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    元スレ唯「これで567521251回目の高校生活かぁ」

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    52 = 1 :

    「なんとかしなきゃ…なんとかしなきゃ…」

    唯は3年生になってから、寝る間も惜しみギターの練習に打ち込んでいた。ループを抜け出す光速の演奏…未だ彼女の技量はそこには届いていなかったからだ。

    「なんとかしなきゃ…なんとかしなきゃ…」 👀
    Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)

    54 :

    目玉わろた

    55 = 1 :

    「唯の奴…なんか最近すごいやつれたよな」

    「それに、学校にもたまにしか来ないし…」

    「まさかなにかあったんじゃ…」


    「私、平沢先輩の家に行ってみます!」

    梓のこの判断は、唯にとっては不幸としか言いようがない。今の唯はセンチメンタルな気分で梓に泣きつく暇などないのだ。

    56 = 1 :

    「できた…ついに、光速の演奏…」

    「お姉ちゃん!中野さんが来てるよー!」

    唯は油断していた。中野梓の思いがけない、今まで取ったことのなかった家えの来訪。

    気付けばループが始まる1分前になっていた。

    57 = 1 :

    「あずさ…あずにゃん!ごめん!」

    唯は今までのありったけ演奏を掻き鳴らした。

    その演奏は家にいた梓と憂だけでなく、きっと世界の全員に伝わったであろう。

    平沢唯は今ひとつの次元を超えたのだ。

    「あずにゃん…きっと…また会える…よね、」

    58 :

    おもちろいお

    59 = 1 :

    「これで567521252回目の高校生活かぁ」

    62 :

    結局変わらず

    63 = 54 :

    あーあ

    64 :

    シュタゲ、クリオアで見たことある展開

    65 = 64 :

    あとアイニードなんちゃらキルユーみたいなやむ

    66 :

    内容は面白いのに外野がつまらな過ぎ

    67 :

    ハーマンも驚きの早弾き

    68 :

    >>67
    そこはインペリテリだろ

    69 :

    二回目の話が見たい

    70 :

    わりと好き

    71 :

    エンドレスけいおん!
    略してエンおん!
    しかし、ループした回数だけ!がつく

    72 = 1 :

    昼までここもちますか

    73 :

    もちますん

    75 = 7 :

    任せとけ(8時頃には寝る)

    76 :

    79 = 1 :

    平沢唯は、高校生活3年間を無限にループし続けている。彼女はもはやまともな人間としての心を失いつつあった。

    「入学式行かなきゃ…」

    唯は入学式を終えると、すぐさま職員室に向かう。

    80 = 1 :

    4月の終わり、田井中律、秋山澪、琴吹紬が部員として入部した。

    「平沢さん、私の事はりっちゃんって呼んで!で、こっちは澪!そっちはムギ!これからよろしくね!」

    唯は彼女たちの話はほとんど上の空で聞き取ってはいなかった。三度ほど話しかけて唯が反応しないのを見て、三人は「平沢さんはこういう人だ」と思うようになった。

    81 = 1 :

    「平沢さん、何か楽器できるの?よかったら弾いてみてくれないかな」

    唯は567521252回の間にありとあらゆる楽器を経験してきた。だが、567521251回目の光速の演奏が時空の壁を超えるという絵空事を思い出し、1人で嘲笑した。

    82 = 1 :

    「みんな未経験みたいなもんだしさ、一緒にがんばろう!」

    「私も、ピアノは経験あるけど、キーボードって初めてで」

    83 = 1 :

    平沢唯は567521252回目、ギー太と呼んだギターを欲しがらなくなった。彼女は音楽の無限の可能性の限界を憎んでいた。

    「音楽じゃなにも変えられない」

    軽音楽部を作ったのはただの惰性であったのか、彼女の本当にやりたかったことなのかはわからない。

    85 :

    頑張れ

    86 = 1 :

    軽音楽部での1年はあっという間に過ぎ、唯達は2年へと進級した。

    「何とかみんな進級できたな!」

    「当たり前だろ!私が唯より低い点数取るわけないじゃん!」

    唯は新たな視点、哲学的なアプローチにより状況の打破が叶わないかを考え、1日の大半を費やした。学校の成績など思考の片手間に書き上げた解答に過ぎない。今や弥勒菩薩の到来をとうに越えているはずなのに、彼女は救いの手からは溢れている。

    87 = 1 :

    「はじめまして、中野梓です」

    「はっきり言いますが、平沢先輩はもっと真面目になるべきです!」

    「確かに後輩も入ってきたんだし、唯もしっかりしてくれよ」

    「そうだぞ…頼むよ唯…」

    「唯ちゃん…」

    88 :

    東大でも目指すのか?

    90 = 1 :

    唯はごく初期の、彼女が思い付いたループの原因について考えていた。自分が事故に遭い、意識を失っているのかもしれない。これはすべて夢なのだと。


    「…?」

    92 :

    15億年も生きているのか?

    93 = 76 :

    再開したか

    94 = 1 :

    唯は梓をじっと見つめた。567521251回目にほんの小さな変化を見せた梓に期待した。

    「あの…私、皆さんと練習があるんで…」

    「すいません!こんなこと言って!失礼します!」

    唯はあぁそうかと思った。
    あれは本当に、天文学的な数字の中で起こったただの偶然だったんだ。

    「また、だめだな」

    95 :

    面白い
    書き溜めてたらもっとよかったのだが

    96 = 1 :

    唯はこの高校生活、567521252回目の高校生活を諦めた。楽だった。ただ、涙は止まらなかった。

    「諦めたくない、諦めたくないよぉ…」


    既に唯は、3年生になっていた。

    97 = 1 :

    唯は思考を止めた。
    命はある。ただ哲学的解決策が矛盾に到達し、どちらが正しいのかの判断をできなかったからだ。

    98 :

    しえんた

    99 = 1 :

    「私さ、変な夢みたんだ」

    「どんな夢なの?」

    「唯がボケキャラって感じでさ、私達の輪の中で自然に溶け込んでるの。おかしいよな、あいつ3年になってから一回も顔合わせてないのに」

    「律も…か?」

    「実は私もそんな夢を見ることがあるの…唯ちゃんがいっつも笑ってる夢」

    「不思議なことってあるもんだよな」

    「…」

    梓だけは、それを「不思議なこと」では終わられられていなかった。
    長い部活の、ほんの数分の馬鹿げた話。
    梓はいつか、平沢唯にじっと、見つめられたことがあったのを思い出した。

    100 :

    知ってるでこれ
    みんなで宿題すればええんやろ?


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