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    元スレP「“チカラ”に目覚めたアイドルたち」

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    402 = 338 :

    ここまできたんなら最後まで書ききろうよ

    403 = 379 :

    美希「っはぁ、っく……!」

    やよい「すごい風ですけど……動けないほどじゃあない」スタ スタ

    美希(体力が……もう……こんなとこで……使い切っちゃ…………)

    P(……)

    P(俺は……すごいチカラと悪意を手にしたやよいが……怖かった)

    P(怖くて怖くて……勝てるわけがないって思って……立ち向かうなんて、勇気のない俺には、とても無理だった)

    P(でも……)

    P「……」スゥゥゥ


    P「みんな!!!!!!!!」


    美希伊織「!!」

    やよい「!?」

    P「待たせてすまん。もう、大丈夫だ」スタスタ

    P「……やるぞ!!!!!」


    やよい(……は?)

    404 = 318 :

    やったー!

    405 = 338 :

    覚醒ktkr

    406 = 379 :

    「プロデューサー! 戦う勇気、出たのか?」

    やよい「バカな……プロデューサーの勇気は、全部……」

    P「勇気? ……そんなもの、いるか」

    やよい「……はい?」

    P「社長がさ……言ったんだよ。俺とお前らなら、勝てる……って」

    P「ないんだよ、今まで。社長がティンときて、外れたことなんて……だから」

    P「だから、絶対に『大丈夫』だってことだ! 失敗するはずがない戦いに、勇気なんて必要ない!」

    やよい「なっ……バカなんですか? 社長がチカラを手にして、まだ一週間くらいですよ?」

    やよい「たったそれだけの期間で、そこまで盲信できるとか……流石にあり得ないです^^;」

    P「一週間? 違うだろ、そんなもんじゃない」

    P「もっともっとずっと前から、俺は社長のティンには絶対の信頼を抱いてるんだよ」

    やよい「え……」

    P「社長は元々ズバ抜けた先見の明を持ってた。だから俺は、予知使いなんて、社長にとってはあまり意味のないものだと思ってたんだ」

    P「今までに社長のティンが間違っていたことなんてあったか? ないだろ? ……現に」

    P「社長がティンと来て集まったアイドル候補生たちは、もれなく全員例外なく、素晴らしい子だったじゃないか!」

    407 = 338 :

    ※ただしやよいを除く

    408 = 376 :

    いけ!P!やよいに改心種付けしてしまえ!

    409 = 318 :

    ティンと来たティンと来たうるせぇwwwwwww

    でも社長カッコいい

    410 = 379 :

    「えへへ……まぁねっ!」

    伊織「フンッ、当たり前じゃない」

    春香(プロデューサーさん……)

    美希「ハニー……ッ」

    亜美「うっ……ひぐっ……」

    雪歩「……」

    やよい「とんだ茶番です。すっごくうぜぇです」

    P「……そしてそれはお前も同じだ、やよい」

    P「俺は決めたぞ。皆助ける……って」

    やよい「はぁ」

    P「分かったんだ、俺の最大の武器は……信じること、だって」

    P「お前たちのチカラならなんだって出来る。だからお前たちも俺を信じてついてきてくれ」スタスタ

    P「俺がお前たちを!! プロデュースしてみせる!!!!」

    カッ――――――――――――


    やよい(ちょーっと……面倒な感じかなーって……)

    411 = 318 :

    何この王道少年漫画
    熱い

    412 = 379 :

    「……なんだ、これ」

    伊織「プロデューサーの体から出た光が……私たちを包んで……?」

    P(プロデュースの基本。まずはアイドル選択……よし、全員だな)

    P(後は……アイドルたち、それぞれに合わせたプロデュースをするだけ)スタスタ

    美希「ッ……もう、限界……ッ」

    やよい「風も弱まってきたみたいだし……いいかげん、ぶっ殺します……プロデューサー!!!」

    亜美「ひっ……っぐ……」

    亜美(もうやだよぅ……みんな死んじゃったし……真美も、死んじゃったし……やよいっちも怖いし……)

    亜美(あーもう、亜美にはどうしたらいいか……分かんないよ~……っ!)

