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    元スレ黒子「これからは敵同士、ですわね?」美琴「望むところよ?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 麦野 + - とある真夏 + - とある魔術の禁書目録 + - ガンダム + - 上条 + - 上条黒子 + - 土御門 + - 教育実習生 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    結構面白いから頑張って早めに続きを頼む

    152 :

    俺はホントに楽しみにしてるんだぜ?
    見捨てないでー

    154 :

    すいません、こんなになると思ってなかったんで夏バテしてました
    ちょっとですが続きいきます

    155 = 154 :

    美琴(きっかけがないのよね……)パラパラ

    とあるコンビニ。
    御坂美琴は悩んでいた。
    片手には恋愛のハウツー本。

    美琴(いざデートに誘うって言ってもなあ、何て声かけたらいいんだろ……。
       だいたい何よこれ、こんなことできたらとっくにうまくいってるっつの!
       ツンデレキャラで彼の気をひいちゃえ? ツンデレって(笑)具体的にどうしたらいいってのよ(笑)
       『バッカじゃないの?』とか、『べ、別になんたらかんたら』って、
       そういう言葉を使えばいいってもんじゃないでしょ。今時そんな言葉使ってる女子なんていないし!
       ほんと、こういうの書くようなヤツこそバッカじゃないの?………はぁ)
       
    美琴(こういうとき相談する人がいないのが致命的かも……。黒子には先輩風吹かせちゃうし……)

    美琴(……こんなに私、あいつのこと……なのに……)




    佐天「みーさかさーん!」ドンッ

    美琴「ひゃっ!?」

    佐天「どうしたんですかー、そんなツンデレキャラがデレたとこ見られたような声出して」

    美琴「さ、さささ佐天さん!? あ、ひ、ひさしぶりね! げ、元気?」アセアセ

    佐天「おっひさしぶりでーす! 何読んでたんですか? 雑誌?」

    美琴「う、うん! ほら、最近の流行をちぇっくしないとね! 女子の嗜みってやつ!」

    佐天「えーでもこれ、『恋する乙女の鉄則10ヶ条』って」パラパラ

    美琴「ギクッ!! あ、あはあはははは! たまにはほら、見聞を広げないと!
    あ、そうよそうなの、黒子が最近ちょっと、そっち系に目覚めたみたいでね」

    佐天「ふーん……」パラパラ

    156 = 154 :

    美琴「じゃ、じゃあ佐天さん、またね! 私そろそろ帰らないと! 門限あるし!」

    佐天「……門限って、まだ昼の2時ですよ?」

    美琴「あ。………あああ、そ、そうよね、どうしよっか! たまには二人でファミレスとかいく?
       あ、そうだ私、ひさしぶりに佐天さんの都市伝説聞きたいなあ~あはは!
    ね、そうしよ! さぁ、ファミレスへレッツゴー!!」

    佐天「……あの、何かあったんですか?」

    美琴「なんでもないわよ! ほら、早く! こっちこっち!」テクテク

    佐天「み、御坂さん?」テクテク

    美琴「何!? いっとくけどああいうヘンテコな本を私が見てたのは本当に黒子のためなの、あいつほら、なんていうかちょっと性癖っていうかそっち関係おかしかったじゃない、だからあの子のために今日はコンビニでいろいろ研究してね、ああそうだよかったら佐天さんも相談のってあげてよあははまったくあいつったら本当に子供なんだか」

    佐天「あの」

    美琴「……な、なに、ほんとよ! ほんとに違うの! お願いだから変な噂」

    佐天「いや、そうじゃなくて……」

    美琴「え?」

    佐天「……ファミレス、反対方向ですけど……」

    美琴「あ………」

    157 = 154 :

    _________________________________________________

    とあるファミレス。

    佐天「なーんだ、そんなことなら最初から言ってくれればよかったのにー、水くさいなあもう」

    美琴「そ、そんなことって! ………私だって……色々……」

    佐天(やっぱり御坂さんくらいの人になると、そういうこと相談する相手がいないのかなー……)

    美琴(ううう……言っちゃった………。今まで誰にも言ったことなかったのに……。
       でもあの状況じゃさすがにごまかせないわよね……。か、顔が爆発しそう……)

    佐天「大丈夫ですよー、私口堅いし。誰にも言いませんから(たぶん)」

    美琴「ほんと!? ぜ、ぜぜぜぜ絶対!?」ガバッ

    佐天「は、はい……」

    美琴「約束よ! 女同士の約束!」ギュッ

    佐天(そんなに知られたくないんだ……)

    美琴(バレたらそれこそ一大事だわ……)

    佐天「………どうしてそんなに隠すんですか?」

    美琴「……え?」

    158 = 154 :

    佐天「うーん、私ならそーゆーときは、結構周りに言っちゃいますけどね」

    美琴「え”!? な、ななななんで!?」ガバッ

    佐天「(喰いつきすごいな……)
       ほら、そうやって周りに知られて、お前らくっつけよーみたいな雰囲気出してたら、
       お互いに気持ちが盛り上がったりするかもしれないじゃないですかー。
       相手にもそれとなーく察してもらえるし」

    美琴「……な、なるほど」

    美琴(そういうもん……?)

