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元スレ俺「念じればレベルの表示される世界だと!?」
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俺「ここが、その武闘家の聖地か……」
女「はい……。だからといって、何があるというわけではないんですが」
俺「この石造りの建物は?」
女「大昔に、魔界から現れた化け物を賢者と呼ばれる方が封じ込めたそうです」
俺「ふぅん……なんでそれが武闘家の聖地?」
女「賢者は、武術の奥義を極めた方だったそうですから。もう四百年も昔の方ですが」
俺「とりあえず、そのアクアメタルの腕輪があるところまで行ってみるか」
女「遺跡の最奥部です」
女「はい……。だからといって、何があるというわけではないんですが」
俺「この石造りの建物は?」
女「大昔に、魔界から現れた化け物を賢者と呼ばれる方が封じ込めたそうです」
俺「ふぅん……なんでそれが武闘家の聖地?」
女「賢者は、武術の奥義を極めた方だったそうですから。もう四百年も昔の方ですが」
俺「とりあえず、そのアクアメタルの腕輪があるところまで行ってみるか」
女「遺跡の最奥部です」
俺「ここか……」
俺(腕を前に突き出した像があって、その前に腕輪が落ちてる……。元々は、あの像に掛けられていたのか?)
女「賢者はかつて、あの腕輪で修行を積んでおられたそうです」
俺「爺さんでさえも持てなかったのに……。とんでもない強さだったんだな」
像「…………」ガタガタガタ
俺「なっ! 像が、振動した!?」
?「どうやら魔人が復活したようじゃな。その像は、魔人の力を感知することができるのじゃよ」
俺「あ、アンタは……!」
仙人「我は仙人じゃ。遺跡の番人、賢者の子孫と言った方がわかりやすいかの?」
【賢者:レベル241】
俺(つ、強い! 仙人さん……かなりできるぞ)
女「なんて圧倒的なレベル! こんな人がいたなんて!」
俺(腕を前に突き出した像があって、その前に腕輪が落ちてる……。元々は、あの像に掛けられていたのか?)
女「賢者はかつて、あの腕輪で修行を積んでおられたそうです」
俺「爺さんでさえも持てなかったのに……。とんでもない強さだったんだな」
像「…………」ガタガタガタ
俺「なっ! 像が、振動した!?」
?「どうやら魔人が復活したようじゃな。その像は、魔人の力を感知することができるのじゃよ」
俺「あ、アンタは……!」
仙人「我は仙人じゃ。遺跡の番人、賢者の子孫と言った方がわかりやすいかの?」
【賢者:レベル241】
俺(つ、強い! 仙人さん……かなりできるぞ)
女「なんて圧倒的なレベル! こんな人がいたなんて!」
仙人「その歳で、なかなかやるじゃの」
俺「でも、このくらいの力じゃ……」
仙人「わかっておる。この世界は今、危機に瀕しておる。我は歳を取りすぎた、これ以上は強くなれん……。だが、お前達ならば、あの不完全な魔人にとどめを刺すこともできるやもしれん」
俺「お願いします! 俺達に修行を付けてください!」バッ
女「お、お願いします!」
仙人「任せておれ。元より、他に選択肢はない。このままあの魔人を野放しにしておくわけにはいかん……来い。地獄山に登るぞ」
俺「じ、地獄山だって!?」
女「あ、あそこは世界で最も過酷な地! 重力場が乱れており、空気も薄く邪気が漂っており……普通の人ならば意識を保つことも難しい場! 必然的にそこに住まう動物も狂暴になっていく……そんな地獄を体現したような場所へ!?」
俺「でも、このくらいの力じゃ……」
仙人「わかっておる。この世界は今、危機に瀕しておる。我は歳を取りすぎた、これ以上は強くなれん……。だが、お前達ならば、あの不完全な魔人にとどめを刺すこともできるやもしれん」
俺「お願いします! 俺達に修行を付けてください!」バッ
女「お、お願いします!」
仙人「任せておれ。元より、他に選択肢はない。このままあの魔人を野放しにしておくわけにはいかん……来い。地獄山に登るぞ」
俺「じ、地獄山だって!?」
女「あ、あそこは世界で最も過酷な地! 重力場が乱れており、空気も薄く邪気が漂っており……普通の人ならば意識を保つことも難しい場! 必然的にそこに住まう動物も狂暴になっていく……そんな地獄を体現したような場所へ!?」
仙人「ようやく山頂に着いたの」
俺「はぁ、はぁ……道中で恐ろしい目に遭った。まさか、ただの兎があんなに強いなんて……それに、息が苦しい……」
女「申し訳ございません。負ぶってもらってしまって……」
仙人「では……これからあの山頂の石の上に座って、意識を集中させるのだ」
俺「こんなところで、精神修行か……」
仙人「これからお前達に、武闘の奥義を伝える……。誰もが心の奥底に、力を秘めた閉じた扉を持っておる。その扉を開けることで、潜在能力を際限なく引き出すことができるのだ」
俺「そ、それができれば!」
仙人「うむ。それができれば、お前達も我と同じ境地に立つことができる……」
俺(勝てる! 怪我をしたイケメンくらいならば、レベル200台が三人いれば……!)
