元スレ佐天「不幸だなんて言わせない」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
302 = 293 :
しえん
304 = 222 :
長生きなスレだな
313 :
保守してやるよ
314 = 235 :
~放課後、PM4時~
佐天「さーて!学校も終わったし帰ろ帰ろー!」
初春「佐天さん、盗聴器の事はいいんですか‥‥?」
佐天「んー、でも今からアンチスキルに通報しちゃうとデートに間に合わなくなっちゃうからねぇ」
初春(で、デートどころじゃないような気もしますけど‥‥)
初春「ほんとに大丈夫なんでしょうか‥‥」
佐天「帰ったらすぐにアンチスキルに駆け込むから!そいつもわざわざデート中に襲って来たりはしないでしょ?」
初春「うーん、じゃあ佐天さんほんと~に気を付けてくださいね!私はジャッジメントのお仕事あるので一緒にいられませんけど‥‥」
佐天「いつも使ってる裏道なんかは使わないから!人通りの多い所しか通らないようにする」
初春「くれぐれも頼みますよ?じゃあ今日のデート楽しんでくださいね!」
佐天「うん!それじゃあ初春また明日ね~!バイバーイ」フリフリ
初春「はい!」フリフリ
315 = 239 :
よしよし
316 = 235 :
~PM5時30分、セブンスミスト前~
佐天「約束の30分前に着いちゃった!流石にちょっと早過ぎたかな~」キョロキョロ
佐天(上条さんはまだ来てないか‥‥)
佐天(なんかこんなに早く着いてソワソワしてるとデート慣れしてないっぽくてかっこ悪いなぁ~////)カァー
佐天(でも、中学生があんまりデート慣れし過ぎててもドン引きされちゃうか)
佐天(‥‥上条さんってデートしたことあるのかな?)
上条「佐天さん!」タッタッタ
佐天「あ、上条さん!」
上条「ごめん、待たせちゃったかな?」
317 = 265 :
うむ
318 = 235 :
佐天「私もさっき来たとこですよ!」
上条「良かった!でも男が言わなきゃいけないセリフを取られちゃったなぁ」
佐天「へ~そういうの気にする人なんですね?」
上条「そりゃあ上条さんだって1人の紳士、女の子を待たせるワケにはいかないですよ!」
佐天「か、上条さん‥‥!」ドキッ
上条「ふふん、何でせうか佐天さん!」
佐天「あんまり紳士ってキャラでもないですよね」
上条「ひどい!」グサッ!
321 = 235 :
佐天「でも結構グッと来ましたよ!そういうセリフは御坂さんに言ってあげて下さいね?」
上条「ん?何でそこでビリビリ?」
佐天(え!?この人御坂さんの気持ちに気付いてないの?天然ジゴロか何かなのかなこの人‥‥ていうかビリビリって‥)
佐天「あ、あはははー!何でもありませんよ!」
上条「? さいですか。じゃあどこに行く?佐天さんの行きたい所なんかあればそこに行くけど」
佐天「上条さんのデートプランに乗っかります!もちろん考えて来てますよね‥‥?」チラリ
上条「も、もちろんですよ!大船に乗ったつもりで安心して欲しい!」
佐天「ホントですかぁ~?」ニヤニヤ
佐天(なーんかイマイチ信用出来ない感があるような‥‥)ジトー
上条(タウン誌と睨めっこして考えたとか言えない‥‥)トホホ
322 :
佐天さんは俺の嫁
323 = 235 :
~とある水族館~
佐天「うわぁ~!おっきい~!」
上条「ジンベエザメか。テレビ以外で見るのは初めてだなぁ」
佐天「口も大きいですねー!上条さんくらいなら余裕で飲み込めそうですよね‥‥」チラリ
上条「なんで飲み込むものが俺基準なんでせうか‥‥。大体俺が飲めるなら佐天さんだって──」
佐天「いやぁ~、飲み込まれるのは私嫌かなぁ~って♩」
