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    元スレ俺「念じればレベルの表示される世界だと!?」

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    1 :

    「なんだここは……? 電車で寝ていて、気が付いたらこんなところに……」

    「どこかの街のようだが。幸い、荷物はあるな……」オドオド


    チンピラ「なんだ? 変な奴がいるぜ兄貴」

    「どれどれ……ふんっ!」

    【俺:レベル1】

    「なんだあの弱っちい奴。ちょうどいい、いらいらしてたんだ……」

    チンピラ「カツアゲっすね!」

    「いや……一発ヤラせてもらおう」ギンギン

    2 :

    ホモじゃないですかぁ!

    3 = 1 :

    チンピラ「おいそこのお前! 荷物を置いてけや!」

    「外国人っぽいが、言葉は通じるのか……」ホッ

    「な、なぁ、助けてくれ。ここはどこなんだ? 電話か何か……」

    チンピラ「知るかよ。おら、とっとと荷物置いてけよ。金あるんじゃねぇのか?」

    「えっ!?」

    「黙ってケツを出せ」ドスコイッ

    (だ、駄目だこいつら、話が通じそうにねぇ……)

    (仕方ない。俺だって、空手を習ってたんだ。背の低い方を不意打ちで殴って逃げよう)

    5 = 1 :

    「ど、どうぞ……荷物です……。でも、この国の貨幣はないかなと……」スッ

    チンピラ「素直じゃねぇか。長生きするぜ」カッカッ

    「おらぁっ!」ブンッ

    チンピラ「!」

    (これで視界は防いだ。みぞおちをぶち抜いてやる!)ドゴッ

    チンピラ「…………なんだ? なんかしたか?」ギロッ

    「ば、馬鹿な!? 内臓を殴ったのに、全く堪えてない……確かに抑えはしたが、そんな……」

    チンピラ「レベル1の癖に舐めやがってよぉ……ぷっつんきちまったよ」

    「レベル1!? 何の話を……ん?」スッ

    【チンピラ:レベル20】

    「な、なんだ今のは!」

    6 = 1 :

    チンピラ「ざけてんじゃねぇぞごらぁっ!」ゴスッ

    「がっ!」ドサッ

    (肩が小突かれただけなのに、骨が、骨が外れた……! それに、なんてスピード!)

    「おいおい、あんまり虐めてやるなよ。可哀想だろう?」ニヤニヤ

    【兄貴:レベル31】

    (さ、さっきからなんだよこの数値は……!?)

    7 :

    ホモォレベル

    8 = 1 :

    チンピラ「あばよ、こいつはもらってくぜ」ケラケラ

    「ふう、気持ちよかったぜ。五十発も出ちまうとはな」


    半裸で死にかけで雨の降る街に置き去りにされた俺「…………ちくしょう」

    「チクショウ……チクショウ……チクショオオオオオッ!」

    老人「すべてを見ておった……」サッ

    「あ、あなたは……?」

    老人「どうやらワシと同じく地球から来たもののようじゃの」

    「あなたも……ここはいったい、なんなのですか?」

    老人「もう気づいておるじゃろうが。ここはレベルがすべてを支配する世界じゃ」

    老人「ワシが来たときはお前と同じくらいの歳じゃったが……結局ワシは、この世界を出ることができんかった」

    「そんな……俺はもう、帰れないのか……。こんなところ、三日もいたら殺されちまう……」

    9 = 1 :

    老人「どれ、少しワシに戦意を向けてみよ」

    「えっ? こうですか?」

    【老人:レベル201】

    「!?」

    老人「レベルを上げれば帰れると信じておっての……まぁ、無駄であったがな」

    (あれ……見てたなら、これ助けられたんじゃね?)

    老人「お前……悔しいか」

    「はい……」

    老人「いいじゃろう。ワシについてこい。修行をつけてやる。一週間で奴らより強くしてやる」クルッ

    「!!」

    10 :

    レベル1だとそこらへんの女子小学生にも負けそうだな

    11 :

    ヤンオロアじゃん

    13 :

    生まれた時から高レベルな人とかいるのかな?

