私的良スレ書庫
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元スレキョン「なーに、ただ識ってただけさ」
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――8月17日
その日、俺はケータイを見つめながら、ただただ団長様の呼び出しがかかるのを待っていた。
前もって約束があったというわけじゃない。
ハルヒがいきなり呼び出すのを識ってたからだ。
言ってしまえば、この後起こるであろうこともほとんど識っている、分かっている。
なぜ分かるのか、などという説明は長くなるから今は省くがこれだけは言っておく。
この夏休みを繰り返すわけにはいかない、繰り返させるわけにはいかない。
そうしなければ……
その日、俺はケータイを見つめながら、ただただ団長様の呼び出しがかかるのを待っていた。
前もって約束があったというわけじゃない。
ハルヒがいきなり呼び出すのを識ってたからだ。
言ってしまえば、この後起こるであろうこともほとんど識っている、分かっている。
なぜ分かるのか、などという説明は長くなるから今は省くがこれだけは言っておく。
この夏休みを繰り返すわけにはいかない、繰り返させるわけにはいかない。
そうしなければ……
prrrr…
キョン「」ピッ
ハルヒ『あっキョン、アンタ暇でしょ? 2時ジャストに全員、駅前に集合だから』ブツッ
ツーツー
キョン(俺はまだ何も言ってないんだが…)
prrrr…
キョン「何だ?」ピッ
ハルヒ『言い忘れてたことがあったわ。水着一式と…』
キョン「自転車に乗って行くんだろ?」
ハルヒ『ん? 何よ、分かってるじゃない。じゃあまた後でね』ブツッ
ツーツー
キョン「…まぁもう駅前にいるんだけどな」
キョン「それにしても暑いな…」ジリジリ
キョン「」ピッ
ハルヒ『あっキョン、アンタ暇でしょ? 2時ジャストに全員、駅前に集合だから』ブツッ
ツーツー
キョン(俺はまだ何も言ってないんだが…)
prrrr…
キョン「何だ?」ピッ
ハルヒ『言い忘れてたことがあったわ。水着一式と…』
キョン「自転車に乗って行くんだろ?」
ハルヒ『ん? 何よ、分かってるじゃない。じゃあまた後でね』ブツッ
ツーツー
キョン「…まぁもう駅前にいるんだけどな」
キョン「それにしても暑いな…」ジリジリ
ハルヒ「あら、アンタ早いのねぇ」
キョン「まぁな、残りの3人は?」
ハルヒ「もうちょっとで来るそうよ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「暑いし何かジュースでも飲む?」
キョン「いいのか?」
ハルヒ「団長さまの好意には素直に甘えときなさい!」
キョン「じゃあコーラで頼む」
ハルヒ「はいはい」
キョン「まぁな、残りの3人は?」
ハルヒ「もうちょっとで来るそうよ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「暑いし何かジュースでも飲む?」
キョン「いいのか?」
ハルヒ「団長さまの好意には素直に甘えときなさい!」
キョン「じゃあコーラで頼む」
ハルヒ「はいはい」
みくる「すいません、遅くなりました~」
古泉「お二人とも、早いですね」
長門「……」
ハルヒ「それじゃあ全員集まったし、出発しましょう」
キョン「市民プールに、か」
ハルヒ「そうよ、じゃあみくるちゃんは古泉君の自転車に乗って、私と有希はキョンの方に乗るから」
長門「私の分の重さは無視していい」
ハルヒ「キョン! 言っとくけどこれは競争だからね。古泉君に負けるんじゃないわよ!」
キョン「良いね良いねぇ、最っ高のハンデじゃねぇか!」
みくる(怖い…)