上条「何で佐天さんの中で俺は飲み込まれるの歓迎キャラになってんの!?俺だって嫌だよ!」
佐天「やだなぁ~!冗談ですよ☆」
上条「り、理不尽だ‥‥」ガックリ
※参考画像
324 :
後ろのおっさん誰だよ
325 = 235 :
佐天「でも、こんなところに水族館があるなんて知りませんでした!よく知ってましたね上条さん」
上条「規模の割に知名度ないからなーここ。少し古いし中心街から外れてるってのもあるんだろうけど(byタウン誌)」
佐天「ふーん‥‥元カノとの想い出場所とかですか?」ジロッ
上条「ち、違うって!大体モテない上条さんに今まで彼女なんて存在はいないから!」アセアセ
佐天(モテない‥‥ねぇ‥)
佐天「あっペンギンいますよ!行きましょう!」ガシッ
上条「ちょ、手ェ引っ張らないで佐天さん!」
御坂(随分とお楽しみみたいね‥‥)
326 = 235 :
~1時間後~
佐天「いやぁ~、生のイルカショーっていいもんですねぇ~♩」ホクホク
上条「ホント!雑誌で見るのとは大違いですなぁ~」
佐天「雑誌?テレビとかじゃなくてですか?」
上条「な、何でもございませんことよ!」
佐天「なぜ急にカマっぽく‥‥。ま、あんまりそこらへん追及するのは可哀想なのでやめておきますけど~」ジトー
飼育員「ではフィナーレにイルカのみんながウォータースプラッシュを見せてくれるそうです!ではどうぞ!」
佐天「あれ?みんなカッパとかビニール取り出し始めてません?」
上条「そういえばイルカショーって普通ビニール配布したりするんじゃ──」
バッシャーン!!
328 :
やっぱり佐天さんが一番!
329 = 235 :
佐天「つ、冷たぁーい!」ビショビショ
上条「なぜ受付のお姉さんはビニールを渡してくれなかったんだ‥‥不幸だ‥」ビショビショ
佐天「制服もビショビショになって‥‥とりあえず上着脱いで乾かさないと」ヌギヌギ
上条(!? れ、レモン色!)ジーッ
佐天「あっ!制服透けてっ‥‥ちょっと上条さん!?」
上条「あ、あのですね!これは男なら仕方ないというか生理現象というか~」
佐天「‥‥‥上条さんのエッチ////」ウルウル
上条(透けた胸元を赤面しながら隠す佐天さんがやたら扇情的に映るのは気のせいでしょうか?)
330 = 235 :
~イルカショー終了後~
佐天「あーあ!上条さんのおかげで酷い目にあったなー!」
上条「ご、ゴメンナサイ」ペコリ
佐天「‥‥嘘ですよ!係員さんがビニールを配布し忘れただけなんだし!上条さんは悪くありません」
上条「さ、佐天さん‥‥!」キラキラ
佐天「胸元をガン見したことを除けばですけど~」ギロッ
上条「面目次第もございません‥‥」
佐天「でも水族館からお詫びとしてこのチンアナゴキーホルダー(非売品)貰えましたから!良しとしましょう」
上条「あぁ、そういえば佐天さんがやたら気に入ってた──」
佐天「だって『チンアナゴ』ですよ!?こんな変な名前のくせして可愛いんですもん♩」スリスリ
上条(チンアナゴに頬ずりする佐天さん‥‥なんか卑猥‥‥////)
331 :
俺のチンアナゴもお願いします
333 :
>>331
そのプランクトンしまえよ
334 = 235 :
※チンアナゴ参考画像
佐天「色々あってお腹ペコペコですぅ~」グッタリ
上条「俺もだ‥‥。佐天さんは何にする?」
佐天「んー‥‥せっかくの水族館だし海鮮丼で!」
上条「水族館に来て海鮮丼ってのもある意味オツなのかな‥‥。了解、俺が取ってくるから待ってていいよ」
佐天「え?でも‥‥」
上条「これぐらい男の俺にやらせてくださいって!何より上条さんは紳士ですし」
佐天「ふふっ♩じゃあお言葉に甘えますね」
上条「いーえの」スタスタ
佐天「‥‥‥」
佐天(なーんか‥‥普通に良い感じにデート出来てない?)
