私的良スレ書庫
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元スレみほ「優花里さんから洗ってない犬の匂いがする…」

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ちゅどーん!!
38t内部
杏「やーらーれーたー! 一か八か突撃してみたけど西住ちゃんには詠まれてたみたいだね」
柚子「桃ちゃんあの至近距離でも外しちゃうんだね」
桃「桃ちゃんと呼ぶなー!」
キュラキュラキュラ…
みほ(今日は殲滅戦の模擬戦。私達あんこうチームは皆の頑張りのおかげで順調に他チームを撃破していっています)
みほ(ただ…)
38t内部
杏「やーらーれーたー! 一か八か突撃してみたけど西住ちゃんには詠まれてたみたいだね」
柚子「桃ちゃんあの至近距離でも外しちゃうんだね」
桃「桃ちゃんと呼ぶなー!」
キュラキュラキュラ…
みほ(今日は殲滅戦の模擬戦。私達あんこうチームは皆の頑張りのおかげで順調に他チームを撃破していっています)
みほ(ただ…)
IV号内部
優花里「やりましたね西住殿!残りはカバさんチームだけです!!」
優花里「これも我々のチームワークがあってこそですねぇ!」
華「……」
沙織「……」
麻子「……」
みほ「……」
優花里「…あ、あれどうしました皆さん?」
優花里「やりましたね西住殿!残りはカバさんチームだけです!!」
優花里「これも我々のチームワークがあってこそですねぇ!」
華「……」
沙織「……」
麻子「……」
みほ「……」
優花里「…あ、あれどうしました皆さん?」
みほ「あっ、う、うん! そうだね! ねっ皆!」
沙織「う、うんうん! これもあんこう踊りのお陰だったりしてー!」
華「ま、まあ沙織さんったらー」
麻子「……あれがチームワークに貢献していたのなら少し複雑だな」
優花里(……何故でしょう? 撃破したというのにこの意気消沈ぶりは)
沙織「う、うんうん! これもあんこう踊りのお陰だったりしてー!」
華「ま、まあ沙織さんったらー」
麻子「……あれがチームワークに貢献していたのなら少し複雑だな」
優花里(……何故でしょう? 撃破したというのにこの意気消沈ぶりは)
>>2
一応全部やるわ
優花里(ここは不肖秋山が人肌脱いで空気を盛り上げて…!)
優花里「あははー! あの時の我々は息ぴったりでしたしね!」
優花里「にしてもあんこう踊りと聞けば自然と身体が振り付けをしてしまうのは大洗女子の性でしょうかねぇ!」
優花里「こう、あああんあん♫ あああんあん♫っと~」フリフリ
ムワッ
華「…うっ、くっ!」
沙織「ひっ!」
みほ「あうっ…」
一応全部やるわ
優花里(ここは不肖秋山が人肌脱いで空気を盛り上げて…!)
優花里「あははー! あの時の我々は息ぴったりでしたしね!」
優花里「にしてもあんこう踊りと聞けば自然と身体が振り付けをしてしまうのは大洗女子の性でしょうかねぇ!」
優花里「こう、あああんあん♫ あああんあん♫っと~」フリフリ
ムワッ
華「…うっ、くっ!」
沙織「ひっ!」
みほ「あうっ…」
>>6
マジだツイてるな
優花里「あの子会いたや~…ってあれ? ど、どうしました皆さん?」フリフ…
麻子「……すまないが秋山さん。出来れば戦車の中で身体を不用意に動かさないでくれるか?」
優花里「……へっ?」ピタッ
沙織「ちょ、ちょっと麻子!」
麻子「特にこういう狭い空間内だと秋山さんの臭い…」
みほ「え、えっと!! あんこう踊りなら模擬戦を終えてから祝賀としてする!…な、なーんてどうかな?」
マジだツイてるな
優花里「あの子会いたや~…ってあれ? ど、どうしました皆さん?」フリフ…
麻子「……すまないが秋山さん。出来れば戦車の中で身体を不用意に動かさないでくれるか?」
優花里「……へっ?」ピタッ
沙織「ちょ、ちょっと麻子!」
麻子「特にこういう狭い空間内だと秋山さんの臭い…」
みほ「え、えっと!! あんこう踊りなら模擬戦を終えてから祝賀としてする!…な、なーんてどうかな?」
沙織「そ、そうそう!まだ気を引き締めなきゃね!」
華「ま、舞うならばカバさんチームを撃破してから存分に舞いましょう!」
優花里「わ、私浮かれてました…!戦車乗り失格です!申し訳ないです!!」
沙織「いいのいいの! さ、みぽりんいつものお願い!」
みほ「はい! それではパンツァーフォー!」
キュラキュラキュラ…
みほ(優花里さんから洗ってない犬みたいな臭いがして戦車内が二重の意味で空気悪いです…)
.