古泉「お二人とも、早いですね」
長門「……」
ハルヒ「それじゃあ全員集まったし、出発しましょう」
キョン「市民プールに、か」
ハルヒ「そうよ、じゃあみくるちゃんは古泉君の自転車に乗って、私と有希はキョンの方に乗るから」
長門「私の分の重さは無視していい」
ハルヒ「キョン! 言っとくけどこれは競争だからね。古泉君に負けるんじゃないわよ!」
キョン「良いね良いねぇ、最っ高のハンデじゃねぇか!」
みくる(怖い…)
ハルヒ「着いたわ!」
キョン「後ろを走ってたはずの二人が見えんのだが」
ハルヒ「アンタが速すぎんのよ、乗ってて落ちるかと思ったわ」
長門「…来た」
古泉「はぁ…はぁ…速いですよ、みなさん」
みくる「お、お疲れ様です~」
ハルヒ「二人も来たことだし、さぁ行くわよ」
古泉「あの…少し休ませtゴホッゴホッ!」
キョン「後ろを走ってたはずの二人が見えんのだが」
ハルヒ「アンタが速すぎんのよ、乗ってて落ちるかと思ったわ」
長門「…来た」
古泉「はぁ…はぁ…速いですよ、みなさん」
みくる「お、お疲れ様です~」
ハルヒ「二人も来たことだし、さぁ行くわよ」
古泉「あの…少し休ませtゴホッゴホッ!」
ハルヒ「う~ん、この消毒液の臭い、いかにもって感じだわ」
キョン「そうか?」
ハルヒ「じゃあ早速…そ~れ!」ザパーン
ハルヒ「ほら、みんなも早く~水がぬるくて気持ちいいわよー!」
みくる「い、今行きます~」
長門「」テクテク
キョン「所々に書いてある飛び越み禁止の文字が読めんのか、アイツは?」
古泉「でも微笑ましいですね。涼宮さんも常識的な考え方を身につけてきたと思えません?」
キョン「いきなり電話かけてきて、一方的に用件だけ言って切るのは常識的とは言えないだろ?」
古泉「あぁやって楽しげに笑っている涼宮さんはこの世をねじ曲げるようなことはしないでしょうから」
キョン「安心しろ、そんなことさせないし、させるわけにもいかない」
古泉「おや、心強いですね。貴方もやっと自分の役目が板について来ましたか?」
キョン「別に、自分のためだ」
古泉「自分のため?」
キョン「何でもない、ほっとけ」
キョン「そうか?」
ハルヒ「じゃあ早速…そ~れ!」ザパーン
ハルヒ「ほら、みんなも早く~水がぬるくて気持ちいいわよー!」
みくる「い、今行きます~」
長門「」テクテク
キョン「所々に書いてある飛び越み禁止の文字が読めんのか、アイツは?」
古泉「でも微笑ましいですね。涼宮さんも常識的な考え方を身につけてきたと思えません?」
キョン「いきなり電話かけてきて、一方的に用件だけ言って切るのは常識的とは言えないだろ?」
古泉「あぁやって楽しげに笑っている涼宮さんはこの世をねじ曲げるようなことはしないでしょうから」
キョン「安心しろ、そんなことさせないし、させるわけにもいかない」
古泉「おや、心強いですね。貴方もやっと自分の役目が板について来ましたか?」
キョン「別に、自分のためだ」
古泉「自分のため?」
キョン「何でもない、ほっとけ」
ハルヒ「お腹空いたわね~そろそろお昼ご飯にしましょう!」
キョン「わーい、朝比奈さんの手作りサンドイッチだー」
みくる「! な、何でサンドイッチだって分かったんですか?」
キョン「禁則事項ですぅ!」
みくる「!!」
キョン「いっただきまーす!」バクバクムシャムシャ
ハルヒ「ちょっとキョン、一人でがっつき過ぎよ!」
みくる「???」
キョン「わーい、朝比奈さんの手作りサンドイッチだー」
みくる「! な、何でサンドイッチだって分かったんですか?」
キョン「禁則事項ですぅ!」
みくる「!!」
キョン「いっただきまーす!」バクバクムシャムシャ
ハルヒ「ちょっとキョン、一人でがっつき過ぎよ!」
みくる「???」