俺「はぁ、はぁ……道中で恐ろしい目に遭った。まさか、ただの兎があんなに強いなんて……それに、息が苦しい……」
女「申し訳ございません。負ぶってもらってしまって……」
仙人「では……これからあの山頂の石の上に座って、意識を集中させるのだ」
俺「こんなところで、精神修行か……」
仙人「これからお前達に、武闘の奥義を伝える……。誰もが心の奥底に、力を秘めた閉じた扉を持っておる。その扉を開けることで、潜在能力を際限なく引き出すことができるのだ」
俺「そ、それができれば!」
仙人「うむ。それができれば、お前達も我と同じ境地に立つことができる……」
俺(勝てる! 怪我をしたイケメンくらいならば、レベル200台が三人いれば……!)
俺「こ、この石……恐ろしく冷たい……! こんなものの上に座るのか!」
仙人「そうだ……!」
女「ひっ! きゃあっ!」
女(だ、駄目だ……こんなの、強くなる前に死んでしまう)ブルッ
俺「やります……やってみせます……!」ピタッ
俺「ぐううううっ!?」
地獄蠅「ブーンブーンwwww」
【地獄蠅:レベル44】
俺「ひっ! や、やばい蠅がいっぱい来ました仙人さん!」
仙人「無視せよ。この山の瘴気と生物、石の冷たさ……すべてに耐えて精神を昇華させてみせよ」
俺「!!?」
仙人「そうだ……!」
女「ひっ! きゃあっ!」
女(だ、駄目だ……こんなの、強くなる前に死んでしまう)ブルッ
俺「やります……やってみせます……!」ピタッ
俺「ぐううううっ!?」
地獄蠅「ブーンブーンwwww」
【地獄蠅:レベル44】
俺「ひっ! や、やばい蠅がいっぱい来ました仙人さん!」
仙人「無視せよ。この山の瘴気と生物、石の冷たさ……すべてに耐えて精神を昇華させてみせよ」
俺「!!?」
地獄蠅「ブーンブーンwwww」
俺(……精神を、精神を沈めるんだ……深い海の中に……!)ズズズ
俺(痛みも苦しさも感じない……俺は静かな、海の中にいるんだ……)
俺(…………)
俺(もう、どれくらいこうして……ん?)
俺(遠くに……大きな門が見える? 近づけるのか?)
女「あ、あああああっ!」
俺「女さんっ!?」パチッ
仙人「精神を集中させろ馬鹿者オッ!」
俺「でも、こんな……酷い! あまりにも……!」
仙人(酷なことはわかっておる……だが、もう時間がないのだ。お前達が壊れるか、世界が壊れるか……!)
俺(……精神を、精神を沈めるんだ……深い海の中に……!)ズズズ
俺(痛みも苦しさも感じない……俺は静かな、海の中にいるんだ……)
俺(…………)
俺(もう、どれくらいこうして……ん?)
俺(遠くに……大きな門が見える? 近づけるのか?)
女「あ、あああああっ!」
俺「女さんっ!?」パチッ
仙人「精神を集中させろ馬鹿者オッ!」
俺「でも、こんな……酷い! あまりにも……!」
仙人(酷なことはわかっておる……だが、もう時間がないのだ。お前達が壊れるか、世界が壊れるか……!)
