元スレ一方通行「イヤだ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
52 :
一方通行さんマジ外道
53 :
このいじわるばあさん的な面白さでじわじわ来る
あとAAクッソワロタwwwwwwwww
54 :
このss最高です!!
続きハリ!!
55 :
>>25
スレとあんま関係ないうえ、わりとどうでもいい事だけどセブ●にマ●要らんだろ
60 = 56 :
やwwwwwwめwwwwwwろwwwwwwww
笑いすぎて腹がいてぇwwwwwwwwww
61 :
夢に出るだろどうしてくれるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
64 = 43 :
ちゃんと名前入れろよ
69 :
>>68
秀逸
71 = 30 :
わけんじゃねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
72 :
あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
俺は久しぶりにSSスレを建てたと思ったら
いつの間にか帝凍庫クンに乗っ取られていた
な・・・何を言ってるのかわからねーと思うが
俺も何をされたのかわからなかった・・・
投下はもうちょっと待ってね☆ミ
73 :
ここまで読んで似たようなことを友人連中にこれでもかとやってたわ死にたい
74 = 56 :
ジブリ見ながら待ってるぜ!
75 :
>>73
アホ毛の作り方を教えてください
76 = 72 :
ちっと遅くなったが投下いくぜぃ
しかしレスがこんなについてるなんて嬉しいなぁ
77 = 72 :
「ちょっとそこのあなた お時間よろしいですの?」
一方通行「あァン?」
飛び去った垣根に向かってふざけて敬礼ポーズを取っていた一方通行に声がかかる。
今度は先程の様に非常識な方向からではなく、ちゃんと背後から。
「まったく、高位の能力者が暴れているという通報があったから来てみれば・・・
なんて酷い有様なんですの!?負傷者が出ていないというのが信じられませんの!」
一方通行「あァ、その辺ちゃァンと気ィ使ったからなァ
つーか暴れたのは俺じゃねェよ、どっかのメルヘン野郎だ」
「メルヘンだかメンヘルだか知りませんが、とにかく!ちょっと来ていただきますの!」
一方通行「ハアァァア?白昼堂々とこの俺を誘拐しようってンですかァ?
つーか一体何なのよお前?何様ですかァ?」
「ジャッジメントですの!(キリッ」バァーン!!!
78 = 72 :
一方通行「えェーっと、「ジャッジメント・ですの」サン?変わったお名前ですねェ・・・
プロレスのリングネームか何かですかァ?」
ですの(仮)「プ、プロレス!?いや違いますの!それは名前じゃありませんの!!
ちょ、ですの(仮)ってなんですのおおおおおおお!!?」
一方通行「ですのサンじゃないのか?じゃァ一体何なのよお前」
ですの(仮)「だから!ジャッジメント!!ですの!!!」
一方通行「ンン?やっぱり合ってンじゃねェか 何が言いてェんだお前?」
ですの(確定)「これだけジャッジメントを強調したのにアウトですの!?
おい確定させんな!!ですのって名前を確定させんな!!!
わたくしには白井黒子というちゃんとした名前があるんですのおおおおお!!!!」
一方通行「あァつまりアレか、白井黒子が本名でェ ジャッジメント・ですのが通り名的なァ」
白井「もうそれで結構ですの・・・ていうかジャッジメントのこと知らないんですのね・・・」
がっくりと肩を落とす白井に一方通行は、まるで新しい玩具を買い与えられた幼子のように、
あるいは散歩前のスタンバイOKな犬のように、これでもかというほど目を輝かせながら声を掛け続ける。
一方通行「そンでェ、ですのサンはどォいう了見で俺のことを誘拐しようとしてるンですかァ?」
79 = 72 :
白井「白井と呼んでくださいまし!!
誘拐ではなくですね、あの、わたくし達の仕事が治安維持のようなものでして・・・」
ジャッジメントを理解できていないであろう一方通行に、白井はしどろもどろになりながら
自分達の役割を説明しようとする。
普段は「ジャッジメントですの!」の一言で相手が察してくれるので、こんなケースははじめてである。
慣れぬ事に上手く言葉に出来ずにいる白井に
一方通行「あァそうか、ジャッジメントだもンなァ
最初に「能力者が暴れてるって通報受けた」って言ってたしィ、
被害地のど真ん中に無傷で立ってた俺に事情聴取をしてェわけか」ケラケラケラ
― 一方通行は笑いながら助け舟を出した。
白井「そうそう!その通りですの!いやあ理解が早くて助かりますの!
