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    元スレ一方通行「イヤだ」

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    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 一方通行 + - 垣根帝督 + - 帝凍庫クン + - 絹旗 + - 絹旗最愛 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 116 :


    無敵っぽい一方さんですが、麦野さんの吐血にうろたえたり
    木原くンの情けない姿に涙したりと、メンタル面ではあまり強くありません
    多分同じイヤガラセを本人が受けると速攻で黒い翼が出てくるよ!

    今日は夜これないかもだから今のうちに投下しておくぜ
    お前等待ってたんだろ?アレが再登場するぞ

    152 = 116 :


    「よう、揃ったな」

    「ええ」

    「フン」

     ある日の昼下がり、とある寂れたファミリーレストランの一角に、
    三人の、只ならぬ雰囲気を持つ男女が神妙な面持ちで集結していた。

     一人は一見チャラいホスト風の男、垣根帝督
     一人は一見普通の女子学生、御坂美琴
     一人は一見どこか危うい気配を持つ女性、麦野沈利

     この三人こそは学園都市230万の頂点、たった7人しかいないレベル5であり、
    それも第二位、第三位、第四位と、第一位一方通行を抜かした場合のトップスリーである。
    そして―


    垣根「それじゃあ今から・・・」



    垣根「第八回、一方通行被害者の会(ヴィクティマーズ)の会議を始めたいと思います」

    御坂「おー」

    麦野「ハイハイ」

     ― 一方通行からのイヤガラセをもろに受けている、一方通行の主目標(メインターゲット)でもある。

    153 = 116 :


    垣根「早いもんで、週一で行われてるこの会議も、もう八回目だぜ」ハハハ

    御坂「もう二ヶ月近く経つのね、私達が出会ってから」シミジミ

    麦野「それより第一位のクソったれに
    何ヶ月もイヤガラセを受け続けてるってのが異常ね」フゥ

    御坂「会議回数が二桁になる前にはなんとかしたいわね、ほんと・・・」ハァ

    垣根「ハイハイ、それじゃいつも通り今週受けた被害の報告会からはじめっか」

     三人の出会いは本当に、全くの偶然だ。
     
     約二ヶ月前に三人は偶然、同一の日に一方通行の被害を受け、
    偶然、憂さ晴らしにこの寂れたファミレスに各々一人で訪れ、
    そしてこれまた偶然、三人同時に「一方通行の野郎!」と口走ったことが
    第一回会議の始まりであった。その時はただの壮絶な愚痴りあいに終わったのだが。

    垣根「それじゃ麦野から報告頼むわ」

    麦野「また私からかよ、いつもじゃねえか」

    154 = 116 :


    御坂「だって、一々順番考えるのめんどくさいから序列通り下から報告していこうって決めたじゃない」

    麦野「そうだけどさぁ・・・流石に八回目ともなるとちょっと趣向を変えたいじゃない?」

    垣根「っつーと?」

    麦野「例えば・・・そうね、年功序列で行くとか」

    御坂「それじゃ私から報告になるわけ?まぁ別に構わないけど・・・じゃあ、」

    垣根「おいちょっとまて御坂」

     報告を始めようとする御坂を垣根が制止する。

    御坂「ちょっと何よ?」

    麦野「どうしたのよメルヘン、何か問題あったわけ?」

    垣根「メルヘンって呼ぶんじゃねえよ いや、俺は問題ねえけどな」

    麦野「ハア?意味がわかんないんだけど?」

    垣根「麦野、お前は本当にいいのか?年功序列で・・・」

    麦野「え?」キョトン

    垣根「お前は、本当に、いいのか?年功序列で御坂から、
    つまり下からってことは、どういうことかわかってるのか?」

    155 = 116 :



    麦野「・・・」

    垣根「・・・」

    御坂「・・・?」

    麦野「いつも通り私からいくわ」

    垣根「おう」

    御坂「よくわかんないけど、はい」

    麦野「垣根」

    垣根「あ?」

    麦野「・・・アリガト」

    垣根「ハッ いいってことよ」フフン

    御坂「??」


    156 = 116 :