華「ま、舞うならばカバさんチームを撃破してから存分に舞いましょう!」
優花里「わ、私浮かれてました…!戦車乗り失格です!申し訳ないです!!」
沙織「いいのいいの! さ、みぽりんいつものお願い!」
みほ「はい! それではパンツァーフォー!」
キュラキュラキュラ…
みほ(優花里さんから洗ってない犬みたいな臭いがして戦車内が二重の意味で空気悪いです…)
.
沙織「…ちょっと麻子!いきなりあんな言い方ないでしょ!」ボソボソ
麻子「……皆優し過ぎる。私はさっさと本当のことを伝えた方がいいと思うぞ」ボソボソ
麻子「下手に我慢した方があとでバレた時の本人のダメージは大きい」ボソボソ
沙織「でも順序ってもんが…」ボソボソ
みほ(外では気にはなりませんでしたが戦車内という閉鎖空間に入ると驚くべき力を発揮する野良犬臭…)
みほ(優花里さんはとても努力家だし優しいし可愛らしいのに…どうしてこんな…)
麻子「……皆優し過ぎる。私はさっさと本当のことを伝えた方がいいと思うぞ」ボソボソ
麻子「下手に我慢した方があとでバレた時の本人のダメージは大きい」ボソボソ
沙織「でも順序ってもんが…」ボソボソ
みほ(外では気にはなりませんでしたが戦車内という閉鎖空間に入ると驚くべき力を発揮する野良犬臭…)
みほ(優花里さんはとても努力家だし優しいし可愛らしいのに…どうしてこんな…)
みほ(戦車長である私は頻繁に外に顔を出すのでそこまでこの臭いの被害は受けていませんが…)
みほ(他の搭乗員の皆が…、それも取り分け…)
華「ス-…ハァ-…スウゥゥ…ハァァ…」←口呼吸
みほ(嗅覚が敏感な華さんはとても辛いはず…)
みほ(今日の模擬戦内で入弾角度が甘いのが幾つかあった…。やっぱりこの臭いは華さんの照準に狂いを与えている…)
ガタガタガタッ!!
沙織「きゃっ!? ま、麻子どうしたの!?」
麻子「少し岩に乗り上げてしまった」
優花里「だ、大丈夫ですか?」
麻子「………問題ない心配かけてすまない」
みほ(麻子さんの運転も荒さが目立つようになってきた)
みほ(他の搭乗員の皆が…、それも取り分け…)
華「ス-…ハァ-…スウゥゥ…ハァァ…」←口呼吸
みほ(嗅覚が敏感な華さんはとても辛いはず…)
みほ(今日の模擬戦内で入弾角度が甘いのが幾つかあった…。やっぱりこの臭いは華さんの照準に狂いを与えている…)
ガタガタガタッ!!
沙織「きゃっ!? ま、麻子どうしたの!?」
麻子「少し岩に乗り上げてしまった」
優花里「だ、大丈夫ですか?」
麻子「………問題ない心配かけてすまない」
みほ(麻子さんの運転も荒さが目立つようになってきた)
みほ(このままじゃ皆が危ない…。模擬戦を終えて一刻も早くこの放置した犬の抜け毛で編んだテントみたいな臭いのする戦車から降りないと…)
みほ(皆の腕や技に悪影響を与えちゃう…!)