―修行開始一週間後―
俺「…………」シーンー
地獄蠅「ブーンブーンwwww」
女(俺さん、ずっと動かない……凄い集中力……。私は、今日もダメダメだったのに……)
仙人「こやつならば、本当に精神の門を潜るかもしれん……」ゴクリ
俺「……――掴んだ」
仙人「なにっ!?」
俺(暗い海の中に……門がある。俺は、このままこじ開けてやる!)ガバッ
俺(門の中に光が溢れている! すごい、凄い力がなだれ込んでくる!)
俺「……」パチッ
仙人「ま、まさか……!」
【俺:レベル198】
仙人「や、やりおった! やりおったぞ! 俺の奴め!」
俺「仙人さん……門は、二枚あるのでは?」
仙人「なっ!? なぜそれを!?」
俺「門の奥に、更なる門を見つけた気がしました……」
仙人(馬鹿な! 二つ目の門を開けたのは、魔人を封印した偉大なる我が祖先、賢者だけなのだぞ……!? 俺は、どこまで力を秘めておるのだ!?)
俺「…………」シーンー
地獄蠅「ブーンブーンwwww」
女(俺さん、ずっと動かない……凄い集中力……。私は、今日もダメダメだったのに……)
仙人「こやつならば、本当に精神の門を潜るかもしれん……」ゴクリ
俺「……――掴んだ」
仙人「なにっ!?」
俺(暗い海の中に……門がある。俺は、このままこじ開けてやる!)ガバッ
俺(門の中に光が溢れている! すごい、凄い力がなだれ込んでくる!)
俺「……」パチッ
仙人「ま、まさか……!」
【俺:レベル198】
仙人「や、やりおった! やりおったぞ! 俺の奴め!」
俺「仙人さん……門は、二枚あるのでは?」
仙人「なっ!? なぜそれを!?」
俺「門の奥に、更なる門を見つけた気がしました……」
仙人(馬鹿な! 二つ目の門を開けたのは、魔人を封印した偉大なる我が祖先、賢者だけなのだぞ……!? 俺は、どこまで力を秘めておるのだ!?)
―二週間後―
女「門を、ついに見つけました……」ゼェゼェ
【女:レベル103】
仙人(開くには至らんかったか。これ以上やれば、この娘は確実に死んでしまう……)
俺「…………」
仙人(凄まじい集中力じゃ。本当に二つ目の門を開けてしまうのか? だとしたら、不完全な魔人などまるで敵ではないぞ!?)
地獄熊「ウウウウ……」
【地獄熊:レベル262】
仙人「しまった! この山の主が出たぞ! 一旦ここを離れるのじゃ!」
仙人(我らが総力戦で戦えばどうにかなるかもしれんが……死傷者が出てもおかしくない。ましてや、今の疲れ切った女と俺では……!)
俺「――その必要はない」パチッ
仙人「なっ!」
女「門を、ついに見つけました……」ゼェゼェ
【女:レベル103】
仙人(開くには至らんかったか。これ以上やれば、この娘は確実に死んでしまう……)
俺「…………」
仙人(凄まじい集中力じゃ。本当に二つ目の門を開けてしまうのか? だとしたら、不完全な魔人などまるで敵ではないぞ!?)
地獄熊「ウウウウ……」
【地獄熊:レベル262】
仙人「しまった! この山の主が出たぞ! 一旦ここを離れるのじゃ!」
仙人(我らが総力戦で戦えばどうにかなるかもしれんが……死傷者が出てもおかしくない。ましてや、今の疲れ切った女と俺では……!)
俺「――その必要はない」パチッ
仙人「なっ!」
地獄熊「ウウウ……」ズズッ
俺「どうした? 怯えているのか? こっちから行くぞ……」スススス
仙人「なんじゃあの動きは!? 遅いのに、ブレて何人にも見える……これはまさか! 賢者の扱ったとされる奥義、多重足影!?」
地獄熊「ゴォッ!」シュッ
俺「どうした? 俺はお前の頭の上だぞ?」ババーン
地獄熊「!?」
女「ま、まったく見えなかった!? すごすぎる!?」
俺「ふっ!」トンッ
ドゴゴゴゴンッ!
