元スレダメ姉「弟くーん、お金ちょうだいな♪」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
101 = 1 :
ダメ姉「はわぁ…ついにアタシも明日から現場ですねっ?」
上司「うんうん、キミ、思ったより根性あったみたいで嬉しいよ」
ダメ姉「いえいえ、この程度で根性なんて云えないですよ! 社長に笑われます」
上司「ははは、その意気だよ。よし、今日はここまででいいよ。明日に備えて家で休みなよ」
ダメ姉「ええっ、そんな、みんなが働いてるのにアタシだけ休むなんて…!」
上司「でもキミ、今週はほとんど寝てないんじゃない?」
ダメ姉「ううん…甘かったんです、アタシが。会社とお客様のことを思えば三徹くらい……ごほっ、ごほっ」
上司「ん? どうしたの? 風邪?」
ダメ姉「たぶん風邪ですよ!」
ダメ姉(変だな……昨日から咳をするたびに、鉄棒舐めてるみたいな味がするよ……)
102 = 94 :
間に合うのか間に合わないのか
緊張の瞬間
103 = 81 :
やばくなってきました
104 = 92 :
やばいやばい
105 = 63 :
クックッ…面白い展開よ
106 = 1 :
上司「うん、もう今日は遅いし家で休みなよ」
ダメ姉「いえ、今日も会社に泊まっていきます! 明日の確認とかもしたいですし」
上司「休むことも仕事のうちだよ? これは上司命令。家に帰りなさい」
ダメ姉「でも…!」
上司「ダメ姉さん」
ダメ姉「……はい、わかりました」
帰り道
ダメ姉「ごほっ…ごほっ……」
ダメ姉「あれ、なんだろ、ごほっ、ごほっ…咳が、止まら…ごほっ、ごほっ、ごほっ…」
ダメ姉「ごほっ、ごほっ、げほっ、ぐふっ……ごほっ、ごほっ…ごぼっ……」
ダメ姉「ごほっ……助け、ごほっ、たすけて、男ちゃ……ごほっ、ごほっ……」バタッ
107 = 94 :
リサイクルショップ連続殺人事件同様に
睡眠時間削られて正常な判断能力無くなって来てルー
108 :
やめたげて
109 = 81 :
また一人ブラックの被害者が・・
110 = 63 :
これが…末路か
111 = 94 :
ここからイチャイチャが始まるんだろ(涙目
112 = 55 :
ほ
115 = 1 :
ダメ姉「………はっ!」
男「…姉ちゃん、起きたか」
ダメ姉「こ、ここは!?」
男「……病院だ。姉ちゃん、道で倒れてたんだよ」
ダメ姉「病院………? ……今は何曜日!?」
男「水曜日。かれこれ3日も、姉ちゃん眠り続けてたんだぞ?」
ダメ姉「……3日!? え…え……?」ガクガク
男「ど、どうした姉ちゃん!?」
ダメ姉「か、会社……、会社行かないと…会社……」
男「いやいや、無理だろ。俺の方から電話入れといたよ」
ダメ姉「みんなが働いてるのに、アタシだけ休んでられないよッ!」
男「ね、姉ちゃん?」
ダメ姉「行かないと…お客様が、アタシを…待ってるのッッ!!」
男「……お、おい、大丈夫か? まだ寝ぼけてるんじゃ…」
ダメ姉「会社…会社…会社、お客様…会社お客様会社……」
116 :
ヨネさん久しぶりに見たんだけど
117 :
ひどい顔してるだろ…嘘みたいだろ
生きてるんだぜ…これで
118 :
ひえっ・・・
119 = 94 :
駄目は駄目でも別な意味で駄目になっている件
120 = 86 :
洗脳されとる
121 :
廃人さんかな?
122 :
もう駄目だ
123 :
>>117
え?これマジ?コラとかじゃなくて?