    佐天「じゃあ逆に、どうして周りに知られたくないんです?」

    美琴「そりゃ……なんていうか、恥ずかしいじゃない、そんなの」

    佐天「あー、御坂さんツンデレですもんねー。あはは(それがいいって人もいると思うけど)」チュー



    美琴「私ってツンデレだったの!?」

    佐天「自覚なかったの!?」

    159 = 154 :


    佐天「うーん、そうだなー、
       つまり御坂さんは基本はそのままでいいと思うんですよ。あとはデレるタイミングですね。
       略してデレタイ(※3 要出典)」」

    美琴「な、なにそれ」

    佐天「結局ツンデレっていうのはあれですよ、崩れるカタルシスなんです。
       つまり普段は相手に対して突っ張って突っ張って、ここぞというタイミングでデレる。
       その落差によって相手に可愛さというか、感情をぶつける商売なわけです」

    美琴「うんうん(商売……?)」メモメモ

    佐天「多分御坂さんは今、自分の中でそれが完結してるんですね。
       小説とか漫画ならそれでもいいけど、現実で相手に訴えかけるにはもっと外に対して出していかないと」

    美琴「……それが難しいっていうか……」

    佐天「口に出すのはやっぱり恥ずかしいですか?」

    美琴「……………うん」///

    佐天(御坂さん……かわいいなあ………。でもそれなら……)

    160 = 154 :

    佐天「じゃこういうのはどうです?
       上条さんと話してて、あー今私顔が赤くなってるなーと思ったら、
       相手の服の裾をちょっとだけ引っ張ってみてください。
       その際ポイントは相手の顔から目をそらして、うつむきがちにやること」

    美琴「へ? それだけ? そんなことしてどうなるの?」

    佐天「多分相手はドキッとします」

    美琴「……あはは、もーからかわないでよ。いくらなんでもそんな訳ないじゃない、何よそれ」



    佐天「私これで彼氏できましたよー(嘘だけど)」

    美琴「ぜひ詳しく教えて」ギュッ

    161 = 154 :

    佐天「この行為の趣を説明するとそれこそ本が二冊くらいは書けるんですけど、
       多分御坂さんに今説明したら余計にやりにくくなっちゃうと思うんで、
       とりあえず今は引っ張るだけでいいです」

    美琴「難しいわね……。それはどういう語る寿司なの?」

    佐天「カタルシスです(この人レベル5だよね……)。
       これは、そうですね。属性としてはペット系です」

    美琴「ぞ、ぞくせい? ペット?」

    佐天「そうですねー、
       ……飼ってる犬とか猫が、構ってほしそうに前足でポンッて太もも叩いてきたら、どう思います?」

    美琴「かわいい! ぎゅってしたい!」

    佐天「まー本当にわかりやすくいうとそれ系統の話です。
       厳密にいうとちょっと違いますけど」

    美琴「な、なかなか奥が深いのね……」

    162 = 154 :


    佐天「あと、さりげなくボディタッチは基本ですよ」

    美琴「……あはは、それくらい知ってるわよ」

    美琴(さっき本に書いてあったし)

    佐天「じゃあ、ボディタッチがマイナスになることがあるのも知ってます?」チュー

    美琴「え? そうなの?」

    佐天「はい。男の人って刺激に対しては敏感なんですけど、同系統の刺激にはすごく慣れやすいんです。
       あんまりベタベタ触ってると、『おーこいつ俺に惚れてやがる』とか、『てきとーに遊んでやろー』とか、
       余裕ぶっこかれてそんな風に解釈されちゃうかも」

    美琴「……そ、そうなんだ……」

    美琴(………でも、あ、あいつはそんな人じゃ……)

    佐天「そういう人じゃないって思いました? 甘いですよー御坂さん。
       あ、俺いま追いかけられてるなー、って思ったら男はどこまでも調子のりますからねー。
       大事なのはぎりぎりのとこで、『え?そうなの?気があるの?えええどうなのどっちなの?!』
       って思わせ『続ける』ことです。ここで大事なのは『続ける』って部分。
       これを恋愛における漸近線の定理(※4 要出典)と言います」

