元スレ一方通行「イヤだ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
102 :
ホロが出て来たらいくら一方さんでも勝ち目がないな
104 = 102 :
>>103
合ってるよ
麦のんの前世の一人
105 :
乙!
AAくそワロタwww
このss面白すぎwwww
109 :
黒子ォ…黒子ォォォォ!
次回も楽しみにしてます
110 :
このむぎのんはサーモンとして売られているものがサーモントラウトというマスであり鮭とは別物であることを理解しているのだろうか
111 :
お…俺の食ってるのは鮭じゃかったのか!?
コンビニの鮭にぎりまでマスだったとか…おい嘘だろ…
112 = 111 :
動揺しすぎて誤字った 鮭ス補給してくる
114 :
VIPのオナホスレに帝凍庫貼ったの誰だよwwwwwwwwwwwwwwww
118 = 114 :
これを拭うためには続きの早急な投下が必要だな
120 = 116 :
わかったよチクショウ!
AAに喰われないように少しだけ投下しといてやるよ!
あとむぎのんは洋物の鮭もどきなんて認めないよ!
123 = 116 :
一方通行(あァちくしょうがァ・・・)
いつもの研究所でいつものコーヒーを飲みながら、しかしその日、
一方通行はこの上ないほどに不機嫌だった。
というのも原因は明白で、昨日の昼食件散歩の最中に起こった出来事のせいである。
アホ毛を弄んで、垣根を罵倒して、途中までは最高の気分だったというのに、
その後の白黒と超電磁砲のコンビに調子を崩され、
第四位の前では楽しむどころか我を忘れるほどうろたえるという醜態をさらしてしまった。
己の無様な姿を思い出し、不機嫌なことを隠そうともせずに髪をガリガリと掻き毟る。
そんな気分なので、当然今日も実験には協力していない。
一方通行(クソがァ・・・この苛立ちを誰にぶつけてやろうか・・・)
とてつもなく物騒なことを考えながら、彼は獲物を物色するハンターのような眼で
あくせくと働く研究員達を見回す。と、一人の研究員が目に付いた。
他の研究員が働く中、その研究員は自分と同じくのんびりとコーヒーを啜っている。
ニタァと歪な笑みを浮かべ、一方通行はその研究員の下へ歩き始める。
獲物は決まった。
124 = 116 :
一方通行「おい芳川ァ、他の研究員どもが働いてる中、一人で優雅にコーヒーブレイクたァ
随分といい御身分じゃねェかよ」
芳川「あら一方通行知らなかった?私は甘いのよ、特に自分にはね」
一方通行「ハッ給料泥棒もいいとこだなァオイ
そンなンでクビになンねェのかァ?」
芳川「ならないわ 働いている時間は少ないけれど、結果はちゃんと出しているもの」
一方通行「へェー、優秀なンですねェー」
芳川「それにね 私が仕事をしない要因の一つはあなたよ、一方通行」
一方通行「ハハァン、俺に見惚れちまって仕事に集中できませンってかァ?
テメエがショタコンだったとは知らなかったぜェ」ククク
芳川「そう、その通りなの。実は私あなたのことが・・・なんて言ってあげたいところだけれど、違うわ。
絶対能力進化以外の実験にもあなたが全く協力してくれないお陰で私の仕事は減る一方なのよ。
そろそろ簡単な実験でいいからやってもらえないかしら?」
一方通行「オイオイ、天井クンにも言ったがよォ
他人に物を頼むんならそれ相応の態度ってもンがあるンじゃないですかァ?」ケラケラ
芳川「そう、それなら別に実験はいいわ。
今ある成果を小出しにしているだけで当分は食べていけそうだし」
125 = 116 :
一方通行「ハァー、からかい甲斐の欠片もねェなァ・・・
テメエみてェな大人にはなりたくねェもンだぜ」
芳川「そうね、ならない方がいいわ。 私のような甘いだけの大人にはね」
フフフ、と、どこか自嘲めいた笑いを浮かべながら芳川はコーヒーを啜る。
そんな若干の影がある妙齢の女性を前に一方通行は
一方通行(さァてどンなイヤガラセしてやろォかねェ)
とても酷いことを考えていた。
一方通行「おォ、そォいえばよ、ちょっとコイツを見てくれ」
しばしの沈黙の後、一方通行は一枚の写真を芳川に手渡す。
芳川「・・・クッ」フルフル