ドオォン!!!
みほ「ッッ!!」
沙織「うわわぁっ!?」
華「ぷはっ!?」
優花里「そ、側面被弾!」
みほ(あれはIII突! 低い車高を生かして隠れていたんだ!)
みほ(こ、こんなに発見が遅れるなんて…!?)
みほ(皆の腕や技に悪影響を与えちゃう…!)
ドオォン!!!
みほ「ッッ!!」
沙織「うわわぁっ!?」
華「ぷはっ!?」
優花里「そ、側面被弾!」
みほ(あれはIII突! 低い車高を生かして隠れていたんだ!)
みほ(こ、こんなに発見が遅れるなんて…!?)
III突内
左衛門佐「ふふっまさに風林火山」
エルヴィン「今日こそはあんこうの首を貰う!」
おりょう「暗殺は立派な戦術。現にかの坂本龍馬も凶刃に倒れたぜよ」
カエサル「勝利の光明見たり!」
左衛門佐「ふふっまさに風林火山」
エルヴィン「今日こそはあんこうの首を貰う!」
おりょう「暗殺は立派な戦術。現にかの坂本龍馬も凶刃に倒れたぜよ」
カエサル「勝利の光明見たり!」
IV号内
みほ「麻子さん、ジグザグに動いて退避を!」
麻子「了解」
優花里「西住殿、五十鈴殿が!」
華「けほっけほっ…」
みほ「ど、どうしました!? どこか怪我を…」
華「い、いえ大丈夫です、ただ…」
華「びっくりして思い切り鼻から息を吸ってしまい…」ボソッ
みほ「そ、そう…」
みほ(一旦距離を置こうと思ったけれど…やっぱり短期決戦で早く終わらせないと)
みほ「戦車旋回! カバさんを迎え撃ちます!」
みほ「麻子さん、ジグザグに動いて退避を!」
麻子「了解」
優花里「西住殿、五十鈴殿が!」
華「けほっけほっ…」
みほ「ど、どうしました!? どこか怪我を…」
華「い、いえ大丈夫です、ただ…」
華「びっくりして思い切り鼻から息を吸ってしまい…」ボソッ
みほ「そ、そう…」
みほ(一旦距離を置こうと思ったけれど…やっぱり短期決戦で早く終わらせないと)
みほ「戦車旋回! カバさんを迎え撃ちます!」
III突内
エルヴィン「むっ、向かって来るか!」
左衛門佐「互いに引けない天下分け目の決戦だな」
カエサル「次弾準備完了!」ガシャコン!
IV号内
みほ「次の砲撃をいなしてから装填まで間に撃破しましょう」
沙織「華…がんばってね」
華「一撃で終わらします…自身のためにも…」キュルキュル
優花里「装填は任してください!」ガシャコン
ちゅどーーん!
みほ「今です!回避を!」
麻子「わかった……ッ!」
ぐちゅっ
グラッ
麻子(昨日の雨の水溜り…!しまった車体が傾いて…)
エルヴィン「むっ、向かって来るか!」
左衛門佐「互いに引けない天下分け目の決戦だな」
カエサル「次弾準備完了!」ガシャコン!
IV号内
みほ「次の砲撃をいなしてから装填まで間に撃破しましょう」
沙織「華…がんばってね」
華「一撃で終わらします…自身のためにも…」キュルキュル
優花里「装填は任してください!」ガシャコン
ちゅどーーん!
みほ「今です!回避を!」
麻子「わかった……ッ!」
ぐちゅっ
グラッ
麻子(昨日の雨の水溜り…!しまった車体が傾いて…)
ガギギッ!!
沙織「ひゃー!?」
みほ(弾が装甲を掠った…!)
グラグラッ…
優花里「うわぁーーッ!!」
バタンッ!
華「ひっ!!?」ビクッ
みほ(あっ…優花里さんが華さんに倒れこんで…)
沙織(し、至近距離…)
麻子(……南無三)
沙織「ひゃー!?」
みほ(弾が装甲を掠った…!)
グラグラッ…
優花里「うわぁーーッ!!」
バタンッ!