    麦野「じゃあ報告はじめるわね。今回受けたイヤガラセは、
    今までみたいに大切なもの(主にシャケ)を奪われたりするんじゃなくてむしろ逆、
    アイツからプレゼントもらったわ」

    垣根「プレゼント!?」

    御坂「えぇー!それじゃ麦野さんもうイヤガラセの対象外になっちゃったの!?
    アイツに懐柔されちゃったんじゃないでしょうね!?」

    麦野「まぁ落ち着いて聞きなよ、あの性悪が普通のものくれるわけねえだろ
    ひでえプレゼントだよクソ!!」バンバン

    垣根「お、お前が落ち着け麦野!」ウワァ

    御坂「麦野さん机叩かないで!落ち着いてえええ!」ヒエエ

     当時の状況を思い出してヒートアップしたのか、麦野はバンバンと机を平手で叩き始める。
    その音に周囲の客や店員が何事かとこちらを注目し始め、垣根と御坂は慌てて彼女を宥めた。


    157 = 116 :


    麦野「ふぅ・・・あの日、私は暗部の仕事を終えて、一人帰途についてたの。
    その日の仕事は久しぶりに大物でね、とにかく疲れてて、
    さっさとシャワー浴びてベッドにダイブしようと思ってたわ」

    麦野「マンションの自分の部屋の前まできてね、ドアに何か紙ががはさまってるのに気付いたわけ。
    宅配便でも来たかな?なんて暢気に思いながら引き抜いたらそれはなんと第一位からの手紙、
    そんでこんなこと書いてんの」



    麦野沈利 様

    拝啓 蒸し暑い日が続きます今日この頃、麦野様はいかがお過ごしでしょうか
     
    中略

     誠に勝手ではございますが、麦野様が身体を壊さぬよう
    精のつく食べ物をお送りさせていただきました。
    何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないよう、
    ご自愛ください。
             
                                      敬具

    一方通行

    158 = 116 :


    麦野「馬鹿丁寧で、はっきり言って気持ち悪かったわ・・・これまでに無い程の悪寒を感じるくらいに」

    垣根「そりゃ確かに気持ち悪いな・・・」

    御坂「何か企んでる気配がぷんぷんするわね・・・」

    麦野「で、手紙にはそんなこと書いてるんだけど実際は食べ物なんてどこにもないのよ」

    垣根「ふむ?」

    麦野「腑に落ちない何かを感じながらも、もうさっさと休みたかったから
    そんなことなんてすぐに頭から追い出して部屋に入っんだけど、そしたらさ」



    麦野「部屋中が真っ赤に染まってたわ・・・」



    159 = 116 :


    垣根「真っ赤!?」

    御坂「真っ赤って何!?一方通行がやったの!?まままま、まさか血じゃないでしょうね!!?」

    麦野「いや、シャケだったわ」

    垣根「鮭!!?」

    麦野「シャケフレーク」

    御坂「別に言い直さなくてもいいわよ!」

    麦野「とにかく!疲れて帰ってきてみれば部屋がシャケフレークで埋め尽くされてたのよ!!
    そりゃシャケは生活必需品だけどさすがにねえよ!!!」バンバン

    御坂(生活必需品・・・?)

    垣根「埋め尽くされてたって・・・どのくらいだ?」

    麦野「見渡す限り真っ赤で、部屋に踏み込んだら足が膝下辺りまでズボって埋まるくらい」

    垣根「oh・・・」

    御坂「で、でも麦野さん鮭大好きでしょ?
    好きなもので部屋が埋め尽くされてるってある意味幸せじゃない?
    私はゲコ太グッズで部屋が埋め尽くされたら幸せだけどなぁ」

    160 = 116 :


    麦野「そりゃアンタの好きなものがぬいぐるみとかだからでしょ!
    このイヤガラセをアンタのほうで例えるなら、そうね・・・」

    麦野「口の中にアンタの大好きなゲコ太グッズをこれでもかって詰め込まれるようなもんよ。
    それとも美琴ちゃんはそんなことされてもゲコ太なら喜んじゃうわけぇ?」

