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    元スレP「“チカラ”に目覚めたアイドルたち」

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    52 = 1 :

    律子「ええ……じゃあね、美希」

    美希「うん、バイバーイ! おにぎり、約束だよ?」タタタッ

    律子「……」

    律子「帰った、か」

    律子(ごめんね、美希。あなたを……皆を、巻き込むわけにはいかないから)

    律子(何があるのかは分からないけど……死ぬ運命にある私と一緒にいて、無事でいられる保証なんかない)

    律子(最悪でも私一人の犠牲で済む上に、誰かを庇って死ぬ危険も回避できるこの選択が私にとっても一番合理的なはず……私は間違ってない……)

    律子(間違ってない……はずなんだけど…………)

    律子(だけど…………)

    律子「……」

    律子「うっ……ううっ……」グスッ

    律子「うう、ううぅうっ……ぐっ……」ポロポロ

    律子(やっぱり、怖い……!)



    律子(……ん? 何か、見え……)

    54 = 17 :

    雪歩の能力はー?

    55 = 1 :

    ~翌朝、事務所前~

    P「予定よりかなり早く来てしまった」

    P「律子はああ言ってたけどやっばり不安なんだよな。とりあえず俺は生きてるが……皆、大丈夫なんだろうか」

    P「今日は合同レッスン。皆一旦事務所に集まる予定。……全員来てくれるのを祈るばかりだ」

    P「とりあえず事務所に入ろう。俺が一番乗り……かな?」ガチャ

    社長「あ……」

    P「あ、社長おはようございます」

    社長「プロデューサーくぅん! た……大変なのだよ!!」

    P「!? ど、どうしたんですか!?」

    P(ん、人が倒れ……て……!!!)

    社長「律子君が……律子君が……っ!!」

    律子の死体「」

    社長「ご覧の通りなのだよ!!!」

    P「( ゚д゚)」


    P「( ゚д゚ )」

    56 = 30 :

    皆がすんなり帰ったところにフラグがあるな

    57 = 1 :

    P「嘘……だろ……?」

    社長「私が来た時には、既に……」

    P「みゃっ、脈は!?」

    社長「確認、したよ。手遅れだった」

    P「そんな……」

    P「律子ですよ!? あの律子……あんなに凄いチカラを持った律子ですよ!?」

    P「どうやって殺したんですか!!」

    社長「へ?」

    P「いくら律子のチカラが社長の完全上位互換になってしまったからって……自分の存在価値を守るために殺すなんて……!」

    社長「い、いや違う! 誤解だ! 私は殺してなどいない!」

    P「嘘付け!」

    社長「ひぅ……」

    P(とは言ったものの……動機があるとはいえやっぱり社長に……普通の人間に律子を殺せるとは思えない)

    P(なら一体誰が? 自殺の可能性は……ないか)

    P(律子だと分かる程度ではあるものの、この死体は全身丸焦げ。自殺なんかするはずないし、こんな苦しい自殺の方法を律子が選ぶはずもない)

    58 = 17 :

    リッチャンハカワイイデスヨ

    リッチャンハカワイイデスヨ……

    59 = 1 :

    ガチャッ

    やよい「おはようございますっ! 心配で、早く来ちゃいました……!」

    春香「私も……プロデューサーさん、生きてますか!?」

    P「……ああ、でも……」

    やよい「はわっ! 律子さんが死んでます~!」

    春香「っええ!? り、律子さん!」ダッ

    春香「大じょ……って、あああっ!」

    どんがらがっしゃーん!

    P「春香今はそういうのいいから」

    やよい「うう~どうすれば……とっ、とりあえず春香さん、治しますね……」スゥゥゥ

    春香「えぐ、ありがと……って、わっ、私なんかより早く律子さんを!」

    やよい「あっはい! まだ生きてるかもしれないのに……私のばか!」ダッ

    P「いや、確認済みだ。見ての通り律子はもう死んでるよ。脈も測ったし、何故かメガネもない」

    春香「そ、そんなぁ……メガネまで……」グスッ

    やよい「律子さぁん……メガネまで……」グスッ

    60 = 1 :

    春香「私……律子さんには、色々、教えて、もらって……」

    P「……」

    春香「まだ……恩返しとか…………何も…………うぐ、ぇう…………っ」グスッ

    やよい「は、春香さん、泣かないでください~……」

    やよい「そんなに泣いてたら……わ……私まで……うっ」ジワァ

    春香&やよい「うわぁああぁあん!!!!」

    P「俺も」

    春香&やよい&P「うわぁあああああああん!!!!」

    社長「こら、どさくさに紛れてアイドルと抱き合うんじゃない」

    P「あっはい」

    やよい「うう……ううぅう……」グスッ

    P(……許せない)

    P(律子を殺したやつを……ウチのアイドルを泣かせたやつを、絶対に……!)