華「ひっ!!?」ビクッ
みほ(あっ…優花里さんが華さんに倒れこんで…)
沙織(し、至近距離…)
麻子(……南無三)
優花里「イテテ…はっ!? し、失礼いたしました五十鈴殿! こんなラブコメのような体勢に…」ムワ~
華「」
優花里「……って、あれ? 五十鈴殿…?」
華「」
優花里「気絶!? い、五十鈴殿ぉーーーー!?」
華「」
優花里「……って、あれ? 五十鈴殿…?」
華「」
優花里「気絶!? い、五十鈴殿ぉーーーー!?」
III突内
エルヴィン「IV号完全に沈黙…反撃も回避行動もなし…」
カエサル「トロイの木馬か?」
おりょう「中にいるのが最初から分かってるのに騙されないぜよ」
エルヴィン「いや、もしやスコルツェニーのような大胆不敵な作戦か?」
左衛門佐「死んだふりは立派な忍術の一つという話も聞いたことあるな」
おりょう「というか…今って大チャンスぜよ?」
「「「……」」」
「「「それだぁ!!!」」」
.
エルヴィン「IV号完全に沈黙…反撃も回避行動もなし…」
カエサル「トロイの木馬か?」
おりょう「中にいるのが最初から分かってるのに騙されないぜよ」
エルヴィン「いや、もしやスコルツェニーのような大胆不敵な作戦か?」
左衛門佐「死んだふりは立派な忍術の一つという話も聞いたことあるな」
おりょう「というか…今って大チャンスぜよ?」
「「「……」」」
「「「それだぁ!!!」」」
.
IV号内
優花里「五十鈴殿ぉー!!どこか被弾を!?死んじゃダメですぅーー!」
沙織「ゆかりん落ち着いて!」
麻子「ああ、それと目が覚めた時の第一呼吸の為にも下がっていてくれた方が…」
沙織「麻子!!」
みほ(砲手気絶…指揮系統もこれじゃ通らない…完全な隙…ということは)
ドオオォォン!!
白旗「シュポッ」
しゅ~…
みほ(こうなっちゃうよね…)
優花里「五十鈴殿ぉー!!どこか被弾を!?死んじゃダメですぅーー!」
沙織「ゆかりん落ち着いて!」
麻子「ああ、それと目が覚めた時の第一呼吸の為にも下がっていてくれた方が…」
沙織「麻子!!」
みほ(砲手気絶…指揮系統もこれじゃ通らない…完全な隙…ということは)
ドオオォォン!!
白旗「シュポッ」
しゅ~…
みほ(こうなっちゃうよね…)
ーーー
桃「よし、今日の模擬戦は終わりだ!」
みほ「皆さんお疲れ様でした」
「「「お疲れ様でしたー!!」」」
一年「カバさんチームすごいですぅー! あんこうに勝てるなんてー!」
エルヴィン「勝利者は常に同じ者が選ばれるってことじゃない訳だ」
杏「いやーすごいねー! あんこうチーム破るなんてー」
柚子「でも今日のあんこうチーム少し調子が悪かったような…」
桃「あのあんこうが調子悪いとは拍子抜けだな」
杏「座布団いちまーい!」
桃「よし、今日の模擬戦は終わりだ!」
みほ「皆さんお疲れ様でした」
「「「お疲れ様でしたー!!」」」
一年「カバさんチームすごいですぅー! あんこうに勝てるなんてー!」
エルヴィン「勝利者は常に同じ者が選ばれるってことじゃない訳だ」
杏「いやーすごいねー! あんこうチーム破るなんてー」
柚子「でも今日のあんこうチーム少し調子が悪かったような…」
桃「あのあんこうが調子悪いとは拍子抜けだな」
杏「座布団いちまーい!」
みほ「……」
沙織「……」
華「……」
麻子「……」
優花里「……」
みほ(犬の臭気から解放されたものの…相変わらず空気は最悪だよぉ…)
優花里「……あ、あの!申し訳ありませんでした!!」
優花里「私があんこう踊りなんて踊った時から空気の流れが悪くなったようで…」
麻子「その前から空気自体は文字通り悪かったぞ」ボソッ
沙織「麻子!シッ!」
沙織「……」
華「……」
麻子「……」
優花里「……」
