私的良スレ書庫
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元スレ雪ノ下「もう恋なんてしないなんて言わないわ……絶対。」
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>>1の書くゆきのんが可愛くてヤバイな
雪乃「っ……戻る気は、無いのかしら?」
八幡「あ?戻るっつったって、俺はリストラされたんだぞ?」
雪乃「……そ、そうね」
雪乃「でも、少しでも気があるならば、部室を訪れて活動しても……構わないのよ?私が責任を負うわ」
八幡「……行かねぇよ」
雪乃「っ………そう。」
雪乃「(……少し、傷付いたわ……)」
八幡「あ?戻るっつったって、俺はリストラされたんだぞ?」
雪乃「……そ、そうね」
雪乃「でも、少しでも気があるならば、部室を訪れて活動しても……構わないのよ?私が責任を負うわ」
八幡「……行かねぇよ」
雪乃「っ………そう。」
雪乃「(……少し、傷付いたわ……)」
雪乃「……もう、奉仕部へ来ることも、無くなるの?」
八幡「そうなるよな」
雪乃「……わかったわ。」
雪乃「(……どうしたの?私ったら、ショックでも受けてしまったの?)」
雪乃「(……悲しい気持ちになってしまったわ…)」
雪乃「……じゃあ、次は由比ヶ浜さんね」
結衣「う、うん」
雪乃「どうして、部活に来ないの?」
結衣「あー…やっぱり訊いてくるよね、そのこと」
八幡「そうなるよな」
雪乃「……わかったわ。」
雪乃「(……どうしたの?私ったら、ショックでも受けてしまったの?)」
雪乃「(……悲しい気持ちになってしまったわ…)」
雪乃「……じゃあ、次は由比ヶ浜さんね」
結衣「う、うん」
雪乃「どうして、部活に来ないの?」
結衣「あー…やっぱり訊いてくるよね、そのこと」
雪乃「何か、事情でもあるの?」
結衣「事情というか……その……」
雪乃「……?」
結衣「ヒ、ヒッキーが奉仕部を辞めたって聞いたから、私も行かなくなったというかわ……」
雪乃「……え?」
結衣「そ、それだけのことだよっ……」
結衣「つまり……あなたも今後、部活動には参加しない……そういうことかしら?」
結衣「え……いや、そう言われると、何だかなぁ~って」
雪乃「はっきりと答えて」
結衣「…………はい」
雪乃「……そう」
結衣「事情というか……その……」
雪乃「……?」
結衣「ヒ、ヒッキーが奉仕部を辞めたって聞いたから、私も行かなくなったというかわ……」
雪乃「……え?」
結衣「そ、それだけのことだよっ……」
結衣「つまり……あなたも今後、部活動には参加しない……そういうことかしら?」
結衣「え……いや、そう言われると、何だかなぁ~って」
雪乃「はっきりと答えて」
結衣「…………はい」
雪乃「……そう」
キーンコーンカーンコ
結衣「あっ、チ、チャイム鳴っちゃったね!授業始まっちゃう!」
雪乃「そ、そう……だけれど、」
結衣「じ、じゃあまたねっ!ほら、ヒッキーも早く教室入ろっ!」
八幡「え?……あぁ」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「……じゃあな」
雪乃「っ……!」
雪乃「(私にはその挨拶が、とても重く感じた)」
雪乃「(もう、二度と会うことはない……、そんなつもりで発されたように感じてしまった)」
結衣「あっ、チ、チャイム鳴っちゃったね!授業始まっちゃう!」
雪乃「そ、そう……だけれど、」
結衣「じ、じゃあまたねっ!ほら、ヒッキーも早く教室入ろっ!」
八幡「え?……あぁ」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「……じゃあな」
雪乃「っ……!」
雪乃「(私にはその挨拶が、とても重く感じた)」
雪乃「(もう、二度と会うことはない……、そんなつもりで発されたように感じてしまった)」
・・・・・・・
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「(……こうして本のページを捲っても、頭には何も入ってこない)」
雪乃「(孤独の空間へと戻ってしまった、もう二人はここへ来ない)」
雪乃「(脳裏に浮かぶのは、その二点だけ)」
雪乃「……ぐすっ………………」ペラ
雪乃「(そしたら不思議なことに、両頬を涙が伝った)」
雪乃「……うぅっ………ひっく……」ペラ
雪乃「(ページを捲ったところで、文字を追ったところで、視界は涙でぼやけて読書ができない)」