・・・ってジャッジメントのことちゃんと知ってるんじゃありませんのおおおおおお!!!!!」
一方通行「いや、そりゃァ知ってるに決まってンだろ常識レベルのことだぜェ?」
白井「ぬああああああああああ!!!!!!」
何言ってんのお前?馬鹿なの?とでも言いたげな一方通行の口調に白井はますますヒートアップする。
80 = 72 :
さてお気付きの方も多いだろうが、一方通行は早くも自分の設けているルール第1、
「初めてイヤガラセをする相手には塩を送る」を破ってしまっている。
これは許されざることではないのだろうか?
しかしよく思い出して頂きたい。彼が自分のルールに則って行動をするのは、
あくまでもより一層相手にするイヤガラセを際立たせる為のものである。
つまりこのルールを破っているということは、
「イヤガラセを際立たせる気はない」という彼なりの、むしろ気遣いなのだ!!!!
アホ毛、垣根と立て続けにイヤガラセの限りをつくした彼は既に非常にご機嫌でお腹一杯で、
だから白井にたいするこの仕打ちは食後に軽めのデザートを味わうかのようなものであり、
ようするに今、彼はイヤガラセをしているつもりすらあんまりないのだ。
本当にイヤな奴だこいつ
白井「と・に・か・く!ジャッジメントだということが理解できてるんなら
さっさと着いて来て事情を聞かせてくださりませんの!?」
一方通行「お断りだァ 白だか黒だかわかンねェ名前してるくせに
髪は茶色で肌は肌色してるよォな奴になンざ着いて行きたくねェよ」ケラケラケラ
白井「い、意味がわかりませんのおおおおおお!!
そもそも肌の色なんて肌色以外に有り得ないでしょうに!!!?」
一方通行「あァ?テメエは今俺と、ついでに全世界の白人とニガーどもを敵に回したぞ?」
白井「ついでにとかニガーとか言ってるテメエの方が遥かに敵に回してますのおおおおお!!!!」
一方通行「ハッ『これにはオ○マ大統領もニガ笑い』ってなァ!」ゲラゲラゲラ
白井「笑えませんの!!全く笑えませんのおおおお!!!!
ていうかマジでそういうブラックジョークは自重しとけええええええ!!!」
81 = 72 :
一方通行「そんなに叫んで疲れねェか?俺なんてただ立ってるだけで疲れてきたってのによォ」フゥ
白井「一体誰のせいだと思ってるんですの!?」
もうダメだコイツマジで手に負えねえ 白井がそう判断し、応援を呼ぼうとしたまさにその時
「黒子!大丈夫!?」
白井「お、お姉様ああああああああ!!!!」
絶妙なタイミングで助っ人が現れた。
82 = 72 :
「よかった、無事だったのね!高位の能力者が暴れてて、
ジャッジメントが出動したって聞いたから、私心配で・・・」
白井「お姉様・・・身体的には無事ですが、精神的にはもう・・・
後はお任せ致しますの・・・」グラリ
崩れ落ちる白井の身体を慌てて抱き寄せ、その瞳に怒りの炎を燃やす少女。彼女の名は御坂美琴
彼女こそアホ毛をはじめとするクローン集団『妹達』のオリジナルであり、
学園都市の第三位、レベル5の能力者!そして―
御坂「あんたね!黒子をこんな目に合わせたのは!!
ってあんたはああああああぁぁぁぁああ!!!!!」
一方通行「どォもォ、お久しぶりでェす」ゲラゲラゲラ
―やっぱり一方通行のイヤガラセの主目標(メインターゲット)の一人である。
御坂「ハハ・・・ハハハハ!不思議な縁もあるもんね!ここで会ったが100年目ってやつよ!
今日こそ積もり積もった恨みを晴らさせて貰うわ!!」バチバチバチ
白井「お、お姉様・・・この殿方とお知り合いでしたの!?」
御坂「知り合いなんて生易しいもんじゃないわよ!
あんたには何度か話したわよね?最近酷いイタズラを受けてるって・・・
その犯人がまさにこいつなのよ!!」
ビシィ!と指差す御坂に応じるように、一方通行は「ハァイ」と気だるそうに片手を挙げ、
挑発するかのようにその手をひらひらと振りはじめた。
83 = 72 :
白井「こ、この殿方が・・・でもこんなモヤシのような方、第三位のお姉様ならイチコロなのでは?」
御坂「・・・これはあんたには教えてなかったけどね、私にイヤガラセをしてた奴は!
つまりこいつは!!こんなでも私より序列が上、いいえそれどころか!!!