――後日、ファミレス
ハルヒ「これからの活動計画を考えてみたんだけど、どうかしら?」
みくる「あの~これは何ですか?」
ハルヒ「残り少ない夏休みをどうやって過ごすかの予定表よ」
ハルヒ「夏休みはあと2週間しかないのよね~、でもやり残したことがまだたくさんある気がするのよ。これからは巻で行くわよ巻で!」
キョン「花火、盆踊り、夏季合宿……これを2週間足らずでこなさないといけないわけか…」
ハルヒ「みんなは他にも何かやりたいことってある?」
みくる「じゃあ~私、金g」キョン「金魚すくいがしたいな」
みくる「えっ」
ハルヒ「おっけー! 金魚すくいっと…」カキカキ
ハルヒ「明日から決行よ! この近くで明日、盆踊りやってるとこってある?」
古泉「では僕g」キョン「それならもう俺が調べてある」
古泉「えっ」
ハルヒ「何よキョン、準備良いじゃない」
古泉「」グスン
ハルヒ「これからの活動計画を考えてみたんだけど、どうかしら?」
みくる「あの~これは何ですか?」
ハルヒ「残り少ない夏休みをどうやって過ごすかの予定表よ」
ハルヒ「夏休みはあと2週間しかないのよね~、でもやり残したことがまだたくさんある気がするのよ。これからは巻で行くわよ巻で!」
キョン「花火、盆踊り、夏季合宿……これを2週間足らずでこなさないといけないわけか…」
ハルヒ「みんなは他にも何かやりたいことってある?」
みくる「じゃあ~私、金g」キョン「金魚すくいがしたいな」
みくる「えっ」
ハルヒ「おっけー! 金魚すくいっと…」カキカキ
ハルヒ「明日から決行よ! この近くで明日、盆踊りやってるとこってある?」
古泉「では僕g」キョン「それならもう俺が調べてある」
古泉「えっ」
ハルヒ「何よキョン、準備良いじゃない」
古泉「」グスン
――翌日
prrrr…
キョン「よー何だ?」ピッ
ハルヒ『みんなで浴衣を買いに行くわ。だから今すぐ駅前集合、以上!』ブツッ
ツーツー
キョン「…まーた一方的に用件だけ言って切りやがった」
prrrr…
キョン「よー何だ?」ピッ
ハルヒ『みんなで浴衣を買いに行くわ。だから今すぐ駅前集合、以上!』ブツッ
ツーツー
キョン「…まーた一方的に用件だけ言って切りやがった」
――駅前
キョン「おう、全員いるか?」
みくる「あっはい、私達も今来たところです~」
古泉「貴方が最後なんて珍しいですね」
キョン「電話かかってきたのがさっきだからな」
長門「……」
ハルヒ「じゃあ全員揃ったことだし、デパートに行くわよ!」
キョン「デパート?」
ハルヒ「みくるちゃんも有希も浴衣持ってないって言うからさ。ちょうどセットで安いのが売ってたのよねー」
キョン「なるほどな」
ハルヒ「じゃあ出発進行ー!」
キョン「へいへい」
キョン「おう、全員いるか?」
みくる「あっはい、私達も今来たところです~」
古泉「貴方が最後なんて珍しいですね」
キョン「電話かかってきたのがさっきだからな」
長門「……」
ハルヒ「じゃあ全員揃ったことだし、デパートに行くわよ!」
キョン「デパート?」
ハルヒ「みくるちゃんも有希も浴衣持ってないって言うからさ。ちょうどセットで安いのが売ってたのよねー」
キョン「なるほどな」
ハルヒ「じゃあ出発進行ー!」
キョン「へいへい」
――デパート
ハルヒ「じゃあ私達は試着してくるから、古泉君とキョンはそこで待っててね」
キョン「分かった」
古泉「分かりました」
――1時間後
ハルヒ「お待たせー!」
キョン「やけに時間がかかったな」
ハルヒ「あまり着たことがなかったからね、結構時間かかっちゃったのよ。それよりどう? 似合ってる?」
みくる「ちょっと胸がきついかな…」
長門「……」
キョン「あぁ似合ってるぞ(主に朝比奈さんが)」