127 = 116 :
芳川「ちょっと一方通行、私昨日この子を生で見たときに危うく呼吸困難になるくらい
ツボに入っちゃったの知ってるでしょう?やめてもらえないかしら」ピクピク
一方通行「まァいいからいいからァ、この写真をしっかり眼に焼き付けとけよォ」
芳川「そんなに焼き付けなくても忘れないわよ、このアホ毛は」
一方通行「そうかァ?じゃァ次はこっちの皆大好きポケモンの写真を見てくれェ」
129 = 116 :
芳川「こ、これは・・・」ピクピク
一方通行「そう、チコリータだ・・・似てると思わねェか?主に頭頂部とか」
芳川「ううぅ・・・」プルプル
一方通行「つーかもう・・・ 完 全 に 一 致 」
芳川「ぶはぁ!!」
研究員A「芳川さんどうしました!?」
堪え切れなくなって噴き出してしまった芳川に、近くにいた研究員の一人が何事かと慌てて駆け寄る。
芳川「ご、ごめんなさいコーヒーでちょっと咽ただけだから、気にしないで」フルフル
130 = 116 :
研究員A「そ、そうですか?気をつけてくださいね」
芳川「ええ、ありがt・・・」
一方通行(やれチコリータ!葉っぱカッターだ!)ボソボソ
芳川「ぶふぉぉぉおおおお!!!!!」
研究員A「芳川さああああああん!!!??」
一方通行の悪魔の囁きに、芳川はついに限界を超え、身体をくの字に曲げて大爆笑するハメとなってしまった。
「芳川さん!芳川さんどうしたんですか!?」
「やばいぞ白目剥いて痙攣してる!!」「医務室へ運べ!急げ!」
「鎮静剤を用意しろ!早く!」「担架持って来い!!」
131 = 116 :
一方通行「うひゃひゃひゃひゃ!!いいストレス解消になったぜェ!!」
ビクンビクンと痙攣しながら担架で運ばれていく芳川を見て、一方通行は非常に満足そうな笑みを浮かべた。
一方通行(あァー、でもまだ完全に気が晴れたわけじゃねェなァ)
どこかにいい反応を見せてくれそうな獲物はいないものか、
と一方通行は再び周囲に目を光らせはじめる。
一方通行(ダメダメだァ、モブキャラしかいねェ・・・
こうなりゃまた適当に外ぶらつくか・・・ん?何か聞き覚えのある声が近付いてくるなァ)
132 = 116 :
天井「だから困ります!あの方は非常に気難しいんです!」カツカツ
「テメエ等がそうやって甘やかすからあのクソガキが増長しやがるんだよ!」カツカツ
今朝から姿の見えなかった天井と、どこかで聞いた覚えのある声の持ち主が口論をしながら近付いてくる。
「言うこと聞かねえガキなんざ猿と同じだ!殴って従わせるのが一番手っ取り早え!」カツカツ
天井「し、しかしそれで機嫌を損ねられて協力的な態度が得られなかったら意味が・・・」カツカツ
「わかんねえやつだなおい!だから言うこと聞くまで殴り続けりゃいいんだよ!
やらせてくださいってあっちから懇願しはじめるくらいまでなあ!!」カツ
「なあ、テメエもそう思わねか一方通行ちゃあん?」
133 = 116 :
その男は白衣こそ着ているものの、とても研究者とは思えなかった。
服の上からでもわかる程分厚い筋肉、腕に装着されたグローブ、逆立てられた髪
そして顔面に施された刺青。どう見ても、真っ当な人間ではない。
そんな男を見て一方通行は、これまでに無いほど大きく口を歪めて笑った。
一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥゥン!!随分久しぶりじゃねェかァ!
わざわざ俺の顔を見に来てくれたのかァ!?」
木原「ああその通りだぜえ!!テメエが駄々っ子みてえなこと言ってるって聞いてよお!
育ての親みたいなもんである俺がちょっと折檻しにきてやったってわけだ!!」
一方通行「育ての親だァ!?ギャハッ笑わせやがるぜェ!
とンだ虐待家庭もあったもンだなァ!!」
134 :
木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
135 = 116 :
木原「何せ母親無しの父子家庭だから接し方がわからなくてなあ!
これから愛の鉄拳をぶち込んでやるから覚悟しやがれ!!」
一方通行「アハッギャハハハハ!やってみろよ木原くゥン!!
