のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,912人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレマスオ「僕が会社クビに…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - サザエさん + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 8 :

    マスオ「パパね、お仕事…出来なくなっちゃったんだ…」

    タラオ「…どうしてですか?パパ、お仕事嫌いになったですか?」

    マスオ「…いや、お仕事は…好きだったよ…」

    タラオ「じゃあ、なんでですか?好きなのにできないですか?」

    マスオ「…」

    52 = 8 :

    マスオ「…そうだね」

    マスオ「好きでも…出来なくなっちゃうときがあるんだ」

    マスオ「好きなことでも…それが出来るとは、限らないんだ」

    タラオ「…よくわからないです…」

    53 :

    虚しい

    54 :

    リアルな話マスオなら再就職余裕だろ
    若くてバリバリ経験あって能力的にも申し分ないはずで

    俺らとは違う

    55 = 8 :

    マスオ「…そうだね。タラちゃんには…まだ難しいね…」

    マスオ「でもね、タラちゃん」

    マスオ「好きな仕事は無くなっちゃったけど、パパはこれからね」

    マスオ「また、好きになれる仕事を探しに行くんだ。…時間はかかるかもしれないけどね」

    マスオ「なんて…はは…タラちゃんに話すことじゃなかったかな…」

    タラオ「そんなことないです!!」

    56 = 53 :

    表現しにくい

    57 = 8 :

    マスオ「タラちゃん…」

    タラオ「パパ、がんばるです!お仕事行ってるパパ、かっこよかったです!!」

    タラオ「だから…またお仕事みつけてがんばるです!!」

    タラオ「ぼく…パパのこと応援します!」

    マスオ「タラちゃん…ありがとう…」

    カツオ「…マスオ兄さん…」

    58 = 8 :

    マスオ「!??」

    マスオ「カッカツオくん!?…もしかして今の話…」

    カツオ「うん…聞いていたよ…」

    マスオ「カツオくん…」

    カツオ「…マスオ兄さん…酷いじゃないか…」

    59 :

    タラちゃんがいいやつ?

    60 :

    いつもタメ口のアナゴがマスオより年下で27歳という事実から察するにマスオの会社での立場は…

    61 = 8 :

    マスオ「…そうだね…僕は本当に不甲斐ない…」

    カツオ「違うよ!!」

    カツオ「どうして…どうして何も言ってくれなかったんだよ…」

    カツオ「そりゃあ…簡単に言えることじゃないし…世間の目も気になるかもしれない…」

    カツオ「…でも…こんなときに…つらい時に支え合うのが…家族じゃないか!!」

    62 = 53 :

    ああ

    63 = 53 :

    サザエと波平がアレな話か

    64 = 8 :

    マスオ「…カツオくん…」

    カツオ「そりゃあ…僕に相談したって…なんにも解決しないかもしれないけど…でも…」

    カツオ「でもっ!!」

    マスオ「カツオくん!!」

    カツオ「!!」

    マスオ「…ありがとう…」

    カツオ「マスオ兄さん…」

    65 = 33 :

    カツオ…お前はいいやつだなあ…

    66 = 8 :

    マスオ「君が…こんなに考えていてくれたなんて…」

    マスオ「ついこの間まで…あんなに小さかったのにな…」

    マスオ「本当に…男の子って…急に大きくなるんだな…」

    カツオ「兄さん…なにいってるんだよ…もう…」

    マスオ「ははは…ありがとう。君が応援してくれたら、本当に心強いよ」

    カツオ「マスオ兄さん…頑張ってね!兄さんなら…会社がほっておかないよ!」

    マスオ「うん…頑張るよ」

    タラオ「僕も応援しまーす」

    67 :

    >>60
    なるほど

    68 = 8 :

    マスオ「タラちゃん…そうだね。タラちゃんもいれば…百人力だ!」

    マスオ「じゃあ、行ってくるよ」

    カツオ「うん…朝ご飯は…いいの?」

    マスオ「ああ、朝から並んで気合いをいれないとね!」

    カツオ「そっか…いってらっしゃい!マスオ兄さん!」

    マスオ「ああ、いってきます!」

    タラオ「いってらっしゃいでーす」

    69 = 8 :

    マスオ(…ふう…とりあえず…目ぼしい求人は見てみたけど…)

    マスオ(やっぱり給料は…今までの半分もいかないか…)

    マスオ(アナゴくんが探してくれる仕事も…すぐに見つかるとは限らないしなぁ…)

    マスオ(…一度家に戻って…アナゴくんから電話がないか聞いてみるか…)

    70 = 8 :

    マスオ(近所の人に会ったら気まずいからな…)

    マスオ(人の少ない道を通って帰ろう…おや?)