    14 :

    どうやってレベル上げるんだこの世界

    15 = 10 :

    続きはよ

    17 = 1 :

    イケメン「師匠……それは誰だい?」

    老人「ほっほ、お前と同じく最近この世界に来たもののようでの。鍛えてやることにしたんじゃ」

    イケメン「……ふぅん」

    (すでに弟子がいたのか……どれ)

    【イケメン:レベル8】

    (これくらいなら俺でもすぐ到達できそうだな)

    「よろしく頼むよ……」スッ

    イケメン「……」バシッ

    「えっ……」

    イケメン「あまり気易く触らないでくれ」フンッ

    「…………」

    18 = 1 :

    老人「さて……お前にはこの腕輪を両腕につけてもらう」

    「へぇ、どれ……重っ!」ズシッ

    老人「そいつはムーンメタルというものでの。どうやらこの世界特有の物質のようじゃ。とても重くて頑丈じゃろう?」

    老人「色々と試した結果、この世界特有の鉱物で作った腕輪を修行に用いるのが手っ取り早い近道であることがわかったのじゃ」

    (爺さんは軽々と持ってたのに……!)

    イケメン「才能がないんじゃないのかい、お前」ケラケラ

    (あいつにも同じ腕輪がある……。つーか、感じの悪い奴だな……)

    老人「ついてまいれ。お前に相応しい相手を用意してやる。今のお前では、イケメンと組み手をすることもできん」

    19 = 1 :

    老人「ここじゃな。ここで兎を狩るがいい」

    老人「ほれ、この棒で叩きのめせ。肉体と精神を鍛え、戦闘経験を積むことこそがレベルアップへの近道じゃ」

    「……う、兎を?」

    「ダーウ、ダーウ」ゴロゴロ

    「な、なぁ爺さん、こんな兎を虐めるなんて……」

    老人「いかん! 目を離すな!」

    「ダウッ!」ドガッ

    「がはっ! 胸に飛び掛かってきやがった!」

    【兎:レベル3】

    「お、俺よりも強いのか!? くそ……腕輪の重りもあるのに!」

    老人「大丈夫じゃ。兎にはリーチがない。叩き落してやれ!」

    「う、うおおおおおお!」

    20 = 1 :

    「やぁっ!」ゴスッゴスッ

    「はぁ、はぁ……」

    「ふー、ふー……」バタッ

    老人「ふむ、これで十体目か。慣れてきたようじゃの」

    「なぁ、やっぱり罪悪感が……」

    老人「弱いものはこの世界では生き残れんのじゃ、仕方あるまい。それはお前さんも体験したはずだがの?」

    「うっ……」

    老人「どれどれ……」

    【俺:レベル3】

    老人「!?」

    「ど、どうした爺さん?」

    老人(レベルが上がるのが恐ろしく速い……! なんという潜在能力をもっておるんじゃ)

    老人(お前ならば、この世界から帰還できる力をいつか手にできるかもしれん!)

    「爺さん? どうしたんだ?」

    老人「試してみたいことができての。ほれ、これを見てみい」スッ

    「にんじん……?」

    「ふー!」兎「ふー!」兎「ふー!」ドドド

    「うわ! 大群が!」

    老人「ほれ! あれを捌き切ってみい!」

    「腕がっ! 腕が筋肉痛なのに!」ズバババババ

    21 = 1 :

    「はぁ、はぁ……」

    老人(本当に捌き切ってしまった……これは凄い逸材じゃ!)

    金色兎「フー! フー!」ゴゴゴ

    【金色兎:レベル9】

    老人(いかん! 亜種の金色兎じゃ! 知能のない獣とはいえ……俺君にはまだ無理じゃ!)スッ

    「止めないでくれ……爺さん」

    老人「なにぃ?」

    「俺一人で、戦いてぇんだ」

    老人「……いいじゃろう」

    「うおおおおおおお!」
    金兎「ふーーーーーっ!」
    ドカーーン

    金色「ふ、ふー……」ドサッ

    「やった! 勝ったぞおおお!」

    老人「なんという……」

    22 = 1 :

    イケメン「爺さん、そいつはどうだった?」ケラケラ

    老人「それはお前が見てみるといい」

    イケメン「どれどれ……はっ!」

    【俺:レベル10】

    イケメン「なん……だと!?」

    (くく、驚いてやがるようだな)