124 = 1 :
………
……
…
友人「それで、お姉ちゃんはそのまま病院から飛び出して行っちゃったのか?」
男「ああ……もう、俺、どうすればいいかわからないよ…」
友人「…………」
男「俺はさ、確かに姉ちゃんをダメダメ生活から更生させようとしてたさ。でも…こんな、こんなことになるなんて……」
友人「……ごめん…ごめんな…」
男「…友人? なんでお前が謝るんだよ…」
友人「俺が、お前の姉が和民に勤めるって聞いたときに止めておけば……」
男「いや、お前の責任じゃないよ……、そんなこと云ったら俺のほうが」
友人「違うんだ…違うんだよ男…」
男「え?」
友人「俺は…一年前に和民に勤めていた兄貴を、過労死で亡くしているんだ…」
126 = 55 :
なんと
128 = 1 :
男「過労…死…?」
友人「そうだ……寝ているときに吐き散らしたゲロで窒息してな…」
男「な、なんで、そんな…そんなことって…」
友人「ブラック企業の中でも…和民、あそこは特別なんだ…」
男「特別?」
友人「簡単に云うとカルトみたいなもんさ。一回入社すると家族を取り戻すことが出来ない」
男「だ、だって会社だぞ? 会社は普通、行きたくないもんなんじゃ…?」
友人「残業に次ぐ残業で、洗脳されていっちうんだ…。自分よりも『お客様』や『会社』のことを第一に考えちまう。聞こえはいいようだが……実態は地獄さ」
男「そんなところで、姉ちゃんは仕事を……?」
友人「お前、姉ちゃんの口座確認してるか?」
男「? いや、してないが」
友人「新人研修は一銭にもならない。お前の姉ちゃんは、サービスで倒れるまで仕事したんだぜ?」
男「!?」
129 :
もうダメなのは男の方じゃねぇか
130 = 90 :
早く助けてやってくれ
131 = 1 :
男「…あ、あああああ…うわぁああああああ…!」
友人「…落ち着けよ、男。まだ希望はある」
男「…ど、どうすればいいんだ?」
友人「精神病院だ。姉ちゃんを隔離して洗脳から解放する」
男「そ、そんな、精神病院だなんて……」
友人「事態の深刻さを理解しろよ? そこまでしないとお前の姉ちゃんは和民に喰い殺されるぞ」
男「あ、ああ…。とりあえず姉ちゃんに一回電話を…」
友人「無駄だ。信者に日本語は通じんよ」
男「で、でも会って話をするくらいなら…」
友人「いや、もう和民が動いているはずだ。家族が辞めさせようとするのを見越して、もうお前の姉からは連絡手段を奪っているだろうからな」
男「そ、そんな…なんでそこまで…」
友人「和民は慢性的に人手不足だ」
132 = 129 :
助けてやってくれよ…
133 = 1 :
ダメ姉「いらっしゃいませお客様ッ!!! こちらの席へどうぞッッ!!」
客「おっ、この店は元気がいいなぁ」
ダメ姉「ありがとうございます! ご注文をお伺いいたします!」
客A「えーと、じゃあとりあえず生中で!」
ダメ姉「かしこまりました! すぐにお届けしますのでしばらくお待ち下さいませッ!!」
客B「ダメ姉ちゃん、こっちも注文頼むよ!」
ダメ姉「かしこまりましたッ! ただいまお伺いいたします!」
ダメ姉(ああ、働くのって楽しい…!)
ダメ姉「……おっと」フラッ
客B「おいおい、大丈夫かい? しっかりしてくれよ、ダメ姉ちゃん」
ダメ姉「すみませんでした!」
客A「あはは、ダメ姉さんはドジだねぇ」
ダメ姉「えへへ!」ニコニコ
134 = 43 :
>>132
いや、ニートに対してはこれくらいの罰が必要だろ
むしろまだ甘い
136 = 129 :
>>134
いくらニートでも死ぬのは流石に見たくないぜ
137 = 55 :
おちるぞ
138 = 129 :
あかんあかん
保守
139 = 129 :
ほ
140 = 129 :
ほっしゅどぽてと
143 = 129 :
ほっしゅーと
144 = 129 :
ほっしゅほっしゅ
145 = 129 :
もう11時になったら諦めちまおうかな…
146 = 122 :
あ
147 = 55 :
諦めんなよっ!
148 = 129 :
わかった!もう少し頑張ってみよう!
149 = 90 :
せめて姉を助けてから終わらせておくれ
みんなの評価 : ○
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