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    元スレ唯「けいおん!(ハードモード)」

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    51 = 44 :

    「え?けいおん部復活した!?」

    「うん~」

    「どうして?もうあんなに切羽詰っていたのに」

    「それがねぇ~むぎちゃんっていうh・・・」

    「・・・?」

    「・・・・・・」

    (言ってしまった、私のアホ!!!!!)

    「う、ううん!なんでもないよ!なーんでもない!ノープログラム!」

    「ノープログラムって・・・」

    (なにか隠してる?)

    「な、なーんにも隠してない、なーんにも秘密はないよ~!」モグモグモグモグ

    (うわ、わかりやす・・・)

    (でもなんかすごい必死だしこれ以上詮索するのはやめてあげよう・・・)

    「全然むぎちゃんとか関係ないからね!?琴吹紬さんがけいおん部に入ることが秘密なんて嘘だよ~!ほんとだよ~!」

    「・・・・・・」

    53 = 44 :

    「うわああああ、和ちゃん勘弁してぇ・・・」

    「わかったわかったから、秘密にするから!」

    「和ちゃん頭脳明晰だからすぐばれちゃったああああ、私のあほおおおお」

    (頭脳使ってないけど・・・)

    「大丈夫よ、私は唯との約束は絶対まもるから」

    「うう・・・ほんと・・・?」

    「ほんとよ?現に中学の頃のアレ、誰にも言わなかったでしょ?」

    「ん・・・どれ?」

    「ほら・・・唯がおねしょしたときの・・・」

    「そうだね・・・うん・・・和ちゃんを信じる・・・」

    「それじゃ、唯、部活いっておいで?」

    「あっ!もう部活の時間だ!いそがなくちゃ!」タタタッ

    「まったく・・・」

    (でも唯、けいおん部でなにするんだろ・・・)

    55 = 44 :

    「失礼しまーす・・・」

    「お!」

    「おっ」

    「あ、どーもどーも」

    「あれ?むぎちゃんは?」

    「合唱部だろ?ここには来れないよ」

    「形だけの入部だからな、また違う部員探さないといけないんだ」

    「そっかぁ・・・なんだかさびしいね・・・」

    「で!なにするの!?けいおん部!」

    「なにするよりもまず代わりの部員探さなくちゃいけないだろ?」

    「代わりの部員を探すまで琴吹さんに迷惑をかけっぱなしだもんな」

    (みんなにはまだ重要度を伝えてないけど・・・琴吹さんばれたらすごく大変なことがおきるって言ってたな・・・)

    「そっかぁ・・・じゃあ部員探しになるね」

    「そういうことだ」

    「部員探し部だね!」

    56 :

    ムギはずっとハードモード

    57 = 44 :

    「お姉ちゃん、クラブにはいったって?」

    「そうだよ~」

    「何部?」

    「けいおん部だよ~」

    「へえ~おねえちゃんなにか楽器演奏できるんだ!」

    「なにも演奏できないよ~」

    「そうなんだ!?じゃあこれからはじめるの?」

    「うーん、わかんないや」

    「え?じゃあなんで入ったの?」

    「けいおん部ってなんかすごそうだから!」

    「へぇ~!すごいねお姉ちゃん!」

    「私、すごい?」フンス

    「すごいすごい!」

    「じゃあ、私もっとがんばるね!」

    「がんばってね~」

    58 :

    その頃、梓は猫に囲まれていた

    59 :

    憂はあいかわらず天使だな

    60 = 44 :

    ◇数日後◇

    「いやぁ~しっかし誰一人つかまらないな」

    「けいおん部人気ないな」

    「このままだとまた廃部?」

    「なんだか琴吹さんの性格だとすごい無理してずっと退部しなさそう・・・」

    「それは迷惑かけるな・・・」

    「とりあえずさわ子先生に相談しようよ」

    「なんて?」

    「けいおん部、3人でてっぺん目指す!って」

    「てっぺん目指すんだ、知らなかった」

    「私も知らなかった」

    「そうだなー、3人でどうにかできないか言ってみるかなー」

    61 = 44 :