テメエの拳なんざ俺には絶対届かねェんだからよォ!!!」
その言葉に、木原は内心ほくそ笑む。結局こいつは能力に頼りきった、ただのクソガキだ。
一方通行の能力は、反射の膜は普通ならば文句なしに最強だろう。しかし木原は確信している。
一方通行の能力を知り尽くしている自分なら、奴の思考を読み取ることさえできる自分なら
そんなもの容易に突破できるはずだ、と。
木原は一気に間合いを詰める。もう一歩進んで手を伸ばせば届く距離だ。
一方通行は防御も考えずにこちらに殴りかかってくるだろう。それにカウンターを合わせ
まずはこのムカツクガキの鼻っ面に一撃お見舞いしてやる。それが木原の立てたプランだった。
そして一方通行は
一方通行「ひょいっと」
木原が近付いたのに合わせて、ピョンと後ろに跳び、距離を取った。
136 = 116 :
木原「おいい!!テメエ何逃げてんだあ!!」
一方通行「何逃げてンだって、木原くンが突っ込んできたから離れただけですけどォ?」
木原「レベル5の第一位が無能力者相手に距離を取るなんざ恥ずかしくねえのか!」
一方通行「イヤ、恥ずかしいとか恥ずかしくねェとかじゃなくてさァ
何か知らねェけど木原くンは俺に近付きたかったンだろォ?接近戦がやりたかったンですかァ?」
一方通行「だったら俺はわざわざ木原くンのやりてェ接近戦に付き合うことなンかねェ
テメエが一番嫌がる方法でジワジワ追い詰めてやンよォ」ニタァ
木原の誤算、それは―
木原「おら待てクソガキがぁ!!!」
一方通行「ほらほらもう少しだぜェ!鬼さんこちらァ!!」ヒャハハ
木原「待て!クソがぁ・・・」ゼェゼェ
一方通行「あっれェー、もう息が上がってるんですかァ?
歳は取りたくないですねェ このままじゃ木原くンずっと鬼のままですよォ」ケラケラ
― 一方通行が木原の予想を遥かに上回るほどイヤな奴へと成長していたことであった。
137 = 116 :
木原「ハァ、ハァ・・・」
一方通行「ねェねェ今どンな気持ち?どンな気持ちィ?」ゲラゲラ
散々挑発され、コケにされながらも、木原は分析する。
木原(コイツはつまり、他人の嫌がることをするのが大好きなわけだ・・・)
木原(ようするに今の場合、俺が追いかけて戦おうとするから、こいつは俺が嫌がるように、
俺に追いつかれないように逃げ回ってるってことになる・・・)
木原(なら、逆をしてやればいい!)
木原「一方通行・・・」
一方通行「あァ?」ケラケラ
木原「もうダメだ、俺はテメエにかないそうにねえ、だから今からは俺が逃げる」
一方通行「へェー」ニヤニヤ
木原「いいか!追ってくるなよ!絶対追ってくるなよ!」
138 = 116 :
一方通行「いやァー、そんな風に言われちゃァ
イヤガラセ大好きな俺としては追いかけざるを得ねェなァ」ニヤニヤ
木原「絶対に追いかけてくるんじゃねえぞ!じゃあ俺は逃げるからな!」ダダッ
背を向けて走り出す木原。その背中に
「追いかけられたくないってンなら是非とも追わないとなァ」という一方通行の声がかけられる。
木原(これでいい、これであの野郎は自分から俺の間合いに入ってくるはずだ
さあ追って来い一方通行!追って来い!追って来い!)タッタッタ
どのくらい逃げただろうか、一方通行はまだこない。
木原(追って来い!追って来い!追って・・・・・・こねえ・・・)ガビーン
一方通行「追うわけねェだろバァカ、見え見えにも程があんぞ・・・」
木原が走り去った後を見ながら切ない気持ちで一方通行は呟く。
一方通行(俺はあンなンに能力開発されたのか・・・)
一歩通行は数年ぶりに、少しだけ涙を流した。
139 = 116 :
はいここまで
木原くンがただのアホの子になってしまった・・・
140 :
やだこの木原くンかわゆい
141 :
木原くンェ……
143 :
木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!?
144 :
なんかもう駄目だwwww腹筋がwwww
この第一位ならウニ条たおせるじゃん…
145 = 116 :
>>144
>周囲の家屋をなぎ倒しながら、しかしそれでも一般人は巻き込まないように計算されながら、二人の鬼ごっこは続く。
>途中、一人だけ巻き込んでしまい「不幸だッ」という断末魔と共に散った儚い命があったような気がしたが、
>「恐らく気のせいだから気にしないようにしよう」と無言のうちにアイコンタクトを交わし、そのまま鬼ごっこは続行された。
(´・ω・`)
146 = 144 :
忘れてたwwww
でもウニ条さんなら一回や二回殺しても大丈夫だよね!
147 :
木原君ですらwwwwwwやべえ面白すぎる
148 :
このスレ面白過ぎるwwwwwwww
いいか、帝凍庫クンだすなよ! 絶対出すなよ!
149 :
常に相手の嫌がる事しかしないって要するに容赦なく弱点狙い続けるわけだから…
ある意味、傲りを捨てた某金ピカ的な強さがこの第一位にはある…
一方通行(悪党)→一方通行(善)原作
一方通行(悪党)→一方通行(性悪)今ココ
150 :
悪党にならずに性悪になったじゃないのか?
みんなの評価 : ★
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