私的良スレ書庫
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元スレ透華「わたくし達の麻雀部をつくりますわ!!」
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窓を眺めると、気づかない内に太陽が随分高く上っている。
一日中ログイン生活を続けているせいで時間の感覚がいまいち無いが、
多分今は午前10時くらいのはずだ。
衣「おはよー。・・・うにゅ?誰だ?」ペタペタペタ
部屋の奥から今度は子供が出てきた。
今起きたばかりと思われる、まだ焦点の定まっていない
目をこすりながら、不思議そうにこちらを見てくる。
一「お早う衣。彼女はボクたちの新しい友だちだよ。えーと、名前は・・・」
智紀「・・・沢村智紀」フラッ
ヘリの中でずっと座っていたのを、急に立ち上がってここまで歩いて来たからだろうか。
一瞬立ちくらみに襲われる。そういえば、今回起きたのは何時間前だったっけ。
さすがに一昨日ということは無かったと思うけれど・・・。
一日中ログイン生活を続けているせいで時間の感覚がいまいち無いが、
多分今は午前10時くらいのはずだ。
衣「おはよー。・・・うにゅ?誰だ?」ペタペタペタ
部屋の奥から今度は子供が出てきた。
今起きたばかりと思われる、まだ焦点の定まっていない
目をこすりながら、不思議そうにこちらを見てくる。
一「お早う衣。彼女はボクたちの新しい友だちだよ。えーと、名前は・・・」
智紀「・・・沢村智紀」フラッ
ヘリの中でずっと座っていたのを、急に立ち上がってここまで歩いて来たからだろうか。
一瞬立ちくらみに襲われる。そういえば、今回起きたのは何時間前だったっけ。
さすがに一昨日ということは無かったと思うけれど・・・。
衣「トモキは、眠いのかー?」
智紀「・・・大丈夫。オチるときの限界域は把握している」
衣「輾転反側は禍事の種と父君も言っていた。衣は、昨日もちゃんと早く寝たよ!」
智紀(全然聞いていない・・・)
衣「それなら衣の抱きぐるみを貸してあげるぞ。これで今日から白河夜船の心地だ!」ニコー
智紀「・・・ありがとう」
その妙に温かいクマともタヌキともつかないヌイグルミを抱えながら
そういえば子どもの体温は高いらしいとボンヤリ思い出す。
ここが、私がこれから住むところ・・・。
透華と名乗る少女がこちらを振り返り、満面の笑みで言った。
透華「ようこそ、龍門渕家へ!!」
智紀「・・・大丈夫。オチるときの限界域は把握している」
衣「輾転反側は禍事の種と父君も言っていた。衣は、昨日もちゃんと早く寝たよ!」
智紀(全然聞いていない・・・)
衣「それなら衣の抱きぐるみを貸してあげるぞ。これで今日から白河夜船の心地だ!」ニコー
智紀「・・・ありがとう」
その妙に温かいクマともタヌキともつかないヌイグルミを抱えながら
そういえば子どもの体温は高いらしいとボンヤリ思い出す。
ここが、私がこれから住むところ・・・。
透華と名乗る少女がこちらを振り返り、満面の笑みで言った。
透華「ようこそ、龍門渕家へ!!」
カチャカチャカチャ
透華「あら、聞き慣れたタイプ音がするかと思えば。まだ起きていましたの?」
智紀「ここに来た日のことを思い出していた・・・」
透華「そうですか。まだ4ヶ月ほどですが、随分前のことのようにも思えますわ。
透華「いよいよ明日から高等部へ進学ですわね。」
智紀「・・・面倒くさい・・・」