地獄熊「ぐおおおおおっ!」ドサッ
仙人「あれは最小限の動きで最大限の威力を発揮する奥義、小針膨大!」
俺「どうした? 怯えているのか? こっちから行くぞ……」スススス
仙人「なんじゃあの動きは!? 遅いのに、ブレて何人にも見える……これはまさか! 賢者の扱ったとされる奥義、多重足影!?」
地獄熊「ゴォッ!」シュッ
俺「どうした? 俺はお前の頭の上だぞ?」ババーン
地獄熊「!?」
女「ま、まったく見えなかった!? すごすぎる!?」
俺「ふっ!」トンッ
ドゴゴゴゴンッ!
地獄熊「ぐおおおおおっ!」ドサッ
仙人「あれは最小限の動きで最大限の威力を発揮する奥義、小針膨大!」
俺「…………」ドドドドド
仙人「まさか、二つ目の精神の門を……?」
【俺:レベル671】
仙人「お、おお、お……! なんと神々しいレベル!」
仙人「ご、ご先祖様じゃ! ご先祖様じゃ! 賢者が降臨なされた!」ブワッ
俺「これで……討てる、爺さんの仇を……!」
俺「……うっ!」クラッ
仙人「お、俺!? どうし……うおっ!」ピトッ
仙人「石のせいか……身体が、恐ろしく冷たい……。死にかけじゃ……こんな身体で、世界最強の地獄熊を圧倒したというのか……?」
女「わ、私よりも、ずっと体調が悪かったんだ……。なのに私ばかり、泣き言を言って……俺さんが辛くないはずなんてなかったのに……!」
仙人「と、とにかく俺を連れて早く山を下りるのじゃ! このままでは、世界を救う前に死んでしまうかもしれん!」
仙人「まさか、二つ目の精神の門を……?」
【俺:レベル671】
仙人「お、おお、お……! なんと神々しいレベル!」
仙人「ご、ご先祖様じゃ! ご先祖様じゃ! 賢者が降臨なされた!」ブワッ
俺「これで……討てる、爺さんの仇を……!」
俺「……うっ!」クラッ
仙人「お、俺!? どうし……うおっ!」ピトッ
仙人「石のせいか……身体が、恐ろしく冷たい……。死にかけじゃ……こんな身体で、世界最強の地獄熊を圧倒したというのか……?」
女「わ、私よりも、ずっと体調が悪かったんだ……。なのに私ばかり、泣き言を言って……俺さんが辛くないはずなんてなかったのに……!」
仙人「と、とにかく俺を連れて早く山を下りるのじゃ! このままでは、世界を救う前に死んでしまうかもしれん!」
イケメン「随分と時間が掛かってしまったが、どうにか『武闘家の聖地』と呼ばれる遺跡にアクアメタルの腕輪があることがわかったね」ドドドドドド
イケメン「奴らもそこにいるはずだ。ぶっ殺して、無残な死骸をもてあそんでやろうじゃあないか。俺の片腕を持って行ったクソ爺の弟子は、普通に殺すだけでは気が済まないからね……」
魔人『随分と余計な時間が掛かっちゃったね』
イケメン「仕方ないじゃないか。答えるのが遅いクズは、ついムカついて殺しちゃったもんな。ま、答えても殺すんだがな……俺以外の人間は全員出来損ないのクズだって決まってるんだから」
魔人『一応警戒しておきなよ? 奴らに修行の時間を与えてしまった……』
イケメン「おいおい、最強の俺にそれを言うのか? 片腕はなくなったが……名のある武闘家共を殺してすっかり自信がついたよ。俺のレベルも、520から522まで上がったしね……」
イケメン「さぁて、どんな殺し方をしてやろう……。まだやっていない殺し方で見たいものがあれば、リクエスト通りにしてやるよ……」
イケメン「久しぶりの再会だ……。別れるときは無様に泣きながら逃げてったあいつも、喜んでくれるよなぁ」クックックッ
イケメン「奴らもそこにいるはずだ。ぶっ殺して、無残な死骸をもてあそんでやろうじゃあないか。俺の片腕を持って行ったクソ爺の弟子は、普通に殺すだけでは気が済まないからね……」
魔人『随分と余計な時間が掛かっちゃったね』
イケメン「仕方ないじゃないか。答えるのが遅いクズは、ついムカついて殺しちゃったもんな。ま、答えても殺すんだがな……俺以外の人間は全員出来損ないのクズだって決まってるんだから」
魔人『一応警戒しておきなよ? 奴らに修行の時間を与えてしまった……』
イケメン「おいおい、最強の俺にそれを言うのか? 片腕はなくなったが……名のある武闘家共を殺してすっかり自信がついたよ。俺のレベルも、520から522まで上がったしね……」
イケメン「さぁて、どんな殺し方をしてやろう……。まだやっていない殺し方で見たいものがあれば、リクエスト通りにしてやるよ……」
イケメン「久しぶりの再会だ……。別れるときは無様に泣きながら逃げてったあいつも、喜んでくれるよなぁ」クックックッ
俺「…………」
女「ど、どうしましょう! 俺さんが起き上がりません! もう二日も経つのに!」
仙人「や、やはり第二の門は負担が大きすぎたのか……。あやつが見えると言った時点で、止めるべきであった……我の判断ミスじゃ……」
女「俺さん! しっかりしてください俺さん!」
仙人「門に近づきすぎて、帰ってこれなくなってしまったのか? どこまで深く潜ってしまったのやら……」
仙人「強くなっても、目を覚ますことができねば意味はないのじゃぞ……!」ギリッ
像「……」ガタガタガタッ!