    マスオ(あれは…ワカメちゃん?)

    マスオ(そうか…もう学校は終わっている時間なんだな…)

    マスオ「おーい!ワカメちゃーん!」

    ワカメ「…」

    71 = 8 :

    マスオ(あれ…聞こえなかったかな?)

    マスオ「おーい!ワカメちゃ…」

    ワカメ「…話かけないで」

    マスオ「…えっ…?」

    72 = 8 :

    マスオ「ワカメちゃん…どうしたんだい?」

    ワカメ「…姉さん、怒ってるわよ。じゃあ」

    マスオ「ワッワカメちゃん!?」

    マスオ「サザエが怒ってるって…そんな…」

    73 = 8 :

    マスオ「…た…ただいま…」

    サザエ「…あなた。ちょっとこっちへ来て」

    マスオ「ええと…何かあったのかい…?」

    サザエ「いいから!!」

    マスオ「いっ痛いよサザエぇ!!耳は!!耳を引っぱるのはぁ!!!」

    74 :

    クズいな

    75 = 8 :

    サザエ「どうしてよ…なんで…なんで…黙っておかなかったのよ…!!」

    マスオ「それは…家族だし…」

    サザエ「あの子はまだ子供なのよ!!話していいことと悪いことの区別もつかないの」

    サザエ「あなた…そんなこともわからないの!?」

    サザエ「…あなたがリストラされたってことは…もう近所中に…知れ渡ってる…」

    76 = 8 :

    サザエ「あなた、タラちゃんに話したのね」

    マスオ「…サザエ…それは…」

    サザエ「…あの子…近所中に言いふらしてるのよ…」

    サザエ「パパは…お仕事出来ないって…」

    サザエ「新しいお仕事探してるって…!!」

    77 :

    あちゃー

    78 = 8 :

    サザエ「明日から…近所中の…いい話のタネよ…」

    マスオ「でも…この近所の人は優しいから…こんなことで…」

    サザエ「ええ、そうよ…優しいわよ…」

    サザエ「優しいから…表立っては言わないわよ…」

    サザエ「代わりに…皆裏では…なんていってるか…」

    マスオ「サザエ…それは…」

    サザエ「考えすぎだって思ってるんでしょう!?」

    79 :

    クソだなこのアワビ

    80 = 8 :

    サザエ「あなたは…わからないわよ…」

    サザエ「近所付き合いだって…したことないものね」

    サザエ「ニコニコ笑顔で話していれば…済むものでもないのよ…」

    サザエ「笑顔の裏に…どんな感情が隠されているか…」

    マスオ「サザエ…サザエ…」


    カツオ「姉さんの馬鹿っ!!」

    81 :

    よくわからんがタラヲが悪い

    82 = 8 :

    マスオ「カッカツオくん!?」

    サザエ「カツオ…あんた!!」

    カツオ「姉さんは…姉さんは結局…自分のことばかりじゃないか!!」

    カツオ「仕事を失って傷ついてるのは…マスオ兄さんだろう!!」

    カツオ「なのに…優しくしたのは最初だけで…」

    カツオ「結局姉さんは…マスオ兄さんのことを…家族だなんて思っていないんじゃないか!」

    83 = 8 :

    カツオ「…ねえ…姉さんは…」

    カツオ「マスオ兄さんが好きで結婚したんだろう?」

    カツオ「だったら…こんなときこそ…支えあってよ…」

    カツオ「僕…もし…将来結婚したら…」

    カツオ「二人みたいに仲のいい夫婦になるんだって…」

    カツオ「二人のこと…羨ましいなって…憧れるなって…」

    カツオ「そう思ってたのに…」

    マスオ「カツオくん…君ってひとは!!」

    サザエ「…愛…?」

    84 = 77 :

    カツオいいやつ

    85 = 8 :

    マスオ「サザエ…?」

    サザエ「…そうね…もしかしたら…」

    サザエ「私は…あなたのこと…愛していなかったのかもしれない」

    マスオ「…サザエ…?何を言ってるんだい?」

    カツオ「姉さん…?」

    87 :