ハルヒ「ふっふーん、私の目に狂いはなかったってことね」
キョン「俺の人生は日々狂いっぱなしだがな」ボソッ
ハルヒ「えっ今何か言った?」
キョン「いや、何も」
ハルヒ「? そう」
ハルヒ「じゃあ私達は試着してくるから、古泉君とキョンはそこで待っててね」
キョン「分かった」
古泉「分かりました」
――1時間後
ハルヒ「お待たせー!」
キョン「やけに時間がかかったな」
ハルヒ「あまり着たことがなかったからね、結構時間かかっちゃったのよ。それよりどう? 似合ってる?」
みくる「ちょっと胸がきついかな…」
長門「……」
キョン「あぁ似合ってるぞ(主に朝比奈さんが)」
ハルヒ「ふっふーん、私の目に狂いはなかったってことね」
キョン「俺の人生は日々狂いっぱなしだがな」ボソッ
ハルヒ「えっ今何か言った?」
キョン「いや、何も」
ハルヒ「? そう」
――盆踊り会場
キョン「結構、混んでるんだな」
ハルヒ「あっほら、アンタのやりたがってた金魚すくいがあるわよ!」グイッ
キョン「分かったから服引っ張るなって」ズリズリ
みくる「わ、私もやりますー」トテテ
古泉「いやー微笑ましいですね」
長門「……」
古泉「…とりあえず僕達も行きますか」
長門「……」コクッ
キョン「結構、混んでるんだな」
ハルヒ「あっほら、アンタのやりたがってた金魚すくいがあるわよ!」グイッ
キョン「分かったから服引っ張るなって」ズリズリ
みくる「わ、私もやりますー」トテテ
古泉「いやー微笑ましいですね」
長門「……」
古泉「…とりあえず僕達も行きますか」
長門「……」コクッ
キョン「どうせだし誰が一番すくえるか勝負するか」
ハルヒ「望むところよ!」
みくる「ま、負けませんよ」
キョン(朝比奈さんは無理だな)
ハルヒ(みくるちゃんはたぶん一匹も取れないわね)
キョン「よーし、じゃあスタート!」
ハルヒ「うりゃー!」ザバッ
みくる「え、えーいっ!」ザバッ
みくる「…破けました」
キョン「朝比奈さん…」
ハルヒ「望むところよ!」
みくる「ま、負けませんよ」
キョン(朝比奈さんは無理だな)
ハルヒ(みくるちゃんはたぶん一匹も取れないわね)
キョン「よーし、じゃあスタート!」
ハルヒ「うりゃー!」ザバッ
みくる「え、えーいっ!」ザバッ
みくる「…破けました」
キョン「朝比奈さん…」
ハルヒ「いや~大漁大漁、でもそんなにはいらないから一匹だけもらって来たわ」
キョン「俺もだ」
みくる「私は全然ダメでした~」ガックリ
キョン「そんなに気を落とさないで下さい、朝比奈さん。俺がすくったのあげますんで」
みくる「う、うん、ありがとうキョン君」
ハルヒ「あれ? 有希、そのお面どうしたの?」
長門「買った…」ウルトラマンノオメン
キョン(宇宙人同士なんか通じるものがあったんだろ)
ハルヒ「ふーん…」
ハルヒ「あっそうそう、あっちの屋台に花火も売ってたわ、どうせだから今日一緒にやっちゃいましょう」
キョン「良いぜ、ならあっちの河川敷でやろう」
キョン「俺もだ」
みくる「私は全然ダメでした~」ガックリ
キョン「そんなに気を落とさないで下さい、朝比奈さん。俺がすくったのあげますんで」
みくる「う、うん、ありがとうキョン君」
ハルヒ「あれ? 有希、そのお面どうしたの?」
長門「買った…」ウルトラマンノオメン
キョン(宇宙人同士なんか通じるものがあったんだろ)
ハルヒ「ふーん…」
ハルヒ「あっそうそう、あっちの屋台に花火も売ってたわ、どうせだから今日一緒にやっちゃいましょう」
キョン「良いぜ、ならあっちの河川敷でやろう」
長門「」パチパチ…
みくる「ふぁー綺麗です~」パチパチ…
古泉「まさに夏の風物詩ですね」
ハルヒ「あれ? この打ち上げ花火点かないわね、不良品かしら?」
キョン「どれどれ?」
ボンッ!!
