」
2AO「……すまん」
1DO「はぁー………」
2AO「………」
1DO「……私、てっきり嫌われてるんだと思ってた」
2AO「バ、バカ! そんな訳ないだろ! 嫌いな訳……」
1DO「じゃあ」
1DO「好き?」
2AO「す………」
2AO「~~~~ ッ 」
1DO「ぶー 言ってよー」
2AO「バかっ……」
1DO「……私ね」
2AO「あん?」
1DO「私……イジメられてたんだ。 高校で」
2AO「!」
2AO「………」
1DO「私、ちっちゃい頃から勉強だけが取り柄でさ……」
1DO「あれから私ね……引っ越した後も、転校先で勉強がんばったの」
2AO「………」
1DO「でもね……… 転校先のコたち、……新入りの私が、成績が良いのが気に入らなかったみたい」
2AO「………」
1DO「……3年間、必死で耐えて……卒業は出来たけど……」
1DO「その頃には、もう心も体もボロボロだった……」
1DO「私、ずっとようちゃんに会いたかった。 会いたくて、たまらなかった」
2AO「………」
1DO「そんな時だったよ……この教団と出逢ったのは」
1DO「それで、入ったら、ゆうちゃんがいるんだもん。 びっくりしちゃった」
そう言って、懐かしむように笑った。
───
───
首相官邸
総理「しかし……そもそものキッカケは何だ?」
官房長官「キッカケ、と言いますと」
総理「この隊長という男、どういう経緯でこの宗教団体に入ったんだ?」
官房長官「たまたま街の勧誘に会ったという話です」
官房長官「まあ、隊を追い出された彼にとっては……何でも良いから心の拠り所が欲しかったのでしょう……」
総理「成程……」
総理「しかし、奴が教団に入ってから、そう長い時間は経っていない」
総理「この短期間で、これほど大規模な"作戦"を任されるポストへと昇り詰めたというのか?」
官房長官「……その"出世"についても、公安から情報が届いております」
官房長官「……初めは、奴は魂が抜けたような、まるで生ける屍のようだったと。」
総理「だろうな」
官房長官「しかし……教団の共同生活は、各班ごとに分かれて、グループ単位で生活するのですが……」
官房長官「年齢的に、ということで、奴は班長になったそうです」
総理「班長、ねぇ」
官房長官「そこで、奴はやる気こそは見せないものの、各仕事をそつなくこなしたようです。」
官房長官「まあ、元は優秀な人間ですからね」
総理「ふむ……」
官房長官「そこで、まずそのグループの人望を得まして……そして、成り行きで、さらにもう一つ上のポスト、寮長になったそうです」
総理「寮長……」
官房長官「そこでも優秀な働きをし……、そして、後はトントン拍子に出世。」
官房長官「とうとう、教団の幹部の地位まで……。」
総理「………冗談みたいな話だな……」
官房長官「それを実現してしまう、人間だった、ということです……」
総理「………」
総理「全く」
総理「何て惜しい人材だ」
官房長官「………」
官房長官「そして」
総理「ん」
官房長官「そして……最も特筆すべき点が、」
官房長官「若者への、献身的ともいえる接し方です」
総理「若者? 献身的?」
官房長官「ええ……この隊長という男、若者からの支持が圧倒的に多いのです」
総理「……是非とも、見習いたいものだな」
総理が憮然として言い返す。
官房長官「………」
官房長官「教団に入ってくる若者は、心に傷を抱えた者がほとんどです」
官房長官「この隊長と言う男は、彼ら若者に対して、優しく、温かく、時に厳しく……まるで父親のようであったと」
総理「……」
官房長官「時には体調を崩した若者をつきっきりで看病したり、または心を病んだ者のケアに努めたり……」
官房長官「とにかく、尋常じゃないまでに、『若者に優しい男』であったようです」
官房長官「まるで」
官房長官「何かの償いのようですらあった、と」
───
───
1DO「………」
2AO「………がんばらなきゃ、な」
1DO「!……」
2AO「教団の為にも…… それに……俺……」
2AO「隊長さんの、役に立ちたい」
1DO「……!」
2AO「……こんな俺に……社会から爪弾きにされて、腐ってた俺に……居場所を、くれた」
1DO「………」
2AO「……俺、教団に入った頃も、一人でいじけてた……。 でも……」
2AO「でも、隊長さんは……隊長さんだけは、俺を信じて、いっぱい励ましてくれた……」
2AO「もう、こんな俺、生きててもしょうがないと思ってた……。 でも……」
2AO「隊長さんが……もう一度、生きる希望をくれた……!」
2AO「だから……俺、隊長さんの役に立ちたい……!」
1DO「……私も、だよ」
2AO「お前も……?」
1DO「……」コク
1DO「もう、努力なんてくだらないと思ってた……。 がんばったって、何にもならないんだって。」