    老人「実は兎の巣だけでは足りんくて、適正狩場である大亀の巣へと連れて行ってやったのじゃが……お前、今日は大亀の巣へは行かなかったのじゃな。何をしておったのじゃ」ハァ

    イケメン「…………」フルフル

    イケメン「お、俺は一週間もアンタの弟子をやってるんだ! なのに、まだレベル8なんだぞ!」ガッ

    老人「それはお前の熱意が足りんからじゃろう。俺君と修行して、そのことがようわかったわ」

    イケメン「ふざけるな! 俺は、お前の弟子なんてやめる!」バッ

    (そ、そこまで言わなくても……)

    イケメン「…………」ギロッ

    「うっ」

    23 :

    まあ見てやってるぞ

    25 = 1 :

    イケメン「くそっ! ふざけやがって!」

    『……お前、いいな。僕と似た魂の波長をしている』

    イケメン「なに? ど、どこから声を掛けている!」ササッ

    『ふふ、そう尻を隠さなくても掘りはしないよ。そこの石像だよ』

    イケメン「な……!」

    『君の身体を貸してくれないかい? そうすれば僕のレベルをお前と共有することができる。飛躍的に強くなれるよ?』

    イケメン「お前は何者だ……?」

    『魔人……この世界の陰の部分から来た存在さ。偶然、陽側のこの世界に来ることができて殺戮を楽しんでたんだけど……くだらない罠に掛かっちゃってね。精神は石の中……身体も別のところに封印されてしまった……』

    イケメン「いいだろう! お前の力をよこせ!」

    「契約成立……じゃあ、君の身体をもらうよ」

    イケメン「う、うおおおお!」

    【イケメン:レベル520】

    イケメン「す、すごい! すごい力だぞこれは!」

    (ふむ……やはり人間の、それも凡人のカスのような奴の体ではこれが限界が……)

    26 = 23 :

    いいぞ

    27 = 1 :

    「ウウ……」

    【虎:レベル30】

    「はぁっ!」ドコッ

    「うばぁぁっ!」

    老人「たったの三日で虎を倒しおったとは!」

    「へへ……」

    老人「次はこの赤い腕輪を使うがよい」

    「これは?」

    老人「これはフレアメタル……ムーンメタルの腕輪よりも十倍重いぞ」

    「うっ……まだ早いんじゃないのか?」

    老人「ワシがつけたのはレベル50を超えてからじゃったかな」ケラケラ

    「へへ……常套だ!」

    「月に火……ひょっとしてこれ、曜日順なのか?」

    老人「かもしれんの。アクアメタルの腕輪もワシは知っておる」

    「それは……」

    老人「が、ワシでも持ち上げることはできん……」

    「なっ!!」

    老人「遺跡に落ちていたらしいが……その場から一歩も動かせぬまま放置されておる」

    28 = 1 :

    「ふふっ、ナンパ日和のいい天気だぜ」

    チンピラ「……そいつはおっかねぇ天気ですね。ん?」

    「…………」カツーンカツーン

    チンピラ「なんだあいつ……見覚えが……ああ、あいつか」

    「あの尻か」ビンビン

    「よう、あの日奪われたものを取り返しに来たぜ」

    チンピラ「へへ、金にならなかったから荷物なら捨てちまったよ」

    「悪いが俺はもう処女じゃないんでな」

    「『人としての誇り』だよ……それを俺は取り返しに来た」ゴゴゴゴ

    29 = 1 :

    チンピラ「はっ! 雑魚が! 兄貴は退いててください!」

    【俺:レベル71】

    チンピラ「なん……だと!?」

    「おらぁっ!」ドゴォッ

    チンピラ「ぐぼぉっ!?」

    チンピラ「こ、この……!」

    「止まって見えるぞチンピラァァァッ!」バキィイイイ

    チンピラ「ぐわああああああああ!」

    「ば、馬鹿な……! たったの一週間でこんなことが……!」

    「くっ!」バッ

    「逃がすよ」スッ

    30 = 1 :

    「オラオラオラオラァッ!」ドコドコドコ

    「うおおおおおおお!」

    「ふう……くせぇケツだったぜ。だが、二百発撃ってやった」ズボッ

    「おおう……」ビクンビクン

    「さてと……また師匠と組み手をしに戻るか」シュンッ

    31 = 1 :