この学園都市の第一位なのよ!!!」
白井「だ、第一位!!この方が!!!?」
御坂「そうよ!こいつは第一位の能力と頭脳を使ってひたすら他人にイヤガラセをする最悪な奴なのよ!!!」
白井「さ、最低ですのッ!!」
一方通行「でも最強なァ」
ニタァと不気味な笑みを浮かべながら、一方通行は御坂の方へ歩み寄る。
一方通行「わざわざ俺の紹介どォもォ で、どうするンだァ超電磁砲?」ニヤニヤ
御坂「決まってんでしょ・・・あんたの脳天に超電磁砲をぶち込んでやんのよおおおおお!!!」バチバチバチ
84 = 72 :
一方通行「第二位といいテメエといい、本当に気が短けェなァオイ
あのカエルのぬいぐるみに落書きしたのがそンなに気に喰わなかったのかよ?」
御坂「カエルじゃなくてゲコ太よ!!!つーか何よ『4WD』って!わけわかんないわよ!!
ゲコ太は四輪駆動なんてしないわよ!!!!」
一方通行「いやァちょっとシュールなものに凝ってましてェ・・・
ジワジワきたろォ?」ケラケラケラ
御坂「ゲコ太のことだけじゃないわ!!あんたなんでしょ!私の・・・
し、下着盗んだの!!!このド変態!!!」
一方通行「えっ」
御坂「えっ」
白井「えっ」ドキン
85 = 72 :
一方通行「え、は?下着ィ・・・?盗まれたのかァ?悪ィそれマジで知らねェわ」
御坂「う、嘘よ!だって他にいないじゃない!!
ど、どうせ私の下着でその・・・いやらしいことしてるんでしょ!!!」
白井「そ、そうですの!そうに違いありませんの!!
きっと嗅いだり舐めたり履いたりかぶったり入れたりしてるんですの!!!!」
一方通行「イヤイヤ、テメエみてェな色気のねェガキの下着でシコるなンざ
一体どンな罰ゲームですかァ?」
御坂「シコ・・・とか言うなぁ!!!罰ゲームって何よ罰ゲームってえ!!!」
白井「お姉様の履いた下着を侮辱するだなんて許せませんの!!」
一方通行「もう一回言っとくけどマジで知らねェぞ俺
誰か俺に罪を被せようとしてやがンのか?ムカつくぜェ」
御坂「本当に・・・あんたじゃないの?」
一方通行「ぬいぐるみに落書き程度のかわいいイタズラを繰り返しやってる程度の俺が
下着盗むなんて大それたことすると思うのかァ?」
御坂「言われてみれば、そうかも・・・」
86 = 72 :
白井「お姉様!こんな変態の言うことに耳を傾けてはいけませんの!
こんな奴はさっさと警備員に突き出して、黒子と一緒に新しいパンツを買いに行くべきですの!!」
一方通行「・・・なァ白黒ォ」
白井「白井黒子ですの!」
一方通行「いやどうでもいいンだけどよォ
テメエは何で盗まれたのがパンツだって前提で話進めてんだァ?
超電磁砲は『下着』としか言ってねェってのによォ」
白井「!?」
一方通行「なのに何故かテメエは最初っから盗まれたのがパンツだって知ってたよなァ?
履いたりかぶったりとか言っちまってるしィ」
白井「たたたたた、ただの推測ですの!だって盗むんなら
ブラジャーよりもパンツのほうが色々できてよろしいんじゃないかと・・・」
一方通行「ちなみに盗まれたのは何なンだァ?」
御坂「パンツよ・・・それも根こそぎ」
一方通行「・・・」
御坂「・・・」
87 = 72 :
白井「お、お姉様!!黒子を信じてくださいまし!!」
一方通行「おィ超電磁砲、ちょっとそいつのスカート捲ってやれ」
白井「は、はああぁあ!!何を言ってるんですの!!!この変態!変態!!変態!!!
ちょ、お姉様やめて!やめてくださいましいいいい!!!!」ペラーン
御坂「ゲコ太のガラつき・・・」
一方通行「盗まれたやつか?」
御坂「ええ・・・」
一方通行「決まりだな・・・」
御坂「黒子・・・」
白井「お、お姉様!お待ちになってください!聞いてください!