女「い、いつもより振動が大きい!」
仙人「き、来てしまったのか! 奴が! ここに魔人を入れるわけにはいかん! 女! 戦うぞ!」
女「は、はいっ!」
女「……男さん、死なないでくださいね。私が倒されたら、きっと仇を討ってください……」バッ
女「ど、どうしましょう! 俺さんが起き上がりません! もう二日も経つのに!」
仙人「や、やはり第二の門は負担が大きすぎたのか……。あやつが見えると言った時点で、止めるべきであった……我の判断ミスじゃ……」
女「俺さん! しっかりしてください俺さん!」
仙人「門に近づきすぎて、帰ってこれなくなってしまったのか? どこまで深く潜ってしまったのやら……」
仙人「強くなっても、目を覚ますことができねば意味はないのじゃぞ……!」ギリッ
像「……」ガタガタガタッ!
女「い、いつもより振動が大きい!」
仙人「き、来てしまったのか! 奴が! ここに魔人を入れるわけにはいかん! 女! 戦うぞ!」
女「は、はいっ!」
女「……男さん、死なないでくださいね。私が倒されたら、きっと仇を討ってください……」バッ
イケメン「……やれやれ、俺の奴を捜しに来たのだがな」ドドドドド
女「……父様、見ていてください」グッ
仙人「片腕のない貴様ならば勝機はある! ここで因縁を穿ってくれるわ!」
イケメン(レベル100とレベル240か……。まさか、レベル200台が爺の他にもいたとはな)
イケメン(特攻覚悟で来られたら少々厄介だ。もう油断はせん……前のようなことは起こしはせん!)
魔人『……ふぅん、あれは賢者の子孫か。代を跨ぐことに随分と弱っちくなっちゃったものだね』ハンッ
女「……父様、見ていてください」グッ
仙人「片腕のない貴様ならば勝機はある! ここで因縁を穿ってくれるわ!」
イケメン(レベル100とレベル240か……。まさか、レベル200台が爺の他にもいたとはな)
イケメン(特攻覚悟で来られたら少々厄介だ。もう油断はせん……前のようなことは起こしはせん!)
魔人『……ふぅん、あれは賢者の子孫か。代を跨ぐことに随分と弱っちくなっちゃったものだね』ハンッ
仙人「女っ! 貴様は右腕を使わせろ! 我がガードのない左側から確実に攻める!」
女(それだと、私はまず助からない……でも、レベルが違いすぎて、そうでもしないと一矢も報いられない!)
イケメン「レベルの差を教えてあげるよ」
女「やぁぁっ!」シュッ
イケメン「ふふっ、遅すぎるね」
魔人『誘い手だよ』
イケメン「それくらいわかってるよ。でも、そんなの意味ないんだよなぁ」ブゥン
女「ひっ、は、速すぎっ!」シュッ
女(あ、危なかった……避けれてよかった……また同じのが来たら、次は、避けられ……)
イケメン「……とか、考えてるんだろうなぁ。今のは弱パンチだよ。こっちが本命」ズォッ
ゴギィッ
女「あ、ああああっ! か、肩……砕かれぇっ……」
イケメン「もう二度と武術できないねぇ」
イケメン「でもこれからすぐに人間できない体にしてあげるからねぇ……」ニヤア
女「あ、ああ……」ガクガク
魔人『おい、遊んでる場合じゃ……』
仙人「そりゃぁっ!」シュンッ
イケメン「わかってるよ」パシッ
仙人「ば、馬鹿な! このタイミングで、片手だけでガードが間に合うはずがない!」
イケメン「こう見えても、俺は反省は活かすタイプなんでね……」
女(それだと、私はまず助からない……でも、レベルが違いすぎて、そうでもしないと一矢も報いられない!)