    老人「甘い甘い甘い!」ドコッ

    「くっ!」

    老人「よく意識が飛ばなかったの!」ベシベシベシ

    (俺じゃ師匠の速さには敵わない……。だから師匠の小パンチを確実に防いで……)

    「ここぉっ!」ドコッ

    老人「なっ!」

    【俺:レベル102】

    老人「強くなったの……。ワシでさえ嫉妬を覚えるほどじゃわい」

    「へへ、それはどうも……」ゼェゼェ

    33 :

    >>29
    逃がすのかよ

    34 :

    >>29
    逃しちゃうのかよ

    35 = 1 :

    白髭「はああああ!」バシバシバシ

    【白鬚:レベル141】

    イケメン「……ふぅん。その程度なんだ? 君、そんなので世界最強を自称してたの? 恥ずかしくないの?」

    弟子達「だ、大丈夫だ! 師匠の技さえ決まれば、レベル差なんて……!」

    白鬚「超・踵落とし!」ドスッ

    イケメン「これがその技か?」ボキィッ

    白鬚「がああああ! もう、もう止めてくれええ!」

    イケメン「さて、お前が負けを認めたから……約束通り、お前の門下生は全員四肢を捥いで殺してやろう」ニタァ

    弟子達「ひいいいっ! 逃げろおおお!」バババッ

    イケメン「一人も逃がしはしないよ。100秒数えてやろう。足には期待していないから、せいぜい知恵を絞って隠れるといい」

    魔人『はははは! 君は最っ高だねぇ!』

    36 = 1 :

    老人「…………」

    「どうしたんですか?」

    老人「最近、武闘家を狙った惨殺事件が起きているらしいの」

    「それがここにも来るかもしれないと?」

    「やだなぁ、師匠よりレベルが高い人間なんて、見たことがありませんよ」

    「心配することなんて何も……」

    イケメン「それはどうかな?」

    「イ、イケメン……いまさら何をしにきたんだ?」

    イケメン「なに……ふふ、稽古をつけてもらいたくてね……ぷぷっ」

    「……爺さんが出るまでもない! 俺がやる!」スッ

    老人「いかん! 以前の奴とはまるで違うぞ!」

    37 :

    見てるぞ

    38 = 14 :

    読んでるぞ

    39 = 1 :

    イケメン「思ったよりやるじゃん」ババババババババッ

    (速さがまるで足りない! 決定打が一つも打てない!)ガッガッガッガッガッ

    (こいつ、俺よりもレベルが上……!?)

    【イケメン:レベル520】

    「なっ!?」

    イケメン「はい、雑魚は引っ込んでようね?」ピンッ

    「ぐはっ!」

    「あ、ありえない! レベル500だなんて! 絶対にありえない!」

    イケメン「君とは才能が違うんだよ才能がぁっ!」グシャ!グリグリグリ

    老人「ふんっ!」ドガッ

    イケメン「ふふふ……レベル300差を覆せるとお考えで?」

    老人「…………」スッ

    「ひぃっ! ひぃっ!」ズサササ

    40 = 34 :

    老人のことかーーーーーーーーーーーーーーーー

    41 = 1 :

    老人「くっ、くぅっ!」ゼェゼェ

    イケメン「遅い遅い!」シュンシュンッ

    老人「はぁっ!」ドコッ

    イケメン「なんだそのヘナチョコパンチはぁぁぁ!」ケリィイイ

    老人「ぐぼぉっ!?」

    「じ、爺さんが手も足も出ないなんて! こんなの何かの間違いだ……」

    イケメン「ところがどっこい! 現実なんだよおおお!」ケリッ

    老人「モーションが大きすぎるわい……」ブゥン

    イケメン「なぁにぃ?」クルッ

    老人「振り向かんでええぞ……結果は変わらん」トンッ

    イケメン(え、この俺が、あんな軽い攻撃で……)フラッ

    老人「力の流れを操作する武術じゃ……お前はレベルに驕って、まともな戦闘経験が希薄すぎるようじゃな。攻撃が単調で、バレバレじゃ」

    老人「初撃を当てるために、あえて油断を誘ったのじゃ。馬鹿な奴……全力で蹴り上げれば、ワシくらい一撃で倒せただろうにの」

    イケメン「一発当てたくらいで……!」

    老人「……お前はもう、ワシの連撃の渦の中じゃ」パシッパシッパシッ

    イケメン「がっ! ぐっ! ま、まともに体勢が持ち直せない! なぜだ! こんなに遅くて脆い攻撃なのに!」ガクッガクッ

    42 = 1 :

