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元スレマスオ「僕が会社クビに…」

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101 :

まじかよさぶちゃんさいていだな

102 = 87 :

ワカメ「さっきは…ごめんなさい…」

マスオ「ワカメちゃん…」

ワカメ「その…お姉ちゃんが怒っていたから…私も…つい…」

カツオ「ワカメ!!マスオ兄さんになにを言ったんだよ!!」

マスオ「カツオくん!!」

カツオ「マスオ兄さん…でも…」

マスオ「いいんだよ。ワカメちゃん。びっくりさせて…すまないね…」

ワカメ「マスオ兄さん…私…私…」

103 :

優しい世界

104 = 87 :

マスオ「大丈夫だよ。ワカメちゃん」

マスオ「さっ、居間へ行こうか!」

マスオ「お義父さんもそろそろ帰ってくるところだし、今日は僕らで夕飯を作ろう!!」

カツオ「ええ~っ!!僕、料理なんてできないよ~」

マスオ「練習すればすぐ出来るようになるさ!」

ワカメ「そうよお兄ちゃん~!最近は男の人でも料理が出来ないと結婚できないのよ~」

カツオ「なんだよ~ちぇっ!!まあ、いいや。たまにはこういうのもいいかもね」

マスオ「よ~し!そうと決まれば台所へレッツゴーだ!」

105 :

どうなる

106 = 87 :

マスオ「さて、そうは言っても…」

マスオ「今から作るとなると…時間がかかるものは作れないしなぁ」

カツオ「マスオ兄さん!見てよこれ!!」

マスオ「おっ!お肉じゃないか!!」

ワカメ「割り下もあるわ~!」

マスオ「今日はすき焼きの予定だったのかな?よ~し!!」

マスオ「これなら材料を切るだけだね!手分けして切ろう!!」

カツオ・ワカメ「おーっ!!」

107 = 87 :

マスオ「ふぅ…何とか形になったかな」

ワカメ「わーい!美味しそう!!」

カツオ「この一番大きく切ってある肉は僕のだからね!!」

ワカメ「お兄ちゃんずる~い!!」

マスオ「ははははは!カツオくんは本当に食いしん坊だなぁ」


フネ「あらあらまあまあ」

108 :

ちゃんと血抜きしろよ

109 = 87 :

マスオ「あっ!お義母さん!」

マスオ「すみません…台所を勝手に借りてしまって…」

フネ「あら、いいのよ。助かったわ」

マスオ「ありがとうございます…あの、サザエは…?」

サザエ「マスオさん…」

マスオ「サザエっ!そのっ!僕は!」


波平「今帰ったぞー」

110 :

月曜の恐怖…

111 = 87 :

マスオ「あっ、お義父さん…」

フネ「まあまあ。お話は後にして、夕飯を頂きましょう。皆が作ってくれたすき焼き、とても美味しそうだわ」

波平「…なんだ…マスオ君が作ったのか…」

マスオ「…はい」

波平「男が料理とはな…」

マスオ「…」

フネ「あなた?」

波平「ああ…うむ…」

112 = 87 :

カツオ「よーし!食べるぞ~!!いっただっきま~す!!」

ワカメ「あらぁ?そういえばタラちゃんは?」

マスオ「そういえば…姿がみえないな…」

サザエ「そんな…まさか…事故にでも…!」

フネ「落ち着きなさいサザエ」

サザエ「でも…っ」


タラオ「ただいまでーす」

113 = 87 :

フネ「ほら、帰ってきたじゃないか」

サザエ「タラちゃん!どこ行ってたの」

サザエ「…あら」

ノリスケ「いや~お久しぶりです!」

サザエ「ノリスケさん…」

ノリスケ「伊佐坂先生のところへ原稿を取りにいったら」

ノリスケ「偶然タラちゃんも先生のお家に遊びにきてましてね」

タラオ「偶然ですぅ」

ノリスケ「帰るついでに送りにきたんですよ」

114 :

寝れん

115 :

マスオの肉が

116 :

夕飯の時間まで未就園児に一人で外をうろつかせるとか、とんでもねえな

117 = :

サザエ「あら…それはどうも…」

ノリスケ「いや~いいんですよ!それにしても今夜は…すき焼きですか」

サザエ「ええ…まあ…」

ノリスケ「いいな~この季節のすき焼きって美味しんですよねぇ」

タラオ「ノリスケおじさんも一緒に食べるですぅ」

サザエ「!!タラちゃん!」

ノリスケ「いや~それは悪いですよ」

タラオ「みんなで食べるとおいしいです~」

ノリスケ「そうかい?いや~タラちゃんに誘われると断りきれないなぁ」

118 = 87 :