みほ(犬の臭気から解放されたものの…相変わらず空気は最悪だよぉ…)
優花里「……あ、あの!申し訳ありませんでした!!」
優花里「私があんこう踊りなんて踊った時から空気の流れが悪くなったようで…」
麻子「その前から空気自体は文字通り悪かったぞ」ボソッ
沙織「麻子!シッ!」
優花里「特に私が五十鈴殿に倒れて…おそらく頭を揺らしてしまったのでしょうね…」
優花里「五十鈴殿を気絶させてしまいそれが結果的に…!」
華「き、気にしないでください優花里さん」
沙織「そうだよー!事故だよ事故」
みほ「負ける日だってあるよ、次につなげようよ!」
優花里「しかし…私…!」
優花里「五十鈴殿を気絶させてしまいそれが結果的に…!」
華「き、気にしないでください優花里さん」
沙織「そうだよー!事故だよ事故」
みほ「負ける日だってあるよ、次につなげようよ!」
優花里「しかし…私…!」
優花里「あーーー!! 私、自主訓練してきます! 皆さんはお気になさらずお先にお帰りくださいーー!」ダッ!!
みほ「あっ!優花里さん!」
麻子「脱兎の如し、いや脱犬か」
沙織「ひどいよ麻子さっきから!!」
麻子「……すまん少しイライラしすぎていたらしい」
華「優花里さんが悪くないのは分かってはいるのですが…」
みほ「……」
みほ「あっ!優花里さん!」
麻子「脱兎の如し、いや脱犬か」
沙織「ひどいよ麻子さっきから!!」
麻子「……すまん少しイライラしすぎていたらしい」
華「優花里さんが悪くないのは分かってはいるのですが…」
みほ「……」
昨日はここまでで寝ちゃった
弁解しとくけど秋山殿は大好きです
弁解しとくけど秋山殿は大好きです
みほルーム
みほ「それじゃあ第1回『何とかして優花里さんの臭いを何とかしよう、略してナントカ作戦』の作戦会議を行います」
沙織「作戦会議といっても…」
華「どうしましょうねぇ…」
麻子「私は前から言ってるぞ」
麻子「正直に伝えるべきだ。『秋山さんは洗ってない野良犬の臭いがする』と」
沙織「そ、そんなの女の子に一番言っちゃダメな言葉だよ!」
麻子「そもそも女の子から一番臭っちゃダメな臭いがするのが問題だろ」
みほ「それじゃあ第1回『何とかして優花里さんの臭いを何とかしよう、略してナントカ作戦』の作戦会議を行います」
沙織「作戦会議といっても…」
華「どうしましょうねぇ…」
麻子「私は前から言ってるぞ」
麻子「正直に伝えるべきだ。『秋山さんは洗ってない野良犬の臭いがする』と」
沙織「そ、そんなの女の子に一番言っちゃダメな言葉だよ!」
麻子「そもそも女の子から一番臭っちゃダメな臭いがするのが問題だろ」
沙織「うっ…」
華「しかし、それは優花里さんが幾ら何でも可哀想な…」
麻子「その優しさが時には刃にもなる。精神的被害は早めの方が浅いはず」
麻子「嫌われるのが怖いのならば私が個人的に伝える」
みほ「ま、待って、面と向かって言うのは最終手段にしない?」
沙織「そうだよ、確かにそれが一番てっとり早いけど…」
華「お互いに最も被害の少ない方法を編み出せればそれに越したことはありません」
麻子「……わかった無理強いはしない」
華「しかし、それは優花里さんが幾ら何でも可哀想な…」
麻子「その優しさが時には刃にもなる。精神的被害は早めの方が浅いはず」
麻子「嫌われるのが怖いのならば私が個人的に伝える」
みほ「ま、待って、面と向かって言うのは最終手段にしない?」
沙織「そうだよ、確かにそれが一番てっとり早いけど…」
華「お互いに最も被害の少ない方法を編み出せればそれに越したことはありません」
麻子「……わかった無理強いはしない」
みほ「とりあえず皆の意見を聞きたいな。結構長い間あの臭いと付き合ってきたから解決法とか各々考えてるんじゃないかな」