    P(この胸に込み上げる思い……今の俺なら、チカラを使える気がする……この状況を打破するチカラを…………はぁああああああ!!!!!)ゴォォォォ


    P(と思ったけどうんともすんとも。まいるね)ポリポリ

    61 = 17 :

    軽い

    62 = 1 :

    ~会議室~

    P「皆、集まったな。悪いが今日のレッスンは中止だ」

    雪歩「うぅ……」グスッ

    美希「……」

    P「知っての通り、律子が死んだ」

    伊織「……ッ」ギリ

    やよい「伊織ちゃん……」グスッ

    千早(高槻さん……)ジーーー

    千早「っと、プロデューサー、警察には?」

    P「それなんだが、実はまだ……通報はしていない」

    亜美「……え? なんでさ?」グスッ

    P「状況が状況だ。通報したら俺たちは重要参考人という名の最重要容疑者。元々チカラのせいで警察には警戒されてるし……暫く自由には動けなくなるだろうな」

    P「もちろん、それでもいいのならさっさと通報して警察に全部任せてしまっても良いんだが……お前たちには力がある。選択をする権利がある」

    P「……なぁ」

    P「お前ら……どうしたい?」

    63 = 1 :

    伊織「……そんなの、決まってるじゃない」

    伊織「律子の命とメガネを奪った奴を、この手で見つけ出してお仕置きしてやるのよ!!!そうしなきゃ、気が済まない!!」バン

    あずさ「ええ、そうね。私も……こればかりは、迷ってなんていられないわ」

    真美「こんっなに悲しい『音』で事務所を包んだ犯人……ほっとけるほど、真美はオトナじゃないかんねっ!」

    「意味ないかもだけど、自分のチカラで律子の匂いを追ってみるさー!」

    「うん……悪いけどプロデューサー、止めたって無駄ですよ。ボク、器用じゃないから……怒りが抑えきれそうにないんです」バチバチ

    雪歩「わ、私のチカラも……ちょっとは役に立つかな?」

    千早「……」

    P「……ああ」

    P「そう言ってくれると思ってたぞ、皆」

    P「律子……もう少し我慢してくれ。安置はまださせてやれそうにない」スッ

    春香「よーっし……765プロ~~~!」

    「ファイトー!!!!」

    美希「……」

    美希(ミキのせい……だ……)

    64 = 35 :

    なんだ眼鏡ないってことは本体は無事か

    65 = 1 :

    P「……よし、じゃあ犯人捜索組は行動開始だな。何かあったらすぐに携帯取り出しポパピプペで知らせること」

    P「俺と社長、小鳥さん、やよい、千早、あずささん、貴音は事務所で待機。連絡が来たら出来るだけ早くそっちに向かうからな」

    P「それと……」

    P「けしかけるようなこと言っておいてなんだが……無理はするなよ?」

    「はいっ!」

    P「それじゃ、解散!!」

    やよい「皆さん、頑張ってくださいっ! パワーアップの、はい、ターッチ!!」スッ

    春香「うん! ありがとやよい」パンッ

    伊織「やってやるわよ……!」パンッ

    亜美「亜美たちにお任せあれ!」パンッ

    真美「うう、これ後で筋肉痛キツいんだよね~」パンッ

    P(とかいいながらハイタッチするんだもんな、真美も。それだけみんな本気ってことか)

    P(一方無力な俺は安定のスルーで筋肉痛回避)

    亜美「ありゃ、ひびきんとかは?」

    真美「もう行っちゃったっぽいね。早く行こっか!」

    66 = 17 :

    まだ力わかってないあずささん

    67 = 1 :