透華「まーだそんなこと言ってますの、この元引きこもりニートは!」
透華「あなたをきちんと学校に通わせることも、ご両親との約束なのですから!」
透華「さっ、明日に備えて今日はもう休みなさいな」
明日から学生生活・・・。登校なんていつ以来だろう。
通学路を歩いて教室の椅子に座り、ノートを広げて黒板に向かう
姿というのは我ながら想像しにくい。通信で単位を全部取れたらいいのに。
智紀「・・・面倒くさい・・・」
透華「あら、聞き慣れたタイプ音がするかと思えば。まだ起きていましたの?」
智紀「ここに来た日のことを思い出していた・・・」
透華「そうですか。まだ4ヶ月ほどですが、随分前のことのようにも思えますわ。
透華「いよいよ明日から高等部へ進学ですわね。」
智紀「・・・面倒くさい・・・」
透華「まーだそんなこと言ってますの、この元引きこもりニートは!」
透華「あなたをきちんと学校に通わせることも、ご両親との約束なのですから!」
透華「さっ、明日に備えて今日はもう休みなさいな」
明日から学生生活・・・。登校なんていつ以来だろう。
通学路を歩いて教室の椅子に座り、ノートを広げて黒板に向かう
姿というのは我ながら想像しにくい。通信で単位を全部取れたらいいのに。
智紀「・・・面倒くさい・・・」
新生活スタート-国広一の場合
噂好き女子「ねえねえ、中等部からエスカレーターの子に聞いたんだけどさ!」
噂好き女子「国広さん、あの龍門淵のお屋敷に住み込みって本当?龍門渕さんってどう?」
噂好き女子「お嬢様ってよく気難しいっていうけど」
一「ううん、全然そんなこと無いよ。とてもよくしてくれてる」
一「今度みんなでお屋敷に遊びに来たらどう?歓迎されると思うな」
噂好き女子「ほんとに!?私一回行ってみたかったんだよね!実はうちもさあ~・・・」
一(・・・クラスはバラバラになっちゃったけど、みんなどうしてるかなあ・・・)
噂好き女子「ねえねえ、中等部からエスカレーターの子に聞いたんだけどさ!」
噂好き女子「国広さん、あの龍門淵のお屋敷に住み込みって本当?龍門渕さんってどう?」
噂好き女子「お嬢様ってよく気難しいっていうけど」
一「ううん、全然そんなこと無いよ。とてもよくしてくれてる」
一「今度みんなでお屋敷に遊びに来たらどう?歓迎されると思うな」
噂好き女子「ほんとに!?私一回行ってみたかったんだよね!実はうちもさあ~・・・」
一(・・・クラスはバラバラになっちゃったけど、みんなどうしてるかなあ・・・)
沢村智紀の場合
智紀「・・・・・・・」ペラッ
世話好き女子「はい、プリント。うっわ、キミすっごい肌白いねー」
世話好き女子「どこか雪国の生まれだったりする?」
智紀「・・・北海道」
世話好き女子「おっ、白馬や飯山辺りかと思ったら予想以上に北だったか!」
世話好き女子「私は杉乃!1つ年下の従姉妹が、ここの中等部に通っててさ!」
杉乃「楽しそうな学校だから、受験勉強頑張って入ったんだ!1年間よろしくねっ!!」
智紀「・・・・・・・・・・よろしく」
智紀「・・・・・・・」ペラッ
世話好き女子「はい、プリント。うっわ、キミすっごい肌白いねー」
世話好き女子「どこか雪国の生まれだったりする?」
智紀「・・・北海道」
世話好き女子「おっ、白馬や飯山辺りかと思ったら予想以上に北だったか!」
世話好き女子「私は杉乃!1つ年下の従姉妹が、ここの中等部に通っててさ!」
杉乃「楽しそうな学校だから、受験勉強頑張って入ったんだ!1年間よろしくねっ!!」