    さわ子「それは無理ね」

    「なんでですか!?」

    さわ子「学校の規定なの・・・」

    「なんでそんなに融通きかないんですか~・・・」

    「さわ子先生!入部してください!」

    さわ子「なにいってるのあなた」

    「でもこのままだと・・・」

    さわ子「続けたいなら続くような結果をだすこと、これが世の常よ」

    「きびしー・・・もういこうぜー」スタスタ

    さわ子「・・・・・・」

    さわ子(本当は続けさせてあげたいんだけど・・・)

    さわ子(私も音楽をしていたら共感するわ・・・)

    「口笛音楽隊結成しようよ!」

    「おっいいなそれ!最強ジャン!」

    さわ子「・・・・・・」

    62 :

    よっしゃむぎたそ総受けレズSSじゃねえか

    64 :

    リアムギャラガー入部

    65 = 44 :

    「・・・ただいま」

    執事「・・・おかえりなさいませ」

    執事「・・・・・・」

    「どうしたの?」

    執事「紬お嬢様・・・お父様から伝言を預かっております」

    「・・・な、なに?」

    執事「合唱部で活動をされているか?という主旨の伝言でございます」

    「・・・・・・」

    「ええ・・・活動しているわよ・・・」

    執事「わかりました・・・お父様にそうお伝えしておきます」

    「・・・・・・」

    執事「紬お嬢様、貴方が合唱部で活動をすることはお父様のお力になります、その利益は琴吹家全体に関わるものですので誇りをもってください」

    「・・・え、ええ・・・」

    執事「万が一、合唱部での活動を疎かにしてしまうとお父様のお仕事に矛盾が生じ、将来的に大きな損失と抱えることとなりますので・・・」

    「・・・・・・」

    66 = 49 :

    部屋を間違えただけでここまで一大事になる人も珍しい

    67 = 64 :

    ファッキンタンバリン!!

    68 = 56 :

    やはり紬が主人公か

    70 = 44 :

    「自己紹介まだだったな、私ドラマーやってんだ」

    「えっ?ドラマやってるの!?すごいね!」

    「まぁなー、ああいうビシッと決めるぜ?」

    「へぇ~!なんてドラマ!?」

    「私はベースをやってるよ」

    「律と私でドラムとベースを担当するから」

    「そうなんだ~へぇ~」

    「平沢さんはなにするの?」

    「そうだねぇ・・・なにがいいかな?」

    「笛が吹きたい気もするし~、なんか叩きたい気もするし~」

    「あっ!あれがいいかも!ギザギザの気に棒をこすりつけてゴリゴリならすやつ!」

    「あ~それいいね~、ってなるかよ」

    「できればギターやってくれると助かるな・・・」

    「ギター?ギターってパオーンパオーンっていうやつ?」

    「それ多分ゾウさんだよ」

    72 = 44 :

    「・・・・・・」ガチャ

    「・・・!」ガタッ

    「・・・!」ガタッ

    「あ・・・!」ガタッ

    「あ、え、ええと、みんな座って?」

    「い、いいのか?ここにきても」ヒソヒソ

    「う、うん、少しだけ・・・」

    「無茶はだめだよ、琴吹さん」

    「ううん、いいの、私だって仮にも部員なんだから少しくらいなら」

    「やったー、じゃあこれで正式に全員そろったね!」

    「そ、そうだけどさ・・・」

    (無理してるな・・・琴吹さん・・・)

    「えっと、みなさん活動は?」

    「今、自己紹介してたところなんだ」

    「私、平沢唯っていうよ~」

    74 = 44 :