    御坂「いや、それは・・・さすがに・・・」

    麦野「でしょ?これでこのイヤガラセの悪質さがわかってもらえたかしら」

    御坂「うん、ごめんなさいちょっと舐めてたわ・・・」

    垣根「しかしそんだけあると片付けるのも大変そうだな」

    麦野「そうなのよねぇ、なかなか減らなくて・・・傷まないようにするのも大変だし」ハァ

    垣根「えっ」

    御坂「えっ」

    麦野「ん?」

    垣根(・・・食ってんのか)

    御坂(食べてるのね・・・)

    垣根「ま、まあ気を取り直して 次御坂、報告頼むわ」ハハハ

    御坂「そ、そうね」ウフフ

    麦野(何か変なこと言ったかにゃーん?)

    161 = 116 :


    御坂「で、私の番だけど、私も今回はゲコ太にイタズラされたわけじゃないし、
    下着を盗まれたわけでもないわ」

    麦野「下着は結局濡れ衣だったんでしょ?」

    垣根「つーか、じゃあ何されたんだ?」

    御坂「うーんとね、前に話した私の後輩の黒子って覚えてる?」

    麦野「ああ、一方通行のイヤガラセに乗じて下着盗んだ張本人よね」

    垣根「そういや仲直りしたんだっけか?おめでとさん
    でもよく仲直りする気になんかなったな、下着ドロと」

    御坂「部屋を変えてもらってからというもの、
    あの子、毎朝毎朝私の部屋までテレポートしてきて土下座してたから、全裸で。
    何かもう許さないほうがめんどくさくなっちゃって・・・」

    垣根「うわぁ・・・」

    麦野「いやそれは許しちゃいけない人種だと思うわよ?もうジュッってやっちゃえばいいのに」

    162 = 116 :


    御坂「流石に部屋はまだわかれたままだけどね
    まぁなんとか昔みたいに接してあげてるわ」

    麦野「心広いわねぇ」

    垣根「爪でももらっとけよ麦野、煎じて飲んでみろ」ケケケ

    麦野「あ゛ぁ?」ギロ

    垣根「なんでもねえ」

    御坂「それでね、その黒子には決め台詞みたいなものがあるんだけど」

    垣根「決め台詞だぁ?どんな?」


    御坂「ジャッジメントですの!(キリッ」

    垣根「・・・」

    麦野「・・・」

    163 = 116 :


    御坂「っていう決め台詞なんだけどね」

    垣根「ジャッジメントですの!(キリッ」

    麦野「ジャッジメントですの!(キリッ」

    御坂「ぶふっ」

    垣根「あ、悪い何か言ってみたくなっちまって・・・」ハハハ

    麦野「不思議よね・・・何故か言いたくなるわ」ウヒャヒャ

     噴き出してしまった御坂に、二人は笑いながら謝る。

    御坂「い、いいのよ、私も実はずっと言ってみたかったし・・・」クスクス

    御坂「で、話を戻すけど、その黒子の決め台詞がね」

    垣根「ジャッジメントですの!(キリッ」

    麦野「ジャッジメントですの!(キリッ」

    御坂「ぶふぉぁ!!」

    垣根「すまねえ!何か口が勝手に!」ゲラゲラ

    麦野「ウヒャヒャヒャヒャ!」

    164 = 116 :


    御坂「もお!とにかく話を戻すから!!その黒子の決め台詞がね!
    一方通行によって常盤台の全校生徒に着ボイスとして配信されたのよ!!」

    御坂「それだけじゃなく全生徒の携帯をハッキングしてそれを使用着ボイスに設定し、
    おまけに変更できないようにロックまでかける始末!!お陰で今常盤台ではあっちでもこっちでも
    「ジャッジメントですの!(キリッ」の声が響き渡ってるよの!!!」

    垣根「御坂テメエ!俺を笑い[ピーーー]気か!!」ゲラゲラゲラ

    麦野「ギャグよね?ギャグで言ってんのよね?私達を笑わせようとしてんのよね!?」ゲラゲラゲラ

    御坂「もおぉぉ!!笑い事じゃないのよおお!!」

    垣根「いや笑い事だろどう考えても!」ゲラゲラ

    165 = 116 :


