私的良スレ書庫
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元スレ雪ノ下「もう恋なんてしないなんて言わないわ……絶対。」
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雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」パタン
雪乃「……もう、6時なのね」
雪乃「……今日も比企谷くんは部室に来なかったわね」
雪乃「……嫌だ、私ったら心配してしまっているのかしら。比企谷くん程度の生物相手に」
雪乃「……それに、由比ヶ浜さんも来なかったわね」
雪乃「……………………」
雪乃「……帰りましょ。」スッ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」パタン
雪乃「……もう、6時なのね」
雪乃「……今日も比企谷くんは部室に来なかったわね」
雪乃「……嫌だ、私ったら心配してしまっているのかしら。比企谷くん程度の生物相手に」
雪乃「……それに、由比ヶ浜さんも来なかったわね」
雪乃「……………………」
雪乃「……帰りましょ。」スッ
アニメ見てない上、原作は3巻までしか読んでないので、内容におかしな点があってもスルーしてくだせい
・・・・・・・
翌日
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」チラ
雪乃「…………5時」
雪乃「……今日も比企谷くんは来ないのかしら」
雪乃「………………」
キュルッ
雪乃「!!」
雪乃「(ドアノブが………もしかして………!」
ギイッ…
平塚「やあ、雪ノ下」
雪乃「………ややこしいので、ノックをしてから入ってください」
平塚「ああ、すまない」
雪乃「(……私、一瞬期待してしまったわね)」
翌日
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」チラ
雪乃「…………5時」
雪乃「……今日も比企谷くんは来ないのかしら」
雪乃「………………」
キュルッ
雪乃「!!」
雪乃「(ドアノブが………もしかして………!」
ギイッ…
平塚「やあ、雪ノ下」
雪乃「………ややこしいので、ノックをしてから入ってください」
平塚「ああ、すまない」
雪乃「(……私、一瞬期待してしまったわね)」
雪乃「ところで、何か用件があって部室を訪れたんですよね?」
平塚「おお、察しがいいな」
雪乃「なんでしょうか?」
平塚「比企谷のことについてだ」
雪乃「…………」
平塚「おお、察しがいいな」
雪乃「なんでしょうか?」
平塚「比企谷のことについてだ」
雪乃「…………」
雪乃「……別に、特別興味はありませんね」
平塚「まあまあ、そう言わずに聞いてほしい」
雪乃「……どうぞ」
平塚「比企谷だがな、アイツには奉仕部から抜けてもらった」
雪乃「……え?」
平塚「つまり、私が比企谷を追放したということだ」
雪乃「どうしてですか……?」
平塚「まあまあ、そう言わずに聞いてほしい」
雪乃「……どうぞ」
平塚「比企谷だがな、アイツには奉仕部から抜けてもらった」
雪乃「……え?」
平塚「つまり、私が比企谷を追放したということだ」
雪乃「どうしてですか……?」
平塚「私のミスだ」
雪乃「ミス?」
平塚「私は、比企谷のあまりにも捻くれた性格、陰鬱で曲がった考え、腐った目を叩き直したかったんだ」
平塚「だから、彼には奉仕部に入ってもらった」
平塚「人助けを行い、悩み人とのふれあいを通すことにより、真っ当な人間に更正するのでは、と考えたからだ」
雪乃「それなら、彼はまだ部に残るべきなのでは?」
雪乃「ミス?」
平塚「私は、比企谷のあまりにも捻くれた性格、陰鬱で曲がった考え、腐った目を叩き直したかったんだ」
平塚「だから、彼には奉仕部に入ってもらった」