    「私は琴吹紬っていいます、合唱部なんだけどけいおん部の力になりたくて・・・」

    「ほんとすんません・・・」

    「律のアホ馬鹿野郎がご迷惑を・・・」

    「じゃあむぎちゃんってよぶね!」

    「え、ええ」

    「皆さんに差し入れなんだけど・・・」

    「うわ!これなに!?」

    「うわ、なんで!?」

    「お菓子!?」

    「ええ、うちにあったもので未開封のまま捨てられそうだったから良かったらみなさんに食べてもらおうかと思って・・・」

    「やったあああああ!!!!」

    「唯、喜びすぎ・・・」

    「ほ、ほんとにいいの?」

    「ええ、どうぞ」ニッコリ

    「・・・・・・っ?」ビクッ

    75 :

    捨てられそうだったとかわざわざ言うなよ・・・

    76 = 56 :

    ボーカルは合唱部に入ろうとしていたムギが担当するべきだったよね

    77 = 44 :

    「あ、えっと、私、いくね?」

    「え、もういっちゃうの?」

    「むぎちゃんも一緒にたべようよ~!」

    「・・・・・・」

    「ごめんなさい、それじゃ・・・」タタタッ

    「・・・・・・」

    「なんだかソワソワしてるな」

    「おしっこかな?」ムシャムシャ

    「ほんとおめでたい頭だな」

    「・・・・・・」

    「なぁ、律、やっぱり琴吹さんは早く楽にしてあげようよ」

    「そうだな・・・なんだからただ事じゃない気がするし・・・」

    「こんなお菓子差し入れてくるし、あの風貌からどっかのお嬢様に間違いない、となるとなにか深いわけが・・・」

    「お菓子屋さんのお嬢様かな?」モシャモシャ

    「お前な・・・」

    83 = 44 :

    「それじゃ、私帰るわ」

    「うんかえろっかー」

    「部員どうなるんだろうなー落ち着かないな」

    「・・・・・・」

    「なぁ澪」

    「・・・・・・」

    「おーい」

    「はっ、あ、うんそうだな」

    「どうしたんだ、ボーっとして」

    「いや・・・なんでも・・・・・・」

    「・・・?」

    「・・・・・・」

    「むぎのことが気になるんだろ」

    「・・・・・・」

    「なんだか、見ず知らずのけいおん部のために一生懸命になってくれてるもんな・・・」

    86 = 44 :

    「・・・・・・」

    「琴吹さんのためだもんね・・・私たちから部をやめるように言おう」

    「・・・・・・」

    「しょうがないよなー、こんなに迷惑をかけてまで続ける私たちに問題がある」

    「えっ?えっ?じゃあけいおん部は?」

    「うん・・・」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    「やだよ!みんなとせっかく友達になれたのに!これからりっちゃんがドラムで澪ちゃんがベースするんでしょ!?」

    「だけど・・・仕方ないじゃんか」

    「平沢さんは・・・琴吹さんに迷惑をかけ続けてもけいおん部を続けたいか?」

    「・・・・・・」

    「そうだけど・・・そうだけど・・・・」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    87 = 44 :

    「へっ、まだ私たち高校1年生だろ?いつでもクラブ作れるんだぜ?」

    「そうだよ、けいおん部がやりたくなったら事前にきちんと部員あつめて作る事だってできるんだ」

    「・・・・・・」

    「じゃあ・・・・・・けいおん部はいったんここでおしまい・・・?」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・言い方の問題だ・・・一時休止としよう」

    「・・・・・・」

    「やだよ・・・」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    「しんみりすんなぁ!唯!友達関係は終わらないんだぞ~?」

    「平沢さんと友達になれただけでもけいおん部を作って良かったよ」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    88 = 56 :

    唯わがまま

    89 = 44 :

    「あ、お姉ちゃんおかえり~」

    「うん・・・・・・」

    「どうだった、けいおん部、順調?」

    「・・・・・・」

    「うい・・・けいおん部・・・なくなっちゃうって・・・」

    「えっ?」

    「部員が足りなくて・・・でも・・・むぎちゃんには迷惑かけれなくって・・・」プルプル

    「あ・・・そ、そっかぁ・・・」

    「と、とりあえずお姉ちゃんすわろ?それからお話聞くから・・・」

    「やだよ・・・けいおん部続けたい・・・終わりたくない・・・」

    「お姉ちゃん・・・」

    「むぎちゃん・・・けいおん部にどうして入れないんだろう・・・」

    「・・・・・・」

    90 = 59 :