    麦野「ていうかアンタ自体は被害受けてないじゃない
    ダメージがあるにしても、それは黒子って子でしょ?」

    御坂「一日中あんなストーカー女の声が聞こえてたら気が全然休まんないのよおおお!!!
    常に黒子に見られてるみたいでずっとビクビクしてなきゃならないのよこっちは!!」

    垣根「許してたんじゃなかったのかよ!?」

    御坂「許そうとはしてたんだけどさ、やっぱりそう簡単に完全には許せないわよ・・・
    ていうか今回の騒動で本格的に許せなくなっちゃいそうで怖いわ」

    麦野「あー・・・何か笑っちゃってごめんね?」

    垣根「すまねえ・・・」

    御坂「ううん、気にしないで。 私も立場が違ってたら多分爆笑してるだろうからさ・・・」


    166 = 116 :


    垣根「さて、最後は俺だな」

    御坂「期待してるわ、垣根さん」

    麦野「つまんねー話しやがったらブチコロスわよ」

    垣根「小話しにきたんじゃねえんだぞ!?」

    麦野「冗談よ冗談」ケケケ

    垣根「ったく、でだなお前等 『帝凍庫クン』覚えてるか?」

    御坂「あー・・・」

    麦野「・・・イヤな、事件だったわよね」

    御坂「うん・・・」

    垣根「イヤイヤそんなに深刻なモンじゃねえから!!本当に覚えてんのかテメエ等!?」

    麦野「チッ冗談通じねえな。ちゃんと覚えてるわよ、
    あの気持ち悪い冷蔵庫のマスコットでしょ?」

    御坂「ちょっと可愛かったわよね」

    垣根「えっ」

    麦野「えっ」

    御坂「えっ」

    167 = 116 :


    麦野「ゲコ太といい、やっぱアンタのセンスはよくわかんないわ・・・」

    垣根「同感だ、一回眼科に行ってきたほうがいいんじゃねえか?」

    御坂「ちょ、ちょっとなんでよ!かわいいじゃない!!」

    垣根「イヤイヤ無いわ・・・イヤァ無いわ・・・」

    麦野「垣根、もういいから続き話せよ」

    垣根「おう」

     なんでよぉ、と呟く御坂を尻目に、垣根は話を続ける。

    垣根「この前日用品買いに行ったデパートでよぉ」


    垣根「その帝凍庫クンが売られてたんだわ・・・」


    御坂「」

    麦野「」

    168 = 116 :


    垣根「いや、売られてた何てもんじゃねえな
    デパートの一角を完全に占拠してコーナーになってやがった!!
    いつの間あんなモン大量生産しやがったんだよ一方通行は!!!!」

    麦野「こ、コーナーになってたって、あの気持ち悪い冷蔵庫が群れで並んでたわけ・・・?」プルプル

    垣根「ああそうだよ!その通りだちくしょう!!
    ご丁寧に「私が作りました」って俺の顔写真まで飾ってあったわ!!!!
    作ったの俺じゃねえよクソ!!!!!!」

    麦野「ぶふっ!」

    御坂(今度買いに行こう)

    垣根「笑い事じゃねえんだよ麦野ぉ!
    俺はあんな気持ち悪いモンを作った上にデパートの一角を占拠してゴリ押ししてる男
    なんて汚名を着せられたんだぞ!!!!」

    麦野「それは・・・同情するわ・・・」ヒクヒク

    垣根「肩ヒクつかせてんじゃねえええええ!!!!」

    御坂(どこのデパートか後で訊かないと・・・教えてくれるかな?)

    169 = 116 :


    垣根「ちくしょう・・・ちくしょおお・・・」

    麦野「元気、だし、なさい、って・・・」プククク

    垣根「お前慰める気ねえだろおおおおお!!」

    御坂(流石にこのタイミングで訊くのは失礼よね・・・あ、そういえば)