平塚「人助けを行い、悩み人とのふれあいを通すことにより、真っ当な人間に更正するのでは、と考えたからだ」
雪乃「それなら、彼はまだ部に残るべきなのでは?」
平塚「私も最近までそう思っていたさ」
平塚「だが、気づいたんだ」
雪乃「?」
平塚「比企谷は、奉仕部に入ってから更に捻くれてしまっている」
平塚「他人とふれあうにつれ、彼自身の持つ歪んだ考えこそがやはり正当なんだ、変える必要なんて無いんだ、と」
平塚「そう決めつけるようになってしまい、私たちの手の負えないところまで辿り着いてしまったのではないかと」
雪乃「……そうでしょうか」
平塚「そう思わないか?」
雪乃「……彼の行う、依頼人からの仕事ぶりは確かです」
雪乃「私だけでは手に負えない案件も、彼の捻くれた思考のおかげで、解決へ導けたこともありました」
平塚「だが、気づいたんだ」
雪乃「?」
平塚「比企谷は、奉仕部に入ってから更に捻くれてしまっている」
平塚「他人とふれあうにつれ、彼自身の持つ歪んだ考えこそがやはり正当なんだ、変える必要なんて無いんだ、と」
平塚「そう決めつけるようになってしまい、私たちの手の負えないところまで辿り着いてしまったのではないかと」
雪乃「……そうでしょうか」
平塚「そう思わないか?」
雪乃「……彼の行う、依頼人からの仕事ぶりは確かです」
雪乃「私だけでは手に負えない案件も、彼の捻くれた思考のおかげで、解決へ導けたこともありました」
雪乃「たとえ、彼が救いようのない駄目人間であり、これから更に歪んでいこうも」
雪乃「彼は、人助けにおいて、この奉仕部に必要な人材なのです」
平塚「……そうか」
雪乃「はい」
平塚「……ただそれでは、私にとって望まない方向へ進むだけなんだが」
雪乃「……意味が解りません」
平塚「私は、散々問題とされている比企谷の腐った思考を快方に向かわせようとして、奉仕部に送還したんだぞ?」
平塚「人助けを忠実に行い、依頼人に感謝され、喜ばれたところで」
平塚「比企谷が更正しない限り、私にとってはちっとも喜ばしくないんだ」
雪乃「彼は、人助けにおいて、この奉仕部に必要な人材なのです」
平塚「……そうか」
雪乃「はい」
平塚「……ただそれでは、私にとって望まない方向へ進むだけなんだが」
雪乃「……意味が解りません」
平塚「私は、散々問題とされている比企谷の腐った思考を快方に向かわせようとして、奉仕部に送還したんだぞ?」
平塚「人助けを忠実に行い、依頼人に感謝され、喜ばれたところで」
平塚「比企谷が更正しない限り、私にとってはちっとも喜ばしくないんだ」
雪乃「………………」
平塚「私の言っている意味が分からないか?」
雪乃「いえ、意味は理解しました」
雪乃「つまり、人助けを行ったところで、比企谷くんの捻くれた性格が直らない限り、奉仕部に入れた意味は無いと?」
平塚「そうだ、だから辞めてもらった」
雪乃「…………そんな」
平塚「話はそれだけだ。比企谷が抜けたことによって、部員は雪ノ下と由比ヶ浜の二人だけになるな」
平塚「由比ヶ浜は自主入部だから、来ない日が続けばそのうち首を切るぞ」
雪乃「……!?」
平塚「それじゃ、遅くならないうちに帰れよ」ガチャ
平塚「私の言っている意味が分からないか?」
雪乃「いえ、意味は理解しました」
雪乃「つまり、人助けを行ったところで、比企谷くんの捻くれた性格が直らない限り、奉仕部に入れた意味は無いと?」
平塚「そうだ、だから辞めてもらった」
雪乃「…………そんな」
平塚「話はそれだけだ。比企谷が抜けたことによって、部員は雪ノ下と由比ヶ浜の二人だけになるな」
平塚「由比ヶ浜は自主入部だから、来ない日が続けばそのうち首を切るぞ」
雪乃「……!?」
平塚「それじゃ、遅くならないうちに帰れよ」ガチャ
雪乃「今日から比企谷くんには優しく接するわ」八幡「疲れてるのか?」
の人か期待
の人か期待
雪乃「………………」ポツン…
雪乃「……納得ができないわ」
雪乃「(奉仕部の活動内容から考えれば、彼が退部させられるような点はどこにも見当たらないわ)」