    P「……」チラッ

    P「亜美!」

    亜美「!」

    P「遊べ!!」

    亜美「……」

    亜美「えっ……?」

    413 :

    この絶望感はカーズ戦読んでた時を彷彿とさせるな
    まるで倒し方が分からねえ

    414 = 379 :

    P「何をすべきかとか、何ができるかとか、無理にそんな難しいこと考えなくていい」

    P「皆が死んで悲しい気持ちも、遊んで楽しく笑顔で乗り越えるんだ!」

    亜美「遊……ぶ……?」

    P「それがお前の長所。お前がそんなに暗い顔してたら、皆が暗くなっちまうよ」

    P「さぁ、今ならイタズラもし放題だ。あまり深く考えず……落書きでも、楽しんでこい!」

    亜美「……」

    やよい「さぁ……いきますよ!」ダッ

    亜美「……んっふっふ~、こともあろうかこの遊びの天才双海亜美に、好きに遊べとな?」

    亜美(そうだよ……死んじゃうってことは、もう遊べないってことじゃん)

    亜美(楽しいことも全部、終わっちゃうってこと……それって、メッチャもったいないっしょ)

    亜美(だったら……真美たちが死んじゃったんなら……悲しむより、何より……)

    亜美(皆の分まで、ももももーっと楽しまないと損じゃん!)

    やよい「プロデューサー! これで終わりです!!」シュッ


    スカッ

    やよい「……?」

    416 = 379 :

    やよい「あれ、なんで、このっ!!」シュッ シュッ

    やよい(攻撃が……当たらない! 目の前にいるのに、なんで……?)

    やよい(まさかまた蜃気楼? でも、この眼鏡でそれが見破れないわけ……)

    亜美「んっふっふ~、ムダだよやよいっち! キミの世界は亜美が塗り替えた!!」

    やよい「なっ……?」

    亜美「やよいっち、どんだけ眼鏡ですごい見れるようになっても、眼鏡の奥は普通の目っしょ?」

    亜美「だったらそこに落書きしちゃえば良いのだ! どうどう? けっこー力作だかんね!」

    やよい(このガキ、網膜に直接……いやそれより)

    やよい(今見えているプロデューサーもその背景も、全部落書き? そんな、いくらなんでも、リアルすぎる……!)

    雪歩「亜美ちゃん……すごい……」

    雪歩(それに比べて……私は……)

    雪歩(真ちゃんにも、響ちゃんにも、真美ちゃんにも……みんなに、守られてばかり)

    雪歩(こんなダメダメな私は……やっぱり穴掘って埋まってなきゃ、みんなに迷惑が……)

    P「雪歩」

    雪歩「え、ひゃっ」ビクッ

    417 = 379 :

    もしできる人がいれば保守お願いします……

    418 = 338 :

    展開引き延ばしすぎたツケが回ってきたか
    いつまで待てばええんや

    419 = 318 :

    1日で終わらせられないならSS速報でやるべきだったな

    420 = 338 :

    422 :

    追いついたのに…

    424 :

    ほす

    425 = 348 :

    ほふ

    427 = 348 :

    429 = 348 :

    430 = 302 :

    ほす

    431 :

    「戦闘破壊事務所ダモンゲロス」

    433 = 300 :

    雪歩覚醒直前なんて生殺しすぎるよぉ

    434 = 348 :

    ゆきほ

    435 = 379 :

    保守ありがとうぼちぼち続き投下してく
    こんな早起きするとは

    436 = 379 :

    P「お前はさ、自分を過小評価しすぎてないか?」

    雪歩「えっ……?」

    P「いつまでそんな小さな穴に籠ってるんだ。お前の力は、そんなもんじゃないだろう」

    雪歩「そ、そんなこと……私、本当にダメダメで……私がいなかったら、真美ちゃんだって……」

    P「雪歩、俺を信じろ! 俺が保証する! お前なら絶対やれる!」

    雪歩「ふぇっ……!?」

    P「穴を開ける?土を動かす? 違う!お前が操作していたのは……この地球そのものだ!!」

    P「お前は宇宙だ! 大宇宙だ!! お前にできないことはない!」

    雪歩「わ……私……」

    雪歩(なんだか……できる気がしてきた……)

    P(雪歩に足りなかったのは、自信。それさえあれば、あとは……無敵だ!!)