    ~池の前~

    美希「来ちゃった……先生」

    カモ「アー」

    美希「ごめんね……ミキ、先生みたいにずーっと楽~に生きていたかったけど……もう無理なの」

    カモ「?」

    美希「ミキが楽な道を選んだから……あそこで簡単に帰っちゃったから、こんなことになっちゃった」

    美希「美希が死なせたの。美希のせいで……だから」

    美希「ミキは……もう……」

    美希「……っ」ポロッ

    美希「うっ……えぐっ……律……」ポロポロ

    美希「!」

    美希「ん……」フキフキ

    伊織「ここにいたのね」

    春香「探したよ、美希」

    美希「……あはっ、春香とデコちゃん。どお?なんか進展あった?」

    68 = 1 :

    ~事務所前~

    雪歩「……」

    雪歩「うーん……」

    雪歩「事務所入り口に不自然な足跡が残ってたらそれを追おうって思ってたんだけど」

    雪歩「大地は、答えてくれないよぉ……」

    貴音「どうですか、萩原雪歩」

    雪歩「ひっ! ……あ、四条さん」

    貴音「なるほど……『大地使い』である貴女ならば見た目には分からない微量な足跡も判別出来る。そう考えたのですね?」

    雪歩「はい、私に出来ることって、これしか思い浮かばなくって……でも、私たち以外の足跡が全然見つからないんですぅ」

    貴音「……では、気晴らしにらぁめんでも食べに行きませんか?」

    雪歩「えっ?」

    貴音「思い詰めるほど物事はうまくいかないものです。乱れた心をらぁめんで満たせば、見えてくるものもきっとあるはず」

    雪歩(なに言ってるか分からないけど、四条さんの言うことだし……)

    雪歩「じゃ、じゃあ、行きましょうか……?」

    貴音「ええ、是非に」ニッ

    69 = 1 :

    ~路地裏~

    「くんくん……くんくん……」

    「全然わかんない……」

    「解除、っと。んー……犬以外に嗅覚がすごい動物って……そうだ!」

    ブタ「これなら……フゴフゴ……フゴフゴ……」

    ブタ「うがーっ! やっぱり全然わかんないぞー!!」

    真美「お困りのようだね、ひびきん」

    亜美「亜美たちが来たからにはもうだいじょぶだよ!」

    「あ、亜美真美……ごめん、自分、犯人に律子の匂い付いてるかと思って一生懸命探してたんだけど……見つかんなくって」

    亜美「ま、そーだよね。亜美知ってるよ、こーゆーの『灯台も得らしいよ』っていうんだよねぇ」

    真美「そーそー、灯台って頑張って周り照らしてるからけっこーお金貰ってるっぽいよね」

    亜美「うんうん、ずーっと働きっぱなしだもんね~」

    「……? つまりは、どういうこと……?」

    亜美「ん、あれ、どういうことだろ? まいっか、さっさと犯人をぶちのめしますか!」

    「ん、そうだな。まず見つけなきゃだけど、三人で頑張ればなんくるないさー!」

    70 = 17 :

    自分達以外の足跡が見つからない→

    71 = 1 :

    ~事務所~

    やよい「あずささんと貴音さん、どこに行ったんでしょう。待機組なのに……」

    千早「……ええ、そうね」

    やよい「うう~、やっぱり心配です! 探しに行きますかっ!?」

    P「いや、やめておけ。お前らがいなくなったら誰が俺や小鳥さんを守るんだ」

    社長「そして私も、な。盾と回復……君たちさえいれば犯人が現場であるここに戻ってきてもなんとかなるのだよ」

    千早「上から言うセリフですか、それ」ハァ

    やよい「でもでも~……」

    千早「……」

    千早「……高槻さん、ちょっと来てくれるかしら?」

    やよい「え?」

    P「おい、どこに?」

    千早「大丈夫です。すぐに戻りますから」

    千早「行きましょう高槻さん……屋上にでも」

    やよい「は、はい……わかりました」

    72 = 1 :

    ~街中~

    「勢いで飛び出してきちゃったけど、どうやって探そっかな」

    「響は匂い、雪歩は足跡から犯人を探そうとしてるけど……ボクのチカラって多分そういうのに向いてないんだよなぁ」

    「……ま、いっか」

    「考えるより動く。捜査は頭じゃなく足でするものって、なんかのドラマで見たし」

    「それに足の速さなら、きっとボクが……」ビリビリ

    ビュンッ

    「誰よりも速いだろうし、ね……!」タタタッ

    「……ん?」ピタッ

    好きーだよー! 心込めピッ

    「もしもしあずささん?」

    あずさ『もしもし~? あの、こんな時に悪いのだけれど……』

    あずさ『その……飲み物を買おうと事務所を出たら道に迷っちゃったみたいで……』

    「分っかりました! すぐに行きますね!」ピッ

    「あずささんから僅かに出てる電波、ボクなら探せる……こっちか!」ダッ

    73 = 1 :