     嘆く垣根と笑いを堪え切れていない麦野、
    そんな二人のやり取りをどこか上の空で聞きながら、御坂はあることを思い出す。

    御坂「ねえ垣根さん、帝凍庫クンで思い出したんだけど
    心理定規さん、だっけ?あの人とは結局どうなったの?
    確か同じ時期に浮気疑惑が出たわよね?」

    麦野「ああそういえばそんな話もあったわね
    結局第七位と一緒にいたってのは第一位のついた嘘だったわけ?」

    垣根「あー、あれなぁ・・・あんまり言いたかなかったんだが・・・」

    垣根「あのクソアマ、本当に第七位と浮気してやがった・・・」

    麦野「うわ・・・」

    御坂「本当だったんだ・・・」

    170 = 116 :


    垣根「探偵の真似事して張り込みしてよぉ、現場押さえて問い詰めてやったんだが
    アイツなんて言ったと思う?」ハハッ

    麦野「垣根、辛かったらやめてもいいわよ」

    御坂「う、うん、ごめんなさい変なこと訊いちゃって」

    垣根「ハッ もう吹っ切れてるから構わねえよ。むしろ聞いてくれ、溜め込んでる方が辛え」

    垣根「あのアマよぉ、最初はぐだぐだ言い訳かましてやがったくせに、
    俺が許す気がねえってのが分かると途端に態度を変えてこう言いやがったんだ」


    「思い通りにならないあなたよりも、
    単純馬鹿で能力で簡単に操れる第七位のほうが都合がいいわ!財布的な意味で!」


    垣根「だとよおおおおお!!!」

    麦野(うわぁ重てえ・・・)

    御坂(訊かなきゃよかった・・・)

    171 :

    根性さんwwwwww

    172 = 116 :


    垣根「しかもな、俺以外のスクールのメンバー全員そのこと知ってやがったんだよ」

    麦野「えっ」

    御坂「えっ」

    垣根「アイツ等何も知らない俺を見て笑ってやがったんだよおおおお!!!」

    麦野(さすがにかける言葉もないわ・・・)

    御坂(訊かなきゃよかった訊かなきゃよかった訊かなきゃよかった・・・)ゴメンナサイゴメンナサイ

    垣根「そんなことがあってスクールはちょっと前に解散しました、ていうか俺がぶっ潰しました」

    垣根「だから今の俺は自由だぜ自由!フリーダムだ!」ヒャハハハ

    御坂(ゴメンナサイゴメンナサイ、古傷こじ開けてゴメンナサイ)カタカタ

    麦野「自由ってか自棄になってんな・・・
    垣根、よかったらアイテムに入る?可愛い子一杯いるわよ」

    垣根「マジで?いいのか?」

    麦野「なんかもうかわいそうで見てらんないわ・・・
    アンタなら戦力的に不足はないし、今この場でリーダー権限で入れてあげるわよ」

    173 = 116 :


    垣根「麦野おおおおお!!お前はなんていい奴なんだあ!!!
    今まで御坂と二人でこっそりと「麦野の実年齢当て大会」とか開いててすまなかったああ!!!」

    麦野「」

    御坂「ちょっとおおおおおお!!!何バラしてんのおおおお!!!!??」

    麦野「みーことちゃぁーん?」

    御坂「ひいいいい!ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!!!」

    麦野「チッ まあいいわ。
    私も垣根と二人でこっそり「美琴の趣味にダメ出しする会」とか結成してたし」

    垣根「おい!」イウナ!

    御坂「なに結成してんのおおおお!!!」

    麦野「ゴメンネー、でもこれでおあいこでしょ?
    それじゃ垣根、あんたは今からアイテムの一員ね」

    垣根「おう!」

    麦野「とりあえずドリンクバー行ってジュースとってこい」

    垣根「えっ」

    御坂「えっ」

    麦野「ん?」

    174 = 116 :


    とまあ今回はここで終わりです
    次回被害者の会後編へ続く

    あと書き溜めが流石に空っぽになってきたんでペースがちょっと落ちるかも
    ごめんね☆

    175 :

    この三人の組み合わせって意外と無いよね
    大体一方さんがボケ役やツッコミ役にいるんで何気に新鮮

    176 :

    パシリ垣根か

    177 :

    いいぞもっとやれ

    178 :

    一通さんはもしかして笑いを提供して殺伐とした学園都市の救世主になろうとしてるんじゃなかろうか

    179 = 171 :