    美琴「ふむふむ」メモメモ

    佐天(これは男女問わずそうだと思うんだよなー)チュー

    163 = 154 :


    美琴「で? 他には他には? 定理は? 語る寿司は?」

    佐天(やっぱりこういうところは勉強熱心だなあ)

    佐天「一日に詰め込んでも実践できないと思うから、今日はこれくらいでいいんじゃないですか?」

    美琴「……そ、それもそうよね」

    美琴(よし、家に帰ったら公式を復習して……。それからそれから、頭の中でイメトレして……。
       ううううみなぎってきたー! レベル1の頃を思い出す!)

    佐天「でもいくら知識ばっかり詰め込んでも、実践しなきゃ何も意味ないですよ。
       御坂さんはレベル5だから、意味わかりますよね?」

    美琴「………うん」

    佐天「がんばってください! 私でよかったら、いつでも相談のるんで」ニコニコ

    佐天(無能力者の私が御坂さんにレクチャーしてるなんてどうかしてるけど……)チュー

    美琴「ありがとう、佐天さん! これから師匠って呼ぶわね!」ルンルン

    佐天「へ? し、ししょう?」




    美琴(うんうん、やっぱり初心わするべからず、よね。あの頃を思い出してがんばろっと♪
       なんか楽しくなってきた♪ きゃっほう♪)

    佐天(……………今更雑誌の受け売りだなんて、いえないよなー……)ポリポリ

    164 = 154 :

    ってかんじどす。またそのうち!

    165 :

    きてた…だと…

    乙!

    166 :

    乙っす
    黒子に初春、美琴に佐天さんがついたか……

    167 :

    乙!
    佐天さんはこの手のに無駄に強いな

    168 :


    違ったら悪いんだけど、>>1はもしかしてみことにっきの人?改行とか言い回しがすごく似てるんだが……

    169 :


    美琴かわいい

    170 :

    美琴が可愛過ぎて死ぬ

    171 :

    >>168
    よくわかったな

    172 :

    同時進行だから遅かったのか
    どんだけ遅くてもいいから完結させてくれ

    173 :

    みことにっきの人なのか
    通りでおもしろい訳だ

    174 :

    あっちの黒子は散々な扱いだったのになwwwwww

    175 :

    みことにっきの人だったんかww
    あなたの描く女の子の会話や心理描写はいちいち可愛いなぁ

    178 :

    >>155
    "恋愛のハウツ"一本だと思ってどんなドリンクかと

    180 = 175 :

    まあ面白ければ何でもいい

    181 :

    こっちの>>1の魔法名は『救われなかった黒子に救いの手を(Salvere965)』だな

    183 :

    くやしいのうくやしいのう;;
    ちなみにこのお話はオチとかプロット組んでないんで、ゆるやかーに見守ってください
    では続き

    184 = 183 :

    先手、白井黒子。
    とある街外れ。


    黒子(……やはり理論武装が大事ですの……)

    上条「おい、白井」

    黒子(……ああいう知識においては、初春の右に出るものはいないようですわね)

    上条「???(いきなり話しかけてきて、ちょっと付き合えってどういう……)」

    黒子(吊り橋理論………)

    上条「どこ行くんだよ? こ、こっちはあんまり人いないぞ……?(闇討ちされるんじゃねえだろうな俺……)」

    黒子(ええと……確か……)

    ________________________________________


    数日前、電話にて。

    初春『先手が決まりました。使う法則は吊り橋理論です』

    黒子「それがどうかしまして?」

    初春『聞いたことありませんか?』

    黒子「そりゃ聞いたことはありますけれど、よもや吊り橋にあの方を連れていけと?」

    初春『違いますよぉ、そんなこと言ってホイホイついていく人がいると思いますか?』

    黒子「そ、そうですわよね……。で、具体的には……」

    初春『これはカナダの心理学者が命名し、実証した学説です。恋の吊り橋理論とも言いますね。
       簡単にいうと、人間はドキドキしたとき、自分が恋愛してるってことを認識するっていう』

    黒子「ういはるう、それくらい知ってますわよ。というか当たり前のことではありませんの?」

    黒子(私だって、日夜どきどきしてますし……)ドキドキ

    初春『そこがちょっと違うんです。この理論のポイントは、緊張状態であっても、危機を感じる状況であっても、
       人間はそのドキドキを恋愛感情に履き違えて理解する、という点です』

    黒子「ふむふむ」メモメモ

    185 = 183 :


    初春『つまり危機的状況に見舞われたときこそ勝機!! ピンチはチャンス、ってことですね』

    黒子(ピンチは………チャンス!!! なんて美しい響きですの……!!!)

