のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,927人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレマスオ「僕が会社クビに…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - サザエさん + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 :

    まじかよさぶちゃんさいていだな

    102 = 87 :

    ワカメ「さっきは…ごめんなさい…」

    マスオ「ワカメちゃん…」

    ワカメ「その…お姉ちゃんが怒っていたから…私も…つい…」

    カツオ「ワカメ!!マスオ兄さんになにを言ったんだよ!!」

    マスオ「カツオくん!!」

    カツオ「マスオ兄さん…でも…」

    マスオ「いいんだよ。ワカメちゃん。びっくりさせて…すまないね…」

    ワカメ「マスオ兄さん…私…私…」

    103 :

    優しい世界

    104 = 87 :

    マスオ「大丈夫だよ。ワカメちゃん」

    マスオ「さっ、居間へ行こうか!」

    マスオ「お義父さんもそろそろ帰ってくるところだし、今日は僕らで夕飯を作ろう!!」

    カツオ「ええ~っ!!僕、料理なんてできないよ~」

    マスオ「練習すればすぐ出来るようになるさ!」

    ワカメ「そうよお兄ちゃん~!最近は男の人でも料理が出来ないと結婚できないのよ~」

    カツオ「なんだよ~ちぇっ!!まあ、いいや。たまにはこういうのもいいかもね」

    マスオ「よ~し!そうと決まれば台所へレッツゴーだ!」

    105 :

    どうなる

    106 = 87 :

    マスオ「さて、そうは言っても…」

    マスオ「今から作るとなると…時間がかかるものは作れないしなぁ」

    カツオ「マスオ兄さん!見てよこれ!!」

    マスオ「おっ!お肉じゃないか!!」

    ワカメ「割り下もあるわ~!」

    マスオ「今日はすき焼きの予定だったのかな?よ~し!!」

    マスオ「これなら材料を切るだけだね!手分けして切ろう!!」

    カツオ・ワカメ「おーっ!!」

    107 = 87 :

    マスオ「ふぅ…何とか形になったかな」

    ワカメ「わーい!美味しそう!!」

    カツオ「この一番大きく切ってある肉は僕のだからね!!」

    ワカメ「お兄ちゃんずる~い!!」

    マスオ「ははははは!カツオくんは本当に食いしん坊だなぁ」


    フネ「あらあらまあまあ」

    108 :

    ちゃんと血抜きしろよ

    109 = 87 :

    マスオ「あっ!お義母さん!」

    マスオ「すみません…台所を勝手に借りてしまって…」

    フネ「あら、いいのよ。助かったわ」

    マスオ「ありがとうございます…あの、サザエは…?」

    サザエ「マスオさん…」

    マスオ「サザエっ!そのっ!僕は!」


    波平「今帰ったぞー」

    110 :

    月曜の恐怖…

    111 = 87 :

    マスオ「あっ、お義父さん…」

    フネ「まあまあ。お話は後にして、夕飯を頂きましょう。皆が作ってくれたすき焼き、とても美味しそうだわ」

    波平「…なんだ…マスオ君が作ったのか…」

    マスオ「…はい」

    波平「男が料理とはな…」

    マスオ「…」

    フネ「あなた?」

    波平「ああ…うむ…」

    112 = 87 :

    カツオ「よーし!食べるぞ~!!いっただっきま~す!!」

    ワカメ「あらぁ?そういえばタラちゃんは?」

    マスオ「そういえば…姿がみえないな…」

    サザエ「そんな…まさか…事故にでも…!」

    フネ「落ち着きなさいサザエ」

    サザエ「でも…っ」


    タラオ「ただいまでーす」

    113 = 87 :

    フネ「ほら、帰ってきたじゃないか」

    サザエ「タラちゃん!どこ行ってたの」

    サザエ「…あら」

    ノリスケ「いや~お久しぶりです!」

    サザエ「ノリスケさん…」

    ノリスケ「伊佐坂先生のところへ原稿を取りにいったら」

    ノリスケ「偶然タラちゃんも先生のお家に遊びにきてましてね」

    タラオ「偶然ですぅ」

    ノリスケ「帰るついでに送りにきたんですよ」

    114 :

    寝れん

    115 :

    マスオの肉が

    116 :

    夕飯の時間まで未就園児に一人で外をうろつかせるとか、とんでもねえな

    117 = :

    サザエ「あら…それはどうも…」

    ノリスケ「いや~いいんですよ!それにしても今夜は…すき焼きですか」

    サザエ「ええ…まあ…」

    ノリスケ「いいな~この季節のすき焼きって美味しんですよねぇ」

    タラオ「ノリスケおじさんも一緒に食べるですぅ」

    サザエ「!!タラちゃん!」

    ノリスケ「いや~それは悪いですよ」

    タラオ「みんなで食べるとおいしいです~」

    ノリスケ「そうかい?いや~タラちゃんに誘われると断りきれないなぁ」

    118 = 87 :