キョン「おわっ!?」
バーン
キョン「アイツ…無茶しやがって」
みくる「ふぁー綺麗です~」パチパチ…
古泉「まさに夏の風物詩ですね」
ハルヒ「あれ? この打ち上げ花火点かないわね、不良品かしら?」
キョン「どれどれ?」
ボンッ!!
キョン「おわっ!?」
バーン
キョン「アイツ…無茶しやがって」
ハルヒ「これで盆踊りと花火はOKね。明日は昆虫採集だわ」
キョン「なぁ…聞くまでもないんだが、お前は夏休みの宿題は終わったのか?」
ハルヒ「何よあんなの、3日あれば終わるじゃない」
キョン「ですよねー」
ハルヒ「とにかく明日は昆虫採集よ! 一番多く採った人には…そうね、一日だけ団長の権利を譲るわ!」
キョン(うわっ、いらね!)
古泉「面白そうですね、虫なら何でも良いんですか?」
ハルヒ「うーん…セミ限定! そう、これはSOS団内のセミ採り合戦なのよ!」
キョン「はぁ…」
キョン「なぁ…聞くまでもないんだが、お前は夏休みの宿題は終わったのか?」
ハルヒ「何よあんなの、3日あれば終わるじゃない」
キョン「ですよねー」
ハルヒ「とにかく明日は昆虫採集よ! 一番多く採った人には…そうね、一日だけ団長の権利を譲るわ!」
キョン(うわっ、いらね!)
古泉「面白そうですね、虫なら何でも良いんですか?」
ハルヒ「うーん…セミ限定! そう、これはSOS団内のセミ採り合戦なのよ!」
キョン「はぁ…」
――翌日
キョン「おらぁ!」ソイッ
ハルヒ「えいっ!」ヤァッ
キョン「とぉっ!」オラッ
ハルヒ「うりゃあ!」デヤッ
古泉「何だかんだで彼も乗り気ですね」
長門「捕まえた…」
みくる「長門さん…それヘラクレスです」
古泉(ヘラクレス!?)
キョン「おらぁ!」ソイッ
ハルヒ「えいっ!」ヤァッ
キョン「とぉっ!」オラッ
ハルヒ「うりゃあ!」デヤッ
古泉「何だかんだで彼も乗り気ですね」
長門「捕まえた…」
みくる「長門さん…それヘラクレスです」
古泉(ヘラクレス!?)
ハルヒ「結局、私が一番みたいね!」
キョン「くそっ、あと一匹の差だったのに…」
古泉「そんなにくやしいんですか…」
ハルヒ「まっ、団長の席は一日たりとも譲れないからね~残念」
キョン「…で、このセミはどうするんだ?」
ハルヒ「そうね、やっぱりキャッチアンドリリースの精神が大事よね。もしかしたら恩返しに来るかもしれないしね」
ハルヒ「ほらお前達、山に帰りなさい」
ブーン…
キョン「いや、7日間しか生きれないセミに恩返しを期待してもな…」
キョン「くそっ、あと一匹の差だったのに…」
古泉「そんなにくやしいんですか…」
ハルヒ「まっ、団長の席は一日たりとも譲れないからね~残念」
キョン「…で、このセミはどうするんだ?」
ハルヒ「そうね、やっぱりキャッチアンドリリースの精神が大事よね。もしかしたら恩返しに来るかもしれないしね」
ハルヒ「ほらお前達、山に帰りなさい」
ブーン…
キョン「いや、7日間しか生きれないセミに恩返しを期待してもな…」
――翌日
みくる「バイト…ですか?」
ハルヒ「そう! みんなにはこの着ぐるみを着て外で風船を配ってもらうわ」
古泉「外で…ですか」ゴクリ
キョン「事前に熱冷まシートと保冷剤を用意しといた俺に死角はなかった」
古泉「ちょっ、ずるいですよ!」
みくる「バイト…ですか?」
ハルヒ「そう! みんなにはこの着ぐるみを着て外で風船を配ってもらうわ」
古泉「外で…ですか」ゴクリ
キョン「事前に熱冷まシートと保冷剤を用意しといた俺に死角はなかった」
古泉「ちょっ、ずるいですよ!」
――数時間後
キョン「はー脱皮した蛇の気持ちがよく分かる」
古泉「ははっ面白い例えですね」
キョン「あっそうそう、ハルヒがいないうちに言っとくがバイト代はないと思ったほうがいい」
古泉「はて? それはなぜ」
キョン「なんせそのバイト代はな…」ゴニョゴニョ
みくる「えっ」
古泉「涼宮さんならありえないことではないですけど、さすがに…」
キョン「まぁ今に見てろよ」
ガチャ
ハルヒ「みんなお疲れー、スーパーのおっちゃん喜んでたわよ」
キョン「おっちゃんの感謝などいらん、で? バイト代は」
ハルヒ「これよ」スッ
みくる「!!」
古泉「!!」
キョン「」ニヤッ
ハルヒ「いやー前からこの着ぐるみ欲しかったのよね~」
みくる「へ、へぇ~そうだったんですか~?」
古泉「そ、それは良かったですね~」
ハルヒ「うん、おっちゃんもみくるちゃんに免じてくれるってさ」
みくる(キョン君…なぜ分かったんですか)
古泉(もしや彼も超能力みたいなものを…?)
