ダメ姉「まだ今週のお小遣いもらってないよ～」

男「…そろそろ働いたらどうなの？」

ダメ姉「そんなのダメよ！　だって働いたら負けなんだもん！」

男「…じゃあ真面目に働いてる俺は負け組ってことか？」

ダメ姉「そうだね！　でもでも、男ちゃんはアタシのこと養ってくれるから好きだよ？」

男「…はぁ。まったく、しょうがねえな、はい」ｽｯ

ダメ姉「わーい！　……ってアレ？　なに、この紙……日本銀行券じゃないけど？」

男「履歴書だ。俺が埋めておいてやった」

ダメ姉「だ、だから働いたら負けだって…！」

男「姉ちゃんには明日>>5の面接を受けてくるんだ。もし逃げたらこの家を追い出す」

ソープ

そんな姉はいない

書いてて恥ずかしくないの？

和民

派遣先が弟の会社の派遣

姉ちゃん死んだわ

ニートから奴隷にジョブチェンジか

いきなりバッドエンドがわかる話とか斬新

次の日

ダメ姉「し、しつれい…します……」

ダメ姉（うう…他人と話すなんて２年ぶりだ…）

上司「ああ、うん。まあ掛けてよ」

ダメ姉「あ、え、は、はい……しつれい、しましゅ」

ダメ姉（か、噛んじゃった…）

上司「えーと、キミがダメ姉さんだね？」

ダメ姉「は、はいそうです」

上司「そうかそうか。じゃあまずはこれに着替えて」

ダメ姉「え、え？　今日は面接じゃ……」

上司「ん？　ああ、面接は合格。　ウチは慢性的んい人不足なんだ」

ダメ姉「は、はぁ……」

完全犯罪だな

なんだよヤられるのかと期待したのに

ぱこんないの？

上司「よし、着替えてきたね」

ダメ姉「は、はい…」

上司「じゃあ今から新人研修を始めるから」

ダメ姉「え、も、もうですか？　ちょ、ちょっとそれは心の準備と云うか……」

上司「無理かい？」

ダメ姉「い、いや、無理かなー、あははは…」

上司「無理って云うのはね、嘘吐きの言葉なんだよ」ｺﾞｺﾞｺﾞ…

ダメ姉「！？」

アカン

上司「途中でやめちゃうから『無理』になるんだ。やめなければ『無理』じゃないのさ。云い訳なんだよ」

ダメ姉「は、はぁ…」

上司「だから、キミも出来るね？」

ダメ姉「は、はい……」

上司「………………キミ、もしかして僕のこと舐めてる？」

ダメ姉「え？」

上司「かッッしこまりましたッッ！！！！！」

ダメ姉「ひぃっ！？」

上司「返事するときは、こうでしょ？　はい、やってみて」

ダメ姉「か、かしこまりました？」

上司「かッッしこまりましたッッ！！！！！！！！！！」

ダメ姉「かしこまり…ゲホッゲホッ」

上司「全然ダメだね。キミ、こんな当たり前なことも出来なくて、生きてて恥ずかしくない？」

ダメ姉「…ううっ」

上司「こんなこと、猿でも出来るよ？　キミ、今まで何してきたの？　ゆとり？」

ダメ姉「ううっ…ひぐっ……」

上司「泣くなッッ！！！！！！！　ここにお客様がいたらどうするつもりだッッ！！！！！」

ダメ姉「ひぃっ…ううっ…こんなの、こんなの…ひどいよ……ひっぐ…」

いいぞいいぞ

可愛い

もっと、もっとだ！

面倒見のいい上司じゃん

こうしてまた一人…

上司「１０００回」

ダメ姉「ひぐっっ……ふぐっ……」

上司「１０００回だ。返事の練習、１０００回やってね？」

ダメ姉「ううっ…そんなの、そんなのむりだよぉ……」

上司「甘ったれるなぁッ！！！　キミはもう和民の看板を背負ってるんだぞッッ！！！」

ダメ姉「ひッ…な、なんでぇ、なんでそんなに怒るの…？」

上司「………キミは、随分と守られた環境で生きてきたみたいだね」

ダメ姉「……そ、そんなこと、……ひぐっ…ないッ…」

上司「これがね、世の中の『あたりまえ』なんだよ。よく覚えておくといい」

ダメ姉「ううっ…、え？　ど、どこに…いくのっ……？」

上司「どこに、って仕事に決まってるでしょ？　もしかして１０００回ずっとキミの側で励ましているとでも思った？」

ダメ姉「じゃあ、アタシは…どうすれば？」

上司「鍵掛けていくから。僕が帰ってくるまで外に出れないよ。それまで返事の練習しててね」ガチャッ

