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元スレ古泉「キョンが大量発生してるらしいですよ」ハルヒ「キョンが!?」
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そういや古泉は苦楽を共にした仲間がミンチになる所とか見てきてるのかもしれんしな
友人本人でなくよく似ただけの動物でしかも安楽死ならそこまでショックは受けないか
友人本人でなくよく似ただけの動物でしかも安楽死ならそこまでショックは受けないか
朝比奈「キョンくん……落ち込んでますね」
古泉「ええ……近寄りがたいです」
キョン「……」
ハルヒ「……しょうがないわね。ちょっと励ましてくるわ」
朝比奈「あの、今はそっとしておいてあげたほうが……」
ハルヒ「大丈夫よ」
古泉「お願いします」
古泉「ええ……近寄りがたいです」
キョン「……」
ハルヒ「……しょうがないわね。ちょっと励ましてくるわ」
朝比奈「あの、今はそっとしておいてあげたほうが……」
ハルヒ「大丈夫よ」
古泉「お願いします」
ハルヒ「……ねえ。ちょっと、キョン」
キョン「……」
ハルヒ「はぁ……。私も色々と考えさせられてブルーな気分なのに」
ハルヒ「あんたの落ち込み様を見ると、小さなものに思えるわよ」
キョン「……別に、落ち込んでねえよ」
ハルヒ「嘘。明らかにへこんでるじゃない」
キョン「……ほっといてくれ」
ハルヒ「やだ」
キョン「……」
ハルヒ「はぁ……。私も色々と考えさせられてブルーな気分なのに」
ハルヒ「あんたの落ち込み様を見ると、小さなものに思えるわよ」
キョン「……別に、落ち込んでねえよ」
ハルヒ「嘘。明らかにへこんでるじゃない」
キョン「……ほっといてくれ」
ハルヒ「やだ」
ハルヒ「……あんたさ、どう思った?」
キョン「…………なにが」
ハルヒ「さっきの……キョンが殺されちゃうの」
キョン「……」
ハルヒ「あんたじゃなくて、害獣の」
キョン「嫌だったよ」
ハルヒ「……」
キョン「自分にそっくりなやつが殺されたんだぞ……楽しいわけないだろ……!」
ハルヒ「…………ごめん」
キョン「…………なにが」
ハルヒ「さっきの……キョンが殺されちゃうの」
キョン「……」
ハルヒ「あんたじゃなくて、害獣の」
キョン「嫌だったよ」
ハルヒ「……」
キョン「自分にそっくりなやつが殺されたんだぞ……楽しいわけないだろ……!」
ハルヒ「…………ごめん」
キョン「…………くそ」ゴシッ
ハルヒ「……! な、泣いてるの……?」
キョン「泣いてねえよ……」
ハルヒ「でも……」
キョン「ただ……もう嫌だと思っただけだ…………」
キョン「このまま……このまま、俺が殺され続けるのかと思うと……」
ハルヒ「……」
キョン「……言わないのか?」
ハルヒ「え?」
キョン「『害獣のキョンとあんたは違う』って……しつこく訂正してたじゃねえか」
ハルヒ「だって、私も嫌だって思ったから……」
キョン「手懐けてたからな……」
ハルヒ「それもあるけど……。なんでかしらね、それだけじゃなくて」
ハルヒ「殺されるのはあんたじゃないのに……なんだか……ううん、やっぱなんでもない」
ハルヒ「……! な、泣いてるの……?」
キョン「泣いてねえよ……」
ハルヒ「でも……」
キョン「ただ……もう嫌だと思っただけだ…………」
キョン「このまま……このまま、俺が殺され続けるのかと思うと……」
ハルヒ「……」
キョン「……言わないのか?」
ハルヒ「え?」
キョン「『害獣のキョンとあんたは違う』って……しつこく訂正してたじゃねえか」
ハルヒ「だって、私も嫌だって思ったから……」
キョン「手懐けてたからな……」
ハルヒ「それもあるけど……。なんでかしらね、それだけじゃなくて」
ハルヒ「殺されるのはあんたじゃないのに……なんだか……ううん、やっぱなんでもない」
キョン「……」
ハルヒ「とにかく、元気出しなさいよ。ウジウジしてないで」
キョン「ウジウジなんかしとらん」
ハルヒ「してるの。いちいち口答えしない」
キョン「ったく……」
ハルヒ「ほら、帰りましょ」
キョン「…………ああ」
ハルヒ「とにかく、元気出しなさいよ。ウジウジしてないで」
キョン「ウジウジなんかしとらん」
ハルヒ「してるの。いちいち口答えしない」
キョン「ったく……」
ハルヒ「ほら、帰りましょ」
キョン「…………ああ」
小さいころ動物園でキョンを見たとき、係員の人が「キョンはワンワンと鳴きます」と説明してたのを思い出した
~翌日~
プルルル
古泉『もしもし? 僕です』
キョン「……朝っぱらからなんだ、人殺し」
古泉『その言い方はやめてくださいよ。殺処分見学した成果は出たんですから』
キョン「なに……!?」
古泉『本棚に動物図鑑はありませんか? あるいは、ネットで検索するのが手っ取り早いと思いますが』
キョン「ちょ、ちょっと待ってろ」
カタカタカタ
キョン「……! たしかに、画像検索したらあの鹿が出てきた……ってことは」
古泉『ええ。世界は再び改変された……。いえ、あるべき姿に戻ったということでしょうか』
プルルル
古泉『もしもし? 僕です』
キョン「……朝っぱらからなんだ、人殺し」
古泉『その言い方はやめてくださいよ。殺処分見学した成果は出たんですから』
キョン「なに……!?」
古泉『本棚に動物図鑑はありませんか? あるいは、ネットで検索するのが手っ取り早いと思いますが』
キョン「ちょ、ちょっと待ってろ」
カタカタカタ
キョン「……! たしかに、画像検索したらあの鹿が出てきた……ってことは」
古泉『ええ。世界は再び改変された……。いえ、あるべき姿に戻ったということでしょうか』
~教室~
キョン「…………」
キョン(くそ、世界はもとに戻ったってのに、死にゆく俺の顔が頭から離れねえ……)
ガタン
ハルヒ「おはよう」
キョン「ん……? ああ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……ねえ」
キョン「……なんだ」
ハルヒ「今日、変な夢を見たんだけど……」
キョン「……」
キョン「…………」
キョン(くそ、世界はもとに戻ったってのに、死にゆく俺の顔が頭から離れねえ……)
ガタン
ハルヒ「おはよう」
キョン「ん……? ああ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……ねえ」
キョン「……なんだ」
ハルヒ「今日、変な夢を見たんだけど……」
キョン「……」
キョン「……それで?」
ハルヒ「あんた、死んじゃったりしないわよね……?」
キョン「……なんだ唐突に」
ハルヒ「……」
キョン「もしかして、夢の話か……?」
ハルヒ「べ、別にそういうんじゃないけど……」
キョン(なんだこいつ……目が赤いし……涙の跡……?)