これには海よりも深い事情があるんですのおおおおお!!!」
一方通行「海水のベタベタより不快な事情があるらしィぞォ超電磁砲」
白井「黙らっしゃい!!とにかく聞けばわかりますの!!」
白井「あれは3日前のことでしたの・・・」
88 = 72 :
回想―
白井「お姉様、今日も元気がありませんでしたの・・・」
ここしばらく、御坂の持っているゲコ太グッズに落書きがされていたり、
下着を装着させられていたりという(御坂曰く)極悪なイタズラが続いている。
その為かここ数日、いつも太陽の様に眩しくハツラツとしている御坂の元気が
あまりないように見えるのだ。
これには御坂を心からちょっと危ない方向に慕っている白井は堪えられない。
御坂自身は犯人の目星をある程度つけているようなフシがあるのだが、
何故か彼女はその犯人の目星を教えてくれない。
御坂の力になりたい一心で、白井は部屋に監視カメラを付けてみたり、
一日中部屋で張り込んでみたりと対策をしてみたのだが、
どういうわけか気付いたときにはイタズラはすでに終わっているのだ。
白井(お姉様・・・黒子はなんて無力なんですの・・・)
肝心なときに何の力にもなれない己の無力さに打ちのめされる白井。
そして彼女は遂にある結論を出してしまう―
白井「お姉様、もうこうなったら黒子が出来ることはただ一つ・・・」
白井「このイタズラの騒動に乗じてお姉様のパンツを根こそぎ盗むことだけですの!!!」
―どうせ解決できないんならこの流れに乗じて自分の欲望を満たしてしまおう
という最悪の結論を
― 回想終了
89 = 72 :
白井「ということなんですの・・・わかっていただけましたか?」
一方通行「すげェ、学園都市第一位の頭脳を持ってしても何ひとつわかンねェ」
白井「どうしてわからないんですの!!?
お姉様にはわかって頂けましたよね!?黒子の葛藤が!」
御坂「一方通行・・・私今日は帰るわ」
一方通行「ん?」
白井「お姉様?」
御坂「今この子と相部屋なんだけどさ、部屋変える手続きって結構時間かかると思うから・・・」
白井「お、お姉様ああああああ!!!?」
一方通行「あー・・・気をつけて帰れよォ」
御坂「次会った時は容赦しないから、それじゃね」タタタッ
白井「お、お姉様!お待ちになってくださいまし!!」ダッ
御坂「白井さん、あまり近付かないでいただけますか?」
白井「お姉様あああああああああ!!!」
さっさと走り去る御坂に追いすがろうとする白井だったが、
当然のように冷たくあしらわれてしまい、まるでこの世の終わりでも来たかのような
叫び声を挙げながら何処かへと飛んで行った。
90 = 72 :
一方通行「変態ってこえェなァ・・・」
先程までの晴れやかな気分など吹き飛んでしまい、疲れた表情でボソリと呟く一方通行の耳に
「あれー?随分とご機嫌ねぇ第一位!」
さっきまでとはまた別の女の声が響く。
一方通行「・・・アヒャッ 今の俺の機嫌が良さそうに見えるってンなら眼科に行った方がいいぜェ?
テメエの目は多分腐ってやがるからよォ!」
「あぁらごめんなさいねえぇ、怒りのあまりはっきりと物が見えないのよぉ
だれかさんのせいでねえェェ!!!」
一方通行「ギャハハッ 他人のせいにしてンじゃねェよ!
テメエのはただの更年期障害だろうがよォ!」
「ひゃははははッ! 第一位様はついに自分でやったことすら思い出せないくらい
痴呆が進行しちゃったのかにゃーん?」
91 = 72 :
一方通行「チッ たくよォ・・・
今日は自分から狼の餌場に飛び込んでくる子羊チャンが多い日だなァ・・・
テメエも俺に喰われに来たのかァ!!第四位!?」
一方通行が視線を向けたその先に、一方通行にも負けぬほど邪悪な笑みを浮かべた女が立っていた。
彼女の名は麦野沈利 彼女もまた、レベル5の能力者であり、その序列は第四位。
そして一方通行のイヤガラセの主目標(メインターゲット)最後の一人である。
一方通行の挑発を受け、不敵な笑みを浮かべたまま、麦野は一方通行へとゆっくりと近付いて行く。
麦野の能力では一方通行には絶対に敵わない。勿論そんなことは一方通行も、麦野自身もよく知っている。
それでも麦野は邪悪な笑みを絶やさず、一歩ずつ、しかし確実に一方通行へと近付いて行く。
そして遂に、互いに手を伸ばせば相手に届くという距離まで近付いたとき
麦野「おふぅ・・・」パタン
一方通行「ハイ?」
麦野は突然ぶっ倒れた。
92 = 72 :
一方通行「麦野さン?麦野さァン?まだ俺何もしてませンよォ!?」
麦野「う・・・一方通行・・・」
一方通行「一体どうしたってンですかァ・・・?」
麦野「4日前から何も食べてないの・・・さっき大声出したからもうホント限界・・・」
一方通行「はあァァ!?どうしてそンな愉快な状況になってンですかァ!?