1DO「人生に、努力なんて、なんの意味も無いんだ、って」
1DO「でもね……隊長さんの訓練を受けて…… 『変わりたい』って思えた……。」
1DO「色んなことに挑戦して、失敗して、成功して……隊長さんから叱られて、褒められて……」
1DO「努力って、楽しい、って思えた。 人生を輝かせてくれるんだ、って……!」
1DO「私、変われたの」
そう言って、1DOが2AOに微笑んだ。
2AOは思わずどぎまぎとしてしまう。
2AO「ご、ごほん……とにかく、任務だ、任務」
2AO「お前は……まあ、安心して任務に集中しろよ」
1DO「うん……」
2AO「俺が……」
2AOが軽く咳払いをする。
2AO「俺が、守ってやるから」
1DO「……うん!」
目の前には、隊長の待つ、1階空き教室の扉。
2AO「失礼します!」
ガララララッ
───
───
首相官邸
…ピリリリリリッ
突如、官房長官の携帯が鳴る。
官房長官「! 失礼」 サッ
官房長官「……! 公安からです! 何か掴んだのでしょう!」
総理「よし! スピーカーにつなげ!」
官房長官「はっ!」 カチ
公安A『あー、聞こえますか こちら公安A』
官房長官「聞こえるぞ 報告しろ」
公安A『はっ……。 えー、隊長のデスクで、ですね』
公安A『資料…… 一つの、手帳を発見しました』
官房長官「手帳……?」
公安A『ええ……かなりボロボロです。 相当使いこまれた物のようです』
───
───
教団 深部 隊長の部屋
公安A「机の引き出しの隠しスペースから発見しました」
官房長官『……それで、内容は?』
公安A「えー……手帳には、主にスケジュール関係が几帳面に書かれています……」
公安A「他には、とりとめの無いこともたまにメモしてあります……」
公安A「あと……日記代わりにも使っていたようで、たまに日付とその日の出来事なんかも書かれています」
官房長官『それで……有用な情報は見つかったのか?』
公安A「えー ………」
公安A「恐らく、このテロの動機につながるものではないか、という内容が……」
官房長官『!! でかしたぞ! そして、その内容は……!?』
公安A「内容は……」 ペラ…
公安Aが、手帳の最後のページをめくる。
ボロボロの紙の上に、魂のこもったかのような、力強い文章が刻まれていた。
───
私は この国の、闇に飲まれていた。
金、権力、名誉、
全てがまやかしだった。
そのまやかしに目を奪われ、心を奪われていた。
そんな私は、取り返しのつかないことをしてしまった。
二つの宝を、同時に失った。
私は後悔している。
しかし、いくら懺悔しても、決して許されることは無いだろう。
二度と、繰り返してはならない。
未来の子供たちに、同じ思いをさせてはならない。
その為には、新たな国を作らなくてはならない。
金に、権力に、名誉に惑わされない、良き民を育む国を。
私は、その為には何だってする。
それが、彼女と、あの子への、精一杯の罪滅ぼしとなることを祈って。
───
ここまで。
次スレはそのうち(1週間悟ぐらいでしょうか)立てます。
次スレはそのうち(1週間悟ぐらいでしょうか)立てます。
いやいや、1週間後だと荒らしとかによって余裕で埋まってしまうような…
>>989
一旦落ちてから立てても良いかなと思ったのですが、やっぱり有るうちに立てた方が良かったですかね
とりあえず立てました。
男「イジメで地下倉庫に閉じ込められてる間に学校にテロリストが……」 2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344529046/
すぐには更新できませんが、次もまた皆さんと楽しく盛り上がりたいです。
宜しくお願いします。
では。
一旦落ちてから立てても良いかなと思ったのですが、やっぱり有るうちに立てた方が良かったですかね
とりあえず立てました。
男「イジメで地下倉庫に閉じ込められてる間に学校にテロリストが……」 2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344529046/
すぐには更新できませんが、次もまた皆さんと楽しく盛り上がりたいです。
宜しくお願いします。
では。
久しぶりの投下だー!投下&スレ立ておつ!
この二人組から悲劇の匂いがプンプンするぜww
スナイパーの時といい、悪役の背景ちゃんとやっちゃうから後味悪い悪い
だがそれがまた魅力的なんだよな
この二人組から悲劇の匂いがプンプンするぜww
スナイパーの時といい、悪役の背景ちゃんとやっちゃうから後味悪い悪い
だがそれがまた魅力的なんだよな
>>1乙楽しみに待ってました
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