    ~事務所~

    P「三人だけになっちゃいましたね」

    社長「ああ……そうだな」

    P「ねぇ、小鳥さん……妄想、できませんかね?」

    小鳥「……」

    P「ずっと黙ってないでなんとか言ってくださいよ……俺も、辛いんです。もう好きとか嫌いとかの次元の話じゃないんですよ」

    P「あなたが律子の復活を妄想すれば、律子も生き返るかもしれないんじゃないですか? だから……」

    社長「やめたまえプロデューサー君。そもそも人を生き返らせるのは音無くんにも……あっティンときそう」

     ―――――『死んだら、楽になれるんじゃないかしら~』『とどめだよ、ひびきん』『アンタを……撃ち殺すわ』『高槻さん、あなたはもう……』『月に代わって、埋めて差し上げます』―――――

    社長「!!!」

    P「社長、どうしたんですか?」

    社長「あ、ああ……うう……見えてしまった…………な……なんということだ……」

    P「……社長?」

    社長「ああ……あぁぁ……」

    社長(戦いが、始まる……或いは、既に――――――)

    74 = 17 :

    ハードボイルド

    75 :

    全て小鳥さんの妄想

    78 = 77 :

    猿よけ

    81 = 17 :

    かっか

    82 = 1 :

    ~謎の森~

    「よっ、と。来たよ、あずささん」

    あずさ「悪いわね~、こんなよく分からない人気の少ないところまで」

    「っへへ、お安い御用だよ。さ、事務所までおぶってこうか?」

    あずさ「……いいえ、その必要はないわ」

    「ん? 普通に走るより、電流を全身に駆け巡らせて神経がなんかすごいことになったボクがおぶって走った方が速いんじゃ?」

    あずさ「いいえ、そもそも事務所に戻る必要もないの。それより……」

    あずさ「じゃんけん、ぽいっ」サッ

    「!」

    (なんだいきなり……でもこの指の動き……見える! あずささんはチョキだ! なら……)

    「こうだ!」パッ

    ボキボキィ!!

    「!?」

    あずさ「まずは……右手」

    「ぐっ……あずささん……?」

    85 = 1 :

    あずさ「あらあら、引きつった顔して苦しそうね~真ちゃん」

    あずさ「死んだら、楽になれるんじゃないかしら~?」

    (……)

    (落ち着け、ボク。なんでだ? なんで……なんでこうなった?)

    (あずささんは『方向使い』。目に見える全てのものの「方向」を自在に操ることができる)

    (唐突なジャンケン。考える暇を与えずにボクにグーを出させるように仕向け、拳が勢いよく握り込まれる瞬間、指を曲げるその方向を逆にして……)

    (思いっ切り反対側に曲がった僕の右手の指は……全部、折れた)

    (それは分かってる。なんでボクの指がこうなったのかは分かるんだ。ただ、一番分からないのは……)

    「なんであずささんが、こんなことをするのか……どうしてもボクには分からないや」

    あずさ「ふふっ、それくらい分かるでしょう。控え目な自分の胸に聞いてみれば……ね?」

    あずさ「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

    (様子がおかしい。お酒でも飲んだのか? いや、そうは見えない。じゃあなんであずささんは……)

    「んー…………」

    「やめた、考えるの」

    あずさ「?」

    86 = 17 :

    あずさ二号

    87 = 1 :

    「あずささんがなんでこんなことするのか……そんなの、頭の悪いボクがいくら考えたって分からない」

    「だからボクはボクの分かる範囲で、ボクのすべきことをすることにしたよ」

    あずさ「あら~、それなら、死ぬといいわ」

    「……あずささん、今のあなたの目は、ボクの知っている、ボクの尊敬する三浦あずさの目じゃない」

    「それだけは、分かるんだ。それだけは…………だから」

    あずさ「だから……何をする気? 私と、戦うとか?」

    「戦う? 悪いけどそれはできません」

    あずさ「そう、それは残念ね~。でもあなたにその気がなくても、私は初めからあなたを殺すために事務所を出……」トンッ

    「失礼。終わりです」

    あずさ「……え?」クラッ

    ドサッ

    「ふう……あずささんのチカラは確かにすごいけど……見えないほど、捉えられないほど早く動けば何の問題もないんだよね」バチバチ

    「『雷化』は身体への負担が大きすぎるのが難点だけど、これで背後に周り込めば後は左手の手刀で気絶させるだけ。簡単な作業だ」

    「勝負にならなくて悪かったけど、どちらかが死ぬような勝負ならボクはそんなの真っ平御免だ。じゃ、しばらくここで寝ててもらいますよ」

    「いってて……無理しすぎたかなぁ。明日筋肉痛だよ、これ」

    90 = 17 :