    サザエ「私が…あなたと結婚したのは…」

    サザエ「あなたとなら…幸せな結婚が出来ると思って…」

    サザエ「親にも…親戚にも…近所の人たちにも…」

    サザエ「祝福されて…なんの問題も…後ろめたいこともなく結婚できるから…」

    サザエ「マスオさん…私は…私は…」

    マスオ「サザエ…もういい…もういいよ…サザエ…」

    カツオ「姉さん…やめてよ…姉さん!!」

    88 :

    何年前のだこれ

    89 = 87 :

    サザエ「マスオさん…私は…あなたを…愛してない…愛したことが…な…」

    フネ「サザエっ!!」

    サザエ・マスオ・カツオ「!!!」

    サザエ「かあ…さん…」

    フネ「サザエ。ちょっとこっちへいらっしゃい」

    サザエ「母さん…私…」

    フネ「カツオとマスオさんは部屋に入ってなさい」

    カツオ「母さん!僕はっ!!」

    フネ「静かにしなさい」

    90 = 87 :

    カツオ「…」

    フネ「あなたの話は後でちゃんと聞くから。ね?」

    フネ「マスオさん」

    マスオ「はっはいぃぃぃ!!」

    フネ「カツオのこと、お願いしますよ」

    マスオ「…わかりました」

    マスオ「さっ、カツオくん」

    カツオ「…はい」

    91 = 87 :

    カツオ「…マスオ兄さん」

    マスオ「なんだい?カツオくん」

    カツオ「…ごめんなさい…」

    マスオ「…どうして君が謝るんだい?」

    カツオ「だって…僕…」

    マスオ「カツオくん。…ありがとう」

    カツオ「…えっ!?」

    92 = 87 :

    マスオ「思えば…僕とサザエは、今まで喧嘩一つしたことがなかった」

    マスオ「お互いに感情をぶつけ合うということが…なかったんだ」

    カツオ「…いいことじゃないの?」

    マスオ「そうだね…悪いことではないのかもしれない」

    マスオ「でも、決して良いことでもない」

    カツオ「…よくわからないよ…マスオ兄さん…」

    93 :

    紫煙

    94 = 87 :

    マスオ「カツオくん。君はよくサザエと、喧嘩したり追いかけっこをしてるよね」

    カツオ「…うん」

    マスオ「僕は…そんな君たちを羨ましく思うことがあった」

    マスオ「気持ちをぶつけて…喧嘩して…仲直りをして…」

    マスオ「何て言えばいいのかわからないけれど…」

    マスオ「君たちは家族なんだなって、そう思ったんだ」

    カツオ「マスオ兄さん…」

    96 = 87 :

    マスオ「僕は昔から…人に遠慮することが多くてね…」

    マスオ「人に正直な気持ちを伝えることが苦手だった」

    マスオ「相手に合わせることが多いから、目に見える敵をつくることはなかったけど」

    マスオ「はっきりと主張しない僕を疎ましく思った人もいたかもしれない」

    マスオ「多分これが…今回のリストラの原因にもなったのかもしれないね」

    カツオ「マスオ兄さん…」

    97 = 87 :

    マスオ「誰にでもいい顔するのが…必ずしも良い結果をもたらすとは限らないみたいだ」

    カツオ「マスオ兄さん…でも僕は…」

    カツオ「マスオ兄さんのそういうところ…好きだよ」

    カツオ「優しくて…色んな人を受け入れられるような…」

    マスオ「カツオくん…」

    カツオ「だから…そんなにさ、自分を悪く言わないでよ…」

    マスオ「カツオくん…君は本当に…優しい子だね」

    カツオ「そんなの…ま、僕はマスオ兄さんの弟だからねっ!!」

    99 = 87 :

    マスオ「ははは!カツオくんは本当に調子がいいなぁ!!」

    カツオ「ははは!マスオ兄さんも、たまには僕を見習って、姉さんと取っ組み合いでもしたほうがいいんじゃない?」

    マスオ「う~ん、サザエは強そうだなぁ」

    カツオ「強いよ~姉さんは!町内相撲大会の伝説の横綱だからね!!」

    マスオ「びゃあ゛ぁ゛゛ぁすごいぃ゛ぃぃ゛!!」


    ワカメ「…あのう…マスオ兄さん…」

    100 = 87 :

    マスオ「おや?ワカメちゃん。おかえりなさい」

    カツオ「ワカメー!どこ行ってたんだ?」

    ワカメ「…マスオ兄さん…そのう…」

    マスオ「どうしたんだい?ワカメちゃん?」


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - サザエさん + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について