ノリスケ「いや~おじゃまします」

マスオ「ノッノリスケ君!」

ノリスケ「お久しぶりです。マスオさん…おや?エプロンですか」

ノリスケ「仕事も出来て料理もこなすとは…いや~さすがですね」

マスオ「ああ…はは…そんなことないよ」

波平「う~おっほん!!」

ノリスケ「あっ!おじさん!お久しぶりです」

120 = 87 :

ノリスケ「いや~それにしても美味しいですねこのお肉」

ノリスケ「最近ウチの会社も景気が悪くなっちゃって」

ノリスケ「こんないい肉買えないですよ」

カツオ「ノリスケおじさん!このネギすごく美味しいよ」

ノリスケ「ごめん。ネギは苦手なんだ」

121 :

うーんこの乞食

122 = 87 :

ノリスケ「いや~ビールが美味しいなぁ!!…あれ?」

ノリスケ「マスオさんは飲まないんですか?」

マスオ「ああ、僕はいいんだ」

ノリスケ「どうしたんです?遠慮深いな~。…あっ!もしかして…」

ノリスケ「失業しちゃって肩身が狭くて酒も喉を通らないとか!?ははは!な~んちゃって!!」

ノリスケ「な~んちゃって!!…あれ?」

タラオ「パパ、お仕事できないですぅ」

カツオ「…タラちゃん…」

波平「ノリスケ。お前は出入り禁止だ」

123 = 115 :

ノリスケわざとだろ

124 :

タラヲ「ヤるDEATH~」

125 = 87 :

ノリスケ「すいません…こんな時に上がり込んじゃって…」

マスオ「気にすることはないさ。はは…いつものことじゃないか」

ノリスケ「いやーそれにしても、あんまり気を落とさないほうがいいですよ」

ノリスケ「人生山あり谷あり!落ちるとこまで落ちれば怖いものなんてなくなりますよ!ははは!!」

マスオ「ははは!そうだね」

マスオ(ノリスケ君が言うと腹が立つな…)

ノリスケ「じゃあ求職活動頑張ってください!それじゃ!!」

マスオ「ああ、おやすみ」

126 = 124 :

時折見せるマスオさんのリアクションに草

127 = 87 :

マスオ(さて、ノリスケは帰ったし)

マスオ「サザエ…いるかい?」

サザエ「マスオさん…」

マスオ「タラちゃんは?」

サザエ「今晩は父さんと母さんのところで寝かせてもらうわ」

マスオ「そうかい…なあ、サザエ」

128 = 87 :

マスオ「不甲斐ない夫で…本当にすまない」

サザエ「…あなた…」

マスオ「今回のリストラも、社内で上手く渡り切れなかった…」

マスオ「僕の意気地のなさが…優柔不断さが…原因になったんだ」

マスオ「この性格のせいで…君たちに…君たち家族に本当に迷惑をかけてしまったね」

129 = 87 :

マスオ「もし…君が望むなら…僕は…」

サザエ「だめっ!!」

マスオ「サザエ…?」

サザエ「マスオさん…あなたは…どうしたいの?」

サザエ「私がどう望かじゃなくて…あなたの…気持は?」

130 :

懐かしいな

131 = 87 :

マスオ「サザエ…」

サザエ「私は…あなたの気持が…本当の気持ちが聞きたいの…」

マスオ「僕の…僕の気持は…」

マスオ「僕は…君ともう一度…やり直したい」

サザエ「マスオさん…」

132 :

マスオ「スケベしようゃ」

133 = 87 :

マスオ「頼りなく思うかもしれないけど…僕は君と夫婦でいたい」

マスオ「今度は…ちゃんと君たちと家族になりたいんだ」

サザエ「…」

マスオ「サザエ…どうしたんだい?」

サザエ「あなたって…どうしていつもそうなのよ…」

134 = 87 :

マスオ「サザエ?」

サザエ「いつも…自分からあやまって…」

サザエ「人の良いことばかり言って…」

サザエ「私は…あなたに謝られるたびに…苦しかった」

サザエ「謝られたら…そこで終わりじゃない…」

サザエ「反論もできない。喧嘩もできない。…本当に言いたいことも言えない…」

135 = 87 :