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
雪乃「(……こうして本のページを捲っても、頭には何も入ってこない)」
雪乃「(孤独の空間へと戻ってしまった、もう二人はここへ来ない)」
雪乃「(脳裏に浮かぶのは、その二点だけ)」
雪乃「……ぐすっ………………」ペラ
雪乃「(そしたら不思議なことに、両頬を涙が伝った)」
雪乃「……うぅっ………ひっく……」ペラ
雪乃「(ページを捲ったところで、文字を追ったところで、視界は涙でぼやけて読書ができない)」
雪乃「うぅ……ひくっ……ぐすっ……」
雪乃「(次々と溢れ出る涙は、私の眼を潤すには充分だった)」
雪乃「(……むしろ、眼を擦りすぎてしまい、痛みが走る)」
雪乃「……どう、してっ……ひくっ………涙がっ………!」グシグシ
雪乃「(本当は解っているのに、口では無知さを主張した)」
雪乃「(素直でない、自分に正直でないのが、私の個性なのだから)」
雪乃「(次々と溢れ出る涙は、私の眼を潤すには充分だった)」
雪乃「(……むしろ、眼を擦りすぎてしまい、痛みが走る)」
雪乃「……どう、してっ……ひくっ………涙がっ………!」グシグシ
雪乃「(本当は解っているのに、口では無知さを主張した)」
雪乃「(素直でない、自分に正直でないのが、私の個性なのだから)」
雪乃「(……でも)」
雪乃「うくっ……ううっ……!」グシグシ
雪乃「(この空間には私しかいない)」
雪乃「(第三者のいない、誰にも見られないのであれば、私自身の気持ちに正直になっても構わないと思う)」
雪乃「(……つまり)」
雪乃「ぐすっ……寂しい、よぉ……っ、ひくっ……見捨てないでよぉ……っ!!」
雪乃「(自分が自分でないようだった)」
雪乃「(こんなにも恥ずかしいことを、口に出す日が来るとは思ってもみなかった)」
雪乃「うくっ……ううっ……!」グシグシ
雪乃「(この空間には私しかいない)」
雪乃「(第三者のいない、誰にも見られないのであれば、私自身の気持ちに正直になっても構わないと思う)」
雪乃「(……つまり)」
雪乃「ぐすっ……寂しい、よぉ……っ、ひくっ……見捨てないでよぉ……っ!!」
雪乃「(自分が自分でないようだった)」
雪乃「(こんなにも恥ずかしいことを、口に出す日が来るとは思ってもみなかった)」
雪乃「(比企谷くんは、奉仕部に戻るつもりがてんで無く)」
雪乃「(由比ヶ浜さんは、その比企谷くんに合わせ、行動を共にしていた)」
雪乃「(……二人は、交際しているのだろうか)」
雪乃「(兼ねてから、由比ヶ浜さんが彼に気があるのではないかと、薄々勘づいてはいた)」
雪乃「(だから、二人がそのような関係になることだって、可能性としてはあった)」
雪乃「(それが現実になったのだと、いま私は決めつけた)」
雪乃「(由比ヶ浜さんは、その比企谷くんに合わせ、行動を共にしていた)」
雪乃「(……二人は、交際しているのだろうか)」
雪乃「(兼ねてから、由比ヶ浜さんが彼に気があるのではないかと、薄々勘づいてはいた)」
雪乃「(だから、二人がそのような関係になることだって、可能性としてはあった)」
雪乃「(それが現実になったのだと、いま私は決めつけた)」
雪乃「(その刹那、私の胸がキュッと締め付けられたような感覚が走った)」
雪乃「(由比ヶ浜さんが比企谷くんと肩を並べて歩く姿)」
雪乃「(比企谷くんが呆れながらも、由比ヶ浜さんに向かって微笑む姿)」
雪乃「(二人の、幸せそうな後ろ姿)」
雪乃「(苦しくなって、更に涙が溢れ出す)」
雪乃「(これは、悔しいのかしら?)」
雪乃「(比企谷くんが、由比ヶ浜さんに取られた……)」
雪乃「(……だから、悔しいの?)」
雪乃「(……これが、失恋というものなの?)」
雪乃「(……私は、ただ一人、こう呟いた)」
雪乃「……もう恋なんてしない………………絶対……っ」
雪乃「(喉の奥からか細く出た声を聴き、一層哀しみを強くした)」
雪乃「(由比ヶ浜さんが比企谷くんと肩を並べて歩く姿)」
雪乃「(比企谷くんが呆れながらも、由比ヶ浜さんに向かって微笑む姿)」
雪乃「(二人の、幸せそうな後ろ姿)」
雪乃「(苦しくなって、更に涙が溢れ出す)」
雪乃「(これは、悔しいのかしら?)」
雪乃「(比企谷くんが、由比ヶ浜さんに取られた……)」
雪乃「(……だから、悔しいの?)」
雪乃「(……これが、失恋というものなの?)」
雪乃「(……私は、ただ一人、こう呟いた)」