佐天(私と上条さんって案外相性良いのかもしれないな‥‥って何考えてんだ私!)フルフル
335 = 328 :
>>334
あらかわいい
336 = 331 :
御坂「」
337 = 235 :
佐天(そ、そもそもこのデートは本来御坂さんが上条さんとするはずだったもの!)
佐天(代わりの私がそんな事考えてどうすんのさ!)
佐天(でも、段々わかんなくなってきちゃったなぁ。)
佐天(私、誰に言い訳してるんだろ‥‥?)
佐天(御坂さんに申し訳ないから‥‥?それとも嘘とは言え上条さんに告白しちゃったからそのお詫び‥‥?)
佐天(‥‥‥‥)
佐天(私の中で、あながち嘘じゃないってことになりつつあるのかも───)
御坂「こんばんは、『 偶 然 ね 』佐天さん」
338 = 226 :
ぎゃああああああああ
339 = 239 :
こんばんは、って夜なのか
340 = 226 :
341 = 235 :
佐天「え‥‥?み、御坂さん‥‥?」ビクッ
御坂「どうしたの?幽霊でも見たみたいな顔して」
御坂「どうしたの?顔色悪いよ。熱でもあるのかしら‥‥」スッ
佐天「ぃ、いや!あの大丈夫ですから‥!」ササッ
御坂「そう‥‥。なら良いんだけど。」
佐天(偶然御坂さんがここに!?普通ありえないでしょ!)
佐天(今朝の盗聴器って‥まさか御坂さんが仕掛けたんじゃ‥‥‥)ビクビク
佐天「‥御坂さんはどうしてここに?」
御坂「変なこと聞くのね佐天さん、水族館は魚を見るために来るところでしょう?」
佐天「だ、誰と来られたんですか‥‥?」
御坂「黒子にしつこく一緒に来てくれって誘われちゃったのよ。全く、強引なんだから」ヤレヤレ
342 = 331 :
ひいいいいいいいい
343 = 235 :
>>341訂正
御坂「どうしたの?顔色悪いよ。熱でもあるのかしら‥‥」スッ
↓
御坂「それに顔色悪いよ。熱でもあるのかしら‥‥」スッ
344 = 235 :
佐天「白井さん‥‥?姿が見えないようですけど‥」
御坂「今ちょっとお手洗いに行ってるの。じきに戻ってくると思うけど‥‥」
佐天(絶対嘘だ!‥‥そんな都合良くこんな所へ来るはずがないし)
御坂「‥‥‥そのカバン」ジーッ
佐天「?」
御坂「佐天さんの向かい席に置いてある鞄、男物みたいだけど──」
御坂「 誰 の カ バ ン ?」
佐天(御坂さんはデートの日取りを知ってる‥‥!誰のカバンなんて予想は簡単につくはずなのに!)
345 :
佐天「うるせえな、これだよこれ」(小指立てる)
346 :
佐天「うるせえな、これだよこれ」(お茶をたてる)
347 = 226 :
怖い怖い
348 :
まだあったのか支援
350 = 235 :
佐天「‥‥上条さんのカバンですよ」
御坂「あー、そういえば病室であいつとデートの約束してたもんねぇ。今思い出したよ~」シレッ
佐天(これも見え見えのダウト。御坂さん、もう敵意を隠す気もないんだ‥‥)
佐天(‥‥それなら)
佐天(そっちがその気なら‥‥私だって!)キッ
佐天「‥えぇ。上条さんと水族館デートの真っ最中なんですよ!」
佐天「私と上条さん、結構相性も悪くないみたいで今すっごく楽しめてますよ♩」
御坂「‥‥ふーん。それは良かったわ」ヒクッ
みんなの評価 : ☆
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