    ノリスケ「いや~おじゃまします」

    マスオ「ノッノリスケ君!」

    ノリスケ「お久しぶりです。マスオさん…おや?エプロンですか」

    ノリスケ「仕事も出来て料理もこなすとは…いや~さすがですね」

    マスオ「ああ…はは…そんなことないよ」

    波平「う~おっほん!!」

    ノリスケ「あっ!おじさん!お久しぶりです」

    120 = 87 :

    ノリスケ「いや~それにしても美味しいですねこのお肉」

    ノリスケ「最近ウチの会社も景気が悪くなっちゃって」

    ノリスケ「こんないい肉買えないですよ」

    カツオ「ノリスケおじさん!このネギすごく美味しいよ」

    ノリスケ「ごめん。ネギは苦手なんだ」

    121 :

    うーんこの乞食

    122 = 87 :

    ノリスケ「いや~ビールが美味しいなぁ!!…あれ?」

    ノリスケ「マスオさんは飲まないんですか?」

    マスオ「ああ、僕はいいんだ」

    ノリスケ「どうしたんです?遠慮深いな~。…あっ!もしかして…」

    ノリスケ「失業しちゃって肩身が狭くて酒も喉を通らないとか!?ははは!な~んちゃって!!」

    ノリスケ「な~んちゃって!!…あれ?」

    タラオ「パパ、お仕事できないですぅ」

    カツオ「…タラちゃん…」

    波平「ノリスケ。お前は出入り禁止だ」

    123 = 115 :

    ノリスケわざとだろ

    124 :

    タラヲ「ヤるDEATH~」

    125 = 87 :

    ノリスケ「すいません…こんな時に上がり込んじゃって…」

    マスオ「気にすることはないさ。はは…いつものことじゃないか」

    ノリスケ「いやーそれにしても、あんまり気を落とさないほうがいいですよ」

    ノリスケ「人生山あり谷あり!落ちるとこまで落ちれば怖いものなんてなくなりますよ!ははは!!」

    マスオ「ははは!そうだね」

    マスオ(ノリスケ君が言うと腹が立つな…)

    ノリスケ「じゃあ求職活動頑張ってください!それじゃ!!」

    マスオ「ああ、おやすみ」

    126 = 124 :

    時折見せるマスオさんのリアクションに草

    127 = 87 :

    マスオ(さて、ノリスケは帰ったし)

    マスオ「サザエ…いるかい?」

    サザエ「マスオさん…」

    マスオ「タラちゃんは?」

    サザエ「今晩は父さんと母さんのところで寝かせてもらうわ」

    マスオ「そうかい…なあ、サザエ」

    128 = 87 :

    マスオ「不甲斐ない夫で…本当にすまない」

    サザエ「…あなた…」

    マスオ「今回のリストラも、社内で上手く渡り切れなかった…」

    マスオ「僕の意気地のなさが…優柔不断さが…原因になったんだ」

    マスオ「この性格のせいで…君たちに…君たち家族に本当に迷惑をかけてしまったね」

    129 = 87 :

    マスオ「もし…君が望むなら…僕は…」

    サザエ「だめっ!!」

    マスオ「サザエ…?」

    サザエ「マスオさん…あなたは…どうしたいの?」

    サザエ「私がどう望かじゃなくて…あなたの…気持は?」

    130 :

    懐かしいな

    131 = 87 :

    マスオ「サザエ…」

    サザエ「私は…あなたの気持が…本当の気持ちが聞きたいの…」

    マスオ「僕の…僕の気持は…」

    マスオ「僕は…君ともう一度…やり直したい」

    サザエ「マスオさん…」

    132 :

    マスオ「スケベしようゃ」

    133 = 87 :

    マスオ「頼りなく思うかもしれないけど…僕は君と夫婦でいたい」

    マスオ「今度は…ちゃんと君たちと家族になりたいんだ」

    サザエ「…」

    マスオ「サザエ…どうしたんだい?」

    サザエ「あなたって…どうしていつもそうなのよ…」

    134 = 87 :

    マスオ「サザエ?」

    サザエ「いつも…自分からあやまって…」

    サザエ「人の良いことばかり言って…」

    サザエ「私は…あなたに謝られるたびに…苦しかった」

    サザエ「謝られたら…そこで終わりじゃない…」

    サザエ「反論もできない。喧嘩もできない。…本当に言いたいことも言えない…」

    135 = 87 :