雪乃「……もう恋なんてしない………………絶対……っ」
雪乃「(喉の奥からか細く出た声を聴き、一層哀しみを強くした)」
・・・・・・・
数日後
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
コンコン
雪乃「?……どうぞ」パタン
ガチャ
雪乃「…………!?」
八幡「…………うっす」バタン
雪乃「……どう、して……?」フルフル
八幡「……あんなこと言って、結局来てしまうのも気が引けるんだけどな」
雪乃「…………何か用?」
八幡「おう、今回は依頼人役として来た」
雪乃「依頼人……として?」
数日後
雪乃「………………」ペラ
雪乃「………………」ペラ
コンコン
雪乃「?……どうぞ」パタン
ガチャ
雪乃「…………!?」
八幡「…………うっす」バタン
雪乃「……どう、して……?」フルフル
八幡「……あんなこと言って、結局来てしまうのも気が引けるんだけどな」
雪乃「…………何か用?」
八幡「おう、今回は依頼人役として来た」
雪乃「依頼人……として?」
八幡「少し、困ったことがあってな」
雪乃「……何かしら?」
八幡「由比ヶ浜が部活に来ない原因についてだ」
雪乃「……どういうこと?」
八幡「お前が教室に来たあと、俺が由比ヶ浜に訊いたんだ」
八幡「……どうして、俺に合わせて部活に行かないようにしたのか」
雪乃「………………」
八幡「……やっぱり、あいつはバカだよ」
結衣『三人一緒じゃなきゃ、奉仕部なんかじゃないっ!』
結衣『私と、ゆきのんと、ヒッキー……この三人がいて、今の奉仕部の空間があるんだよ?』
結衣『だから……ヒッキーのいない奉仕部なんて……そんなの、奉仕部じゃないというか……』
結衣『……三人が揃わないと、イヤなの……』
雪乃「……何かしら?」
八幡「由比ヶ浜が部活に来ない原因についてだ」
雪乃「……どういうこと?」
八幡「お前が教室に来たあと、俺が由比ヶ浜に訊いたんだ」
八幡「……どうして、俺に合わせて部活に行かないようにしたのか」
雪乃「………………」
八幡「……やっぱり、あいつはバカだよ」
結衣『三人一緒じゃなきゃ、奉仕部なんかじゃないっ!』
結衣『私と、ゆきのんと、ヒッキー……この三人がいて、今の奉仕部の空間があるんだよ?』
結衣『だから……ヒッキーのいない奉仕部なんて……そんなの、奉仕部じゃないというか……』
結衣『……三人が揃わないと、イヤなの……』
雪乃「………………」
八幡「それ聞いて、俺はすぐさまこう返してやった」
八幡『何ぬかしたこと言ってんだよ。雪ノ下は、お前がいないと寂しがるだろ』
八幡「そしたら、」
結衣『……じゃあ、奉仕部に戻ってきてよ……』
八幡「って、言い返してきた……」
雪乃「……それで?」
八幡「……俺が奉仕部に戻るには、どうしたらいいんだ?」
雪乃「……え……?」
八幡「それ聞いて、俺はすぐさまこう返してやった」
八幡『何ぬかしたこと言ってんだよ。雪ノ下は、お前がいないと寂しがるだろ』
八幡「そしたら、」
結衣『……じゃあ、奉仕部に戻ってきてよ……』
八幡「って、言い返してきた……」
雪乃「……それで?」
八幡「……俺が奉仕部に戻るには、どうしたらいいんだ?」
雪乃「……え……?」
このクソガハマ歯音や!
それなら八幡クビにした平塚んとこ行けや白々しい
まさか大団円で終わりとかないやろうな?
それなら八幡クビにした平塚んとこ行けや白々しい
まさか大団円で終わりとかないやろうな?
八幡「俺がここに戻らない限り、由比ヶ浜もここへは来なくなる」
八幡「だから……戻りたいんだ。この奉仕部に」
雪乃「…………それは、由比ヶ浜さんだけのために?」
八幡「は?」
雪乃「……それ以外に、理由は無いの?」
八幡「……そうだな。無いな」
雪乃「(……ずいぶんと、彼女想いなのね)」
八幡「まあ、これは理由になるのか微妙なところだが」
八幡「……お前と過ごす空間を、失くしたくないんだよな……」
八幡「だから……戻りたいんだ。この奉仕部に」
雪乃「…………それは、由比ヶ浜さんだけのために?」
八幡「は?」
雪乃「……それ以外に、理由は無いの?」
八幡「……そうだな。無いな」
雪乃「(……ずいぶんと、彼女想いなのね)」
八幡「まあ、これは理由になるのか微妙なところだが」
八幡「……お前と過ごす空間を、失くしたくないんだよな……」
3巻のガハマさんが戻ってこなくて八幡がもう少しひねくれてるルートか
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