沙織「最初は戦車の鉄と油の臭いで花が麻痺してたけど…」
沙織「それに慣れてくるとゆかりんの臭いがどんどん主張してきたよね…」
華「私はかなり早い段階から気づいていました…」
沙織「私としては無理に伝えて関係がこじれるよりも、私達で努力して臭いを封殺するのがいいと思うな」
沙織「最初は戦車の鉄と油の臭いで花が麻痺してたけど…」
沙織「それに慣れてくるとゆかりんの臭いがどんどん主張してきたよね…」
華「私はかなり早い段階から気づいていました…」
沙織「私としては無理に伝えて関係がこじれるよりも、私達で努力して臭いを封殺するのがいいと思うな」
沙織「というわけで、じゃじゃん! 徳用消臭剤ビッグサイズ~!」
ババーン
みほ「わあ、すごくおっきい!」
沙織「臭気を吸収してフローラルな香りに変換してくれるんだよ~! これを戦車に設置すれば…」
麻子「無駄だ」
沙織「へっ?」
麻子「私も最初は同じ考えでな。先週密かに戦車に忍ばせておいた、その同じメーカーの消臭剤をな」
ババーン
みほ「わあ、すごくおっきい!」
沙織「臭気を吸収してフローラルな香りに変換してくれるんだよ~! これを戦車に設置すれば…」
麻子「無駄だ」
沙織「へっ?」
麻子「私も最初は同じ考えでな。先週密かに戦車に忍ばせておいた、その同じメーカーの消臭剤をな」
麻子「それがこれだ」
コトッ
しおしお…
華「まあ…!?」
沙織「ひっ!?何これ消臭ゼリーが真っ茶色でしおしお!」
みほ「し、しかもフローラルどころか犬の足の裏を拭いた後の雑巾みたいな残り香…!」
華「あの…麻子さん、この消臭剤は設置して何日でこの状態に…?」
麻子「半日だ」
沙織「嘘でしょ…」
コトッ
しおしお…
華「まあ…!?」
沙織「ひっ!?何これ消臭ゼリーが真っ茶色でしおしお!」
みほ「し、しかもフローラルどころか犬の足の裏を拭いた後の雑巾みたいな残り香…!」
華「あの…麻子さん、この消臭剤は設置して何日でこの状態に…?」
麻子「半日だ」
沙織「嘘でしょ…」
沙織「で、でも一つでダメなら大量に持ち込んでゆかりんの周りに置きまくって…!」
華「生贄の儀式のような絵面ですね…」
みほ「それはもう『臭い』ってことを直接的に言うよりタチ悪いんじゃ…」
沙織「うっ」
麻子「消臭剤は効果がない。現代科学は臭犬の前に敗北した」
華「生贄の儀式のような絵面ですね…」
みほ「それはもう『臭い』ってことを直接的に言うよりタチ悪いんじゃ…」
沙織「うっ」
麻子「消臭剤は効果がない。現代科学は臭犬の前に敗北した」
華「では…逆に臭いを利用するのはどうでしょう?」
みほ「利用?」
華「はい、私聞いたことがあります」
華「ある香水には猫の臀部の分泌液が原料の物があると」
沙織「お、お尻!? それってどう考えても香水には不向きなんじゃ…」
華「はい、本来その分泌液はとても臭いのですが…。様々な香りと配合することでそれは見事に華やかな香水に生まれ変わるらしいのです」
麻子「臭いものでも組み合わせ次第では生まれ変われるということか」
みほ「利用?」
華「はい、私聞いたことがあります」
華「ある香水には猫の臀部の分泌液が原料の物があると」
沙織「お、お尻!? それってどう考えても香水には不向きなんじゃ…」
華「はい、本来その分泌液はとても臭いのですが…。様々な香りと配合することでそれは見事に華やかな香水に生まれ変わるらしいのです」
麻子「臭いものでも組み合わせ次第では生まれ変われるということか」
華「はい、華道の世界も同じです。単品では不恰好な物でも華同士の助け合いで芸術品になれるのです」
みほ「助け合い…! まるで私達みたいだね…!」
麻子「しかし問題は…」
沙織「どんな香りと配合すればあのわんちゃん臭が緩和されるか…」