智紀「・・・・・・・・・・よろしく」
~3日後~
杉乃「へー、ネットゲーム得意なんだ。じゃあさ、PCとかも詳しいの?」
智紀「多少は・・・」
クラスメイトA「えー!?沢村さん。凄いんだね!」
クラスメイトB「パソコンのセットアップってやつの方法とか教えてもらえる?」
クラスメイトB「私、弟にバカにされてばっかでさー」
ワイワイ,ドヤドヤ
智紀(色々な人が私に関わりをもってくる・・・学校は不思議なところ・・・)
杉乃「へー、ネットゲーム得意なんだ。じゃあさ、PCとかも詳しいの?」
智紀「多少は・・・」
クラスメイトA「えー!?沢村さん。凄いんだね!」
クラスメイトB「パソコンのセットアップってやつの方法とか教えてもらえる?」
クラスメイトB「私、弟にバカにされてばっかでさー」
ワイワイ,ドヤドヤ
智紀(色々な人が私に関わりをもってくる・・・学校は不思議なところ・・・)
~2週間後~
杉乃「智紀、部活何やるか決めた?」
杉乃「まあ帰宅部もいいけどさ、花の高校生活」
杉乃「青春をクラブ活動にかけてみるのも良いと思わんかね!」
杉乃「うちの学校コンピュータ部みたいなのって、あるのかなー?」
・・・とりあえず帰宅部と思われている。
もっとも数カ月前までは正真正銘の引きこもりだったわけだから、
それに比べれば随分な進歩とも言えるけれど・・・。
杉乃「特にここ麻雀部が、すっごい強いらしいんだよね!」
杉乃「私も高校入ったら、何か始めようかと思ってさ-」
杉乃「どうせならやりがいあるとこ入りたいなって!」
杉乃「それで合格発表の帰りに本屋さんで入門書買っちゃったんだよねー」
智紀(麻雀部・・・)
杉乃「智紀、部活何やるか決めた?」
杉乃「まあ帰宅部もいいけどさ、花の高校生活」
杉乃「青春をクラブ活動にかけてみるのも良いと思わんかね!」
杉乃「うちの学校コンピュータ部みたいなのって、あるのかなー?」
・・・とりあえず帰宅部と思われている。
もっとも数カ月前までは正真正銘の引きこもりだったわけだから、
それに比べれば随分な進歩とも言えるけれど・・・。
杉乃「特にここ麻雀部が、すっごい強いらしいんだよね!」
杉乃「私も高校入ったら、何か始めようかと思ってさ-」
杉乃「どうせならやりがいあるとこ入りたいなって!」
杉乃「それで合格発表の帰りに本屋さんで入門書買っちゃったんだよねー」
智紀(麻雀部・・・)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
透華『これからわたくしたち5人で、うちの高校のロートル麻雀部員を殲滅しますわよ!』
透華『県予選、全国・・・そして世界!!』
透華『あなたと楽しく遊べる相手が、必ずどこかにいるはずですわ!!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀「・・・それは・・・ちょっと、考えた方がいいかもしれない・・・」
杉乃「・・・?なんかあるの?」
智紀「なんでもない・・・と、思う・・・。今のところは・・・」
杉乃「ふーん?まあいいけどねっ。智紀も、何か部活始めたくなったら教えてよねー」
透華『これからわたくしたち5人で、うちの高校のロートル麻雀部員を殲滅しますわよ!』
透華『県予選、全国・・・そして世界!!』
透華『あなたと楽しく遊べる相手が、必ずどこかにいるはずですわ!!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀「・・・それは・・・ちょっと、考えた方がいいかもしれない・・・」