イケメン「レベルの差を教えてあげるよ」
女「やぁぁっ!」シュッ
イケメン「ふふっ、遅すぎるね」
魔人『誘い手だよ』
イケメン「それくらいわかってるよ。でも、そんなの意味ないんだよなぁ」ブゥン
女「ひっ、は、速すぎっ!」シュッ
女(あ、危なかった……避けれてよかった……また同じのが来たら、次は、避けられ……)
イケメン「……とか、考えてるんだろうなぁ。今のは弱パンチだよ。こっちが本命」ズォッ
ゴギィッ
女「あ、ああああっ! か、肩……砕かれぇっ……」
イケメン「もう二度と武術できないねぇ」
イケメン「でもこれからすぐに人間できない体にしてあげるからねぇ……」ニヤア
女「あ、ああ……」ガクガク
魔人『おい、遊んでる場合じゃ……』
仙人「そりゃぁっ!」シュンッ
イケメン「わかってるよ」パシッ
仙人「ば、馬鹿な! このタイミングで、片手だけでガードが間に合うはずがない!」
イケメン「こう見えても、俺は反省は活かすタイプなんでね……」
仙人「我が奥義、片手で受けきれるものならやってみせよ! 千手観音!」バババババッ
イケメン「…………」パシパシパシパシ
仙人「ぐっ! まだまだ速度を上げるぞ!」
イケメン「いいやここまでだ……魔界砲!」ゴオッ
仙人「ぬわああああっ!」
仙人「ぐ、ぐう……俺さえおれば、こんなはずでは……!」
イケメン「急所は外したか……でも、終わりだよ」グググ
女「…………」ガシッ
イケメン「まだ意識があったんだ。構ってほしいなら君から遊んであげるよ」
イケメン「俺が一番好きなことは、自分を強いと勘違いしてる馬鹿を後悔と恥辱の中で甚振ってやることなんだ。君の父親をそうしたようにね?」
女「……! この、この外道がぁっ!」
イケメン「そして二番目は、君のようにプライドの高そうな美人をぐちゃぐちゃに痛めつけて、自殺させることさ……安心して、すぐには殺さないよ?」ハァハァ
女「ひ、ひいっ!」
イケメン「…………」パシパシパシパシ
仙人「ぐっ! まだまだ速度を上げるぞ!」
イケメン「いいやここまでだ……魔界砲!」ゴオッ
仙人「ぬわああああっ!」
仙人「ぐ、ぐう……俺さえおれば、こんなはずでは……!」
イケメン「急所は外したか……でも、終わりだよ」グググ
女「…………」ガシッ
イケメン「まだ意識があったんだ。構ってほしいなら君から遊んであげるよ」
イケメン「俺が一番好きなことは、自分を強いと勘違いしてる馬鹿を後悔と恥辱の中で甚振ってやることなんだ。君の父親をそうしたようにね?」
女「……! この、この外道がぁっ!」
イケメン「そして二番目は、君のようにプライドの高そうな美人をぐちゃぐちゃに痛めつけて、自殺させることさ……安心して、すぐには殺さないよ?」ハァハァ
女「ひ、ひいっ!」
俺『…………暗い海の底で、ひたすら身体が重い……落ちていく……』
俺『上に、上に行かないと……』
俺『……? あれは、精神の門? 精神の門の奥に、二枚目の精神の門が開いているのが見えて……』
俺『その奥……もっともっと深くに、三枚目がある? 扉の近くに、誰かいるような……』トトト
俺『あの、そこで何を……もぐっ!』
俺『だ、駄目だ! これ以上はとても……!』
?『…………もう、ここまできてくれたんだね』ギュッ
俺『え……?』
?『行っておいで。君を待っている人がいるから』チュッ
俺『な、何を……』
フッ
俺「は! 俺は何を! 女さんと、仙人さんがいない!」
「キャアアアアアッ!」
俺「もうあいつが来たのか!」シュンッ
俺『上に、上に行かないと……』
俺『……? あれは、精神の門? 精神の門の奥に、二枚目の精神の門が開いているのが見えて……』
俺『その奥……もっともっと深くに、三枚目がある? 扉の近くに、誰かいるような……』トトト