    >>178その一方さんならなンでも屋さンとコーヒー屋さン開いてたぞ

    180 = 147 :

    帝凍庫クン量産でむせた
    ひっでええwwwwwwwwwwwwwwww

    184 :

    そういう使い方するんだ

    190 = 116 :

    被害者の会後編へ続くと言ったな、あれは嘘だ

    すまぬ、すまぬ・・・何か書いてたら無駄にシリアスで
    無駄に長くなっておまけに笑える要素少ないというギャグSSに有るまじき自体になってしまったのだ

    というわけでちょっと尻切れだけど被害者の会編は一旦これで終わり


    で、やっぱり今晩はもう投下できそうにないから、また明日ね

    192 :

    帝凍庫クンはどこで量産されたんだろうか?wwww
    あんなもん大量に作ってたら気が狂いそうwwwwwwww

    193 :

    つぎは魔術勢にやるんだ
    ステイルの煙草をポッキーにするとか
    神裂の刀をデコッたりするんだ

    194 :

    オルソラあたりが難物になりそうだな

    195 :

    被害者の会の後編だけど、なんとかシリアス部分省いてまとまってきたわ
    ただ、まだ書き始めくらいだから、先に完成してる他の話を投下しちゃうよ

    順序が入れ替わっちゃってちょっと流れが悪くなるかもしれないけど勘弁な!

    196 = 195 :


     第二位、第三位、第四位による会議が開かれている丁度その頃
    とある研究所でも一方通行の被害者が苦しんでいた。

     「00001号、00001号、頼まれた物を買って来たので扉を開けてください、
    とミサカはドアをノックします」ドンドン

    アホ毛「そこには本当にあなたしかいませんか?
    この姿をあなた以外のミサカに見られる心配はありませんか?
    とミサカは外の11111号に確認をします」

    >11111号「誰もいませんから早く開けてください、
    むしろ時間をかけた方が他のミサカに見られる可能性があがりますよ
    とミサカは00001号を急かします」

     ガチャリ、とドアの鍵が開く

    アホ毛「早く!早く入ってください!とミサカは11111号を急かします!」

    >11111号「それでは失礼します、とミサカは挨拶をしながら部屋に入ります」

     ミサカ00001号、かつて一方通行の手により
    その頭に超巨大なアホ毛を取り付けられてしまった彼女は、
    そのマヌケな姿を人目に晒すことを恐れるあまり、引きこもりと化していた。

     唯一彼女と直接コンタクトを取ることができるのは、ナンバーに最も「1」の多くつく
    予てよりの親友であるミサカ11111号だけであり、00001号は専ら彼女に買い物を頼んでいる。

    197 = 195 :


    >11111号「どうぞ、頼まれていた電動チェーンソーです
    とミサカは00001号に物騒なブツを渡します」

    アホ毛「ありがとうございます。これで今度こそこのアホ毛とお別れしてやります
    とミサカは11111号からチェーンソーを受け取ります」

     00001号が11111号に頼んでいたもの、
    それは学園都市製の「何でも切れる」と評判の高性能チェーンソーであった。
    何故このような物を購入しているのか、それもこれも全ては憎きアホ毛を取り除くためである。

     かつて一方通行が言った通り、このアホ毛は水で塗らそうがワックスをつけようが
    その形状を全く変化させることなく、またハサミやカッターなどの刃物を使ってみても
    どうしても切ることができないのだ。

    アホ毛「・・・このチェーンソーを自分で自分の頭付近に持っていくのはやはり怖いので
    やってもらえませんか、とミサカは11111号に懇願します」

    >11111号「仕方のない子ですね、とミサカはチェーンソーを返してもらいます。
    ほら、頭を出してください」

    アホ毛「こ、こうですか?とミサカはビクビクしながら11111号に頭頂部を向けます」

    >11111号「よし、そのまま絶対に動かないでくださいね?とミサカは念を押します
    動くなよ!絶対に動くなよ!」チュイーン

    アホ毛「ちょ、なんでそんな動かなきゃいけない気持ちになるようなことを言うのですか!
    とミサカは某お笑いグループの決まり文句を思い出します!」

    198 = 195 :