キョン「はー脱皮した蛇の気持ちがよく分かる」
古泉「ははっ面白い例えですね」
キョン「あっそうそう、ハルヒがいないうちに言っとくがバイト代はないと思ったほうがいい」
古泉「はて? それはなぜ」
キョン「なんせそのバイト代はな…」ゴニョゴニョ
みくる「えっ」
古泉「涼宮さんならありえないことではないですけど、さすがに…」
キョン「まぁ今に見てろよ」
ガチャ
ハルヒ「みんなお疲れー、スーパーのおっちゃん喜んでたわよ」
キョン「おっちゃんの感謝などいらん、で? バイト代は」
ハルヒ「これよ」スッ
みくる「!!」
古泉「!!」
キョン「」ニヤッ
ハルヒ「いやー前からこの着ぐるみ欲しかったのよね~」
みくる「へ、へぇ~そうだったんですか~?」
古泉「そ、それは良かったですね~」
ハルヒ「うん、おっちゃんもみくるちゃんに免じてくれるってさ」
みくる(キョン君…なぜ分かったんですか)
古泉(もしや彼も超能力みたいなものを…?)
翌日は天体観測、場所は長門のマンション。
キョン「この望遠鏡は古泉のか?」
古泉「えぇ、小さいころの趣味がこれだったので…と、見えました、火星です」
ハルヒ「へーどれどれ?」ヌッ
キョン「急に後ろから現れるな」
ハルヒ「……いないのかしら?」
キョン「何が?」
ハルヒ「火星人よ」
キョン「火星人?」
ハルヒ「そうよ、もしいたらきっと友好的な生き物よ」
キョン「何の根拠を持ってそう言えるんだ」
ハルヒ「『理由なんて必要ない』って言ったのはアンタでしょうが」
キョン「…そういやそうだったな」
ハルヒ「ったく、しっかりしなさいよね」
ハルヒ「…飽きちゃった、UFO探しましょ、UFO」
キョン「あっこら、あまり動かすな」
キョン「この望遠鏡は古泉のか?」
古泉「えぇ、小さいころの趣味がこれだったので…と、見えました、火星です」
ハルヒ「へーどれどれ?」ヌッ
キョン「急に後ろから現れるな」
ハルヒ「……いないのかしら?」
キョン「何が?」
ハルヒ「火星人よ」
キョン「火星人?」
ハルヒ「そうよ、もしいたらきっと友好的な生き物よ」
キョン「何の根拠を持ってそう言えるんだ」
ハルヒ「『理由なんて必要ない』って言ったのはアンタでしょうが」
キョン「…そういやそうだったな」
ハルヒ「ったく、しっかりしなさいよね」
ハルヒ「…飽きちゃった、UFO探しましょ、UFO」
キョン「あっこら、あまり動かすな」
夏休みはまだまだ続く。
ハルヒ「今日はバッティングセンターに行くわよ!」
キョン「待ってました!」
古泉「バッティングセンターですか。何でまた?」
ハルヒ「朝、甲子園の中継を見て思ったのよ。草野球なんかで満足してないで私達SOS団も本格的に甲子園を狙える集団に鍛えましょう!」
みくる「ふぇぇ…」
ハルヒ「今日はバッティングセンターに行くわよ!」
キョン「待ってました!」
古泉「バッティングセンターですか。何でまた?」
ハルヒ「朝、甲子園の中継を見て思ったのよ。草野球なんかで満足してないで私達SOS団も本格的に甲子園を狙える集団に鍛えましょう!」
みくる「ふぇぇ…」
ハルヒ「えいっ!」カキーン
みくる「ひっ!」バスッ
古泉「はっ!」カキーン
キョン「ふんもっふ!」カキーン
古泉「…あの、その掛け声なんかむかつくのでやめてもらえますか」
みくる「ひっ!」バスッ
古泉「はっ!」カキーン
キョン「ふんもっふ!」カキーン