サザエ「あなたの前で一人で感情を爆発させていると…自分が馬鹿みたいだった…」

サザエ「私は…いつも仲良しじゃなくてもいいから…」

サザエ「喧嘩して、仲直りして、なんでも言い合える…そんな仲になりたかった」

マスオ「ごめん…サザエ…ごめん」

サザエ「違うの…最後まで聞いてちょうだい…」

サザエ「さっき、母さんと話したの」

136 = 87 :

―数時間前―

フネ「少し落ち着いたかい?サザエ?」

サザエ「うん、ありがと。母さん」

サザエ「…ねえ、母さん」

フネ「なんだい?」

サザエ「母さんは…父さんのこと、愛してる?」

137 = 87 :

フネ「そうだねぇ…昔みたいに愛してるかっていわれたら、嘘になるね」

サザエ「…そう」

フネ「でもね、サザエ」

フネ「純粋な愛情だけを求めていては、夫婦は成り立たないんだよ」

サザエ「…」

フネ「母さんもね、お父さんのことが嫌になった時期があったのよ」

フネ「お前がまだ小さい頃だったけどね」

フネ「お父さん、会社でトラブルを起こしてね、やめるやめないの大騒ぎになったの」

サザエ「父さんが?」

138 = 87 :

フネ「今も頑固だけど、あの頃はその頑固さに若さゆえの意地が上乗せされてねぇ」

フネ「母さん、やめるかもって話を聞いた途端、実家に帰っちゃったの」

サザエ「母さんが…?」

フネ「ええ。この人は私を守ってくれないって思った途端、何もかも嫌になってねぇ」

サザエ「それで…どうしたの?」

フネ「実家のお母さんに説教されて、とんぼ返り」

サザエ「おばあちゃん…なんて?」

139 = 87 :

フネ「ちゃんと夫婦になりなさいって」

サザエ「夫婦に…なる…?」

フネ「そう。変な感じでしょう?結婚したんだから、とっくに夫婦なのにって」

フネ「でもね、それは違ったのよ」

フネ「お互いが努力して、色々なことをすり合わせていかないと、夫婦になれないのよ」

フネ「その為には自分から何かを捨てなきゃいけないかもしれない」

フネ「でも、捨てた後にはまた何かが手に入るのよ」

140 = 87 :

フネ「わかるかい?」

サザエ「難しいわ…」

フネ「そうだね。すぐには理解できないかもしれないねえ…」

フネ「それで…サザエはどうするんだい?」

サザエ「…ちゃんと…マスオさんと話して…謝りたい…」

サザエ「私…今まで自分のことばかりで…」

サザエ「今回も…マスオさんが一番辛いはずなのに…」

サザエ「あの人の優しさに…強さを甘えて…勝手なことばかり言って…」

141 = 87 :

サザエ「母さん…私、あの人と…夫婦になりたい…ちゃんと…家族になりたい…」

フネ「そう…そうだね。あなたたちならきっと…大丈夫だよ…」

フネ「おや…いい匂いがしてきたね」

フネ「さっ、サザエ、夕飯の支度、手伝いましょう」

サザエ「はい、母さん」

143 :

イクラ『ちっ 出番ねーのかよ』

144 = 87 :

サザエ「マスオさん…本当にごめんなさい…」

マスオ「サザエ…」

サザエ「私、あなたに甘えさせてもらっていることにも気がつかなかった」

サザエ「本当に…子供だったんだと思うわ」

サザエ「一時の感情に流されて…人のことを考えられない…」

サザエ「こんなんじゃ…奥さんになんてなれない…誰かを支えることなんて…できない…」

サザエ「マスオさん…私も、あなたと家族になりたい」

サザエ「ちゃんと…あなたが何でも言えるような…そんな相手に…なりたい…」

146 = 87 :

マスオ「…サザエ…もう、顔をあげておくれよ」

サザエ「マスオさん…」

マスオ「ありがとう、サザエ…本当に…うれしいよ…」

サザエ「お礼を言うのは…私のほうよ…マスオさん」

マスオ「まだ…仕事も決まらないし…話し合うこともたくさんあるけど」

サザエ「少しずつ歩み寄って、すり合わせて…」

マスオ「僕たち…家族に…なろう…」

サザエ「マスオさんっ!!」

マスオ「サザエ…愛してるよっ!!」


~ お し ま い ~

147 :

働けよ

149 :

マスオ「夢は正社員になること!」


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