    サザエ「あなたの前で一人で感情を爆発させていると…自分が馬鹿みたいだった…」

    サザエ「私は…いつも仲良しじゃなくてもいいから…」

    サザエ「喧嘩して、仲直りして、なんでも言い合える…そんな仲になりたかった」

    マスオ「ごめん…サザエ…ごめん」

    サザエ「違うの…最後まで聞いてちょうだい…」

    サザエ「さっき、母さんと話したの」

    136 = 87 :

    ―数時間前―

    フネ「少し落ち着いたかい?サザエ?」

    サザエ「うん、ありがと。母さん」

    サザエ「…ねえ、母さん」

    フネ「なんだい?」

    サザエ「母さんは…父さんのこと、愛してる?」

    137 = 87 :

    フネ「そうだねぇ…昔みたいに愛してるかっていわれたら、嘘になるね」

    サザエ「…そう」

    フネ「でもね、サザエ」

    フネ「純粋な愛情だけを求めていては、夫婦は成り立たないんだよ」

    サザエ「…」

    フネ「母さんもね、お父さんのことが嫌になった時期があったのよ」

    フネ「お前がまだ小さい頃だったけどね」

    フネ「お父さん、会社でトラブルを起こしてね、やめるやめないの大騒ぎになったの」

    サザエ「父さんが?」

    138 = 87 :

    フネ「今も頑固だけど、あの頃はその頑固さに若さゆえの意地が上乗せされてねぇ」

    フネ「母さん、やめるかもって話を聞いた途端、実家に帰っちゃったの」

    サザエ「母さんが…?」

    フネ「ええ。この人は私を守ってくれないって思った途端、何もかも嫌になってねぇ」

    サザエ「それで…どうしたの?」

    フネ「実家のお母さんに説教されて、とんぼ返り」

    サザエ「おばあちゃん…なんて?」

    139 = 87 :

    フネ「ちゃんと夫婦になりなさいって」

    サザエ「夫婦に…なる…?」

    フネ「そう。変な感じでしょう?結婚したんだから、とっくに夫婦なのにって」

    フネ「でもね、それは違ったのよ」

    フネ「お互いが努力して、色々なことをすり合わせていかないと、夫婦になれないのよ」

    フネ「その為には自分から何かを捨てなきゃいけないかもしれない」

    フネ「でも、捨てた後にはまた何かが手に入るのよ」

    140 = 87 :

    フネ「わかるかい?」

    サザエ「難しいわ…」

    フネ「そうだね。すぐには理解できないかもしれないねえ…」

    フネ「それで…サザエはどうするんだい?」

    サザエ「…ちゃんと…マスオさんと話して…謝りたい…」

    サザエ「私…今まで自分のことばかりで…」

    サザエ「今回も…マスオさんが一番辛いはずなのに…」

    サザエ「あの人の優しさに…強さを甘えて…勝手なことばかり言って…」

    141 = 87 :

    サザエ「母さん…私、あの人と…夫婦になりたい…ちゃんと…家族になりたい…」

    フネ「そう…そうだね。あなたたちならきっと…大丈夫だよ…」

    フネ「おや…いい匂いがしてきたね」

    フネ「さっ、サザエ、夕飯の支度、手伝いましょう」

    サザエ「はい、母さん」

    143 :

    イクラ『ちっ 出番ねーのかよ』

    144 = 87 :

    サザエ「マスオさん…本当にごめんなさい…」

    マスオ「サザエ…」

    サザエ「私、あなたに甘えさせてもらっていることにも気がつかなかった」

    サザエ「本当に…子供だったんだと思うわ」

    サザエ「一時の感情に流されて…人のことを考えられない…」

    サザエ「こんなんじゃ…奥さんになんてなれない…誰かを支えることなんて…できない…」

    サザエ「マスオさん…私も、あなたと家族になりたい」

    サザエ「ちゃんと…あなたが何でも言えるような…そんな相手に…なりたい…」

    146 = 87 :

    マスオ「…サザエ…もう、顔をあげておくれよ」

    サザエ「マスオさん…」

    マスオ「ありがとう、サザエ…本当に…うれしいよ…」

    サザエ「お礼を言うのは…私のほうよ…マスオさん」

    マスオ「まだ…仕事も決まらないし…話し合うこともたくさんあるけど」

    サザエ「少しずつ歩み寄って、すり合わせて…」

    マスオ「僕たち…家族に…なろう…」

    サザエ「マスオさんっ!!」

    マスオ「サザエ…愛してるよっ!!」


    ~ お し ま い ~

    147 :

    働けよ

    149 :

    マスオ「夢は正社員になること!」


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - サザエさん + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について