    >>75
    律たちに気を遣わせないためだろう

    91 = 44 :

    ◇次の日◇

    「琴吹さん、次の授業担当だよ~」

    「はい」

    「・・・・・・」スタスタ

    「・・・・・・?」

    「むぎちゃん・・・だよね?」

    「あ、けいおん部の・・・平沢さん?」

    「うん・・・むぎちゃんに質問したいことがあるの・・・」

    「・・・」

    「・・・場所を変えましょ?」







    「話ってなあに、平沢さん」

    「むぎちゃん、どうしてけいおん部のためにがんばってくれるのに合唱部を続けるの?」

    93 = 44 :

    「・・・・・・」

    「それは・・・・・・」

    「うん」

    「平沢さん、私の家はちょっと特殊で・・・その事情で合唱部に入らなくちゃいけないことになってるの・・・」

    「・・・」

    「入らなくちゃいけない?」

    「う、うん・・・田井中さんにけいおん部を誘われたときあんまり面白い人だから入部するって勢いでいっちゃって・・・」

    「・・・・・・」

    「本当に無責任なことよね・・・田井中さんには本当に悪いことをしたわ・・・」

    「だからせめてもの償いとしてけいおん部の力になろうって・・・」

    「・・・・・・」

    「むぎちゃんは、合唱部に無理やり活動させられてるんだね」

    「・・・!」

    「い、いや・・・そんな・・・」

    「むぎちゃんは本当に合唱部で活動したいの!?本当は合唱部で活動するのがいやなんじゃないの?」

    96 = 44 :

    「・・・・・・」

    「むぎちゃんってなんだからすごい雰囲気で・・・普通の人じゃなくて色々あるのかもしれない・・・」

    「だけどむぎちゃん!嫌なことは嫌っていいなよ!」

    「でも・・・」

    「嫌なことでもやらなきゃいけない・・・そういう家に生まれたから・・・」

    「私は家の後継者だから・・・先祖が築いた歴史を知ると、これくらいの犠牲は必要なの・・・」

    「これくらいって・・・!高校生は一回きりなんだよ!?」

    「・・・・・・」

    「ごめんなさい・・・私のことを気遣ってくれて・・・」

    「むぎちゃん、まだ話は・・・!」

    「ありがとう平沢さん・・・でもそんなに簡単な話じゃないの・・・!」タタタッ

    「あっ!」

    「・・・・・・」

    99 = 44 :

    「・・・・・・」

    子1「あーそれ私夢だったの~」

    子2「いいよねー、こんどいこー」

    「・・・・・・」

    (私にだってやりたいこと沢山ある・・・だけど今は楽しむ余裕がない・・・)

    (高校生は大人への階段だってお父様とお母様が・・・ここで大人になるための下準備をしなくちゃいけないって)

    (今私がやっていることは琴吹家に貢献することなんだ・・・私がしっかり成し遂げて高校を卒業する頃には・・・)

    「・・・・・・」

    (高校を卒業すると・・・両親のすすめる大学に進学する・・・そしてまた琴吹家のために貢献を・・・じゃあ大学を卒業する頃には・・・)

    (いや・・・大学を卒業してもおんなじだ・・・もう立派な大人だから経営を任されるし、お仕事詰めの毎日ね・・・)

    (ということは私、これから死ぬまでずっとこんな感じなの・・・?いつかは開放されると漠然と信じてたけど考えてみたら永遠と続くようにしか思えない・・・)

    (今、私は楽しい?人生を心から楽しんで生きてる?いいや、楽しんでない・・・うんざりしてる・・・子供の頃からずっとこんな感じだ・・・)

    「いやだ・・・こんな人生・・・」

    「・・・・・・」


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