    91 = 1 :

    「にしても、んー……嫌な予感がするなぁ」

    「あずささんがおかしくなった原因は、結局分からずじまい。もし他の皆もこんなことになってたら……つぅッ!」ズキッ

    「いつつ……暫くは動けそうにないや。携帯も雷化の時におかしくなっちゃったし」

    (みんな……無事でいてくれよ……!)


    ~路地裏~

    「……あれ?」

    亜美「おやおや~? どうかしたのかね、ひ~びきん」

    「前が見えない……!」

    「もーこんな時に、いたずらか? 亜美!」


    ~事務所屋上~

    やよい「どうしたんですか? 急に呼び出して……」

    千早「高槻さん……高槻さん……」ブツブツ

    やよい「な、なんだか、ちょっぴり怖いかなーって」

    千早「ん……大丈夫、ちょっと聞きたいことがあるだけだから、ね?」

    94 = 1 :

    ~池の前~

    美希「あれ? デコちゃんのおでこ、なんかいつもよりキラキラしてない?」

    伊織「そう? 気のせいじゃないかしら」

    春香「そうそう、別に光エネルギーを溜めてるとかそんなんじゃないから大丈夫だよ」

    美希「ふぅん……」


    ~???~

    雪歩「あの……何処に行くんですか? ラーメン屋どころか、人一人いないんですけど……」

    貴音「そうですね……では、この辺りで」

    雪歩「……はい?」

    雪歩「!?」ズシッ


    ~事務所~

    社長「行くぞ、プロデューサー君。アイドルたちを救うのだ」ザッ

    P「いや俺たちには無理でしょう。怖いのでここにいましょう社長」

    社長「ええー……」

    96 = 17 :

    このP役立たずです

    98 = 1 :

    ~路地裏~

    亜美「んっふっふ~、隙を突いてひびきんの視界を奪ったった!」スッ

    真美「いぇいっ! 勝ったッ!」パンッ

    「亜美~、ふざけてないで早く元に戻してくれ~」

    亜美「……は?」

    真美「キョーアク犯がなんか言ってるねぇ、亜美」

    亜美「サイアクでゴクアクでレツアクな犯人が、なんか言ってんね、真美」

    「は、犯人? なんのこと?」

    真美「ええい! とぼけやがって……りっちゃんを殺した犯人は、お前だっ! 我那覇ひびきん!」

    「ええ~っ!? 違うぞ!?」

    真美「違うの?」

    亜美「違わないと思うけど……」

    真美「ま、どーでもいっか。覚悟しろキョーアク犯!」

    「どーでも良くないぞ! 早く目を元に……!」

    「あれ? あーー!! あああああ!! いーいー!!! うー!」

    100 = 1 :

    亜美「お、真美、やったっぽいね」

    真美「ふっ、音の支配こそ真美の最強たるゆえんである。これでひびきんは……」

    真美「何も見えないし、何も聞こえないのだ!」

    「うがー! 自分喋れてるー!? 亜美真美ーー!! そこにいるのー!?」

    亜美「うっさいなぁ……ほら、いるよん♪」キック

    「ぐふっ」

    亜美「んっふっふ~、作戦通りィー!」

    真美「やっぱし真美たち無敵だねっ!」

    亜美「『色使い』の亜美が敵の目の前を真っ黒にして」

    真美「『音使い』の真美が敵のとこの音を消しちゃえば」

    亜美真美「「敵はナスすべなし!!」」

    「うう……自分、何にもしてないのに……」

    亜美「ではでは真美くん、やってしまおうではないか」

    真美「犯人は処刑されなきゃだもんね。んじゃ真美の超メチャイケな攻撃を……」スッ

    真美「くらえいっ!」ヴィィィィィン


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