    老人「…………」パシパシパシパシッ

    イケメン「う、うう、う……」ガクッ、ガクッ

    老人「そこじゃ」パーン

    イケメン「うぶっ!」

    老人「そして反撃の隙は与えん!」パシパシパシ

    イケメン「ひ、卑怯だぞ! 卑怯だぞおおおお!」

    「す、すげぇ……! レベルが格上の相手と殴り合ってる! 俺も手出しを……」

    老人「ならん……。力のバランスが崩れれば、この檻の中から奴は抜け出してしまう……」

    「は、はい!」ピタッ

    43 = 1 :

    イケメン「ちくしょお……なんで、なんでこうなるんだ……」ゼェゼェ

    老人「……ぐ、ぐ」ゼェゼェ

    イケメン(爺の集中が途切れるのを待つしかない……)

    老人「…………」ギロ

    イケメン(だ、駄目だ……勝てない……)

    魔人『苦戦してるようだね』

    イケメン「て、てめぇ、話が違うぞクソ雑魚がああああ! 強くなれるんじゃなかったのか!」

    老人(何と話しておるんだ?)

    魔人『君が人間の範囲で戦っているからそうなるのさ。口を開けて、エネルギーを溜めるんだ』

    イケメン「こ、こうか!」ズオオオオ

    老人「なっ!?」

    魔人『いけぇ! 魔界砲!』

    ドガアアアアンッ

    老人「ぐぶぉっ!?」

    「く、口から光線を!?」

    イケメン「ふふふ……ははははは! なんだこんな力があったのか!」

    「爺さん! 爺さぁあん!」

    老人「む、無理じゃ……胸部を穿たれた……ワシはもう、死ぬ……」

    「そんなぁ……こ、ここに来てから……俺……。じ、爺さんが死んじまったら、俺……どうしたらいいのか……」

    イケメン「その心配はいらないよ。僕が、君達二人をぶっ殺してあげるからね」パキポキ

    「ぐ、ぐ……くっくそ!」

    44 = 23 :

    はい

    45 = 1 :

    老人「……いいか。お前は、ワシを凌ぐ潜在能力を持っておる……」

    老人「いつかきっと、ワシの帰れなかった地球へと帰るのじゃぞ」

    「で、でも、あいつが……」

    老人「時間は、稼いでやる……」グググッ

    「そんな身体で……!」オロオロ

    老人「さぁっ! 行け! 早く逃げろ!」

    イケメン「残念だけど、死にかけの爺と遊んであげるほど俺は優しくないよ」スゥッ

    47 = 1 :

    老人(頼む……一瞬だけでいい……)

    老人(身体よ、動いてくれ……。奴の速度に追いついてくれ……!)

    老人(俺君を逃がすための、一瞬でいいんじゃ……。ワシは、八十年間修業してきたじゃろう? 一瞬くらい……ワシに、時間をくれ!)バッ

    イケメン「こ、こいつ、まだこんな力が! くそっ! 腕にしがみついてきやがった!」

    老人(足は……取れんかったか)

    「あ、ああ」クルッ

    老人「振り返るな! ワシと約束したはずじゃ! 生きて地球へ帰るとな!」

    「……っ!」バッ

    イケメン「フン、一撃で頭をかち割ってやる!」シュッ

    魔人『老人の心臓に飛躍的に力が集まっていく……これは!?』

    イケメン「なっ!」

    老人「片腕は、もらっていくぞい。地獄へな」ニイィ

    魔人『そいつを引き剥がせ! なんとしてもだ!』


    イケメン「えっ?」

    ボカァァァァアアアンンッ

    イケメン「ぐわあああああっ!」

    「ううっ、うううう……」

    老人『振り返るな! ワシと約束したはずじゃ! 生きて地球へ帰るとな!』

    「うわぁああああ!」ダッ

    48 :

    爺さん…

    49 :

    誰も相手してくれなかったから立て直したのか


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