ハルヒ「どうなの?」
キョン「……死ぬわけないだろ。細く長くがモットーなんだ」
ハルヒ「あっそ。ならいいわ」
ハルヒ「あんた、死んじゃったりしないわよね……?」
キョン「……なんだ唐突に」
ハルヒ「……」
キョン「もしかして、夢の話か……?」
ハルヒ「べ、別にそういうんじゃないけど……」
キョン(なんだこいつ……目が赤いし……涙の跡……?)
ハルヒ「どうなの?」
キョン「……死ぬわけないだろ。細く長くがモットーなんだ」
ハルヒ「あっそ。ならいいわ」
~放課後~
古泉「結果として、成功と言えるのでしょうかね」
キョン「どうだかな」
古泉「昨晩は小規模ですが閉鎖空間が出現したので、内心焦りました」
キョン「自業自得だ。あんなもん見せやがって」
古泉「ですが、そのかいあって涼宮さんは貴方の姿をした害獣・キョンを否定したわけです」
古泉「あるいは、涼宮さんが否定したのは……苦しむ貴方の姿でしょうか」
キョン「また俺か……あいつは俺のことばかり気にかけてるのか? まるでオカンだな」
古泉「なるほど。恋人ではなく、母親ですか。言い得て妙かもしれません」
キョン「冗談だアホ」
古泉「結果として、成功と言えるのでしょうかね」
キョン「どうだかな」
古泉「昨晩は小規模ですが閉鎖空間が出現したので、内心焦りました」
キョン「自業自得だ。あんなもん見せやがって」
古泉「ですが、そのかいあって涼宮さんは貴方の姿をした害獣・キョンを否定したわけです」
古泉「あるいは、涼宮さんが否定したのは……苦しむ貴方の姿でしょうか」
キョン「また俺か……あいつは俺のことばかり気にかけてるのか? まるでオカンだな」
古泉「なるほど。恋人ではなく、母親ですか。言い得て妙かもしれません」
キョン「冗談だアホ」
古泉「しかし、実際どんな気分だったんですか? 自分と同じ姿をした者がたくさんいるというのは」
キョン「気持ち悪いの一言に尽きる」
古泉「僕はなかなか愉快でしたよ。っというのは冗談ですが、ふふ」
古泉「冗談ついでに、貴方以外のSOS団メンバーが大量発生したらどうでしょうね」
キョン「朝比奈さんなら歓迎だ。長門は……数が増えても変わりそうにないな」
古泉「僕は?」
キョン「いらん」
古泉「これは手厳しい……では、涼宮さんはどうでしょう」
キョン「……勘弁願いたいね。あいつはひとりで十分だ」
古泉「それでも一人は必要だと?」
キョン「……まあ……あんなやつでもいないと淋しくなる……かな(ボソッ」
古泉「え?」
キョン「なんでもねえよ! ったく忌々しい……オセロ出せ。ボコボコにしてやる」
古泉「ええ、お相手します」
~完~
キョン「気持ち悪いの一言に尽きる」
古泉「僕はなかなか愉快でしたよ。っというのは冗談ですが、ふふ」
古泉「冗談ついでに、貴方以外のSOS団メンバーが大量発生したらどうでしょうね」
キョン「朝比奈さんなら歓迎だ。長門は……数が増えても変わりそうにないな」
古泉「僕は?」
キョン「いらん」
古泉「これは手厳しい……では、涼宮さんはどうでしょう」
キョン「……勘弁願いたいね。あいつはひとりで十分だ」
古泉「それでも一人は必要だと?」
キョン「……まあ……あんなやつでもいないと淋しくなる……かな(ボソッ」
古泉「え?」
キョン「なんでもねえよ! ったく忌々しい……オセロ出せ。ボコボコにしてやる」
古泉「ええ、お相手します」
~完~
乙
自分がいっぱいいてしかも延々殺され続ける存在で、さらには実際に殺されるところを見せられるとか
悪夢どころか俺なら正気を失ってしまうかも知れん
自分がいっぱいいてしかも延々殺され続ける存在で、さらには実際に殺されるところを見せられるとか
悪夢どころか俺なら正気を失ってしまうかも知れん
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