杉乃「・・・?なんかあるの?」
智紀「なんでもない・・・と、思う・・・。今のところは・・・」
杉乃「ふーん?まあいいけどねっ。智紀も、何か部活始めたくなったら教えてよねー」
透華「さあ!いよいよ、わたくしたちによる華麗なる殲滅劇の幕開けですわよ!」
智紀「・・・・」
放課後私たちを部室棟に呼び出した透華は、高らかに宣言した。
これはマズいパターンのやつだ・・・。
純「前言ってたアレ、そのままの意味だったのか・・・」
透華「トーゼンですわ!」
透華「県大会まで間があるとはいえ、諸々の準備は必要ですし、今月中には形を整えませんと!」
一「あのさ、透華。今日は衣もいないし、また今度にした方がいいんじゃないかな?」
一「まだほとんど何も知らない麻雀部に、いきなり押しかけるのもどうかなって思うし・・・」
智紀「まずは情報収集も必要・・・」
純「おお、智紀がこういうのに積極的とは珍しいな」
純「ま、でもオレも、その方がいいと思うぜ」
透華「あら、それもそうですわね」
透華「それでは今日は様子見ということで、後日の布石といたしましょう!」
智紀「・・・・」
放課後私たちを部室棟に呼び出した透華は、高らかに宣言した。
これはマズいパターンのやつだ・・・。
純「前言ってたアレ、そのままの意味だったのか・・・」
透華「トーゼンですわ!」
透華「県大会まで間があるとはいえ、諸々の準備は必要ですし、今月中には形を整えませんと!」
一「あのさ、透華。今日は衣もいないし、また今度にした方がいいんじゃないかな?」
一「まだほとんど何も知らない麻雀部に、いきなり押しかけるのもどうかなって思うし・・・」
智紀「まずは情報収集も必要・・・」
純「おお、智紀がこういうのに積極的とは珍しいな」
純「ま、でもオレも、その方がいいと思うぜ」
透華「あら、それもそうですわね」
透華「それでは今日は様子見ということで、後日の布石といたしましょう!」
>>1は現在さるってる
代行報告
代行報告
一「ああ、でもとりあえず今から乗り込むことは決定なんだ・・・」
純「やれやれだな。しゃーねえ、付き合ってやるか」
透華「フッフッフ、さあ!お手並み拝見といきますわよ!!」
部室棟にある中でも一際大きな部屋の前へ一直線に歩いてきた透華は、
そう言って躊躇なく扉を開け放った。
バターン!
部員A「え、な、何・・・?」
透華「わたくし、龍門渕透華と申します!」
透華「この部の責任者の方はいらっしゃいますかしら!?」
純「やれやれだな。しゃーねえ、付き合ってやるか」
透華「フッフッフ、さあ!お手並み拝見といきますわよ!!」
部室棟にある中でも一際大きな部屋の前へ一直線に歩いてきた透華は、
そう言って躊躇なく扉を開け放った。
バターン!
部員A「え、な、何・・・?」
透華「わたくし、龍門渕透華と申します!」
透華「この部の責任者の方はいらっしゃいますかしら!?」
部長「私が部長です。龍門渕・・・そうですか、理事長のお孫さんが今年進級してくるとは聞いていましたが・・・」
部長「中等部での武勇伝は色々と伺っていますよ。それで、今日はどういった御用でしょうか?」
透華「龍門渕高校麻雀部の実力を確かめに参りましたわ!」
部長「ああ、入部希望?」
透華「そうともいいますわね!」
透華「ですが、そんじょそこらの入部希望者じゃありませんわよ!!まさに、これから伝説となる・・・」