    >11111号「よぉし目標補足!行きますよ!チェストオオオオ!!!
    とミサカは気合と共にチェーンソーを一閃・・・」バキバキバキ
     
     巨大なアホ毛に向かってチェーンソーを振り下ろした11111号だったが、
    その刃はあえなくアホ毛に弾かれてしまった。

    アホ毛「・・・」

    >11111号「・・・刃こぼれっていうか何かもう刃が完全に吹っ飛びましたね
    とミサカはそのアホ毛の構造に今更ながら驚愕します」

    アホ毛「この高性能チェーンソーをもってしても傷一つ付かないのですか・・・
    とミサカは愕然とします・・・」

    >11111号「やはり一方通行に元に戻してくれるようお願いしに行きましょう
    とミサカは00001号の手を取ります」

    アホ毛「戻してくれるわけねえだろ!あのモヤシは他人が悩んでるの見るのが大好きなんだよ!
    とミサカは11111号の手を振り解きながらヤツの性癖に憤慨します!」

    >11111号「それではMNWを使ってどうすればいいか情報収集を・・・」

    アホ毛「そんなことしたら今のこの状態が全てのミサカに知れ渡ってしまうではありませんか!
    記念すべき第一号であるこのミサカがこんな姿になっているなど、
    あなた以外のミサカには絶対に知られたくありません・・・
    とミサカは弱弱しく俯きます」

    199 = 195 :


    >11111号「うーむ困りましたねえ、とミサカは00001号のアホ毛を掴み解析を試みます。
    ・・・手触りは完全に普通の髪なのですが」

    アホ毛「どう分析しても普通の髪の毛なのに、ハードジェルやワックスを使っても寝ず、
    さらにはハサミやカッターどころかチェーンソーの刃まで弾き返してしまいました。
    一体どのようなベクトル操作を施したのでしょう、とミサカはしょんぼりします」

    >11111号「・・・やはり一方通行にお願いしてみましょう、とミサカは再度提案します」

    アホ毛「無駄だからやめましょうよ、とミサカは11111号の提案を拒否します」

    >11111号「では00001号はここで待っていてください。あの白モヤシに必ずイエスと言わせてきます!
    とミサカは友のために立ち上がります」

    アホ毛「やめてください!あなたまで被害を被る事になります!
    とミサカは死地に向かおうとする友を引きとめます」

    >11111号「大丈夫です、必ず帰ってきます
    とミサカは親指を立て、男前な雰囲気を出しながら歩いていきます。I'll be back」テクテク

    アホ毛「11111号・・・必ず戻ってくださいね、とミサカはさながら漫画やアニメのヒロインのようです。
    ていうかあなたがいないと買い物を頼む相手がいないんでマジでちゃんと帰ってきてくださいね」

    >11111号(これ以上引きこもりの世話なんてしてられっか
    とミサカは内心のどす黒い感情を吐露します)ハァ

    200 = 195 :


    >11111号「さて、一方通行はどこにいるのでしょうか、とミサカは無駄に広い研究所の何処かに
    いるであろうモヤシ男を探索するということのめんどくささに今更ながら辟易・・・あ、いた」

     11111号の心配を他所に、モヤシ男こと一方通行は最初に調べようとした部屋であっさりと見つかった。
    彼は何やら、一人の女性研究員に何事かの頼みごとをしているようだ。

    一方通行「なァ頼むぜ布束、ちょっとだけ!ちょっとだけでいいンだよ!」

    布束「何度頼まれてもそれはできない。really あなたは困った人ね」

    一方通行「いいじゃねェかよ減るもンじゃねェし、本当にちょっとだけだからよォ」

    布束「減るものではなくとも取り返しのつかないことになるかもしれない。
    いえ、あなたに任せると絶対に取り返しのつかないことになるわ」

    >11111号「こんにちは一方通行、布束砥信。モヤシ男は一体何を「先っちょだけ先っちょだけ」等と
    童貞丸出しの頼みごとをしているのですか?とミサカは童貞坊やを嘲笑います」プクク

    一方通行「先っちょとか言ってねェから!!何勝手に発言捏造してやがるンですかァ!?」


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