古泉「…あの、その掛け声なんかむかつくのでやめてもらえますか」
以降、ハルヒのノルマ消化体勢は誰にもポーズボタンを押させることなく、俺達は連日動きづくめだった。
本物の花火大会にも行ったし、他にもハゼ釣り大会、B級映画のはしごや肝試し、ボウリング、そしてカラオケなど、俺達は夏休みの2週間をこれでもか、と遊びつくした…。
本物の花火大会にも行ったし、他にもハゼ釣り大会、B級映画のはしごや肝試し、ボウリング、そしてカラオケなど、俺達は夏休みの2週間をこれでもか、と遊びつくした…。
――ファミレス
ハルヒ「今日8月30日をもってあらかたの課題は終わったわね…」
ハルヒ「う~ん、でもこんなので良かったのかしら……ねぇ、みんなは他にもやりたいことってある?」
キョン「はい、ハルヒさん」
ハルヒ「おっキョン、言ってみなさい」
キョン「宿題がしたいです」
ハルヒ「…は?」
ハルヒ「今日8月30日をもってあらかたの課題は終わったわね…」
ハルヒ「う~ん、でもこんなので良かったのかしら……ねぇ、みんなは他にもやりたいことってある?」
キョン「はい、ハルヒさん」
ハルヒ「おっキョン、言ってみなさい」
キョン「宿題がしたいです」
ハルヒ「…は?」
キョン「俺はな、夏休みの課題をこれっぽっちもやってないのさ」キリッ
ハルヒ「いや、そこ威張るとこじゃないわよ」
キョン「夏休みの宿題を終わらせないと俺の夏休みは終わらないんだよ!」
ハルヒ「まるで夏休み最終日に親に宿題の手伝い頼む小学生ね…」
キョン「ところで古泉、お前は終わったのか?」
古泉「あっいえ、バタバタしてたからまだ仲間です」
みくる「あっ私もです~」
キョン「よし、長門も含めてみんな俺ん家に来い。ノートも参考書も全部持ってきてみんなでやりましょう」
みくる「えっ」
キョン「この夏の課題を全て終わらせるんだ!」
キョン「古泉、長門、出来てるとこまで写させろ!」
古泉「え、えぇ…別に構いませんが」
長門「」コクッ
キョン「よーし、早速明日の朝からだ。一日でどうかしてやるぜ!」
ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! キョン、団員の独断先行なんて許さないわ!」
キョン「あっ悪ぃ、じゃあ今言っとくからこれで独断じゃないよな」
ハルヒ「馬鹿言ってんじゃないわよ!」ゲシッ
キョン「痛っ!」
ハルヒ「……私も行くからね!!」
ハルヒ「いや、そこ威張るとこじゃないわよ」
キョン「夏休みの宿題を終わらせないと俺の夏休みは終わらないんだよ!」
ハルヒ「まるで夏休み最終日に親に宿題の手伝い頼む小学生ね…」
キョン「ところで古泉、お前は終わったのか?」
古泉「あっいえ、バタバタしてたからまだ仲間です」
みくる「あっ私もです~」
キョン「よし、長門も含めてみんな俺ん家に来い。ノートも参考書も全部持ってきてみんなでやりましょう」
みくる「えっ」
キョン「この夏の課題を全て終わらせるんだ!」
キョン「古泉、長門、出来てるとこまで写させろ!」
古泉「え、えぇ…別に構いませんが」
長門「」コクッ
キョン「よーし、早速明日の朝からだ。一日でどうかしてやるぜ!」
ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! キョン、団員の独断先行なんて許さないわ!」