部長「でしたら、来週末に一斉入部テストを行いますので、そのときにいらしてください」
透華「・・・はい?」
部長「うちは入部希望者が多いので、いちいち個別に取り合ってはいられないんですよ」
部長「理事長のご親戚とはいえ、特別扱いするわけにもいかないのでね」
部長「概要は掲示板にも書いてあったはずですが?」
部長「中等部での武勇伝は色々と伺っていますよ。それで、今日はどういった御用でしょうか?」
透華「龍門渕高校麻雀部の実力を確かめに参りましたわ!」
部長「ああ、入部希望?」
透華「そうともいいますわね!」
透華「ですが、そんじょそこらの入部希望者じゃありませんわよ!!まさに、これから伝説となる・・・」
部長「でしたら、来週末に一斉入部テストを行いますので、そのときにいらしてください」
透華「・・・はい?」
部長「うちは入部希望者が多いので、いちいち個別に取り合ってはいられないんですよ」
部長「理事長のご親戚とはいえ、特別扱いするわけにもいかないのでね」
部長「概要は掲示板にも書いてあったはずですが?」
純・智紀・一「・・・・」
透華「な、なんですの、その目は!?あなたたちも知りませんでしたでしょっ!////」
部長「それと、あなたたちの麻雀歴や大会での実績は?」
純「あー、公式戦は出たことねーや。でもガキの頃から不良住職にサシで鍛えられてたぜ」
一「ボクは・・・小学生の頃大会に出てそれきりかな・・・」
透華「1年ですわ!!」ドヤア
智紀「118日目・・・」
平部員一同「「フフフフフ…クスクスクスクスクス…」」
透華「・・・何かおかしなことでもありまして?」
透華「な、なんですの、その目は!?あなたたちも知りませんでしたでしょっ!////」
部長「それと、あなたたちの麻雀歴や大会での実績は?」
純「あー、公式戦は出たことねーや。でもガキの頃から不良住職にサシで鍛えられてたぜ」
一「ボクは・・・小学生の頃大会に出てそれきりかな・・・」
透華「1年ですわ!!」ドヤア
智紀「118日目・・・」
平部員一同「「フフフフフ…クスクスクスクスクス…」」
透華「・・・何かおかしなことでもありまして?」
ともきーは一年未満で全国クラスに…
でもこのメンバーなら成長早いよな
でもこのメンバーなら成長早いよな
副部長「クックックッ・・・失礼」
副部長「ですが我が龍門渕高校麻雀部は、県内でも屈指の名門を名乗らせていただいていまして」
副部長「県内県外問わず、インターミドルで名を馳せた選手が毎年多数集まります」
副部長「それこそ中1の頃からマメすら出来ないようなキャリアの人までね」
副部長「率直に言って、あなた方では受かるのは少々大変でしょう」
副部長「今のうちに諦めたほうが賢明かと思いますけどね」
透華「そ・・・っ!
一「そうですねっ!あと10日も無いですけど、合格出来るように努力します」
一「ご忠告ありがとうございました!」
|彡 ササッ~バタンッ!
副部長「ですが我が龍門渕高校麻雀部は、県内でも屈指の名門を名乗らせていただいていまして」
副部長「県内県外問わず、インターミドルで名を馳せた選手が毎年多数集まります」
副部長「それこそ中1の頃からマメすら出来ないようなキャリアの人までね」
副部長「率直に言って、あなた方では受かるのは少々大変でしょう」
副部長「今のうちに諦めたほうが賢明かと思いますけどね」
透華「そ・・・っ!
一「そうですねっ!あと10日も無いですけど、合格出来るように努力します」
一「ご忠告ありがとうございました!」
|彡 ササッ~バタンッ!