華「見当もつかないことですね…」
みほ「でも希望は見えました!その作戦でいきましょう!」
みほ「助け合い…! まるで私達みたいだね…!」
麻子「しかし問題は…」
沙織「どんな香りと配合すればあのわんちゃん臭が緩和されるか…」
華「見当もつかないことですね…」
みほ「でも希望は見えました!その作戦でいきましょう!」
沙織「香水って大人の女性っぽくていいしね!」
麻子「やってみる価値はあるな」
華「大洗に香水の専門店があったはずです」
沙織「明日は久しぶりの着艦だね!!」
みほ「では『ナントカ作戦』から『香水作戦』に転換!」
みほ「パンツァーフォー!」
麻子「やってみる価値はあるな」
華「大洗に香水の専門店があったはずです」
沙織「明日は久しぶりの着艦だね!!」
みほ「では『ナントカ作戦』から『香水作戦』に転換!」
みほ「パンツァーフォー!」
翌日
大洗ショッピングモール
華「すみません皆さん、私の買い物に付き合ってもらって…」
沙織「お買い物は皆で回るのが一番だからねー!」
優花里「しかし、流石は五十鈴殿! こんなオシャレな香水専門店が行きつけなんて!」
華「よく母に連れられてました。ここの店では百合の華を使った…」
みほ(華さんの買い物にお供という形で入店)
みほ(いきなり優花里さんをここに連行したら勘ぐられるかもしれないからね)
みほ(後はそれとなく優花里さんにも香水進める流れに持っていって、合う香水探す)
みほ(それにしても何か昨日より臭くなってるような……)
大洗ショッピングモール
華「すみません皆さん、私の買い物に付き合ってもらって…」
沙織「お買い物は皆で回るのが一番だからねー!」
優花里「しかし、流石は五十鈴殿! こんなオシャレな香水専門店が行きつけなんて!」
華「よく母に連れられてました。ここの店では百合の華を使った…」
みほ(華さんの買い物にお供という形で入店)
みほ(いきなり優花里さんをここに連行したら勘ぐられるかもしれないからね)
みほ(後はそれとなく優花里さんにも香水進める流れに持っていって、合う香水探す)
みほ(それにしても何か昨日より臭くなってるような……)
ーーー
優花里「え、えー!? 私香水なんて似合いませんよ!」
沙織「いい機会だしやってみようよー! 皆で似合う香水選びっこしよ!」
麻子「興味はないが試すだけなら」
みほ「わー! 私も興味あったんだ!」
優花里「西住殿もですか? なら私も…」
沙織(よし、いい流れ!)
沙織「私はこれかなーこれでまたモテモテになっちゃう~!」
みほ「私はこれが気に入っちゃった」
麻子「いい匂い…」
華「皆さん中々いい審美眼、いえ審美鼻をお持ちですね」
優花里「えーとじゃあ私はー…」
優花里「え、えー!? 私香水なんて似合いませんよ!」
沙織「いい機会だしやってみようよー! 皆で似合う香水選びっこしよ!」
麻子「興味はないが試すだけなら」
みほ「わー! 私も興味あったんだ!」
優花里「西住殿もですか? なら私も…」
沙織(よし、いい流れ!)
沙織「私はこれかなーこれでまたモテモテになっちゃう~!」
みほ「私はこれが気に入っちゃった」
麻子「いい匂い…」
華「皆さん中々いい審美眼、いえ審美鼻をお持ちですね」
優花里「えーとじゃあ私はー…」
優花里「何々…?『青々とした大草原をイメージ』…」
優花里「まるで富士演習場ですね! 気に入りました!」
みほ「流石優花里さん、目の付け所が違うね」
優花里「えっとここを押せばいいんですかね?」
プシューー
沙織「私にも嗅がしてー」
みほ「私も!」
麻子「気になるな」
華「では私も」
ゾロゾロ
優花里「うわー試供品はまだありますよー!」
みほ(これで優花里さんと香水の香りを同時に嗅いでブレンド具合を確かめる…!)