雪乃「(それなのに、比企谷くんの性格が曲がったままだから辞めてもらった……)」
雪乃「(……人助けに、性格を問う必要があるの?)」
雪乃「(依頼人の納得する答えを出すことができれば、それだけで十分でしょ?)」
雪乃「(……彼の個性のおかげで、解決できたこともあったのに……)」
雪乃「……納得ができないわ」
雪乃「(奉仕部の活動内容から考えれば、彼が退部させられるような点はどこにも見当たらないわ)」
雪乃「(それなのに、比企谷くんの性格が曲がったままだから辞めてもらった……)」
雪乃「(……人助けに、性格を問う必要があるの?)」
雪乃「(依頼人の納得する答えを出すことができれば、それだけで十分でしょ?)」
雪乃「(……彼の個性のおかげで、解決できたこともあったのに……)」
雪乃「由比ヶ浜さんに関しては、何も分からない……」
雪乃「(以前にも来ない期間があったから、最初の内は何も不思議に思わなかったけれど……)」
雪乃「(…………今さら、孤独に戻るのは……)」
雪乃「(……こんなことする性格ではないから、気が進まないけれど)」
雪乃「(明日、二人を部室に呼び出すわ)」
雪乃「(以前にも来ない期間があったから、最初の内は何も不思議に思わなかったけれど……)」
雪乃「(…………今さら、孤独に戻るのは……)」
雪乃「(……こんなことする性格ではないから、気が進まないけれど)」
雪乃「(明日、二人を部室に呼び出すわ)」
・・・・・・・
翌日
ガヤガヤ ワイワイ
雪乃「(……比企谷くんたちの教室前まで来たのはいいものの……)」
雪乃「(じ、自分から声をかけた試しなんて無いから、萎縮してしまうというか……)」
雪乃「(それに、しばらく会話もしてないし……)」
雪乃「(……逃げては駄目よ。声をかけない限り、前には進めないもの)」
雪乃「っ…………!」
雪乃「ひ、ひきゅがやくんに、ゆいはがまさん、は、いるかしら?」
八幡「ん?」
結衣「ゆ、ゆきのん……」
翌日
ガヤガヤ ワイワイ
雪乃「(……比企谷くんたちの教室前まで来たのはいいものの……)」
雪乃「(じ、自分から声をかけた試しなんて無いから、萎縮してしまうというか……)」
雪乃「(それに、しばらく会話もしてないし……)」
雪乃「(……逃げては駄目よ。声をかけない限り、前には進めないもの)」
雪乃「っ…………!」
雪乃「ひ、ひきゅがやくんに、ゆいはがまさん、は、いるかしら?」
八幡「ん?」
結衣「ゆ、ゆきのん……」
雪乃「あ………」
雪乃「(な、何を戸惑っているのよ……やるって決めたんだから……!)」
雪乃「二人とも、廊下に来てくれるかしら」
八幡「……おう」ガタッ
結衣「わ、わかったー…」
雪乃「……早くして」
雪乃「(……焦っちゃダメ。関係を壊さないためにも……)」
雪乃「(な、何を戸惑っているのよ……やるって決めたんだから……!)」
雪乃「二人とも、廊下に来てくれるかしら」
八幡「……おう」ガタッ
結衣「わ、わかったー…」
雪乃「……早くして」
雪乃「(……焦っちゃダメ。関係を壊さないためにも……)」
・・・・・・・
結衣「えーと……、どうしたの、かな?」
雪乃「え、えぇ。あの……まず、比企谷くん」
八幡「あ?」
雪乃「……奉仕部を、辞めたのは本当かしら?」
八幡「……ああ」
雪乃「……そう。本当だったのね」
結衣「…………」
雪乃「(由比ヶ浜さんが驚かないということは、この件については既に知っていたのね)」
結衣「えーと……、どうしたの、かな?」
雪乃「え、えぇ。あの……まず、比企谷くん」
八幡「あ?」
雪乃「……奉仕部を、辞めたのは本当かしら?」
八幡「……ああ」
雪乃「……そう。本当だったのね」
結衣「…………」
雪乃「(由比ヶ浜さんが驚かないということは、この件については既に知っていたのね)」
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