    初春(……もっとも、吊り橋理論は長続きしないって有名なんですけど……。
       まあきっかけとしてはOKですよね。あとはその都度指示を出せば……)

    初春『あとは白井さんがいかにして危機的状況を作り上げるかですよ』

    黒子(危機的状況………)

    初春『がんばってくださいね!』

    黒子「わかりましたの。なんとかやってみせますの」

    ________________________________________________

    黒子(ふふふ。ここで吊り橋理論を発動させれば……上条さんと私はッ!!!フォーリンラッ!!)

    上条「白井!」

    黒子「はっ、はひっ!!」ビクッ

    上条「どうしたんだよ一体。また勉強教えてくれるんだよな?」

    黒子「そ、そうですのよ? この私が貴方に手取り足とりあそこ取り……」

    上条「何だって?あそこ?」

    黒子「な、なんでもないですの!!」

    黒子(いけませんわ黒子!!! 暴走しては駄目!! お姉さまのときとは違いますの!!! ストップラッ!!!)

    上条「??? 何か変だなお前。こっちの道で合ってるのか?
       だいたいここは街外れじゃねえか。物騒って有名だぞ、ここらへん」

    黒子「あ、あら? そうでしたの? 黒子はてっきりこっちのほうが近道かと……」

    黒子(ふふっふふうふふふ、さあ、襲ってきなさいスキルアウトの暴漢たちッ!!
       危機的状況に陥ったところをこの白井黒子が華麗に解決しますの!!
       そして………そしてそしてその暁には………上条さんとフォーリンラッ!!
       ……うふ。うふふふふふけけけけけ)

    上条(鼻血出してるけど大丈夫かな……)

    186 = 183 :


    「おいおい、てめーら仲良く歩きやがってよお」

    上条(うわ、いかにもって感じの………)

    黒子(! キマシタノ! マサニキキテキジョウキョウデスノ! カミジョウサン、ドキドキシテル?)

    「見せつけてんじゃねえぞコラァッ!!!!」

    上条「あはははー……。失礼しましたー……(こういうときは逃げるが勝ち、ってな……)」

    「ああん? タダで帰ろうってのかぁ?」

    上条「いや……でも俺たちほら……あはは、お金ないし……だよなぁ、しら……
       ………お、おい白井………? く、黒子サン?」

    黒子(勝機ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)ヒュン

    上条「え?」

    187 = 183 :




    バキグシャゴキャボキバコボキグッシャアアアアアアア。



    上条「!?」

    「ギャ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 腕が!!!腕がぁ!!!」

    「か、勘弁してくれえええええええええええええ!!」

    黒子「駄目ですの」ヒュン


    バキグシャゴキャボキボコボカバキバキバキバキバキバキィ。


    上条「し、しらいーーーーッ!!! その人死んじゃう、死んじゃうよう!!!!」

    「た、たふけて……」

    黒子(うーん、もうちょっと演出が必要ですわね)ヒュン

    上条「!?」

    188 = 183 :


    黒子(ここらへんのビルはボロいし取り壊しが決まってますから……)ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。




    上条「こ、今度はなんだってんだ……」

    「ヒィイイイイイイイイイビルがああああああああああ」

    「逃げろおおおおおおおおおおおおお」

    「すいませんでしたあああああああああああああああ」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴガシャアアアアアアアアアアアアン。




    黒子「ヒュン ふう。てんで話になりませんわね。お怪我はなくて? 上条さん?」

    上条「………………」プルプル

    黒子(か、上条さんが震えてる……。この私にときめいてくださったの? こ、これで私は……)


    上条「馬鹿野郎ッ!」パンッ

    黒子「……え…………?」

    189 = 183 :


    上条「ちょっと威嚇するだけで十分だっただろうがッ!
       お前みたいな能力で一般人に本気を出したらどうなるかくらい、わかるだろ!?
       ジャッジメントがやることは全部正義なのかよッ!?
       俺はそんな信念が曲がった奴に教えてもらうことは何もねえ!!!」

    黒子「……あ……あ、あの、ち、違うんですの、これは………」オロオロ

    上条「もう俺についてくるな! 反省しろ!!」

    黒子「あう………あうあう……」

    黒子(か、上条さんは怒ってるだけでしたの? それを私、調子にのって……)

    黒子(黒子のばかばかばか!!! 理屈に振り回されて、結局は嫌われて……。ううううう泣きそうですの……)グス

    黒子「ご、ごめんなさいですの……。黒子はよかれと思って……つい………その………ぐす……」

    上条「………」チラッ

    黒子「……うう……でもでも、黒子のこと、嫌いにならないでほしいですの……。
       ………うううううううう」

    上条「……ほら」サッ

    黒子「……?」グス

    上条「泣かれてるとまた絡まれるからさ。拭けよ」

    190 = 183 :

    黒子「め、面目ないですの……」チーン!