クンクン…
優花里「まるで富士演習場ですね! 気に入りました!」
みほ「流石優花里さん、目の付け所が違うね」
優花里「えっとここを押せばいいんですかね?」
プシューー
沙織「私にも嗅がしてー」
みほ「私も!」
麻子「気になるな」
華「では私も」
ゾロゾロ
優花里「うわー試供品はまだありますよー!」
みほ(これで優花里さんと香水の香りを同時に嗅いでブレンド具合を確かめる…!)
クンクン…
皆優しいな
もし俺だったら徹底的にいじめられるんだろうな
もし俺だったら徹底的にいじめられるんだろうな
.
麻子(これは……!)
みほ(……すごい!)
沙織(まるで本当に一面の草原の上に寝転がっているような気分…!)
華(心地よいそよ風まで感じるような…!)
四人(なんて幸せな長閑な香り…)ウットリ
ぽわわーーん…
優花里「み、皆さんどうしました…?ト 何やらうっとりした面持ちで…、ってあれ聞いてますか?」アワアワ
優花里「え、え、何でしょうかこれ、トリップ?」アワワ
麻子(これは……!)
みほ(……すごい!)
沙織(まるで本当に一面の草原の上に寝転がっているような気分…!)
華(心地よいそよ風まで感じるような…!)
四人(なんて幸せな長閑な香り…)ウットリ
ぽわわーーん…
優花里「み、皆さんどうしました…?ト 何やらうっとりした面持ちで…、ってあれ聞いてますか?」アワアワ
優花里「え、え、何でしょうかこれ、トリップ?」アワワ
>>44
そら顔も性格も良いからな
そら顔も性格も良いからな
~~~
草原
みほ「気持ちいい…」
沙織「ずっとこの草原で寝ていたい…」
麻子「すぴー…」
華「天国のようですわ…」
ドドド…
みほ「…ん?」
ドドドド…
みほ「なんか…聞こえない…?」
草原
みほ「気持ちいい…」
沙織「ずっとこの草原で寝ていたい…」
麻子「すぴー…」
華「天国のようですわ…」
ドドド…
みほ「…ん?」
ドドドド…
みほ「なんか…聞こえない…?」
麻子「むにゃっ?」
沙織「草原の地平線の向こうから…」
華「何かこちらに…」
ドドドド!!
野良犬ズ「ハッハッハッハッ!」
四人「」
ドドドドドドドドドドドド!!
野良犬ズ「ハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」
沙織「草原の地平線の向こうから…」
華「何かこちらに…」
ドドドド!!
野良犬ズ「ハッハッハッハッ!」
四人「」
ドドドドドドドドドドドド!!
野良犬ズ「ハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」
沙織「ひいぃぃーー!? なにこの大量の犬たち!?」
みほ「うわーん!」
麻子「よ、寄るな、楽園を汚すな…!」
華「草原がお日様がそよ風が…全て野良犬に塗りつぶされていく…」
ドドドドドドドド!!
みほ「よ、ヨダレがべとべと…!」
麻子「そこは私が寝てた場所だぞ…マーキングをするな…!」
華「この犬の群、終わりが見えません!」
沙織「そして何よりも…!」
四人「すごく臭いーーーーッ!!!」
ーーーーー
ーーー
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みほ「うわーん!」
麻子「よ、寄るな、楽園を汚すな…!」
華「草原がお日様がそよ風が…全て野良犬に塗りつぶされていく…」
ドドドドドドドド!!
みほ「よ、ヨダレがべとべと…!」
麻子「そこは私が寝てた場所だぞ…マーキングをするな…!」
華「この犬の群、終わりが見えません!」
沙織「そして何よりも…!」
四人「すごく臭いーーーーッ!!!」
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