俺『あの、そこで何を……もぐっ!』
俺『だ、駄目だ! これ以上はとても……!』
?『…………もう、ここまできてくれたんだね』ギュッ
俺『え……?』
?『行っておいで。君を待っている人がいるから』チュッ
俺『な、何を……』
フッ
俺「は! 俺は何を! 女さんと、仙人さんがいない!」
「キャアアアアアッ!」
俺「もうあいつが来たのか!」シュンッ
イケメン「ふふふ……まずは、四肢を捥いであげよう。大丈夫、レベル100の生命力ならきっと即死はないからさぁ。いいダルマさんになれるよ?」
女「痛い! 痛いの! 放して! 放してぇっ! ごめんなさい、ごめんなざぁい!」ガクガク
イケメン「父親の仇に泣いて謝るなんて、無様にもほどがあるねぇ」カラカラ
俺「おい、女さんを放せ」
イケメン「ようやく来たのかい……怖くなって逃げちゃったのかと思ったよ」ドサッ
女「はー、はー……」ガクガク
俺「…………」
イケメン「ふふふ、威勢がいいのは一言だけかい? 口が恐怖で上がらないかな?」
女「痛い! 痛いの! 放して! 放してぇっ! ごめんなさい、ごめんなざぁい!」ガクガク
イケメン「父親の仇に泣いて謝るなんて、無様にもほどがあるねぇ」カラカラ
俺「おい、女さんを放せ」
イケメン「ようやく来たのかい……怖くなって逃げちゃったのかと思ったよ」ドサッ
女「はー、はー……」ガクガク
俺「…………」
イケメン「ふふふ、威勢がいいのは一言だけかい? 口が恐怖で上がらないかな?」
イケメン「君にはね、君の師匠が俺の腕を持って行った借りがあるんだ……」
イケメン「実はずぅっと俺はね、あれからお前をどうやって苦しませて殺すかを悩んでいたんだよ」
イケメン「聞きたいかい? 聞きたいよね?」
俺「……そんなに腕が大事だったか? 返してほしいか?」
イケメン「ああ! そうともさ! お前らみたいなクズとは違って! 俺は天才なんだ! 神に愛されてるんだよ!」
イケメン「そんな男の腕を奪うのがどれほど罪深いかぁっ! お前にわかるかぁっ!」
魔人『……イケメン』
イケメン「あぁ? 話しかけるなよ、今いいところ……」
魔人『逃げろ』
イケメン「え?」
俺「おらぁっ!」ドゴォッ
イケメン「ぐぼぉっ!」バキィ
イケメン「ば、馬鹿な! 俺が、不意を突かれるわけが! レベル522の俺が!」
【俺:レベル711】
イケメン「なん……だと?」
イケメン「ゆ、夢だ……こんなこと、ありえるわけがないんだ……」
俺「そう思うなら、お前の頬がなくなるまで抓ってやろう……」スッ
イケメン「実はずぅっと俺はね、あれからお前をどうやって苦しませて殺すかを悩んでいたんだよ」
イケメン「聞きたいかい? 聞きたいよね?」
俺「……そんなに腕が大事だったか? 返してほしいか?」
イケメン「ああ! そうともさ! お前らみたいなクズとは違って! 俺は天才なんだ! 神に愛されてるんだよ!」
イケメン「そんな男の腕を奪うのがどれほど罪深いかぁっ! お前にわかるかぁっ!」
魔人『……イケメン』
イケメン「あぁ? 話しかけるなよ、今いいところ……」
魔人『逃げろ』
イケメン「え?」
俺「おらぁっ!」ドゴォッ
イケメン「ぐぼぉっ!」バキィ
イケメン「ば、馬鹿な! 俺が、不意を突かれるわけが! レベル522の俺が!」
【俺:レベル711】
イケメン「なん……だと?」
イケメン「ゆ、夢だ……こんなこと、ありえるわけがないんだ……」
俺「そう思うなら、お前の頬がなくなるまで抓ってやろう……」スッ
>>134
二時間もあれば書けるんじゃない?
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