元スレサトシ「…………ピカチュウ……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
51 = 2 :
ピカチュウ
52 = 1 :
ある日、本当に突然のことだった。
――お前、もういらないや。
それは紛れも無く、ボクへ向けられた御主人様の言葉。
その言葉を、ボクは理解できなかった。
いや、理解したくなかった。
理由が知りたい。
ボクはなにか、イケない事をしたのだろうか?
いや、そんな記憶はない。
だとしたら……なぜ?
53 = 46 :
と思ったら連呼やめてたわすまんな
54 = 25 :
すまんな
アフィ嫌いなんや
56 = 48 :
>>54
ええんやで(ニッコリ)
57 = 1 :
――オレはね、かっこよくて強いポケモンが好きなんだ。
御主人様は、いつもの温かな笑顔で言葉を続ける。
――お前は所詮、数合わせのポケモンだったってわけ。
…………。
――オレはエリートだからね。お前みたいな可愛らしいポケモンは似合わないんだ。
………………。
――短い間だったけど、オレみたいな最高のトレーナーに仕えたこと、光栄に思えよ?
その手が、いつものようにボクの頭を優しく撫でた。
いつもは嬉しいはずのソレも、今は何も感じない。
――んじゃ、元気でやれよー?
最後の最後まで、その男は温かな笑顔のままだった。
その笑顔はただの仮面で、内に秘めしは冷酷な悪魔だと、気づいた時には既に男の姿はなかった。
見知らぬ場所に置き去りにされた。
募るのは、あの男への憎悪と、全てを失ったような虚無感。
58 = 15 :
>>46
やってくれたらもうアフィ連呼してないんだが…
59 = 34 :
しえん
60 = 1 :
それからボクは、見知らぬ土地をさ迷い続けた。
行く宛てのない、途方もない一人旅。
叶うことなら、故郷の森に帰りたい。
そこにはボクの家族がいる。友達もたくさんいる。
でも、その森の場所も、今この場所も、わからない。
数日間、ボクはひた歩き続けた。
獰猛な野生ポケモンに目を付けられたり、トレーナーに捕まりそうなる度に、必死の思いで逃げてきた。
強風に吹かれ、豪雨に降られ、体力は限界で、激しい空腹がボクを襲う。
死を覚悟した夜もあった。
それでも、朝になるとボクは目覚めてしまう。
このまま死んでいたなら、これ以上悲しい思いはしなくて済んだのかな……。
61 = 40 :
ピカチュウご飯ちゃんと食べてんのか
62 = 1 :
一人旅を始めて、5回目の月夜を迎えた。
朦朧とする意識の中、ボクは見知った街へやってきた。
前に元主人と来たことがある。
トキワシティだった。
運が良かった。
トキワの森、ボクの故郷はもう近くにある。
もうすぐだ。
家族に会える。
友達に会える。
みんな、ボクを見たら驚くかな。
もうすぐだ。
ボクは助かるんだ。
63 = 48 :
死なないでくれや…ピカチュウ……
64 :
俺もピカチュウが死んだ妄想したことあるわ
その後サトシがピチュー連れてリーグ制覇してポケモンマスターになったな俺の妄想内で
65 = 1 :
もう、人間には関わらない。
この森で、仲間達と暮らしていこう。ずっと……。
希望が見えてからの足取りは驚くほど軽快だった。
パパとママに会いたい。
嫌なことは忘れて、友達と遊びたい。
お腹が空いた。好物の木の実をお腹いっぱい食べよう。
再び始まる幸せな生活に、期待を膨らませていた。
街を抜け、とうとう故郷の森が姿を現した。
久々に見るその森は、とても輝いて見えた。
すごく眩しかった。
体が、ポカポカと暖かくなった。
どうして……?
どうして、こんなにも――
森を飲み込む、燃え盛る炎。
悲鳴を上げて避難する森の住民。
消防活動に駆け付けた人間とその水ポケモン。
群がる野次馬。
――こんなにも、運命は……残酷なの……?
