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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「>>4」

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聖剣「女騎士を斬れ」
勇者「は?」
聖剣「女騎士を斬れ」
勇者「……」
聖剣「女騎士を斬れ」
勇者「まーたこいつはこういう場面でそういうこと言う」
勇者「は?」
聖剣「女騎士を斬れ」
勇者「……」
聖剣「女騎士を斬れ」
勇者「まーたこいつはこういう場面でそういうこと言う」
この聖剣いつも二言くらい足りないし完全に俺らだよな
勇者「……」
女騎士「どうしたのですか。急に黙り込んでしまって」
勇者「……」ジーーッ
女騎士「……」
勇者「……」ジーーッ
女騎士「?」
女騎士「あの。黙ってこっちをジッと見られても。どうかしましたか?」
勇者(マジでこの人斬るの?)
女騎士「どうしたのですか。急に黙り込んでしまって」
勇者「……」ジーーッ
女騎士「……」
勇者「……」ジーーッ
女騎士「?」
女騎士「あの。黙ってこっちをジッと見られても。どうかしましたか?」
勇者(マジでこの人斬るの?)
勇者(いや、でも安価は絶対だし)
勇者(けど……)
勇者(……「すいませんが斬らせてもらってもいいでしょうか」とか、ダメかな。ダメだよな)
勇者(……)
勇者(……)
勇者(けど……)
勇者(……「すいませんが斬らせてもらってもいいでしょうか」とか、ダメかな。ダメだよな)
勇者(……)
勇者(……)
姫「勇者さま、さっきからどうしたと言うのですか」
勇者「……女騎士」
女騎士「はい」
勇者「俺と戦ってくれ」
女騎士「……はい?」
勇者「……女騎士」
女騎士「はい」
勇者「俺と戦ってくれ」
女騎士「……はい?」
訓練場
女騎士「……私、忙しいんですけど」
勇者「悪いな」
姫「まあまあ、良いではないですか」
女騎士「姫がそう言うなら……」
女騎士「……私、忙しいんですけど」
勇者「悪いな」
姫「まあまあ、良いではないですか」
女騎士「姫がそう言うなら……」
女騎士「まあ、これも良い機会かもしれませんね。正直、聖剣の力は認めていますが、私はあなたの力を認めていませんし、昨日のへっぴり腰を忘れたわけではありません」
勇者「へっぴり腰言うな」
女騎士「でも、これはこれで感心しているんですよ。昨夜の戦いで自分の力不足を感じたから、こうしてお願いしてきたんでしょうし」
女騎士「じゃあ。はい、これ」
勇者「……これは?」
女騎士「訓練用の木剣です。まさか実剣で戦うなんて言わないでしょう」
勇者「えっ」
女騎士「えっ」
勇者「へっぴり腰言うな」
女騎士「でも、これはこれで感心しているんですよ。昨夜の戦いで自分の力不足を感じたから、こうしてお願いしてきたんでしょうし」
女騎士「じゃあ。はい、これ」
勇者「……これは?」
女騎士「訓練用の木剣です。まさか実剣で戦うなんて言わないでしょう」
勇者「えっ」
女騎士「えっ」
女騎士「……え。まさか実剣使うつもりだったんですか? 失礼ですけど、勇者さんの腕前で実剣を使った訓練をするのは非常に危険なのですけど」
勇者「木剣だと意味がないんだよ」
女騎士「どういう理屈ですか」
勇者「頼むよ」
女騎士「……むぅ」
勇者「木剣だと意味がないんだよ」
女騎士「どういう理屈ですか」
勇者「頼むよ」
女騎士「……むぅ」
女騎士「よくわからないですけど、その剣を馴染ませたいとか、そう言う意図なんですかね」
勇者「!」
勇者「そうそう、それそれ」
女騎士「……」
女騎士「意思も固いようですし、いいでしょう。私も早く終わらせて仕事に戻りたいですから」
女騎士「ただし、実剣を使うからには私も手加減はできませんので、そのつもりで」
女騎士「ちなみに私は木剣を使います」
勇者「? 実剣だと手を抜けないのに、お前は木剣を使うってことか?」
女騎士「私が実剣を使うと、やりづらいんですよ。まさか言い伝えの勇者を何かの間違いで斬るわけにも行きませんし」
女騎士「これなら遠慮なく振り抜けますので」
勇者「……なんか舐められてるのだけはよくわかった」
勇者「!」
勇者「そうそう、それそれ」
女騎士「……」
女騎士「意思も固いようですし、いいでしょう。私も早く終わらせて仕事に戻りたいですから」
女騎士「ただし、実剣を使うからには私も手加減はできませんので、そのつもりで」
女騎士「ちなみに私は木剣を使います」
勇者「? 実剣だと手を抜けないのに、お前は木剣を使うってことか?」
女騎士「私が実剣を使うと、やりづらいんですよ。まさか言い伝えの勇者を何かの間違いで斬るわけにも行きませんし」
女騎士「これなら遠慮なく振り抜けますので」
勇者「……なんか舐められてるのだけはよくわかった」
勇者「後悔するなよ!」ダッ!
ブンッ!
女騎士「はい、隙だらけです」
バキッ!