ダメ姉「……………」

ダメ姉「……ううっ…なん、で…あたしが……こんな……ううっ、ひぐっ、うううっ…」

追い出されるぜェェ？

お姉ちゃんいじめてんじゃねーよ消すぞ

和民最低だな

もっとやれ

その頃

男「さーってと、昼休みだ」

男「ん？　メールが来てるな」

ダメ姉『助　けて」

男「あーあ、姉ちゃん面接でもうこんなかよ。やっぱり、心を鬼にして良かったなぁ」

友人「ん？　なんだ、男、お前彼女とメールか？」

男「違うわ、姉ちゃんだよ」

友人「ああ、お前んちに居候してるって云う…で、なんだって？」

男「今日、面接に行かせたんだよ」

友人「へー、あのダメダメなダメ姉さんがねぇ。どこに行かせたの？」

男「和民」

友人「」

もっとやるんだ！

俺「」

ちんこ「」

この姉屑すぎる

アナル「」

………
……
…

ダメ姉「かしこ…まりまし……」ﾊﾞﾀｯ

ダメ姉「ううっ…もう、声出ない……死んじゃうよ……」

ダメ姉「男ちゃんからもメール返って来ないし……」

ダメ姉「………でも、男ちゃんもアタシの代わりに毎日こんな目にあってお金稼いで来てたんだね…」

ダメ姉「………………………ごめん、ね」

ダメ姉「男ちゃんばっかり、いつも辛い目に合わせちゃってたのアタシ、気付かなくて……ごめんね…」

ダメ姉「ううっ…ぐすっ…辛かったよね、ごめんね…ひぐっ…男ちゃんっ、…ごめんね……っ！」

上司「ふー」ｶﾞﾁｬｯ

ダメ姉「……っ！？」ﾋﾞｸｯ

上司「…………何、やってんだ？」

ダメ姉「い、いや、えと、これは……」ｽｸｯ

上司「何やってんだってッ聞いてんだよッッ！！！！！！」

ダメ姉「ひぃっ…！」

いいねいいねぇぇ

友人助けてやれ

上司「はぁー、キミ本当に屑だね。何やってんの、マジで。いや冗談抜きでさ」

ダメ姉「え、えと、ちょっと、その」

上司「云い訳するな、って云わなかったっけ？　キミは屑。これは決定事項なの。わかる？」

ダメ姉「は、はい……すみません…」

上司「和民のモットーを教えてあげる。『365日24時間死ぬまで働け』。わかる？」

ダメ姉「え、えと…」

上司「和民の社員はね、休んじゃダメなの。会社のことを第一に考えて、会社のために身を捧げる。僕が云ってることわかるよね？」

ダメ姉「は、はい…。わかると、思います…」

上司「じゃあ、キミはペナルティを受けなきゃいけない」

ダメ姉「え…」ﾋﾞｸｯ

上司「１０００回ね。終わるまで帰らせないよ。今度は僕も見てるから」

実際ワタミはこんなんだから否定できない

死ぬまで働け？ブラックかよ労働基準法違反じゃないか

いいぞぉ、やっちまえ

>>41
ニートには今までサボってきた分の罰も含めて当然の扱いだろ

し

………
……
…

上司「あと３回ッ！」

ダメ姉「かしこまりましたッッ！！」

上司「腹から声出せッ！！！」

ダメ姉「かしこまりましたッッ！！！」

上司「お客様へのありがとうを込めて！」

ダメ姉「かしこまりましたッッッ！！！」

上司「よし、終わり」

ダメ姉「はぁ…はぁ……」

上司「よく頑張ったね。やれば出来るじゃん」ﾆｺｯ

ダメ姉「え、えと…その、……ありがとうございます」

上司「ははは…まあ、見てるこっちも大変なんだけどさ。でもやっぱり、妥協するのは会社のためによくないからね」

ダメ姉「は、はい…その通りだと思います」

上司「そしてお客様のためにもね。どう、だんだんわかってきた？」

ダメ姉「はぁ…」

上司「ははは、まあ初日はそんなもんだよ。じゃあ明日７時に来てね」

ダメ姉「えっ…！？　７時…！？」

上司「うん。どうしたの、何か問題あった？」

ダメ姉「い、いえ……」

上司「よし、じゃあ今日はおつかれさま」

ダメ姉「おつかれ…さまです……」

上司「外でも、和民の社員だって気持ちを忘れないでね。それじゃ」

ダメ姉「さようなら……」

上司いいひと

これが 慣れ か・・・

この上司リアルにブラックっぽくていいわｗｗｗ

スレタイの空気は一瞬で消え去ったな