~翌日夜・龍門渕邸~
透華「キーッ!何っですの、あの態度は!!今思い返しても、いまいましい!!」
衣「気炎万丈。透華は昨日からずっとプンプンしている」
確かに。いくら好き放題言われたとはいえ、
よくここまで怒りを持続できるものだ。
その精神的活力を、もっと有意義なものに使えばいいのにと
学校の為にも思わずにはいられない。
純「まあしょうがねーよ、あっちからしたらオレたちタダの痛い子だもんな」
透華「タダの、ですって!!わたくしたちを見て、その類まれなオーラに気づかないとは!」
透華「眼科の名医か、最新型スカウターが大量に必要ですわね!!」
一「まあまあ、クラスの噂好きの子にちょっと聞いてみたんだけどさ」
一「龍門渕の麻雀部って、結構特殊みたいなんだよね」
透華「キーッ!何っですの、あの態度は!!今思い返しても、いまいましい!!」
衣「気炎万丈。透華は昨日からずっとプンプンしている」
確かに。いくら好き放題言われたとはいえ、
よくここまで怒りを持続できるものだ。
その精神的活力を、もっと有意義なものに使えばいいのにと
学校の為にも思わずにはいられない。
純「まあしょうがねーよ、あっちからしたらオレたちタダの痛い子だもんな」
透華「タダの、ですって!!わたくしたちを見て、その類まれなオーラに気づかないとは!」
透華「眼科の名医か、最新型スカウターが大量に必要ですわね!!」
一「まあまあ、クラスの噂好きの子にちょっと聞いてみたんだけどさ」
一「龍門渕の麻雀部って、結構特殊みたいなんだよね」
透華「そんなの見れば分かりますわ!!」
一「部員数では風越より少ないけど、それも毎年の入部者を20人までと決めてるかららしいんだ」
一「そして人気競技で県大会上位の常連だから、当然学校からの補助も手厚い」
一「部室も2つ用意されていて、レギュラーである5人と、
校内ランク1位の部長さんを除く2位~5位の控えメンバー
それぞれ4人を合わせた9人が一軍としてあの第一ホールを専有」
一「各自専用のデスク、ロッカーとパソコンも支給されてる」
それはちょっと羨ましい、マシンスペックはどれくらいだろう。
純「至れり尽くせりだな。大量の部費をせしめつつ、分け前の多さは確保」
純「ランキング戦で部内のヒエラルキーも維持してるわけか」
純「ある意味社会の縮図だ。なかなか良く出来てるじゃねーの」
一「部員数では風越より少ないけど、それも毎年の入部者を20人までと決めてるかららしいんだ」
一「そして人気競技で県大会上位の常連だから、当然学校からの補助も手厚い」
一「部室も2つ用意されていて、レギュラーである5人と、
校内ランク1位の部長さんを除く2位~5位の控えメンバー
それぞれ4人を合わせた9人が一軍としてあの第一ホールを専有」
一「各自専用のデスク、ロッカーとパソコンも支給されてる」
それはちょっと羨ましい、マシンスペックはどれくらいだろう。
純「至れり尽くせりだな。大量の部費をせしめつつ、分け前の多さは確保」
純「ランキング戦で部内のヒエラルキーも維持してるわけか」
純「ある意味社会の縮図だ。なかなか良く出来てるじゃねーの」
一「うちの学校は裕福な家庭が多いから、どっちかというと校内でのステータスが目的みたいだけどね」
一「発言権が増せば、それだけ自由度も高くなるし」
衣「豈図らんや、龍門渕自恃の学び舎も驕傲の園だ」
衣「やっぱり衣は、ここ(屋敷)にいる方がいい」
純「そう言うなって。お前もちょっとくらい顔出してみろよ」
純「ちと量は物足りねーが、学食のメニューもなかなかだったぜ」
そう言いながら衣を抱えて頭を撫でる。
休日の大通公園でよく見かけるような、なかなかに長閑な光景だ。
お茶でも入れてこようかな。
衣「うう~、気安くポンポンするなーっ」
一「ちなみに一軍の部室になってる第一ホールは、出前も取り放題らしいよ」
純「何!本当か、国広くん!?」
純「透華、こりゃ呑気にダベってる場合じゃねーよ!今すぐ奴らを倒しにいこう!!」
透華「最高に目立つ方法でケチョンケチョンにしなければ気がすみませんわ!!」
透華「昨日寝ずに考えた計画があります!まずはプランα(アルファ)!・・・
一「発言権が増せば、それだけ自由度も高くなるし」