キョン「あっ悪ぃ、じゃあ今言っとくからこれで独断じゃないよな」
ハルヒ「馬鹿言ってんじゃないわよ!」ゲシッ
キョン「痛っ!」
ハルヒ「……私も行くからね!!」
――9月1日
pipipipi…
キョン「……」ムクッ
キョン「…ふぁ~あ」ノビーン
キョン「ふぅ…」ボー
キョン「……」
キョン「どうやら大丈夫だったらしいな…」
pipipipi…
キョン「……」ムクッ
キョン「…ふぁ~あ」ノビーン
キョン「ふぅ…」ボー
キョン「……」
キョン「どうやら大丈夫だったらしいな…」
――SOS団部室
キョン「…珍しいな」
古泉「涼宮さんがいないことが、ですか?」
キョン「あぁ、夏休み中あんな元気だったんだから、今日も部室のドアを勢いよく開けては登場する団長様を想像してたんだけどな」
古泉「涼宮さんも疲れてたんでしょうね。いくら彼女でも限界はありますから」
キョン「まぁな、それに朝比奈さんもいないし…長門は相変わらず本読んでるだけだが、俺らも俺らでちゃっかり部室に来てるところ結構ここが好きなのかもな」
長門「……」ペラッ
古泉「…僕もそう思います」
エンドレスエイト?・完
キョン「…珍しいな」
古泉「涼宮さんがいないことが、ですか?」
キョン「あぁ、夏休み中あんな元気だったんだから、今日も部室のドアを勢いよく開けては登場する団長様を想像してたんだけどな」
古泉「涼宮さんも疲れてたんでしょうね。いくら彼女でも限界はありますから」
キョン「まぁな、それに朝比奈さんもいないし…長門は相変わらず本読んでるだけだが、俺らも俺らでちゃっかり部室に来てるところ結構ここが好きなのかもな」
長門「……」ペラッ
古泉「…僕もそう思います」
エンドレスエイト?・完
オマケ
古泉「ポーカーでもします?」
キョン「良いぜ、ただし負けた方は昼飯奢りな」
古泉「…良いでしょう、ではカードを配りますね」サッサッ
キョン「」ニヤリ
古泉「チェンジは?」
キョン「無しだ」
古泉「僕もです」
つツーカード
キョン「ん」
つロイヤルストレートフラッシュ
古泉「」
古泉「ポーカーでもします?」
キョン「良いぜ、ただし負けた方は昼飯奢りな」
古泉「…良いでしょう、ではカードを配りますね」サッサッ
キョン「」ニヤリ
古泉「チェンジは?」
キョン「無しだ」
古泉「僕もです」
つツーカード
キョン「ん」
つロイヤルストレートフラッシュ
古泉「」
ほら、俺を踏めよ>>233
乙。何これおもしれぇ
>>つツーカード
でも…これは………あの、それワンペア、ですよね…ww
>>つツーカード
でも…これは………あの、それワンペア、ですよね…ww
俺はキョン子がいれば、もうそれだけでいいです・・・・・はい・・・・
>>239
え?君なに言ってんの?キョン子は俺の隣で裸でねてるよ
え?君なに言ってんの?キョン子は俺の隣で裸でねてるよ
剛田>>242か、幸せ者め
>>242
残念、それは俺だ
残念、それは俺だ
二次元には手が届かない、届いた事にする必要はない
美少女とは例外無く高翌嶺の花でなくてはならない
美少女とは例外無く高翌嶺の花でなくてはならない
学校忙しくて更新できねぇぇぇ!
ちくしょぉぉぉぉぉすいませぇぇぇぇん!!
ちくしょぉぉぉぉぉすいませぇぇぇぇん!!
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