勇者「あだっ!?」ゴロゴロゴロ
ブンッ!
女騎士「はい、隙だらけです」
バキッ!
勇者「あだっ!?」ゴロゴロゴロ
勇者「おりゃあ!!」
スカッ
女騎士「いきなりそんな大振りが当たるわけないでしょう」
ズガッ!
勇者「ごばぁ!」
スカッ
女騎士「いきなりそんな大振りが当たるわけないでしょう」
ズガッ!
勇者「ごばぁ!」
姫「……あ、あの。女騎士。もう少し手加減というか、なんというか」
女騎士「手加減など。それこそ勇者さんは望んでいないのでは? それに相手は実剣ですから」
姫「そういうものですか」
勇者「別に手加減してくれてもいいんだけどな」ボソッ
女騎士「は?」
勇者「なんでもないです」
女騎士「手加減など。それこそ勇者さんは望んでいないのでは? それに相手は実剣ですから」
姫「そういうものですか」
勇者「別に手加減してくれてもいいんだけどな」ボソッ
女騎士「は?」
勇者「なんでもないです」
ドカッ、バキッ、ドスッ、ベキッ、ボカッ
……
……
勇者「……まさか一太刀も当てられないなんて……」
ドサッ
勇者「……」ピクピクッ
女騎士「気絶してしまいましまか」
姫「まあ大変。勇者さまのお顔が……」
女騎士「思っていたよりもひどい腕前ですね……」
……
……
勇者「……まさか一太刀も当てられないなんて……」
ドサッ
勇者「……」ピクピクッ
女騎士「気絶してしまいましまか」
姫「まあ大変。勇者さまのお顔が……」
女騎士「思っていたよりもひどい腕前ですね……」
翌日
勇者「また頼むよ」
女騎士「仕方ありませんね」
勇者「また頼むよ」
女騎士「仕方ありませんね」
三日後
勇者「も、もう一度……」
女騎士「まだやるんですか」
勇者「も、もう一度……」
女騎士「まだやるんですか」
五日後
勇者「今日こそは……!」
女騎士「私も仕事とかあるんですけど」
勇者「今日こそは……!」
女騎士「私も仕事とかあるんですけど」
一週間後
勇者「よっしゃ、今日も頼むわ」
女騎士「あの、これ他の人に頼むことは出来ないんですか? 何なら騎士団の教官とか紹介しますし」
勇者「お前じゃなきゃダメなんだよ!!」
女騎士「なぜっ!?」
勇者「よっしゃ、今日も頼むわ」
女騎士「あの、これ他の人に頼むことは出来ないんですか? 何なら騎士団の教官とか紹介しますし」
勇者「お前じゃなきゃダメなんだよ!!」
女騎士「なぜっ!?」
一ヶ月後
勇者「おっと」
ガァン!
勇者「だぁっ!」
ビュッ!
女騎士「ッ!」サッ
ズザァ…!
女騎士「……そろそろ時間ですね」
勇者「っ、今日もダメだったか」
勇者「おっと」
ガァン!
勇者「だぁっ!」
ビュッ!
女騎士「ッ!」サッ
ズザァ…!
女騎士「……そろそろ時間ですね」
勇者「っ、今日もダメだったか」
女騎士「最後のは少し危なかったです」
女騎士「それと、こちらの攻撃も捌けるようになってきていますね。意外と筋が悪くないようで何よりです」
勇者「おかしいなぁ……盗賊と戦った時とか、鉄の剣でも叩き斬ることができてたのに、あんたの木剣で何で受け切られちゃうんだよ」
女騎士「実力差です」
女騎士「それと、こちらの攻撃も捌けるようになってきていますね。意外と筋が悪くないようで何よりです」
勇者「おかしいなぁ……盗賊と戦った時とか、鉄の剣でも叩き斬ることができてたのに、あんたの木剣で何で受け切られちゃうんだよ」
女騎士「実力差です」
女騎士「……あの、そろそろ上達もしてきましたし、あなたも木剣を使った方が」
勇者「ダメだよ。それじゃ安価達成できないじゃないか」
女騎士「またそれですか! 何なんですかそれは!」
警備「勇者様、女騎士様!」
勇者「ん? なんか呼ばれてるみたいだぞ」
女騎士「何かあったんでしょうか」
勇者「ダメだよ。それじゃ安価達成できないじゃないか」
女騎士「またそれですか! 何なんですかそれは!」
警備「勇者様、女騎士様!」
勇者「ん? なんか呼ばれてるみたいだぞ」
女騎士「何かあったんでしょうか」
この>>1は寝落ちしても帰ってきてくれるはず
警備「王様が勇者様にお会いしたいとのことです」
女騎士「王様が!?」
勇者「そう言えば王城に居たのに一回も王様のこと見てなかったな」
女騎士「当然です。そう簡単に会える人ではありませんから」
警備「姫もお待ちです。どうぞ、こちらへ」
女騎士「王様が!?」
勇者「そう言えば王城に居たのに一回も王様のこと見てなかったな」
女騎士「当然です。そう簡単に会える人ではありませんから」
警備「姫もお待ちです。どうぞ、こちらへ」



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