衣「豈図らんや、龍門渕自恃の学び舎も驕傲の園だ」
衣「やっぱり衣は、ここ(屋敷)にいる方がいい」
純「そう言うなって。お前もちょっとくらい顔出してみろよ」
純「ちと量は物足りねーが、学食のメニューもなかなかだったぜ」
そう言いながら衣を抱えて頭を撫でる。
休日の大通公園でよく見かけるような、なかなかに長閑な光景だ。
お茶でも入れてこようかな。
衣「うう~、気安くポンポンするなーっ」
一「ちなみに一軍の部室になってる第一ホールは、出前も取り放題らしいよ」
純「何!本当か、国広くん!?」
純「透華、こりゃ呑気にダベってる場合じゃねーよ!今すぐ奴らを倒しにいこう!!」
透華「最高に目立つ方法でケチョンケチョンにしなければ気がすみませんわ!!」
透華「昨日寝ずに考えた計画があります!まずはプランα(アルファ)!・・・
~翌日放課後~
結局、昨夜は透華の独演会で終わり、話はまとまらなかった。
このままだと実際の行動に移すのは当分先になりそうだ。
透華にああ言った手前、私自身一応選手の牌譜を調べもしたが、
はっきり言ってあまりやる気は出ていない。
このまま立ち消えになった方がいい気もするし。
今夜はプランΙ(イオタ)からだったか。
明日は土曜で休日だから、また長くなりそうだ。
Civ5新拡張版で、どの文明から始めるかでも
シミュレートしつつ適当に相槌を打っていよう・・・。
そう心に決めた所で、見慣れた顔に出会った。
結局、昨夜は透華の独演会で終わり、話はまとまらなかった。
このままだと実際の行動に移すのは当分先になりそうだ。
透華にああ言った手前、私自身一応選手の牌譜を調べもしたが、
はっきり言ってあまりやる気は出ていない。
このまま立ち消えになった方がいい気もするし。
今夜はプランΙ(イオタ)からだったか。
明日は土曜で休日だから、また長くなりそうだ。
Civ5新拡張版で、どの文明から始めるかでも
シミュレートしつつ適当に相槌を打っていよう・・・。
そう心に決めた所で、見慣れた顔に出会った。
杉乃「あ・・・」
智紀「・・・・・・・」
ただ、そこに浮かぶ表情は彼女としては初めて見る種類のものだった。
目と鼻先が赤く、声はかすれがちになっている。
杉乃「智紀・・・」
そして手にはクシャクシャになった『麻雀部』と書かれた入部希望用紙。
智紀「それ・・・」
杉乃「いや、入部希望書出しに行ったらさ!素人はいらないって言われちゃって」
杉乃「それでよせばいいのに、”だったら私の実力を見てください!”なんて言っちゃってさ!」
智紀「・・・・・・・」
ただ、そこに浮かぶ表情は彼女としては初めて見る種類のものだった。
目と鼻先が赤く、声はかすれがちになっている。
杉乃「智紀・・・」
そして手にはクシャクシャになった『麻雀部』と書かれた入部希望用紙。
智紀「それ・・・」
杉乃「いや、入部希望書出しに行ったらさ!素人はいらないって言われちゃって」
杉乃「それでよせばいいのに、”だったら私の実力を見てください!”なんて言っちゃってさ!」
早口でまくし立てる。
なんだろう・・・よく分からないモヤモヤが胸に広がっていく。
やたら動悸が激しいし、視界も狭くなってきた。
これは早急に処置した方が良さそうだけれど、どうすればいいかも分からない。
杉乃「それでもうボコボコ。才能ないって」
杉乃「今後もやるだけ無駄だって。ま、そうだよね。ハハ・・・」
智紀「・・・・・・」クルッ
分からないので、私はその場を立ち去った。
杉乃「智紀・・・?」
智紀「・・・急用を思い出した。また来週・・・」
なんだろう・・・よく分からないモヤモヤが胸に広がっていく。
やたら動悸が激しいし、視界も狭くなってきた。
これは早急に処置した方が良さそうだけれど、どうすればいいかも分からない。
杉乃「それでもうボコボコ。才能ないって」
杉乃「今後もやるだけ無駄だって。ま、そうだよね。ハハ・・・」
智紀「・・・・・・」クルッ
分からないので、私はその場を立ち去った。
杉乃「智紀・・・?」
智紀「・・・急用を思い出した。また来週・・・」
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