    P「うおおおおっ!!! 頑張れ雪歩!」

    雪歩「ま……負けるな、雪歩!!」

    P&雪歩「「絶対……やれるっ!!」」


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    437 = 431 :

    覇妖精!!

    438 :

    頼むから大好きなやよいっちも救ってあげてください

    439 = 379 :

    やよい「!!」

    やよい「この……音は……!」

    ヒューーーーーーー

    ドゴォォォォオオオオオオオン!!!!!

    やよい「がっ……!」

    やよい(隕……石……!)

    雪歩(この地球も、遠くの大地も、全部私が支配するっ!)

    亜美「おー、ゆきぴょんやるぅ。コスモスコスモスって感じ!」

    雪歩「えええええええええええええええいっ!!!」

    ヒューーーーーーー

    チュドーン チュドーン チュドーン チュドーン

    やよい「ぐっ…………がっ…………!!」

    雪歩「やよいちゃん……私、真ちゃんや真美ちゃんが死んで……ダメな自分を責めてたけど」

    雪歩「どう考えてもあなたの方が悪いよっ!! だから自分を責める前に……あなたを懲らしめる!」

    やよい(くっ……そ、が……!)

    440 = 379 :

    やよい(やっぱり……あの時感じた、脅威は……間違って、なかった……!)ボロッ

    やよい(周りの人間を強く育てるチカラ……私には必要ない、チカラ、だけど……)ボロッ

    やよい(もっと早く……消しとくべき、だった……!!)ボロッ

    雪歩「はぁ、はぁ……もう、だめ……」ヨロッ

    「おつかれ、雪歩」ガシッ

    「プロデューサー、これがプロデューサーのチカラなのか?」

    P「ああ……恐らく俺は人を導く『プロデュース使い』ってとこだろう」

    P「一人山にこもってどれだけ特訓しても、一生目覚めるはずがなかったんだ。このチカラは……自分ではなく、人のためのチカラだから」

    「へへっ……プロデューサーらしい、良いチカラだぞ」

    P「さて、響……次はお前だ」

    「自分……これ以上、強くなれるかな?」

    P「なれるさ、だってお前の中には……」

    P「あいつらがいる……だろ?」

    「……うん」

    「死んだからって、いなくなりはしないさ……絶対!」

    441 = 338 :

    むしろやよいに何のお咎めもなしとかはやめてください

    442 = 358 :

    まだ残ってた 支援

    443 = 379 :

    P「だったら響……ヘンシン、するんだ」

    「ヘンシン?」

    P「まだお前はあいつらの思いを『受けた』だけ。ちゃんと『応えて』やらないとな」

    「……」

    「そうか……そういうことか。うん、うまくできるかわかんないけど……やってみる!」

    P「行け響。チャレンジだ! ……響CHARENGEだ!」

    「……うん!」

     P『……響CHARENGE? いろんなことに挑戦する企画だって?』
     『うん、面白そうな企画だろ? 自分が考えたんだぞ!』
     P『いや、スペル違うぞ。正しくはCHALLENGEで……』
     『うがー! いいの! ちゃんとワケがあるんだから!』

    (……返信、するんだ)

    (あいつらの思いに……応えるんだ……!)

    やよい「っはぁ、っはぁ……見えてるものが全部幻覚なら……集中して、気を感じとればいいだけです」スゥゥ

    (……変身、するんだ)

    (もっと強く……強くなるんだ!!)

    444 = 379 :

    P「RE、再び……CHANGE、変わる……それで『CHARENGE』、か」

    P「響にとって、挑戦ってのはそういうことなんだっけな」

    P「現状に満足せず、ベストになるまで何度だって変わり続ける。あいつはそうやってずっと生きてきた」

    P「だからこそ……今響は、過去を乗り越えて……変わろうとしているんだよな」

    「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

    「『RE: 響CHANGE‼︎‼︎』」

    やよい「!! こ……れは……!?」

    やよい(あり得ない! こんな……こんなに強い気なんて……!)

    P(さあ、見せてやれ響。新しいお前の……お前たちの、チカラを!)