    上条「でも白井、俺は間違ったことは言ってないぜ?
       お前みたいな優秀なやつは、それこそこの街のために力を使うべきなんだろうけど、
       正義をかざしてるからって何をしてもいいってわけじゃねえだろ?
       ……もうこんなことしないでくれよ? 約束な?」ポンポン

    黒子「……ううう…………うわあああああん!!!!」ダキッ

    上条「あはは、おいおい泣くなって」ヨシヨシ

    黒子「……ぐす……か、上条さんは……どうしてそんなに優しいんですの?……」

    上条「ん?」

    黒子「………私のこと…………その………」

    上条「……え?」

    黒子「つ、つまり…………」ドキドキ




    黒子(あ、あれ、この流れなら私………)ドキドキドキドキドキ

    191 = 183 :






    「当ォォォォ麻くゥウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!」











    上条「!?」

    黒子「!?」

    「あッそびッましょォォォォォォォ!!!!!!!!!」

    上条「………マジかよ……はぁ……」ポリポリ

    黒子(この白髪………どこかで………)

    黒子(!! そうですわ!! 確か前にお姉さまが言ってた、学園都市の第1位!!!
       か、上条さんと面識がありましたの?)

    一方「ぎゃはッ!! おィ三下ァ? さっきのアレはそこの女のチカラかァ??
       ガキと歩いてたらよォ、急に地面が揺れやがってなァ………。
       ……さァーてここで問題でェェェェす。この俺の連れが世の中で一番嫌いなもンは、何でしょうかァ?!」

    上条「………ロリコン」

    一方「ブチブチブチィッ!! ……正解は地震だクッソ野郎がァッ!!! 一発殴らせろォ!! じゃねェと気が済まねェンだよォ!!」

    192 = 183 :


    上条「ハァ………。おい白井、勉強はまた今度だ。先に帰れよ」

    黒子「な、何を言ってるんですの!? 相手は学園都市の第1位ですのよ!?
       私でも到底歯が立たないっていうのに……」

    上条「はは、気にすんな、顔なじみだよ。そんな悪いやつでもねえんだこいつ。
       ………それにさ」

    黒子「……?」

    上条「さっき助けられた分、お前にはかっこいいとこ見せておかないとな(男として)
       嫌われたくねえし(男として)。今度はお前を助けさせてくれよ(男として)」




    黒子「!!!!!!!!!!!!!!!」ドッキーーーーーーーーーーン







    一方「当麻くンよォ、早くしてくれませンかァ!? 当麻くンをぶン殴りたくてウズウズしてるンですよォ僕ゥ」プルプル

    上条「ったくひさびさに会ったってのにこれだから……。白井、大丈夫だから早く……ってあれ?」

    上条(いなくなってる……)

    一方「終わったかよォ、いくぞオラァッ!!」ビュンッ

    上条「ちッ!」


    ………。

    193 = 183 :

    _____________________________________________


    黒子(はぁはぁはぁ………)ドキドキドキドキドキ

    黒子(だ、大丈夫だったかしらあの方……。
       いや、それよりもあれ以上あの場所にいたら私の頭がどうなっていたか……)ドキドキドキドキドキ


    黒子(つ、吊り橋理論の効果はすさまじいですの………心拍数が一向に元に戻らないですわ……)ドキドキドキドキドキ

    黒子(ううう……どうしよう………これぞ策に溺れるというやつですの……わ、私の方が吊り橋理論の被験者に……)ドキドキドキドキドキ

    黒子(……でもでも……抱きついてしまいましたの……あああああああ思い出したら胸がまた……)ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ


    黒子(こ、これは破壊力やばいですわ!!か、帰ったら初春にまた……相談しますの……)ヒュン


    194 = 183 :

    本日ここまでですおやすみなさい

    195 :

    ちょ一方さんwwwwww
    乙!



    黒子可愛すぎる

    196 :

    甘えんな
    続き書けよボケ

    197 :

    >>196
    ツンデレータwww

    おつです

    198 :

    一方通行w
    GJです!
    続き楽しみに待ってます

    199 :

    前から気になってたけど一方通行は“っ”はカタカナじゃなかったはず


    面白い乙ゞ

    200 :

    くそ
    かわええ


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