66 = 40 :
うわぁ
67 = 1 :
燃える、燃える、燃える。
燃えていく。
消えていく。
故郷。
思い出。
壊れる、壊れる、壊れる。
壊れていく。
形を失っていく。
68 :
文字と文字の間に転載禁止入れろや
それぐらいやんないと認めない
69 = 48 :
アーーーーーントキワの森がもえちゎったーーーーー
70 = 2 :
転載推薦
キニ速さん僕虹色で
71 = 1 :
「誰かが放火したらしいぜ」
「酷い話だな」
「ああ、俺もこの森には馴染み深いからな」
野次馬たちの声。
放火犯は……人間。
許せない……。
許すものか……。
憎い、憎い、憎い、憎い。
72 = 30 :
きつい
73 = 68 :
一文字一文字の間に転載禁止を入れるんだ
でなきゃアフィスレ確定
74 = 1 :
轟々と燃え盛る炎。
焼き倒れていく木々。
呆然と立ち尽くすことしかできないボク。
森の仲間達の安否が知りたい。
でも、ボクにはどうすることもできなかった。
無力な自分が憎い。
ただ、こうやって、思い出の場所が崩れていくのを見ているだけで――
せめて、心に刻んだ思い出だけは、色褪せぬよう、剥がれ落ちぬよう。
75 = 25 :
>>70
こういう奴がいるなら連呼
76 = 48 :
>>73
いちいちうるさいのう
まとめにのったらうれしいやろ?
77 = 68 :
無視か
はいアフィスレ
くさい文章()で金稼ぎ楽しいでちゅか?
78 = 1 :
その時、溜まっていた感情が爆発した。
器に収まりきらなくなって、こぼれ落ちた。
捨てられたあの日から、一度もこぼしたくはなかった。
でも、もう抑えがきかなかった。
今日だけ……。
今日で最後にするから……。
ボクは泣き叫んだ……
声が枯れるまで。
79 = 15 :
うるせえよアフィ連呼キチガイ
80 = 48 :
ピカチュウかわいそうやで…
81 :
>>1はそのままでいい
82 = 1 :
>>77
名前の転☆載☆禁☆止以外になにすりゃいい?
83 = 68 :
ボクは泣き叫んだ……
声が枯れるまで。
だっておwwwwwwwwwwww
アッフィイイイイイイイwwwwwwwwwwww
85 = 25 :
86 = 1 :
消防隊の懸命な活動のおかげで、朝日が昇る頃には火は完全に消えていた。
しかし、森は全焼。
人間に死傷者は出なかったけど、ポケモンへの被害は絶大だった。
森からなんとか逃げ出したポケモン達の中に、ボクのパパとママの姿はなかった。
騒ぎが収まった後、焼け落ちた森に入って2人を捜し回ったけど、とうとう見つけられないまま夜を迎えてしまった。
結果的に、ボクのパパとママが発見されることはなかった。
87 :
ピカチュー
88 = 30 :
がんばって
89 = 15 :
今連呼してる奴は間違いなくアフィ連呼の印象を下げたいアフィカス
91 = 1 :
転 ア
載 フ
禁 ィ死
止 ね
途方に暮れた。
人生に絶望した。
全てを奪われた。
生きる意味を見いだせなくなっていた。
でも、神様はまだボクを引き取ってくれないらしい。
翌朝、トキワシティ周辺の草村で5匹のキャタピーの群れを見つけた。
様子がおかしかったので話を迅いてみると、トキワの森から間一髪脱出してきた者達らしい。
しかし、母親であるバタフリーを失い、産まれて間もない彼ら5兄弟はエサにもロクにありつけないでいた。
このままでは死んでしまう。と、助けの声を迅いたボクは、決心した。
同じ境遇である彼らを護ろう。
そしてそれが、その日からのボクの生きる意味となった。
* * *
92 = 68 :
文字と文字の間に転載禁止挟め
例えば「あいうえお」なら
「あ転い載う禁え止お」みたいに
アフィじゃないならそれくらい当然だろ?
93 = 15 :
がんば
94 = 26 :
がんばれ
95 = 68 :
>>89
うっせ死ねアフィカス
96 = 49 :
>>92
いっぺん輪廻巡ってこいやクソ連呼厨が
97 = 47 :
頭に血が上ってるのはわかったから基地外に触るなよ
99 :
キャタピーなら森の外でも草むらで草食えばええやん
100 = 40 :
続きはよ!
みんなの評価 : ○
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