    「うおおおおおおおっ!!」ダッ

    雪歩「あ……」

    伊織「はやっ……!」

    雪歩(見た目は変わってないけど……あの脚力は……)

    雪歩(ウサ江……ちゃん……?)

    「どりゃあああああああああああああああ!!!!!」

    445 :

    支援は紳士のつとめ

    446 = 438 :

    うっうー もう血ぃ見んことにはおさまりつかんですよ!

    447 = 379 :

    やよい「!!」

    やよい(見えないけど……分かる! すごい拳圧が……目の前に!)

    やよい「ッ……!」サッ

    ザシュッ

    やよい「!?」クラッ

    「やるな、今のネコ吉パンチを避けるなんて。でも……」

    「刃の方は、避けられなかったな!」

    やよい(くっ……まさか、響さん……)

    やよい(動物たちの“チカラ”を……全部、使えるってんですか……?)

    「まだまだぁ! どりゃどりゃどりゃあー!!!」シュンッ ビュッ バッ

    やよい「ぐっ、なっ、この……」バッ ザシュッ ガッ

    やよい(……おかしい)

    やよい(いまだに隕石のダメージすら治り切ってないし……なんか動き辛いし…………この私が……押されてる?)

    やよい(……まさか!!)

    P「……あ、気付いた?」

    448 = 379 :

    「らぁぁあ!!」バキッ

    やよい「ぐっ……」ズズズ

    やよい「……プロデュー、サー……!!」キッ

    P「悪いな、やよい。勝手にだが……お前もプロデュース対象にさせてもらったぞ」

    P「俺には分かる。まぁ俺じゃなくても分かるだろうが……今のお前の進むべき道は一つ」

    P「やよいお前、一回死んどけ」

    やよい「ふざ、けるな……!」

    やよい(チカラの弱体化……こんなことまで、出来るんですか……)

    やよい「こうなったら、なりふり構っていられません!」スッ

    P「! 巨大な鉄球がいっぱい……あれは千早のチカラか!?」

    やよい「ぐっ……流石に、キツい、けど……これ全部、防げますかねぇっ!?」ビュンッ

    「しまっ……」

    (雪歩の隕石を鉄球で再現したのか!? あれ全部はさすがに……)

    美希「大丈夫だよ、響」

    美希「ミキがなんとかするから」

    449 = 379 :

    「……へへっ、そっか。なら任せたぞ!」

    やよい「な……っ」

    やよい(ハッタリ? たしか美希さんの体力は、さっきので、もう……)

    美希「よーし、もうひと踏ん張り、いっちょやるの!」

    P「……」

    P(美希……お前に関しては、俺ももうほとんどすることないんだよな)

    P(だってお前、他の皆とは違って……もう既に覚醒してんだもん)

    P(だから……今、俺に言えるのは、月並みだけどこの言葉くらいかな)

    P「美希!」

    P「……がんばれ!」

    美希「!」

    美希「……あはっ」

    美希「ハニーのその言葉だけで……ムゲンに力が湧いてくるの!」

    美希「ええええええええええい!!!」


    ビュッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!

    450 = 379 :

    ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ

    美希「はぁ、はぁ……」

    亜美「全部とんでった! ミキミキすげー!」

    「やるな、美希!」

    美希「……やよいは!?」

    「え? ああっ!」

    美希「……やられた。今の大量の巨大鉄球を目隠しにして……走って、あんな遠くに逃げられたの」

    伊織「ッ……まずいわね。この勢いのまま殺さないと……全快されたら、流石に疲労してるこっちが不利に……ああもう!」

    伊織(逃がして……たまるもんですか!)


    やよい(……アレを防ぐとは……悔しいですけど、今の状態でまともにやってももしかしたら勝てないかもですね)

    やよい(落ち着いたら改めて狙うことにします。今度は一人ずつ確実に……殺す)

    やよい(この私に逃げの選択をさせたことは、素直に褒めときます。でも、最後に勝つのはこのわた……!)

     ??『765プロは……負けない』

    やよい(……ったく、なんでこんなの思い出してるんだか)

    やよい(負けませんよ……最後に勝つのは、私です!)


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