無理なダイエットするにも歳考えてくださいよォォ!!」
麦野「ダイエットじゃねえよ!つーかテメエのせいだよこの状況!!」
一方通行「イヤイヤイヤ!そんな絶食状態に追い込むようなヘヴィなイヤガラセした覚えねェから!!」
麦野「あんた・・・4日前から学園都市中のシャケ買い占めてるでしょ?」
一方通行「あァ・・・」
麦野「だからだよ このクソが!!!!」
一方通行「意味わかンねェよ!!!鮭以外食えやァァァァ!!!!」
93 = 72 :
確かに、4日程前から一方通行は麦野へのイヤガラセの一環として
大量の金をばら撒いて鮭の買占めを行っている。
それもひとえにこの鮭狂女の鮭が食えなくなったときの反応が見たいから、
という純粋な悪意に満ちた思いからなのだが
一方通行(まさかこれほどとはなァ・・・)
一方通行は珍しく、麦野の性質を見誤っていた自分の行いを少しだけ反省した。
麦野「私ね、一日の最初にシャケ以外のものを口にすると死ぬの」
一方通行「どんな体質だよ!!!?」
麦野「とにかく、早くシャケ、シャケを・・・うぐっ」
一方通行「だあァァちょっと待ってろ!!こンなンで死なれたら寝覚めが悪すぎるわァ!!」ダッ
脱兎の如く駆け出した一方通行はわずか3分ほどで再び同じ場所に戻ってきた。
その手に数個の弁当が入った袋を提げて。
一方通行「ほら、持って来てやったってオイ!!」
一方通行が喋り終わるより先に弁当をぶん取り中の物を頬張る麦野。
その凄まじさはどこぞの白いシスターを思わせる程のものだったとか。
94 = 72 :
麦野「ムシャムシャムシャ」
一方通行「あー、うめェか?」
麦野「ムシャムシャ」
一方通行「まァ、ゆっくり味わってくれよォ?」ケケケ
麦野「・・・」ピタリ
黙々と食べていた麦野の箸が突如止まる。
一方通行「お?」
麦野「これって・・・」
一方通行「ほォー、よく気付いたなァ第四位!さすがは鮭マイスターだぜェ!
違いなんてほとんどねェってのによォ!!」
一方通行が、悪魔のような笑みを浮かべる。そして
麦野「ぐ・・・ぐあぁ・・・」ブルブル
95 = 72 :
一方通行「ヒャハハハァ!だが一手遅かったなァ!
そうだ!そいつは鮭じゃねえ!!マスだ!!!!」
麦野「ぐはあぁぁ!!!」ビシャァッ
麦野の口から盛大に赤黒い血が噴き出す。
一方通行「ちょっと麦野さあァァァン!!!!??
吐血とかオーバーリアクションにも程がありますよォォォォ!!!?」
麦野「だ、だから、シャケ以外は、ダメだって言ったのに・・・」ゼェゼェ
一方通行「あれ本当のことだったのかよ!?」
麦野「うあぁ・・・グハッ」ガクリ
一方通行「うわァァァァ!!死ンだァァァァ!!!?」
一方通行「麦野さァァァン!!起きろォォォ!!起きてくださァァァァい!!!」ガクガクガク
ガックリと力なく倒れ伏す麦野。
まさかの事態に混乱し、なんとか彼女の意識を呼び戻そうと麦野の肩をガクガクと揺らす一方通行。
揺らすたびに麦野の口や鼻から血が飛び散るがそんなことを気にしている場合ではない。
96 = 72 :
麦野「・・・」ムクリ
一方通行「あァ!!よかった、気付いたかァ・・・」
麦野「・・・」
一方通行「ん・・・?」
麦野「ナージャデス!!」
一方通行「麦野さァァァァァン!!前世の人!前世の人が出てきちゃってますからァァァァ!!!!」
※ゲーム版むぎのんの声優は「明日のナージャ」のナージャ役などで有名な小清水さんです。
その後麦野はなんとか病院に搬送され、鮭エキスの点滴を受けるという荒業で奇跡的に息を吹き返したという。
97 = 72 :
ここまでで今日は退却
酒を飲みに行ってきます。
つーか帝凍庫クンが強すぎてあれ以上のAAを出せる気が全くしねえ
98 = 30 :
鮭エキスってなんだよ!wwww
100 = 56 :
乙!
今回も面白かったぜww
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